JP2011073541A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドライバーが感知した車両の横流れを、ドライバーの意図に合った横流れ補正を行うことで、運転操舵の疲労感を軽減し、安全に走行できる電動パワーステアリング装置を提供する。
【解決手段】ハンドルに作用する操舵力を検出するトルクセンサと、トルクセンサから出力されるトルク検出値に基づいてモータを駆動し、車両の操舵系に操舵補助力を付与するようにした電動パワーステアリング装置において、トルクセンサから出力されるトルク検出値をドライバー自身が補正することができるスイッチを備えた電動パワーステアリング装置とし、車両の走行状態に合わせて、運転席に設置されたスイッチにより、トルクセンサからの操舵トルク検出値を補正する。
【選択図】図3

Description

本発明は、走行状態において、車両の横流れを補正する電動パワーステアリング装置に関するものである。
従来より、路面勾配やタイヤ性能の左右差等によって車両が右や左に流される場合、ドライバーは車両が流されないように保舵を行っている。ドライバーは車両が流されないように保舵のための操舵力を維持したままステアリング操作をしていることになる。従って、ステアリング操作をし続けることによって、ドライバーの疲労は溜まってしまうという課題があった。
この部分の改善の先行技術としては、図6に示す特許文献1(特開2007−69757号公報)に開示される技術があり、これは、電動パワーステアリング装置において、電動モータの作動により生ずるモータ回転角の目標値と実値との偏差に基づいて、電動モータの作動を制御することにより、操舵トルクや操舵角等を検出することによってドライバーが保舵状態であるか否かを判定し、保舵状態と判定された場合にドライバーの保舵力を軽減するために、操舵アシスト量を自動的に調整するというものである。
特開2007−69757号公報
しかしながら、この先行技術には、車両のヨーレートを検出するヨーレートセンサや、ステアリングホイールの操舵角を検出する操舵角センサが必要である為、電動パワーステアリングとしてコストが高くなり、制御も複雑になるという問題が有った。
本発明は、上記問題を解決するために、車両のヨーレートを検出するヨーレートセンサや、ステアリングホイールの操舵角を検出する操舵角センサを用いずに、ドライバーが操作可能な部位に設けた安価な調整スイッチを用い、調整されたスイッチ操作情報に基づいて、操舵トルク検出値に補正を与えることを特徴とする。
本発明によれば、実際の車両走行状態をドライバー自身が検知し、ドライバーの意思に沿った横流れ補正を行うことが可能になり、安価な電動パワーステアリング装置が提供できるという効果が有る。
本発明に係る電動パワーステアリング装置の概要図である。 本発明に係る電動パワーステアリング装置の操作系統の一例を示す図である。 本発明に係る電動パワーステアリング装置の制御装置の機能構成例を示すブロック図である。 本願発明の一例を示すフローチャートである。 本願発明の操舵入力トルク値と操舵トルク検出値Tの詳細図である。 従来の電動パワーステアリング装置の構成を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に一実施形態を示す概略構成図であって、図中、SMはステアリング機構である。このステアリング機構SMは、ステアリングホイール1にドライバーから作用される操舵力が伝達される入力軸2aとこの入力軸2aに図示しないトーションバーを介して連結された出力軸2bとを有するステアリングシャフト2を備えている。このステアリングシャフト2は、ステアリングコラム3に回転自在に内装され、入力軸2aの一端がステアリングホイール1に連結され、他端は図示しないトーションバーに連結されている。
そして、出力軸2bに伝達された操舵力は、2つのヨーク4a,4bとこれらを連結する十字連結部4cとで構成されるユニバーサルジョイント4を介して中間シャフト5に伝達され、さらに、2つのヨーク6a,6bとこれらを連結する十字連結部6cとで構成されるユニバーサルジョイント6を介してピニオンシャフト7に伝達される。このピニオンシャフト7に伝達された操舵力はステアリングギヤ機構8で車両幅方向の直進運動に変換されて左右のタイロッド9に伝達され、これらタイロッド9によって転舵輪WL,WRを転舵させる。
ステアリングシャフト2の出力軸2bには、操舵補助力を出力軸2bに伝達する操舵補助機構10が連結されている。この操舵補助機構10は、出力軸2bに連結した減速機構11と、この減速機構11に連結された操舵補助力を発生する電動機としての例えばブラシレスモータで構成される電動モータ12とを備えている。
また、減速機構11のステアリングホイール1側に連結されたハウジング13内に操舵トルク検出手段としての操舵トルクセンサ14が配設されている。この操舵トルクセンサ14は、ステアリングホイール1に付与されて入力軸2aに伝達された操舵トルクを検出するもので、例えば、操舵トルクを入力軸2a及び出力軸2b間に介挿した図示しないトーションバーの捩れ角変位に変換し、この捩れ角変位を非接触の磁気センサで検出するように構成されている。
そして、操舵トルクセンサ14から出力される操舵トルク検出値Tは、図2に示すように、コントローラ15に入力される。このコントローラ15には、操舵トルクセンサ14からの操舵トルク検出値Tの他に図示しない車速センサで検出した車速Vs、電動モータ12に流れるモータ電流Iu、Iv、Iw及びエンコーダ等で構成される回転角センサ18で検出したステアリングシャフト2の回転角θも入力される。
コントローラ15は、バッテリー16を電源としIGNスイッチ17を介して電源を入力するので、IGNスイッチ17のON/OFFで電動パワーステアリングシステム全体は起動/停止している。バッテリー16の電源をコントローラ15に直接入力し、図示しないリレーをIGNスイッチ17で駆動し電源を入力しても良い。
さらに、コントローラ15には、運転中に手の届く範囲に設けられた操作スイッチ19が設けられており、直進走行中に継続して発生する不要な操舵力をテアリングホイール1の操舵状態、すなわち操舵トルクセンサ14の出力値を補正するように、操作スイッチ19を調整することで、直進状態における不要な操舵力を調整することができる。
操作スイッチ19は可変抵抗器、ボリュームスイッチ、ボタンスイッチ、タッチセンサー等が用いられる。
例えば、車両が直進状態にも関わらず、常に右に操舵している状態が続いている場合は、車両が左方向へ横流れしているので、操作スイッチ19を右に操作することで車両の直進状態に合わせて操舵力を軽減させることが可能になる。
逆に、車両が直進状態にも関わらず、常に左に操舵している状態が続いている場合は、車両が右方向へ横流れしているので、操作スイッチを左に操作することで車両の直進状態に合わせて操舵力を軽減させることが可能になる。
図3は、本願発明のコントローラ15の制御ブロック図で、コントローラ15では操舵トルクセンサ14から入力される操舵トルク検出値Tを後述するトルクオフセット演算部30を介して出力されるトルク値T1と車速検出値Vsに応じた操舵補助力を電動モータ12で発生させる電流指令値を操舵補助指令値演算部31で演算し、位相補償部32、微分補償部33、収斂性制御部34、慣性補償部35の補償値を演算し、操舵補助トルク指令値Irefを算出する。更に操舵補助トルク指令値Irefは、PI制御36、PWM制御37がなされ、電流制御値Eが演算される。電流制御値Eはインバータ38に入力され、インバータ38は電流制御値Eに基づいて電動モータ12を駆動制御する。
回転角検出部39で検出したモータ回転角θは角速度演算部40でモータ角速度ωを演算し、更に角加速度演算部41でモータ角加速度αを演算し、車速Vsと共に収斂性制御部34、慣性補償部35により操舵補助トルク指令値Irefを補償し電動パワーステアリングの操舵性を向上させている。
トルクオフセット演算部30は、ドライバーが車両の横流れを感知し、横流れを補正するために操作スイッチ19を操作した時のトルク補正信号Tosを、操舵トルクTに対して加算して補正されたトルク値T1を出力する。
トルク補正値信号Tosは、路面カントによる傾きや、車両足回りのミスアライメントによる車両偏向から生じる、操舵トルクを打ち消すような値を出力することとなる。
ここで、トルクオフセット演算部30に関するフローチャートの一例を図4に示す。
先ずステップS1で操舵トルク検出値Tを読み込み、ステップS2で操作スイッチ19を操作した時のトルク補正信号Tosを読み込む。次にステップS3ではトルク補正信号Tosから中立基準値Cを引いた絶対値が規定値以下であるかを判定し、規定値以下であればステップS4に移行する。
ステップS4はトルク補正信号Tosから中立基準値Cを引いた値を操舵トルク検出値Tに加算してループを繰り返す。
ステップ3でトルク補正信号Tosが規定値以上の場合は、異常に高い補正値を示すことになるので、操作スイッチ19による補正を実行せずに操舵トルク検出値Tを出力してループを繰り返す。
図5はトルクセンサ14の操舵トルク入力値と操舵トルク検出値T(出力値)の関係を図示したものである。トルク特性線図Aは、通常時のトルク特性を示しているものであり、ハンドルが右に操作され、操舵入力トルク値(X軸)が右操舵位置にあるときは、操舵入力トルク値の大きさに比例した右出力(Y軸)として操舵トルク検出値Tを出力する。本実施例の場合、操舵トルク検出値Tの右出力は中立基準値Cよりも大きな値となる。
逆に、ハンドルが左に操作され、操舵入力トルク値(X軸)が左操舵位置にあるときは、操舵入力トルク値の大きさに比例した左出力(Y軸)として操舵トルク検出値Tを出力する。
実施例の場合、操舵トルク検出値Tの左出力は、中立基準値Cよりも小さな値となる。
更に、ハンドル操作が行われず、操舵入力トルク値(X軸)の入力が無いときは、操舵トルク検出値Tは中立基準値Cとなり、操舵入力トルク値と操舵トルク検出値Tは、右操舵から左操舵にかけて略直線を成す比例関係にある。
トルク特性線図Bは、車両が左方向への横流れが生じた場合、車両を直進させるためのトルク特性を示しているものである。ハンドル操作が行われず、操舵入力トルク値(X軸)の入力が無いにも関わらず、操舵トルク検出値Tは右出力を行い、右方向への操舵が行われたと判断し、右方向へのアシストトルクを発生させる。
この場合に、ドライバーは右にハンドルを操舵して、車両が左方向へ進行するのを防止しようとする。例えば、高速道路を走行する場合のように、長時間に渡って直進した場合は、ドライバーは常に右へ操舵する必要があり、長時間操舵力を維持したままステアリング操作をしていることになるので、ドライバーの疲労は溜まってしまう可能性がある。
この状態において、ドライバーが横流れを補正するために操作スイッチ19を操作することにより、トルク補正信号Tosが出力され、図5のX軸をトルク補正信号Tos分だけ移動さて、トルク特性線図BのY軸交点に一致するように補正することで、操舵入力トルク値と操舵トルク検出値Tを、通常状態と同様な操舵トルク特性に補正することができる。
以上説明したように、本発明を用いることにより、車両の横流れをドライバーが意図する補正量に調整して横流れを防止することが可能になり、安定した走行を提供できると共に、ドライバーの疲労を軽減することができる。又、ヨーレートセンサや操舵角センサを必要としないので、より安価な電動パワーステアリング装置を提供できる。
本発明は、安定した走行を提供できると共に、ドライバーの疲労を軽減することができる電動パワーステアリング装置であり、自動車等の各種車両に適用することができる。
1 ステアリングホイール
2 ステアリングシャフト
3 ステアリングコラム
4 ユニバーサルジョイント
5 中間シャフト
6 ユニバーサルジョイント
7 ピニオンシャフト
8 ステアリングギヤ機構
9 タイロッド
10 操舵補助機構
11 減速機構
12 電動モータ
13 ハウジング
14 操舵トルクセンサ
15 コントローラ
16 バッテリー
17 IGNスイッチ
18 回転角センサ
19 操作スイッチ
30 トルクオフセット演算部
31 操舵補助指令値演算部
32 位相補償部
33 微分補償部
34 収斂性制御部
35 慣性補償部
36 PI制御部
37 PWM制御部
38 インバータ
39 回転角検出部
40 角速度演算部
41 角加速度演算部
42 モータ電流検出部

Claims (2)

  1. ハンドルに作用する操舵力を検出するトルクセンサと、トルクセンサから出力されるトルク検出値に基づいてモータを駆動し、車両の操舵系に操舵補助力を付与するようにした電動パワーステアリング装置において、トルクセンサから出力されるトルク検出値をドライバー自身が補正することができるスイッチを備えた電動パワーステアリング装置。
  2. 前記トルク検出値の補正は、操作スイッチにより設定されたトルク補正信号を加算することを特徴とする電動パワーステアリング装置
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