JP2011072637A - 耳内挿入型体温計 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、耳内温及び外気温を容易に長時間測定する。
【解決手段】本発明は、外耳道4に挿入される外耳道挿入部34の先端に固定された耳内温測温部37で外耳道4の温度を測定し、耳介2から遠方方向へ延びる外延部35の先端に固定された外気温測温部38で外気温を測定し、外耳道挿入部34及び外延部35を嵌合部30としての土台部31及び保持部32により支持するようにしたことにより、耳内温及び外気温を容易に長時間測定することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、耳内挿入型体温計に関し、長時間連続して装用させる場合に適用して好適なものである。
従来、体温を長時間連続して測定する体温計には、食道温、鼻腔温などを測定したり、鼓膜を接触式で測定するものなどがあり、これらの体温計では被検者への侵襲が大きい。
また、体温を長時間連続して測定する体温計の中には、比較的侵襲の低い直腸温を測定するものもあるが、被検者に不快感を与えたり、衛生管理が煩雑である。従ってこのような体温計では、日常の生活を送る被検者の体温を測定するのには不向きであった。
ところで鼓膜は、内頚動脈の温度を反映していることから、人の中核温を測定できる部位として注目されており、耳内の鼓膜温度を検出するための赤外線電子温度計の開発が進んでいる。
赤外線電子温度計は、耳内の鼓膜やその周辺から放射される赤外線を赤外線センサにより測定するものであり、非接触により鼓膜の温度を測定することができる。
しかしながら赤外線電子温度計は、鼓膜やその周辺から放射される赤外線を測定するため、鼓膜からだけの赤外線を測定することが難しく、温度精度を向上させることができない。また赤外線電子温度計は、長時間連続して測定する場合、常に同じ部位を測定することが難しく、そのため測定の度に異なる部位の温度を測定することになる。
そこで耳内挿入型体温計のなかには、イヤホン型でなり、外耳道にプローブを挿入させ、当該プローブの先端に設けられた例えばサーモパイル(熱電対)により耳内温を長時間測定するようになされたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−111363公報
ところで外耳道では、その入口から鼓膜にかけて温度勾配を持っており、外気温が変化することにより、その温度勾配も変化する。
しかしながら上述した耳内挿入型体温計は、プローブの先端に設けられたサーモパイルにより耳内温を測定しているため、外気温の変化に応じて測定される温度が変化してしまう。
そこで外気温の影響を調べるために当該外気温を測定する装置を別個設けるようにすることも考えられるが、この場合、耳内挿入型体温計と外気温を測定する装置とを被検者に装着及び保持させなくてはならず、被検者に面倒を強いることになる。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、耳内温及び外気温を容易に長時間測定し得る耳内挿入型体温計を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、外耳道に挿入される挿入部と、挿入部に固定され、外耳道の温度を測定する外耳道測温部と、耳介から遠ざかる方向へ延びる外延部と、外延部に固定され、外気温を測定する外気温測温部と、挿入部及び外延部を支持し、耳介に嵌められる嵌合部とを設けるようにした。
これにより、嵌合部を耳介に嵌めさせるだけで外耳道の温度である耳内温及び外気温を、嵌合部に支持された挿入部及び外延部を介して外耳道測温部及び外気温測温部でそれぞれ測定することができる。
本発明によれば、嵌合部を耳介に嵌めさせるだけで耳内温及び外気温を、嵌合部に支持された挿入部及び外延部を介して外耳道測温部及び外気温測温部でそれぞれ測定することができ、かくして耳内温及び外気温を容易に長時間測定し得る耳内挿入型体温計を実現することができる。さらに、耳内温の温度変化を外気温の温度変化を考慮しながら考察させることできるため、耳内温の変化を装着者の状態変化の指標として捉わせることが容易となる。
耳の構造(1)を示す略線図である。 耳の構造(2)を示す略線図である。 耳内挿入型体温計の構成を示す略線図である。 検温本体部の構成(1)を示す略線図である。 検温本体部の構成(2)を示す略線図である。 土台部の構成を示す略線図である。 屈曲部の構成を示す略線図である。 検温本体部の装着時の様子(1)を示す略線図である。 検温本体部の装着時の様子(2)を示す略線図である。 耳内挿入型体温計の回路構成を示す略線図である。 耳内挿入型体温計による測定結果(1)を示す略線図である。 耳内挿入型体温計による測定結果(2)を示す略線図である。 耳内挿入型体温計による測定結果(3)を示す略線図である。 耳内挿入型体温計による測定結果(4)を示す略線図である。 他の実施の形態における検温本体部の構成(1)を示す略線図である。 他の実施の形態における検温本体部の構成(2)を示す略線図である。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)耳の構造
図1に示すように、人間の耳1において耳介2は、弾性体でなる耳介軟骨3が支柱となって特有の凹凸を形づくり、いろいろな方向からの音波を反射して外耳道4に導く。外耳道4は、音波の通路であり、外耳道入口4Aから鼓膜5へかけて当該外耳道入口4A側の1/3が外耳道軟骨6に覆われており、残りの2/3が側頭骨7の内部にある。
外耳道4を通って到達した音波が鼓膜5を振動し、当該振動がツチ骨8、キヌタ骨9及びアブミ骨10でなる耳小骨11を介して前庭12及び蝸牛13に伝達されることにより、蝸牛13から音情報を脳幹に伝達する。
外耳道4は、水平断面図である図2に示すように、2つの屈曲部分を有する。ここで、この2つの屈曲部分を、外耳道入口4Aから鼓膜5へかけて順に第1カーブ15及び第2カーブ16と呼ぶ。
次に外耳道4の形状及び大きさについて、その平均値を示しながら説明する。外耳道4は、外耳道入口4Aから第1カーブ15までが略円筒形状でなり、その長さが約5.5[mm]、その直径が約7[mm]である。また外耳道4は、第1カーブ15から第2カーブ16までが略円筒形状でなり、その長さが約6.5[mm]、その直径が約5[mm]である。
外耳道4では、外耳道入口4Aから第1カーブ15にかけて左方向に対して若干前方向へ傾いている。また外耳道4では、第1カーブ15から第2カーブ16にかけて左後方向を向いており、第1カーブ15の屈曲した角度(以下、これを第1カーブ角度と呼ぶ)θ1が約135度である。
さらに外耳道4では、第2カーブ16の屈曲した角度(以下、これを第2カーブ角度と呼ぶ)θ2が約130度である。
ところで耳1では、心臓から脳へ血液を運ぶための内頚動脈14(図1)が鼓膜5の近傍を通っているため、鼓膜5が当該内頚動脈14の温度である中核温に保持される。
一方、外耳道4では、心臓から顔面や頭皮等に血液を運ぶための外頚動脈(図示せず)が外耳道入口4Aから第1カーブ15までの周辺を通っているため、外頚動脈の影響を受けて中核温よりも温度が下がる。従って外耳道4では、外耳道入口4Aから鼓膜5にかけてその温度が高くなるような温度勾配が付く。
(2)耳内挿入型体温計の構成
図3に示すように、耳内挿入型体温計20は、検温本体部21と、当該検温本体部21との間で伝送線22を介して検温情報をやり取りする検温情報処理部23とにより構成されている。
検温本体部21は、図4及び図5に示すように、嵌合部30としての土台部31及び保持部32、密閉部33、外耳道挿入部34、外延部35及び導管部36が設けられる。ここで保持部32の長手方向をX軸、当該保持部32の短手方向をY軸、及び当該保持部32の厚さ方向をZ軸と定義する。
また図4は検温本体部21の斜視図を示し、図5(A)、図5(B)及び図5(C)はそれぞれ検温本体部21の上面図、正面図、及び外耳道挿入部34の中心線を通る正面断面図を示す。
土台部31は、熱伝導率の低い例えば樹脂材などでなり、両端が丸められた略円柱形状に形成され、その一端側に保持部32が止着されている。また土台部31は、図6(A)及びA−A’断面である図6(B)に示すように、下方から所定の高さまで中央に孔部31AがZ軸に沿って設けられる。土台部31の好適な樹脂材としては、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート、フッ素ゴムなどが熱伝導率の低い材料として挙げられる。また、内部に多量の気泡を有する発泡体としてもよい。
さらに土台部31は、孔部31Aの上端から、XZ平面に対してZ軸を基準(中心)として例えば34度に設定された回転角度θ11だけ回転してなる平面上でかつX軸負方向(又は、Y軸正方向)にZ軸に対して例えば20度に設定された傾斜角度θ12だけ傾けるようにして傾斜孔部31Bが設けられている。
さらに土台部31は、保持部32に覆われた部分の下側であるZ軸方向の所定位置に、中心からX軸の負方向に側面まで孔部31Aと互通する側孔部31Cが設けられる。
保持部32(図4及び図5)は、X軸負方向側の所定位置で土台部31に止着される。保持部32の耳甲介腔部当接面32Aは、X軸負方向側がY軸負方向に膨らみ、またX軸正方向にかけて徐々に細くなるように形成される。
また保持部32は、X軸負方向側がZ軸方向に厚く、X軸正方向にかけて徐々に薄くなるように形成されている。保持部32は、例えばプラスチック材でなり、その表面が例えばシリコンゴムのような樹脂材により覆われる。
さらに保持部32は、土台部31の傾斜孔部31Bの延長線上に孔部が設けられており、外耳道挿入部34及び当該外耳道挿入部34の外周に設けられて密閉部33を保持する導管部36が挿通されている。
外耳道挿入部34は、図7に示すように、略L字型に形成された例えば直径3[mm]のステンレス管でなる。外耳道挿入部34は、約12[mm]の長さでなる挿着部34Bと、約6[mm]の長さでなる延長部34Cとが屈曲点34Aで例えば105度に設定された屈曲角度θ13で屈曲されるように形成される。
外耳道挿入部34は、挿着部34Bにおける屈曲点34Aとは反対側の一端が約6[mm]だけ土台部31の傾斜孔部31Bに導管部36を介して止着され、また延長部34CがX軸と平行になるよう土台部31に突設される。
外耳道挿入部34では、延長部34Cにおける屈曲点34Aとは反対側の先端が塞がれており、当該先端内部にサーミスタや熱電対等でなる耳内温測温部37が固定されて設けられる。
耳内温測温部37は、例えばサーミスタであった場合、温度変化に応じてその電気抵抗値が変化する性質を有しており、当該電気抵抗値に応じた温度信号S1(図10)を伝送線22を介して検温情報処理部23へ送出する。
また外耳道挿入部34の挿着部34Bには、シリコンゴムのような弾性材により円筒形状の取付部の一端に傘状の当接部33Aが設けられて形成された密閉部33が導管部36を介して当該密閉部33の中心を貫く孔部により挿着される。
外延部35は、例えば直径3[mm]のステンレス管でなり、土台部31の孔部31Aに一部が挿着され、当該挿着された部分の反対側部分が当該土台部31から突設される。
外延部35は、突設された部分の先端が塞がれており、当該先端内部にサーミスタや熱電対等でなる外気温測温部38が固定されて設けられる。
外気温測温部38は、耳内温測温部37と同様に、電気抵抗値に応じた温度信号S2(図10)を伝送線22を介して検温情報処理部23へ送出する。
この検温本体部21は、図8及び図9に示すように、外耳道4に挿入される際、保持部32の耳甲介腔部当接面32Aが耳甲介腔部2Aに当接され、外耳道挿入部34及び密閉部33が外耳道4に挿入される。
このとき保持部32は、X軸負方向側がY軸負方向に膨らみ、またX軸正方向に向かって徐々に細くなるように形成されていることにより、耳甲介腔部2Aに嵌るようにして耳甲介腔部当接面32Aが耳甲介腔部2Aに当接される。
これにより保持部32は、検温本体部21が耳1から動くことを防止し得ると共に、当該検温本体部21が耳介2に対して回転することを防止し得るようになされている。
検温本体部21は、保持部32の長手方向(X軸方向)が耳甲介空部2Aの前後方向とほぼ一致し、かつ当該保持部32の短手方向(Y軸方向)が当該耳甲介空部2Aの上下方向とほぼ一致する。
密閉部33は、外耳道4の外耳道入口4Aと第1カーブ15との間に当接するように弾性変形し、外耳道入口4Aと第1カーブ15との間の内表面に隙間なく所定圧に当接された状態に維持される。これにより密閉部33は、外耳道4と外部との空気の出入りを遮断し、外部から外耳道4を密閉し得るようになされている。
このとき密閉部33は、外耳道挿入部34の挿着部34Bを介して傾斜角度θ12に傾けられることにより、左右方向に対して前方向へ傾くようにして外耳道4に保持される。
また密閉部33は、当該密閉部33の厚さが外耳道入口4Aと第1カーブ15との間隔とほぼ等しい厚さ(約5.5[mm])であることにより、その先端が外耳道4の第1カーブ15に位置するようになされている。これにより外耳道挿入部34は、屈曲点34Aが第1カーブ15に位置する。
外耳道挿入部34は、挿着部34Bと延長部34Cとが屈曲角度θ13で折り曲げられていることにより、延長部34Cが第1カーブ15から第2カーブまでの間でなる略円筒状の中心軸に沿うように保持される。
このとき外耳道挿入部34は、延長部34Cの長さ(約6[mm])が第1カーブ15から第2カーブ16までの間隔とほぼ等しい長さであることにより、その先端が第2カーブ16に位置する。
また外耳道挿入部34は、その直径が例えば3[mm]と第1カーブ15から第2カーブ16までの間の略円筒形状の直径約5[mm]より十分に細いことにより、外耳道4の内表面と接触することなく、その空間上に保持される。
従って検温本体部21は、耳1に装着されたとき、延長部34Cの先端に固定された耳内温測温部37が第2カーブ16に位置されることにより、当該耳内温測温部37が外耳道4の温度(以下、これを耳内温とも呼ぶ)を測定し得るようになされている。
一方、外延部35は、検温本体部21が装着された際、外耳道4とほぼ平行に保持され、耳介2の側面にほぼ垂直な方向で、かつ当該耳介2から離れる方向にその先端が配置される。すなわち外気温測温部38は、外耳道4の延長線上に配される。
従って検温本体部21は、耳1に装着されたとき、外延部35の先端に固定された外気温測温部38が外気温を測定し得るようになされている。
(3)耳内挿入型体温計の回路構成
検温情報処理部23は、図10に示すように、制御部51、表示部52、記憶部53、電力供給部54、インターフェース部55及び入力操作部56がバス57を介して接続されており、バッテリからなる電力供給部54から電源電力の供給を受けて動作するようになされている。
この制御部51は、CPU(Central Processing Unit)、当該CPUのワークメモリとして機能するRAM(Random Access Memory)により構成されており、不揮発性メモリ等でなる記憶部53に格納された基本プログラムをRAMに展開して実行することにより、検温情報処理部23全体を統括制御するようになされている。
また制御部51は、記憶部53に格納された各種アプリケーションプログラムをRAMに展開して実行することにより、各種機能を実現するようになされている。
制御部51は、検温本体部21に設けられた耳内温測温部37及び外気温測温部38から時間の経過に従って所定のタイミングで温度信号S1及びS2を伝送線22及びインターフェース部55を介して取得すると、当該温度信号S1及びS2に対して所定の信号処理をそれぞれ施すことにより温度データを得、当該温度データを記憶部53に蓄積する。
また制御部51は、記憶部53に蓄積された温度データを入力操作部56からの操作入力に従って、当該温度データに基づく温度を必要に応じて表示部52に表示する。
ここで、図11(A)に示すように外気温が約24[℃]に保たれた状態で耳内挿入型体温計20の耳内温測温部37により約60時間連続して測定された測定結果を図11(B)に示す。図11(B)では、耳内挿入型体温計20の耳内温測温部37により測定された耳内温を実線で示し、当該耳内温と同時に測定された中核温に相当する直腸温を点線で示す。
図11(B)からも明らかなように、耳内挿入型体温計20は、外気温が一定に保たれた場合、耳内温を耳内温測温部37で測定することにより、中核温よりは若干低い温度ではあるが、概日リズム(サーカディアンリズム)が正確に反映された耳内温を測定し得ることがわかる。
次に、図12(A)に示すように外気温が約30[℃]から20[℃]の間を変化する状態で耳内挿入型体温計20の耳内温測温部37により約200分連続して測定された測定結果を図12(B)に示す。図12(B)では、耳内挿入型体温計20の耳内温測温部37により測定された耳内温を細い実線で示し、当該耳内温と同時に測定された中核温に相当する直腸温及び舌下温をそれぞれ点線及び太い実線で示す。
図12(B)からも明らかなように、外気温が変化した場合、中核温は殆ど外気温の影響を受けないのに対して、耳内温は外気温の影響を受けて当該外気温に応じて変化する。従って耳内温を測定するだけでは、概日リズムにより耳内温が変化しているのか、外気温の変化に応じて耳内温が変化しているのか分からない。
続いて、図13(A)に示すように日常生活において外気温が変化する状態で耳内挿入型体温計20の耳内温測温部37により約60時間連続して測定された測定結果を図13(B)に示す。図13(B)では、耳内挿入型体温計20の耳内温測温部37により測定された耳内温を実線で示し、当該耳内温と同時に測定された中核温に相当する直腸温を点線で示す。因みに外気温は耳内挿入型体温計20とは別体に設けられ、当該耳内挿入型体温計20を装着した被検者に常時保持された温度測定装置により測定された。
図13(B)からも明らかなように、耳内温を外気温と共に測定した場合、概日リズムにより耳内温が変化しているのか、外気温の変化に応じて耳内温が変化しているのかといった耳内温の変化の要因が容易に判断される。
従って耳内挿入型体温計20は、耳内温測温部37及び外気温測温部38により耳内温及び外気温を共に測定するので、耳内温の変化の要因を容易に判断させることができる。
さらに、図14(A)に示すように日常生活において外気温が変化する状態で耳内挿入型体温計20の耳内温測温部37により約60時間連続して測定された測定結果を図14(B)に示す。
図14(A)では、耳内挿入型体温計20の外気温測温部38により測定された外気温を実線で示し、耳内挿入型体温計20とは別体に設けられ、当該耳内挿入型体温計20を装着した被検者に常時保持された温度測定装置により測定された外気温を点線で示す。図14(B)では、耳内挿入型体温計20の耳内温測温部37により測定された耳内温を実線で示し、当該耳内温と同時に測定された中核温に相当する直腸温を点線で示す。
図14(A)及び(B)からも明らかなように、耳内挿入型体温計20は、中核温よりは若干低い温度ではあるが、耳内温と中核温には相関があることが分かる。また耳内挿入型体温計20は、別体に設けられた温度測定装置で測定された外気温より若干高い値をとるが、外気温を測定していることが分かる。さらに耳内挿入型体温計20の耳内温測温部37は、概日リズム(サーカディアンリズム)及び外気温の変化に応じた耳内温を測定していることが分かる。
(4)動作及び効果
以上の構成において、耳内挿入型体温計20では、外耳道4に挿入される外耳道挿入部34の先端に固定された耳内温測温部37で耳内温を測定し、耳介2から遠方方向へ延びる外延部35の先端に固定された外気温測温部38で外気温を測定する。
耳内挿入型体温計20では、外耳道挿入部34及び外延部35を嵌合部30としての土台部31及び保持部32により支持するようにした。
これにより耳内挿入型体温計20は、外気温を測定する装置を別個保持させるような面倒を強いることなく、耳内温及び外気温を容易に長時間測定することができる。
ところで耳内挿入型体温計20は、例えば睡眠障害者に対して睡眠薬を処方するために睡眠時の体温変化を測定したい場合など、睡眠時に使用される場合、耳介2と枕に挟まれることが想定される。
この場合、耳内挿入型体温計20では、外気温測温部38により測定される温度が体温により温められて上昇すると共に、耳内温測温部37で測定される耳内温も上昇する。
ここで従来のように外気温を測定する装置を別個設けるようにする構成では、枕等で外耳道4が塞がれて耳内温が上昇した場合、外気温は変化しないので、医師などが診断する際に耳内温の上昇の要因を特定させることができない。
これに対して、耳内挿入型体温計20は、外気温測温部38が外耳道4の延長線上に配されているので、外気温測温部38が外耳道4の温度勾配に沿った位置の温度を測定することになる。
これにより耳内挿入型体温計20は、耳内温測温部37で測定される耳内温の変化の要因が、枕等で塞がれるなどの外耳道4の遠方方向における温度の変化であることを医師などに特定させることができる。
また耳内挿入型体温計20は、密閉部33が外耳道4の外耳道入口4Aと第1カーブ15との間で当接部33Aが弾性変形して当該外耳道4の内表面に所定圧で当接されることにより、外耳道4を密閉することができると共に、検温本体部21が耳1に装着された状態を保持することができる。
さらに耳内挿入型体温計20では、外耳道挿入部34が、導管部36を介して密閉部33に挿着される挿着部34Bと、屈曲点34Aから第2カーブ16までの長さ程度でかつ外耳道4の内表面に接触されない太さ程度に形成された延長部34Cとからなり、挿着部34Bと延長部34Cとは屈曲点34Aで屈曲角度θ13に屈曲されるように形成される。
これにより耳内挿入型体温計20は、装着された際、耳内温測温部37が第2カーブ16に位置するので、鼓膜5に近く中核温に近い温度を測定することができる。
また耳内挿入型体温計20は、検温本体部21が耳1に装着された際、外耳道挿入部34が外耳道4の内表面に接触しないで、耳内温測温部37により耳内温を測定することができる。
また耳内挿入型体温計20では、保持部32が耳甲介腔部2Aに嵌るように形成されていることにより、検温本体部21が耳1に装着された状態を保持し得ると共に、当該検温本体部21の回転変化及び位置変化を防止することができる。
従って検温本体部21は、保持部32及び密閉部33により2重で耳1に装着された状態を保持することにより、耳1に長時間装着されている場合でも、耳1から外れることなく耳内温及び外気温を長時間連続して測定することができる。
また検温本体部21は、保持部32によって回転変化及び位置変化を防止することができるので、外耳道挿入部34の位置がずれることがなく、当該外耳道挿入部34が外耳道4の内表面に接触することによる違和感や不快感を装着者に与えることなく耳内温及び外気温を測定することができる。
以上の構成によれば、外耳道4に挿入される外耳道挿入部34の先端に固定された耳内温測温部37で外耳道4の温度を測定し、耳介2から遠方方向へ延びる外延部35の先端に固定された外気温測温部38で外気温を測定し、外耳道挿入部34及び外延部35を嵌合部30としての土台部31及び保持部32により支持するようにしたことにより、耳内温及び外気温を容易に長時間測定することができる。
(5)他の実施の形態
なお上述した実施の形態においては、外延部35を土台部31に対してそのまま固定するようにした場合について述べた。本発明はこれに限らず、図5(C)との対応部分に同一符号を付した図15に示すように、検温本体部100は、外延部35の側面に例えばアルミニウム、ステンレスなどの熱伝導率の高い金属材でなる円盤状の放熱板101を設けるようにしてもよい。
これにより検温本体部100は、密閉部33や保持部32を介し土台部31から外延部35に熱伝導により人体からの熱が伝わってしまうような場合でも、放熱板101によりその熱を外部に放熱して外気温測温部38に伝わらないようにすることができる。
また別例として、図5(C)との対応部分に同一符号を付した図16に示すように、検温本体部110は、外延部35の側面に放熱板101及び102を直列に設けるようにしてもよい。
さらに上述した実施の形態においては、屈曲角度θ13が105度に設定されているようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、延長部34Cが外耳道4の内表面に接触しないのであれば、屈曲角度θ13が85度から125度の間に設定されていても良い。
さらに上述した実施の形態においては、傾斜角度θ12が20度に設定されているようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、外耳道挿入部34の屈曲点34Aが第1カーブ15に位置するのであれば、傾斜角度θ12が0度から40度の間に設定されていても良い。
さらに上述した実施の形態においては、回転角度θ11が34度に設定されているようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、延長部34Cが外耳道4の内表面に接触しないのであれば、回転角度θ11が14度から54度の間に設定されていても良い。
さらに上述した実施の形態においては、外耳道挿入部34の直径が3[mm]に設定されているようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、延長部34Cが外耳道4の内表面に接触しないのであれば、外耳道挿入部34の直径が例えば2[mm]や4[mm]等に設定されていても良い。
さらに上述した実施の形態においては、延長部34Cの長さが約6[mm]、挿着部34Bの長さが約11[mm]に設定されているようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、外耳道挿入部34の延長部34Cの先端が第2カーブ16に位置するような他の長さに設定されていても良い。
さらに上述した実施の形態においては、耳内温測温部37及び外気温測温部38にサーミスタを用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばサーモパイル(熱電対)や半導体センサ等の電子センサ温度計を用いるようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、土台部31と保持部32とが別々に形成されている場合について述べたが、本発明はこれに限らず、土台部31と保持部32とが一体形成されるようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、外耳道挿入部34及び外延部35がステンレスであった場合について述べたが、本発明はこれに限らず、熱伝導性の良い金属材であればよい。さらに温度センサと一体化した樹脂材であっても構わない。
さらに上述した実施の形態においては、外耳道挿入部34が屈曲点34Aで予め屈曲角度θ13に屈曲されているようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、検温本体部21が耳1に装着された際、挿着部34Bと延長部34Cとが屈曲角度θ13に屈曲されていればよく、例えば挿着部34Bと延長部34Cとの角度を屈曲点34Aで可変できるようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、挿入部として外耳道挿入部34、外耳道測温部として耳内温測温部37、外延部として外延部35、嵌合部として嵌合部30によって本発明の耳内挿入型体温計としての耳内挿入型体温計20を構成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々の構成でなる挿入部、外耳道測温部、外延部、嵌合部によって本発明の耳内挿入型体温計を構成するようにしても良い。
本発明の耳内挿入型体温計20は、例えば医療分野に適用することができる。
1……耳、2……耳介、3……耳介軟骨、4……外耳道、4A……外耳道入口、5……鼓膜、6……外耳道軟骨、7……側頭骨、8……ツチ骨、9……キヌタ骨、10……アブミ骨、11……耳小骨、12……前庭、13……蝸牛、14……内頚動脈、15……第1カーブ、16……第2カーブ、20、60……耳内挿入型体温計、21……検温本体部、22……伝送線、23……検温情報処理部、30……嵌合部、31……土台部、32……保持部、33……密閉部、34……外耳道挿入部、34A……屈曲点、34B……挿着部、34C……延長部、35……外延部、36……導管部、37……耳内温測温部、38……外気温測温部、51……制御部、52……表示部、53……記憶部、54……電力供給部、55……インターフェース部、56……入力操作部、θ1……第1カーブ角、θ2……第2カーブ角、θ11……回転角度、θ12……傾斜角度、θ13……屈曲角度。

Claims (12)

  1. 外耳道に挿入される挿入部と、
    上記挿入部に固定され、上記外耳道の温度を測定する外耳道測温部と、
    耳介から遠ざかる方向へ延びる外延部と、
    上記外延部に固定され、外気温を測定する外気温測温部と、
    上記挿入部及び上記外延部を支持し、上記耳介に嵌められる嵌合部と
    を具える耳内挿入型体温計。
  2. 上記外気温測温部は、上記外耳道の温度勾配の延長線上に配される
    ことを特徴とする請求項1に記載の耳内挿入型体温計。
  3. 上記外気温測温部と上記嵌合部との間に上記外延部と当接され、上記嵌合部から上記外気温測温部へ伝導される熱を放熱する少なくとも1つの放熱板
    を具える請求項2に記載の耳内挿入型体温計。
  4. 上記挿入部は、
    外耳道における入口から1番目の屈曲部分である第1カーブに先端である屈曲点が位置する長さ程度に形成された挿着部と、上記屈曲点から外耳道における入口から2番目の屈曲部分である第2カーブまでの長さ程度でかつ外耳道の内表面に接触されない太さ程度に形成された延長部とからなり、上記挿着部と上記延長部とは上記屈曲点で所定の屈曲角度に屈曲され、
    上記外耳道測温部は、上記延長部における上記屈曲点とは反対側の先端に固定される
    ことを特徴とする請求項1に記載の耳内挿入型体温計。
  5. 上記挿入部が挿着され、外耳道の入口付近の内表面に所定圧で当接されて当該外耳道を密閉する密閉部
    を具えることを特徴とする請求項4に記載の耳内挿入型体温計。
  6. 上記嵌合部は、耳介甲腔部に嵌るように形成され、上記挿入部を外耳道に保持する保持部を有し、
    上記挿入部は、上記耳内挿入型体温計が耳介に保持された際、上記挿着部が外耳道の水平断面上の左右方向に対して所定の傾斜角度となるように上記保持部に突設される
    ことを特徴とする請求項4に記載の耳内挿入型体温計。
  7. 上記延長部は、上記傾斜角度が存在する平面に対して所定の回転角度に回転された方向を向く
    ことを特徴とする請求項4に記載の耳内挿入型体温計。
  8. 上記延長部は、金属材または樹脂材でなることを特徴とした請求項4に記載の耳内挿入型体温計。
  9. 上記密閉部は、弾性材でなることを特徴とした請求項5に記載の耳内挿入型体温計。
  10. 上記屈曲角度は、85度から125度であることを特徴とした請求項4に記載の耳内挿入型体温計。
  11. 上記傾斜角度は、上記挿着部の上記保持部に対する挿着方向に対して0度から40度であることを特徴とした請求項6に記載の耳内挿入型体温計。
  12. 上記回転角度は、上記傾斜角度が存在する平面に対して14度から54度であることを特徴とした請求項7に記載の耳内挿入型体温計。
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