JP2011071719A - 受信機および受信プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】消費電力の増加を抑えつつ、ユーザーによる放送プログラムの切り替え要求に対して高速なプログラムの切り替えを実現する受信機の提供を図る。
【解決手段】時分割多重データを受信し、該受信したデータをバッファに保持し、ユーザーの視聴プログラムの嗜好情報を登録する嗜好情報手段と、前記ユーザーの視聴プログラムの切り替え要求により、画面表示したプログラムと前記ユーザーの視聴プログラムの嗜好情報を比較して、当該ユーザーが続けて視聴プログラムの切り替えを実行するかどうかを予測する(OSE)予測手段と、を有し、前記ユーザーが続けて視聴プログラムの切り替えを実行すると予測した場合は、タイムアウト経過まで全プログラムを連続受信し、該連続受信した全プログラムのデータを前記バッファに保持し、前記ユーザーが続けて視聴プログラムの切り替えを実行しないと予測した場合は、直ちに前記時分割多重データの受信を行うように構成する。
【選択図】図6

Description

この出願で言及する実施例は、受信機および受信プログラムに関する。
近年、携帯電話,PDA(Personal Digital Assistant),ゲーム機器或いはノートパソコン等のバッテリー駆動される携帯端末において、デジタル放送の受信が盛んに行われるようになってきている。
このような携帯端末向けデジタル放送では、例えば、バッテリー駆動される携帯端末の受信時間(駆動時間)を長くするために低消費電力で受信可能にすることが注目されている。
低消費電力で受信可能にするものとしては、例えば、日本国のISDB−T(Integrated Services Digital Broadcasting-Terrestrial)およびISDB−Tmm(ISDB for mobile multimedia)等の周波数分割で放送を行う方式が知られている。
さらに、例えば、欧州諸国を中心に採用されているDVB−H(Digital Video Broadcasting-Handheld)や米国を中心に採用されているMediaFLO(メディアフロー)等のTDM(Time Division Multiplexing:時分割多重)で放送を行う方式も知られている。
ところで、従来、携帯端末向けデジタル放送を低消費電力で受信して受信可能時間を延長するようにした受信機、或いは、ユーザーによる放送プログラムの切り替え要求に対して高速なプログラムの切り替えを行う携帯テレビシステムが提案されている。
国際公開第05/060113号パンフレット 特表2009−520442号公報
上述したように、近年、バッテリー駆動の携帯端末により放送を受信することが盛んに行われるようになってきている。しかしながら、その携帯端末によるデジタル放送の受信可能時間は、十分に満足の行くものではなかった。
すなわち、例えば、バッテリー駆動される携帯端末の受信可能時間を長くするためには、さらなる低消費電力化を行う必要がある。
また、ユーザーによる放送プログラムの切り替え要求に対して高速なプログラムの切り替えを行う携帯テレビシステムは、ハード構成が複雑になるとともに、消費電力が増大することになる。
なお、上記の問題は、不特定ユーザーを対象とする広域放送の受信機に限定されるものではなく、特定のユーザーがプログラム(コンテンツ)をダウンロードして受け取るといった受信機においても同様の問題がある。
さらに、低消費電力および切り替えプログラムの高速表示に関する問題は、バッテリー駆動の携帯端末に限定されるものではなく、TDMデータを処理する様々な受信機においても同様である。
この出願は、消費電力の増加を抑えつつ、ユーザーによる放送プログラムの切り替え要求に対して高速なプログラムの切り替えを実現することのできる受信機および受信プログラムの提供を目的とする。
一実施形態によれば、時分割多重データを受信し、該受信したデータをバッファに保持し、選択すべき任意の1つの選択プログラムの期間のみオンして、該選択プログラム以外の期間はオフする時分割多重データの受信機が提供される。
前記受信機は、ユーザーの視聴プログラムの嗜好情報を登録する嗜好情報手段と、予測手段と、を有する。
前記予測手段は、前記ユーザーの視聴プログラムの切り替え要求により、画面表示したプログラムと前記ユーザーの視聴プログラムの嗜好情報を比較して、当該ユーザーが続けて視聴プログラムの切り替えを実行するかどうかを予測する。
前記予測手段が、前記ユーザーが続けて視聴プログラムの切り替えを実行すると予測した場合は、タイムアウト経過まで全プログラムを連続受信し、該連続受信した全プログラムのデータを前記バッファに保持する。
また、前記予測手段が、前記ユーザーが続けて視聴プログラムの切り替えを実行しないと予測した場合は、直ちに前記時分割多重データの受信を行う。
開示の受信機および受信プログラムは、消費電力の増加を抑えつつ、ユーザーによる放送プログラムの切り替え要求に対して高速なプログラムの切り替えを実現するという効果を奏する。
携帯端末向けの時分割多重(TDM)方式のデジタル放送を受信する受信機の一例を示すブロック図である。 TDM方式の放送の一例、および、その放送を受信する受信機の動作を概略的に説明するための図である。 図2のTDM方式の放送を受信する受信機における処理を説明するための図である。 図3に示す処理において、ユーザーが視聴するプログラムを切り替えたときの復調部の処理を説明するための図である。 一実施例のTDM方式の放送を受信する受信機における処理を説明するための図(その1)である。 一実施例のTDM方式の放送を受信する受信機における処理を説明するための図(その2)である。 一実施例のTDM方式の放送を受信する受信機における処理を説明するための図(その3)である。 視聴プログラムの嗜好情報(視聴嗜好情報)の自動取得処理を説明するための図である。 視聴嗜好情報のレーティングに基づく連続受信時間設定の一例を説明するための図である。
まず、実施例を詳述する前に、図1〜図4を参照して、時分割多重(TDM)方式の受信機の一例を説明する。
図1は携帯端末向けの時分割多重(TDM)方式のデジタル放送を受信する受信機の一例を示すブロック図であり、TDM方式による携帯端末向け地上波デジタル放送の受信機100を示すものである。
図1に示されるように、受信機100は、復調部101,MAC部(Media Access Controller)102,ビデオデコーダ部103,映像表示装置104,オーディオデコーダ105および音声出力装置106を有する。
さらに、受信機100は、CPU(演算処理装置)107,ROM108,RAM109,プログラム切り替えボタン110およびプログラム切り替え検出部111を有する。なお、MAC部102,ビデオデコーダ部103,オーディオデコーダ105,CPU107,ROM108,RAM109およびプログラム切り替え検出部111は、バスを介して接続されている。
復調部101は、放送波を受信してデジタルデータへの復調処理を行い、また、MAC部102は、復調部101のTDM受信時の動作のオン/オフの制御を行う。この復調部101とMAC部102がTDM受信処理の根幹を成すブロックである。
ビデオデコーダ部103は、復調部101およびMAC部102で復調したデータからビデオストリームを取得して復号処理を行い、また、映像表示装置104は、ビデオデコーダ部103で復号されたビデオデータを表示する。この映像表示装置104は、例えば、液晶ディスプレイなどに対応する。
オーディオデコーダ105は、復調部101およびMAC部102で復調したデータからオーディオストリームを取得して復号処理を行い、また、音声出力装置106は、オーディオデコーダ105で復号されたオーディオデータを出力する。この音声出力装置106は、例えば、スピーカーに対応する。
CPU107は、受信機100のファームウェアの駆動や受信機全体の制御を行い、また、ROM108は、CPU107で駆動されるファームウェアや受信機全体の制御ソフトのバイナリーコードを格納する。
なお、RAM109は、復調部101およびMAC部102で復調されたデータを保持し、或いは、ファームウェアのワーク領域等として使用される。
プログラム切り替えボタン110は、例えば、ユーザーが視聴プログラムの切り替えを指示するボタンに対応し、また、プログラム切り替え検出部111は、プログラム切り替えボタン110へのユーザーの入力を検知し、その情報をCPU107に通知する。
図2はTDM方式の放送の一例、および、その放送を受信する受信機の動作を概略的に説明するための図である。
図2に示されるように、TDMによるプログラムの放送(TDM方式の放送)の一例は、1つの放送チャネル(周波数)200上に複数のプログラムA(201)〜プログラムF(206)が時間で分割されて放送される。
図2の例では、TDM放送チャネル200上には、プログラムA(201),プログラムB(202),プログラムC(203),プログラムD(204),プログラムE(205)およびプログラムF(206)の6つのプログラムが時分割で並べられて放送されるようになっている。
このようなTDM方式の放送において、受信機100は、受信したいプログラムが放送されている期間のみ受信機100の電源をオンし、他のプログラムが放送されている期間は受信機100の電源をオフすることにより、消費電力を低減している。
すなわち、図2に示されるように、復調部207は、プログラムA(201)を受信するとき、受信すべきプログラム201が放送されている期間208に受信機100の電源をオンしてプログラムを受信し、他のプログラムが放送されている期間209は電源をオフしている。
図3は図2のTDM方式の放送を受信する受信機における処理を説明するための図である。
なお、図3に示す受信処理は、図1に示すような、復調部101,映像表示装置104,音声出力装置106,CPU107,ROM108,RAM109およびプログラム切り替えボタン110等を有する受信機100上のプログラムとして実行することができる。
図3に示されるように、TDM方式の放送の受信処理が開始すると、まず、オペレーションORAにおいて、受信機100を起動することにより、視聴するプログラムの指示を行う。さらに、オペレーションORBに進んで、受信機100の復調部101をオンしてTDM放送チャネル200上の全てのプログラム201〜206を受信状態にする。
次に、オペレーションORCに進んで、受信中の全てのプログラム201〜206から、視聴すべきプログラム(201)のTDMデータの受信検出を行う。
オペレーションORCにおいて、視聴すべきプログラム201のTDMデータが検出されていないと判定すると、オペレーションORJに進んで、受信機100の映像表示装置104にプログラムのサーチ中であることを表示してオペレーションORCに戻る。
また、オペレーションORCにおいて、視聴すべきプログラム201のTDMデータが検出されたと判定すると、オペレーションORDに進んで、受信機100の復調部101により視聴プログラム201の復調処理を行う。
すなわち、視聴プログラム201のTDMデータが検出されていない期間は、映像表示装置104によりプログラムのサーチ中であることが表示され、視聴プログラム201のTDMデータが検出されたときは、復調部101によりその視聴プログラム201が復調される。
さらに、オペレーションOREに進んで、ユーザーからの視聴プログラムの切り替え指示が有るかどうかを判定する。
オペレーションOREにおいて、ユーザーからの視聴プログラムの切り替え指示が無いと判定すると、オペレーションORFに進んで、視聴プログラム201の復調を完了して他のプログラム202〜206が受信される期間、復調部101の動作を停止(オフ)する。
そして、オペレーションORGに進んで、上述したオペレーションOREと同様に、ユーザーからの視聴プログラムの切り替え指示が有るかどうかを判定する。
オペレーションOREまたはオペレーションORGにおいて、ユーザーからの視聴プログラムの切り替え指示が有ると判定すると、オペレーションORKに進んで、復調部101の動作を開始(オン)して上述したオペレーションORCに戻る。すなわち、オペレーションORKで復調部101の動作を常にオンとし、オペレーションORCで新たに視聴するプログラムの受信検出を行うことになる。
オペレーションORGにおいて、ユーザーからの視聴プログラムの切り替え指示が無いと判定すると、オペレーションORHに進んで、オフタイムが終了したかどうかを判定する。ここで、オフタイムとは、視聴プログラム201以外のプログラム202〜206を受信する復調部101がオフしている期間のことである。
オペレーションORHにおいて、他のプログラム202〜206を受信するオフタイムが終了していないと判定すると、オペレーションORGに戻る。一方、オペレーションORHにおいて、オフタイムが終了したと判定すると、オペレーションORIに進んで、復調部101をオンした後、オペレーションORDに戻る。
このように、例えば、図2および図3に示すTDM方式の放送を受信する受信機100の処理は、視聴プログラム201を受信したときだけ受信機100(復調部101)をオンし、他のプログラム202〜206を受信したときは受信機100(復調部101)をオフするようになっている。
以上において、図3のオペレーションORD〜ORIのループがTDM方式の放送を受信する処理を表し、このループの期間、オペレーションORDで復調部101により復調したプログラムの画像データが映像表示装置104に表示されることになる。
なお、オペレーションOREまたはORGにおける視聴プログラムの切り替え指示は、例えば、図1におけるプログラム切り替えボタン110を使用して行われ、その視聴プログラムの切り替え指示は、プログラム切り替え検出部111により検出される。また、各オペレーションは、ステップであってもよい。
ところで、携帯端末向け地上波デジタル放送受信機の用途は、主に外出先での放送プログラムの視聴にある。このとき、ユーザーは、例えば、外出先における移動の合間などの空き時間の時間つぶし的な用途で放送を視聴する場合が多いと考えられる。
このような視聴を行う場合、ユーザーは、興味のあるプログラムを探すために、短時間にいくつものプログラムを切り替えることが考えられる。このように、短時間にいくつものプログラムを切り替える操作を行うとき、ユーザーは、高速なプログラムの切り替え表示を期待している。
さらに、携帯端末向け地上波デジタル放送受信機は、通常、バッテリー駆動による携帯端末であるため、低消費電力で動作することが必要となっている。
図4は図3に示す処理において、ユーザーが視聴するプログラムを切り替えたときの復調部の処理を説明するための図である。
TDM放送チャネル401にプログラムA〜FのTDMデータが放送されているとき、図4中の参照符号402に示されるように、初めはプログラムAを受信していたとする。このとき、復調部101は、図4中の参照符号405で示すプログラムAのTDMデータのみを受信して復調する。
ここで、図4中の参照符号403に示されるように、プログラムBの受信要求が発生すると、受信機100は、図3のオペレーションOREまたはORGにおいて、ユーザーからの視聴プログラムの切り替え指示が有ったと判定する。
そして、オペレーションORKの処理を経由して、オペレーションORC〜ORJのループでプログラムBの受信および復調処理に入る。
なお、図4中の参照符号406に示されるように、プログラムBのTDMデータ受信が検出されるまでの期間、受信機100は、図3のオペレーションORJに示すプログラムをサーチ中である旨を映像表示装置104に表示することになる。
このとき、受信機100の設計によっては、直前に受信していたプログラムAのデータを表示させ続けることも可能である。しかしながら、いずれの処理においても、ユーザーによる視聴プログラムの切り替え要求から実際に視聴したいプログラムが表示されるまで、TDM受信時間に伴う遅延の期間が生じてしまうことになる。
すなわち、図2〜図4を参照して示したTDM方式の放送の一例では、放送プログラムを短時間で次々に切り替える処理を行う際、ユーザーが期待する高速な視聴プログラムの切り替え処理を実現することが困難になっている。
以下、添付図面を参照して、時分割多重(TDM)方式の受信機の実施例を詳述する。
まず、本実施例のTDM方式の受信機(TDM受信機)は、ユーザーによるプログラムの切り替え要求発生時において、受信機100がTDM受信処理から全プログラムの連続受信に移行する。
このとき、ユーザーによるプログラムの切り替え要求に続く短時間に再びプログラムの切り替え要求が発生するかどうかを予測する。そして、その予測に基づいて、連続受信期間の制御を行うようになっている。
すなわち、ユーザーによるプログラムの切り替え要求に対して、続けて短時間の間に再びプログラムの切り替え要求が発生すると予測された場合、受信機100は次のプログラムの切り替え要求発生に備えてある一定期間全てのプログラムの連続受信処理を継続する。
この連続受信期間中、受信機100は、受信した全てのプログラムを復調/復号してバッファ(RAM109)に格納しておく。そして、連続受信処理中に再びユーザーによるプログラムの切り替え要求が発生しなければ、全プログラムの連続受信からTDM受信に移行する。
ユーザーによるプログラムの切り替え要求に対し、続けて短時間に再びプログラムの切り替え要求が発生せず、ユーザーがそのプログラムの切り替え要求で受信したプログラムを視聴し続けると予測すると、受信機100は直ちに連続受信からTDM受信に移行する。
または、受信機100は、前述したプログラムの切り替えが発生すると予測された場合よりも短く設定された期間全てのプログラムの連続受信を継続する。この連続受信期間中、受信機100は、受信した全てのプログラムを復調/復号してバッファに格納しておく。
なお、ある一定期間全てのプログラムの連続受信処理を行う場合、連続受信処理中に再びユーザーによるプログラムの切り替え要求が発生しなかった時には、全プログラムの連続受信からTDM受信に移行する。
また、ユーザーによるプログラムの切り替え要求が発生した時に受信要求されたプログラムをまだ受信していない場合、連続受信によりバッファ中に復調/復号したデータがあるならば、このデータのから復調/復号済みの受信要求プログラムを画面に表示させる。これにより、直ちにプログラムの切り替えが実行されることになる。
以上において、ユーザーによるプログラムの切り替え要求に対して続けて短時間の間に再びプログラムの切り替え要求が発生するかどうかの予測は、予めユーザーの視聴プログラムの嗜好情報(視聴嗜好情報)を登録/保持しておくことにより実現することができる。
また、視聴嗜好情報は、例えば、EPG(Electric Program Guide:電子番組ガイド)の番組ジャンル情報や番組タイトル情報を用いることが有効である。
なお、このようなユーザーの視聴嗜好情報は、例えば、フラッシュメモリ(フラッシュROM:図1の受信機100におけるROM108等)に対して登録/保持されることになる。
さらに、プログラムの切り替え要求により受信したプログラムと、前述したユーザーの視聴嗜好情報を比較し、受信したプログラムが視聴嗜好情報と一致する場合は、続けてプログラムの切り替え要求が発生しないと予測する。また、受信したプログラムが視聴嗜好情報と一致しない場合は、続けてプログラムの切り替え要求が発生すると予測する。
視聴嗜好情報は、前述したユーザーによる登録の他、ユーザーの視聴の状況をモニターして自動取得することもできる。
また、現在視聴中のプログラムをその放送時間の一定時間以上視聴した場合、その番組ジャンルを視聴嗜好情報に自動登録し、或いは、ある番組ジャンルをある一定期間に視聴した回数によって視聴嗜好情報に登録することもできる。
さらに、自動登録した視聴嗜好情報は、ある一定期間その番組ジャンルの視聴がなければ、視聴嗜好情報から解除するようにしてもよい。
視聴嗜好情報について、保持している情報に対して視聴の頻度が高低のレーティング情報を持たせることで、前述したプログラムの切り替え要求で受信したプログラムを視聴し続けると予測された場合、連続受信期間の最適化を行う機能を持たせることができる。
ここで、視聴嗜好情報のレーティングは、自動取得処理において登録条件を満たした回数が多い場合にレーティングを高く設定するように制御することができる。また、ユーザーが設定した視聴嗜好情報は、最高のレーティング値に設定するのが好ましい。
また、ユーザーによるプログラムの切り替え要求に対し、続けて短時間に再びプログラムの切り替え要求が発生しないと予測されたとき、プログラムの切り替え要求により受信したプログラムの嗜好情報のレーティング値が高いほど、連続受信期間を短く設定する。そして、最高のレーティング値の場合、直ちに連続受信からTDM受信に移行することができる。
さらに、連続受信により受信した全プログラムをバッファに保持するとき、バッファには、少なくともTDMの1送信周期分のデータを保持しておけばよい。ここで、TDMの1送信周期とは、例えば、前述した図2のプログラムA〜F(201〜206)の期間に相当する。
また、連続受信により受信した全プログラムのバッファ中のデータは、連続受信を終了しTDM受信に移行するとき、視聴しているプログラム以外を消去してもよい。
このように、本実施例は、プログラムの切り替え要求が短時間に連続して発生するかどうかを予測し、その予測に基づいて連続受信期間を制御する。これにより、短時間に次々と視聴プログラムを切り替えるような視聴が行われた場合、連続受信処理により高速なプログラム表示の切り替えを実現することができる。
また、プログラムの切り替え要求後に次々とプログラム変更を行わず、そのプログラムを視聴し続ける場合には、直ちにまたは短時間で連続受信処理からTDM受信処理に移行することによる無駄な消費電力を抑制することが可能になる。
まず、視聴すべきプログラムが登録した視聴嗜好情報に一致し、連続したプログラムの切り替えが発生する可能性が少ないと予測される場合の受信処理を、図5〜図7を参照して説明する。
図5〜図7は一実施例のTDM方式の放送を受信する受信機における処理を説明するための図である。ここで、図5〜図7に示す処理は、前述した図1に示すTDM方式による携帯端末向け地上波デジタル放送の受信機100におけるCPU107上で動作するソフトウェアとして実装され、そのバイナリーコードはROM108またはRAM109に格納される。
なお、図5〜図7におけるオペレーションOSA〜OSSは、全ての放送プログラムの連続受信処理に対応し、また、オペレーションOST〜OSXは、TDM方式による携帯端末向け地上波デジタル放送の受信処理に対応する。
なお、図5〜図7に示す受信処理は、図1に示すような、復調部101,映像表示装置104,音声出力装置106,CPU107,ROM108,RAM109およびプログラム切り替えボタン110等を有する受信機100上のプログラムとして実行することができる。
図5に示されるように、TDM方式の放送の受信処理が開始すると、まず、オペレーションOSAにおいて、視聴すべきプログラム(視聴プログラム)の指示を行う。
ここで、受信機100の起動時であれば、予め定められたプログラムまたは前回起動時の最後に視聴したプログラムを指示し、また、受信機100の動作中であれば、ユーザーにより切り替え指示されたプログラムを指示する。
次に、オペレーションOSBに進んで、全てのプログラムを連続受信する設定で復調部101(および、復号部)を起動する。このオペレーションOSBにおいて、受信機100は、全てのプログラムの復調/復号と全てのプログラムのバッファリングを行う状態になる。
なお、全てのプログラムのバッファリングは、少なくともTDMの1周期分のデータ(例えば、任意の周期のプログラムAから次の周期のプログラムAが開始するまでのデータ)の記憶容量を有するバッファ(RAM108)に格納する。
さらに、オペレーションOSCに進んで、ユーザーからの視聴プログラムの切り替え指示が有るかどうかを判定する。
オペレーションOSCにおいて、ユーザーからの視聴プログラムの切り替え指示が無いと判定すると、オペレーションOSDに進んで、受信したプログラム中から、視聴プログラムのTDMデータの受信検出を行う。
すなわち、オペレーションOSDにおいて、受信したプログラム中に視聴プログラムがないと判定すると、オペレーションOSLに進んで、既に受信済みでバッファに格納されているプログラム中に視聴プログラムがあるかどうかを判定する。
オペレーションOSLにおいて、既に受信済みでバッファに格納されているプログラム中に視聴プログラムが有ると判定すると、オペレーションOSMに進んで、バッファに格納されたデータの複合および表示を行ってオペレーションOSCに戻る。
オペレーションOSLで、受信済みでバッファに格納されているプログラム中に視聴プログラムが無いと判定すると、オペレーションOSNに進み、現プログラムを表示するか或いは切り替え中である旨を映像表示装置104に表示してオペレーションOSCに戻る。
ここで、オペレーションOSD,OSL,OSMまたはOSNのループは、視聴プログラムが受信されるまで継続される。
そして、オペレーションOSDにおいて、受信したプログラム中に視聴プログラムが有ると判定すると、オペレーションOSEに進んで、図6を参照して後述する、受信した視聴プログラムが予め保持している視聴嗜好情報に一致するかどうかを判定する。
オペレーションOSCに戻って、ユーザーからの視聴プログラムの切り替え指示が有ると判定すると、オペレーションOSQに進んで、切り替え指示されたプログラムについて、連続受信処理によりバッファに格納済みのものであるかどうかを判定する。
すなわち、オペレーションOSQにおいて、切り替え指示されたプログラムがバッファに受信済みのデータに有る場合、オペレーションOSRに進んで、その受信済みのデータを画面表示して、オペレーションOSAに戻る。
一方、オペレーションOSQにおいて、切り替え指示されたプログラムがバッファに受信済みのデータに無い場合、オペレーションOSSに進んで、現プログラムを表示するか或いは切り替え中である旨を映像表示装置104に表示してオペレーションOSAに戻る。
次に、図6に示されるように、オペレーションOSEにおいて、受信した視聴プログラムが予め保持している視聴嗜好情報に一致するかどうかを判定する。
ここで、上記の処理は、今の視聴プログラムの切り替え指示に続く短い時間のうちに再び視聴プログラムの切り替えが発生するかどうかの予測に相当する。なお、受信した視聴プログラムの視聴嗜好情報に対応するデータは、例えば、受信データの復号処理を行うCPU107上のプログラムより取得することが可能である。
オペレーションOSEにおいて、受信した視聴プログラムが予め保持している視聴嗜好情報に一致しないと判定すると、オペレーションOSOに進んで、ユーザーからの視聴プログラムの切り替え指示が有るかどうかを判定する。
オペレーションOSOにおいて、ユーザーからの視聴プログラムの切り替え指示が無いと判定すると、オペレーションOSPに進んで、連続受信期間を経過したかどうかの判定を行う。なお、オペレーションOSOにおいて、ユーザーからの視聴プログラムの切り替え指示が有ると判定すると、前述したオペレーションOSQに進んで同様の処理を行う。
オペレーションOSPにおいて、連続受信期間を経過していないと判定すると、オペレーションOSOに戻って連続受信期間を経過するまで同様の処理を行い、連続受信期間を経過したと判定すると、後述するオペレーションOSIに進む。
一方、オペレーションOSEにおいて、受信した視聴プログラムが予め保持している視聴嗜好情報に一致すると判定すると、オペレーションOSFに進み、レーティング情報から連続受信期間を決定する。ここで、レーティング情報とは、前述したように、例えば、視聴嗜好情報について視聴頻度の高低の情報である。
すなわち、オペレーションOSFにおいて、現在視聴しているプログラムに対応する視聴嗜好情報のレーティングが高い場合は、直ちにTDM受信処理に移行するように連続受信期間を短く設定する。一方、レーティング情報が低くなると、再びプログラムの切り替えが発生する可能性があるとしてレーティングの低下に従って連続受信期間を徐々に長くするような設定を行うことになる。
次に、オペレーションOSGに進んで、ユーザーからの視聴プログラムの切り替え指示が有るかどうかを判定する。
オペレーションOSGにおいて、ユーザーからの視聴プログラムの切り替え指示が無いと判定すると、オペレーションOSHに進んで、オペレーションOSFで設定した可変な連続受信期間を経過したかどうかの判定を行う。なお、オペレーションOSGにおいて、ユーザーからの視聴プログラムの切り替え指示が有ると判定すると、前述したオペレーションOSQに進んで同様の処理を行う。
すなわち、オペレーションOSHにおいて、設定された連続受信期間を経過していないと判定すると、オペレーションOSGに戻って同様の処理を繰り返す。そして、オペレーションOSHにおいて、連続受信期間を経過したと判定すると、オペレーションOSIに進んで、通常のTDM受信に移行し、オフタイム期間に復調部の処理をオフにしてバッファを消去する。
すなわち、オペレーションOSHにおいては、これまでの全プログラムの連続受信処理を停止し、視聴するプログラムのみの復調/復号を行うことになる。このとき、連続受信によりバッファに格納した全プログラムのデータのうち、視聴しないプログラムのデータをバッファ(RAM109)から消去してもよい。
次に、オペレーションOSJに進んで、ユーザーからの視聴プログラムの切り替え指示が有るかどうかを判定する。
オペレーションOSJにおいて、ユーザーからの視聴プログラムの切り替え指示が無いと判定すると、オペレーションOSKに進んで、オフタイム期間が終了したかどうかの判定を行う。なお、オペレーションOSJにおいて、ユーザーからの視聴プログラムの切り替え指示が有ると判定すると、前述したオペレーションOSQに進んで同様の処理を行う。
オペレーションOSKにおいて、オフタイム期間が終了していないと判定すると、オペレーションOSJに戻ってオフタイム期間が終了したと判定するまで同様の処理を行い、オフタイム期間が終了したと判定すると、オペレーションOSTに進む。
すなわち、オペレーションOSKにおいて、オフタイム期間を終了し受信すべきプログラムが受信される時間になったと判定すると、オペレーションOSTに進んで、視聴するプログラムの期間、復調部をオンしてTDM受信処理を実行する。なお、このTDM受信処理では、視聴プログラムのみを復調/復号する。
さらに、オペレーションOSUに進んで、ユーザーからの視聴プログラムの切り替え指示が有るかどうかを判定する。
オペレーションOSUにおいて、ユーザーからの視聴プログラムの切り替え指示が無いと判定すると、オペレーションOSVに進んで、オフタイム期間、復調部をオフして、オペレーションOSWに進む。なお、オペレーションOSUにおいて、ユーザーからの視聴プログラムの切り替え指示が有ると判定すると、前述したオペレーションOSQに進んで同様の処理を行う。
オペレーションOSWにおいて、ユーザーからの視聴プログラムの切り替え指示が無いと判定すると、オペレーションOSXに進んで、オフタイム期間が終了したかどうかを判定する。なお、オペレーションOSWにおいて、ユーザーからの視聴プログラムの切り替え指示が有ると判定すると、前述したオペレーションOSQに進んで同様の処理を行う。
オペレーションOSXにおいて、オフタイム期間が終了していないと判定すると、オペレーションOSWに戻ってオフタイム期間が終了したと判定するまで同様の処理を行う。そして、オペレーションOSXにおいて、オフタイム期間が終了したと判定すると、オペレーションOSTに戻って同様の処理を行うことになる。なお、各オペレーションは、ステップであってもよい。
以上、図5〜図7を参照して、視聴プログラムが登録した視聴嗜好情報に一致し、連続したプログラムの切り替えが発生する可能性が少ないと予測される場合(第1の場合)の受信処理を説明した。
次に、視聴プログラムが登録した視聴嗜好情報に一致せず、連続したプログラムの切り替えが発生する可能性が高いと予測される場合(第2の場合)の受信処理を説明する。
オペレーションOSA〜OSDの処理は、図5を参照して説明した視聴プログラムが登録した視聴プログラムの嗜好情報(視聴嗜好情報)に一致し、連続したプログラムの切り替えが発生する可能性が少ないと予測される場合(第1の場合)の受信処理と同様である。
すなわち、前述した図5および図6に示されるように、第1の場合の受信処理は、オペレーションOSDにおいて、受信したプログラム中に視聴すべき視聴プログラムが受信されていると判定すると、オペレーションOSEに進む。
このオペレーションOSEにおいて、受信した視聴プログラムが予め保持している視聴嗜好情報に一致するかどうかを判定する。
ここで、上記の処理は、今の視聴プログラムの切り替え指示に続く短い時間のうちに再び視聴プログラムの切り替えが発生するかどうかの予測に相当する。なお、受信した視聴プログラムの視聴嗜好情報に対応するデータは、例えば、受信データの復号処理を行うCPU107上のプログラムより取得することが可能である。
オペレーションOSEにおいて、受信した視聴プログラムが予め保持している視聴嗜好情報に一致しないと判定すると、オペレーションOSOに進んで、ユーザーからの視聴プログラムの切り替え指示が有るかどうかを判定する。
オペレーションOSOにおいて、ユーザーからの視聴プログラムの切り替え指示が無いと判定すると、オペレーションOSPに進んで、連続受信期間を経過したかどうかの判定を行う。なお、オペレーションOSOにおいて、ユーザーからの視聴プログラムの切り替え指示が有ると判定すると、前述したオペレーションOSQに進んで同様の処理を行う。
ここで、オペレーションOSPで判定に使用する連続受信期間を、オペレーションOSFで設定される連続受信期間より長い期間を設定することにより、プログラムの切り替え指示発生に対して高速な切り替え応答を可能にすることができる。
オペレーションOSPにおいて、連続受信期間を経過していないと判定すると、オペレーションOSOに戻って連続受信期間を経過するまで同様の処理を行い、連続受信期間を経過したと判定すると、オペレーションOSIに進む。
オペレーションOSIでは、通常のTDM受信に移行し、オフタイム期間に復調部の処理をオフにする。このオペレーションOSIの処理において、これまでの全プログラムの連続受信処理を停止し、視聴するプログラムのみの復調/復号を行う。また、このとき、連続受信によりバッファに格納した全プログラムのデータのうち、視聴しないプログラムのデータを消去してもよいのは前述した通りである。
このように、上述した第1の場合および第2の場合において、オペレーションOSC,OSG,OSJ,OSO,OSUおよびOSWで示されるように、視聴途中でプログラムの切り替え要求が発生すると、オペレーションOSQに進む。
そして、オペレーションOSQにおいて、切り替え要求されたプログラムについて、連続受信処理によってバッファに格納済みのデータがあるかどうかを判定する。
すなわち、オペレーションOSQにおいて、切り替え指示されたプログラムがバッファに受信済みのデータに有る場合、オペレーションOSRに進んで、その受信済みのデータを画面表示して、オペレーションOSAに戻る。
一方、オペレーションOSQにおいて、切り替え指示されたプログラムがバッファに受信済みのデータに無い場合、オペレーションOSSに進んで、現プログラムを表示するか或いは切り替え中である旨を映像表示装置104に表示してオペレーションOSAに戻る。
以上において、連続受信により受信した全プログラムは図1のRAM109に保持される。連続受信により受信した全プログラムをバッファに保持するとき、バッファには少なくともTDMの1送信周期分のデータを保持しておけばよい。
ここで、TDMの1送信周期とは、例えば、図2のプログラムA〜F(201〜206)までの期間に対応し、その期間は、放送規格により異なるがおおよそ1〜2秒がよく用いられる値である。
また、上述したように、連続受信により受信した全プログラムのバッファ中のデータは、図6のオペレーションOSIに示されるように、連続受信を終了してTDM受信に移行するとき、視聴しているプログラム以外のデータを消去することもできる。
このデータの消去処理は、前回の連続受信から今回の連続受信までの間隔があいた場合、バッファ中に残っているプログラムを画面表示したとき、現在放送中のプログラムと異なるものを表示するのを防ぐことができる。すなわち、図6のオペレーションOSEにおける予測処理を誤らせる可能性を回避することができる。
図6のオペレーションOSFにおいて、連続したプログラムの切り替え指示が発生するかどうかを判定するための視聴嗜好情報は、例えば、EPG(電子番組ガイド)の番組ジャンル情報を用いることができる。また、他に番組名等を用いることも可能である。
この視聴嗜好情報は、例えば、図1に示す受信機100におけるRAM109に格納され、CPU107で動作する図5〜図7に示す受信処理に従って処理される。
ところで、視聴嗜好情報の設定は、ユーザーが予め設定するという手法がある。或いは、他の視聴嗜好情報の設定手法として、ユーザーの視聴状況をモニターし、頻繁に視聴されていると判断された情報を視聴嗜好情報として自動的に設定することもできる。
この視聴嗜好情報の自動設定は、ある一定期間中のある番組ジャンルの視聴回数や視聴時間の統計情報により決定する。
このように、自動的に視聴嗜好情報を設定する場合、視聴嗜好情報に登録された番組ジャンルについて、一定期間視聴が無いか、或いは、一定期間の視聴回数や視聴時間が少ないものについては視聴嗜好情報から解除する手段を設けてもよい。
また、図6のオペレーションOSEにおいて、受信した視聴プログラムが視聴嗜好情報に一致すると判定すると、例えば、連続受信期間を0秒に設定し、直ちにTDM受信処理へと移行する。
視聴嗜好情報の設定について、ユーザーが予めマニュアル(手動)で設定した視聴嗜好情報に一致した場合や、視聴嗜好情報として番組名を使用する場合はこの処理が無駄な消費電力を抑える上では最も有効な実装方法である。
視聴嗜好情報として番組ジャンルを用いると共に、上述した自動設定により視聴嗜好情報を登録する場合、ジャンルによってユーザーの視聴傾向にばらつきがあることが考えられる。
そこで、視聴嗜好情報を自動設定する過程において、ある一定期間中のある番組ジャンルの視聴回数や視聴時間の統計情報からレーティング(格付け)を行うのが有効である。
すなわち、レーティングに応じて連続受信期間を可変に設定することにより、視聴プログラムの切り替えが発生した場合に高速な画面切り替えを実現することができる。
図8は視聴嗜好情報の自動取得処理を説明するための図であり、視聴嗜好情報の自動取得処理とレーティング処理の一例を説明するためのものである。
なお、図8に示す視聴嗜好情報の自動取得処理およびレーティング処理は、図1に示すような、復調部101,映像表示装置104,音声出力装置106,CPU107,ROM108およびRAM109等を有する受信機100上のプログラムとして実行することができる。
また、視聴嗜好情報としてEPGの番組ジャンルを用いる場合、図8の処理では、EPGを全ての番組ジャンル毎に用意する。或いは、図8の処理により、視聴嗜好情報を自動設定する番組ジャンルをユーザーが選択し、その選択された番組ジャンルに対してのみ処理を行うことも可能である。
図8は、番組ジャンルA(プログラムA)が今まで視聴されていない状態で視聴嗜好情報を自動的に取得する処理を示している。
図8に示されるように、まず、オペレーションOTAにおいて、レーティング情報を決定するパラメータRatingを初期化(Rating=0)する。このパラメータは、常に『0』以上の値を持ち、負の数になる計算結果の場合は『0』にする。なお、Ratingの値が『0』のとき、番組ジャンルAは視聴嗜好情報に自動取得されていないことを示す。
次に、オペレーションOTBに進んで、番組ジャンルAが視聴嗜好情報として自動取得済みかどうかを判定する。すなわち、オペレーションOTBにおいて、Ratingの値が『0』ではないと判定すると、視聴嗜好情報として自動取得済みとして、オペレーションOTCに進む。
オペレーションOTCにおいて、視聴嗜好情報が受信日時から2週間以上経過しているかどうかを判定し、2週間以上経過していると判定すると、オペレーションOTAに戻り、また、2週間以上経過していないと判定すると、オペレーションOTDに進む。
オペレーションOTDにおいて、視聴嗜好情報が受信日時から1週間以上経過しているかどうかを判定し、1週間以上経過していると判定すると、オペレーションOTEに進み、Ratingの値から『1』を減算し(Rating=Rating−1)、オペレーションOTFに進む。
なお、オペレーションOTBにおいて、Ratingの値が『0』であると判定すると、視聴嗜好情報として自動取得済みではないとして、オペレーションOTFに進む、また、オペレーションOTDにおいて、視聴嗜好情報が受信日時から1週間以上経過していないと判定すると、オペレーションOTFに進む。
オペレーションOTFでは、番組ジャンルAを受信したかどうかを判定し、番組ジャンルAを受信したと判定すると、オペレーションOTGに進み、また、番組ジャンルAを受信していないと判定すると、オペレーションOTBに戻る。
オペレーションOTGでは、受信した番組ジャンルを視聴嗜好情報として自動取得するかどうかの判定を行う。具体的に、図8に示す例では、オペレーションOTGにおいて、番組時間の2/3以上を視聴したかどうかを判定基準として判定を行う。
すなわち、オペレーションOTGにおいて、視聴時間が番組時間の2/3未満であると判定するとオペレーションOTBに戻り、また、視聴時間が番組時間の2/3以上であると判定すると、視聴嗜好情報の自動取得の対象として、オペレーションOTHに進む。
オペレーションOTHでは、番組ジャンルAを視聴した日時を記録して、オペレーションOTIに進み、Ratingの値に『1』を加算し(Rating=Rating+1)、オペレーションOTBに戻る。
このように、オペレーションOTBにおいて、Ratingの値が『1』以上のであると判定すると、番組ジャンルAは視聴嗜好情報として取得されていると判断する。そして、オペレーションOTFに進んで、再び番組ジャンルAを受信するまでの間、オペレーションOTCおよびオペレーションOTDでRating値の再評価を行う。
また、オペレーションOTB,OTC,OTDおよびOTFの番組ジャンルAの受信待ち状態のループにある時、オペレーションOTCにおいて、番組ジャンルAがオペレーションOTHで取得した受信日時より2週間以上経過しているかどうかを判定する。
そして、オペレーションOTCにおいて、番組ジャンルAがオペレーションOTHで取得した受信日時より2週間以上経過していると判定すると、ユーザーはこの番組ジャンルに対して興味がなくなったと判断する。そして、オペレーションOTAに戻って、Ratingを『0』に再設定することで、視聴嗜好情報から外すようになっている。
オペレーションOTCにおいて、番組ジャンルAがオペレーションOTHで取得した受信日時より2週間未満の場合であると判定すると、オペレーションOTDに進む。
オペレーションOTDにおいて、番組ジャンルAがオペレーションOTHで取得した受信日時より1週間以上経過していると判定すると、ユーザーはこの番組ジャンルに対する興味が低くなったと判断し、オペレーションOTEでRatingの値から『1』減算する。
オペレーションOTDにおいて、番組ジャンルAがオペレーションOTHで取得した受信日時より1週間未満であると判定すると、Rating値を保持し、オペレーションOTFに進んで、次の番組ジャンルAの受信を待つことになる。
そして、オペレーションOTFにおいて、番組ジャンルAの受信を検出すると、上述したオペレーションOTGで視聴時間の評価を行い、そのオペレーションOTGの結果に応じてRatingの値の加算を行う。なお、各オペレーションは、ステップであってもよい。
図9は視聴嗜好情報のレーティングに基づく連続受信時間設定の一例を説明するための図であり、レーティング情報と連続受信期間の対応関係の例を与えるものである。
図9は、図8の処理に応じて取得した番組ジャンルAのRating値に基づいて、図6のオペレーションOSFで連続受信期間を与え、得られたレーティング情報と連続受信期間の対応関係を示すものである。
図9において、参照符号701は、視聴嗜好情報が『高』,『中』,『低』および『視聴嗜好情報外』に分類された視聴嗜好情報Ratingの列を示し、また、702は、『15』,『8』,『1』および『0』により範囲が規定されたRating値の列を示している。
さらに、参照符号703は、『0』,『10』,『30』および『60』秒に設定される連続受信時間の列を示している。
ここで、視聴嗜好情報Ratingの列701およびRating値の列702は、前述した図8の処理で得られるものに対応し、また、連続受信時間の列703は、前述した図5〜図7の処理(図6のオペレーションOSF)で得られる連続受信期間に対応する。
図9に示す例において、参照符号704で示す行は、視聴嗜好情報が『高』の場合であり、図8の処理で取得したRating値が15以上またはユーザーが設定したものが対応する。このとき、連続受信時間は『0』秒に設定され、すなわち、直ちに連続受信処理からTDM受信処理に移行される。
参照符号705で示す行は、視聴嗜好情報が『中』の場合であり、図8の処理で取得したRating値が8以上15未満のものが対応する。このとき、連続受信時間は『10』秒に設定される。
参照符号706で示す行は、視聴嗜好情報が『低』の場合であり、図8の処理で取得したRating値が1以上8未満のものが対応する。このとき、連続受信時間は『30』秒に設定される。
参照符号707で示す行は、視聴嗜好情報が『視聴嗜好情報外』の場合であり、図8の処理で取得したRating値が0のものが対応し、連続受信時間は『60』秒に設定される。これに該当する場合、図6におけるオペレーションOSEからOSPへ移行する処理を行うことになる。
なお、上述した図9における視聴嗜好情報Ratingの分類、並びに、Rating値および連続受信時間の数値等は、単なる例であり、様々に変更することができるのはもちろんである。
また、本実施例は、DVB−HやMediaFLO規格のものに限定されず、様々なTDMを用いたデータ伝送の受信機に適用することができ、さらに、その受信機も携帯受信端末に限定されないのはいうまでもない。
100 受信機
101 復調部
102 MAC部(Media Access Controller)
103 ビデオデコーダ部
104 映像表示装置
105 オーディオデコーダ
106 音声出力装置
107 CPU
108 ROM
109 RAM
110 プログラム切り替えボタン
111 プログラム切り替え検出部

Claims (5)

  1. 時分割多重データを受信し、該受信したデータをバッファに保持し、選択すべき任意の1つの選択プログラムの期間のみオンして、該選択プログラム以外の期間はオフする時分割多重データの受信機であって、
    ユーザーの視聴プログラムの嗜好情報を登録する嗜好情報手段と、
    前記ユーザーの視聴プログラムの切り替え要求により、画面表示したプログラムと前記ユーザーの視聴プログラムの嗜好情報を比較して、当該ユーザーが続けて視聴プログラムの切り替えを実行するかどうかを予測する予測手段と、を有し、
    前記予測手段が、前記ユーザーが続けて視聴プログラムの切り替えを実行すると予測した場合は、タイムアウト経過まで全プログラムを連続受信し、該連続受信した全プログラムのデータを前記バッファに保持し、
    前記予測手段が、前記ユーザーが続けて視聴プログラムの切り替えを実行しないと予測した場合は、直ちに前記時分割多重データの受信を行うことを特徴とする受信機。
  2. 請求項1に記載の受信機において、
    前記嗜好情報手段は、
    前記ユーザーの視聴プログラムの嗜好情報を、当該ユーザーがマニュアルで登録するか、或いは、
    前記受信機が当該ユーザーのプログラム視聴状況をモニターし、その視聴時間や視聴回数により自動的に登録または削除することを特徴とする受信機。
  3. 請求項1または2に記載の受信機において、
    前記予測手段が、前記ユーザーが続けて視聴プログラムの切り替えを実行しないと予測した場合、前記ユーザーの視聴プログラムの嗜好情報の各要素に対して、当該ユーザーのプログラム視聴状況のモニター結果や当該ユーザーの指定に基づいてレーティングを行い、該レーティングの値に応じて前記連続受信のタイムアウトを可変にすることを特徴とする受信機。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の受信機において、
    前記ユーザーの視聴プログラムの切り替え要求が発生し、前記受信機が要求された視聴プログラムをまだ受信していないとき、該要求された視聴プログラムがプログラムの切り替え要求以前の連続受信によって既に前記バッファに格納済みである場合、該バッファに格納されたデータを画面に表示することを特徴とする受信機。
  5. 復調手段,視聴手段,演算処理装置,記憶手段およびプログラム切り替えボタンを有し、時分割多重データを受信し、該受信したデータを記憶手段に保持し、選択すべき任意の1つの選択プログラムの期間のみオンして、該選択プログラム以外の期間はオフする時分割多重データの受信機上で実行される受信プログラムであって、前記受信機に、
    ユーザーの視聴プログラムの嗜好情報を登録させる手順と、
    前記ユーザーの視聴プログラムの切り替え要求により、画面表示したプログラムと前記ユーザーの視聴プログラムの嗜好情報を比較して、当該ユーザーが続けて視聴プログラムの切り替えを実行するかどうかを予測させる手順と、を実行させ、
    前記ユーザーが続けて視聴プログラムの切り替えを実行すると予測した場合は、タイムアウト経過まで全プログラムを連続受信させ、該連続受信した全プログラムのデータを前記バッファに保持させ、
    前記ユーザーが続けて視聴プログラムの切り替えを実行しないと予測した場合は、直ちに前記時分割多重データの受信を行わせることを特徴とする受信プログラム。
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