JP2011071039A - 照明装置 - Google Patents

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義治 田中
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明弘 三沢
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Abstract


【課題】 光の利用効率が高く、発光素子を搭載した基板の放熱体への組み付けが容易な照明装置を提供する。
【解決手段】 照明装置1は、発光素子2が搭載面3aに搭載された基板3と、基板3の裏面3bに接触する凸状台座55を有する放熱体5と、凸状台座55を平面視にて包囲して凸状台座55の外周面に接触して基板3を保持する基板支持部42と、基板3へ電力を供給するコネクタ部41とを有するコネクタケース4と、発光素子2に対向して配置され且つ発光素子2から出力された光を反射させる反射面71aをもつリフレクタ71と、を有する。コネクタケース4のコネクタ部41は、基板支持部42に対して、リフレクタ71の反射面71aにより反射された反射光の光軸方向Lの前方側に配置されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、発光素子を用いた照明装置に関し、特に発光素子から発せられた光をリフレクタで反射させて照射する照明装置に関する。
LED(発光ダイオード)は、使用電力が、電球に比べて少なく、また寿命が長い。このため、LEDは、車両用ランプなどの照明装置に利用されてきている。LEDを照明装置に用いた従来技術として、特許文献1が開示されている。特許文献1に開示された照明装置は、図11に示すように、LED91の光をリフレクタ93で反射させた後に、凸レンズ96を介して前方へ出射させるようにしたプロジェクタ型車両用ヘッドライトユニットである。LED91は、光源取付ベース915に固定されている。光源取付ベース915は、放熱手段920にネジ913で結合されている。
特許第4232725号公報(図8)
しかしながら、特許文献1では、図11に示すように、リフレクタ93が光源取付べース915の上に配置されていた。このため、リフレクタ93に照射される光の入射範囲が十分広くなく、光の利用効率が十分ではなかった。また、LED91を装着した光源取付ベース915は、放熱手段920に対してねじ913により固定されていた。このため、ねじ913の締結作業が必要となり、組み付け性が悪かった。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、光の利用効率が高く、発光素子を搭載した基板の放熱体への組み付けが容易な照明装置を提供することを課題とする。
(1)本発明の照明装置は、発光素子が搭載面に搭載された基板と、
前記基板の前記搭載面と反対側の裏面に接触する凸状台座を有する放熱体と、
前記放熱体の前記凸状台座を平面視にて包囲して該凸状台座の外周面に接触して該基板を支持する基板支持部と、該基板へ電力を供給するコネクタ部とを有するコネクタケースと、
前記発光素子に対向して配置され且つ該発光素子から出力された光を反射させる反射面をもつリフレクタと、を有する照明装置であって、
前記コネクタケースの前記コネクタ部は、前記基板支持部に対して、前記リフレクタの前記反射面により反射された反射光の光軸方向の前方側に配置されていることを特徴とする。
上記構成によれば、基板をコネクタケースの基板支持部に保持している。ゆえに、基板を基板支持部に保持して、コネクタケースを放熱体の凸状台座に嵌め込むことにより、基板を放熱体に固定することができる。ゆえに、ねじ締結が不要であり、発光素子を搭載した基板の放熱体への組み付けが容易である。
また、コネクタケースは、基板へ電力を供給するコネクタ部をもち、コネクタ部を通じて電力が基板上の発光素子に供給される。ゆえに、ハーネスの半田付けなどの導通手段を後工程で施す必要がなく、組み付け工数を削減できる。
また、コネクタケースのコネクタ部は、基板支持部に対して、リフレクタにより反射された反射光の光軸方向の前方側に配置されている。このため、後方側にコネクタ部を配置した場合に比べて、基板支持部に固定された基板上の発光素子を、リフレクタに近接させることができる。ゆえに、発光素子から出力された光のほとんどがリフレクタで反射される。ゆえに、光の利用効率がよい。従って、照明装置から発する光の輝度を高めることができる。
また、基板は、放熱体の凸状台座の上に載置されている。このため、平面状の放熱体の上に基板を載置する場合に比べて、基板をリフレクタの反射面に近接させることができ、光の利用効率が高くなる。
(2)前記基板は、前記発光素子から、前記光軸方向の前方側に向かって延びる配線を有していることが好ましい。
この場合には、発光素子から、コネクタケースのコネクタ部までの間を、配線によって最短距離で接続することができる。ゆえに、基板上の配線に要するスペースを小さくでき、基板の小型化を実現できる。基板を小さくすることによって、基板上の発光素子を、リフレクタにより更に近接させることができ、光の利用効率を更に高めることができる。
(3)前記リフレクタの前記反射面は、前記基板の前記搭載面に対向しているとともに、前記コネクタケースの前記基板支持部における前記反射光の光軸方向の後方側に位置する後方側側面に対向していることが好ましい。
この場合には、リフレクタの反射面は、基板の搭載面に対向する部分から、コネクタケースの基板支持部の後方側の外側面に対向する部分まで延びており、反射面の立体角が従来に比べて大きくなる。ゆえに、リフレクタにおける搭載面と対向する部分だけでなく、リフレクタにおける基板支持部の後方側の外側面に対向する部分においても、発光素子から出力された光が反射する。このため、リフレクタの反射面の光入力範囲が増えて、光の利用効率が更に高くなる。
本発明の照明装置によれば、コネクタケースのコネクタ部は、基板支持部に対して、リフレクタにより反射された反射光の光軸方向の前方側に配置されている。このため、光の利用効率が高く、また、発光素子を搭載した基板を、放熱体へ組み付け易くなる。
本発明の第1の実施形態の照明装置の光軸方向の断面図である。 第1の実施形態の照明装置の光軸方向の要部拡大断面図である。 第1の実施形態の照明装置の分解斜視図である。 図2のA−A矢視断面図である。 第2の実施形態の照明装置の組み付け方法を示す斜視図である。 第2の実施形態の照明装置の光軸方向の断面図である。 第3の実施形態の照明装置の光軸方向の断面図である。 第4の実施形態の照明装置の光軸方向の断面図である。 第4の実施形態の照明装置の光の進路を示すための、基板を収容したコネクタケースの斜視図である。 第4の実施形態において、照明装置から発せられた光の照射範囲を示す説明図である。 従来例の照明装置の断面図である。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について図面を参照にして詳細に説明する。本実施形態は、車両用ヘッドライトに用いられるロービーム照射用プロジェクタ型の照明装置である。図1に示すように、照明装置1は、発光素子2を搭載した基板3と、基板3を保持するコネクタケース4と、発光素子2から発する熱を放熱させる放熱体5と、発光素子2から照射された光を反射させるリフレクタ71と、リフレクタ71により反射された光を前方側に向けて照射する前方レンズ72とを有する。以下、基板3の板面方向を上下方向、リフレクタ71で反射された光の光軸方向を光軸方向、上下方向及び光軸方向と直交する方向を幅方向として説明する。
図2、図3に示すように、発光素子2は、白色光を照射するLED(発光ダイオード)である。発光素子2は、透光性の高い材質で形成された半球形状のカバー20により被覆されている。
基板3は、薄板状のセラミック基板であり、平面視にて略四角形状に形成されている。基板3の搭載面3aの中央には、発光素子2が半田付けにより接合されている。発光素子2を被覆するカバー20は、基板3の搭載面3aに接着されることにより、基板3に固定されている。また、基板3の搭載面3aには、配線パターン31が形成されている。配線パターン31は、導電性の高い銅などの金属材料を印刷することにより形成されている。配線パターン31は、発光素子2から2本延びており、それぞれ光軸方向の前方側に向かって直線状に延びている。
コネクタケース4は、ハーネスなどのバッテリ側コネクタ49と接続されるコネクタ部41と、基板3を光軸方向L及び幅方向に位置決めする基板支持部42とを有している。コネクタ部41は、基板支持部42の光軸方向Lの前方側に一体に配設されている。コネクタケース4は、コネクタ部41の端子41a、端子41aから基板3側へ延びる配線部などの金属部分を除いて、例えばガラス含有PBTなどの樹脂により形成されている。
コネクタ部41は、光軸方向Lに延びる角筒状に形成されており、内部に端子41aが収容されている。コネクタ部41の光軸方向Lの後方側は、基板支持部42に固定されており、コネクタ部41の前方側は開口して、電源用コネクタ49を挿抜可能に挿着している。図3に示すように、コネクタ部41と基板支持部42との間には、凹部43が形成されている。凹部43には、後述するフレーム6の連結部62が受容される。
基板支持部42は、上下に刳り抜かれた孔部42bを有する枠状部である。基板支持部42は、内部に埋設された配線部を通じて、コネクタ部41の端子41aと電気的に接続されている。基板支持部42の内部の配線部は、孔部42bの前方側の上端に露出した接続端子部42aをもつ。接続端子部42aは、基板3の搭載面3aに形成された配線パターン31と接触している。
基板3は、孔部42bの所定位置にて光軸方向L及び幅方向に位置決めされる。基板3は、外周部を基板支持部42により包囲された状態で、コネクタケース4に支持されている。
図1に示すように、放熱体5は、放熱フィン50と、放熱フィン50から光軸方向の前方側に突出する保持部56とを有する。放熱体5は、アルミニウム、銅などの熱伝導性が比較的良好な金属からなる。図2、図4に示すように、保持部56は、直方体状を呈しており、光軸方向Lの後方側に位置する奥壁52と、幅方向両側に位置する一対の側壁53と、上下方向の下側に位置する底壁54と、を有している。凸状台座55の外周面と、奥壁52及び一対の側壁53との間には、コネクタケース4を収容する凹部51が形成されている。凹部51の光軸方向Lの前方側は、開放されている。凹部51に収容されたコネクタケース4は、そのコネクタ部41を、凹部51の前方側に突出させている。
図3に示すように、奥壁52の幅方向の両側には、フレーム6の先端を受容する受容穴52aが形成されている。各側壁53には、コネクタケース4の基板支持部42の幅方向外側に形成された位置決め部44と当接する突出部53aが形成されている。突出部53aの上面は、フレーム6の下面に当接している。本実施形態においては、突出部53aは、各側壁53における光軸方向Lの後方側と前方側の2カ所に形成されている。光軸方向Lの前方側に位置する突出部53aは、フレーム6と係合する爪部53bが形成されている。
底壁54の中央には、上方に突出し、基板3の裏面3bと接触する凸状台座55が形成されている。図4に示すように、凸状台座55は、平面視にて、略四角形に形成され、その裏面側には窪み部55aが形成されている。凸状台座55の上には基板3が載置されている。凸状台座55の上面はグリース塗布などにより、基板3との熱伝導性を高める工夫がなされている。
コネクタケース4の基板支持部42の孔部42bを形成している内壁は、凸状台座55を包囲している。凸状台座55の外周面と、コネクタケース4の基板支持部42の内周面とが接触することにより、コネクタケース4が放熱体5に対して位置決めされている。図2に示すように、基板支持部42の光軸方向Lの後方側及び前方側に位置する内壁の下端からは、ばね部42cが斜め上方に延びている。ばね部42cは、基板3が孔部42bの下側から上側に移動すると、弾性変形して、基板3の孔部42bの上方への移動を許容する。基板3がばね部42cを通過してばね部42cよりも上方に位置すると、ばね部42cが元の位置に復帰して上端にて基板3の下方への移動を規制する。
図4に示すように、孔部42bの上側に移動した基板3は、コネクタケース4の基板支持部42の両側壁の内周面上端から突出し下方に傾斜して可撓性をもつ押さえ部42dにより、下方に押し付けられている。このようにして、基板3の裏面3bはばね部42cにより、基板3の上面は押さえ部42dにより、それぞれ保持されることで、コネクタケース4の基板支持部42に固定されている。
図3に示すように、コネクタケース4は、放熱体5の保持部56に対して、フレーム6により押さえつけられることにより、放熱体5に固定されている。フレーム6の全体は、ばね性を有しており、弾性変形が可能となっている。フレーム6は、光軸方向Lに延びる一対の延在部61と、光軸方向Lの前方側で一対の延在部61を一体に連結する連結部62とを有する。延在部61および連結部62は、上下に板面を向けた板状に形成されている。各延在部61の光軸方向の前方側には、下方に延びる係合部63を設けている。係合部63は、光軸方向に板面を向けた板状を呈しており、中央に、四角形状の孔部63aが開口している。
一対の延在部61の光軸方向Lの後方側の先端61aは、それぞれ、放熱体5の保持部56の奥壁52に形成された受容穴52aに挿着され、光軸方向Lの前方側の先端に形成された係合部63の孔部63aは、保持部56の側壁53の突出部53aの爪部53bに嵌合している。これにより、一対の延在部61は、それぞれ、コネクタケース4の基板支持部42の幅方向の両側に突出する位置決め部44と、放熱体5の側壁53から突出した突出部53aを下方に押し付けて、コネクタケース4を放熱体5に固定している。
図2に示すように、リフレクタ71の内周面には、回転楕円形状を有する反射面71aが形成されている。リフレクタ71は、樹脂材料により成形されており、その内周面はアルミニウムが蒸着されて反射面71aを形成している。
リフレクタ71の反射面71aは、回転楕円形状をもち、光軸方向Lの前方側を開放させている。反射面71aは、光軸方向に楕円形状に湾曲して、基板3の搭載面3aに対面するとともに、放熱体5の奥壁52の外側面52aに対面している。奥壁52の内側面52bは、コネクタケース4の基板支持部42における光軸方向の後方側に位置する外側面42eと対面している。即ち、この外側面42eは、奥壁52を介して、リフレクタ71の反射面71aと対向している。
回転楕円形状をもつ反射面71aの頂点71bは、楕円の長径方向に沿った中心線と反射面71aとの交差する部分に形成されている。この頂点71bは、発光素子2を含む光軸方向の直線L1上に位置している。頂点71bよりも下側の延長部71eは、コネクタケース4の高さ分だけ、頂点71bから楕円の円弧面形状に延びた部分である。リフレクタ71の延長部71eの下端は、放熱体5の保持部56の上面における奥壁52よりも光軸方向Lの後方側に形成された平面部56aに当接している。図2に示すように、反射面71aの頂点71bよりも上方の基部71dは、発光素子2と対向するように、頂点71bから楕円の円弧面が延びた形状をもち、光軸方向と平行となる部分で、光軸方向を軸線とする円筒面71cに接続している。
リフレクタ71の頂点71bよりも上側の基部71dは、発光素子2と対向しているので発光素子2から発せられた光が直接照射される。また、発光素子2から照射された光は、カバー20、基板3、コネクタケース4又は放熱体5にあたって屈折、反射などして進路を変更されて、頂点71bよりも下側の延長部71eにも、光が照射される。リフレクタ71の延長部71eへの照射量を増やすために、発光素子2をコネクタケース4の上面と同じかまたはそれよりも高い位置に配置して、延長部71eに直接に光が照射されるようにしてもよい。
反射面71aがもつ楕円形状は、光軸方向Lに2つの焦点をもつ。第1の焦点位置には、発光素子2が配置され、第2の焦点位置には、後述するシェード部74aが配置されている。
前方レンズ72は、リフレクタ71の光軸方向Lの先端に配設されている。リフレクタ71の光軸方向Lの先端には、円環状の枠体73の上部が嵌合されている。枠体73の内周面には、前方レンズ72の外周縁が係合されている。前方レンズ72は、光軸方向Lに半楕円形状に突出する凸レンズである。
枠体73の下部には、保持部材74の前方側先端部が嵌合されている。保持部材74の幅方向の断面は、半円形状をなし、その周方向の両端部は、リフレクタ71の周方向の両端部を保持している。保持部材74の光軸方向Lの後方側は、リフレクタ71の径方向中心部まで進入している。そして、この保持部材74の中心部74bの前方側縁部には、シェード部74aが形成されている。即ち、シェード部74aは、保持部材74の略光軸方向に延びる中心部74bと、中心部74bから下方に屈曲して延びる端面部74cとの間に形成された段状部である。
保持部材74の中心部74bの後方側端面74dは、コネクタケース4のコネクタ部41と所定の間隔を隔てて対向している。保持部材74の後方側端面74dとコネクタケース4のコネクタ部41との間には、コネクタ部41に装着されてコネクタ部41の端子41aに電気を供給する電源プラグ49が収容される。
発光素子2から照射された光は、リフレクタ71の反射面71aによって反射され、第2の焦点位置に配置されているシェード部74aに集光させる。シェード部74aに集光された光は、前方レンズ72に入射され、前方レンズ72により光軸方向Lとほぼ平行に前方側に出射されて、車両前方を遠方まで照らす。
本実施形態においては、基板3をコネクタケース4の基板支持部42に保持している。ゆえに、基板3を基板支持部42に形成された孔部42bはめ込むことにより、基板3をコネクタケース4に固定することができ、ねじ締結が不要である。ゆえに、組み付け性が良い。
また、コネクタケース4は、基板3へ電力を供給するコネクタ部41をもつため、コネクタ部41を通じて電力を基板3上の発光素子2に供給することができる。ゆえに、ハーネスの半田付けなどの導通手段を後工程で施す必要がなく、組み付け工数を削減できる。
また、コネクタケース4のコネクタ部41は、基板支持部42に対して、光軸方向Lの前方側に配置されている。このため、基板支持部42に固定された基板3上の発光素子2を、リフレクタ71に近接させることができる。ゆえに、発光素子2から出力された光のほとんどがリフレクタ71で反射され、前方レンズ72を経て車両前方側を照らす。ゆえに、光の利用効率がよい。従って、照明装置1から発する光の輝度を高めることができる。
また、基板3の搭載面3aには、発光素子2から光軸方向Lの前方側に向かって延びる配線パターン31が形成されている。このため、発光素子2から、コネクタケース4のコネクタ部41までの間を、配線パターン31によって最短距離で接続することができる。ゆえに、基板3上の配線パターン31に要するスペースを小さくでき、基板3の小型化を実現できる。基板3を小さくすることによって、基板3上の発光素子2を、リフレクタ71により更に近接させることができ、光の利用効率を更に高めることができる。
また、放熱体5の凸状台座55の上には基板3が載置され、基板3は、凸状台座55よりも下方に位置する平面部56aよりもリフレクタ71側に突出した位置に配置されている。放熱体5の平面部56aには、リフレクタ71の光軸方向Lの後方側の下端が当接している。このため、反射面71aが、頂点71bよりも上方にのみ形成されている場合に比べて、発光素子2の平面部56aからの高さ分だけ、リフレクタ71の反射面71aの立体角度が増える。即ち、光軸方向Lに沿った断面の楕円形状の中心角度が大きくなる。ゆえに、リフレクタ71の反射面71aにおける基板3の搭載面3aと対向する部分だけでなく、反射面71aにおける基板支持部42の後方側の外側面42eに対向する部分においても、発光素子2から出力された光が反射する。そのため、反射面71aの光入射範囲を増やすことができ、光の利用効率を向上させることができる。
本実施形態においては、放熱体5の保持部56には、奥壁52が形成されており、奥壁52を介して、コネクタケース4の基板支持部42の後方側の外側面42eとリフレクタ71の反射面71aとが対向している。しかし、図3の点線に示すように、奥壁52の幅方向中央部を下方に窪ませることにより、その窪み部52bを通じて、発光素子2から出力される光が、反射面71aに直接に照射される。この場合には、反射面71aの光入力範囲を更に増やすことができる。
(第2の実施形態)
本実施形態は、図5、図6に示すように、基板3を押さえるフレーム6の延在部61が、幅方向に延びている点が、第1の実施形態と相違する。本実施形態において、フレーム6は、幅方向に延びる一対の延在部61と、一対の延在部61の両端部を一体に連結する一対の連結部62とを有する。連結部62には、上方に向けて幅方向内側に傾斜する突出部62bが延びている。突出部62bは、コネクタケース4の基板支持部42の幅方向の外面に形成された爪部46に係合している。
フレーム6を用いて、基板3をコネクタケース4に組み付ける際に、フレーム6を上方からコネクタケース6の組み付け位置に移動させると、フレーム6が弾性変形して、連結部62が爪部46を乗り越える。連結部62が爪部46を乗り越えると、フレーム6が弾性変形した状態から元の状態に復帰する。このとき、連結部62の突出部62bの先端が爪部46よりも幅方向内側に位置するので、フレーム6の上方への移動が規制されて、フレーム6がコネクタケース6に係合した状態となる。
次に、コネクタケース4の基板支持部42の孔部42bに、凸状台座55上に配置された基板3を挿着させる。このとき、側壁53から突出する突出部53aにより、フレーム6の連結部62が幅方向内側に移動させられて弾性変形し、連結部62が、凸状台座55と側壁53との間に形成された凹部51と係合する。連結部62は、側壁53を幅方向外側へ付勢した状態で放熱体5に固定される。このようにして、基板3及びコネクタケース4を放熱体5に組み付けられる。
本実施形態においては、コネクタケース4のコネクタ部41が、基板支持部42よりも光軸方向Lの前方側に配置されている。また、リフレクタ71の反射面71aは、コネクタケース4の厚み分だけ、頂点71bよりも下方に延びている。このため、光の利用効率が高く、また基板3の放熱体5への組み付け性がよい。
また、図5の二点鎖線に示すように、放熱体5の保持部56の奥壁52を窪ませることにより、光路の障害となる部材を少なくすることができ、反射面71aの延長部71eへの光照射量を増やすことができる。また、奥壁52を取り去ることにより、奥壁52の厚み分だけ、発光素子2をリフレクタ71に近接させることができ、延長部71eへの光照射量を増やすことができる。なお、その他の構成は、第1の実施形態と同様である。
(第3の実施形態)
第3の実施形態は、車両用ヘッドランプに用いられるロービーム照射用照明装置である。図7に示すように、本実施形態の照明装置は、リフレクタ71の反射面71aの光軸方向Lの断面が、放物線を描いた形状をもつ。反射面71aの頂点71bは、発光素子2を通る光軸線L1が、反射面71aと交差する部分である。この頂点71bよりも下方において、発光素子2と対向しており、頂点71bよりも上方において、コネクタケース4の基板支持部42の光軸方向Lの後方側の外側面42eに対向している。
放熱体5の凸状台座55は、下方に突出しており、その凸状台座55の底面に発光素子2を搭載した基板3が載置されている。凸状台座55の外周部は、コネクタケース4の基板支持部42により包囲されている。
なお、第1の実施形態のプロジェクタ型照明装置とは異なって、前方レンズはない。
発光素子2から発せられた光は、リフレクタ71の反射面71aによって光軸方向Lの前方側へ反射される。反射面71aにより反射された光は、光軸方向Lとほぼ平行に進行する。そして、車両前方の車両に比較的近い位置を照射する。
本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、リフレクタ71の反射面71aが、発光素子2を搭載した基板3の搭載面3aと対向しているだけでなく、コネクタケース4の基板支持部42の光軸方向Lの後方側の外側面42eに対向している。このため、反射面71aの光の入射範囲が広くなり、光の利用効率が高くなる。その他の構成は、第1の実施形態の照明装置と同様である。
(第4の実施形態)
第4の実施形態においては、図8に示すように、コネクタケース4のコネクタ部41の光軸方向Lの前方側先端部に、シェード部43を設けている点が、第1の実施形態と相違する。シェード部43は、その前方側に配設されている保持部材74の略光軸方向に延びる中心部74bよりもリフレクタ71に近い位置に配置されている。
図9に示すように、コネクタ部41よりも光軸方向Lの前方側には、薄板状の延設部45が突出している。延設部45の前方側先端には、シェード部43が設けられている。延設部45及びシェード部43は、コネクタ部41の幅よりも広く、集光に十分な幅を確保している。シェード部43は幅方向に段形状をもつ。シェード部43の幅方向の左半分に形成された下段部43aは、右半分に形成された上段部43bよりも低い位置に形成されている。
発光素子2から発せられた光は、リフレクタ71の反射面71aによって反射されて、第2の焦点位置に配置されているシェード部43に集光される。シェード部43により集光された光は、その前方に配置された前方レンズ72に入射されて、前方レンズ72を経て前方側へ出射されて、車両遠方まで照らす。
ここで、図10に示すように、リフレクタ71により反射された光の像Xは、シェード部43において遮光される。シェード部43は、右側に配置された上段部43aと、左側に配置された下段部43bとをもつ。右側の上段部43bで遮光された光の像Xは、前方レンズ72に投影されて、車両前方の左側を照射する。左側の下段部43bで遮光された光の像Xは、前方レンズ72に投影されて、車両前方の右側を照射する。車両前方の右側に投影された光の照射領域Aは、左側に投影された光の照射領域Bよりも上限ラインが低い位置に形成される。すなわち、照明装置全体から照射される光の投影領域のカットオフラインKの右側部分は、左側部分よりも低い位置に形成される。このため、中央車線Cよりも右側を走行する対向車の乗員に、照明装置の光が照射されにくい。なお、その他の構成は、第1の実施形態と同様である。
本実施形態においては、コネクタケース4にシェード部43を設けている。このため、発光素子2との間の寸法誤差を抑えることができ、正確な位置にシェード部43を配置させることができる。
本実施形態においては、シェード部に段差を設けてカットオフラインに段差が形成される場合を例示したが、段差がなくカットオフラインが水平である場合にも適用できる。
また、コネクタケースにシェード部を設けるのではなく、バッテリ側コネクタ49にシェード部を設けてもよい。
1:照明装置、2:発光素子、3:基板、3a:搭載面、3b:裏面、4:コネクタケース、5:放熱体、6:フレーム、20:カバー、31:配線パターン、41:コネクタ部、41a:端子、42:基板支持部、42a;接続端子部、42b:孔部、43:シェード部、51:凹部、52:奥壁、53:側壁、55:凸状台座、56:保持部、56a:平面部、61:延在部、62:連結部、71:リフレクタ、71a:反射面、72:前方レンズ。

Claims (3)

  1. 発光素子が搭載面に搭載された基板と、
    前記基板の前記搭載面と反対側の裏面に接触する凸状台座を有する放熱体と、
    前記放熱体の前記凸状台座を平面視にて包囲して該凸状台座の外周面に接触して該基板を支持する基板支持部と、該基板へ電力を供給するコネクタ部とを有するコネクタケースと、
    前記発光素子に対向して配置され且つ該発光素子から出力された光を反射させる反射面をもつリフレクタと、を有する照明装置であって、
    前記コネクタケースの前記コネクタ部は、前記基板支持部に対して、前記リフレクタの前記反射面により反射された反射光の光軸方向の前方側に配置されていることを特徴とする照明装置。
  2. 前記基板は、前記発光素子から、前記光軸方向の前方側に向かって延びる配線を有している請求項1記載の照明装置。
  3. 前記リフレクタの前記反射面は、前記基板の前記搭載面に対向しているとともに、前記コネクタケースの前記基板支持部における前記反射光の光軸方向の後方側に位置する後方側側面に対向している請求項1又は請求項2に記載の照明装置。
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