JP2011069621A - アナログ電子時計 - Google Patents

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Abstract

【課題】異なる早送り速度が設定されている複数のステップモータによって複数の指針を早送りする場合に、タイミング制御の構成を複雑にすることなく、短い時間で早送り動作を完了することのできるアナログ電子時計を提供する。
【解決手段】第1の指針と、第1の指針を早送りするために所定周期で駆動される第1のステップモータと、第2の指針と、第2の指針を早送りするために所定周期のN倍(Nは2以上の整数)の周期で駆動される第2のステップモータと、所定周期のタイミングを検出するタイミング検出手段と、タイミング検出手段により所定周期のタイミングが検出される毎に第1のステップモータを駆動すると共に、タイミング検出手段により所定周期のタイミングがN回検出される毎に第2のステップモータを駆動する早送り駆動制御手段とを備える。
【選択図】図4

Description

この発明は、指針と指針を駆動するステップモータとを有するアナログ電子時計に関する。
以前より、指針をステップモータ(ステッピングモータとも言う)により駆動して運針を行うアナログ電子時計において、機能選択によって指針により指し示される情報が切り換えられた場合、或いは、指針を基準位置に戻したり所定の時刻位置まで進めたりする場合などに、ステップモータを高速に駆動して指針を早送りする制御が行われる。
また、複数系統の指針を複数のステップモータにより駆動するアナログ電子時計においては、各ステップモータに設定された早送り速度が、例えば、64pps(pulse per second;一秒間の駆動ステップ数)や16ppsなどと異なる場合がある。
従来のアナログ電子時計においては、複数のステップモータを高速に駆動して複数系統の指針を早送りする場合に、先ず、1つ目のステップモータを早送り駆動して1系統目の指針を早送りし、それが完了したら2つ目のステップモータを早送り駆動して2系統目の指針を早送りするというように、複数のステップモータを順番に早送り駆動させていく方式を採用するものがあった。また、複数のステップモータに同一の早送り速度が設定されている場合には、これらの複数のステップモータを同時に駆動して複数系統の指針を共に早送りする方式を採用するものもあった。
また、本発明に関連する技術として、特許文献1には、2個のモータを駆動して2系統の指針を同時に早送りさせる場合に、電力不足に陥らないように、1系統の指針のみを早送りさせる場合よりも一段階低速な早送り速度で2個のモータを同時に駆動するという技術が開示されている。
特開昭60−162980号公報
複数のステップモータを早送り駆動して複数系統の指針を早送りする場合、1系統の指針ずつ順番に早送りを行ったのでは、早送り処理の全体の時間が長くなるという課題がある。
また、早送り処理の時間を短くするために、複数のステップモータを、各々に設定された異なる早送り速度で同時並列的に駆動して、複数系統の指針を同時に早送りさせる方式を採用することも考えられる。しかしながら、一般に、ステップモータを所定の早送り速度で駆動するには、早送り速度に応じたタイミング信号を生成してステップモータの駆動タイミングを制御する必要がある。そのため、複数のステップモータを異なる早送り速度で同時並列的に駆動するのに、周期の異なる複数のタイミング信号を生成して複数のタイミング制御を並行させて行ったのでは、タイミング制御の構成が複雑になるという課題が生じる。
この発明の目的は、複数のステップモータを駆動して複数の指針を早送りする場合に、タイミング制御の構成を複雑にすることなく、短い時間で指針の早送りを完了させることのできるアナログ電子時計を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、
第1の指針と、
前記第1の指針を早送りするために所定周期で駆動される第1のステップモータと、
第2の指針と、
前記第2の指針を早送りするために前記所定周期のN倍(Nは2以上の整数)の周期で駆動される第2のステップモータと、
前記所定周期のタイミングを検出するタイミング検出手段と、
前記タイミング検出手段により前記所定周期のタイミングが検出される毎に前記第1のステップモータを駆動すると共に、前記タイミング検出手段により前記所定周期のタイミングがN回検出される毎に前記第2のステップモータを駆動する早送り駆動制御手段と
を備えるアナログ電子時計である。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のアナログ電子時計において、
前記所定周期のタイミング信号を発生するタイミング信号発生手段を備え、
前記タイミング検出手段は、前記タイミング信号発生手段のタイミング信号に基づいて前記所定周期のタイミングを検出することを特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項1記載のアナログ電子時計において、
前記早送り駆動制御手段は、
前記第1の指針および前記第2の指針を共に早送りする場合に、前記タイミング検出手段により前記所定周期のタイミングが検出される毎に前記第1のステップモータを駆動するとともに、前記タイミング検出手段により前記所定周期のタイミングがN回検出される毎に前記第2のステップモータを駆動し、
前記第1の指針が所定位置まで到達した後、前記第2の指針の早送りを続ける場合には、前記第1ステップモータの駆動を停止するとともに、前記タイミング検出手段により前記所定周期のタイミングがN回検出される毎に前記第2のステップモータを駆動する
ことを特徴としている。
請求項4記載の発明は、請求項2記載のアナログ電子時計において、
前記タイミング信号発生手段は、
タイミング信号の発生周期を前記所定周期と前記所定周期のN倍の周期とに切替可能であり、
前記タイミング検出手段は、
前記タイミング信号発生手段のタイミング信号の発生周期が切り換えられることで、前記所定周期のN倍の周期のタイミングを検出することが可能であり、
前記早送り駆動制御手段は、
前記第1の指針および前記第2の指針を共に早送りする場合に、前記タイミング信号発生手段により前記所定周期のタイミング信号を発生させて、前記タイミング検出手段により前記所定周期のタイミングが検出される毎に前記第1のステップモータを駆動するとともに、前記タイミング検出手段により前記所定周期のタイミングがN回検出される毎に前記第2のステップモータを駆動し、
前記第1の指針が所定位置まで到達した後、前記第2の指針の早送りを続ける場合には、前記タイミング信号発生手段のタイミング信号の発生周期を前記所定周期のN倍の周期に切り換えて、前記タイミング検出手段により前記所定周期のN倍の周期のタイミングが検出されるごとに前記第2のステップモータを駆動させる
ことを特徴としている。
請求項5記載の発明は、請求項1記載のアナログ電子時計において、
前記早送り駆動制御手段は、
前記第1のステップモータおよび前記第2のステップモータを共に駆動する場合に、前記第1および前記第2のステップモータにそれぞれ時間をずらして駆動パルスを出力して、当該第1および第2ステップモータを駆動することを特徴としている。
請求項6記載の発明は、請求項1記載のアナログ電子時計において、
前記第1の指針と前記第2の指針とを少なくとも含んだ複数の指針と、
前記第1のステップモータと前記第2のステップモータとを少なくとも含み、前記複数の指針を駆動するとともに各早送り用の駆動周期が前記所定周期の自然数倍にそれぞれ設定されている複数のステップモータとを備え、
前記早送り駆動制御手段は、
前記複数の指針を共に早送りする場合に、前記タイミング検出手段により前記所定周期のタイミングが、前記所定周期を基準とした各ステップモータの早送り用の駆動周期の倍数分検出される毎に、前記複数のステップモータのうち該当するステップモータを駆動することを特徴としている。
請求項7記載の発明は、請求項1記載のアナログ電子時計において、
前記第2の指針の代わりに、前面に記号が設けられるとともに文字盤上に少なくとも一部が露出されて回転する回転円板を備えることを特徴としている。
本発明に従うと、駆動周期の異なる第1のステップモータと第2のステップモータとがそれぞれ並行して駆動されて第1の指針と第2の指針とが早送りされるので、短い時間で指針の早送りを完了させることができる。さらに、タイミング検出手段による所定周期のタイミングの検出回数によって、第1ステップモータの駆動タイミングと、第2ステップモータの駆動タイミングとを区別して早送りの駆動制御を行っているので、タイミング制御の構成がさほど複雑にならない。
本発明の実施形態のアナログ電子時計の外観構成を示す正面図である。 同、アナログ電子時計の全体構成を示すブロック図である。 各ステップモータの早送り速度と、早送り動作の一例における各ステップモータの移動ステップ数とを表わした図表である。 早送り動作の一例における各ステップモータの制御パターンを説明するタイムチャートである。 早送り処理の前に実行される早送り設定処理の制御手順を示すフローチャートである。 早送り処理のステップを含んだ割込処理の制御手順を示すフローチャートの前半部である。 同、フローチャートの後半部である。 早送り処理の変形例における各ステップモータの制御パターンを説明するタイムチャートである。 早送り処理のステップを含んだ割込処理の変形例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態のアナログ電子時計の外観構成を示す正面図である。
この実施形態のアナログ電子時計1は、図1に示すように、外周のケーシング10と前面の風防ガラスとに囲まれた内側に文字盤5が設けられ、この文字盤5上に時針2、分針3、秒針4、24時間時針12、24時間分針13、1/10秒針15が、それぞれ回転可能に配置された構成になっている。また、文字盤5の裏側には、回転円板としての日車18が回転可能に設けられ、その日付の記された一部分が文字盤5の開口部17から外部に露出している。また、ケーシング10の側面には4つの操作ボタンB1〜B4が設けられている。
時針2、分針3、秒針4は、文字盤5のほぼ全域にわたって回転される一方、24時間時針12と24時間分針13とは文字盤5の3時位置に設けられた小窓11内で回転し、1/10秒針15は文字盤5の9時位置に設けられた小窓14内で回転するように構成されている。
時針2、分針3、秒針4は、通常時は現在時刻を指し示しているが、時計の動作モードの切り換えによって、例えば、アラームの設定時刻を指し示したり、秒針4によって各種の動作状態が指し示されたりする。或いは、指針位置の修正のために基準位置(0時0分0秒位置)に戻されることもある。また、24時間時針12と24時間分針13は、時計の動作モードの切り換えによって、日本の現在時刻を指し示した状態から、指定の外国都市の現在時刻を指し示した状態に切り換えられることがあり、また、1/10秒針15は、通常時は現在の曜日を指し示しているが、時計の動作モードがストップウォッチモードに切り換えられたときには基準位置に一旦移動してスタート指令があるまで停止するようになっている。また、日車18は、通常時は現在の日付を開口部17に露出した状態で停止しているが、日付の切り替り時に所定ステップ数早送りされて日付が切り替えられたり、位置修正のために基準位置(「1」の日付表示が開口部17に露出する位置)まで早送りされたりすることがある。
図2には、アナログ電子時計1の全体構成を表わしたブロック図を示す。
このアナログ電子時計1は、上述した複数の指針2〜4,12,13,15および日車18と、時針2と分針3とを輪列機構23を介して連動させて回転させる第1ステップモータ21と、24時間時針12と24時間分針13とを輪列機構24を介して連動させて回転させる第2ステップモータ22と、1/10秒針15、秒針4および日車18を輪列機構33,43,53を介してそれぞれ独立的に回転させる第3〜第5ステップモータ31,41,51と、CPU(中央演算処理装置)を内蔵し時計の全体的な制御を行う制御部80(タイミング検出手段および早送り駆動制御手段)と、制御部80からの信号に基づき第1〜第5ステップモータ21,22,31,41,51に駆動パルスを出力してステップ駆動させる駆動回路83〜87と、一定周期の発振信号を生成する発振回路88と、この発振信号を分周して通常の時刻表示の際や早送り制御の際に指針の運針タイミングの基準となる周波数の信号を生成するタイミング信号発生手段としての分周・割込信号発生回路89と、上述した操作ボタンB1〜B4が押されることで制御部80へ操作信号を出力するスイッチ部90と、制御部80のCPUに作業用のメモリ空間を提供するRAM(Random Access Memory)81と、制御部80のCPUにより実行される制御プログラムや制御データが格納されるROM(Read Only Memory)82とを備えている。
分周・割込信号発生回路89は、発振回路88の発振信号を分周することで所定の周波数の信号を生成して制御部80に供給するものである。また、分周・割込信号発生回路89は、制御部80からのコマンドによって分周比が切り換え可能にされており、それにより制御部80に供給される信号の周波数を様々に切り換えることが可能になっている。例えば、通常の時刻表示モードでは、1Hzの信号を生成して制御部80に供給することで、制御部80のカウンタがこの周波数の信号をカウントして計時を行ったり、制御部80がこの周波数の信号やカウンタの計時データを基準に第1〜第5のステップモータ21,22,31,41,51の駆動制御を行うことで、各指針2〜4,12,13,15や日車18によって日時や曜日が表示されるようになっている。
また、この分周・割込信号発生回路89は、後述する早送り制御の際に、64Hzや32Hzなど、第1〜第5のステップモータ21,22,31,41,51の早送り速度に応じた周波数の信号を生成して制御部80に供給することで、制御部80がこの周波数の信号を基準に第1〜第5のステップモータ21,22,31,41,51の一部又は全部を早送り駆動する処理を行うようになっている。この分周・割込信号発生回路89の周波数の信号は、特に制限されるものではないが、制御部80に割込信号として供給されるようになっている。
ROM82には、制御部80のCPUが実行する制御プログラムとして、各指針2〜4,12,13,15および日車18によって現在の日時および曜日を指し示させるための時刻表示処理のプログラム、スイッチ部90からの操作信号を受けて時計の動作モードを切り換える操作入力処理のプログラム、時計の動作モードの切り換え等に基づいて複数の指針2〜4,12,13,15および日車18を指定のステップ位置まで早送りさせるための各種設定を行う早送り設定処理のプログラム、ならびに、分周・割込信号発生回路89から割込信号が入力されるごとに実行される割込処理のプログラムなどが格納されている。また、ROM82には、制御データとして、第1〜第5ステップモータ21,22,31,41,51にそれぞれ設定されている早送り速度のデータテーブルが格納されている。
図3には、各ステップモータ21,22,31,41,51の早送り速度と、早送り動作の一例における各ステップモータ21,22,31,41,51の移動ステップ数とを表わした図表を示す。
第1〜第5のステップモータ21,22,31,41,51は、駆動回路83〜87から送られる駆動パルスによって、輪列機構23,24,33,43,53に噛合されたロータ部分を所定の回転角度(例えば180°)ずつ回転させるものである。これらステップモータ21,22,31,41,51は、モータ自体の仕様、噛合された輪列機構23,24,33,43,53ならびに駆動パルスの仕様等に基づき、最速駆動速度に限りがあり、その中で指針を安定的に且つ効率的に早送りできる最大の駆動速度が、早送り速度として予め設定されている。
図3の「最大早送り速度」の列に示すように、例えば、第1、第2、第4のステップモータ21,22,41の早送り速度は64pps(pulse per second、一秒間の駆動ステップ数)、第5のステップモータ51の早送り速度は32pps、第3のステップモータ31の早送り速度は16ppsにそれぞれ設定され、これらの設定値がROM82の早送り速度のデータテーブルに格納されている。
この実施形態では、各ステップモータ21,22,31,41,51の早送り速度は、4:4:1:4:2の比率関係、すなわち、何れか2個を選択したときに互いの早送り速度が整数倍またはその逆数倍の関係になるように設定されている。
次に、指針2〜4,12,13,15および日車18を指定のステップ位置まで早送りさせる早送り動作の一例について説明する。
図4には、早送り動作の一例における各ステップモータの制御パターンを説明するタイムチャートを示す。
この早送り動作の一例は、各ステップモータ21,22,31,41,51を、図3の「移動ステップ数」の列に示されたステップ数だけ、早送り速度で駆動するものである。この実施形態の早送り制御においては、第1〜第5ステップモータ21,22,31,41,51のうち全部又は何れか複数を早送り制御の対象としている場合に、早送り制御の対象となっている複数のステップモータを同時並列的に各々に設定された早送り速度で駆動する。例えば、図4に示すように、5つのステップモータ21,22,31,41,51の全てが早送り制御の対象となっている場合には、5つのステップモータ21,22,31,41,51を同時並列的に各々に設定された早送り速度で駆動する。
複数のステップモータを異なる早送り速度で同時並列的に駆動するためのタイミング制御は、次のようにして行う。すなわち、先ず、分周・割込信号発生回路89により、駆動するステップモータの中で一番速い早送り速度(図4の例では第1、第2、第4のステップモータ21,22,41の64pps)に対応する周期の割込信号を生成させる。図4において、t1〜t11により割込信号の入力タイミングを示している。
そして、一番速い早送り速度が設定されたステップモータ21,22,41については、上記の割込信号が1つ入力されるごとに1ステップずつ駆動する。一方、早送り速度の遅いステップモータ31,51については、上記の割込信号をカウントして、この割込信号が所定回数(図4の例では第3ステップモータ31については4回、第5ステップモータ51については2回)入力されるごとに、それぞれ1ステップずつ駆動する。
割込信号のカウント数は、駆動するステップモータの中で一番速い早送り速度(例えば64pps)を基準として、対象のステップモータの早送り速度(例えば32pps)の比率の逆数に該当する回数(例えば2回)である。各ステップモータ21,22,31,41,51の早送り速度は、互いに整数倍かその逆数倍の関係になっているため、上記割込信号のカウント数は、2以上の整数により表わされる回数となる。
このような早送りの制御によれば、図4に示すように、一番速い早送り速度“64pps”が設定されている第1、第2、第4のステップモータ21,22,41については、64Hzの割込信号の入力タイミングt1〜t11ごとに1ステップずつ駆動される。また、遅い早送り速度“16pps”が設定されている第3のステップモータ31については、割込信号が4回入力される16Hzのタイミングt1、t5、t9で1ステップずつ駆動され、遅い早送り速度“32pps”が設定されている第5のステップモータ51については、割込信号が2回入力される32Hzのタイミンクt1、t3、t5、t7、t9で1ステップずつ駆動される。つまり、異なる早送り速度が設定された複数のステップモータ21,22,31,41,51が、最も速い早送り速度に対応した周波数で発生される1種類の割込信号に基づくタイミング制御によって、各々に設定された早送り速度で駆動されるようになっている。
そして、このようなタイミング制御が続けられて、各ステップモータ21,22,31,41,51が各々に指定された移動ステップ数だけ駆動されて、早送りの制御の完了となる。この実施形態では、先に、一番速い早送り速度が設定されているステップモータ21,22,41の駆動が完了した後、遅い早送り速度が設定されているステップモータ31,51の駆動が残っている場合でも、割込信号の発生周期は変更せずに、上記のタイミング制御が続けられるようになっている。
なお、上記の早送りの制御において、ステップモータ21,22,31,41,51の全て又は何れか複数を、同一の割込信号に基づき同時に駆動する際には、図4に示すように、各駆動パルスがそれぞれタイミングがずらされて各ステップモータ21,22,31,41,51に出力されるように制御される。この制御によって、ステップモータ21,22,31,41,51のうち複数を共に駆動する場合でも駆動電流の出力期間が重なって電源電圧が大きく低下するのを回避することができる。
次に、上記の早送り動作に係る制御処理についてフローチャートを用いて詳細に説明する。
図5には、制御部80のCPUにより実行される早送り設定処理のフローチャートを示す。
この早送り設定処理は、時計の動作モードの切り換わり等によって第1〜第5のステップモータ21,22,31,41,51を早送り駆動する必要が生じたときに、制御部80のCPUにより開始される。この早送り制御処理が開始される際には、他の制御処理によって、第1〜第5のステップモータ21,22,31,41,51をそれぞれ早送り駆動する各移動ステップ数が指定されている。
この早送り動作の制御処理が開始されると、CPUは、順次、次に示す各種変数やフラグの設定を行っていく。すなわち、ステップS1では、他の制御処理により指定された第1〜第5ステップモータ21,22,31,41,51を早送り駆動する移動ステップ数をそれぞれ確認して、移動ステップ数が“0”でないステップモータの早送り速度X1〜X5のうち最大の早送り速度を抽出して、これを変数Xmに設定する。
ステップS2では、第1〜第5のステップモータ21,22,31,41,51を同時に早送りする際に、各ステップモータ21,22,31,41,51の駆動タイミングを示す割込信号のカウント回数Y1〜Y5を計算する。すなわち、各割込信号のカウント回数Y1〜Y5に、早送り速度の最大値Xmを各ステップモータの早送り速度X1〜X5で割った値をセットする。
ステップS3では、CPUは、割込信号の出力周波数が早送り速度の最大値Xmに対応した値となるように、分周・割込信号発生回路89の分周比を設定する。この設定により、次の割込信号からその出力周波数が早送り速度の最大値Xmに対応した周波数に変更される。
ステップS4では、第1〜第5のステップモータ21,22,31,41,51を次に駆動するまでの割込信号の残りのカウント回数が示される変数Y1t〜Y5tに“0”をセットする。この設定により、次の、割込信号から全てのステップモータ21,22,31,41,51が駆動を開始可能にされる。
ステップS5では、第1〜第5のステップモータ21,22,31,41,51の各々について早送り駆動を行うか否かを示す早送りフラグF1〜F5のうち、早送り駆動する移動ステップ数が“0”でないステップモータに対応するフラグ値を“1”にセットする。
ステップS6では、後述の割込処理において、各ステップモータ21,22,31,41,51の早送りの制御を開始するために、早送り修正フラグに“1”をセットする。そして、この早送り制御処理を終了する。
図6と図7には、CPUにより実行される割込処理のフローチャートを示す。上記の早送り設定処理で示したように、このフローチャート中、変数(固定値)Y1〜Y5により、第1〜第5のステップモータ21,22,31,41,51の各駆動タイミングとなる割込信号のカウント回数が示され、変数Y1t〜Y5tにより、第1〜第5のステップモータ21,22,31,41,51を次に駆動するまでの割込信号の各残りのカウント回数が示される。また、フラグF1〜F5により、第1〜第5のステップモータ21,22,31,41,51の各々についての早送り駆動の要・不要の値(要であれば“1”、不要であれば“0”)が示される。
分周・割込信号発生回路89から周波数Xmの割込信号が入力されて、CPUにより、この割込処理が開始されると、先ず、CPUは、早送り修正フラグが“1”であるか否かを判別する(ステップS10)。その結果、早送り修正フラグが“0”である場合は、早送りの要求がないと判断して、ステップS63へ移行するが、早送り修正フラグが“1”であれば、早送りの要求がなされていると判断して、ステップS11へ移行する。
ステップS11〜S17の処理は、第1ステップモータ21についての早送り制御の処理である。ステップS11へ移行すると、CPUは、先ず、第1ステップモータ21に対応する早送りフラグF1が“1”であるか否かを判別する(ステップS11)。その結果、早送りフラグF1が“0”であれば、第1ステップモータ21の早送り駆動は不要であるか、既に完了しているということなので、そのままステップS21へ移行する。
一方、早送りフラグF1が“1”であれば、次の駆動タイミングまでの残りのカウント回数Y1tが“0”になったか否かを判別する(ステップS12)。そして、残りのカウント回数Y1tが“0”になっていれば、第1ステップモータ21を1ステップ駆動させるが(ステップS13)、残りのカウント回数Y1tが“0”になっていなければ、残りのカウント回数Y1tを“1”減算して、ステップS21へ移行する。
ステップS13で第1ステップモータ21を1ステップ駆動させたら、第1ステップモータ21の移動ステップ数を“1”減算して、この移動ステップ数が“0”になったか、すなわち、第1ステップモータ21の早送り駆動が終了となったか判別する(ステップS14)。そして、第1ステップモータ21の早送り駆動が終了したと判別されたら、第1ステップモータ21の早送りフラグF1を“0”に変更して(ステップS15)、ステップS21へ移行する。一方、第1ステップモータ21の早送り駆動がまだ終了していないと判別されたら、第1ステップモータ21を次に駆動する残りのカウント回数Y1tに、第1ステップモータの駆動タイミングとなる割込信号のカウント回数Y1から“1”を減算した値をセットして、ステップS21へ移行する。
続くステップS21〜S27の処理は、第2ステップモータ22についての早送りの制御の処理であり、第1ステップモータ21に対するステップS11〜S17の処理と同様の処理を第2ステップモータ22に対して行う。同様に、ステップS31〜S37、S41〜S47、S51〜S57と、第3、第4、第5ステップモータ31,41,51についての早送り制御の処理を行う。
つまり、上記のステップS11〜S57の処理によって、分周・割込信号発生回路89から供給される割込信号を基準に第1〜第5のステップモータ21,22,31,41,51のうち早送りのタイミングに当たるステップモータが1ステップずつタイミングを少しずらしながら駆動される。
上記のステップS11〜S57の処理により、1回の割込信号の入力に対する第1〜第5ステップモータ21,22,31,41,51の早送り制御の処理を行ったら、続いて、第1〜第5ステップモータの早送りフラグF1〜F5が全て“0”になったか否かを判別する(ステップS61)。そして、全ての早送りフラグF1〜F5が“0”になっていれば、全てのステップモータ21,22,31,41,51の早送り駆動が完了したと判断できることから、CPUは、早送り修正フラグを“0”に変更する(ステップS62)。そして、割込信号に基づく他の処理を行って(ステップS63)、1回の割込処理を終了する。一方、ステップS61の判別処理で、早送りフラグF1〜F5の何れかが“0”でないと判別されたら、そのままステップS63で、割込信号に基づく他の処理を行って、1回の割込処理を終了する。
このような割込処理が、最も速い早送り速度Xmと同一周波数の割込信号が入力されるごとに繰り返し実行されることで、早送り駆動する必要のあるステップモータが、各々に設定された早送り速度に対応する周期で駆動されていくようになっている。例えば、割込信号の周端数Xmと同一の早送り速度が設定されているステップモータは、割込信号の入力ごとに駆動され、それより遅い早送り速度が設定されているステップモータは、早送り速度に応じたカウント回数、割込信号が出力されるたびに駆動される。そして、その途中で指定された移動ステップ数の駆動が完了したステップモータに対しては、各ステップモータモータの早送りフラグF1〜F5の値が“0”となることで駆動が停止され、全てのステップモータの早送り駆動が完了したら、早送り修正フラグが“0”となることで、次の割込処理からは早送り駆動の制御が飛ばされるようになっている。
図8には、早送り処理の変形例における各ステップモータの制御パターンを説明するタイムチャートを、図9には、この変形例における割込処理のフローチャートを示す。
上述した実施形態では、早送り設定処理によって割込信号の周波数Xmを定めたのち、全てのステップモータ21,22,31,41,51の早送りが完了するまで、割込信号の周波数を変更することはなかったが、割込信号の周波数Xmと同一の早送り速度が設定されているステップモータの早送り駆動が全て完了し、その後、遅い早送り速度が設定されているステップモータの早送り駆動が残っている場合には、割込信号の周波数Xmを遅い早送り速度に対応した周波数に変更することもできる。次に、この割込信号の周波数Xmを途中で変更する制御を行った変形例を示す。
図8のタイムチャート中、タイミングt29〜t36により割込信号の入力タイミングを示している。変形例の早送り処理では、速い早送り速度のステップモータ(図8の例では第1、第3、第4ステップモータ21,22,41)の早送り駆動が完了した後、まだ、早送り速度の遅いステップモータ(図8の例では第5ステップモータ51)の早送り駆動が残っている場合には、割込信号の周波数を、早送り駆動の必要のあるステップモータの中で最も速い早送り速度に対応した値に変更する。図8の例では、タイミングt33から割込信号の周波数が64Hzから32Hzに変更されている。そして、その後は、この周波数の変更された割込信号に基づいて残りのステップモータの早送りの駆動制御が同様に行われる。
次に、このような割込信号の周波数変更を行う割込処理について説明する。図9に示すように、変形例の割込処理では、上記の割込周波数の変更制御を行うためにステップS100〜S105の処理が追加される。図9のフローチャートにおいて、ステップS10〜S57、ならびに、ステップS61〜S63の処理は、図6,図7のものと同一のものであり説明は省略する。
変形例の割込処理では、ステップS11〜S57の処理によって、1回の割込信号の入力に対する第1〜第5ステップモータ21,22,31,41,51の早送り制御の処理を行ったら、CPUは、割込信号の周波数Xmと等しい早送り速度のステップモータの早送り駆動が全て終了したか否かを判別する(ステップS100)。そして、終了していないと判別されたら、そのままステップS63へ移行して、他の処理を行った後に1回の割込み処理を終了する。
一方、ステップS100の判別処理で、割込信号の周波数Xmと等しい早送り速度のステップモータの早送り駆動が全て終了したと判別されたら、先ず、ステップS61で早送りフラグF1〜F5が全て“0”になったか否かを判別し、全てが“0”であると判別されたらステップS62へ移行する。
一方、ステップS61の判別処理で、各ステップモータの早送りフラグF1〜F5の何れかが“0”でないと判別されたら、遅い早送り速度のステップモータの早送り駆動が残っていると判断できることから、ステップS101からの割込信号の周波数を変更するための処理へ移行する。
そして、先ず、CPUは、早送りの移動ステップ数が残っているステップモータの早送り速度X1〜X5のうち、最大の値を次の最大値Xm2としてセットする。また、これまでの最大値Xmを次の最大値Xm2で割った最大速度比の値を後段の計算で使用するために変数RXにセットする。
次に、CPUは、最大値Xm2と等しい早送り速度X1〜X5のステップモータを次に駆動するタイミングまでの割込信号の残りのカウント回数Y1t〜Y5tが全て“0”であるか否かを判別する(ステップS102)。そして、全て“0”でなければ、ステップS63へ移行して、他の処理を行い、そのまま割込み処理を終了する。なお、ステップS102〜S105において、変数の添え字「*」により、この変数が第1〜第5のステップモータ21,22,31,41,51の各々の変数であることを表わしている。
上記のステップS102の判別処理は、速い早送り速度ステップモータの早送り駆動が完了したのち、直ぐに、割込信号の周波数を変更するのではなく、早送り速度の一段遅いステップモータの次の駆動タイミングが来るのを待って、その駆動タイミングで割込信号の周波数を変更するためのものである。ステップS102の判別結果が“NO”の場合には、そのまま割込処理が数回実行されることで、早送り速度が一段遅いステップモータの次の駆動タイミングがやってきて、ステップS102の判別処理で“YES”と判別されることになる。
そして、ステップS102の判別処理で“YES”と判別されたら、CPUは、次に設定される割込信号の周波数Xm2を第1〜第5ステップモータの早送り速度X1〜X5で割ることにより、各ステップモータの駆動タイミングとなる割込信号のカウント回数Y1〜Y5を設定しなおすとともに、次の最大値Xm2を割込信号の周波数Xmに設定する(ステップS104)。これにより、次の割込信号から発生周期が変更される。
次いで、CPUは、現在設定されている次の駆動までの残りのカウント回数Y1t〜Y5tを、それぞれ変数RXに登録されている最大速度比の値で割ることにより、新たな割込信号の周波数Xmに対応する次の駆動までの残りのカウント回数Y1t〜Y5tを設定しなおす。この設定により、継続して早送り駆動されるステップモータの駆動周期が、割込信号の周波数の変更前後で開いたり詰まったりせずに、当該ステップモータの早送り速度に応じた周期で駆動されることになる。
以上のように、この実施形態のアナログ電子時計1によれば、異なる早送り速度が設定されている複数のステップモータ21,22,31,41,51により複数の指針2〜4,12,13,15や日車18を早送りする場合に、複数のステップモータを異なる早送り速度で並行して駆動して早送り動作を行わせるので、例えば、複数のステップモータを1つずつ順番に早送り動作させる場合と比較して、早送り動作にかかるトータルの時間を短縮できる。
さらに、最も速い早送り速度に対応する割込信号を基準として、速い早送り速度が設定されているステップモータは割込信号の入力ごとにステップ駆動し、遅い早送り速度が設定されているステップモータは割込信号を所定回カウントするごとにステップ駆動しているので、例えば、複数の早送り速度に対応させて複数の周波数の割込信号を生成させて各ステップモータの駆動タイミングを制御するのと比較して、タイミンク制御の構成が簡易なものとなる。
また、分周・割込信号発生回路89の分周比を切り換えることにより割込周波数の設定や変更を行い、この割込信号を分周・割込み信号発生回路89からCPUへ入力させて駆動タイミングを取得する構成となっているので、容易に早送り動作の制御を行うことができる。
また、早送り動作の途中で速い早送り速度が設定されているステップモータの駆動により指針が目的位置に到達した場合、残りの早送り駆動が行われているステップモータの中で最も速い早送り速度に対応する割込周波数に割込み信号を変更することが容易にできるので、不必要に大きな周波数で割込処理を繰り返す必要がない。
また、複数のステップモータ21,22,31,41,51を共に早送り駆動する場合、これらの複数のステップモータの1ステップずつの早送り周期内に、それぞれ少しずつタイミングをずらして1ステップ分の駆動パルスを出力していくので、一度に過剰な電力を必要とすることがなく、安定して複数の指針の早送りを行うことができる。
また、このようなステップモータの駆動によって早送りされる指針には、日車18のような輪列機構によって回転される回転円板も含まれ、回転円板上に記された記号の一部を文字盤5上に露出することによって日付などの表示や切り換えを行う場合にも利用することができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。例えば、上記実施形態では、各ステップモータの早送り速度に対応する周期を検出するために、最も速い早送り速度に対応した周波数の割込信号を分周・割込信号発生回路89により発生させてこれを検出するようにしているが、分周・割込信号発生回路89からはもう少し速い周波数の信号を発生させて、ソフトウェア処理によりこの周波数の信号を所定数カウントすることで、最も速い早送り速度に対応した周期を検出するようにしても良い。
また、上記実施形態では、早送り速度に対応した所定周期のタイミング信号として、割込処理を開始させる割込信号を適用した例を示したが、単なる入力信号としてCPUが入力信号を確認することで所定周期のタイミングを検出する構成としても良い。
その他、指針や回転円板の種類や数、ステップモータの数や仕様など、実施の形態で具体的に示した細部は、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
1 アナログ電子時計
2 時針
3 分針
4 秒針
5 文字盤
10 ケーシング
11,14 小窓
12,13 24時分針
15 1/10秒針
17 開口部
18 日車
21,22,31,41,51 ステップモータ
23,24,33,43,53 輪列機構
80 制御部
83〜87 駆動回路
89 分周・割込信号発生回路
90 スイッチ部
B1〜B4 操作ボタン

Claims (7)

  1. 第1の指針と、
    前記第1の指針を早送りするために所定周期で駆動される第1のステップモータと、
    第2の指針と、
    前記第2の指針を早送りするために前記所定周期のN倍(Nは2以上の整数)の周期で駆動される第2のステップモータと、
    前記所定周期のタイミングを検出するタイミング検出手段と、
    前記タイミング検出手段により前記所定周期のタイミングが検出される毎に前記第1のステップモータを駆動すると共に、前記タイミング検出手段により前記所定周期のタイミングがN回検出される毎に前記第2のステップモータを駆動する早送り駆動制御手段と
    を備えるアナログ電子時計。
  2. 前記所定周期のタイミング信号を発生するタイミング信号発生手段を備え、
    前記タイミング検出手段は、前記タイミング信号発生手段のタイミング信号に基づいて前記所定周期のタイミングを検出することを特徴とする請求項1記載のアナログ電子時計。
  3. 前記早送り駆動制御手段は、
    前記第1の指針および前記第2の指針を共に早送りする場合に、前記タイミング検出手段により前記所定周期のタイミングが検出される毎に前記第1のステップモータを駆動するとともに、前記タイミング検出手段により前記所定周期のタイミングがN回検出される毎に前記第2のステップモータを駆動し、
    前記第1の指針が所定位置まで到達した後、前記第2の指針の早送りを続ける場合には、前記第1ステップモータの駆動を停止するとともに、前記タイミング検出手段により前記所定周期のタイミングがN回検出される毎に前記第2のステップモータを駆動する
    ことを特徴とする請求項1記載のアナログ電子時計。
  4. 前記タイミング信号発生手段は、
    タイミング信号の発生周期を前記所定周期と前記所定周期のN倍の周期とに切替可能であり、
    前記タイミング検出手段は、
    前記タイミング信号発生手段のタイミング信号の発生周期が切り換えられることで、前記所定周期のN倍の周期のタイミングを検出することが可能であり、
    前記早送り駆動制御手段は、
    前記第1の指針および前記第2の指針を共に早送りする場合に、前記タイミング信号発生手段により前記所定周期のタイミング信号を発生させて、前記タイミング検出手段により前記所定周期のタイミングが検出される毎に前記第1のステップモータを駆動するとともに、前記タイミング検出手段により前記所定周期のタイミングがN回検出される毎に前記第2のステップモータを駆動し、
    前記第1の指針が所定位置まで到達した後、前記第2の指針の早送りを続ける場合には、前記タイミング信号発生手段のタイミング信号の発生周期を前記所定周期のN倍の周期に切り換えて、前記タイミング検出手段により前記所定周期のN倍の周期のタイミングが検出されるごとに前記第2のステップモータを駆動させる
    ことを特徴とする請求項2記載のアナログ電子時計。
  5. 前記早送り駆動制御手段は、
    前記第1のステップモータおよび前記第2のステップモータを共に駆動する場合に、前記第1および前記第2のステップモータにそれぞれ時間をずらして駆動パルスを出力して、当該第1および第2ステップモータを駆動することを特徴とする請求項1記載のアナログ電子時計。
  6. 前記第1の指針と前記第2の指針とを少なくとも含んだ複数の指針と、
    前記第1のステップモータと前記第2のステップモータとを少なくとも含み、前記複数の指針を駆動するとともに各早送り用の駆動周期が前記所定周期の自然数倍にそれぞれ設定されている複数のステップモータとを備え、
    前記早送り駆動制御手段は、
    前記複数の指針を共に早送りする場合に、前記タイミング検出手段により前記所定周期のタイミングが、前記所定周期を基準とした各ステップモータの早送り用の駆動周期の倍数分検出される毎に、前記複数のステップモータのうち該当するステップモータを駆動することを特徴とする請求項1記載のアナログ電子時計。
  7. 前記第2の指針の代わりに、前面に記号が設けられるとともに文字盤上に少なくとも一部が露出されて回転する回転円板を備えることを特徴とする請求項1記載のアナログ電子時計。
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