JP2011065591A - 特徴量推定装置、方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】携帯端末が備えている位置情報通知機能と、セットトップボックスが備えている視聴履歴通知機能を利用して、サービスサーバSVがユーザU0〜Unの携帯端末MS0〜MSn及びセットトップボックスST0〜STnからそれぞれ位置情報及び視聴履歴情報を収集してユーザ情報記憶部331に記憶する。そして、情報間距離計算処理部312により、上記ユーザ記憶部331に記憶された推定対象ユーザU0のログ情報とその周辺ユーザUi(1≦i≦n)のログ情報間の距離Dall(0,i) を計算してその計算結果を比較し、計算値が最小となる周辺ユーザを選択してこの周辺ユーザの特徴量ωiを上記推定対象ユーザU0の特徴量ω0とする。
【選択図】図4
Description
第1の態様は、情報端末が位置計測機能を有する携帯端末からなる場合に、第1及び第2のログ情報を収集する際に、情報端末から上記位置計測機能により計測された当該端末の位置情報を受信し、この受信された位置情報をもとに該当するユーザの滞在地を表す情報と、該当するユーザの移動手段を表す情報の少なくとも一方を求めるものである。
このようにすると、携帯端末の既存の位置計測機能を利用してユーザの位置情報を収集することができ、さらにこの位置情報をもとに、ユーザの滞在地と、電車で移動しているのか徒歩で移動しているのかといった移動手段のうちの少なくとも一方を推測して、この情報をユーザのログ情報として使用することが可能となる。
このようにすると、例えばテレビジョン装置やセットトップボックスから、ユーザが視聴した放送コンテンツの履歴を収集することができ、さらにこの受信履歴情報から出現頻度の高いキーワードが抽出されてこれがログ情報として使用される。
このようにすると、ログ情報として収集された複数種類の情報の重み付け線形和がとられた情報が特徴量の推定に用いられる。このため、1種類のログ情報をもとに推定を行う場合に比べ、高精度の推定が可能となる。
図1は、この発明の一8実施形態に係わる特徴量推定装置を備えたレコメンドサービスシステムの概略構成図である。このシステムは、ユーザU0〜Unがそれぞれ使用する携帯端末MS0〜MSnと、セットトップボックス(STB)ST0〜STnを、通信ネットワークNWを介してサービスサーバSVに接続可能としたものとなっている。
すなわち、携帯端末MS0〜MSnは、制御部11と、無線送受信部12と、符号化処理部13と、音声インタフェースとしてのスピーカ14及びマイクロホン15と、GPS(Global Positioning System)受信機16と、記憶部17と、入力部18及び表示部19とを備えている。
すなわち、セットトップボックスST0〜STnは、制御部21と、通信インタフェース22と、記憶部23を備えている。通信インタフェース22は、通信ネットワークNWから放送データを受信すると共に、通信ネットワークNWとの間で放送受信に係わる番組情報等の各種制御情報を送受信する。記憶部23は、上記受信された放送データ及び番組情報等を蓄積するために用いられる。
すなわち、サービスサーバSVは制御ユニット31と、通信インタフェース32と、記憶ユニット33を備えている。通信インタフェース32は、制御ユニット31の制御の下で通信ネットワークNWとの間で情報の送受信を行う。
ユーザ情報記憶部331は、ユーザU0〜Unが所有する携帯端末MS0〜MSn及びセットトップボックスST0〜STnから送られる位置情報及び視聴履歴情報を、ログ情報として送信元のユーザ識別情報(ユーザID)に対応付けて格納するために用いられる。また、ユーザU0〜Unがパーソナル・コンピュータ等を用いて別途入力したユーザの特徴量を表す情報を格納するためにも用いられる。
すなわち、制御部11はステップS51により位置検出タイミングになったか否かを監視する。そして、例えば前回の位置検出タイミングから一定時間が経過すると、ステップS52に移行して位置計測部111を起動し、この位置計測部111によりGPS受信機16から受信されたGPS信号を取り込んで緯度経度により表される位置情報を算出する。そして、この算出された位置情報にその計測時刻を含めてステップS53により記憶部17に格納する。
すなわち、制御部21はステップS61により放送データの受信を監視している。この状態で放送データが受信されると、データ転送制御部211が通信インタフェース部22により受信された放送データを、必要に応じてステップS62で記憶部23に蓄積しながら、ステップS63によりテレビジョン装置TV0〜TVnへ転送する。また、このとき上記放送データの概要を表す番組情報を記憶部23に格納する。
以後同様に、放送データが受信されるごとに視聴履歴が更新されて、この更新後の視聴履歴情報がサービスサーバSVへ送信される。
すなわち、制御ユニット31はステップS71においてユーザ情報の到来を監視している。この状態で、ユーザU0〜Unが所持する携帯端末MS0〜MSn或いはセットトップボックスST0〜STnから位置情報又は視聴履歴情報が送信されると、ステップS72に移行してユーザ情報収集制御部311が起動し、このユーザ情報収集制御部311の制御の下で上記位置情報または視聴履歴情報が受信される。
φ10={住所1,住所2,…}
φ20={鉄道,徒歩,…}
φ30={キーワード1,キーワード2,…}
のように順位の高いものから順にベクトル表記して格納する。
Dall(0,i) =a D1(φ10,φ1i) + b D2(φ20,φ2i) + c D3(φ30,φ3i)
のように表される。
なお、a,b,cは各情報要素φ1,φ2,φ3に付与される重み係数であり、この重み係数を適宜設定することで、ユーザ間の距離を計算するに当たり上記各情報要素φ1,φ2,φ3のうちどれを重視するかがを決定できる。
要するにこの発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
Claims (9)
- 第1のユーザが使用する情報端末から、当該情報端末が自律的に生成する前記第1のユーザの生活行動を表すログ情報を受信し記憶する第1の収集手段と、
前記第1のユーザの周辺に存在する複数の第2のユーザが使用する情報端末から、それぞれ当該各情報端末が自律的に生成する前記第2のユーザの生活行動を表すログ情報を受信し記憶する第2の収集手段と、
前記複数の第2のユーザの特徴量を表す情報を記憶する特徴量記憶手段と、
前記収集された第1のユーザのログ情報と、前記記憶された複数の第2のユーザのログ情報との間の距離をそれぞれ計算する情報間距離計算手段と、
前記情報間距離計算手段により計算された情報間距離が予め設定した判定条件を満たす第2のユーザを選択し、この選択された第2のユーザの特徴量を表す情報を前記特徴量記憶手段から読み出して、当該情報をもとに前記第1のユーザの特徴量を推定する特徴量推定処理手段と
を具備することを特徴とする特徴量推定装置。 - 前記情報端末が位置計測機能を有する携帯端末からなる場合に、
前記第1及び第2の収集手段は、
前記情報端末から前記位置計測機能により計測された当該端末の位置情報を受信する手段と、
前記受信された位置情報をもとに、該当するユーザの滞在地を表す情報と、該当するユーザの移動手段を表す情報の少なくとも一方を求めて記憶する手段と
を備えることを特徴とする請求項1記載の特徴量推定装置。 - 前記情報端末が、映像、音楽又は文書データを含むコンテンツを受信すると共にその受信履歴情報を生成する機能を有する端末からなる場合に、
前記第1及び第2の収集手段は、
前記情報端末から前記コンテンツの受信履歴情報を受信する手段と、
前記受信された受信履歴情報から出現頻度がしきい値以上のキーワードを抽出して記憶する手段と
を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の特徴量推定装置。 - 前記情報間距離計算手段は、
ログ情報が複数種類の情報を含む場合に、これら複数種類の情報ごとに第1のユーザの情報と第2のユーザの情報との間の距離をそれぞれ計算する手段と、
前記計算された複数の情報間距離の重み付け線形和を計算し、その計算値を第1のユーザのログ情報と第2のユーザのログ情報との間の距離を表す情報として出力する手段と
を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の特徴量推定装置。 - 第1のユーザが使用する情報端末から、当該情報端末が自律的に生成する前記第1のユーザの生活行動を表すログ情報を受信しメモリに記憶する第1の収集過程と、
前記第1のユーザの周辺に存在する複数の第2のユーザが使用する情報端末から、それぞれ当該各情報端末が自律的に生成する前記第2のユーザの生活行動を表すログ情報を受信しメモリに記憶する第2の収集過程と、
前記複数の第2のユーザの特徴量を表す情報をメモリに記憶する過程と、
前記収集された第1のユーザのログ情報と、前記メモリに記憶された複数の第2のユーザのログ情報との間の距離をそれぞれ計算する情報間距離計算過程と、
前記情報間距離計算過程により計算された情報間距離が予め設定した判定条件を満たす第2のユーザを選択し、この選択された第2のユーザの特徴量を表す情報を前記メモリから読み出して、当該情報をもとに前記第1のユーザの特徴量を推定する特徴量推定処理過程と
を具備することを特徴とする特徴量推定方法。 - 前記情報端末が位置計測機能を有する携帯端末からなる場合に、
前記第1及び第2の収集過程は、
前記情報端末から前記位置計測機能により計測された当該端末の位置情報を受信する過程と、
前記受信された位置情報をもとに、該当するユーザの滞在地を表す情報と、該当するユーザの移動手段を表す情報の少なくとも一方を求めて記憶する過程と
を備えることを特徴とする請求項5記載の特徴量推定方法。 - 前記情報端末が、映像、音楽又は文書データを含むコンテンツを受信すると共にその受信履歴情報を生成する機能を有する端末からなる場合に、
前記第1及び第2の収集過程は、
前記情報端末から前記コンテンツの受信履歴情報を受信する過程と、
前記受信された受信履歴情報から出現頻度がしきい値以上のキーワードを抽出して記憶する過程と
を備えることを特徴とする請求項5又は6記載の特徴量推定方法。 - 前記情報間距離計算過程は、
ログ情報が複数種類の情報を含む場合に、これら複数種類の情報ごとに第1のユーザの情報と複数の第2のユーザの情報との間の距離をそれぞれ計算する過程と、
前記計算された複数の情報間距離の重み付け線形和を計算し、その計算値を出力する過程と
を備えることを特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載の特徴量推定方法。 - 請求項1乃至4のいずれかに記載の特徴量推定装置が備える各手段の処理を、特徴量推定装置のプロセッサに実行させるプログラム。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009217952A JP2011065591A (ja) | 2009-09-18 | 2009-09-18 | 特徴量推定装置、方法及びプログラム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014149723A (ja) * | 2013-02-01 | 2014-08-21 | Ntt Docomo Inc | 特徴推定装置及び特徴推定方法 |
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JP2006127321A (ja) * | 2004-10-29 | 2006-05-18 | Solid Technology Kk | 端末属性後付装置および端末属性後付方法 |
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CSNG200900451020; 山田 智広: '集合的なライフログの利用を可能とするシステムアーキテクチャの検討' 電子情報通信学会技術研究報告 Vol.109 No.39, 20090514, 113-118ページ, 社団法人電子情報通信学会 * |
JPN6013009346; 山田 智広: '集合的なライフログの利用を可能とするシステムアーキテクチャの検討' 電子情報通信学会技術研究報告 Vol.109 No.39, 20090514, 113-118ページ, 社団法人電子情報通信学会 * |
JPN6013009347; 市川 裕介: 'Web行動履歴を用いたユーザ嗜好特性推定技術の検討' マルチメディア,分散,協調とモバイル(DICOMO2008)シンポジウム論文集 情報処理学会シンポジ Vol.2008 No.1, 20080709, 1786-1792ページ, 社団法人情報処理学会 * |
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