JP2011065097A - 撮像装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】レンズシフト型光学式手ブレ補正機能と撮像レンズに固有の歪曲収差を補正する歪曲補正機能を有する撮像装置において、周辺部の画質劣化を抑制しつつ補正機能の効果を得る。
【解決手段】撮像中の補正レンズ105の駆動量が閾値以上の場合、手ブレ補正による画像周辺部の解像度低下が生じると判別し、その後適用する歪曲補正における歪曲補正量を、撮像中の補正レンズ105の駆動量が閾値未満の場合よりも小さくする。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置及びその制御方法に関し、特には、レンズシフト型光学式手ブレ補正と、光学系の歪曲収差を補正とが可能な撮像装置及びその制御方法に関する。
近年、撮像装置の動きや撮像装置が持つ撮像レンズ等の光学系により生じる撮像画像への影響を軽減するために、様々な補正機能を有する撮像装置が普及してきている。
例えば、撮像装置の動きをジャイロセンサ等により検知し、撮像レンズと撮像素子の間に設けた補正レンズを移動させて露光中の光軸のブレを補正するレンズシフト型光学式手ブレ補正機能を有する撮像装置が知られている。
一方、撮像レンズの歪曲収差により、撮像画像の周辺部に生じる歪曲を、画像処理によって補正する歪曲補正が知られている。具体的には、事前に把握した撮像レンズに固有の歪曲収差の情報に従って、撮像画像の周辺部を引き伸ばす処理を行う。
また、これらの補正方法は組み合わせて実施することができる(特許文献1)。
特開2006−129175号公報
しかし、レンズシフト型光学式手ブレ補正と歪曲補正の両方を行うと、撮像画像の周辺部において解像度劣化が生じることが知られている。図5(a)は撮像開始時に、撮像素子に結ばれる像の外形を模式的に図示したものである。撮像中に発生した手ブレによる光軸のずれを補正するために補正レンズを駆動したとする。この場合、補正レンズの位置が撮像開始時と撮像終了時とで補正レンズの位置が異なるため、撮像終了時に撮像素子に結ばれる像は、例えば図5(b)や図5(c)に点線で示すように変形する。図5(c)は図5(b)より撮像装置のブレ量が多かった(補正レンズの駆動量が大きかった)場合を示す。このような変形により、図5(a)において像の左下角に位置していた画素501は、図5(b)では画素502へ、図5(c)では画素503へそれぞれ移動する。
図5の例では、上部が左右に縮められ、下部が左右に引き伸ばされるように像が変形しているため、撮像開始時に比べると撮像終了時で像の下部の解像度が劣化している。また、図5(b)における画素501の移動量をL1、図5(c)における画素501の移動量をL2とすると、L2>L1となり、撮像中に補正レンズの駆動量が大きいほど、像の解像度の劣化が大きくなる。
次に、撮像画像に生じた、撮像レンズに固有の歪曲収差を、画像処理で補正する歪曲補正について説明する。図6(a)において、撮像画像603は光学系の歪曲収差により周辺が歪曲している。歪曲補正はレンズ固有の情報に基づいて、撮像画像603を本来の歪曲していない撮像画像の形状604に変形する画像処理である。歪曲補正により、画素601は画素602へ移動する。図6(b)と図6(c)は歪曲補正の前後での画素601と画素602の関係を図示したもので、図6(b)は図6(c)より歪曲補正量が大きい場合を示している。図6(b)において画素601が歪曲補正後に画素602に移動すると、画素は引き伸ばされた量に応じて変形する。補正前の画素601の大きさをdとし、補正後の画素602の大きさを図6(b)、図6(c)においてそれぞれd1、d2とすると、歪曲補正量が多い図6(b)の方が画素601の引き伸ばされる率が大きく、d1>d2となる。つまり、歪曲補正量が大きいほうが、画素が大きく引き伸ばされるため、画像の解像度の劣化が大きくなる。
レンズシフト式光学式手ブレ補正と歪曲補正とを同じ画像に適用した場合、光学的手ぶれ補正により解像度が低下した周辺部をさらに歪曲補正で引き伸ばすため、画像周辺部の解像度劣化は相乗して劣化する。
本発明は、このような従来技術の問題点を鑑みてなされたものであり、光学式手ブレ補正と歪曲補正を両方適用した場合の解像度劣化を抑制可能な撮像装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
前述の目的を達成するために、本発明の撮像装置は、以下の構成を備える。
本発明は、被写体を撮像するため撮像素子と、撮像素子に被写体像を結像するための撮像レンズと、撮像素子と前記撮像レンズとの間に補正レンズを有し、
さらに被写体を撮像し、撮像した画像を出力する撮像部と、前記撮像手段における撮像装置の動きを検出する動き検出部と、
動き検出部によって検出された撮像装置の動き量に応じて、補正レンズを駆動させるブレ補正処理と、撮像部で得られた画像データに対して、撮像レンズに固有の歪曲収差を補正する歪曲補正処理を適用し、
ブレ補正処理は、撮像装置が動いた場合に撮像素子上に結像される被写体像が動くことを抑止するよう補正レンズを制御し、歪曲補正処理は、ブレ補正処理で制御した補正レンズの駆動量に応じて、歪曲補正量を制御する、ことを特徴とする。
このような構成により、本発明によれば、光学式ブレ補正と歪曲補正を両方適用した場合の解像度劣化を抑制可能な撮像装置及びその制御方法を提供することができる。
本発明の実施形態にかかる撮像装置の一例としてのデジタルカメラの機能構成例を示すブロック図。 実施形態にかかるデジタルカメラの補正処理を説明するためのフローチャート。 実施形態にかかる手ブレ補正量と歪曲補正量の関係を示す図。 実施形態にかかる歪曲収差と歪曲補正量の関係を示す図。 手ブレ補正処理による周辺解像度の低下を模式的に説明する図。 歪曲補正処理による周辺解像度の低下を模式的に説明する図。
以下、本発明の好適かつ例示的な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、レンズシフト式光学式ブレ補正機能と歪曲補正機能を同時に適用可能な撮像装置の一例としてのデジタルカメラに、本発明を適用した例を説明する。
図1に示すデジタルカメラ100において、操作部101は例えばシャッターボタンやメニューボタン等、ユーザが各種指示をデジタルカメラ100へ与えるための入力インタフェースである。操作部101は、入力されたユーザからの指示を制御部102へ伝える。制御部102は例えば図示しないCPU、ROM、RAMを含み、ROMに記憶されたプログラムをRAMに展開してCPUが実行することにより、デジタルカメラ100の動作全体を制御する。
AF処理部115は、例えば撮像素子103上に撮像レンズ104等の光学系が結像した被写体像のコントラスト比を利用して撮像レンズ104の焦点調節を行う。AE処理部116は、撮像レンズ104を通して入射してくる光量に応じて露出機構(絞り)106の開閉とシャッタースピードを制御して自動的に露出調整を行う。装置動き検出部107は撮像中のデジタルカメラ100の動きを検出し、補正レンズ制御部108に伝える。補正レンズ制御部108は、装置動き検出部107が撮像中に検出したデジタルカメラ100の動きに従い、光軸のズレを打ち消すように補正レンズ105を駆動して手ブレ補正を行う。撮像素子103は撮像レンズ104と補正レンズ105と露出機構106とを通して入射する光を受け、その光量に応じた電荷の情報をアナログ画像データとしてA/D変換部109に出力する。A/D変換部109は、撮像素子103が出力したアナログ画像データに対し、ゲイン調整やA/D変換等の処理を行い、デジタル画像データとして画像処理部110に出力する。
画像処理部110はA/D変換部109から出力されたデジタル画像データに対して、歪曲補正等の画像処理を適用し、適用後のデジタル画像データを出力する。画像処理部110で行われる画像処理は、歪曲補正の他にホワイトバランス調整や色補間処理等が含まれる。EVF表示部111は、例えば小型の液晶表示装置(LCD)であってよく、画像処理部110が出力したデジタル画像データを表示する。フォーマット変換部112は、画像処理部110から出力されたデジタル画像データを、JPEG形式等の記録用フォーマットに変換し、画像記録部113に出力する。画像記録部113はフォーマット変換部112が変換したデジタル画像データを、不揮発性メモリなどの記録媒体に記録する。記録媒体は、デジタルカメラ100に内蔵されていてもよいし、着脱可能であってもよい。
ユーザがデジタルカメラ100の操作部101の電源スイッチをONにすると、制御部102はこれを検知し、デジタルカメラ100の各部の制御を開始する。デジタルカメラ100が起動すると撮像レンズ104の直近にあるメカニカルシャッター(図示せず)が開き、撮像素子103には撮像レンズ104、補正レンズ105、露出機構106を介して光が入射する。入射した光は、撮像素子103上に結像され、アナログ画像データに変換される。撮像素子103で変換されたアナログ画像データは、A/D変換部109でデジタル画像データに変換され、画像処理部110で処理された後、EVF表示部111に逐次表示される。また、制御部102は画像処理されたデジタル画像データから焦点調節及び露出制御に必要とする情報を取得し、AF処理部115とAE処理部116に供給する。AF処理部115は被写体に合焦するように撮像レンズ104の焦点距離を制御する。また、AE処理部116は、被写体が適正露出で撮像されるよう、シャッタースピード及び露出機構106の開度を制御する。
(補正処理)
このような構成をもつ本実施形態のデジタルカメラ100における撮像時の補正処理について、図2に示すフローチャートをさらに用いて説明する。
ユーザからの操作部101のシャッターボタンを通じて撮像開始要求を受けると、まずS201で、制御部102は撮像処理(露光処理)を開始する。
S202で、制御部102は、装置動き検出部107からデジタルカメラ100の動き量を取得する。制御部102はデジタルカメラ100の動き量に応じた補正レンズ105の駆動量を算出し、補正レンズ制御部108に伝える。制御部102は、例えば予めROM中に記憶したデジタルカメラ100の動き量と補正レンズ105の駆動量とを対応付けたテーブルを参照することにより、デジタルカメラ100の動き量に応じた補正レンズ105の駆動量を算出することができる。また制御部102は、算出した補正レンズ105の駆動量をROMなどの不揮発性メモリに記憶し、後述の画像処理部110での歪曲補正処理に用いる。補正レンズ制御部108は制御部102から供給されたレンズ駆動量に従って補正レンズ105を駆動する。補正レンズ105を移動させることで、撮像素子103上に結ばれる像の、デジタルカメラ100の動きによるブレを補正する(S203)。
S204で撮像処理の終了が決定されるまで、制御部102はS202とS203の処理を繰り返す。後述の歪曲補正処理に用いる補正レンズ105の駆動量は、露光中に算出した補正レンズ105の駆動量のうち最大値を用いるため、露光中不揮発性メモリに記憶される補正レンズ105の駆動量は、最大値が算出されるたびに更新される。
撮像処理が終了されると、撮像素子103で露光中に得られた入射光の情報をアナログ画像データに変換して、A/D変換部109にアナログ画像データを出力する。A/D変換部109では、アナログ画像データにレベル調整やA/D変換の処理を適用し、得られたデジタル画像データを画像処理部110へ出力する。また、画像処理部110では入力されたデジタル画像データに対し歪曲補正に先立って適用する必要がある画像処理を行う(S205)。
S206で、制御部102は露光中に保存した補正レンズ105の駆動量の最大値を不揮発性メモリから取得し、閾値以上であるかを判断する。補正レンズ105の駆動量の閾値は、デジタルカメラ100の動きによって生じる撮像画像上での被写体像のブレ量が、予め定めた範囲を超える際の補正レンズ105の駆動量として決定することができる。例えば、撮像素子103上での被写体像が5ピクセル分のブレが生じるデジタルカメラ100の動きを補正するための補正レンズ105の駆動量を、補正レンズ105の駆動量の閾値として定めることができる。しかし、撮像素子103の大きさと撮像素子103の画素数の関係(画素ピッチ)によって、基準とするブレ量は変化するため、撮像素子103に応じて決定する。また、補正レンズ105の駆動量の閾値は、撮像レンズ104がズームレンズの場合はズーム位置ごとに設定してもよい。デジタルカメラ100に撮影シーン判別機能がある場合は、シーン種別ごとに補正レンズ105の駆動量の閾値を設定してもよい。
制御部102は、補正レンズ105の駆動量が閾値未満であった場合、光学式手ブレ補正処理による、撮像画像の周辺部の解像度劣化は少ないと判断する。そして、制御部102は、画像処理部110での歪曲補正処理における歪曲補正量を、撮像レンズ104に固有の歪曲収差から予め導出していた初期歪曲補正量に設定する。初期歪曲補正量は、歪曲補正処理において適用した場合、歪曲収差を良好に補正する値として導き出された補正量である(S207)。
一方、補正レンズ105の駆動量が閾値以上であった場合、制御部102は、光学式手ブレ補正処理による、撮像画像の周辺部の解像度劣化が無視できないと判断する。そして、制御部102は、歪曲補正処理における歪曲補正量を、初期歪曲補正量より小さく変更して設定する。変更後の歪曲補正量は、補正レンズの駆動量に対応して変化させればよく、例えば図3のように、補正レンズの駆動量に反比例した歪曲補正量を設定するなど、補正レンズの駆動量が大きいほど歪曲補正量を小さく設定することができる(S208)。
S209で、画像処理部110は制御部102から設定された歪曲補正量に従って、撮像画像データに歪曲補正処理を適用する。
S210で、画像処理部110は歪曲補正処理を適用した後に行う必要がある画像処理を行い、フォーマット変換部112へ出力する。フォーマット変換部112では入力された画像処理適用後のデジタル画像データを記録用フォーマットに変換して画像記録部113へ出力し、画像記録部113にて記録処理を行う。(S211)
このようにレンズシフト型光学式手ブレ補正と画像処理による歪曲補正との両方を適用する場合、補正レンズの駆動量が大きい場合には歪曲補正量を抑える。これにより、周辺部の解像度の劣化を抑制しながら、手ブレ補正と歪曲補正の効果を両立させることが可能になる。
(変形例)
上述の実施形態では、補正レンズ駆動量が閾値以上か閾値未満かによって歪曲補正量を低減させるか否かを判断していたが、画像の解像度を考慮した判断を行っても良い。
図4は、歪曲収差の補正後に画像に残存する歪曲収差(残存収差)について説明する図である。
図4(a)は撮像レンズ104に固有の歪曲収差401を、歪曲収差を良好に補正する初期歪曲補正量402での補正適用後、残存収差が403となることを示している。また、図4(b)は撮像レンズ104に固有の歪曲収差401を、初期歪曲補正量402より少ない歪曲補正量404での補正適用後、残存収差が405となることを示している。図4(a)と図4(b)とから、歪曲収差の画像処理による補正量を小さくすることで、残存収差が増えることがわかる。
しかしながら、画像の周辺部の解像度が低い場合には、歪曲収差が良好に補正されていても、周辺部の画像は、もともと低解像度の画像が歪曲補正で引き伸ばされてさらに解像度が低下しているため、歪曲補正の視覚的な効果は小さい。そのため、残存収差を小さくするよりも解像度を劣化させないことを優先し、画像の周辺部の解像度が高い場合よりも歪曲補正量を少なくしてよい。つまり、画像の周辺部の空間周波数(解像度)が、予め設定された、歪曲収差が目立たない大きさに設定された場合は、歪曲補正量を小さくすることができる。なお、画像の周辺部の空間周波数が、歪曲収差が目立たない大きさであるかは、撮像レンズ104のズーム位置や絞りの値から判断することができる。具体的には、テストチャートを用いて、ズーム位置や絞りの値に応じた画像の周辺部の解像度の値を用いて、予め歪曲収差が目立たない解像度として設定する値をROMに記憶しておけばよい。
また、画像の解像度を考慮した歪曲補正量の低減は、補正レンズ駆動量と閾値との大小関係とは独立して行うことができる。すなわち、最終的な歪曲補正処理より前の任意の時点で画像解像度が予め定められた閾値よりも小さいか否かを判断し、小さい場合には歪曲補正量を低減する処理を加えることができる。
また、EVF表示部111に逐次表示するスルー画像や動画像(まとめてEVF画像という)のように、低解像度かつ個々の画像の表示時間が短い表示用画像については、歪曲補正量を少なくするような処理を行わなくてもよい。これは、EVF画像の解像度が撮像素子の解像度(有効画素数)に比べて小さいため、撮像画像から画素を間引くなどしてEVF画像を生成する際に、手ブレ補正処理による周辺部の解像度劣化の影響が小さくなるからである。EVF画像は枚数が多いため、個々のEVF画像について歪曲補正量を決定して適用するのは処理負荷が大きい。そのため、EVF画像について歪曲補正量を変化させないことにより、処理負荷を軽減することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、レンズシフト型光学式手ブレ補正機能と、撮像レンズに固有の歪曲収差を補正する歪曲補正機能を有する撮像装置において、補正レンズの駆動量が大きい場合には歪曲補正量を初期値よりも小さい歪曲補正量に変更する。これにより、手ブレ補正処理と歪曲補正処理の両方を適用した際に生じる画像データの周辺部の解像度劣化を抑制しながら、手ブレ補正と歪曲補正の効果を両立することができる。
また、歪曲補正を行う記録用画像の解像度が小さい場合には歪曲補正量を小さくすることにより、歪曲補正による画像周辺部の解像度低下をさらに抑制することができる。

Claims (6)

  1. 撮像装置の動きを検出する動き検出手段と、
    補正レンズを備え、前記補正レンズを駆動して、前記動き検出手段が検出した装置の動きによる光軸のズレを補正する光学系と、
    前記光学系が結像した被写体像を撮像して撮像画像を生成する撮像手段と、
    前記撮像画像における前記光学系の歪曲収差を補正する歪曲補正手段とを有する撮像装置において、
    前記撮像画像の撮像中の前記補正レンズの駆動量が予め定められた閾値以上であるかを判別する判別手段と、
    撮像中の前記補正レンズの駆動量が前記予め定められた閾値以上と判別された撮像画像に対して前記歪曲補正手段が適用する歪曲補正量を、撮像中の前記補正レンズの駆動量が前記予め定められた閾値未満と判別された撮像画像に対して前記歪曲補正手段が適用する歪曲補正量よりも小さく設定する設定手段とを有する、ことを特徴とする撮像装置。
  2. 撮像中の前記補正レンズの駆動量の前記予め定められた閾値は、前記撮像手段で被写体像を撮像する撮像素子の大きさと画素数によって定める、ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記設定手段は、撮像中の前記補正レンズの駆動量が前記予め定められた閾値以上であった場合、前記歪曲補正手段が適用する歪曲補正量を、撮像中の前記補正レンズの駆動量が大きいほど小さい値に設定する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記設定手段は、前記撮像画像の解像度が予め定めた解像度よりも低い場合、前記歪曲補正手段が適用する歪曲補正量を、前記歪曲補正手段が適用する歪曲補正量よりも小さく設定する、ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記設定手段は、前記撮像画像が予め定めた解像度よりも小さい表示用画像である場合には、前記判別手段で前記撮像中の前記補正レンズの駆動量が前記予め定められた閾値以上と判別されても、前記撮像中の前記補正レンズの駆動量が前記予め定められた閾値未満と判別された撮像画像に対して適用する歪曲補正量に設定する、ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の撮像装置。
  6. 撮像装置の動きを検出する動き検出手段と、
    補正レンズを備え、前記補正レンズを駆動して、前記動き検出手段が検出した装置の動きによる光軸のズレを補正する光学系と、
    前記光学系が結像した被写体像を撮像して撮像画像を生成する撮像手段と、
    前記撮像画像における前記光学系の歪曲収差を補正する歪曲補正手段とを有する撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像画像の撮像中の前記補正レンズの駆動量が予め定められた閾値以上であるかを判別する判別工程と、
    撮像中の前記補正レンズの駆動量が前記予め定められた閾値以上と判別された撮像画像に対して前記歪曲補正手段が適用する歪曲補正量を、撮像中の前記補正レンズの駆動量が前記予め定められた閾値未満と判別された撮像画像に対して前記歪曲補正手段が適用する歪曲補正量よりも小さく設定する設定工程とを有する、ことを特徴とする撮像装置の制御方法。
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