JP2011064551A - 液体分注装置 - Google Patents
液体分注装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011064551A JP2011064551A JP2009214895A JP2009214895A JP2011064551A JP 2011064551 A JP2011064551 A JP 2011064551A JP 2009214895 A JP2009214895 A JP 2009214895A JP 2009214895 A JP2009214895 A JP 2009214895A JP 2011064551 A JP2011064551 A JP 2011064551A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid
- droplets
- unit
- dispensing
- discharge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
Abstract
【解決手段】本発明の液体分注装置10は、液滴を吐出する分注素子20の駆動を制御することにより予め設定された容量の液体試料をサンプルプレートに分注する。この液体分注装置10では、分析用の分注動作に先立ち、定量用分注作業を実行する。定量用分注作業では、予め設定された駆動パラメータに従ってテーブル12上の定量分注領域に設けられたウェル内に液滴を吐出し、ウェル内の定量用液体収容部内を満たす液滴数を計測する。定量用液体収容部内の容量は既知であり、この既知容量と液滴数とから1滴当たりの液滴容積を算出する。
【選択図】図1
Description
例えば、特許文献1には、分注素子の吐出部につながる空間をピエゾ素子からなる駆動部によって押圧することにより当該空間に充填された試料等を吐出部から吐出する液体分注装置が記載されている。このようなピエゾ素子の駆動により液体を分注する分注素子を備えた液体分注装置では、ピエゾ素子への印加電圧の大きさや印加時間、印加電圧の立ち上がり時間や立ち下がり時間等をパラメータとする制御信号により、吐出部から吐出される液滴量が調整される。
ところが、同一のパラメータであっても、分注する液体の表面張力や粘性等の物性、温度等の環境条件によって吐出される液滴の容積は変化する。分注量は液滴数によって管理されるため、液滴容積の変化は定量的な分注を困難にする。
この場合、上記液体分注装置では、表面張力が大きく基材上で球状に成り易い液体(水など)を標準サンプルとして液滴の体積を求めている。
本発明が解決しようとする課題は、液体の物性に関係なくより正確な液滴の容積を求めることができる液体分注装置及び液体分注方法を提供することである。
a)先端から液滴を吐出する吐出部及び前記吐出部からの液滴の吐出を駆動する吐出駆動部を備えた吐出ユニットと、
b)前記吐出駆動部の駆動パラメータの制御、及び、吐出された液滴数を記録する駆動制御部と、
c)前記吐出ユニットから吐出された液滴が貯留される、容量が既知の定量用液体収容部と、
d)前記定量用液体収容部に貯留された液体が定量用液体収容部を満たしたことを検出する検出部と、
e)前記定量用液体収容部を満たすために吐出した液滴数と前記液体収容部の既知容量に基づいて1滴当たりの液滴容積を算出し、算出された一滴当りの液滴容積に基づいて液体を所定量分注するために必要な液滴数を算出する演算部と
を備え、
前記駆動制御部は前記算出された液滴数を吐出するように吐出駆動部の駆動パラメータを調節することを特徴とする。
a)容量が既知の定量用液体収容部に、前記吐出ユニットから液滴を吐出するステップと、
b)前記定量用液体収容部に貯留された液体が定量用液体収容部を満たしたことを検出するステップと、
c)前記定量用液体収容部を満たす液滴数を検出するステップと、
d)前記定量用液体収容部を満たすために吐出した液滴数と前記液体収容部の既知容量に基づいて1滴当たりの液滴容積を算出するステップと、
e)算出された一滴当りの液滴容積に基づいて液体を所定量分注するために必要な液滴数を算出するステップと、
f)前記算出された液滴数を吐出するように吐出駆動部の駆動パラメータを調節するステップと
を備えることを特徴とする。
なお、図示しないが、テーブル12の表面にはテーブル12上に配置されるサンプルプレート34の位置の基準となるベースポイントとしてのマークが設けられている。マークは、分注位置を情報として取り出す場合の基準となるものであり、スキャナ18で取得した画像上の位置とテーブル12の動きとを合わせる基準となるものである。
発光素子54aと受光素子54b、及び発光素子55aと受光素子55bは、それぞれ点X1及び点X2を挟んで対向配置されており、液体が点X1及び点X2を通過する前後で受光素子54b、55bの検出信号強度が急激に変化する。このような受光素子54b、55bの検出信号強度の急激な変化に基づき、液体が点X1及び点X2を通過する瞬間を検出することができる。
第1センサ及び第2センサ(受光素子54b,55b)の出力信号は信号処理部47に入力される。信号処理部47は、受光素子54b,55bの信号強度の急激な変化によりチューブ52内の液体が点X1及び点X2を通過した瞬間を検出する。
定量用液体収容部に液体が貯留される際に気泡が含まれると、定量用液体収容部内の既知の容量を満たす正確な液滴数を求めることができず、1滴当たりの正確な液滴容積を求めることができない。そこで、図6に示す本発明の第3実施例のように、ウェル40に超音波振動を加える超音波発振器60を設けることも良い構成である。
12・・・テーブル
14・・・プリントヘッド
16・・・CCDカメラ
18・・・スキャナ
20・・・分注素子
22・・・吐出部
28・・・ピエゾ素子
34・・・サンプルプレート
36・・・定量分注領域
40・・・ウェル
42,54a,55a・・・発光素子
43,54b,55b・・・受光素子
45・・・演算部
47・・・信号処理部
49・・・駆動制御部
52・・・チューブ
60・・・超音波発振器
54,55・・・フォトセンサ
Claims (2)
- a)先端から液滴を吐出する吐出部及び前記吐出部からの液滴の吐出を駆動する吐出駆動部を備えた吐出ユニットと、
b)前記吐出駆動部の駆動パラメータの制御、及び、吐出された液滴数を記録する駆動制御部と、
c)前記吐出ユニットから吐出された液滴が貯留される、容量が既知の定量用液体収容部と、
d)前記定量用液体収容部に貯留された液体が定量用液体収容部を満たしたことを検出する検出部と、
e)前記定量用液体収容部を満たすために吐出した液滴数と前記定量用液体収容部の既知容量に基づいて1滴当たりの液滴容積を算出し、算出された一滴当りの液滴容積に基づいて液体を所定量分注するために必要な液滴数を算出する演算部と
を備え、
前記駆動制御部は前記算出された液滴数を吐出するように吐出駆動部の駆動パラメータを調節する液体分注装置。 - 先端から液滴を吐出する吐出部及び前記吐出部からの液滴の吐出を駆動する吐出駆動部を備えた吐出ユニットの前記吐出駆動部の駆動パラメータを制御することにより、予め設定された容量の液体試料を分注する液体分注方法において、
a)容量が既知の定量用液体収容部に、前記吐出ユニットから液滴を吐出するステップと、
b)前記定量用液体収容部に貯留された液体が定量用液体収容部を満たしたことを検出するステップと、
c)前記定量用液体収容部を満たす液滴数を検出するステップと、
d)前記定量用液体収容部を満たすために吐出した液滴数と前記液体収容部の既知容量に基づいて1滴当たりの液滴容積を算出するステップと、
e)算出された一滴当りの液滴容積に基づいて液体を所定量分注するために必要な液滴数を算出するステップと、
f)前記算出された液滴数を吐出するように吐出駆動部の駆動パラメータを調節するステップと
を備えることを特徴とする液体分注方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009214895A JP5402450B2 (ja) | 2009-09-16 | 2009-09-16 | 液体分注装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009214895A JP5402450B2 (ja) | 2009-09-16 | 2009-09-16 | 液体分注装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011064551A true JP2011064551A (ja) | 2011-03-31 |
JP5402450B2 JP5402450B2 (ja) | 2014-01-29 |
Family
ID=43950967
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009214895A Active JP5402450B2 (ja) | 2009-09-16 | 2009-09-16 | 液体分注装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5402450B2 (ja) |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06295208A (ja) * | 1993-02-01 | 1994-10-21 | Lion Corp | 自動メスアップシステム |
JP2000310645A (ja) * | 1999-04-27 | 2000-11-07 | Olympus Optical Co Ltd | 液体分注装置 |
JP2002500946A (ja) * | 1998-01-22 | 2002-01-15 | ハーン−シッカート−ゲゼルシャフト フュア アンゲヴァンテ フォルシュンク エー ファウ | 微量分注デバイス |
JP2002139370A (ja) * | 2000-11-06 | 2002-05-17 | Ngk Insulators Ltd | 液滴吐出装置 |
JP2004163394A (ja) * | 2002-09-26 | 2004-06-10 | Seiko Epson Corp | 液滴吐出ヘッド及びその製造方法、マイクロアレイ製造装置並びにマイクロアレイの製造方法 |
JP2005049267A (ja) * | 2003-07-30 | 2005-02-24 | Shimadzu Corp | 分注ユニットによる定量分注方法及び分注装置 |
JP2006218397A (ja) * | 2005-02-10 | 2006-08-24 | Seiko Epson Corp | 液滴吐出量測定方法、液滴吐出量測定用治具、液滴吐出量調整方法、液滴吐出量測定装置および描画装置 |
JP2007198751A (ja) * | 2006-01-23 | 2007-08-09 | Olympus Corp | 分注装置、分析装置および分注方法 |
JP2007292629A (ja) * | 2006-04-26 | 2007-11-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 液体分注装置 |
-
2009
- 2009-09-16 JP JP2009214895A patent/JP5402450B2/ja active Active
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06295208A (ja) * | 1993-02-01 | 1994-10-21 | Lion Corp | 自動メスアップシステム |
JP2002500946A (ja) * | 1998-01-22 | 2002-01-15 | ハーン−シッカート−ゲゼルシャフト フュア アンゲヴァンテ フォルシュンク エー ファウ | 微量分注デバイス |
JP2000310645A (ja) * | 1999-04-27 | 2000-11-07 | Olympus Optical Co Ltd | 液体分注装置 |
JP2002139370A (ja) * | 2000-11-06 | 2002-05-17 | Ngk Insulators Ltd | 液滴吐出装置 |
JP2004163394A (ja) * | 2002-09-26 | 2004-06-10 | Seiko Epson Corp | 液滴吐出ヘッド及びその製造方法、マイクロアレイ製造装置並びにマイクロアレイの製造方法 |
JP2005049267A (ja) * | 2003-07-30 | 2005-02-24 | Shimadzu Corp | 分注ユニットによる定量分注方法及び分注装置 |
JP2006218397A (ja) * | 2005-02-10 | 2006-08-24 | Seiko Epson Corp | 液滴吐出量測定方法、液滴吐出量測定用治具、液滴吐出量調整方法、液滴吐出量測定装置および描画装置 |
JP2007198751A (ja) * | 2006-01-23 | 2007-08-09 | Olympus Corp | 分注装置、分析装置および分注方法 |
JP2007292629A (ja) * | 2006-04-26 | 2007-11-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 液体分注装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5402450B2 (ja) | 2014-01-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6830406B2 (ja) | 分注装置 | |
JP4095135B2 (ja) | 微量流体処理装置 | |
US6579724B2 (en) | Dispensing method and apparatus for dispensing very small quantities of fluid | |
US7939032B2 (en) | Microchip processing apparatus | |
JP2004512520A (ja) | ピペットシステム及びピペットアレイ | |
US10807372B2 (en) | Liquid droplet discharging unit, liquid droplet forming device, and stirring device | |
WO2013161300A1 (ja) | 吐出システムおよび吐出システムにより吐出する方法 | |
EP3623050A1 (en) | Microfluidic device and a method of loading fluid therein | |
JP4129692B2 (ja) | バイオチップ製造方法及びバイオチップ製造装置 | |
US20100119415A1 (en) | Dispensing device and automatic analyzer | |
US8006554B2 (en) | Filter and SPE plate clogged well detection | |
EP2708901B1 (en) | Microchip liquid feeding system | |
JP2015108601A (ja) | 液面位置の検出方法、装置、液体供給装置、および分析システム | |
US20090253216A1 (en) | Delivery and Sensing of Metered Amounts of Liquid Materials | |
JP5402450B2 (ja) | 液体分注装置 | |
JP4144479B2 (ja) | マイクロアレイ製造装置及びマイクロアレイの製造方法 | |
JP2002181839A (ja) | 液体分注装置およびマイクロアレイ製造装置 | |
JP5402534B2 (ja) | 液体分注装置 | |
JP4062203B2 (ja) | 分注ユニットによる定量分注方法及び分注装置 | |
Gast et al. | Profile. The development of integrated microfluidic systems at GeSiM | |
JP3792178B2 (ja) | 自動分注装置及び液体分注方法 | |
JP2021517468A (ja) | 異なるサイズの細胞を移送するための微小流体チャネル | |
JP2003149093A (ja) | 液体分注装置および液体分注方法 | |
JP2007278986A (ja) | 分注装置、マイクロアレイの製造装置、分注方法及びマイクロアレイの製造方法 | |
JP2002162404A (ja) | 液体分注装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120525 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130313 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130319 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130709 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130906 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131001 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131014 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5402450 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |