JP2011064461A - 位置決めステージ - Google Patents

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Eiji Nemoto
英治 根本
Hakumei Hayashi
柏明 林
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Abstract

【課題】 光学顕微鏡や電子顕微鏡に使用される試料ステージのテーブルを所定位置にミクロン単位で移動させた際、テーブルが傾斜してしまうことを精度高く抑制することができるようにすることにある。
【解決手段】 固定ベース体101に対し、テーブル102を、水平方向或いは揺動方向或いは鉛直方向に摺動組み付けする位置決めステージにあって、固定ベース体101とテーブル102とをクロスローラガイド機構を介して摺動組み付けし、テーブル102側のクロスローラガイド機構のローラレース109に対向する固定ベース体101面に磁石105を配した構成で、テーブル102を所定位置に移動させた状態で固定ベース体101とテーブル102とを磁石105相互磁着させることによりテーブル102の静止状態を確実に維持する。
【選択図】 図10

Description

本発明は、解析のための或る種の試料や、或る種の加工等を達成するためのワーク等を設置する位置決めステージに関するものである。
光学顕微鏡や電子顕微鏡に使用される試料ステージに於いては、光ファイバーの端面を接合する加工工程やプリズムの貼付工程、或る種の試料に例えば放射線を照射して成分を解析するような過程等で、ワークや試料等を任意の方向から観察するため、これ等を所定位置にミクロン単位の極めて高い精度をもって移動できるようにする要請があり、試料等を載置したテーブルを水平方向、鉛直方向等に移動するための装置が多く開発されている。
処が特にテーブルを移動させる際に、或いは所定位置に移動させた後の測定等の実施の際に、テーブルに僅かの傾きが生じてしまう問題があった。例えば従来の位置決めステージの概略を示す図1、2、3、4にあって、位置決めステージ1は試料等を載置したテーブル2を固定ベース体3に組み付けた構成であり、両者間に組み付けた軌道レール4を介してテーブル2はX方向に摺動移動するのであるが、この際にテーブル2が数マイクロラジアンという微小な単位ではあるが傾いてしまうのである。
その原因は、図3でいえば矢視A方向への傾きであるロール変位であり、図4でいえば矢視B方向への傾きであるピッチング変位である。このような傾きは、試料の解析等に関する上述したような高度の精度が要求される現場では極めて不都合である。
このロール変位なりピッチング変位を抑止する、つまり安定性を維持して剛性を確保する一つの手段としては、図3で示したd幅、即ちテーブル2と固定ベース体3との直接的接触面の摺動幅を大きくとれば良いのであるが、装置全体が大型化してしまう難点がある。
特開平10−105241号公報
この特許文献1の発明「ステージ装置」は、ステージの位置決め後、振動等によるステージの位置ずれを防止することを目的としている。この文献では、従来例として先ず、ステージに取り付けられたハウジング固定部材に、内部に硬球を有し且つボールネジと係合するハウジングを固定し、ボールネジを回転させてハウジング固定部材に取り付けられたステージを移動させる構成が示されている。ボールネジとハウジングとの組み付きによりバックラッシュ等によるガタつきを抑制するのであるが、この構成では、各種の振動により硬球を予圧することによりボールネジのガタつきを抑制した状態であっても微小変位が発生し不具合であるとしている。
次にこの不具合を解消するため、ハウジング固定部材とモータ固定部材間にスプリング等の弾性部材を設け、ガタつきの防止を図る工夫も紹介されている。処がこの場合であっても、スプリングによりハウジング固定部材に外力が加わるので、そのままではステージが移動してしまうことになり、ステージが停止時もエンコーダによる検出値が一定になるように常にモータをフィードバック制御し、所定位置を維持しなければならず、モータとしてパルスモータを用いた場合、ステージはパルスモータの1パルス分だけ常に振動することになり、微小とはいえステージの変位が発生する問題が残るとのことである。
そこで文献1の発明は「ステージ装置において、ステージに板状の弾性体を取り付けるとともに、この弾性体を吸着し、ステージの移動を抑止する吸着部材を設け、駆動機構によりステージを所定位置まで移動させたのち、吸着機構によって弾性体を吸着してステージを固定するようにした」もので、ここでの機構は真空吸着である。
しかしながら、この技術では、真空吸着がON−OFF制御方法であるため板バネの吸着時に停止位置がずれる可能性があり、求められる静止精度によってはこの機構では不充分である。また、保持装置がモータとステージ間ではなく、ステージそのものに取り付けられているために、モータ起因の振動はステージ伝達後に減衰させるので減衰力が弱い。更に、基本的には板バネの弾性力の影響もあり、経年変化によって板バネの特性が変化した場合不安定と推測される。
更には、図5、6、7に示すような位置決めステージの従来例も存する。即ちテーブル2を固定ベース体3に組み付けた位置決めステージ1は、前記した図1等と同様に、両者間に組み付けた軌道レール4を介してテーブル2がX方向に摺動移動する。
テーブル2の側面には両端がブラケット5を介して保持されるクランプ板6がテーブル2側面と所定の間隔をあけて架設されており、固定ベース体3の側面中央には一方のクランプブラケット7の下端部が固定され、その上端部はクランプ板6とテーブル2側面との間隙に位置する。また、一方のクランプブラケット7には他方のクランプブラケット8がクランプボルト9を介してクランプブラケット7に近接離反自在に組み付けられ、クランプ板6を、一方のクランプブラケット7と他方のクランプブラケット8の夫々の上端部で挟んでいる。
そこで、テーブル2を固定ベース体3に対して所望の位置に移動させたならば、クランプボルト9を締めて、一方のクランプブラケット7と他方のクランプブラケット8とによりクランプ板6を強固に挟持し、固定ベース体3に対するテーブル2の固定を達成するのである。
しかしながら、この構成はクランプボルト9の螺動を手動に頼らざるをえないので、クランプボルト9の螺動固定の際、微小ではあっても、固定ベース体3とテーブル2との間にずれが生じて動作が不確実であり、またクランプ機構が側方に突出位置することになるため、装置全体が大型化してしまう等の問題があった。
よって本発明は、上述した従来技術の欠点、不都合、不満を解消するべく開発された位置決めステージであって、光学顕微鏡や電子顕微鏡に使用される試料ステージのテーブルを所定位置にミクロン単位で移動させた際、テーブルが傾斜してしまう微少変位を精度高く抑制することができるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の位置決めステージは、固定ベース体に対し、テーブルを、水平方向或いは揺動方向或いは鉛直方向に摺動組み付けする位置決めステージにあって、前記した固定ベース体とテーブルとの一方摺動面に、他方摺動面に磁着する磁石を配したことを特徴とする。
また、固定ベース体とテーブルとをクロスローラガイド機構を介して摺動組み付けし、テーブル側のクロスローラガイド機構のローラレースに対向する固定ベース体面に磁石を配したことを特徴とする。
上記した本発明にあって、テーブルを固定ベース体に対して水平方向或いは揺動方向或いは鉛直方向に摺動させ、テーブルに設置した試料等を所定位置に設定し状態では、固定ベース体とテーブルとの一方の摺動面に配した磁石が他方の摺動面に磁着し、テーブルの所望姿勢を傾かせることなく剛性の高い静止状態を確固と維持させることができるのである。
また、固定ベース体とテーブルとをクロスローラガイド機構を介して摺動組み付けし、テーブル側のクロスローラガイド機構のローラレースに対向する固定ベース体面に磁石を配すれば、動作部分に対する磁着となるので、静止状態の精度は更に高まることになる。
上記した各構成では、テーブルと固定ベース体との直接的接触面の摺動幅を最小限にできること、或いはクランプ機構を設けなくても良いこと等による装置全体の大型化を抑止することができ、手動あるいは電動等による静止操作ではないので静止維持が確実で安定している等の多くの優れた作用効果を奏する。
現行の位置決めステージの一例を示す全体斜視図である。 図1にあって、テーブルを断面した斜視図である。 ロール変位を示す側面図である。 ピッチング変位を示す正面断面図である。 現行の位置決めステージの他の例を示す全体斜視図である。 図5にあって、テーブルを断面した斜視図である。 クランプ部分を示す拡大断面図である。 本発明にかかる位置決めステージの全体斜視図である。 図8にあって、テーブルを断面した斜視図である。 図9にあって、クロスローラガイド機構を表し、テーブルを断面した斜視図である。 図8の中央断面図である。
位置決めステージ101は、試料等を載置したテーブル102を固定ベース体103に軌道レール104を介して組み付けた構成で、テーブル102はX方向に摺動移動する。そして、固定ベース体103とテーブル102との摺動面にあって、固定ベース体103側の面にテーブル102側の面に磁着する磁石105を埋設する。但し、磁石105をテーブル102側の面に埋設し、固定ベース体103側の面に磁着する構成としても良い。
図示実施例では、軌道レール104としてクロスローラガイド機構を採用している。周知のようにクロスローラガイドは、精密研削加工されたV溝転送面を有する一対のローラレースと、この対向するV溝空間内に精密円筒コロを交互に直交させて組み込んだローラケージとから構成されており、ローラレース上を複数の円筒コロが転動するため停止時から起動時への摩擦の変化(静止摩擦と動摩擦の差)が小さく、作動滑りが生じにくい利点があり、更には、線接触で荷重を支えるので剛性が高い。
ここでは、固定ベース体103の中央に長さ方向(X方向)に沿って幅広の凸条106を設け、この凸条106の両側面に沿って固定ベース体103用のローラレース107を夫々固定する。一方、両側にブラケット108を垂架設したテーブル102は、凸条106及びローラレース107をまたぐ形態で固定ベース体103に組み付けられるのであるが、両ブラケット108の内面に、固定ベース体103用のローラレース107に対面してテーブル102用のローラレース109を夫々固定する。これにより軌道レール104としてのクロスローラガイド機構を形成する(ローラケージは図示省略)。
そして、テーブル102用のローラレース109に対向する固定ベース体103面に前記した磁石105を埋設するのである。
図示実施例は固定ベース体103に対してテーブル102が水平X方向に移動する構成を示したが、本出願人が特願2009−96693「位置決めステージ」で提案した発明のように、テーブルを水平X方向と水平Y方向とに移動させる構成、或いはθX方向またはθY方向に揺動させる構成、更には特願2009−134592「位置決めステージ」で提案した発明のように鉛直方向に移動させる構成等にあっても、本発明における磁着静止は充分に対応できるものである。
1 位置決めステージ
2 テーブル
3 固定ベース体
4 軌道レール
5 ブラケット
6 クランプ板
7 一方のクランプブラケット
8 他方のクランプブラケット
9 クランプボルト
101 位置決めステージ
102 テーブル
103 固定ベース体
104 軌道レール
105 磁石
106 凸条
107 固定ベース体用のローラレース
108 ブラケット
109 テーブル用のローラレース

Claims (2)

  1. 固定ベース体(101)に対し、テーブル(102)を、水平方向或いは揺動方向或いは鉛直方向に摺動組み付けする位置決めステージにあって、前記固定ベース体(101)とテーブル(102)との一方摺動面に、他方摺動面に磁着する磁石(105)を配したことを特徴とする位置決めステージ。
  2. 固定ベース体(101)とテーブル(102)とをクロスローラガイド機構を介して摺動組み付けし、テーブル(102)側のクロスローラガイド機構のローラレース(109)に対向する固定ベース体(101)面に磁石(105)を配したことを特徴とする請求項1に記載の位置決めステージ。
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