JP2011064111A - 排出スクロール及びターボ機械 - Google Patents

排出スクロール及びターボ機械 Download PDF

Info

Publication number
JP2011064111A
JP2011064111A JP2009214814A JP2009214814A JP2011064111A JP 2011064111 A JP2011064111 A JP 2011064111A JP 2009214814 A JP2009214814 A JP 2009214814A JP 2009214814 A JP2009214814 A JP 2009214814A JP 2011064111 A JP2011064111 A JP 2011064111A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discharge
scroll
fluid
flow path
inlet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009214814A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5535562B2 (ja
Inventor
Masanari Iino
真成 飯野
Hideaki Sugishita
秀昭 椙下
Naoto Tochitani
直人 杼谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2009214814A priority Critical patent/JP5535562B2/ja
Priority to PCT/JP2010/065802 priority patent/WO2011034044A1/ja
Priority to US13/496,032 priority patent/US20120171030A1/en
Publication of JP2011064111A publication Critical patent/JP2011064111A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5535562B2 publication Critical patent/JP5535562B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/40Casings; Connections of working fluid
    • F04D29/42Casings; Connections of working fluid for radial or helico-centrifugal pumps
    • F04D29/44Fluid-guiding means, e.g. diffusers
    • F04D29/441Fluid-guiding means, e.g. diffusers especially adapted for elastic fluid pumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/40Casings; Connections of working fluid
    • F04D29/52Casings; Connections of working fluid for axial pumps
    • F04D29/54Fluid-guiding means, e.g. diffusers
    • F04D29/541Specially adapted for elastic fluid pumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/66Combating cavitation, whirls, noise, vibration or the like; Balancing
    • F04D29/68Combating cavitation, whirls, noise, vibration or the like; Balancing by influencing boundary layers
    • F04D29/681Combating cavitation, whirls, noise, vibration or the like; Balancing by influencing boundary layers especially adapted for elastic fluid pumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2250/00Geometry
    • F05D2250/50Inlet or outlet
    • F05D2250/52Outlet

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

【課題】内部を旋回する流体と、流入する流体との混合損失の低減を図りつつ、流入した流体を集約して排出させることが可能な排出スクロールを提供する。
【解決手段】排出スクロールは、断面略環状の空間を形成するスクロール本体11と、排出流路8とスクロール本体11とを接続し、排出流路8から排出される流体Aを強制的に減速させてスクロール本体11に流入させる接続部12とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、ターボ機械の排出流路に接続される排出スクロール及びこれを備えたターボ機械に関する。
圧縮機、タービンやポンプなどのターボ機械では、作動流体の排出流路に環状に形成された排出スクロールが取り付けられており、作動流体は該排出スクロール内部に集約されて周方向に沿って旋回流として流れて、径方向外周側に向かって延出された排出管から排出される(例えば、特許文献1、2参照)。
図8は、軸流圧縮機の排出流路に取り付けられた排出スクロールの従来図を示している。図8に示すように、軸流圧縮機において、動翼及び静翼が配設された流路流末には、排出流路として断面略環状に形成されたディフューザ100が設けられている。なお、図8は中心軸(回転軸)Lを挟んで一方側のみを表示しており、他方側を省略している。ディフューザ100は、次第に断面積が増加するように形成されていることで流路から排出された流体Fの動圧を静圧に変換させる。この際、ディフューザ100は、CFD等による解析や経験則に基づいて、断面積の変化により、流通する流体Fに剥離が生じないように、かつ、効率良く減速させるように、流路延長、流路延長方向の曲率、断面積の変化率、入口と出口との面積比等が設定される。また、ディフューザ100は、入口100a側で流路とともに軸方向に沿って延設されるとともに、出口100b側に向かうに従って径方向外周側に向かうように湾曲形成され、全体としてラッパ状に形成されている。そして、排出スクロール101は、このディフューザ100の出口開口100cと接続されるように、該出口100bの径方向外周側に環状に配置され、ディフューザ100から流体Fが流入する。排出スクロール101に流入した流体Fは、中心軸Lを含む断面内において、排出スクロール101の内壁面101aに沿って旋回するとともに、周方向に異なる位置で流入する流体Fと混合されて周方向に沿って流れることになる。
実開平7−8597号公報 特開2005−155393号公報
しかしながら、特許文献1、2や図8に示すような排出スクロール101の構造では、中心軸Lを含む断面内において排出スクロール101の内壁面101aに沿って旋回する流体Fと、新たに流入する流体Fとが、入口部101bで衝突、混合されることにより、圧力損失が生じてしまう問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、内部を旋回する流体と、流入する流体との衝突・混合による圧力損失の低減を図りつつ、流入した流体を集約して排出させることが可能な排出スクロールを提供するものである。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
本発明は、ターボ機械の排出流路に接続され、該排出流路から排出される流体が流入する排出スクロールであって、断面略環状の空間を形成するスクロール本体と、前記排出流路と前記スクロール本体とを接続し、前記排出流路から排出される前記流体を強制的に減速させて前記スクロール本体に流入させる接続部とを備えることを特徴とする。
この構成によれば、排出流路から接続部に流入した流体は、該接続部により強制的に減速されることになる。このため、スクロール本体には、十分に減速された状態で流入することとなり、これにより流入した流体とスクロール本体を旋回する流体とが衝突、混合して、スクロール本体に集合することによる圧力損失の低減を図ることができる。
また、上記の排出スクロールにおいて、前記接続部は、前記排出流路と接続された入口部と、該入口部よりも前記流体の流通面積が拡大された出口部とを有し、該流通面積の拡大により流通する流体を減速させることが好ましい。
この構成によれば、流通面積の拡大により接続部の入口部から出口部へと流通する流体を強制的かつ効果的に減速させることができる。
また、上記の排出スクロールにおいて、前記接続部は、前記入口部から前記出口部に繋がる壁部に沿って前記流体を剥離させることが好ましい。
この構成によれば、接続部において、入口部から出口部へと流通する流体を、壁部に沿って剥離させることにより強制的かつ効果的に減速させることができる。
また、上記の排出スクロールにおいて、前記接続部は、前記壁部の前記入口部または前記入口部近傍に全周にわたって設けられ、前記流体を剥離させる角部を有し、前記角部よりも前記出口部側で前記流体を剥離させることが好ましい。
この構成によれば、壁部の入口部または入口部の近傍に設けられた角部よりも出口部側で流体を剥離させることで、接続部において強制的かつ効果的に流体を減速させることができるとともに、角部により流体の剥離が排出流路側まで及んでしてしまうことを確実に防止することができる。
また、上記の排出スクロールにおいて、前記接続部は、前記流体を強制的に剥離させる流体剥離部を有することが好ましい。
この構成によれば、接続部を流通する流体は、流体剥離部により強制的に剥離させられることにより、効果的に減速させられることになる。
また、本発明のターボ機械は、上記の排出スクロールと、該排出スクロールへ前記流体を排出させる排出流路とを備えることを特徴としている。
この構成によれば、排出スクロールにおける衝突・混合による圧力損失の低減を図ることができることで、全体として損失を効果的に低減させることができる。
本発明の排出スクロールによれば、内部を旋回する流体と、流入する流体とが衝突、混合して、排出スクロールに集合することによる圧力損失の低減を図りつつ、流入した流体を集約して排出させることができる。
また、本発明のターボ機械によれば、全体として損失低減を図りつつ、使用した流体を排出流路から排出スクロールを介して排出させることができる。
本発明の第1の実施形態の軸流圧縮機の半断面図である。 本発明の第1の実施形態の排出スクロールの詳細を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態の第1の変形例の排出スクロールの詳細を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態の第2の変形例の排出スクロールの詳細を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態の第3の変形例の排出スクロールの詳細を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態の第4の変形例の排出スクロールの詳細を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態の排出スクロールの詳細を示す断面図である。 従来の排出スクロールを示す断面図である。
(第1の実施形態)
本発明に係る第1の実施形態について、図1及び図2を参照して説明する。
図1は、ターボ機械の一例として軸流圧縮機1を示している。図1に示すように、軸流圧縮機1は、ロータ2と、ロータ2の外周に配設され、ロータ2との間を作動流体となる空気Aが流通する断面略環状の流路1aとする略筒状のケーシング3と、流路1a内に配設された静翼4及び動翼5と、流路1aへの空気Aの給排気を行う吸込スクロール6及び排出スクロール10と、吸込スクロール6及び排出スクロール10と流路1aとを接続する吸込流路7及び排出流路8とを備える。
静翼4は、ケーシング3の内周面に取り付けられて、ロータ2に向かって径方向内周側に設けられている。また、動翼5は、ロータ2に取り付けられて、ケーシング3に向かって径方向外周側に突出して設けられている。静翼4及び動翼5は、それぞれ放射状に複数設けられているとともに、軸方向Xに沿って交互に複数段設けられている。
吸込スクロール6は、ケーシング3の軸方向Xの一方側に設けられており、吸込流路7によって流路1aと接続されている。吸込スクロール6は、略環状に形成された空間を有し、図示しない吸込口から流入した空気Aを周方向Yに沿って流通させ、吸込流路7を介して断面略環状に形成された流路1a全体にわたって空気Aを供給させる。
図2に示すように、排出流路8は、ケーシング3の軸方向Xの他方側に設けられており、次第に流通断面が増加することで流通する圧縮された空気Aを剥離を生じさせずに減速させるディフューザとして構成されている。また、ディフューザを構成する排出流路8は、入口8a側で流路1aとともに軸方向Xに沿って延設されるとともに、出口8b側に向かうに従って径方向外周側に向かうように湾曲形成され、全体としてラッパ状に形成されている。そして、排出スクロール10は、この排出流路8の出口8bの開口と接続されるように、該出口8bの径方向外周側に環状に配置されている。
排出スクロール10は、断面略環状の空間を形成するスクロール本体11と、排出流路8とスクロール本体11とを接続し、排出流路8から排出される空気Aを強制的に減速させてスクロール本体11に流入させる接続部12とを備える。接続部12において、排出流路8と接続された入口部12aと、スクロール本体11と接続された出口部12bとでは、出口部12bの方が流通面積が大きく形成されている。また、接続部12において、入口部12aと出口部12bとを接続する壁部12cは、本実施形態においては、中心軸Lを含む断面において、直線状に形成されており、接続部12は全体として略台形状の断面を呈し、入口部12aで排出流路8との間には角部13が形成されている。ここで、接続部12における空気Aの流通方向に沿う単位長さ当りの流路面積の増加量、すなわち流路面積の増加率は、排出流路8における流路面積の増加率よりも大きく設定されている。さらに、接続部12においては、入口部12aから出口部12bへの急激な流路面積の増加により、壁部12cに沿って流通する空気Aを剥離させるように、流路面積の増加率が設定されている。
また、スクロール本体11は、接続部12の出口部12bの径方向外周側に接続される流入部14と、流入部14から軸方向Xに隣接して広がる空間で、流入した空気Aを周方向Yに沿って旋回流として流通させる本体部15とを有する。図2に示すように、中心軸Lを含む断面視して、スクロール本体11を構成する内壁面11aは、流入部14と本体部15との間で滑らかな曲線となって連続している。また、本体部15は、流入部14よりも径方向内周側に向かって広がっており、接続部12との間には壁体が接続部12から本体部15へ空気Aが直接流入するのを規制する流入規制部16として構成されている。
次に、この実施形態の排出スクロール10の作用を説明する。
図2に示すように、排出流路8から排出スクロール10に流入する空気Aは、まず接続部12を流通する。接続部12に流入した空気Aは、接続部12が入口部12aから出口部12bへと流路面積が大きくなるように形成されていることにより、強制的に減速されることになる。また、本実施形態では、入口部12aから出口部12bへの流路面積の拡大が急激に変化することにより、壁部12cに沿う空気Aの流れに剥離A1が生じ、これによりさらに効果的に減速させることができる。
そして、このように接続部12を流通して、スクロール本体11において流入部14に流入した空気A2は、中心軸Lを含む断面内において、さらに内壁面11aに沿って本体部15内で旋回することとなる。そして、本体部15内で旋回する空気A3は、流入規制部16に沿って径方向外周側へと流れて、新たに流入部14から本体部15へと流入する空気A2と衝突、混合されることとなる。しかしながら、上記のとおり、流入部14から本体部15へと流入する空気A2は、接続部12において十分に減速させられた状態にあることから、衝突、混合され、スクロール本体11に集合することによる圧力損失の低減を図ることができる。
ここで、上記のとおり接続部12においては剥離A1を生じさせることで、圧力損失が生じてしまうことになるが、接続部12における減速に伴うスクロール本体11内での衝突、混合して集合することによる圧力損失を大幅に低減させることができることで、全体としては圧力損失の低減を図ることができる。このため、効率良く内部に剥離等を発生しないように設計されたディフューザである排出流路8に対して、排出スクロール10が接続されることで、より効率的なスクロールを実現することができる。また、上記のとおり接続部12において壁部12cでは剥離A1が生じるが、入口部12aに角部13が形成されていることから、該角部13を起点として出口部12b側に剥離A1が形成されることとなり、剥離A1が上流側の排出流路8にまで生じてしまうことを防止することができる。なお、角部としては、上記のように内壁面同士が交差することで形成されるものに限られず、入口部12aまたは入口部12a近傍に全周にわたって突起が形成されていて、該突起の先端によって角部が形成されていても良い。
図3は、本実施形態の第1の変形例を示している。図3に示すように、本変形例では、排出流路20は全体として軸方向Xに沿って形成されており、排出スクロール21において接続部22も排出流路20と対応して軸方向Xに沿って形成され排出流路20と接続されている。また、排出スクロール21においてスクロール本体23は、流入部14が接続部22と軸方向Xに接続されており、本体部15は流入部14の径方向外周側に広がっている。このように軸方向Xに沿って排出流路20と排出スクロール21が接続されている場合にも、同様の構成を備えることにより、スクロール本体23内における衝突、混合して集合することによる圧力損失の低減を効果的に図ることができる。
図4は、本実施形態の第2の変形例を示している。図4に示すように、本変形例の排出ケーシング30では、壁部12cが、中心軸Lを含む断面視して、窪み12dを有する段状に形成されており、該窪み12dが流体剥離部として、壁部12cに沿う空気Aを強制的に剥離させることが可能となっている。そして、窪み12dによって強制的に壁部12cに沿う空気Aに剥離A4を生じさせることにより、接続部12を流通する空気Aを効果的に減速させて、スクロール本体11内での衝突、混合して集合することによる圧力損失の低減をさらに図ることができる。
図5は、本実施形態の第3の変形例を示している。図5に示すように、本変形例の排気スクロール40では、接続部41の壁部41aが、軸方向X一方側で凹面状に形成されている。また、本変形例では、スクロール本体42において、本体部43は、接続部41より径方向外周側で広がるように形成されており、図2に示す流入規制部16のない構成となっている。本変形例の接続部41では、上記のとおり、図2に示す接続部12と比較して、入口部12a近傍において、さらに急激に流路面積を拡大させることになり、これによりさらに効果的に壁部41aに沿う空気Aに剥離A5を生じさせることができる。そして、このように剥離A5を生じさせることで接続部41を流通する空気Aを効果的に減速させることができるので、流入規制部16が設けられずにスクロール本体42内を旋回する空気A3が流入部14に向かって流れるような構成となっていても、衝突、混合して集合することによる圧力損失を低減させることができる。なお、凹面状に形成された壁部41aは軸方向Xの他方側でもよいし、両方側にあってもよい。
図6は、本実施形態の第4の変形例を示している。図6に示すように、本変形例の排気スクロール50では、接続部12の内部において、流体剥離部として、入口部12a側を頂点51aとし出口部12b側を底辺とした断面略三角形状の中間壁51が、支柱52によって支持されて複数形成されている。そして、入口部12aから流入した空気Aは中間壁51同士の間、及び中間壁51と壁部12cとの間を流通し、中間壁51の底辺側の角51bを基点として剥離A6が生じることとなる。このため、接続部12を流通する空気Aは、中間壁51における剥離A6により、さらに効果的に減速させられることとなり、これによりさらに効果的にスクロール本体11内での衝突、混合されて集合することによる圧力損失の低減を図ることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図7は、本発明の第2の実施形態を示したものである。なお、この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図7に示すように、排出スクロール61の接続部62において、流路内側となる部分は、滑らかな曲線状とせずに、角61aを形成している。本実施形態ではさらに、接続部62の流路内側となる位置でも、本体部15と接続部62との接続部分において、角61bが形成されている。
この実施形態の排出スクロール61では、排出流路60を流通する空気Aは、接続部62に流入した際に、流路の内側となる位置に角61aが形成されていることから、該角61aが強制剥離部として機能し、空気Aの流れに剥離A7が生じることとなる。同様に、接続部62からスクロール本体63内に流入して本体部15を旋回する空気A3が、流入規制部16に沿って径方向外周側へ流通する際に、角61bが強制剥離部として機能し、空気A3の流れに剥離A8が生じることとなる。このため、接続部62を流通する空気A、及び、本体部15を流通する空気A3は、この剥離A7、A8により乱されて圧力損失を生じ、急激に減速させられることとなる。このため、接続部62を流通する空気Aと、本体部15を流通する空気A3とが衝突、混合したとしても、これにより圧力損失を低減させることができ、全体として圧力損失の低減を図ることができる。また、接続部62からスクロール本体63内に流入する空気Aと空気A3の流れ方向が略一致するので、これによっても混合する際の圧力損失の発生を抑制することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
なお、上記各実施形態及び各変形例で示した排気スクロールは、軸流圧縮機に搭載されるものとして説明したが、これに限るものではなく、遠心圧縮機にも適用可能である。さらには、圧縮機に限るものでもはく、ガスタービン、蒸気タービン、水中ポンプなど、様々なターボ機械において作動流体を排出させる構造として適用可能である。
1 軸流圧縮機(ターボ機械)
8、20、60 排出流路
10、21、30、40、50、61 排出スクロール
11、42、63 スクロール本体
12、22、41、62 接続部
12a 入口部
12b 出口部
12c 壁部
12d 窪み(強制剥離部)
13 角部
51b 角(強制剥離部)
61a、61b 角(強制剥離部)
A 空気(流体)

Claims (6)

  1. ターボ機械の排出流路に接続され、該排出流路から排出される流体が流入する排出スクロールであって、
    断面略環状の空間を形成するスクロール本体と、
    前記排出流路と前記スクロール本体とを接続し、前記排出流路から排出される前記流体を強制的に減速させて前記スクロール本体に流入させる接続部とを備えることを特徴とする排出スクロール。
  2. 請求項1に記載の排出スクロールにおいて、
    前記接続部は、前記排出流路と接続された入口部と、該入口部よりも前記流体の流路面積が拡大された出口部とを有し、該流路面積の拡大により流通する流体を減速させることを特徴とする排出スクロール。
  3. 請求項2に記載の排出スクロールにおいて、
    前記接続部は、前記入口部から前記出口部に繋がる壁部に沿って前記流体を剥離させることを特徴とする排出スクロール。
  4. 請求項3に記載の排出スクロールにおいて、
    前記接続部は、前記壁部の前記入口部または前記入口部近傍に全周にわたって設けられ、前記流体を剥離させる角部を有し、前記角部よりも前記出口部側で前記流体を剥離させることを特徴とする排出スクロール。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の排出スクロールにおいて、
    前記接続部は、前記流体を強制的に剥離させる流体剥離部を有することを特徴とする排出スクロール。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の排出スクロールと、
    該排出スクロールへ前記流体を排出させる排出流路とを備えることを特徴とするターボ機械。
JP2009214814A 2009-09-16 2009-09-16 排出スクロール及びターボ機械 Active JP5535562B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009214814A JP5535562B2 (ja) 2009-09-16 2009-09-16 排出スクロール及びターボ機械
PCT/JP2010/065802 WO2011034044A1 (ja) 2009-09-16 2010-09-14 排出スクロール及びターボ機械
US13/496,032 US20120171030A1 (en) 2009-09-16 2010-09-14 Discharge scroll and turbomachine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009214814A JP5535562B2 (ja) 2009-09-16 2009-09-16 排出スクロール及びターボ機械

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011064111A true JP2011064111A (ja) 2011-03-31
JP5535562B2 JP5535562B2 (ja) 2014-07-02

Family

ID=43758647

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009214814A Active JP5535562B2 (ja) 2009-09-16 2009-09-16 排出スクロール及びターボ機械

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20120171030A1 (ja)
JP (1) JP5535562B2 (ja)
WO (1) WO2011034044A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013224627A (ja) * 2012-04-23 2013-10-31 Mitsubishi Electric Corp 軸流ファン
US9835161B2 (en) 2012-02-27 2017-12-05 Mitsubishi Heavy Industries Compressor Corporation Rotary machine
US10066638B2 (en) 2013-08-06 2018-09-04 Ihi Corporation Centrifugal compressor and turbocharger
JP2023009650A (ja) * 2021-07-07 2023-01-20 株式会社三井E&Sマシナリー 軸流圧縮機及び軸流圧縮機用ディフューザ

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20130022444A1 (en) * 2011-07-19 2013-01-24 Sudhakar Neeli Low pressure turbine exhaust diffuser with turbulators
US20160108920A1 (en) * 2013-06-20 2016-04-21 Mitsubishi Heavy Industries Compressor Corporation Centrifugal compressor
CN105283674B (zh) * 2013-08-06 2017-08-25 株式会社Ihi 离心压缩机以及增压器
KR102104415B1 (ko) * 2015-02-05 2020-04-24 한화파워시스템 주식회사 압축기
DE102017127758A1 (de) * 2017-11-24 2019-05-29 Man Diesel & Turbo Se Radialverdichter und Turbolader
DE102018215888A1 (de) * 2018-09-19 2020-03-19 Robert Bosch Gmbh Verdichter
US20200378303A1 (en) 2019-06-03 2020-12-03 Pratt & Whitney Canada Corp. Diffuser pipe exit flare

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH078597U (ja) * 1993-07-06 1995-02-07 三菱重工業株式会社 遠心圧縮機

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE473291A (ja) * 1946-05-10
GB1573926A (en) * 1976-03-24 1980-08-28 Rolls Royce Fluid flow diffuser
JPS5520607U (ja) * 1978-07-26 1980-02-08

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH078597U (ja) * 1993-07-06 1995-02-07 三菱重工業株式会社 遠心圧縮機

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9835161B2 (en) 2012-02-27 2017-12-05 Mitsubishi Heavy Industries Compressor Corporation Rotary machine
US10119546B2 (en) 2012-02-27 2018-11-06 Mitsubishi Heavy Industries Compressor Corporation Rotary machine
JP2013224627A (ja) * 2012-04-23 2013-10-31 Mitsubishi Electric Corp 軸流ファン
US10066638B2 (en) 2013-08-06 2018-09-04 Ihi Corporation Centrifugal compressor and turbocharger
JP2023009650A (ja) * 2021-07-07 2023-01-20 株式会社三井E&Sマシナリー 軸流圧縮機及び軸流圧縮機用ディフューザ
JP7434220B2 (ja) 2021-07-07 2024-02-20 株式会社三井E&S 軸流圧縮機及び軸流圧縮機用ディフューザ

Also Published As

Publication number Publication date
WO2011034044A1 (ja) 2011-03-24
US20120171030A1 (en) 2012-07-05
JP5535562B2 (ja) 2014-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5535562B2 (ja) 排出スクロール及びターボ機械
JP5221985B2 (ja) 遠心圧縮機
EP3018297B1 (en) Sealing device and turbo machine
JP6109197B2 (ja) ラジアルタービン動翼
JP6033154B2 (ja) 軸流回転機械、及びディフューザ
EP2853694B1 (en) Steam turbine
JP2010144698A (ja) 遠心圧縮機
US11149588B2 (en) Exhaust chamber of steam turbine, flow guide for steam turbine exhaust chamber, and steam turbine
JP6783924B2 (ja) 蒸気タービンの排気室、及び、蒸気タービン
JP2012188957A (ja) 軸流タービン
CN110573748A (zh) 离心压缩机以及具备该离心压缩机的涡轮增压器
WO2018159681A1 (ja) タービン及びガスタービン
WO2018155458A1 (ja) 遠心回転機械
JP6689105B2 (ja) 多段軸流圧縮機及びガスタービン
WO2016157530A1 (ja) 動翼、及び軸流回転機械
JP6169007B2 (ja) 動翼、及び軸流回転機械
JP2014167268A (ja) 多段遠心式流体機械
JP4146371B2 (ja) 遠心圧縮機
JP6279524B2 (ja) 遠心圧縮機、ターボチャージャ
JP2005233154A (ja) 蒸気タービン
JP2006336486A (ja) ターボ圧縮機
JPWO2018179112A1 (ja) コンプレッサのスクロール形状及び過給機
CN110475948B (zh) 燃气轮机
JP2005240680A (ja) 遠心圧縮機
JP7235549B2 (ja) 遠心圧縮機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120810

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130924

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20131125

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140401

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140423

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5535562

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350