JP2011062382A - 布製ナプキン - Google Patents

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Abstract

【課題】極めて簡単な構成にして立体的な布製ナプキンを提供すると共に、経血漏れや使用者に不快感を与えることがなく、夜間の伝い漏れ、多い日の漏れを防止する立体的な布製ナプキンを提供するものである。
【解決手段】パッド21と、内側中央部に上下端を縫合されたホルダを巻き付け装着するストラップ15を有するホルダから成り、パッドの上下幅を、ストラップの巻き付け部位の上下幅に対して僅かに大きく形成して、該パッドをストラップに巻き付け時に、同ストラップの中央に膨らみをもたせつつその上下端を引っ張って該ホルダを上下方向に対して湾曲状に撓ませて立体的に構成するようした布製ナプキン。
【選択図】図5

Description

本発明は、例えば女性の生理時やおりもの用、若しくは尿漏れパッドとして使用できる布製ナプキンに関するものである。
従来、生理用又は尿漏れパッドとして使用されるナプキンとしては、吸水性樹脂を使用した使い捨てタイプのナプキンが多く使われてきた。しかし、使用者によっては使い捨てタイプのナプキンを使用するとその素材により身体との接触部に かぶれ や かゆみ が生じること、また、使用済みナプキンが環境に負荷を与える点などが考慮され、近年、布製ナプキンが見直され、その使用が徐々に広まりつつある。布製ナプキンは、携帯時にかさばる、使用毎に洗濯を必要とする等の欠点がある一方、逆に、洗濯すれば再利用が可能であり、布特有の暖かみがある、局部が蒸れたりかぶれたりすることが少ない、必要時の買い置き忘れがない等の利点がある。
このような長所を有する布製ナプキンについては、従来から長時間の使用による経血漏れを防止するため様々な工夫がなされている。例えば特開2001−353182号公報(特許文献1)には、短形のホルダ本体と短形の中あてを縫い合わせてなる単純な形態の布製ナプキンが開示されている。これは、折り曲げてショーツと身体との間に配置して使用するものである。
また、実開昭48−54697号公報(特許文献2)には、肌側となる内面の上下にポケット部、左右にショーツに取り付けるための羽根部が設けられたナプキンホルダと、上記ポケット部に差し込んで取り付ける中パッドから成る布製ナプキンが開示されている。 なお、上記羽根部を外側に回してショーツのクロッチを挟んでホックで留めて使用する。また、現在使用されている同様の布製ナプキンにおいては、特許文献1に示すような短形の補助中パッドを別途設け、経血が多い日などに、ナプキンホルダに取り付けた中パッドのほぼ中央に該短形の補助中パッドを巻き付けて付加的に使用することも行われている。
また、特許第4124759号公報(特許文献3)には、ショーツに取り付けるための羽根部を左右に有する外布、及び、上下両端で外布に固定された内布から成る二重構造を有するホルダと、該内布に巻き付けるための羽根部を左右に有する中パッドと、からなる布製ナプキンが開示されている。
特開2001−353182号公報 実開昭48−54697号公報 特許第4124759号公報
これら布製ナプキンは、環境問題に熱心な人々や使い捨てナプキンでかぶれ等の問題がある人々に支持されているが、未だその使用者は少数派であり、生産量も少ないため、大量生産される使い捨てナプキンのような豊富なラインナップが揃っておらず、あらゆる人々の要望に的確に応えるまでには至っていない。
そのような課題の一つに、使い捨てナプキンでは既に提供されている立体的な布製ナプキンがなく、フィット感が今ひとつ劣る問題があった。なお、単に使い捨てナプキン等において提供されている立体的な生理用ナプキンをまねて製造することも考えられるが、この場合立体的に構成するために複雑な縫製作業が必要となり、工程が複雑となり、コスト高となるという問題があった。
また、上記特許文献2及び3においては、ホルダの左右端を横方向に延設して羽根部を形成し、この羽根部を外側に回してショーツのクロッチを挟み、ホックで留めて使用するようにしている。しかしながら、羽根部を外側に回すことによって、ホルダの内布(内面)がショーツ裏側に回り込むこととなり、経血が多い場合には、中パッドで吸収しきれなかった経血がホルダの内布(内面)を伝って羽根部において裏側まで伝わり、経血漏れや使用者に不快感を与える不具合を有するものであった。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたもので、極めて簡単な構成にして立体的な布製ナプキンを提供するものである。また、経血漏れや使用者に不快感を与えることがなく、夜間の伝い漏れ、多い日の漏れを防止する立体的な布製ナプキンを提供するものである。
本発明の布製ナプキンは、パッドと、このパッドを裏面から保持しショーツに装着するためのホルダから成り、同ホルダの内側中央部に上下端を縫合されたストラップを設け、このストラップに上記パッドを巻き付けて使用するようした布製ナプキンにおいて、
上記パッドの上下幅Lpを、前記ストラップの巻き付け部位の上下幅Lhに対して僅かに大きく形成することにより、該パッドをストラップに巻き付け時に、同ストラップの中央に膨らみをもたせつつその上下端を引っ張って該ホルダを上下方向に対して湾曲状に撓ませて立体的に構成するようにしたことを主要な特徴とする。
第2に、上記ホルダの外側面に、該布製ナプキンをショーツのクロッチに取り付けて固定するための羽根部を、その周囲より内側に位置して縫合してなることを特徴とする。
本発明の布製ナプキンは、パッドの上下幅を、ホルダ内面のストラップの上下巻き付け幅に対して僅かに大きく形成してなるので、同パッド装着時にストラップの中央部に膨らみ形成しつつストラップの上下端を引っ張ってホルダを上下方向に対して湾曲状に撓ませて立体化することができ、より体形に合わせた立体的な布製ナプキンを提供し、フィット感を向上することができる。しかもこれ等は、特別な構成とすることなく、極めて簡単な構成にして安価に実施できるものである。
また、ホルダの外側面に周囲から内側に位置して羽根部を設けることにより、布製ナプキンをショーツに装着時、該ホルダの内布(内側面)が裏側に回り込むこともなく、周囲の縫合わせ部で内外側面を確実に分離することができるので、パッドで吸収仕切れなかった経血がホルダの羽根部位から裏側に伝って漏れることもない。なお、パッド部分を分厚い構造としてなるので、このパッドで十分吸収させることができると共に、上記ホルダの内側面を裏側に回り込ませない構造及び上記立体的構成との相乗効果によって、夜間の伝い漏れ、多い日の漏れをより防止し、使用者の不快感を防止する効果を奏する。
本発明の一実施例の布製ナプキンを示し、(a)は布製ナプキンのホルダの内側から見た平面図、(b)は布製ナプキンのホルダの外側から見た平面図、(c)は布製ナプキンのパッドの平面図である。 図1(a)の布製ナプキンのホルダの断面図である。 図1(c)の布製ナプキンのパッドの断面図である。 布製ナプキンのホルダのストラップ部とパッドとの寸法関係を示す説明図である。 布製ナプキンのホルダにパッドを装着する場合を示し、(a)はパッド装着初期を示す説明図、(b)はパッド装着後を示す説明図、(c)は同装着後を示す側面図である。 布製ナプキンのホルダにパッドを装着する場合の他の一例を示す説明図である。
本発明の布製ナプキンを以下図面を用いて詳細に説明する。
布製ナプキン1は、図1に示すように、ホルダ10とこのホルダ10に装着するパッド20から大略構成している。
上記ホルダ10は、図1(a)、(b)及び図2に示すように内側面を構成する内布11と、外側面を構成する外布12との間に、例えば綿等の2層の吸収層13と、経血がショーツ側に漏れないように外布内側に位置して防水材14を収納してなり、その周囲を縫合して形成している。また、内布11の中央部には図1(a)に示すように上下に亘って上記パッド20を装着するためのストラップ15が取り付けられている。このストラップ15はその上下両端15a、15bのみを上記内布11若しくは内布11及び吸収層13に縫合して取り付けられ、図2に示すように中間部分に上記パッド20を介装できるようにしている。更に、外布12側には図1(b)に示すように周囲から内側に位置してホック17を設けた羽根部16が取り付けられ、ショーツのクロッチ部を挟んで止めることにより、ショーツの上げ下げ時に外れないようにしている。羽根部16は外布12のみに縫合され、防水材14に縫い穴が開き、そこから経血が漏れるのを防ぐ為、防水材14まで縫い付けていない。
一方、パッド20は、図1(c)及び図3に示すように短形形状とされ、両面が使用できるように左右両内布21の間に綿等の2層の吸収層22を収納し、その周囲を縫合して形成している。
ここで、上記ホルダ10のストラップ15の介装部位とパッド20の幅関係について図4を用いて説明する。図4に示すようにホルダ10のストラップ15の介装部位の上下幅Lhに対してパッド20の上下幅Lpを僅かに大きくLh<Lpとし、例えば3mm〜8mm程度大きくして形成している。
次に、その使用時について説明する。
先ず、図5(a)に示すようにパッド20の左右一方端側を折りたたんで、ストラップ15と内布11との間に差し込み、次に他方端を折り込んで同じくストラップ15と内布11との間に差し込み図5(b)の如くストラップ15に巻き付けるようにしてパッド20を取り付ける。この時、ストラップ15と内布11との間にはパッド20の左右端が差し込まれ同部に膨らみを持たせつつ、ストラップ15の上下両端を引っ張るので図5(c)に示すようにホルダ10全体が上下方向に対して湾曲状に撓み、布製ナプキン1本体は立体的形状となる。これにより、体形に合致した構成に近くなりフィット感が向上すると共に、経血漏れを一段と阻止でき使用者に不快感を与えるのも極力防止できる。
また、ホルダ10にパッド20が取り付けられた布製ナプキン1をショーツに固定するに当たっては、上記ホルダ10の外布12に設けた羽根部16をショーツのクロッチを挟んだ状態でそのホック17を止めることにより行うが、この際、従来のようにホルダの内布が裏側まで回り込むこともなく、ホルダ10の周囲で内外面がきちんと分離されているため、羽根部16部位から内布11内面を伝って流れてきた経血が、ホルダ10の周囲で遮られ裏側に漏れることもない。よって、ストラップ15に巻き付けられ分厚い構造とされたパッド20で十分経血を吸収すると共に、一部吸収できなかった経血をもホルダ10の内布11と吸収層13で受け止め、裏側に回り込ませない構造及び布製ナプキン1本体の立体的形状との相乗効果によって、夜間の伝い漏れ、多い日でも漏れを極力に防止し、使用者に不快感を与えるのも極力防止できる効果を奏する。
また、図6に示すように必要に応じてパッド20を傾けてホルダ10のストラップ15に巻き付けることもできる。体の大きい方などの場合、中心部を広く取りることができ好ましい。この際にも、ストラップ15幅に対してパッドを多少きつくなる位に差し込むことにより、同じく上下方向に対して湾曲状に撓ませ立体的に構成することができる。
なお、上記実施例においては、女性の生理時の生理用ナプキンとして説明したが、例えば、産後、老後の尿漏れパッドとして、更には陰部、肛門などの手術後の出血を受ける際通常は使い捨てのナプキンをあてる方が多いが、その代わりとしても使用できる。同じように、肌にも優しく、繰り返し洗って使えるので環境にも良い。尿漏れパッドは生理用品以上に、買うのが恥ずかしいという点があるが、布製ナプキンは一度買えばその後の買い置きが不要なので、その精神的負担も軽減できるものである。
本発明の布製ナプキンは、生理用ナプキンや尿漏れパッドの他、手術後の陰部・肛門部位の出血を受ける保護パッドとして使用できるものである。
1 布製ナプキン本体
10 ホルダ
11、21 内布
12 外布
13、22 吸収層
14 防水材
15 ストラップ
16 羽根部
17 ホック
20 パッド

Claims (2)

  1. パッドと、このパッドを裏面から保持しショーツに装着するためのホルダから成り、同ホルダの内側中央部に上下端を縫合されたストラップを設け、このストラップに上記パッドを巻き付けて使用するようした布製ナプキンにおいて、
    上記パッドの上下幅を、前記ストラップの巻き付け部位の上下幅に対して僅かに大きく形成することにより、該パッドをストラップに巻き付け時に、同ストラップを中央に膨らみをもたせつつその上下端を引っ張って該ホルダを上下方向に対して湾曲状に撓ませて立体的に構成するようにしたことを特徴とする布製ナプキン。
  2. 上記ホルダの外側面に、該布製ナプキンをショーツのクロッチに取り付けて固定するための羽根を縫合してなることを特徴とする請求項1に記載の布製ナプキン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101561645B1 (ko) 2013-08-06 2015-10-20 이지연 면 생리대

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