JP2011062304A - パチンコ機 - Google Patents

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Abstract

【課題】特別図柄に係る電子抽選で用いられる特別図柄用乱数の変化を大当り遊技獲得のための遊技の攻略手順に影響させることができるパチンコ機を提供することにある。
【解決手段】遊技領域31のうち第1遊技領域部分40には特別図柄始動口41と大入賞口装置42とが設けられ、第2遊技領域部分50には、小開放状態および大開放状態の一方の状態に選択的に制御される可動始動口装置51と、この可動始動口装置51を大開放状態に変化させる契機を遊技球が入ることにより生じさせる通過型始動口52と、可動始動口装置51への遊技球の入賞を契機に羽根53fが開いて開放される受入れ口53eを有し遊技球をV入賞口53Bまたはハズレ口53c,53dに導く可動入賞装置53と、第2遊技領域部分50に遊技球が入るのを許可する許可状態、および、禁止する禁止状態の一方の状態に選択的に制御される遮蔽体57とが設けられる。遮蔽体57は保留数の上限到達時に限定で許可状態に一時的に保持する。
【選択図】図2

Description

本発明は、特別図柄の変動中の特別図柄始動口への遊技球の入賞について、その特別図柄の変動が終了するまで、その入賞を契機として取得した特別図柄用乱数を保留するパチンコ機に関する。
この種のパチンコ機としては特許文献1に開示されたものがある。この特許文献1に開示されたパチンコ機は、保留数を判定し、保留数が3つまでであれば特別図柄の変動時間を通常設定時間(例えば15秒)とし、保留数が4つ以上であれば通常設定時間よりも短い時短設定時間(例えば5秒)とする。
特開2003−325884号公報(段落0016,0024)
特許文献1に開示されたパチンコ機は、特別図柄の変動時間を保留数に応じて変更するものであり、保留数は大当り遊技獲得、すなわち遊技の攻略手順には影響しない。
本発明の目的は、保留数の変化を大当り遊技獲得のための遊技の攻略手順に影響させることができるパチンコ機を提供することにある。
前述の目的を達成するために本発明に係るパチンコ機は次のように構成されている。
〔1〕 本発明に係るパチンコ機は、遊技球が流下する遊技領域を有する遊技盤と、前記遊技領域に設けられた特別図柄始動口と、この特別図柄始動口に遊技球が入賞したことを契機に特別図柄に係る電子抽選を行う電子抽選手段と、この電子抽選手段による抽選結果に相当する特別図柄を表示する特別図柄表示手段と、特別図柄が変動した後に停止するという態様で、前記電子抽選手段による抽選結果に相当する特別図柄の表示が行われるよう前記特別図柄表示手段を制御する特別図柄表示制御手段と、前記遊技領域に設けられ、前記電子抽選手段による抽選結果が大当りである場合に遊技球の入賞を拒否する拒否状態から受入状態に制御される大入賞口装置と、を備え、前記電子抽選手段は、特別図柄用乱数を発生させる特別図柄用乱数発生手段と、この特別図柄用乱数発生手段により発生された特別図柄用乱数の中から1つを、前記特別図柄始動口に遊技球が入賞したことを契機に取得する特別図柄用乱数取得手段と、この特別図柄用乱数取得手段により取得された特別図柄用乱数が大当りかどうかを判定する特別図柄当否判定手段と、特別図柄の変動中に前記特別図柄用乱数取得手段により取得された特別図柄用乱数を、予め設定された上限個数まで保留乱数として順次記憶する保留乱数記憶手段と、を備えたパチンコ機において、前記遊技領域は、第1遊技領域部分と第2遊技領域部分とを有し、前記第1遊技領域部分には、前記特別図柄始動口と前記大入賞口装置とが設けられ、前記第2遊技領域部分には、遊技球が入賞しにくい小開放状態、および、前記小開放状態よりも遊技球が入賞しやすい大開放状態に選択的に制御される可動始動口装置と、前記可動始動口装置を大開放状態に変化させる契機を、遊技球が入ることにより生じさせる始動口と、前記可動始動口装置に遊技球が入賞したことを契機に開放される受入れ口を有し、この受入れ口から受け入れた遊技球をV入賞口またはハズレ口に導く可動入賞装置と、前記第2遊技領域部分に遊技球が入ることを許可する許可状態、および、禁止する禁止状態に選択的に制御される遮蔽体と、が設けられ、前記保留乱数記憶手段により記憶された保留乱数が所定個数以上かどうかを判定する保留数判定手段と、この保留数判定手段による判定結果が所定個数以上である場合に、前記遮蔽体を許可状態となるよう駆動する遮蔽体制御手段とを、さらに備えたことを特徴とするパチンコ機である。
この「〔1〕」に記載のパチンコ機においては、電子抽選手段の特別図柄用乱数発生手段が特別図柄用乱数を発生させ、発生した特別図柄用乱数の中から1つを特別図柄用乱数取得手段が、特別図柄始動口に遊技球が入賞したことを契機に取得する。そして、取得された特別図柄用乱数(取得乱数)に対し、特別図柄当否判定手段は大当りかどうかの判定を行う。特別図柄表示制御手段は特別図柄表示手段を制御し、特別図柄が変動した後に停止するという態様で、その判定結果(大当り、ハズレ)に相当する特別図柄を、特別図柄表示手段に表示させる。特別図柄の変動が停止したとき、その判定結果に相当する特別図柄が表示される。
特別図柄用乱数取得手段による特別図柄用乱数の取得は、特別図柄が変動中である場合にも為される。この場合、取得乱数は、保留乱数記憶手段により保留乱数として記憶される。特別図柄の変動中に複数の遊技球が特別図柄始動口に入賞した場合には、保留乱数記憶手段は、取得乱数を上限個数まで順次記憶する。特別図柄当否判定手段は、保留乱数記憶手段により記憶された保留乱数が大当りかどうかの判定を、特別図柄の変動が停止する度に行う。それらの判定結果に相当する特別図柄は、前述したように特別図柄表示制御手段が特別図柄表示手段を制御することによって順次表示される。
特別図柄の変動が大当りを示して停止した場合には、大入賞口装置が遊技球の入賞を拒否する拒否状態から受入状態に制御され、大当り遊技が開始される。これにより、遊技者は大入賞口に遊技球を入賞させる機会、すなわち多くの賞球を獲得する機会を得る。
特に、「〔1〕」に記載のパチンコ機においては、遊技領域が第1遊技領部分と第2遊技領域部分とを有する。第1遊技領域部分には特別図柄始動口と大入賞口装置とが設けられているため、この第1遊技領域部における大当り遊技獲得のための遊技は、特別図柄に係る電子抽選を行わせるために特別図柄始動口に遊技球を入賞させるというものである。第2遊技領域部分には、可動始動口装置、始動口、可動入賞装置の受入れ口が設けられているため、この第2遊技領域部分における大当り獲得のための遊技は、始動口に遊技球を入賞させて可動始動口装置を小開放状態から大開放状態に変化させ、これによって可動始動口装置に遊技球を入賞させやすくし、次に、その可動始動口装置に遊技球を入賞させて可動入賞装置の受入れ口を開放し、次に、その受入れ口に遊技球を入れてV入賞口を狙う、というものである。
さらに、「〔1〕」に記載のパチンコ機においては、保留乱数記憶手段により記憶されている保留乱数の個数(保留数)が所定数以上である、と保留数判定手段が判定した場合に限定して遮断体が禁止状態から許可状態に制御され、これにより、遊技者は遊技球を第2遊技領域部分に入れることを許可される。したがって、遊技者に大当り遊技を獲得するための遊技を行わせる領域が、保留数が所定数以上かどうかによって、第1遊技領域部分のみに限定された状態から第2遊技領域部分も含む状態に変化するという、保留数の変化を大当り遊技獲得のための遊技の攻略手順に影響させることができるパチンコ機を実現できる。
また、大当り遊技獲得のための遊技を、第1遊技領域部分で行わずに第2遊技領域部分のみで行うことを防止することができるので、大当り遊技獲得のための攻略手順を制限することができる。
〔2〕 本発明に係るパチンコ機は、遊技球が流下する遊技領域を有する遊技盤と、前記遊技領域に設けられた特別図柄始動口と、この特別図柄始動口に遊技球が入賞したことを契機に特別図柄に係る電子抽選を行う電子抽選手段と、この電子抽選手段による抽選結果に相当する特別図柄を表示する特別図柄表示手段と、特別図柄が変動した後に停止するという態様で、前記電子抽選手段による抽選結果に相当する特別図柄の表示が行われるよう前記特別図柄表示手段を制御する特別図柄表示制御手段と、前記遊技領域に設けられ、前記電子抽選手段による抽選結果が大当りである場合に遊技球の入賞を拒否する拒否状態から受入状態に制御される大入賞口装置と、を備え、前記電子抽選手段は、特別図柄用乱数を発生させる特別図柄用乱数発生手段と、この特別図柄用乱数発生手段により発生された特別図柄用乱数の中から1つを、前記特別図柄始動口に遊技球が入賞したことを契機に取得する特別図柄用乱数取得手段と、この特別図柄用乱数取得手段により取得された特別図柄用乱数が大当りかどうかを判定する特別図柄当否判定手段と、特別図柄の変動中に前記特別図柄用乱数取得手段により取得された特別図柄用乱数を、予め設定された上限個数まで保留乱数として順次記憶する保留乱数記憶手段と、を備えたパチンコ機において、前記遊技領域は、第1遊技領域部分と第2遊技領域部分とを有し、前記第1遊技領域部分には、前記特別図柄始動口と前記大入賞口装置とが設けられ、前記第2遊技領域部分には、遊技球が入賞しにくい小開放状態、および、前記小開放状態よりも遊技球が入賞しやすい大開放状態に選択的に制御される可動始動口装置と、前記可動始動口装置を大開放状態に変化させる契機を、遊技球が入ることにより生じさせる始動口と、前記可動始動口装置に遊技球が入賞したことを契機に開放される受入れ口を有し、この受入れ口から受け入れた遊技球をV入賞口またはハズレ口に導く可動入賞装置とが、設けられ、前記可動入賞装置内において前記受入れ口と前記V入賞口との間には、前記V入賞口への遊技球の入賞を許可する許可状態、および、入賞を禁止して遊技球をハズレ口に導く禁止状態に選択的に制御される遮蔽体が設けられ、前記保留乱数記憶手段により記憶された保留乱数が所定個数以上かどうかを判定する保留数判定手段と、この保留数判定手段による判定結果が所定個数以上である場合に、前記遮蔽体を許可状態になるよう駆動する遮蔽体制御手段とを、さらに備えたことを特徴とするパチンコ機である。
この「〔2〕」に記載のパチンコ機の構成は、遮蔽体が可動入賞装置内における受入れ口とV入賞口との間に設けられている点で、「〔1〕」に記載のパチンコ機と異なり、それ以外の点は「〔1〕」に記載のパチンコ機と同様である。この「〔2〕」に記載のパチンコ機においては、保留数が所定数よりも少なければ遮蔽体にV入賞口への遊技球の入賞が禁止され、保留数が所定数以上であればV入賞口への遊技球の入賞が許可される。V入賞口に遊技球が絶対に入賞しないことは、第2遊技領域部分での遊技を遊技者に止めさせ第1遊技領域部分で遊技を行うよう仕向けることができるので、つまり、遊技できる領域が第1遊技領域部分のみに限定された状態から第2遊技領域部分も含む状態に変化することと実質的に同じことを生じさせることができる。したがって、遊技者に大当り遊技を獲得するための遊技を行わせる領域が、保留数が所定個数以上かどうかによって、第1遊技領域部分のみに限定された状態から第2遊技領域部分も含む状態に変化するという、保留数の変化を大当り遊技獲得のための遊技の攻略手順に影響させることができるパチンコ機を実現できる。
また、大当り遊技獲得のための遊技を、第1遊技領域部分で行わずに第2遊技領域部分のみで行うことを防止することができるので、大当り遊技獲得のための攻略手順を制限することができる。
本発明よれば、前述したように、保留数の変化を大当り遊技獲得のための遊技の攻略手順に影響させることができるパチンコ機を実現できる。したがって、保留数の変化に応じて異なる趣向の遊技を提供でき、遊技の面白みを向上させることができる。
本発明の第1実施形態に係るパチンコ機の外観斜視図である。 図1に示したパチンコ機に備えられた遊技盤の前面図である。 図2に示した遊技盤の制御に係る構成を示すブロック図である。 図3に示した主制御装置により行われる処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係るパチンコ機に備えられた遊技盤の前面図である。
本発明の第1,第2実施形態に係るパチンコ機について次に説明する。
[第1実施形態]
第1実施形態に係るパチンコ機の構成ついて図1〜図3を用いて説明する。なお、ここでは、パチンコ機の左右方向を、パチンコ機の遊技者から見た左右方向として説明する。
図1に示すように、第1実施形態に係るパチンコ機Pは、遊技場の島設備に設置される縦長方形状の機枠1と、機枠1に扉状に開閉自在に取り付けられた前面枠2と、前面枠2の内側に収容された遊技盤3と、前面枠2の前面に扉状に開閉自在に取り付けられ、中央に大きく開口部8が形成されたガラス扉4と、このガラス扉4の開口部8に取り付けられた透明なガラス板10と、前面枠2の下側に開閉自在に取り付けられ、遊技球を収容する受皿5を有する前面ボード6と、前面ボード6に取り付けられ、遊技球の発射装置(図示してない)に対し遊技球の発射強度を指令するために操作されるハンドル7と、ガラス扉4の上部に設けられ遊技に関する様々な効果音を発するよう制御されるスピーカ20とを備えている。
遊技盤30はその盤面に遊技領域31を有する。遊技領域31は、発射された遊技球を滑走させるガイドレール32と遊技球規制レール33とによって略円形状に区画形成されている。この遊技領域31の中央には、枠53aにより盤面とは仕切られて形成された内部空間にV入賞口53bとハズレ口53c,53dとを有する可動入賞装置53が設けられている。この可動入賞装置53の下方には、特別図柄に係る電子抽選の契機を生じさせるための特別図柄始動口41が設けられている。この特別図柄始動口41の下方には、大入賞口装置42(いわゆるアタッカー)が設けられている。遊技領域31のうちの右側領域には、通過型始動口52が設けられている。この通過型始動口52よりも下方には、可動始動口装置51(いわゆる電動チューリップ)が設けられている。遊技領域31の中央最下部には、アウト口34が設けられている。遊技領域31内には、これら可動入賞装置53、特別図柄始動口41、大入賞口装置42、通過型始動口52、可動始動口装置51、アウト口34の他に、一般入賞口、遊技釘、羽根車等が設けられているが、それらの図示は省略した。
遊技の際、遊技者は前出のガラス板10を通して遊技領域31を見ながらハンドル7を操作し、遊技領域32内に遊技球を発射させる。遊技領域31内に発射された遊技球は、遊技釘、羽根車、枠53a等の構造物に誘導されながら遊技領域31内を流下し、特別図柄始動口41、大入賞口装置42、通過型始動口52、可動始動口装置51、可動入賞装置53のいずれかに入賞するか、いずれにも入賞せずにアウト口34から回収されることになる。
特別図柄始動口41は、軸線が盤面に略直交した姿勢で盤面に固定された略円筒形のカバー部材41aの上部中央に設けられていて、上方に向かって開口している。
大入賞口装置42は、左右方向に長く形成された大入賞口42aを可動板42bにより開閉するものである。その可動板42bは、大入賞口42aを塞いだ状態から、下端部側の軸を中心に上端部が前方斜め下方に移動するよう回動可能に設けられている。可動板42bの上端部が前方斜め下方に移動した状態は、上方から流下してきた遊技球を受け止めて大入賞口42aに導く、すなわち、遊技球の入賞を受け入れる受入状態である。大入賞口42aを塞いだ状態が、大入賞口42aへの遊技球の入賞を拒否する拒否状態である。可動板42bはスプリングリターンタイプのソレノイド(図示してない)により駆動される。可動板42bの初期状態は、ソレノイドのリターンスプリングにより拒否状態に規定されている。ソレノイドが励磁されて作動すると可動板42bの状態は拒否状態から受入状態に変化する。ソレノイドの励磁が解かれると可動板42bの状態はリターンスプリングによる可動鉄心の復帰に伴って受入状態から拒否状態に戻る。つまり、大入賞口装置42は、その駆動源であるソレノイドを制御することによって、拒否状態および受入状態に選択的に制御される。
可動入賞装置53は、盤面とは仕切られた内部空間を形成している前出の枠53aを有する。この枠53aの左側部には、遊技球の受入れ口53eが形成されている。この受入れ口53eは羽根53fにより開閉される。この羽根53fは、盤面に略直交する軸を中心に矢印K1方向に回動可能に設けられていて、スプリングリターンタイプのソレノイド(図示してない)により駆動される。羽根53fの初期状態はソレノイドのリターンスプリングによって、受入れ口53eを閉鎖して遊技球が入ることを拒否する拒否状態に規定されている。ソレノイドが励磁されて作動すると羽根53fの状態は拒否状態から、遊技球を受け止めて受入れ口53eに導く受入状態に変化する。ソレノイドの励磁が解かれると羽根53fの状態はリターンスプリングによる可動鉄心の復帰に伴って受入状態から拒否状態に戻る。つまり、可動入賞装置53は、その駆動源であるソレノイドを制御することによって、拒否状態および受入状態に選択的に制御される。
枠53aにより形成された内部空間の中央下部には、ステージ53gが設けられている。このステージ53gは手前方向において下り勾配を成した斜面である。このステージ53gの手前側の領域の中央には前出のV入賞口53bが設けられていて、このV入賞口53bの左右両側方には前出のハズレ口53c,53dが設けられている。なお、V入賞口53bは、前出の大入賞口42aの開放の契機を生じさせる始動口である。
ステージ53gの右側の領域の上方には、通路53hが設けられている。この通路53hは、受入れ口53eからステージ53gの中央に向かって延びている。通路53hによる遊技球の誘導先には、振分け部材54が設けられている。この振分け部材54は略円錐状の部材であり、頂部を上方に向けた姿勢で設けられている。振分け部材54には、その頂部から四方に延びたガイド溝54aが設けられている。振分け部材54は、ステージ53g上において軸線周りに回転可能に設けられていて、遊技中、一定速度で回転駆動され続ける。つまり、可動入賞装置53において、受入れ口53eに入った遊技球は、通路53hにより振分け部材54の頂部に導かれ、その後、振分け部材54およびステージ53gの少なくとも一方を通じてV入賞口53b、ハズレ口53cまたはハズレ口53dに導かれることになる。
可動始動口装置51は、軸線が盤面に略直交した姿勢で盤面に固定された略円筒形のカバー部材51aを有する。このカバー部材51aの上部中央には、上方に向かって開口した始動口51bが設けられている。この可動始動口装置51は、始動口51bの左方に可動片51cをさらに有する。この可動片51cは、盤面に略直交する軸を中心に矢印K2方向に回動可能に設けられている。図2に示す可動片51cの状態、すなわち可動片51cが上下方向に延びた姿勢は、始動口51bを遊技球の入賞が可能に開口させてはいるものの、遊技球が入賞しにくい小開放状態である。可動片51cが小開放状態から左方向に回動した状態は、遊技球を受け止めて始動口51bに導く、小開放状態よりも遊技球が入賞しやすい大開放状態である。可動片51cはスプリングリターンタイプのソレノイド(図示してない)により駆動される。可動片51cの初期状態は、ソレノイドのリターンスプリングにより小開放状態に規定されている。ソレノイドが励磁されて作動すると可動片51cの状態は小開放状態から大開放状態に変化する。ソレノイドの励磁が解かれるとリターンスプリングによる可動鉄心の復帰に伴って可動片51cの状態は大開放状態から小開放状態に戻る。つまり、可動始動口装置51は、その駆動源であるソレノイドを制御することによって、小開放状態および大開放状態に選択的に制御される。
通過型始動口52は、盤面に固定されて上下方向に貫通した環状のケース部材52aの内周側の空間である。この通過型始動口52を遊技球が通過したことを契機に、可動始動口装置51を小開放状態から大開放状態に変化させることの当否、すなわち、普通図柄に係る電子抽選が行われる。
遊技領域31を見ている遊技者の視界に入りにくい位置、すなわち、遊技盤30前面のうち遊技者から見て左下側の部分には、特別図柄表示手段としての特別図柄表示装置60が設けられている。この特別図柄表示装置60は、点灯/消灯する複数のセグメントを有するセグメント表示装置である。特別図柄始動口41に遊技球が入賞したことを契機に特別図柄に係る電子抽選(後述)が行われる。特別図柄表示装置60は、その電子抽選の結果を示す特別図柄を、全てのセグメント、またはいずれかのセグメントを点灯させることにより形成するものである。その特別図柄の表示の態様は、複数のセグメントを点滅させることにより特別図柄を変動させた後に、セグメントのいずれかが点灯した状態に保持することにより抽選結果に相当する特別図柄、すなわち停止図柄を表示する、というものである。
特別図柄表示装置60の斜め右下方には、普通図柄に係る電子抽選の結果を表示するための普通図柄表示装置61が設けられている。この普通図柄表示装置61も特別図柄表示装置60と同様のセグメント表示装置から成っている。
枠53aを通じて見えるステージ53gよりも奥側には、遊技の演出を表示により行う演出表示装置62が設けられている。この演出表示装置62は、特別図柄に係る電子抽選の結果に相当する演出用図柄の表示を、CG、実写等の動画を交えて行うことで遊技者の気持ちを盛り上げるものであり、例えば液晶表示装置が用いられる。この演出表示装置62は、特別図柄表示装置60による特別図柄の変動開始および変動停止と同期した演出用図柄の変動開始および変動停止が行われるよう制御される。
また、演出表示装置62は、保留数(後述)を表示するようにも制御される。その保留数は、表示画面の左斜め上部に設けられた保留数表示領域64に表示される。この保留数表示領域64は、保留数1つ分を示す円形表示部64aが4つ、左右方向に並んで形成されたものである。円形表示部64aの個数が4つであるのは、保留数の上限個数が4つに設定されているからである。円形表示部64aは例えば、非保留を示すときに黒色に発色し、保留を示すときに黄色に発色する。また、演出表示領域63は、表示画面全体から保留数表示領域64を除いた領域であり、演出用図柄を含み遊技者をハラハラドキドキさせるような動画が表示される。
特に第1実施形態においては、遊技領域31が第1遊技領域部分40と第2遊技領域部分50とを有する。第1遊技領域部分40は、遊技領域31のうちの可動入賞装置53が占める領域を除いた、遊技領域31の中央から左側の領域と、可動入賞装置53の下方にあって特別図柄始動口41と大入賞口装置42とを含む領域とを合わせた部分である。第2遊技領域部分50は、遊技領域31内の右上部に円弧状に形成された構造部55と、可動入賞装置53の枠53aとの間に形成され、通過型始動口52および可動始動口装置51を含む領域と、可動入賞装置53が占める領域とを合わせた領域である。
第2遊技領域部分50への遊技球の入口56には、遮蔽体57が設けられている。この遮蔽体57は、盤面に略直交する上部側の軸を中心に矢印K3方向に回動可能に設けられている。図2に示す遮蔽体57の状態、すなわち第2遊技領域部分50の入口56を塞いだ状態は、第2遊技領域部分50に遊技球が入ることを禁止する禁止状態である。遮蔽体57が禁止状態から右方向に回動した状態は、第2遊技領域部分50に遊技球が入ることを許可する許可状態である。遮蔽体57はスプリングリターンタイプのソレノイド(図示してない)により駆動される。遮蔽体57の初期状態は、ソレノイドのリターンスプリングにより禁止状態に規定されている。ソレノイドが励磁されて作動すると遮蔽体57の状態は禁止状態から許可状態に変化する。ソレノイドの励磁が解かれるとリターンスプリングによる可動鉄心の復帰に伴って遮蔽体57の状態は許可状態から禁止状態に戻る。つまり、遮蔽体57はその駆動源であるソレノイドを制御することによって許可状態および禁止状態に選択的に制御される。
図3に示すように、パチンコ機Pは、特別図柄始動口検知センサ70、通過型始動口検知センサ71、可動始動口検知センサ72、V入賞口検知センサ73を有する。特別図柄始動口検知センサ70は、特別図柄始動口41が設けられたカバー部材41aに内臓されたものであり、遊技球が通過したことを検知する磁気センサである。通過型始動口検知センサ71は、通過型始動口52を形成しているケース部材52aに内蔵されたものであり、遊技球が通過したことを検知する磁気センサである。可動始動口検知センサ72は、始動口51bが設けられたカバー部材51aに内臓されたものであり、遊技球が通過したことを検知する磁気センサである。V入賞口検知センサ73は、可動入賞装置53に設けられたものであり、V入賞口53bを通過した遊技球を検知する磁気センサである。これら特別図柄始動口検知センサ70、通過型始動口検知センサ71、可動始動口検知センサ72、V入賞口検知センサ73のそれぞれが遊技球の通過に伴って出力する検知信号は、主制御装置80に入力される。
主制御装置80は、前出の特別図柄表示装置60を制御する特別図柄表示制御装置100と、前出の演出表示装置62を制御する演出表示制御装置101と、前出の可動始動口装置51、可動入賞装置53、大入賞口装置42および遮蔽体57を制御する可動物制御装置104とに対し、指令信号を出力するものである。主制御装置80、特別図柄表示制御装置100、演出表示制御装置101および可動物制御装置104は、パチンコ機Pの背面側に設けられている。これらの制御装置80,100,101,104はそれぞれ、CPU(Central Processing Unit)、制御プログラムおよびデータを格納するROM(Read Only Memory)、CPUにより生成された処理情報の一時記憶及び記憶した情報の削除を行うRAM(Random Access Memory)等を備えたものであり、ROMに記憶された制御プログラムおよびデータにより、パチンコ機Pの遊技に関する処理を実行するものである。
主制御装置80、特別図柄表示制御装置100、演出表示制御装置101および可動物制御装置104の詳細について次に説明する。
主制御装置80は、特別図柄始動口検知センサ70からの検知信号に基づき、特別図柄始動口41に遊技球が入賞したどうか判定する特別図柄始動口入賞判定手段81と、特別図柄始動口41に遊技球が入賞したことを契機に特別図柄に係る電子抽選を行う電子抽選手段82とを有する。
電子抽選手段82は、特別図柄用乱数発生手段82a、特別図柄用乱数取得手段82b、特別図柄当否判定手段82c、および、保留乱数記憶手段82dとを有する。これら特別図柄用乱数発生手段82a、特別図柄用乱数取得手段82b、特別図柄当否判定手段82c、および、保留乱数記憶手段82dのそれぞれの具体的機能は次の通りである。
特別図柄用乱数発生手段82aは、所定周期(例えば2ミリ秒周期)で入力される割り込み信号に基づきループカウンタの値を1ずつ更新させることにより、特別図柄用乱数としてのソフトウェア乱数を発生させるものである。
特別図柄用乱数取得手段82bは、特別図柄用乱数発生手段82aにより発生された特別図柄用乱数の中から1つを、特別図柄始動口41に遊技球が入賞したことを契機に、特別図柄始動口入賞判定手段81により判定されたタイミングで取得するものである。
特別図柄当否判定手段82cは、特別図柄用乱数取得手段82bにより取得された特別図柄用乱数が大当りかどうかを判定するものである。
保留乱数記憶手段82dは、特別図柄の変動中に特別図柄用乱数取得手段82bにより取得された特別図柄用乱数(取得乱数)を、予め設定された上限個数、例えば4つまで保留乱数として順次記憶するものである。なお、特別図柄当否判定手段82cは、取得乱数に対する大当りかどうかの判定を、保留乱数記憶手段82dにより記憶されている保留乱数を含めた最も古い特別図柄用乱数から順番に行うよう設定されている。
主制御装置80は、電子抽選手段82による抽選結果に応じて特別図柄の変動時間と、抽選結果に相当する特別図柄の停止図柄とを決定し、これらの決定に基づく指令信号を、特別図柄表示制御装置100に対し出力する図柄表示指令手段83をさらに有する。特別図柄の変動時間は、例えば5秒、20秒、40秒、1分の4種類のうちから決定されるものである。
特別図柄表示制御装置100のROMには、電子抽選手段82による抽選結果に相当する特別図柄の表示を、特別図柄が変動した後に停止するという態様で行うための複数種類の特別図柄表示パターンが書き込まれている。特別図柄表示パターンの種類は、例えば、変動時間5秒、20秒、40秒、1分のそれぞれにつき5種類ずつ設定されている。特別図柄表示制御装置100は、図柄表示指令手段83から指令された変動時間および停止図柄に適合する特別図柄表示パターンを選択し、選択された特別図柄表示パターンで特別図柄を特別図柄表示装置60に表示させる。特別図柄表示装置60は特別図柄表示制御装置100により制御されることによって、複数のセグメントを点滅させることにより特別図柄を変動させた後に、いずれかのセグメントが点灯して成る停止図柄を表示させる。なお、図柄表示指令手段83は、特別図柄の変動時間と停止図柄との決定、および、その決定に基づく特別図柄表示制御装置100への指令信号の出力を、特別図柄当否判定手段82cによる判定結果、すなわち電子抽選手段82による抽選結果が出された順番に行う。これにより、特別図柄表示制御装置100は、電子抽選手段82の抽選結果を示すための特別図柄の表示を、特別図柄当否判定手段82cにより判定結果が出された順番で、特別図柄表示装置60に行わせることになる。
演出表示制御装置101のROMには、電子抽選手段82による抽選結果に相当する演出用図柄の表示を、演出用図柄が変動した後に停止するという態様で行うための複数種類の演出表示パターンが書き込まれている。演出表示パターンの種類は、前出の特別図柄表示パターンと同じく、変動時間5秒、20秒、40秒、1分のそれぞれにつき5種類ずつ設定されている。演出表示制御装置101は演出表示制御手段102を有する。この演出表示制御手段102は、図柄表示指令手段83から指令された特別図柄の変動時間および特別図柄の停止図柄に適合する演出表示パターンを選択し、選択された演出表示パターンで演出用図柄を演出表示装置62に表示させる。演出用図柄は例えば左右方向に並んだ左図柄、中図柄および右図柄から構成される3つの数字である。演出表示装置62はその演出用図柄を動画によって、左図柄、中図柄および右図柄のうちの少なくとも1つを変動させた後に停止させ、演出用停止図柄を表示する。
演出表示制御手段102には、特別図柄表示制御装置100と同じ特別図柄の変動時間が指令され、演出用図柄の変動開始および変動停止と、特別図柄の変動開始および変動停止とが同期するよう設定されている。
主制御装置80は、保留乱数記憶手段82dにより新たに保留乱数が記憶されたタイミングで、演出表示制御装置101に保留数の表示を指令する保留数表示指令手段84をさらに有する。この保留数表示指令手段84は、保留乱数に係る特別図柄の変動が終了したときに、保留数の表示数を1つ減らすよう演出表示制御装置101に対し指示するものでもある。演出表示制御装置101は保留数表示制御手段103をさらに有し、この保留数表示制御手段103によって、主制御装置80からの指令に基づく保留数の表示を演出表示装置62に行わせる。
主制御装置80は、保留乱数記憶手段82dにより記憶された保留乱数が所定個数以上、例えば、予め設定された上限個数である4つかどうかを判定する保留数判定手段85と、この保留数判定手段85による判定結果が上限個数の4つである場合に、遮蔽体57を禁止状態から許可状態に変化させるよう可動物制御装置104に指令する第2遊技領域部分開放指令手段86とをさらに有する。可動物制御装置104は遮蔽体制御手段105をさらに有し、この遮蔽体制御手段105により、遮蔽体57の駆動源であるソレノイドを制御する。具体的には、遮蔽体制御手段105は、第2遊技領域部分開放指令手段86から遮蔽体57を許可状態に変化させるよう指令を受けたときに、所定時間だけソレノイドを励磁して作動させ、これにより遮蔽体57を許可状態に保持することで、第2遊技領域部分50を一時的に開放する。その指令を受けないときにはソレノイドを励磁せずに遮蔽体57を禁止状態に保持する。
主制御装置80は、通過型始動口検知センサ71からの検知信号に基づき、通過型始動口52を遊技球が通過したかどうかを判定する通過判定手段87と、可動片51cを左方向に作動させること、すなわち可動始動口装置51を小開放状態から大開放状態に変化させることの当否の判定(普通図柄抽選)を、通過判定手段87により遊技球が通過したと判定されたタイミングで行う可動片開放当否判定手段88と、この可動片開放当否判定手段88による判定結果が大開放状態の当選であったときに、可動物制御装置104に可動始動口装置51を小開放状態から大開放状態に変化させるよう指令する可動片開放指令手段89とをさらに有する。可動物制御装置104は、可動片開放指令手段89からの指令に応じて可動片51cの駆動源であるソレノイドを制御する可動片制御手段106をさらに有する。可動片制御手段106は、可動片開放指令手段89から可動始動口装置51を大開放状態に変化させるよう指令を受けたときに、所定時間だけソレノイドを励磁して作動させ、これにより可動始動口装置51を一時的に大開放状態に保持する。その指令を受けないときにはソレノイドを励磁せずに可動始動口装置51を小開放状態に保持する。
主制御装置80は、可動始動口検知センサ72からの検知信号に基づき、始動口51bに遊技球が入賞したかどうかを判定する可動始動口入賞判定手段90と、羽根53fを右方向に作動させること、すなわち可動入賞装置53を受入状態に変化させることを、可動始動口入賞判定手段90により遊技球が入賞したと判定されたタイミングで指令する羽根開放指令手段91とをさらに有する。可動物制御装置104は羽根開放指令手段91からの指令に応じて、羽根53fの駆動源であるソレノイドを制御する羽根制御手段107をさらに有する。この羽根制御手段107は、羽根開放指令手段91から可動入賞装置53を受入状態に変化させるよう指令を受けたときに所定時間だけソレノイドを励磁して作動させ、これにより可動入賞装置53を一時的に受入状態に保持する。その指令を受けないときにはソレノイドを励磁せずに、可動入賞装置53の拒否状態を保持する。
主制御装置80は、V入賞口検知センサ73からの検知信号に基づき、V入賞口53bに遊技球が入賞したかどうかを判定するV入賞口入賞判定手段92と、可動板42bを作動させること、すなわち大入賞口装置42を受入状態に変化させることを、V入賞口入賞判定手段92により遊技球が入賞したと判定されたタイミングで指令する可動板開放指令手段93とをさらに有する。可動物制御装置104は、可動板開放指令手段93からの指令に応じて、可動板42bの駆動源であるソレノイドを制御する可動板制御手段108をさらに有する。この可動板制御手段108は、可動板開放指令手段93から大入賞口装置42を受入状態に変化させるよう指令を受けたときに、ソレノイドを所定回数励磁して大入賞口42aを所定回数開放する。その指令を受けないときにはソレノイドを作動させずに大入賞口装置42を拒否状態に保持する。大入賞口装置42が所定回数開放される状態は、大当り遊技状態である。この大当り遊技状態において、遊技者は大入賞口42aに遊技球を入賞させる機会、すなわち、多くの賞球を獲得する機会を得られる。なお、大入賞口42aの所定回数の開放は、可動板42bが開いて30秒経過すると、または可動板42bが開いて大入賞口42aに遊技球が10個入賞すると可動板42bが閉じるという態様の動作を、大入賞口42aの内部の特別な領域に遊技球が入賞することを条件に所定回数行うことをいう。
このように構成されたパチンコ機Pの動作について図2,図4を用いて次に説明する。
はじめに、第1遊技領域部分40のみでの遊技について説明する。
遊技球の打ち出し開始当初、遮蔽体57の状態は、図2に示す禁止状態である。したがって、遊技領域31に打ち出された遊技球は、第1遊技領域部分40を流下するか、構造部55の上部を通って直接的にアウト口34に回収されるかする。
特別図柄始動口41に遊技球が入賞すると、この入賞を特別図柄始動口検知センサ70が検知して、このことを示す検知信号を出力する。主制御装置80はその検知信号を入力すると、特別図柄始動口入賞判定手段81により、その検知信号に基づき特別図柄始動口41に遊技球が入賞したと判定する(ステップS1でYES)。
次に、主制御装置80の電子抽選手段82は、特別図柄用乱数発生手段82aにより発生した特別図柄用乱数のうちの1つを、特別図柄始動口入賞判定手段81により特別図柄始動口41への遊技球の入賞が判定されたタイミングで、特別図柄用乱数取得手段82bにより取得する(ステップS2)。
次に、電子抽選手段82は、保留乱数記憶手段82dにより、特別図柄が変動中であるかどうかを判定する。今回は変動中でないと判定する(ステップS3でNO)。
次に、電子抽選手段82は、特別図柄用乱数取得手段82bにより取得した特別図柄用乱数(取得乱数)が大当たりかどうかを、特別図柄当否判定手段82cにより判定する(ステップS4)。ここで、大当りという判定結果を得た場合、大当りフラグを設定する(ステップS5)。
次に、主制御装置80は、図柄表示指令手段83により、特別図柄当否判定手段82cによる判定結果に応じた演出条件、すなわち、特別図柄の変動時間および停止図柄を決定し、特別図柄表示制御装置100と演出表示制御装置101とに指令する(ステップS6→ステップS7→ステップS8)。そして、この時点から所定周期(例えば2ミリ秒周期)で変動時間よりも所定時間長く設定された演出時間に達したかどうかの判定を繰り返す(ステップS9でNOの繰り返し)。演出時間に達したと判定すると(ステップS9でYES)、特別図柄表示制御装置100と演出表示制御装置101とに対し図柄表示の終了を指令する(ステップS10)。
特別図柄表示制御装置100は、ステップS8およびステップS10での図柄表示指令手段83からの特別図柄の変動時間および停止図柄の指令を受け、これら変動時間および停止図柄に基づき特別図柄表示パターンを選択した後、その選択された特別図柄表示パターンでの特別図柄の表示を特別図柄表示装置60に行わせる。これにより、特別図柄表示装置60は、指令された変動時間だけ特別図柄を変動させ、その変動時間が経過した時点から所定時間だけ停止図柄を表示し、特別図柄の表示を終了する。
演出表示制御装置101は、ステップS8およびステップS10での演出用図柄表示指令手段83からの特別図柄の変動時間および停止図柄の指令を受け、これら変動時間および停止図柄に基づき演出用図柄表示パターンを選択した後、その選択された演出用図柄表示パターンでの演出用図柄の表示を演出表示装置62に行わせる。これにより、演出表示装置62は、指令された変動時間だけ演出用図柄を変動させ、その変動時間が経過した時点から所定時間だけ停止図柄を表示し、演出用図柄の表示を終了する。
ステップS5において、大当りフラグが設定されていれば、特別図柄表示装置60はその大当りに相応する特別図柄をいくつかのセグメントを点灯させて表示する。また、演出表示装置62は、大当りを示す停止図柄、例えば「111」〜「999」のように左図柄、中図柄および右図柄が全て同じ数字である停止図柄を表示する。
遊技者は、一般的に特別図柄よりも演出用図柄に注目し、演出用図柄の変動が大当りを示す図柄で停止することを期待して、ハラハラ、ドキドキする。そして、停止図柄が大当りを示すものであれば喜び、ハズレであれば無念に思うことになる。
ステップS5において大当りフラグが設定されていた場合、ステップS10の後、主制御装置80は可動板開放指令手段93により可動物制御装置104に対して大入賞口装置42を所定回数だけ受入状態に変化させるよう指令を発する(ステップS11)。この指令を受けた可動物制御装置104は、可動板制御手段108により、可動板42bの駆動源であるソレノイドの制御を開始し、これによって大当り遊技、すなわち大入賞口42aが所定回数開放される遊技が開始される。今回は保留数はゼロなので(ステップS12でNO)、その大当り遊技が終了すると、主制御装置80はルーチンをステップS1に戻す。
ここまでに説明したパチンコ機Pの動作は、特別図柄用乱数取得手段82bが特別図柄用乱数を取得したときに特別図柄が変動中ではなかった場合の動作である。次に、特別図柄が変動中である場合のパチンコ機Pの動作につて説明する。
特別図柄用乱数取得手段82bが特別図柄用乱数を取得したとき、特別図柄が変動中である場合(ステップS3でYES)、主制御装置80の電子抽選手段82は保留乱数記憶手段82dによって、特別図柄用乱数取得手段82bにより取得された特別図柄用乱数を保留乱数として、4つを保留数の上限個数として記憶する(ステップS13)。
次に、主制御装置80は保留数表示指令手段84により、保留乱数記憶手段82dが新たに保留乱数を記憶したタイミングで、演出表示制御装置101に対し保留数の表示を指令する(ステップS14)。
次に、主制御装置80は保留数判定手段85により、保留乱数記憶手段82dに記憶されている保留乱数の個数、すなわち保留数が上限個数の4つかどうかを判定する(ステップS15)。保留数が上限個数の4つでない場合(ステップS15でNO)、ルーチンをステップS3に戻し、再び、電子抽選手段82は保留乱数記憶手段82dにより、特別図柄が変動中かどうかを判定する(ステップS3)。特別図柄が変動中でなければ(ステップS3でNO)、電子抽選手段82は特別図柄当否判定手段82cにより保留乱数が大当りかどうかの判定を行う。(ステップS4)。その判定の結果が大当りであれば、前述したようにステップS5〜ステップS11が行われ、ハズレであればステップS6〜ステップS10が行われることになる。そして、大当り遊技が終了した後、または、ハズレの特別図柄の表示が終了した後、保留数が1つ以上あれば(ステップS12でYES)、ルーチンはステップS4に戻される。保留数が1つもなければ(ステップS12でNO)、ルーチンはステップS1に戻される。
なお、このように保留乱数の当否の判定結果に基づいて特別図柄の表示と演出用図柄の表示が行われた場合、ステップS10において主制御装置80は保留数表示指令手段84によって演出表示制御装置101に対し保留数の表示数を1つ減らすよう指令を発する。この指令を受けた演出表示制御装置101は、保留数表示制御手段103によって演出表示装置62を制御し、保留数表示領域64における4つの円形表示部64aのうち黄色に発色していた円形表示部64aの1つが黒色に戻す。
ここまでに説明したパチンコ機Pの動作が、第1遊技領域部分40のみでの遊技に係る動作である。次に、第2遊技領域部分50での遊技について説明する。
特別図柄の変動時間が例えば5秒のような短い時間であると、遊技者にとって保留数を上限個数の4つまで貯めることは困難だが、1分のように長い時間であれば保留数は断然上限個数まで貯めやすくなる。そして、保留数が上限個数の4つに達すると、主制御装置80は保留数判定手段85によって保留数が4つであると判定(ステップS15でYES)し、次に第2遊技領域部分開放指令手段86により可動物制御装置104対して第2遊技領域部分50の入口56を開放するよう、すなわち遮蔽体57を禁止状態から許可状態に変化させるよう指令を発し(ステップS16)、次に、この指令の時点から所定周期(例えば2ミリ秒周期)で所定時間が経過しかたどうかの判定を繰り返し(ステップS17でNOの繰り返し)、第2所定時間が経過したと判定すると、可動物制御装置104に対し第2遊技領域部分50の入口56を閉鎖するよう、すなわち遮蔽体57を許可状態から禁止状態に戻すよう指令して(ステップS18)、ルーチンをステップS4に戻す。
可動物制御装置104は、ステップS15で第2遊技領域部分開放指令手段86から第2遊技領域部分50の入口56の開放を指令されると、主制御装置80は遮蔽体制御手段105により、遮蔽体57の駆動源であるソレノイドを励磁して作動させ、その後、このソレノイドの作動状態を所定時間だけ保持する。これにより、遮蔽体57は禁止状態から許可状態に変化した後、所定時間だけ許可状態に保持される。つまり、第2遊技領域部分50の入口56が所定時間だけ開放される。
このようにして第2遊技領域部分50の入口56が開放された状態では、遊技者は通過型始動口52への入球、および可動始動口装置51への入賞を狙うことができる。通過型始動口52に遊技球が入賞すると、主制御装置80は通過判定手段87により通過型始動口検知センサ71からの検知信号に基づき、通過型始動口52を遊技球が通過したという判定結果を出す。そして、この判定結果が出されたタイミングで、主制御装置80は可動片開放当否判定手段88によって、可動始動口装置51を小開放状態から大開放状態に変化させることの当否の判定(普通図柄抽選)を行う。
可動片開放当否判定手段88の判定により大開放状態に当選すると、主制御装置80は可動片開放指令手段89により、可動物制御装置104に対し可動始動口装置51を小解放状態から大開放状態に変化させることを指令する。この指令を受けた可動物制御装置104は可動片制御手段106により、可動片51cの駆動源であるソレノイドを励磁して作動させ、その後、所定時間だけそのソレノイドの作動状態を保持する。これにより、可動始動口装置51は小開放状態から大開放状態に変化した後、その大開放状態に所定時間だけ保持される。
このようにして可動始動口装置51が大開放状態になっている間、可動始動口装置51の始動口51bに遊技球が入賞しやすい。この始動口51bに遊技球が入賞すると、主制御装置80は可動始動口入賞判定手段90により、可動始動口検知センサ72からの検知信号に基づき始動口51bに遊技球が入賞したという判定結果を出す。そして、この判定結果が出されたタイミングで、主制御装置80は羽根開放指令手段91により、可動物制御装置104に対し可動入賞装置53を受入状態に変化させるよう指令を発する。この指令を受けた可動物制御装置104は羽根制御手段107により、羽根53fの駆動源であるソレノイドを励磁して作動させ、その後、所定時間だけそのソレノイドの作動状態を保持する。これにより可動入賞装置53は拒否状態から受入状態に変化した後、所定時間がけ受入状態に保持される。
このようにして可動入賞装置53が受入状態となっている間、可動入賞装置53の受入れ口53eに遊技球が入り、その遊技球が通路53hと振分け部材54を通ってV入賞口53bに入賞すると、主制御装置80はV入賞口入賞判定手段92により、V入賞口検知センサ73からの検知信号に基づきV入賞口53bに遊技球が入賞したという判定結果を出す。そして、この判定結果が出されたタイミングで、主制御装置80は可動板開放指令手段93により可動物制御装置104に対し大入賞口装置42を拒否状態から受入状態に変化させるよう指令を発する。この指令を受けた可動物制御装置104は可動板制御手段108により、可動板42bの駆動源であるソレノイドを制御し、これによって、特別図柄が大当りである場合と同じく大入賞口42aが所定回数開放される。
第1実施形態によれば次の効果を得られる。
第1実施形態に係るパチンコ機Pおいては、保留数が上限個数の4つよりも少なければ遮蔽体57によって第2遊技領域部分50に遊技球が入ることは禁止され、保留数が上限個数の4つであれば第2遊技領域部分50に遊技球が入ることは許可される。つまり、遊技者に大当り遊技を獲得するための遊技を行わせる領域が、保留数が上限個数の4つかどうかによって、第1遊技領域部分40のみに限定された状態から第2遊技領域部分50も含む状態に変化するという、保留数の変化を大当り遊技獲得のための遊技の攻略手順に影響させることができるパチンコ機を実現できる。これにより、保留数の変化に応じて異なる趣向の遊技を提供でき、遊技の面白みを向上させることができる。
また、大当り遊技獲得のための遊技を、第1遊技領域部分40で行わずに第2遊技領域部分50のみで行うことを防止することができるので、大当り遊技獲得のための攻略手順を制限することができる。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態に係るパチンコ機について図5を用いて説明する。
図5に示すように、第2実施形態における遊技盤230は、第1実施形態において第2遊技領域部分50の入口56に設けられた遮蔽体57の替わりに、可動入賞装置53内に設けられた遮蔽体257を有する。この遮蔽体257は、通路53hの上方に奥側から突出して位置し、矢印K4方向に移動可能に設けられている。図5に示す遮蔽体257の状態は、V入賞口53bへの入賞を禁止して遊技球をハズレ口53c,53dに導く禁止状態であり、この禁止状態から上方向に移動することによって、V入賞口53bへの遊技球の入賞を許可する許可状態に変化する。遮蔽体257はスプリングリターンタイプのソレノイドにより駆動される。遮蔽体257の初期位置はソレノイドのリターンスプリングにより禁止状態に規定されている。ソレノイドが励磁されて作動すると遮蔽体257は禁止状態から上方向に移動して許可状態に変化する。ソレノイドの励磁が解かれるとリターンスプリングによる可動鉄心の復帰に伴って遮蔽体257は許可状態から下方向に移動して禁止状態に戻る。つまり、遮蔽体257はその駆動源であるソレノイドを制御することによって許可状態および禁止状態に選択的に制御される。
このように遮蔽体257を有する遊技盤230の制御も、第1実施形態の遊技盤30を制御する構成(図4に示したもの)と同様の構成によって実現される。
第2実施形態によれば次の効果を得られる。
第2実施形態に係るパチンコ機においては、保留数が上限個数の4つよりも少なければ遮蔽体257にV入賞口53bへの遊技球の入賞は禁止され、保留数が上限個数の4つであればV入賞口53bへの遊技球の入賞は許可される。V入賞口53bに遊技球に入賞しないことは、第2遊技領域部分50での遊技を遊技者に止めさせ第1遊技領域部分40で遊技を行うよう仕向けることができるので、すなわち、遊技者に大当り遊技を獲得するための遊技を行わせる領域が第1遊技領域部分40のみに限定された状態から第2遊技領域部分50も含む状態に変化することと実質的に同じことを生じさせることができる。したがって、第2実施形態によっても、保留数の変化を大当り遊技獲得のための遊技の攻略手順に影響させることができるパチンコ機を実現でき、これにより、保留数の変化に応じて異なる趣向の遊技を提供でき、遊技の面白みを向上させることができる。
また、第2実施形態によっても、大当り遊技獲得のための遊技を、第1遊技領域部分40で行わずに第2遊技領域部分50のみで行うことを防止することができるので、大当り遊技獲得のための攻略手順を制限することができる。
なお、第1実施形態および第2実施形態において、遮蔽板57または257を禁止状態から許可状態に変化させるための条件は、保留数を上限個数である4つまで達させることであった。本発明におけるその条件は、保留数が上限個数に限定されるものでなく、上限個数よりも少ない個数から上限個数まで、すなわち上限個数が4つの場合には、1つ以上、2つ以上または3つ以上であってもよい。
P パチンコ機
30 遊技盤
31 遊技領域
40 第1遊技領域部分
41 特別図柄始動口
42 大入賞口装置
50 第2遊技領域部分
51 可動始動口装置
52 通過型始動口
53 可動入賞装置
53b V入賞口
53c,53d ハズレ口
53e 受入れ口
57 遮蔽体
60 特別図柄表示装置
80 主制御装置
82 電子抽選手段
82a 特別図柄用乱数発生手段
82b 特別図柄用乱数取得手段
82c 特別図柄当否判定手段
82d 保留乱数記憶手段
85 保留数判定手段
100 特別図柄表示制御装置
105 遮蔽体制御手段
230 遊技盤
257 遮蔽体

Claims (2)

  1. 遊技球が流下する遊技領域を有する遊技盤と、前記遊技領域に設けられた特別図柄始動口と、この特別図柄始動口に遊技球が入賞したことを契機に特別図柄に係る電子抽選を行う電子抽選手段と、この電子抽選手段による抽選結果に相当する特別図柄を表示する特別図柄表示手段と、特別図柄が変動した後に停止するという態様で、前記電子抽選手段による抽選結果に相当する特別図柄の表示が行われるよう前記特別図柄表示手段を制御する特別図柄表示制御手段と、前記遊技領域に設けられ、前記電子抽選手段による抽選結果が大当りである場合に遊技球の入賞を拒否する拒否状態から受入状態に制御される大入賞口装置と、を備え、
    前記電子抽選手段は、特別図柄用乱数を発生させる特別図柄用乱数発生手段と、この特別図柄用乱数発生手段により発生された特別図柄用乱数の中から1つを、前記特別図柄始動口に遊技球が入賞したことを契機に取得する特別図柄用乱数取得手段と、この特別図柄用乱数取得手段により取得された特別図柄用乱数が大当りかどうかを判定する特別図柄当否判定手段と、特別図柄の変動中に前記特別図柄用乱数取得手段により取得された特別図柄用乱数を、予め設定された上限個数まで保留乱数として順次記憶する保留乱数記憶手段と、を備えたパチンコ機において、
    前記遊技領域は、第1遊技領域部分と第2遊技領域部分とを有し、
    前記第1遊技領域部分には、前記特別図柄始動口と前記大入賞口装置とが設けられ、
    前記第2遊技領域部分には、遊技球が入賞しにくい小開放状態、および、前記小開放状態よりも遊技球が入賞しやすい大開放状態に選択的に制御される可動始動口装置と、前記可動始動口装置を大開放状態に変化させる契機を、遊技球が入ることにより生じさせる始動口と、前記可動始動口装置に遊技球が入賞したことを契機に開放される受入れ口を有し、この受入れ口から受け入れた遊技球をV入賞口またはハズレ口に導く可動入賞装置と、前記第2遊技領域部分に遊技球が入ることを許可する許可状態、および、禁止する禁止状態に選択的に制御される遮蔽体と、が設けられ、
    前記保留乱数記憶手段により記憶された保留乱数が所定個数以上かどうかを判定する保留数判定手段と、この保留数判定手段による判定結果が所定個数以上である場合に、前記遮蔽体を許可状態となるよう駆動する遮蔽体制御手段とを、さらに備えた
    ことを特徴とするパチンコ機。
  2. 遊技球が流下する遊技領域を有する遊技盤と、前記遊技領域に設けられた特別図柄始動口と、この特別図柄始動口に遊技球が入賞したことを契機に特別図柄に係る電子抽選を行う電子抽選手段と、この電子抽選手段による抽選結果に相当する特別図柄を表示する特別図柄表示手段と、特別図柄が変動した後に停止するという態様で、前記電子抽選手段による抽選結果に相当する特別図柄の表示が行われるよう前記特別図柄表示手段を制御する特別図柄表示制御手段と、前記遊技領域に設けられ、前記電子抽選手段による抽選結果が大当りである場合に遊技球の入賞を拒否する拒否状態から受入状態に制御される大入賞口装置と、を備え、
    前記電子抽選手段は、特別図柄用乱数を発生させる特別図柄用乱数発生手段と、この特別図柄用乱数発生手段により発生された特別図柄用乱数の中から1つを、前記特別図柄始動口に遊技球が入賞したことを契機に取得する特別図柄用乱数取得手段と、この特別図柄用乱数取得手段により取得された特別図柄用乱数が大当りかどうかを判定する特別図柄当否判定手段と、特別図柄の変動中に前記特別図柄用乱数取得手段により取得された特別図柄用乱数を、予め設定された上限個数まで保留乱数として順次記憶する保留乱数記憶手段と、を備えたパチンコ機において、
    前記遊技領域は、第1遊技領域部分と第2遊技領域部分とを有し、前記第1遊技領域部分には、前記特別図柄始動口と前記大入賞口装置とが設けられ、前記第2遊技領域部分には、遊技球が入賞しにくい小開放状態、および、前記小開放状態よりも遊技球が入賞しやすい大開放状態に選択的に制御される可動始動口装置と、前記可動始動口装置を大開放状態に変化させる契機を、遊技球が入ることにより生じさせる始動口と、前記可動始動口装置に遊技球が入賞したことを契機に開放される受入れ口を有し、この受入れ口から受け入れた遊技球をV入賞口またはハズレ口に導く可動入賞装置とが、設けられ、
    前記可動入賞装置内において前記受入れ口と前記V入賞口との間には、前記V入賞口への遊技球の入賞を許可する許可状態、および、入賞を禁止して遊技球をハズレ口に導く禁止状態に選択的に制御される遮蔽体が設けられ、
    前記保留乱数記憶手段により記憶された保留乱数が所定個数以上かどうかを判定する保留数判定手段と、この保留数判定手段による判定結果が所定個数以上である場合に、前記遮蔽体を許可状態になるよう駆動する遮蔽体制御手段とを、さらに備えた
    ことを特徴とするパチンコ機。
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