JP2011062010A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】直流電力供給源と多相交流負荷との間で直流交流変換を行う電力変換装置において、多相交流負荷の中性点の電気的状態を適切に制御することを目的とする。
【解決手段】本発明の実施形態に係るシステムでは、二次電池10の電圧をインバータ12によって昇圧し、昇圧電圧によって第1コンデンサ28を充電する。インバータ12は、第1コンデンサ28の充電電圧と二次電池10の出力電圧に基づいて、モータ30に3相交流電力を供給する。モータ30が備える3相界磁巻線の中性点Nの電位、および中性点Nに流れる電流を適切な値に制御するため、二次電池10の正極端子と中性点Nとの間にはコンバータ34が接続される。中性点電位は第1コンデンサ28の端子間電圧Vdの半分となるよう調整される。中性点電位および二次電池正極電位の中間電位は、第2コンデンサ46の両端子の電位の中間電位に一致するよう調整される。
【選択図】図1

Description

本発明は、直流電力供給源と多相交流負荷との間で直流交流変換を行う電力変換装置に関する。
モータの駆動力によって走行するハイブリッド自動車、電気自動車等が広く用いられている。このような電力駆動車両は、繰り返し充放電が可能な二次電池、二次電池から供給される直流電力を交流電力に変換して駆動用モータに供給し、駆動用モータによる交流発電電力を直流電力に変換して二次電池を充電するインバータを備える。
電力駆動車両の運転操作性を良好にするためには、二次電池から駆動用モータに与えることができる最大電力を大きくし、駆動用モータが発生する最大トルクを大きくすることが好ましい。そのため、二次電池とインバータとの間に昇圧コンバータを設けた図8(a)に示す車両駆動用電力変換システムが用いられている。昇圧コンバータ112は、二次電池110の出力電圧を昇圧しインバータ114に印加する。インバータ114は、昇圧コンバータ112とモータ116との間の直流交流電力変換を行う。これによって、二次電池110の出力電圧よりも大きい電圧をインバータ114に印加して、モータ116に与えることのできる最大電力を大きくし、最大トルクを大きくすることができる。
図8(a)に示す車両駆動用電力変換システムでは、インバータ114の他、昇圧コンバータ112を必要とする。そのため、占有スペースが大きくなるという問題がある。そこで、昇圧コンバータを用いないシステムが特開平11−178114号公報(特許文献1)において提案されている。図8(b)に特許文献1に開示されているシステムと同様の車両駆動用電力変換システムの構成を示す。インバータ114には、コンデンサ122およびモータ116が接続される。モータ116の3相界磁巻線118の中性点Nとコンデンサ122の一端との間には、中性点N側を正極として二次電池110が接続される。
インバータ114は、各界磁巻線に対応して、上下に直列接続されたスイッチング素子120の組を備える。上側のスイッチング素子120の一端はコンデンサ122の一端に接続され、上側のスイッチング素子120の他端は、それと組をなす下側のスイッチング素子120の一端に接続される。下側のスイッチング素子120の他端はコンデンサ122の他端に接続される。組をなす上下のスイッチング素子120の接続点には、その組に対応する界磁巻線の一端が接続される。
インバータ114は、総ての上側のスイッチング素子120がオフになると共に、総ての下側のスイッチング素子120がオンになる状態をとり得る。また、総ての上側のスイッチング素子120がオンになると共に、総ての下側のスイッチング素子120がオフになる状態をとり得る。インバータ114は、これらの2つの状態をとることにより、各界磁巻線に含まれるインダクタンス成分に誘導起電力を発生させ、二次電池110に誘導起電力を加えた昇圧電圧によってコンデンサ122を充電する。この昇圧動作は、各界磁巻線に大きさおよび極性が同一の電流が流れる零相モード動作であるため、モータ116の回転状態に与える影響は少ない。
インバータ114は、昇圧制御と共に、コンデンサ122に蓄積された電力を3相交流電力に変換してモータ116に供給し、モータ116の発電電力を直流電力に変換してコンデンサ122に供給するよう各スイッチング素子120を制御する。すなわち、インバータ114は、3相界磁巻線118から回転磁界が発生するよう各スイッチング素子120を制御する。これよって、回転子(図示せず)にはトルクが発生する。回転子が回転することで3相界磁巻線118には3相誘導起電力が発生する。インバータ114は、運転操作に応じて3相誘導起電力を直流電力に変換し、変換後の電力がコンデンサ122に供給されるよう各スイッチング素子120を制御する。
このように、図8(b)に示す車両駆動用電力変換システムは、零相モード動作に基づき、3相界磁巻線118に含まれるインダクタンス成分を用いて二次電池110の出力電圧を昇圧し、コンデンサ122を充電する。そして、コンデンサ122とモータ116との間の直流交流変換を行う。これによって、昇圧コンバータを用いなくとも、運転操作性を良好にするために十分な電力をモータ116に与えることができる。
なお、以下の特許文献2には、特許文献1と同様、直流電力供給源とモータとの間で直流交流変換を行う電力変換装置について記載されている。また、特許文献3には、直流交流変換を行うインバータの制御技術につき記載されている。
特開平11−178114号公報 特開2007−274880号公報 特開2004−120965号公報
図8(b)の車両駆動用電力変換システムによれば、モータ116に供給される交流電力を、インバータ114のスイッチング制御によって調整することができる。供給電力の調整可能範囲は、コンデンサ114の両端子の電位と中性点Nの電位との関係によって定まる。しかし、この構成では、3相界磁巻線118の中性点Nの電位およびコンデンサ114の一端の電位が二次電池110によって規定される。そのため、3相界磁巻線118に印加される交流電圧の調整可能範囲を最適に決定することが困難となることがある。これによって、モータ116に供給する電力の調整可能範囲が制限される場合があった。さらに、このような構成では、二次電池110と中性点Nとを結ぶ経路に高調波成分を含む中性点電流が流れ、ノイズ電磁波が発生するという問題、電気部品の寿命が短くなるという問題、モータ116の電力損失が大きくなるという問題等があった。
本発明はこのような課題に対してなされたものである。すなわち、直流電力供給源と多相交流負荷との間で直流交流変換を行う電力変換装置において、多相交流負荷の中性点の電位、中性点に流れる電流等の中性点の電気的状態を適切に制御することを目的とする。
本発明は、充電状態に応じた電圧を出力する蓄電手段と、前記蓄電手段と多相交流電力負荷との間で直流交流変換を行うインバータと、前記インバータのスイッチング制御を行うインバータ制御部と、を備え、前記多相交流電力負荷の中性点に至る経路に直流電圧源の第1の電圧出力端が接続され、前記蓄電手段の一端に至る経路に前記直流電圧源の第2の電圧出力端が接続される、電力変換装置において、前記第1の電圧出力端から前記中性点に至る経路に設けられ、当該第1の電圧出力端と前記中性点との間の電圧を調整するコンバータと、前記コンバータの制御を行うコンバータ制御部と、を備え、前記インバータ制御部および前記コンバータ制御部の少なくとも一方は、前記第1の電圧出力端から前記中性点に至る経路に前記インバータの制御に応じて流れる電流と、前記第1の電圧出力端から前記中性点に至る経路に前記コンバータの制御に応じて流れる電流とが減じ合うよう、前記インバータまたは前記コンバータを制御することを特徴とする。
また、本発明に係る電力変換装置においては、基準搬送波を生成する基準搬送波生成部と、前記多相交流電力負荷に与える電位の目標値と前記基準搬送波との比較に基づいて、PWM信号を生成するPWM信号生成部と、前記基準搬送波のピークタイミングでピークを有する副基準搬送波を生成する副基準搬送波生成部と、前記第1の電圧出力端および前記中性点の各電位目標値と前記副基準搬送波との比較に基づいて、副PWM信号を生成する副PWM信号生成部と、を備え、前記インバータ制御部は、前記PWM信号に基づいて前記インバータのスイッチング制御を行い、前記コンバータ制御部は、前記副PWM信号に基づいて前記コンバータのスイッチング制御を行うことが好適である。
また、本発明は、充電状態に応じた電圧を出力する蓄電手段と、前記蓄電手段と多相交流電力負荷との間で直流交流変換を行うインバータと、基準搬送波を生成する基準搬送波生成部と、前記多相交流電力負荷に与える電位の目標値と前記基準搬送波との比較に基づいて、PWM信号を生成するPWM信号生成部と、前記PWM信号に基づいて前記インバータのスイッチング制御を行うインバータ制御部と、を備え、前記多相交流電力負荷の中性点に至る経路に直流電圧源の第1の電圧出力端が接続され、前記蓄電手段の一端に至る経路に前記直流電圧源の第2の電圧出力端が接続される、電力変換装置において、前記第1の電圧出力端から前記中性点に至る経路に設けられ、当該第1の電圧出力端と前記中性点との間の電圧を調整するコンバータと、前記基準搬送波のピークタイミングでピークを有する副基準搬送波を生成する副基準搬送波生成部と、前記第1の電圧出力端および前記中性点の各電位目標値と前記副基準搬送波との比較に基づいて、副PWM信号を生成する副PWM信号生成部と、前記副PWM信号に基づいて前記コンバータのスイッチング制御を行うコンバータ制御部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る電力変換装置においては、前記コンバータ制御部は、前記中性点と前記第2の電圧出力端との間の電圧が、前記蓄電手段の出力電圧の半分となるよう、前記コンバータを制御することが好適である。
また、本発明に係る電力変換装置においては、前記基準搬送波および前記副基準搬送波は、時間変化に対して直線的に増加した後に時間変化に対して直線的に減少する過程を繰り返す三角波信号であることが好適である。
また、本発明は、充電状態に応じた電圧を出力する蓄電手段と、前記蓄電手段と多相交流電力負荷との間で直流交流変換を行うインバータと、を備え、前記多相交流電力負荷の中性点に至る経路に直流電圧源の第1の電圧出力端が接続され、前記蓄電手段の一端に至る経路に前記直流電圧源の第2の電圧出力端が接続される、電力変換装置において、前記第1の電圧出力端から前記中性点に至る経路に設けられ、当該第1の電圧出力端と前記中性点との間の電圧を調整するコンバータと、前記コンバータの制御を行うコンバータ制御部と、を備え、前記コンバータ制御部は、前記中性点と前記第2の電圧出力端との間の電圧が、前記蓄電手段の出力電圧の半分となるよう、前記コンバータを制御することが好適である。
また、本発明に係る電力変換装置においては、前記コンバータに接続され、充電状態に応じた電圧を出力する第2の蓄電手段を備え、前記コンバータ制御部は、前記第2の蓄電手段の2つの電圧出力端の中間電位と、前記中性点および前記第1の電圧出力端の中間電位と、が近づくよう、前記コンバータを制御することが好適である。
また、本発明に係る電力変換装置においては、前記多相交流電力負荷は、前記インバータに接続された3相巻線を備える車両駆動用モータであることが好適である。
本発明によれば、直流電力供給源と多相交流負荷との間で直流交流変換を行う電力変換装置において、多相交流負荷の中性点の電気的状態を適切に制御することができる。
本発明の実施形態に係る車両駆動用電力変換システムの構成を示す図である。 コントロールユニットが制御目標とする回路各部の直流電位の関係を示す図である。 コントロールユニットの構成を示す図である。 インバータの制御に用いる信号および指令値の時間波形を示す図である。 コンバータの制御に用いる信号および指令値の時間波形を示す図である。 中性点電流を減少させる制御について説明する図である。 コンバータの制御にのこぎり波信号を用いた場合において、中性点電流を減少させる制御について説明する図である。 従来の車両駆動用電力変換システム、および特許文献2に記載の車両駆動用電力変換システムの構成を示す図である。
図1に本発明の実施形態に係る車両駆動用電力変換システムの構成を示す。このシステムでは、二次電池10の電圧をインバータ12によって昇圧し、昇圧電圧によって第1コンデンサ28を充電する。インバータ12は、第1コンデンサ28の充電電圧と二次電池10の出力電圧に基づいて、モータ30に3相交流電力を供給する。モータ30が備える界磁巻線32u,32vおよび32wの中性点Nの電位、および中性点Nに流れる電流を適切な値に制御するため、二次電池10の正極端子と中性点Nとの間にはコンバータ34が接続される。なお、以下の説明では、二次電池10の負極端子を電位の基準とする。また、中性点Nの電位を中性点電位と称し、中性点Nからコンバータ34に流れる電流を中性点電流と称する。
インバータ12は、スイッチング素子として6個のIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)を備える。スイッチング素子としては、IGBTの他、サイリスタ、トライアック、一般的なバイポーラトランジスタ、電界効果トランジスタ等を用いてもよい。
上IGBT14のエミッタ端子は、下IGBT16のコレクタ端子に接続される。上IGBT14のコレクタ端子は第1コンデンサ28の一端に接続され、下IGBT16のエミッタ端子は第1コンデンサ28の他端に接続される。上IGBT14と下IGBT16との接続点には、モータ30の界磁巻線32uの一端が接続される。
また、インバータ12は、モータ30の界磁巻線32vに対応する上IGBT18および下IGBT20を備える。インバータ12は、さらに、モータ30の界磁巻線32wに対応する上IGBT22および下IGBT24を備える。組をなす上下のIGBTは、上IGBT14および下IGBT16と同様に第1コンデンサ28および対応する界磁巻線に接続される。すなわち、上IGBTのエミッタ端子は、それと組をなす下IGBTのコレクタ端子に接続される。上IGBTのコレクタ端子は第1コンデンサ28の一端に接続され、下IGBTのエミッタ端子は、第1コンデンサ28の他端に接続される。組をなす上下のIGBTの接続点には、IGBTの組に対応する界磁巻線の一端が接続される。各IGBTのコレクタ端子とエミッタ端子との間には、エミッタ端子側をアノード端子として、フリーホイールダイオード26が接続される。また、各下IGBTのエミッタ端子および第1コンデンサ28の接続点は二次電池10の負極端子に接続される。
上IGBT14,18および22は、それぞれ、コントロールユニット48から出力される制御信号pu,pvおよびpwによってオンまたはオフに制御される。下IGBT16,20および24は、それぞれ、コントロールユニット48から出力される制御信号nu,nvおよびnwによってオンまたはオフに制御される。
モータ30が備える各界磁巻線の一端は中性点Nで共通に接続される。各界磁巻線の他端は、対応する上下のIGBTの接続点に接続される。
コンバータ34は、スイッチング素子として4個のIGBTを備える。スイッチング素子としては、IGBTの他、サイリスタ、トライアック、一般的なバイポーラトランジスタ、電界効果トランジスタ等を用いてもよい。
上IGBT42および下IGBT44は、二次電池10の正極端子に対応する組をなす。上IGBT38および下IGBT40は、中性点Nに至る経路に対応する組をなす。上IGBT38のエミッタ端子は下IGBT40のコレクタ端子に接続される。上IGBT38と下IGBT40との接続点には、平滑リアクトル36の一端が接続される。平滑リアクトル36の他端は中性点Nに接続される。
上IGBT42のエミッタ端子は下IGBT44のコレクタ端子に接続される。上IGBT42と下IGBT44との接続点には、二次電池10の正極端子が接続される。第2コンデンサ46の一端は、各上IGBTのコレクタ端子に接続され、第2コンデンサ46の他端は各下IGBTのエミッタ端子に接続される。各IGBTのコレクタ端子とエミッタ端子との間には、エミッタ端子側をアノード端子として、フリーホイールダイオード26が接続される。
上IGBT38および42は、それぞれ、コントロールユニット48から出力される制御信号pxおよびpyによってオンまたはオフに制御される。下IGBT40および44は、それぞれ、コントロールユニット48から出力される制御信号nxおよびnyによってオンまたはオフに制御される。
コントロールユニット48は、インバータ12およびコンバータ34が備える各IGBTを制御することで回路各部の電位を制御しつつ、モータ30の供給電力制御を行う。図2にコントロールユニット48が制御目標とする回路各部の直流電位の関係を示す。直線Gは基準電位、すなわち、二次電池10の負極端子の電位を示す。点C1は第1コンデンサ28の高電位側端子に対応する。コントロールユニット48は、運転操作、モータ30の回転速度等に基づいて第1コンデンサ28の充電電圧目標値Vdを求める。すなわち、点C1の制御目標電位をVdとする。
図2の点Nは中性点Nに対応する。コントロールユニット48は、点Nの制御目標値をVd/2とする。図2の点Bは二次電池10の正極端子に対応する。二次電池10の正極端子の電位Vbは、電池電圧センサ50の測定値として読み込まれる。
図2の点C2−1および点C2−2は、それぞれ、第2コンデンサ46の上IGBT側の端子および下IGBT側の端子に対応する。コントロールユニット48は、点Nおよび点Bの中間電位を、点C2−1および点C2−2の中間電位の目標値とする。ここで、中間電位とは、2つの電位を加算して2で除した値をいうものとする。図2の直線Mは点Nおよび点Bの中間電位を示す。
コントロールユニット48は、さらに、点C2−2の電位を基準とした点C2−1の電位目標値Vcを、点Nの電位から点Bの電位を減じた電位差の2倍とする。すなわち、第2コンデンサ46の充電目標値Vcを、Vc=2(Vd/2−Vb)とする。コントロールユニット48は、図2に示すような電位関係が成立するよう、インバータ12およびコンバータ34を制御する。
まず、インバータ12の制御について説明する。図3にコントロールユニット48の構成を示す。電圧指令部52は、運転操作、モータ30の回転速度等に基づいて、第1コンデンサ28の充電電圧目標値Vd、およびモータ30に印加する3相交流電圧に対する指令値を求める。
電圧指令部52は、充電電圧目標値Vdを第1三角波信号生成部54に出力する。第1三角波信号生成部54は、Vd/2を平均値とし振幅をVd/2とする第1三角波信号Tr1を生成し、加算器56u,56vおよび56wに出力する。図4(a)に第1三角波信号Tr1の時間波形を示す。この三角波信号は、電力制御回路の技術分野において、いわゆる搬送波信号、キャリア信号等と称されているものである。
電圧指令部52は、u相電位指令値Vu、v相電位指令値Vv、およびw相電位指令値Vwを、それぞれ、加算器56u,56vおよび56wに出力する。これらの電位指令値の組は、モータ30の界磁巻線32u,32vおよび32wの電圧印加端に与えられる3相交流電位に対する指令値を示す。すなわち、互いに位相が120°異なる正弦波に中性点電位として充電電圧目標値Vdの半分Vd/2を加算した値とする。例えば、VuをVmsin(ωt)+Vd/2とすれば、VvおよびVwは、それぞれ、Vmsin(ωt+120°)+Vd/2、Vmsin(ωt+240°)+Vd/2となる。ここで、Vmは各相電圧の振幅、tは時間変数、ωは角周波数である。
図4(a)にu相電位指令値Vu、v相電位指令値Vv、およびw相電位指令値Vwを第1三角波信号Tr1と重ねて示す。第1三角波信号Tr1の平均値は、u相電位指令値Vu、v相電位指令値Vv、およびw相電位指令値Vwに含まれる直流値、すなわち、Vd/2と一致する。また、第1三角波信号Tr1の上限ピーク値から下限ピーク値を減じた値は、第1コンデンサ28の充電電圧目標値Vdとなる。
加算器56uは、極性を反転した第1三角波信号Tr1にu相電位指令値Vuを加算し、加算結果を波形成型器58uに出力する。これによって波形成型器58uには、u相電位指令値Vuから第1三角波信号Tr1を減算した値が出力される。波形成型器58uは、加算器56uの出力値が負であるときは、オフ制御値Lをドライバ60uに出力する。一方、加算器56uの出力値が正または0であるときは、波形成型器58uは、オン制御値Hをドライバ60uに出力する。波形成型器58uからドライバ60uに出力される値に基づく信号は、u相電位指令値Vuから第1三角波信号Tr1を減算した値に応じてオン制御値Hまたはオフ制御値Lが定まるPWM信号(PWMは、Pulse Width Modulationの略である。)となる。図4(b)に波形成型器58uから出力されるPWM信号Wuを示す。PWM信号Wuは、図4(a)において第1三角波信号Tr1がu相電圧指令値以下となるときにオン制御値Hとなり、第1三角波信号Tr1がu相電圧指令値を超えるときにオフ制御値Lとなる。
ドライバ60uは、波形成型器58uがオン制御値Hを出力するときは、上IGBT14をオンにする制御信号puおよび下IGBT16をオフにする制御信号nuを出力する。一方、波形成型器58uがオフ制御値Lを出力するときは、上IGBT14をオフにする制御信号puおよび下IGBT16をオンにする制御信号nuを出力する。
加算器56v、波形成型器58v、およびドライバ60vは、それぞれ、加算器56u、波形成型器58u、およびドライバ60uと同様の処理を行う。すなわち、v相電位指令値Vvから第1三角波信号Tr1を減算した値に応じて、上IGBT18に対する制御信号pvおよび下IGBT20に対する制御信号nvを出力する。さらに、加算器56w、波形成型器58w、およびドライバ60wは、それぞれ、加算器56u、波形成型器58u、およびドライバ60uと同様の処理を行う。すなわち、w相電位指令値Vwから第1三角波信号Tr1を減算した値に応じて、上IGBT22に対する制御信号pwおよび下IGBT24に対する制御信号nwを出力する。
インバータ12が備える各IGBTは、コントロールユニット48から出力される制御信号に基づいてオンオフ制御される。このようなインバータ12の制御に併せて、後述のコンバータ34の制御が実行されることにより、中性点電位をVd/2に調整しつつ、モータ30の界磁巻線32u,32vおよび32wの電圧印加端に与えられる電位を、それぞれ、u相電位指令値Vu、v相電位指令値Vv、およびw相電位指令値Vwに調整することができる。
次に、コンバータ34の制御について説明する。コントロールユニット48は、中性点電位が第1コンデンサ28の端子間電圧Vdの半分となるようコンバータ34を制御する。さらに、中性点電位および二次電池正極電位の中間電位と、第2コンデンサ46の両端子の電位の中間電位とが一致するようコンバータ34を制御する。
電圧指令部52は、電池電圧センサ50から電池電圧測定値を二次電池正極電位Vbとして読み込む。そして、中性点電位の制御目標値Vdから二次電池正極電位Vbを減算した値を上回る所定の値を、第2コンデンサ46の充電電圧目標値Vcとして求める。すなわち、電圧指令部52は、Vc>Vd/2−Vbの関係が成立するよう充電電圧目標値Vcを求める。
なお、後述の原理に基づいて中性点電流を低減するためには、第2コンデンサ46の充電電圧目標値Vcは、中性点電位の制御目標値Vd/2から二次電池正極電位Vbを減算した値の2倍、すなわち、Vc=2(Vd/2−Vb)とすることが好ましい。以下の説明では、充電電圧目標値Vcがこの関係に基づき決定されているものとする。
電圧指令部52は、中性点電位および二次電池正極電位の中間電位の制御目標値を、コンバータ中間電位目標値Veとして求める。すなわち、電圧指令部52は、Ve=(Vd/2+Vb)/2としてコンバータ中間電位目標値Veを求める。
電圧指令部52は、コンバータ中間電位目標値Veおよび充電電圧目標値Vcを第2三角波信号生成部62に出力する。
第2三角波信号生成部62は、コンバータ中間電位Veを平均値とし、振幅を充電電圧目標値Vcの半分Vc/2とする第2三角波信号を生成し、加算器64xおよび64yに出力する。図5(a)に第2三角波信号Tr2の時間波形を示す。
電圧指令部52は、中性点電位の制御目標値Vd/2および二次電池正極電位Vbを、それぞれ、加算器64xおよび64yに出力する。これらの値は直流値である。
図5(a)に中性点電位の制御目標値Vd/2および二次電池正極電位Vbを示す直線を第2三角波信号Tr2に重ねて示す。第2三角波信号Tr2の平均値を示す直線は、中性点電位の制御目標値Vd/2を示す直線、および二次電池正極電位Vbを示す直線から等しい距離の位置にある。また、第2三角波信号Tr2の上限ピーク値から下限ピーク値を減じた値は、第2コンデンサ46の充電電圧目標値Vcとなる。
加算器64xは、極性を反転した第2三角波信号Tr2に中性点電位目標値Vd/2を加算し、波形成型器66xに出力する。これによって波形成型器66xには、中性点電位目標値Vd/2から第2三角波信号Tr2を減算した値が出力される。波形成型器66xは、加算器64xの出力値が負であるときは、オフ制御値Lをドライバ68xに出力する。一方、波形成型器66xは、加算器64xの出力値が正または0であるときは、オン制御値Hをドライバ68xに出力する。波形成型器66xからドライバ68xに出力される値によって示される信号は、中性点電位目標値Vd/2から第2三角波信号Tr2を減算した値に応じてオン制御値Hまたはオフ制御値Hが定まるPWM信号となる。
ドライバ68xは、波形成型器66xがオン制御値Hを出力するときは、上IGBT38をオンにする制御信号pxおよび下IGBT40をオフにする制御信号nxを出力する。一方、波形成型器66xがオフ制御値Lを出力するときは、上IGBT38をオフにする制御信号pxおよび下IGBT40をオンにする制御信号nxを出力する。
加算器64y、波形成型器66y、およびドライバ68yは、それぞれ、加算器64x、波形成型器66x、およびドライバ68xと同様の処理を行う。すなわち、二次電池正極電位Vbから第2三角波信号Tr2を減算した値に応じて、上IGBT42に対する制御信号pyおよび下IGBT44に対する制御信号nyを出力する。
図5(b)および(c)に、それぞれ、波形成型器66xおよび66yが出力するPWM信号WxおよびWyの時間波形を示す。PWM信号Wxは、図5(a)において第2三角波信号Tr2がVd/2以下となるときにオン制御値Hとなり、第2三角波信号Tr2がVd/2を超えるときにオフ制御値Lとなる。PWM信号Wyは、図5(a)において第2三角波信号Tr2がVb以下となるときにオン制御値Hとなり、第2三角波信号Tr2がVbを超えるときにオフ制御値Lとなる。
コンバータ34が備える各IGBTは、コントロールユニット48から出力される制御信号に基づいてオンオフ制御される。インバータ12の制御に併せてこのような制御を行うことにより、中性点電位は第1コンデンサ28の端子間電圧Vdの半分となるよう調整される。また、中性点電位および二次電池正極電位の中間電位は、第2コンデンサ46の両端子の電位の中間電位に一致するよう調整される。
インバータ12については、第1コンデンサ28の端子間電圧の半分よりも中性点電位が低いときは、モータ30に印加する交流電圧の振幅を、中性点電位より大きくすることは困難である。また、第1コンデンサ28の端子間電圧の半分よりも中性点電位が高いときは、モータ30に印加する交流電圧の振幅を、第1コンデンサ28の高電位側端子の電位から中性点電位を減じた電圧より大きくすることは困難である。したがって、中性点電位を第1コンデンサ28の端子間電圧の半分に一致させたときに、モータ30に印加する交流電圧の調整可能範囲を最も大きくすることができ、モータ30に供給する電力の調整可能範囲を最も大きくすることができる。
本実施形態においては、コントロールユニット48は、中性点電位が第1コンデンサ28の端子間電圧Vdの半分となるよう、インバータ12およびコンバータ34を制御する。これによって、モータ30に供給する電力の調整可能範囲を大きくすることができる。
上記のように、コントロールユニット48は、中性点電位および二次電池正極電位の中間電位と、第2コンデンサ46の両端子の電位の中間電位とが一致するようコンバータ34を制御する。コントロールユニット48は、このような電位制御と共に、第1三角波信号Tr1および第2三角波信号Tr2の周波数および位相を調整することで中性点電流を低減する。
ここで、中性点電位がVd/2に固定されているものと仮定し、中性点Nから平滑リアクトル36に向かう電流を正とした場合における、インバータ12の制御に基づく中性点電流の波形を図6(b)に示す。図6(a)の時間波形は、u相電位指令値Vu、v相電位指令値Vv、w相電位指令値Vwおよび第1三角波信号Tr1の時間波形を図6(b)に対応付けたものである。図6(b)の時間帯Taは、インバータ12の総ての下IGBTがオンとなる時間帯を示し、時間帯Tbは、インバータ12の総ての上IGBTがオンとなる時間帯を示す。図6(b)に示されるように、時間帯Taでは中性点電流は減少し、時間帯Tbでは中性点電流は増加する。そして、時間帯TaおよびTbに挟まれる時間帯では、中性点電流は極大値または極小値を示し、その増減は緩やかとなる。中性点電流の増減の周期は第1三角波信号Tr1の周期と一致する。また、時間帯Taには第1三角波信号Tr1の上限ピークタイミングが含まれ、時間帯Tbには第1三角波信号Tr1の下限ピークタイミングが含まれる。
次に、同一の条件下における、コンバータ34の制御に基づく中性点電流の波形を図6(d)に示す。図6(c)の時間波形は、第2三角波信号Tr2の時間波形を図6(d)に対応付けたものである。図6(d)の時間帯Tcは、コンバータ34の2つの上IGBTがオンとなる時間帯を示し、時間帯Tdは、コンバータ34の2つの下IGBTがオンとなる時間帯を示す。図6(d)に示されるように、時間帯TcおよびTdのいずれにおいても中性点電流は減少する。その理由は、これらの時間帯では、中性点電位の方が二次電池正極電位より高い状態にあり、二次電池正極端子が平滑インダクタ36に直接接続された状態となるためである。時間帯TcおよびTdに挟まれる時間帯Teは、上IGBT38および下IGBT44がオンとなる時間帯、言い換えれば、上IGBT42および下IGBT40がオフとなる時間帯である。この時間帯では中性点電流が増加する。中性点電流の増減の周期は第2三角波信号Tr2の周期の半分である。また、時間帯Tcには第2三角波信号Tr2の下限ピークタイミングが含まれ、時間帯Tdには第2三角波信号Tr2の上限ピークタイミングが含まれる。
そこで、コントロールユニット48の電圧指令部52は、時間帯Taと時間帯Teとが重なり、かつ、時間帯Tbと時間帯TcまたはTdとが重なるよう、第1三角波信号生成部54または第2三角波信号生成部62を制御する。具体的には次のような制御を行う。
電圧指令部52は、第1三角波信号Tr1および第2三角波信号Tr2を検出する。そして、第2三角波信号Tr2の周波数が、第1三角波信号Tr1の周波数の半分となるよう、第1三角波信号生成部54および第2三角波信号生成部62の少なくともいずれかを制御する。さらに、第1三角波信号Tr1の下限ピークタイミングが、第2三角波信号Tr2の上限または下限ピークタイミングに一致するよう、第1三角波信号生成部54および第2三角波信号生成部62の少なくともいずれかを制御する。
このような制御によれば、インバータ12の制御に基づく中性点電流と、コンバータ34の制御に基づく中性点電流とが互いに減じ合うよう、これらの中性点電流を発生させることができる。これによって、インバータ12およびコンバータ34の両者の制御に基づく中性点電流を減少させることができる。本実施形態においては、さらに、インバータ12およびコンバータ34に対する上記の電位制御により、次のような効果を得ることができる。
インバータ12の制御では、図6(b)に示されるように時間帯Taにおける中性点電流の変化量と、時間帯Tbにおける中性点電流の変化量とがほぼ均等となる。この条件の下、コンバータ34の制御では、中性点電位および二次電池正極電位の中間電位と、第2コンデンサ46の両端子の電位の中間電位とを一致させる制御が行われる。さらに、第2コンデンサ46の充電電圧目標値Vcが、中性点電位の制御目標値Vd/2から二次電池正極電位Vbを減算した値の2倍となるよう制御が行われる。これによって、図6(d)の時間帯TcおよびTdにおける中性点電流の変化量と、時間帯Teにおける中性点電流の変化量とがほぼ均等となる。
したがって、インバータ12の制御に基づく中性点電流の大きさと、コンバータ34の制御に基づく中性点電流の大きさとを互いに逆極性で近づけることができ、中性点電流を減少させる効果を高めることができる。これによって、中性点電流に含まれる高調波成分に基づくノイズ電磁波の発生、電気部品の寿命短縮、モータ30における電力損失の増大等の問題を回避することができる。
コンバータ34を制御するための搬送波信号としては、三角波形以外の時間波形を有する信号を用いることができる。例えば、図3の第2三角波信号生成部46の代わりに、コンバータ中間電位Veを平均値とし、振幅を充電電圧目標値Vcの半分Vc/2とする鋸歯状波信号を生成する構成部(以下、鋸歯状波信号生成部とする。)を設けてもよい。
図7(c)に鋸歯状波信号SWを示す。図7(a)および(b)は、それぞれ、図6(a)および(c)と同一の図を対応付けて示したものである。図7(d)は、コンバータ34の制御に基づく中性点電流の波形を示す。図7(d)の時間帯Tfは、コンバータ34の2つの下IGBTがオンとなった後に2つの上IGBTがオンとなる時間帯を示す。図7(d)に示されるように、時間帯Tfにおいて中性点電流は減少する。各時間帯Tfに挟まれる時間帯Tgは、上IGBT38および下IGBT44がオンとなる時間帯、言い換えれば、上IGBT42および下IGBT40がオフとなる時間帯である。この時間帯では中性点電流が増加する。中性点電流の増減の周期は鋸歯状波信号SWと一致する。また、時間帯Tfには鋸歯状波信号SWのピークタイミングが含まれる。
コントロールユニット48の電圧指令部52は、時間帯Taと時間帯Tgとが重なり、かつ、時間帯Tbと時間帯Tfとが重なるよう、第1三角波信号生成部54または鋸歯状波信号生成部を制御する。すなわち、電圧指令部52は、歯状波信号SWの周波数が、第1三角波信号Tr1の周波数と一致するよう、かつ、第1三角波信号Tr1の下限ピークタイミングが歯状波信号SWのピークタイミングに一致するよう、第1三角波信号生成部54および鋸歯状波信号生成部の少なくともいずれかを制御する。
このような制御によれば、三角波信号を用いた場合と同様、インバータ12の制御に基づく中性点電流と、コンバータ34の制御に基づく中性点電流とが互いに減じ合うよう、これらの中性点電流を発生させることができる。これによって、インバータ12およびコンバータ34の両者の制御に基づく中性点電流を減少させることができる。
なお、上記では、モータ30として界磁巻線に3相交流電力を供給するものについて採り上げた。本発明では、このようなモータの他、回転子側の巻線に電力を供給するモータに対する供給電力制御を行うことも可能である。また、上記では、モータ30の供給電力を制御する実施形態について説明した。供給電力の制御対象は、その他の一般的な多相交流負荷であってもよい。
10,110 二次電池、12,114 インバータ、14,18,22,38,42 上IGBT、16,20,24,40,44 下IGBT、26 フリーホイールダイオード、28 第1コンデンサ、30,116 モータ、32u,32v,32w 界磁巻線、34 コンバータ、36 平滑リアクトル、46 第2コンデンサ、48 コントロールユニット、50 電池電圧センサ、52 電圧指令部、54 第1三角波信号生成部、56u,56v,56w,64x,64y 加算器、58u,58v,58w,66x,66y 波形成型器、60u,60v,60w,68x,68y ドライバ、62 第2三角波信号生成部,112 昇圧コンバータ、118 3相界磁巻線、120 スイッチング素子、122 コンデンサ、N 中性点。

Claims (8)

  1. 充電状態に応じた電圧を出力する蓄電手段と、
    前記蓄電手段と多相交流電力負荷との間で直流交流変換を行うインバータと、
    前記インバータのスイッチング制御を行うインバータ制御部と、
    を備え、
    前記多相交流電力負荷の中性点に至る経路に直流電圧源の第1の電圧出力端が接続され、前記蓄電手段の一端に至る経路に前記直流電圧源の第2の電圧出力端が接続される、電力変換装置において、
    前記第1の電圧出力端から前記中性点に至る経路に設けられ、当該第1の電圧出力端と前記中性点との間の電圧を調整するコンバータと、
    前記コンバータの制御を行うコンバータ制御部と、
    を備え、
    前記インバータ制御部および前記コンバータ制御部の少なくとも一方は、
    前記第1の電圧出力端から前記中性点に至る経路に前記インバータの制御に応じて流れる電流と、前記第1の電圧出力端から前記中性点に至る経路に前記コンバータの制御に応じて流れる電流とが減じ合うよう、前記インバータまたは前記コンバータを制御することを特徴とする電力変換装置。
  2. 請求項1に記載の電力変換装置において、
    基準搬送波を生成する基準搬送波生成部と、
    前記多相交流電力負荷に与える電位の目標値と前記基準搬送波との比較に基づいて、PWM信号を生成するPWM信号生成部と、
    前記基準搬送波のピークタイミングでピークを有する副基準搬送波を生成する副基準搬送波生成部と、
    前記第1の電圧出力端および前記中性点の各電位目標値と前記副基準搬送波との比較に基づいて、副PWM信号を生成する副PWM信号生成部と、
    を備え、
    前記インバータ制御部は、
    前記PWM信号に基づいて前記インバータのスイッチング制御を行い、
    前記コンバータ制御部は、
    前記副PWM信号に基づいて前記コンバータのスイッチング制御を行うことを特徴とする電力変換装置。
  3. 充電状態に応じた電圧を出力する蓄電手段と、
    前記蓄電手段と多相交流電力負荷との間で直流交流変換を行うインバータと、
    基準搬送波を生成する基準搬送波生成部と、
    前記多相交流電力負荷に与える電位の目標値と前記基準搬送波との比較に基づいて、PWM信号を生成するPWM信号生成部と、
    前記PWM信号に基づいて前記インバータのスイッチング制御を行うインバータ制御部と、
    を備え、
    前記多相交流電力負荷の中性点に至る経路に直流電圧源の第1の電圧出力端が接続され、前記蓄電手段の一端に至る経路に前記直流電圧源の第2の電圧出力端が接続される、電力変換装置において、
    前記第1の電圧出力端から前記中性点に至る経路に設けられ、当該第1の電圧出力端と前記中性点との間の電圧を調整するコンバータと、
    前記基準搬送波のピークタイミングでピークを有する副基準搬送波を生成する副基準搬送波生成部と、
    前記第1の電圧出力端および前記中性点の各電位目標値と前記副基準搬送波との比較に基づいて、副PWM信号を生成する副PWM信号生成部と、
    前記副PWM信号に基づいて前記コンバータのスイッチング制御を行うコンバータ制御部と、
    を備えることを特徴とする電力変換装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電力変換装置において、
    前記コンバータ制御部は、
    前記中性点と前記第2の電圧出力端との間の電圧が、前記蓄電手段の出力電圧の半分となるよう、前記コンバータを制御することを特徴とする電力変換装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電力変換装置において、
    前記基準搬送波および前記副基準搬送波は、
    時間変化に対して直線的に増加した後に時間変化に対して直線的に減少する過程を繰り返す三角波信号であることを特徴とする電力変換装置。
  6. 充電状態に応じた電圧を出力する蓄電手段と、
    前記蓄電手段と多相交流電力負荷との間で直流交流変換を行うインバータと、
    を備え、
    前記多相交流電力負荷の中性点に至る経路に直流電圧源の第1の電圧出力端が接続され、前記蓄電手段の一端に至る経路に前記直流電圧源の第2の電圧出力端が接続される、電力変換装置において、
    前記第1の電圧出力端から前記中性点に至る経路に設けられ、当該第1の電圧出力端と前記中性点との間の電圧を調整するコンバータと、
    前記コンバータの制御を行うコンバータ制御部と、
    を備え、
    前記コンバータ制御部は、
    前記中性点と前記第2の電圧出力端との間の電圧が、前記蓄電手段の出力電圧の半分となるよう、前記コンバータを制御することを特徴とする電力変換装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の電力変換装置において、
    前記コンバータに接続され、充電状態に応じた電圧を出力する第2の蓄電手段を備え、
    前記コンバータ制御部は、
    前記第2の蓄電手段の2つの電圧出力端の中間電位と、前記中性点および前記第1の電圧出力端の中間電位と、が近づくよう、前記コンバータを制御することを特徴とする電力変換装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の電力変換装置において、
    前記多相交流電力負荷は、
    前記インバータに接続された3相巻線を備える車両駆動用モータであることを特徴とする電力変換装置。
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