JP2011061758A - アンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
機密性の高い通信を行うことのできるアンテナ装置を提供すること。
【解決手段】
外部電源から給電される平板状のアンテナエレメントと、前記アンテナエレメントと結合される平板状のグランドエレメントとを含むアンテナ装置であって、前記アンテナエレメント及び前記グランドエレメントは、平面視で矩形状の導電膜の一部分又は複数部分が切り欠かれた形状であるとともに、前記アンテナエレメントは、多角形又は円形、あるいは、多角形又は円形の一部分の形状に形成されており、前記グランドエレメントに近接する部位に給電部を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、広帯域で近接通信を行うアンテナ装置に関する。
従来より、複数の近接結合部、及び複数の中継通信回路を平面上に備え、各中継通信回路は近接結合部及び他の中継通信回路と通信網を形成する通信シートが提案されていた。この通信シートは、他の通信シートと接触又は近接した場合に、近接結合部を通じてデータ通信を行う。このような通信シートは、無線LAN(Local Area Network)のような無線通信ネットワークを構築するために提案されていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−19979号公報
ところで、通信の態様によっては、いわゆる近傍界だけで機密性の高い通信を行いたい場合がある。
しかしながら、従来の通信シートは、容量結合あるいは誘導結合を用いているため、電磁波の漏れが生じる場合があり、機密性の高い通信を行うことが困難であった。
そこで、本発明は、機密性の高い通信を行うことのできるアンテナ装置を提供することを目的とする。
本発明の一局面のアンテナ装置は、外部電源から給電される平板状のアンテナエレメントと、前記アンテナエレメントと結合される平板状のグランドエレメントとを含むアンテナ装置であって、前記アンテナエレメント及び前記グランドエレメントは、平面視で矩形状の導電膜の一部分又は複数部分が切り欠かれた形状であるとともに、前記アンテナエレメントは、多角形又は円形、あるいは、多角形又は円形の一部分の形状に形成されており、前記グランドエレメントに近接する部位に給電部を有する。
また、前記アンテナエレメント及び前記グランドエレメントは、互いに近接する近接辺を有し、前記アンテナエレメントの前記近接辺と、前記グランドエレメントの前記近接辺との間隔は、一定であってもよい。
また、前記アンテナエレメント及び前記グランドエレメントは、同一直線上にある辺を含んでもよい。
また、前記アンテナエレメントは、切欠部、スリット、又は突起部を含んでもよい。
また、前記グランドエレメントは、スリット、又は突起部を含んでもよい。
また、前記アンテナエレメントは基板の一方の面に形成されているとともに、前記グランドエレメントは前記基板の他方の面に形成されており、前記アンテナエレメントは、マイクロストリップラインを有していてもよい。
また、前記基板の前記一方の面に形成され、前記マイクロストリップラインによって一方の側と他方の側とに分離される第2のグランドエレメントをさらに含んでもよい。
また、前記アンテナエレメントと前記グランドエレメントは基板の同一の面に形成されており、前記アンテナエレメントは、コプレーナ導波路を有し、前記グランドエレメントは、前記コプレーナ導波路によって一方の側と他方の側とに分離されてもよい。
また、前記アンテナエレメントは、平面視で線対称な形状を有し、前記給電部は対称軸上に位置していてもよい。
本発明によれば、機密性の高い通信を行うことのできるアンテナ装置を提供できるという特有の効果が得られる。
実施の形態1のアンテナ装置を示す構成図である。 実施の形態1のアンテナ装置に同軸ケーブルを接続した状態を示す斜視図である。 実施の形態1のアンテナ装置のVSWR特性を示す図である。 実施の形態1のアンテナ装置の指向性を示す図であり、(A)、(B)は垂直偏波(X−Y面)、(C)、(D)は水平偏波(Y−Z面)の角度分布を示す。 実施の形態1のアンテナ装置の垂直偏波の利得の最高値(MAX)、平均値(AVG)、最小値(MIN)を通信周波数毎にまとめた表である。 実施の形態1のアンテナ装置を2つ用いて通信を行った場合の距離に対する利得を示す特性である。 利得特性を測定する際における実施の形態1のアンテナ装置の配置を示す図である。 実施の形態1の変形例のアンテナ装置を示す構成図である。 実施の形態1の他の変形例のアンテナ装置を示す構成図である。 実施の形態2のアンテナ装置の構成を示す図であり、(A)は平面図、(B)は底面図である。 実施の形態2の変形例のアンテナ装置の構成を示す図であり、(A)は平面図、(B)は底面図である。 実施の形態2の他の変形例のアンテナ装置の構成を示す平面図である。 実施の形態3のアンテナ装置を示す構成図である。 実施の形態3のアンテナ装置のVSWR特性及び指向性を示す図である。 実施の形態4のアンテナ装置を示す構成図である。 実施の形態4のアンテナ装置のVSWR特性及び指向性を示す図である。 実施の形態4の変形例のアンテナ装置を示す構成図である。 実施の形態3のアンテナ装置30と実施の形態4のアンテナ装置40の利得特性を示す図である。 実施の形態5のアンテナ装置を示す構成図である。 実施の形態5の変形例のアンテナ装置を示す構成図である。 実施の形態6のアンテナ装置を示す構成図である。 実施の形態7のアンテナ装置を示す構成図である。 実施の形態8のアンテナ装置を示す構成図である。 実施の形態7、8のアンテナ装置70、80のVSWR特性を示す図である。 実施の形態8の変形例のアンテナ装置を示す構成図である。 実施の形態9のアンテナ装置を示す構成図である。 実施の形態10のアンテナ装置100が実装される通信装置101を示す図である。
以下、本発明のアンテナ装置を適用した実施の形態について説明する。
[実施の形態1]
図1は、実施の形態1のアンテナ装置を示す構成図である。
実施の形態1のアンテナ装置10は、アンテナエレメント11と、グランドエレメント12とを有する。アンテナエレメント11とグランドエレメント12とは、図示しない基板(例えば、ガラスエポキシ製のFR4基板)の同一面上に形成される平板状の部材であり、例えば、銅箔によって構成される。
アンテナエレメント11は、平面視で半円形であり、直線状の辺11Aと半円弧状の辺11Bとを有する。
グランドエレメント12は、平面視で長方形の長辺のうちの一方が半円状に切り欠かれており、一対の上辺12Aと、一対の上辺12Aを接続する半円弧状の辺12Bとを有する。すなわち、グランドエレメント12は、長方形が半円弧状の辺12Bによって切り欠かれた形状を有する。
アンテナエレメント11とグランドエレメント12とは、アンテナエレメント11の直線状の辺11Aと、グランドエレメント12の上辺12Aとが同一の直線l上に位置するように、かつ、半円弧状の辺11Bと半円弧状の辺12Bとが一定の距離を隔てて位置するように配置されている。
このため、アンテナエレメント11とグランドエレメント12とは、アンテナエレメント11の半円形の対称軸aに対して軸対称である。
アンテナエレメント11は、対称軸a上で半円弧状の辺11Bの近傍に給電部11Cを有する。グランドエレメント12は、給電部11Cに対向する位置の接地点12Cで接地される。
ここで、アンテナエレメント11は、例えば、直径6〜15mmであればよく、アンテナエレメント11の辺11Bとグランドエレメント12の辺12Bとの間の距離は、例えば、1〜3mm程度に設定すればよい。説明の便宜上、図1には長方形が半円状に切り欠かれたグランドエレメント12を示すが、グランドエレメント12は、平面視で長方形のものに限られるものではない。また、図1には、一対の辺12Aと半円弧状の辺12Bとを有し、一対の辺12Aとアンテナエレメント11の辺11Aとが同一直線上に位置するように形成されているグランドエレメント12を示すが、これはグランドエレメント12の形状の一例であり、辺11Aと一対の辺12Aとは同一直線上に位置しなくてもよい。また、グランドエレメント12の寸法は特に問わない。
なお、後に指向性について説明を行う際のX、Y、Z軸は、図1に示す通りであり、X軸は図面を貫く方向(裏側から表側に向かう方向が正)、Y軸は図面の横方向(左向きを正)、Z軸は図面の縦方向(上向きが正)である。
図2は、実施の形態1のアンテナ装置に同軸ケーブルを接続した状態を示す斜視図である。
アンテナエレメント11及びグランドエレメント12は、基板13の同一面上に形成されている。基板13としては、例えばガラスエポキシ製のFR4基板を用いることができる。
給電部11Cには同軸ケーブル14のコアケーブル14Aが例えば半田15Aによって接続され、グランドエレメント12の位置12Cには、同軸ケーブル14のシールドライン14Bが例えば半田15Bによって接続される。同軸ケーブル14は、図示しない外部電源に接続されており、実施の形態1のアンテナ装置10に給電を行う。同軸ケーブル14は、例えば、特性インピーダンスが50(Ω)であればよく、アンテナ装置10には、例えば、3.0GHz〜6.0GHz程度の高周波電圧が印加される。
図3は、実施の形態1のアンテナ装置のVSWR特性を示す図である。
このVSWR(Voltage Standing Wave Ratio:電圧定在波比)特性に示されている通り、アンテナ装置10は、3.0GHzから6.0GHzの間で約13〜約25程度の値を有することが分かった。これは、反射が多いことを表しており、長距離の通信には適さないことが分かる。
図4は、実施の形態1のアンテナ装置の指向性を示す図であり、(A)、(B)は垂直偏波(X−Y面)、(C)、(D)は水平偏波(Y−Z面)の角度分布を示す。なお、X、Y、Z軸は、図1に示す方向である。
図5(A)及び図5(B)は、実施の形態1のアンテナ装置の垂直偏波及び水平偏波の利得の最高値(MAX)、平均値(AVG)、最小値(MIN)を通信周波数毎にまとめた表である。図5(A)及び図5(B)に示す表は、図4に示す指向性を表形式で表すものである。
図4に示すように、3.0GHzから5.0GHzまで0.5GHz毎に計測を行ったところ、図4(A)、(B)に示すように、角度を問わずに約−7(dBi)〜約−16(dBi)と利得は低くなった。これより、X−Y面内における分布は略均等であるものの、利得は非常に低く、アンテナ装置10は、X−Y方向では通信を行うのに十分な利得が得られないことが分かった。
また、図4(C)、(D)の水平偏波の特性に示すように、Y−Z面内では、0°と180°で利得は約−40(dBi)とかなり低い値を示し、他の角度では約―5(dBi)以下の値となった。
このようにして得られた垂直偏波の利得の最高値(MAX)、平均値(AVG)、最小値(MIN)は図5(A)に示す通りであり、最高値は、3.0GHzが一番低く、4.0GHzが一番高かった。また、平均値は、3.0GHzが一番低く、4.0GHzが一番高かった。最小値は、3.0GHzが一番低く、4.0GHzが一番高かった。
また、水平偏波の利得の最高値(MAX)、平均値(AVG)、最小値(MIN)は、図5(B)に示す通りであり、最高値は、3.0GHzが一番低く、4.0GHzと4.5GHzが一番高かった。平均値は、3.0GHzが一番低く、4.5GHzと5.0GHzが一番高かった。最小値は、4.0GHzが一番低く、5.0GHzが一番高かった。
実施の形態1のアンテナ装置10は、図4(C)、(D)に示すように、水平偏波の特性(Y−Z面)が0°と180°で非常に低い。ここで、アンテナ装置10のヌル点は、アンテナエレメント11の辺11Aの中央点(対称軸上の点)であり、ヌル点は、180°の方向に存在する。
アンテナ装置10のヌル点の方向(図2に示すZ軸の方向)で通信を行えば、近距離での通信が可能になることが考えられるため、2つのアンテナ装置10のアンテナエレメント11をZ軸方向で向かい合わせて通信を行った。また、比較のために、2つのアンテナ装置10をX軸(図1参照)方向に対面させた場合と、比較用のアンテナ装置を2つ用いてZ軸方向及びX軸方向で通信を行った場合とにおける通信距離に対する利得の特性を求めた。
図6は、実施の形態1のアンテナ装置を2つ用いて通信を行った場合の距離に対する利得(SパラメータのS21)を示す特性と、比較用のアンテナ装置を2つ用いて通信を行った場合の距離に対する利得(SパラメータのS21)とを示す特性である。
なお、通信周波数は4.0GHzであり、λ/2π=約12mm、λ/2=約40mmであるため、近傍界と遠方界の境界までの距離d0は、約12mmから40mmの間にあると考えられる。
図7は、利得特性を測定する際における2つのアンテナ装置の配置を示す図である。図7(A)は、実施の形態1のアンテナ装置10同士をZ軸方向に配置した状態を示す。図7(B)は、実施の形態1のアンテナ装置10同士をX軸方向に配置した状態を示す。図7(C)は、比較用のアンテナ装置1同士をZ軸方向に配置した状態を示す。図7(D)は、比較用のアンテナ装置1同士をX軸方向に配置した状態を示す。
ここで、比較用のアンテナ装置1は、ホームベース型のアンテナエレメント2と長方形型のグランドエレメント3とをFR4型の基板4上に形成したものである。アンテナエレメント2とグランドエレメント3とは、Z軸方向には重複部分を有しない。アンテナエレメント2は、グランドエレメント3に最も近い頂点の部分で図示しない同軸ケーブルのコアケーブルに接続されて給電を受け、グランドエレメント3は、アンテナエレメント2の給電部に近い部位でシールドラインに接続される。
なお、比較用のアンテナ装置1は、3.0GHz〜10.0GHzにわたってVSWRが2.0〜3.0程度の指向性が非常に均等かつ良好なUWB(Ultra Wide Band)アンテナ装置である。
図6に示すように、2つの比較用のアンテナ装置1をX軸方向(図7(D)参照)に距離dを隔てて向かい合わせて近接させたところ、d=1.0mmでS21=約−5dB、d=10.0mmでS21=約−8dB、d=100.0mmでS21=約−20dBと損失が少なく良好な値が得られた。これにより、比較用のアンテナ装置1は、X軸方向では、近傍界においても遠方界においても高品質な通信を行えることが分かる。
次に、2つの比較用のアンテナ装置1をZ軸方向(図7(C)参照)に距離dを隔てて対面させて近接させたところ、d=3.0mmでS21=約−18dB、d=10.0mmでS21=約−25dB、d=30.0mmでS21=約−36dBという比較的損失が大きい値が得られた。これにより、比較用のアンテナ装置1は、Z軸方向では、近傍界においても遠方界においても通信が困難なことが分かる。
これに対して、実施の形態1の2つのアンテナ装置10をZ軸方向(図7(A)参照)に距離dを隔てて向かい合わせて近接させたところ、d=3.0mmでS21=約−10dB、d=10.0mmでS21=約−22dB、d=30.0mmでS21=約−38dBという値が得られた。このように、実施の形態1のアンテナ装置10は、Z軸方向では近傍界において比較用のアンテナ装置1よりも損失が小さく良好な値が得られていることから、近傍界における通信に向いていることが分かる。一方、Z軸方向における遠方界では、比較用のアンテナ装置1よりも損失が大きいことから、遠方界では通信が困難なことが分かる。
また、実施の形態1の2つのアンテナ装置10をX軸方向(図7(B)参照)に距離dを隔てて対面させて近接させたところ、d=3.0mmでS21=約−13dB、d=10.0mmでS21=約−24dB、d=30.0mmでS21=約−33dB、d=40.0mmでS21=約−36dBという値が得られた。これにより、実施の形態1のアンテナ装置10は、比較用のアンテナ装置1よりもX軸方向における損失が大きく、X軸方向での通信が困難なことが分かる。
以上より、実施の形態1のアンテナ装置10は、比較用のアンテナ装置1よりもZ軸方向の近傍界での損失が小さく、X軸方向での損失が大きいことが分かった。このような特性の違いは、Z軸方向において、グランドエレメント12がアンテナエレメント11と略同じ位置まで形成されていることによってもたらされたものと考えられる。
このように、実施の形態1によれば、指向性における180°の方向(ヌル点のあるZ軸の方向)を通信方向として用いることにより、近距離通信に適した低電力通信用のアンテナ装置10を提供することができる。ここで、実施の形態1のアンテナ装置10は、ヌル点のある方向及び高さにまで形成されるグランドエレメント12を含むため、Z軸方向には電波の放射が極めて少なく、かつ、X−Y方向にも放射が極めて少ない。
このため、ヌル点のあるZ軸方向において、近距離通信が可能である。
また、通信距離は、例えば、10cm以内程度にすることができる。このように通信距離が短いため、外乱を受け難いという効果が得られる。
以上では、アンテナ装置10のアンテナエレメント11が半円形で、グランドエレメント12も半円形に切り欠かれた長方形である形態について説明したが、アンテナエレメント11は、図8に示すように二等辺三角形であってもよい。この場合、グランドエレメント12は、上辺12A側から二等辺三角形の部分が切り欠かれ、二等辺三角形のアンテナエレメント11との間の距離が一定になるように形成されればよい。
同様に、アンテナエレメント11は、多角形であってもよい。例えば、図9に示すように、アンテナエレメント11は、多角形の一形態であるホームベース型であってもよい。この場合、グランドエレメント12は、上辺12A側からホームベース型に切り欠かれ、ホームベース型のアンテナエレメント11との間の距離が一定になるように形成されればよい。
なお、実施の形態1では、対称軸に対して軸対称な形状を有するアンテナエレメント11とグランドエレメント12を含むアンテナ装置10について説明したが、アンテナエレメント11及び/又はグランドエレメント12は、軸対称でなくてもよい。例えば、厳密に軸対称なのではなく、指向性の調整等のために、非対称に構成されていてもよい。
[実施の形態2]
図10は、実施の形態2のアンテナ装置の構成を示す図であり、(A)は平面図、(B)は底面図を示す。
実施の形態2のアンテナ装置20は、マイクロストリップライン又はコプレーナ導波路を有する点が実施の形態1のアンテナ装置10(図1参照)と異なる。
実施の形態2のアンテナ装置20は、アンテナエレメント21とグランドエレメント22を含む。図10(A)に示すように、アンテナエレメント21は、直線状の辺21A、半円弧状の辺21B、及び半円形の半円弧状の辺21Bから対称軸l上に延伸するマイクロストリップライン21Cを有する。
グランドエレメント22は、一対の上辺22Aと半円弧状の辺22Bとを有し、マイクロストリップライン21Cによって対称軸lの一方の側と他方の側に分断されている。
図10(A)に示す平面側(表面側)とは反対の底面側(裏面側)には、グランドエレメント25が形成される。グランドエレメント25は、表面側の一対のグランドエレメント22と、マイクロストリップライン21Cの裏面側に連続的に形成されており、長方形の一方の長辺から半円形を切り欠いた形状を有する。グランドエレメント25は、一対の上辺25Aと半円弧状の辺25Bを有する。一対の上辺25Aは、表側のグランドエレメント22の一対の上辺22Aと平面透視で重なり合い、半円弧状の辺25Bは、表側のグランドエレメント22の一対の辺22Bと平面透視で重なる。すなわち、実施の形態1のアンテナ装置10のグランドエレメント12(図1参照)と同一の形状を有する。
なお、表側のグランドエレメント22と裏側のグランドエレメント25は、ビアホール26を介して電気的に接続されている。
マイクロストリップライン21Cは、先端(図10(A)中の下端)が給電点21Dになっており、同軸ケーブル(図2参照)のコアケーブルが接続される。同軸ケーブルのシールドラインは、表側のグランドエレメント22に接続される。
マイクロストリップライン21Cは、特性インピーダンスが50(Ω)に設定されており、理論上損失の生じない線路である。
このため、実施の形態2のアンテナ装置20は、実施の形態1のアンテナ装置10と同一の特性を有する。
すなわち、実施の形態2によれば、指向性における180°の方向を通信方向として用いることにより、近距離通信に適した低電力通信用のアンテナ装置20を提供することができる。通信距離は、例えば、10cm以内程度にすることができる。このように通信距離が短いため、外乱を受け難いという効果が得られる。
以上では、アンテナ装置20のアンテナエレメント21は半円形にマイクロストリップライン21Cを接続した形状で、グランドエレメント22は半円形に切り欠かれた長方形をマイクロストリップライン21Cで分断した形状である形態について説明したが、アンテナエレメント21は、図11(A)に示すように二等辺三角形にマイクロストリップライン21Cを接続した形状であってもよい。また、グランドエレメント22は、上辺22A側から二等辺三角形が切り欠かれた長方形をマイクロストリップライン21Cで分断した形状であってもよい。この場合、二等辺三角形のアンテナエレメント21との間の距離が一定になるように形成されればよく、図11(B)に示すように、裏面側のグランドエレメント25は、長方形状のグランドエレメント25の長辺の一方が二等辺三角形状に切り欠かれた形状であればよい。
なお、図11(A)にはマイクロストリップライン21Cが接続されるアンテナエレメント21の形状が二等辺三角形である場合を示すが、アンテナエレメント21の形状は軸対称な多角形であってもよく、例えばホームベース型であってもよい。この場合は、裏面側のグランドエレメント25も多角形状に切り欠かれた形状であればよい。
また、以上では、アンテナエレメント21がマイクロストリップライン21Cを有する形態について説明したが、裏面側のグランドエレメント25を含まない場合は、図12に示すように、コプレーナ導波路21Eを形成することができる。
図12に示すコプレーナ導波路21Eは、多角形の一形態であるホームベース型のアンテナエレメント21に接続されている。グランドエレメント22は、上辺22A側からホームベース型に切り欠かれた長方形をコプレーナ導波路21Eで分断した形状である。この場合、ホームベース型のアンテナエレメント21とグランドエレメント22との間の距離が一定になるように形成されればよい。
なお、図12にはコプレーナ導波路21Eが接続されるアンテナエレメント21の形状が多角形の一形態であるホームベース型である場合を示すが、アンテナエレメント21の形状は、軸対称であればホームベース型以外の多角形であってもよく、二等辺三角形であってもよい。
また、実施の形態2では、表面側にグランドエレメント22が形成され、裏面側にグランドエレメント25が形成されたアンテナ装置20について説明したが、表面側のグランドエレメント22が形成されておらず、裏面側のグランドエレメント25だけを有していてもよい。
[実施の形態3]
図13は、実施の形態3のアンテナ装置を示す構成図である。
実施の形態3のアンテナ装置30は、実施の形態1のアンテナ装置10の半円形のアンテナエレメント11を四半円形(1/4の円形)に変形したものである。
アンテナ装置30は、四半円形のアンテナエレメント31と、正方形から四半円形のアンテナエレメント31を切り欠いた形状のグランドエレメント32とを含む。
アンテナエレメント31は、直線状の辺31A1、31A2、円弧状の辺31B、及び給電点31Cを有する。直線状の辺31A1、31A2は、アンテナエレメント31の四半円形を含む円の半径に相当し、円弧状の辺31Bは、円周の1/4に相当する。給電点31Cは、直線状の辺31A2と、円弧状の辺31Bとの交点近傍に位置する。
グランドエレメント32は、直線状の辺32A1、32A2、32A3、32A4、円弧状の辺32B、及び接地点32Cを有する。直線状の辺32A1、32A2は、それぞれ、アンテナエレメント31の直線状の辺31A1、31A2と同一直線(l1、l2)上に位置する。直線状の辺32A3、32A4は、正方形の2辺に相当する。円弧状の辺32Bは、円周の1/4に相当する。接地点32Cは、直線状の辺32A2と、円弧状の辺32Bとの交点近傍に位置する。
アンテナエレメント31とグランドエレメント32とは、図示しない基板(例えば、ガラスエポキシ製のFR4基板)の同一面上に形成される。
ここで、アンテナエレメント31の直線状の辺31A1、31A2の長さは、例えば、6〜15mmであればよく、アンテナエレメント31の辺31Bとグランドエレメント32の辺32Bとの間の距離は、例えば、1〜3mm程度に設定すればよい。説明の便宜上、図13には正方形が半円状に切り欠かれたグランドエレメント32を示すが、グランドエレメント32は、平面視で正方形のものに限られるものではない。
また、給電点31C及び接地点32Cは、円弧状の辺31B、32Bに沿って、任意の位置に移動させてもよい。給電点31C及び接地点32Cの位置を調整することにより、特に、VSWR特性を調整することができる。
なお、後に指向性について説明を行う際のX、Y、Z軸は、図13に示す通りであり、X軸は図面を貫く方向(裏側から表側に向かう方向が正)、Y軸は図面の横方向(左向きを正)、Z軸は図面の縦方向(上向きが正)である。
図14は、実施の形態3のアンテナ装置のVSWR特性及び指向性を示す図であり、(A)はVSWR特性、(B)は垂直偏波(X−Y面)、(C)は水平偏波(Y−Z面)の角度分布を示す。なお、X、Y、Z軸は、図13に示す方向である。
図14(A)のVSWR(Voltage Standing Wave Ratio:電圧定在波比)特性に示されている通り、アンテナ装置30は、3.0GHzから4.0GHzの間で約10〜約20程度の値を有することが分かった。これは、反射が多いことを表しており、長距離の通信には適さないことが分かる。
また、指向性については、3.0GHzから5.0GHzまで0.5GHz毎に計測を行ったところ、図14(B)に示すように、角度を問わずに約−3(dBi)以下と利得は低くなった。これより、X−Y面内における分布は略均等であるものの、利得は非常に低く、アンテナ装置30は、X−Y方向では通信を行うのに十分な利得が得られないことが分かった。
また、図14(C)に示すように、Y−Z面内では、ヌル点に近い方向となる0°と180°で利得は約−2(dBi)とかなり低い値を示した。
このように、実施の形態3によれば、指向性における180°の方向(ヌル点のあるZ軸の方向)を通信方向として用いることにより、近距離通信に適した低電力通信用のアンテナ装置30を提供することができる。ここで、実施の形態3のアンテナ装置30は、ヌル点のある方向(Z軸の方向)及び高さにまで形成されるグランドエレメント32を含むため、Z軸方向には電波の放射が極めて少なく、かつ、X−Y方向にも放射が極めて少ない。
このため、ヌル点に近い方向であるZ軸方向において、近距離通信が可能である。
また、通信距離は、例えば、10cm以内程度にすることができる。このように通信距離が短いため、外乱を受け難いという効果が得られる。
[実施の形態4]
図15は、実施の形態4のアンテナ装置を示す構成図である。
実施の形態4のアンテナ装置40は、実施の形態3のアンテナ装置30の四半円形のアンテナエレメント31をホームベース型に変形したものである。
アンテナ装置40は、ホームベース型のアンテナエレメント41と、正方形からホームベース型のアンテナエレメント41を切り欠いた形状のグランドエレメント42とを含む。
アンテナエレメント41は、直線状の辺41A1、41A2、直線状の辺41B1、41B2、41B3、及び給電点41Cを有する。給電点41Cは、辺41B1と辺41B2との交点近傍に位置する。
グランドエレメント42は、直線状の辺42A1、42A2、42A3、42A4、辺42B1、42B2、42B3、及び接地点42Cを有する。直線状の辺42A1、42A2は、それぞれ、アンテナエレメント41の直線状の辺41A1、41A2と同一直線(l1、l2)上に位置する。直線状の辺42A3、42A4は、正方形の2辺に相当する。辺42B1〜42B3は、それぞれ、アンテナエレメント41の辺41B1〜41B3に対向する。接地点42Cは、辺42B1と辺42B2との交点近傍に位置する。
アンテナエレメント41とグランドエレメント42とは、図示しない基板(例えば、ガラスエポキシ製のFR4基板)の同一面上に形成される。
ここで、アンテナエレメント41の辺41A1の長さは、例えば、10〜25mm、辺41A2の長さは、例えば、6〜15mmであればよく、アンテナエレメント41の辺41B1〜41B3とグランドエレメント42の辺42B1〜42B3との間の距離は、例えば、1〜3mm程度に設定すればよい。説明の便宜上、図15には正方形がホームベース型に切り欠かれたグランドエレメント42を示すが、グランドエレメント42は、平面視で正方形のものに限られるものではない。
また、給電点41C及び接地点42Cは、辺41B1〜41B3、辺42B1〜42B3に沿って、任意の位置に移動させてもよい。給電点41C及び接地点42Cの位置を調整することにより、特に、VSWR特性を調整することができる。
なお、後に指向性について説明を行う際のX、Y、Z軸は、図15に示す通りであり、X軸は図面を貫く方向(裏側から表側に向かう方向が正)、Y軸は図面の横方向(左向きを正)、Z軸は図面の縦方向(上向きが正)である。
図16は、実施の形態4のアンテナ装置のVSWR特性及び指向性を示す図であり、(A)はVSWR特性、(B)は垂直偏波(X−Y面)、(C)は水平偏波(Y−Z面)の角度分布を示す。なお、X、Y、Z軸は、図15に示す方向である。
図16(A)のVSWR(Voltage Standing Wave Ratio:電圧定在波比)特性に示されている通り、アンテナ装置40は、3.0GHzから4.0GHzの間で約10〜約15程度の値を有することが分かった。これは、反射が多いことを表しており、長距離の通信には適さないことが分かる。
また、指向性については、3.0GHzから5.0GHzまで0.5GHz毎に計測を行ったところ、図16(B)に示すように、角度を問わずに約−16(dBi)以下と利得は低くなった。これより、X−Y面内における分布は略均等であるものの、利得は非常に低く、アンテナ装置40は、X−Y方向では通信を行うのに十分な利得が得られないことが分かった。
また、図16(C)に示すように、Y−Z面内では、ヌル点に近い方向である0°と180°で利得は約−6(dBi)とかなり低い値を示し、他の角度では約−2(dBi)以下の値となった。
このように、実施の形態4によれば、指向性における180°の方向(ヌル点のあるZ軸の方向)を通信方向として用いることにより、近距離通信に適した低電力通信用のアンテナ装置40を提供することができる。ここで、実施の形態4のアンテナ装置40は、ヌル点のある方向(Z軸の方向)及び高さにまで形成されるグランドエレメント42を含むため、Z軸方向には電波の放射が極めて少なく、かつ、X−Y方向にも放射が極めて少ない。
このため、ヌル点に近い方向であるZ軸方向において、近距離通信が可能である。
また、通信距離は、例えば、10cm以内程度にすることができる。このように通信距離が短いため、外乱を受け難いという効果が得られる。
なお、実施の形態4のアンテナ装置40は、図17(A)、(B)、(C)に示すように変形してもよい。
図17(A)、(B)に示すアンテナ装置40は、アンテナエレメント41の給電点41Cにマイクロストリップライン43が接続されるとともに、グランドエレメント42は、基板100の裏面に形成されている。アンテナエレメント41への給電は、マイクロストリップライン43を介して行われるので、アンテナ装置40Aは、図15に示すアンテナ装置40と略同一の特性を有する。
また、図17(C)に示すアンテナ装置40Bのように、アンテナエレメント42のホームベース形状を左右で非対称な形状にしてもよい。アンテナ装置40Bは、図15に示すアンテナ装置40とは指向性が多少異なるが、VSWR特性については、同様の特性を有する。
また、ここで、2つの実施の形態3のアンテナ装置30(図13参照)をヌル点同士が向き合うように配置して測定した利得特性と、2つの実施の形態4のアンテナ装置40(図15参照)をヌル点同士が向き合うように配置して測定した利得特性について説明する。
図18は、実施の形態3のアンテナ装置30と実施の形態4のアンテナ装置40の利得特性を示す図である。
実施の形態3の2つのアンテナ装置30を距離dを隔てて向かい合わせて近接させたところ、d=2.0mmでS21=約−7dB、d=10.0mmでS21=約−21dB、d=30.0mmでS21=約−30dB、d=100.0mmでS21=約−41dBという値が得られた。
また、実施の形態4の2つのアンテナ装置40を距離dを隔てて向かい合わせて近接させたところ、d=2.0mmでS21=約−6dB、d=10.0mmでS21=約−18dB、d=30.0mmでS21=約−30dB、d=100.0mmでS21=約−45dBという値が得られた。
このように、実施の形態3、4のアンテナ装置30、40は、Z軸方向では近傍界において比較用のアンテナ装置1よりも損失が小さく良好な値が得られていることから、近傍界における通信に向いていることが分かる。
[実施の形態5]
図19は、実施の形態5のアンテナ装置を示す構成図である。
実施の形態5のアンテナ装置50は、実施の形態4の変形例のアンテナ装置40のホームベース型のアンテナエレメント51を非対称にするとともに、グランドエレメントを2つに分割してコプレーナ導波路を接続したものである。
アンテナ装置50は、非対称のホームベース型のアンテナエレメント51と、正方形からホームベース型のアンテナエレメント51を切り欠いた形状のグランドエレメント52とを含む。
アンテナエレメント51は、直線状の辺51A1、51A2、直線状の辺51B1、51B2、51B3、及び給電点51Cを有する。給電点51Cは、辺51B1と辺51B2との交点近傍に位置する。また、給電点51Cには、コプレーナ導波路53が接続されている。
グランドエレメント52は、直線状の辺52A1、52A2、52A3、52A4、辺52B1、52B2、52B3、及び接地点52Cを有する。グランドエレメント52は、コプレーナ導波路53の両脇に位置するように、グランドエレメント521と522に分割されている。
直線状の辺52A1、52A2は、それぞれ、アンテナエレメント51の直線状の辺51A1、51A2と同一直線(l1、l2)上に位置する。直線状の辺52A3、52A4は、正方形の2辺に相当する。辺52B1〜52B3は、それぞれ、アンテナエレメント51の辺51B1〜51B3に対向する。接地点52Cは、辺521A3と辺522A3との交点近傍に位置する。
アンテナエレメント51とグランドエレメント52とは、図示しない基板(例えば、ガラスエポキシ製のFR4基板)の同一面上に形成される。
ここで、アンテナエレメント51の辺51A1の長さは、例えば、10〜25mm、辺51A2の長さは、例えば、6〜15mmであればよく、アンテナエレメント51の辺51B1〜51B3とグランドエレメント52の辺52B1〜52B3との間の距離は、例えば、1〜3mm程度に設定すればよい。説明の便宜上、図19には正方形がホームベース型に切り欠かれたグランドエレメント52を示すが、グランドエレメント52は、平面視で正方形のものに限られるものではない。
このように、コプレーナ導波路53を介して給電するようにしても、実施の形態4のアンテナ装置50と同様に、近距離通信に適した低電力通信用のアンテナ装置50を提供することができる。
なお、図20(A)、(B)に示すように、実施の形態5のアンテナ装置50が形成される基板100の裏面にもグランドエレメント523を形成してもよい。
[実施の形態6]
図21は、実施の形態6のアンテナ装置を示す構成図である。
実施の形態6のアンテナ装置60は、実施の形態4のアンテナ装置40のホームベース型のアンテナエレメント41を三角形に変形したものである。
アンテナ装置60は、三角形のアンテナエレメント61と、正方形から三角形のアンテナエレメント61を切り欠いた形状のグランドエレメント62とを含む。
アンテナエレメント61は、辺61A1、61A2、61B、及び給電点61Cを有する。給電点61Cは、辺61A2と辺61Bとの交点近傍に位置する。
グランドエレメント62は、辺62A1、62A2、62A3、62A4、辺62B、及び接地点62Cを有する。辺62A1、62A2は、それぞれ、アンテナエレメント61の辺61A1、61A2と同一直線(l1、l2)上に位置する。辺62A3、62A4は、正方形の2辺に相当する。辺62Bは、アンテナエレメント61の辺61Bに対向する。接地点62Cは、辺62A2と辺62Bとの交点近傍に位置する。
アンテナエレメント61とグランドエレメント62とは、図示しない基板(例えば、ガラスエポキシ製のFR4基板)の同一面上に形成される。
ここで、アンテナエレメント61の辺61A1の長さは、例えば、10〜20mm、辺61A2の長さは、例えば、5〜10mmであればよく、アンテナエレメント61の辺61Bとグランドエレメント62の辺62Bとの間の距離は、例えば、1〜3mm程度に設定すればよい。説明の便宜上、図21には正方形がホームベース型に切り欠かれたグランドエレメント62を示すが、グランドエレメント62は、平面視で正方形のものに限られるものではない。
また、給電点61C及び接地点62Cは、辺61B、辺62Bに沿って、任意の位置に移動させてもよい。給電点61C及び接地点62Cの位置を調整することにより、特に、VSWR特性を調整することができる。
このような実施の形態6のアンテナ装置60は、実施の形態4のアンテナ装置40と同様に、ヌル点のある方向(Z軸の方向)及び高さにまで形成されるグランドエレメント62を含むため、Z軸方向には電波の放射が極めて少なく、かつ、X−Y方向にも放射が極めて少ない。
このため、ヌル点のあるZ軸方向において、近距離通信が可能である。
このように、実施の形態6によれば、指向性における180°の方向(ヌル点のあるZ軸の方向)を通信方向として用いることにより、近距離通信に適した低電力通信用のアンテナ装置60を提供することができる。
[実施の形態7]
図22は、実施の形態7のアンテナ装置を示す構成図である。
実施の形態7のアンテナ装置70は、実施の形態6のアンテナ装置60のアンテナエレメント61に切欠部を形成したものである。
アンテナ装置70は、三角形のアンテナエレメント71と、正方形から三角形のアンテナエレメント71を切り欠いた形状のグランドエレメント72とを含む。
アンテナエレメント71は、辺71A1、71A2、71B、及び給電点71Cを有する。給電点71Cは、辺71A2と辺71Bとの交点近傍に位置する。
また、実施の形態7のアンテナエレメント71は、切欠部74を有する。切欠部74は、辺71A2が−Y方向に切り欠かれた部分であり、周波数特性(特に、VSWR特性)を調整するために形成されている。
グランドエレメント72は、辺72A1、72A2、72A3、72A4、辺72B、及び接地点72Cを有する。辺72A1、72A2は、それぞれ、アンテナエレメント71の辺71A1、71A2と同一直線(l1、l2)上に位置する。辺72A3、72A4は、正方形の2辺に相当する。辺72Bは、アンテナエレメント71の辺71Bに対向する。接地点72Cは、辺72A2と辺72Bとの交点近傍に位置する。
アンテナエレメント71とグランドエレメント72とは、図示しない基板(例えば、ガラスエポキシ製のFR4基板)の同一面上に形成される。
その他は、実施の形態6のアンテナ装置60と同様である。
このような実施の形態7のアンテナ装置70は、実施の形態4のアンテナ装置40と同様に、ヌル点のある方向(Z軸の方向)及び高さにまで形成されるグランドエレメント72を含むため、Z軸方向には電波の放射が極めて少なく、かつ、X−Y方向にも放射が極めて少ない。
このため、ヌル点のあるZ軸方向において、近距離通信が可能である。
このように、実施の形態7によれば、指向性における180°の方向(ヌル点のあるZ軸の方向)を通信方向として用いることにより、近距離通信に適した低電力通信用のアンテナ装置70を提供することができる。
なお、切欠部74を形成したことによる周波数特性の変化については、実施の形態8を説明した後に説明する。
[実施の形態8]
図23は、実施の形態8のアンテナ装置を示す構成図である。
実施の形態8のアンテナ装置80は、実施の形態6のアンテナ装置60のアンテナエレメント61とグランドエレメント62にスリットを形成したものである。なお、スリットを説明する便宜上、図23(B)では、図23(A)に示すアンテナエレメント81と、グランドエレメント82とを離して示す。
アンテナ装置80は、三角形のアンテナエレメント81と、正方形から三角形のアンテナエレメント81を切り欠いた形状のグランドエレメント82とを含む。
アンテナエレメント81は、辺81A1、81A2、81B、及び給電点81Cを有する。給電点81Cは、辺81A2と辺81Bとの交点近傍に位置する。
また、実施の形態8のアンテナエレメント81は、周波数特性(特に、VSWR特性)を調整するためのスリット85A、85B、85Cを有する。スリット85A、85Cは、辺81A2に−Y方向に形成されており、スリット85Bは、辺81Bに+Y方向に形成されている。
グランドエレメント82は、辺82A1、82A2、82A3、82A4、辺82B、及び接地点82Cを有する。辺82A1、82A2は、それぞれ、アンテナエレメント81の辺81A1、81A2と同一直線(l1、l2)上に位置する。辺82A3、82A4は、正方形の2辺に相当する。辺82Bは、アンテナエレメント81の辺81Bに対向する。接地点82Cは、辺82A2と辺82Bとの交点近傍に位置する。
また、グランドエレメント82は、スリット86A、86B、86Cを有する。スリット86A、86Cは、辺82Bに−Y方向に形成されており、スリット86Bは、辺82Bに+Y方向に形成されている。
アンテナエレメント81とグランドエレメント82とは、図示しない基板(例えば、ガラスエポキシ製のFR4基板)の同一面上に形成される。
その他は、実施の形態6のアンテナ装置60と同様である。
このような実施の形態8のアンテナ装置80は、実施の形態4のアンテナ装置40と同様に、ヌル点のある方向(Z軸の方向)及び高さにまで形成されるグランドエレメント82を含むため、Z軸方向には電波の放射が極めて少なく、かつ、X−Y方向にも放射が極めて少ない。
このため、ヌル点のあるZ軸方向において、近距離通信が可能である。
このように、実施の形態8によれば、指向性における180°の方向(ヌル点のあるZ軸の方向)を通信方向として用いることにより、近距離通信に適した低電力通信用のアンテナ装置80を提供することができる。
ここで、図24を用いて、実施の形態6、7、8のアンテナ装置60(図21参照)、アンテナ装置70(図22参照)、アンテナ装置80(図23参照)のVSWR特性について説明する。
図24に示すように、切欠部もスリットも含まない実施の形態6のアンテナ装置60に対して、実施の形態7、8のアンテナ装置70、80のVSWR特性は、低周波数側にシフトしている。
以上のように、実施の形態7のアンテナ装置70のように切欠部74を形成することにより、あるいは、実施の形態8のアンテナ装置80のようにスリット85A〜85C、86A〜86Cを形成することにより、VSWR特性を低周波数側にシフトさせることができる。
このため、アンテナ装置の用途に応じて切欠部やスリットを形成すれば、通信帯域を選択することができる。
なお、実施の形態8のアンテナ装置80のスリット85A〜85C、86A〜86Cの位置、及び数は、任意に設定することができる。また、ここでは、Y方向に形成したスリットだけを示したが、スリットは、図25に示すように、Z方向に形成されていてもよい。
[実施の形態9]
図26は、実施の形態9のアンテナ装置を示す構成図である。
実施の形態9のアンテナ装置90は、実施の形態8のアンテナ装置80のスリット内に、突起部を挿入したものである。なお、突起部を説明する便宜上、図26(B)では、図26(A)に示すアンテナエレメント91と、グランドエレメント92とを離して示す。
アンテナ装置90は、三角形のアンテナエレメント91と、正方形から三角形のアンテナエレメント91を切り欠いた形状のグランドエレメント92とを含む。
アンテナエレメント91は、実施の形態8のアンテナエレメント81に突起部97を付加したものである。突起部97は、平面視で、グランドエレメント92のスリット86Cの内部に挿入される。なお、突起部97とスリット86Cとの間は、一定の間隔に保持されている。アンテナエレメント91のその他の構成は、実施の形態8のアンテナエレメント81と同一であるため、同一の構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
グランドエレメント92は、実施の形態8のグランドエレメント82に突起部98を付加したものである。突起部98は、平面視で、アンテナエレメント91のスリット85Bの内部に挿入される。なお、突起部98とスリット85Bとの間は、一定の間隔に保持されている。グランドエレメント92のその他の構成は、実施の形態8のグランドエレメント82と同一であるため、同一の構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
このような実施の形態9のアンテナ装置90のVSWR特性は、実施の形態8のアンテナ装置80のVSWR特性に対して、低周波数側にシフトした特性を示す。
以上のように、実施の形態9のアンテナ装置90のように突起部97、98を形成することにより、VSWR特性を低周波数側にシフトさせることができる。
このため、アンテナ装置の用途に応じてスリットに加えて突起部を形成すれば、通信帯域を選択することができる。
[実施の形態10]
実施の形態10のアンテナ装置100は、通信装置101に実装されている点が実施の形態1乃至9と異なる。
図27は、実施の形態10のアンテナ装置100が実装される通信装置101を示す図である。
図27(A)に示すように、アンテナ装置100が実装される通信装置101は、通信回路110、フィルタ120A〜120D、及び端子131〜134を含む。
ここで、実施の形態10のアンテナ装置100は、実施の形態1のアンテナ装置10と同一であり、アンテナエレメント11とグランドエレメント12(図1参照)を含むものとする。
また、説明の便宜上、図27(A)には通信回路110の外部にアンテナ装置100が接続されている状態を示すが、実際には、アンテナ装置100のアンテナエレメント11だけが通信装置110の外部に接続されており、グランドエレメント12は、通信回路110のグランド層として形成されているものとする。
フィルタ120A〜120Dは、すべて同一の回路構成を有するため、特に区別しない場合は、フィルタ120と称す。
端子131、132は、通信装置101の通信に必要な信号を外部装置との間で授受するための端子である。また、端子133は電源用の端子であり、端子134はグランド用の端子である。
図27(B)に示すように、フィルタ120は、π型の高周波遮断フィルタであり、コイル121、コンデンサ122、123がπ型に接続されている。
図27(C)、(D)に示すように、通信装置101は、一例として、筐体140に収納され、USB(Universal Serial Bus)端子150に接続されている。USB端子150の4つの端子(図示せず)には、それぞれ、図27(A)に示す端子131〜134が接続されている。
筐体140には、アンテナ装置100、通信回路110、及びフィルタ120A〜120Dが収納されている。
ここで、上述のように、アンテナ装置100のアンテナエレメント11だけが通信装置110の外部に接続されており、グランドエレメント12は、通信回路110のグランド層として形成されているものとする。
このため、グランドエレメント12の寸法は、図27(C)に矢印A、Bで示す通信回路110の導電パターン(電源パターン又はグランドパターン)の寸法によって決まる。そして、通信回路110は、フィルタ120A〜120Dによって、パソコン等の外部回路と分離されている。
このような実施の形態10のアンテナ装置100は、例えば、パソコン等の外部装置USBポートに接続するだけで近距離での通信が可能になり、また、フィルタ120A〜120Dにより、通信回路110が外部回路と遮断されているため、アンテナ装置100としてのグランドエレメント12(図1参照)の電気長が見かけ上(外部回路の方まで)長くなることによって通信特性が変動することを抑制することができる。なお、図27(A)に示すように、信号線についてもフィルタ120A、120Bで外部回路と分離されているため、信号線が外部回路と直接接続されることによるアンテナ装置100の通信特性の変動も抑制することができる。
以上、本発明の例示的な実施の形態のアンテナ装置について説明したが、本発明は、具体的に開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
10、20 アンテナ装置
11、21 アンテナエレメント
11A、21A 直線状の辺
11B、21B 半円弧状の辺
11C 給電部
12、22、25 グランドエレメント
12A、22A、25A 上辺
12B、22B、25B 半円弧状の辺
12C 接地点
13 基板
14 同軸ケーブル
14A コアケーブル
14B シールドライン
15A、15B 半田
21C マイクロストリップライン
26 ビアホール
30 アンテナ装置
31 アンテナエレメント
31A1、31A2 辺
31B 円弧状の辺
31C 給電点
32 グランドエレメント
32A1、32A2、32A3、32A4 直線状の辺
32B 円弧状の辺
32C 接地点
40 アンテナ装置
41 アンテナエレメント
42 グランドエレメント
41A1、41A2 辺
41B1、41B2、41B3 直線状の辺
41C 給電点
42 グランドエレメント
42A1、42A2、42A3、42A4 直線状の辺
42B1、42B2、42B3 辺
42C 接地点
43 マイクロストリップライン
51 アンテナエレメント
51A1、51A2 辺
51B1、51B2、51B3 直線状の辺
51C 給電点
52 グランドエレメント
52A1、52A2、52A3、52A4 辺
52B1、52B2、52B3 辺
52C 接地点
521、522、523 グランドエレメント
53 コプレーナ導波路
100 基板
60 アンテナ装置
61 アンテナエレメント
62 グランドエレメント
61A1、61A2、61B 辺
61C 給電点
62 グランドエレメント
辺62A1、62A2、62A3、62A4
62B 辺
62C 接地点
70 アンテナ装置
74 切欠部
80 アンテナ装置
81 アンテナエレメント
81A1、81A2、81B 辺
81C 給電点
82 グランドエレメント
82A1、82A2、82A3、82A4、82B 辺
82C 接地点
80 アンテナ装置
85A〜85C、86A〜86C スリット
90 アンテナ装置
97、98 突起部
100 アンテナ装置
101 通信装置
110 通信回路
120A〜120D フィルタ
131〜134 端子
140 筐体
150 USB端子

Claims (9)

  1. 外部電源から給電される平板状のアンテナエレメントと、前記アンテナエレメントと結合される平板状のグランドエレメントとを含むアンテナ装置であって、
    前記アンテナエレメント及び前記グランドエレメントは、平面視で矩形状の導電膜の一部分又は複数部分が切り欠かれた形状であるとともに、前記アンテナエレメントは、多角形又は円形、あるいは、多角形又は円形の一部分の形状に形成されており、前記グランドエレメントに近接する部位に給電部を有する、アンテナ装置。
  2. 前記アンテナエレメント及び前記グランドエレメントは、互いに近接する近接辺を有し、前記アンテナエレメントの前記近接辺と、前記グランドエレメントの前記近接辺との間隔は、一定である、請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記アンテナエレメント及び前記グランドエレメントは、同一直線上にある辺を含む、請求項1又は2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記アンテナエレメントは、切欠部、スリット、又は突起部を含む、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  5. 前記グランドエレメントは、スリット、又は突起部を含む、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  6. 前記アンテナエレメントは基板の一方の面に形成されているとともに、前記グランドエレメントは前記基板の他方の面に形成されており、
    前記アンテナエレメントは、マイクロストリップラインを有する、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  7. 前記基板の前記一方の面に形成され、前記マイクロストリップラインによって一方の側と他方の側とに分離される第2のグランドエレメントをさらに含む、請求項6に記載のアンテナ装置。
  8. 前記アンテナエレメントと前記グランドエレメントは基板の同一の面に形成されており、
    前記アンテナエレメントは、コプレーナ導波路を有し、前記グランドエレメントは、前記コプレーナ導波路によって一方の側と他方の側とに分離される、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  9. 前記アンテナエレメントは、平面視で線対称な形状を有し、前記給電部は対称軸上に位置する、請求項1乃至8のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
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