JP2011061550A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】安定して原稿を読み取り可能であると共に、携帯可能なサイズに折り畳み可能である画像読取装置を提供すること。
【解決手段】撮像素子が設けられた支柱部と、支柱部を起立状態で支持する脚部と、を備えた画像読取装置において、支柱部が、撮像素子が設けられた上部と、脚部が設けられた下部と、上部と下部とを2つ折りに折り畳み自在に接続するヒンジ部と、を備え、下部が、折り畳み方向内側に開口し、脚部を収容する収容空間と、脚部を、収容空間に収容する収容状態と、収容空間から展開して支柱部を起立状態で支持する展開状態と、に移行可能に連結した連結部と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像素子により原稿を読み取る画像読取装置に関する。
従来、原稿画像を読み取る装置としては、撮像対象である原稿の幅全体に撮像素子を設けたラインセンサに対して、原稿を相対的に移動させて読み取る、いわゆるシートスルータイプのスキャナがあった(例えば、特許文献1)。しかし、近年、撮像素子の高解像度化が進み、撮像素子に対して原稿を移動させることなく、エリアセンサを用いて撮像対象全体(例えば、A4サイズ)を撮像することが可能となっている(例えば、特許文献2乃至4)。
特開2001−358889号公報 特開2008−131325号公報 特開2004−193824号公報 特開2006−186947号公報
しかしながら、これらの一般的に書画台と呼ばれる装置においてエリアセンサを用いて原稿画像を読み取る場合、原稿サイズに応じて撮像素子と原稿との間の距離を所定距離だけ離間させる必要があるため、その分だけ撮像素子を支持する支柱部を長くする必要がある。また、支柱部が長くなれば、それを支持する脚部も長くしなければ、安定して原稿を読み取ることができない。このため、このような画像読取装置を小型化し、携帯可能なサイズとするのには限界があった。
従って、本発明の目的は、安定して原稿を読み取り可能であると共に、携帯可能なサイズに折り畳み可能である画像読取装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る画像読取装置は、撮像素子が設けられた支柱部と、前記支柱部を起立状態で支持する脚部と、を備えた画像読取装置において、前記支柱部が、前記撮像素子が設けられた上部と、前記脚部が設けられた下部と、前記上部と前記下部とを2つ折りに折り畳み自在に接続するヒンジ部と、を備え、前記下部が、折り畳み方向内側に開口し、前記脚部を収容する収容空間と、前記脚部を、前記収容空間に収容する収容状態と、前記収容空間から展開して前記支柱部を起立状態で支持する展開状態と、に移行可能に連結した連結部と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、安定して原稿を読み取り可能であると共に、携帯可能なサイズに折り畳み可能である画像読取装置を提供することにある。
本発明に係る実施形態1の画像読取装置の外観斜視図である。 実施形態1の画像読取装置の側面図である。 実施形態1の画像読取装置の上面図である。 実施形態1の画像読取装置の使用時の態様を説明する図である。 実施形態1の画像読取装置を収納した状態での外観斜視図である。 実施形態1の画像読取装置を収納状態から使用状態にする手順を説明する図である。 実施形態1の画像読取装置の開脚状態での脚部の構成を示す斜視図である。 実施形態1の画像読取装置の収納状態での脚部の構成を示す斜視図である。 実施形態1の画像読取装置の脚部の動作を説明する図である。 実施形態1の画像読取装置の撮像部10の分解斜視図である。 実施形態1の画像読取装置のアッパアーム部11の分解斜視図である。 実施形態1の画像読取装置のロアアーム部12の分解斜視図である。 実施形態1の画像読取装置のヒンジ部6の拡大図である。 実施形態1の画像読取装置のヒンジ部7の断面図である。 実施形態1の画像読取装置のズレ防止部40を示す斜視図である。 変形例1のズレ防止部40を示す斜視図である。 変形例2のズレ防止部40を示す斜視図である。 実施形態1の画像読取装置の案内部50を示す側面図である。 実施形態1の画像読取装置のガイドレール52を示す斜視図である。 変形例1〜3に係る案内部50の斜視図である。 本発明に係る実施形態2の画像読取装置の外観斜視図である。 実施形態2の画像読取装置を使用状態から収納状態にする手順を説明する図である。 本発明に係る実施形態3の画像読取装置の外観斜視図である。
以下に、添付図面を参照して本発明を実施するための形態について詳細に説明する。以下の実施の形態は、本発明を実現するための一例であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されるべきものであり、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。
<実施形態1>
先ず、図1乃至図9を参照して、実施形態1の画像読取装置について説明する。本実施形態の画像読取装置1は、文書や図画等を読み取る装置であり、撮像素子が設けられた撮像部10と、撮像部10を回動自在に支持するアーム部11,12と、撮像部10及びアーム部11,12(支柱部)を起立状態で支持する1対の脚部13,14と、を備える。撮像部10及びアーム部11は撮像素子が設けられた上部として機能し、アーム部12は脚部13、14が設けられた下部として機能する。
これら撮像部10、アーム部11,12及び脚部13,14はいずれも、ABS樹脂等の材料から構成されて軽量化が図られている。また、撮像部10は箱体状に形成され、アーム部11,12は長手方向の両側部に補強リブが立設されることにより高強度化が図られている。
撮像部10はL字状の外形を有し、折れ曲がった部分にカメラ部10aを備える。カメラ部10aには、レンズ5を介して入射した光を電気信号に変換する光電変換素子としてCCDやC−MOS等のエリアイメージセンサと、エリアイメージセンサにより変換された電気信号を増幅して出力するアンプ等が内蔵されている。なお、撮像部10で撮像可能な画角は原稿のサイズ(例えば、A4)に応じて予め設定されている。なお、原稿サイズが撮像部10で撮像可能な原稿の最大サイズ以下であれば、原稿画像の読み取りは可能である。
アーム部11,12は、上部に位置する第1のアーム部(以下、アッパアーム部という)11と、アッパアーム部11より下部に位置する第2のアーム部(以下、ロアアーム部という)12とを有する。アッパーアーム部11が一方端部がヒンジ部7に接続された第1部材、撮像部10が第1部材の他方端部に回動可能に連結され、撮像素子が設けられた第2部材として機能する。
アーム部11,12はヒンジ部7により略0°(折り畳まれた位置)〜180°(開いた位置)の角度範囲で回動可能に連結されている。ヒンジ部7(連結ヒンジ部)は、上部と下部とを2つ折りに折り畳み自在に接続する。すなわち、ヒンジ部7は、脚部13、14の一方端部とロアアーム部12の下方側端部とを回動自在に連結する。また、アッパアーム部11とロアアーム部12は、使用状態(原稿読取時)において略180°の角度で姿勢を維持すると共に、収容状態(不使用時や携帯時)において略0°の角度で折り畳まれた状態を維持する。これは、例えば、0°と180°の各角度位置に形成された爪部と係合部とを係合させることで所定以上の力を加えないと動かないような機構を設ければ良い。また、アッパアーム部11には、撮像部10がヒンジ部6により略180°〜120°の角度範囲で回動自在に連結され、使用状態でアッパアーム部11に対して所定の角度(撮像部10が原稿面と平行になる角度)で姿勢を維持するように係止可能となっている。なお、撮像部10は、アッパアーム部11に対して取り外せない態様で一体的に構成されている。
また、図5に示すように、撮像部10及びアッパアーム部11を略180°に回動させて真っ直ぐにした状態で、撮像部10のL字状に折れ曲がったカメラ部10aを除いた長さが、ロアアーム部12の長さと略同じ長さに設定されている。これにより、撮像部10が連結されたアッパアーム部11とロアアーム部12とを折り畳んだときに、後述する収容部12aに収容された脚部13,14を外部から視認できないように挟み込み、収容状態で直方体の外形となり携帯性に優れたものとなる。
1対の脚部13,14は、ロアアーム部12の下端部に軸支された互いに噛み合う傘ギヤ13a,14aにより連動して、ロアアーム部12の下端部に回動可能に支持されている。これにより、脚部13,14は、ロアアーム部12の内面側に形成された凹状の収容部12a内に平行に収容される収容位置と、収容位置から引き出されてロアアーム部12の下端部を回動中心として略90°の角度をなして開脚する使用位置と、の間で可動する。すなわち、ロアアーム部12は、折り畳み方向内側に開口し、脚部13、14を収容する収容空間と、脚部13、14を、収容空間に収容する収容状態と、収容空間から展開して支柱部を起立状態で支持する展開状態と、に移行可能に連結した連結部とを備える。
図3に示すように、一方の脚部13のロアアーム部12とは反対側の端部には、開脚した状態で内方に突出する凸部15が形成されている。また、他方の脚部14のロアアーム部12側から1/3程度の位置と、ロアアーム部12とは反対側の端部には、開脚した状態で内方に突出する凸部16a,16bが形成されている。各凸部15,16a,16bは、略90°に開脚した脚部13,14がなす角度で規定される配置領域に原稿Gを置き、原稿Gの互いに直交する各辺に同時に突き当てることで、原稿Gが撮像部10の画像読取領域に対して適切な位置に位置決めされる。これにより、撮像部10と原稿Gとの位置の調整が容易となる。ここで、上記適切な位置とは、図2に示すように、例えば、A4サイズの原稿ならば、撮像部10のレンズ5の光軸9が原稿Gの中心位置で且つ原稿Gに垂直となった位置である。よって、撮像部10内のエリアイメージセンサと原稿Gの画像形成面は平行な位置関係となり、原稿Gの画像情報がレンズ5を介してエリアイメージセンサに傾くことなく結像される。
図1,3,7に示すように、脚部13,14はそれぞれ、1対のリンク部17,18(支持部材)によりロアアーム部12に対して略90°で開脚し、撮像部10の画像読取領域に対する原稿の配置領域を規定する。リンク部17,18の一方端部17a,18aは、各脚部13,14の長手方向におけるロアアーム部12側の端部から1/3程度の位置に回動自在に軸支され、他端部(以下、球状部ともいう)17b,18bは球状に形成されている。両球状部17b,18bはジョイント20により連結された状態で、ロアアーム部12の収容部12aの幅方向中央部に長手方向に沿って立設されたリブ部19(ガイド部)に形成された長孔19aにスライド可能に係合されている。このリンク機構が、ロアアーム部12(下部)と脚部13、14との間に架け渡され、支柱部を起立状態で支持する支持手段として機能することとなる。
図9に示すように、長孔19aの下縁部には、孔径を縮小する方向に突出し、上記リンク部17,18の球状部17b,18bが長孔19aの下縁部から上縁部へ移動する際には容易に乗り越えられない形状に設定された係止部21が形成されている。反対に、球状部17b,18bが上縁部から下縁部へ移動する際には比較的容易に乗り越えられるような滑らかな形状となっている。図9(b)に示すように、1対の脚部13,14を略90°まで開脚させると、リンク部17,18の球状部17b、18bが係止部21に係止され、リンク部17,18が脚部13,14に対して起立した状態を保持する。反対に、ユーザが手で上記リンク部17,18の球状部17b,18bを持ち上げる等して係止部21を乗り越えさせて係止状態を解除すると、リンク部17,18の球状部17b,18bが長孔19aに沿ってスライド可能になる。これらの構成が、支柱部が予め定めた角度となるように、ガイド部による支持部材の他方端部の移動を規制する規制手段として機能する。ここで、球状部17b,18bを上縁部までスライドさせることで、リンク部17,18が、図8及び図9(a)に示すように脚部13,14と平行な状態となってロアアーム部12の収容部12a内に収容される。
なお、図8に示すように、脚部13の長さは、脚部14よりも凸部16bの長さの分だけ短くなっており、図示の収容状態で脚部13の凸部15と干渉しないように構成されている。なお、リンク部17,18の長さは、使用状態においてロアアーム部12が脚部13,14に対して適切な角度をなして起立するように予め設定されている。
原稿読み取りを行うために、図5及び図6(a)に示す収容状態から使用状態に装置を組み立てる際には、先ずロアアーム部12を、ヒンジ部7によりアッパアーム部11に対して略180°回動させて展開させる(図6(b))。ここで、アッパアーム部11とロアアーム部12がヒンジ部7により略180°の角度を維持するように固定される。
次に撮像部10が自重によりヒンジ部6まわりに回動し、アッパアーム部11に対して所定の角度をなす位置で停止する(図6(c))。ここで、所定の角度は、図2にも示すように、撮像部10のレンズ5の光軸9が原稿Gに垂直となり撮像部10が原稿面と平行になる角度である。所定の角度は、例えば、撮像部10とアッパアーム部11との間に突き当て部分を設け、この突き当て部分が当たったときの角度を設定すれば良い。
最後に脚部13,14をロアアーム部12の収容部12a内から引き出して開脚させることでリンク部17,18は脚部13,14とは反対に回転していく。同時に、リンク部17,18の球状部17b,18bが長孔19aに沿って上縁部から下縁部に向けてスライドしていき、略90°に開脚したところで球状部17b,18bが長孔19aの係止部21を乗り越えて係止状態となる(図6(d)、図7)。
反対に、装置を収容状態にする場合には、上述した手順(図6(a)→(d))を逆に行うことで実現できる。上述したように、2回の動作で収容状態から使用状態に展開でき、同時に撮像部10を原稿Gに対して常に平行且つ同じ高さに配置できるので、簡単に安定した原稿の読み取りが可能となる。
図4に示すように、本実施形態の画像読取装置1は、外部機器としてのパーソナルコンピュータ(PC)3とUSB等のインターフェースケーブル2を介して電気的に接続するためのコネクタが設けられている。また、画像読取装置1はPC3との接続中に点灯してユーザに報知するインジケータ4を有する。また、画像読取装置1は、PC3上で実行されるアプリケーションプログラムに従って操作するユーザからの動作指令によって画像の読み取りの実行や停止を行う。PC3は画像読取装置1から転送された画像情報の各種処理を行う。このように、本実施形態の画像読取装置1は、画像処理回路等の電子部品を搭載しないことで軽量化が図られている。
上記構成によれば、装置が嵩張る原因となっていた原稿台をなくすことができ、略90°に開脚する1対の脚部13,14による簡単な構成によって撮像部10、アーム部11,12を安定した姿勢で起立させることができる。同時に、脚部13,14に原稿Gの位置決め機能を付加しており、原稿Gを容易に位置決めすることができる。よって、ユーザがバッグ等に入れて持ち運ぶことができ、使用時には簡単に組み立てて原稿の読み取りを開始できる。
なお、脚部13,14の最大の開脚角度を90°を超える値に設定したり、任意の角度で保持できるように構成しても良い。この場合、予め設定された角度に開脚した脚部13,14に最適な原稿位置を示すための突起や目盛り等を設けて原稿の位置決めを行えば良い。その他、脚部13,14の長さを調整できるように伸縮や折り畳みできるように構成しても良い。
また、撮像部10は、開脚された脚部13,14がなす領域に対して平行になるようにアッパアーム部11に連結されているので、脚部13,14を開脚して卓上に置くだけで撮像部10と原稿Gとの位置決めができる。これにより、撮像部10と原稿Gとの位置決めを行う際における微調整等の手間を省き、容易且つ迅速に原稿の位置決めを行うことができる。但し、脚部13,14を開脚した時の撮像部10の位置は1つだけに限られず、例えば、ネジ等の調整手段を用いて撮像部10とアッパアーム部11の角度やアッパアーム部11とロアアーム部12の角度を可変にすることで、様々な位置に設定することができる。これにより、特定サイズの原稿の読み取りしか行わない場合には、作業が非常に簡便になる一方、必要に応じて他のサイズの原稿にも対応でき、より利便性が向上する。
[ヒンジ部6、7の詳細構成]
図10は、撮像部10の分解斜視図である。図11は、アッパアーム部11の分解斜視図である。図12は、ロアアーム部12の分解斜視図である。図13は、ヒンジ部6の拡大図である。図14は、ヒンジ部6の断面図である。
ヒンジ部6は、撮像部10の一方側端部に設けられ、回動軸方向に突出した凸部10b、10c(図10参照)と、アッパアーム部11の一方側端部に設けられ、凸部10b、10cを収容する凹部11b、11c(図11(a)参照)とを有する。ヒンジ部6の凸部及び凹部は、本実施形態では、回動軸に沿って、所定間隔をあけて2組ずつ設けられる。また、ヒンジ部6は、凸部10b、10cの近傍に設けられ、回動角度を規制するための角度規制部10dを有する。図13で示すように、角度規制部10dがアッパアーム部11の壁部に突き当たることにより、撮像部10の回動角度が規制される。角度規制部10dの形状は、撮像部10が撮像対象に対して平行となるように定められる。
ヒンジ部7は、ロアアーム部12の一方側端部に設けられ、回動軸方向に突出した凸部12b、12c(図12(a)参照)と、アッパアーム部11の他方側端部に設けられ、凸部12b、12cを収容する凹部11d、11e(図11(a)(b)参照)とを有する。ヒンジ部7の凸部及び凹部は、本実施形態では、回動軸に沿って、所定間隔をあけて2組ずつ設けられる。また、ヒンジ部7は、凸部12b、12cの外周縁に設けられた係止部12dと、凹部11d、11eの外周縁に設けられ、係止部12dに係止される爪部11fとを有する。これにより、ロアアーム部12が折り畳み状態からヒンジ部7を中心に180度回転すると、図14(b)で示すように、係止部12dが爪部11fを係止することによりヒンジ部7の回動角度を規制する。このため、アッパアーム部11とロアアーム部12とが180度に開いた状態で保持することが可能となる。
[ズレ防止部40の構成]
本実施形態に係る画像読取装置は、図15で示すように、折り畳んだ状態で長手方向と直交する方向にずれることを防止するためのズレ防止部40を更に備える。ズレ防止部40は、撮像部10の折り畳み方向内側に設けられた溝部41と、下部の折り畳み方向内側に設けられ、折り畳んだ状態で溝部41に係合する突起部42とを有する。突起部42は、本実施形態では、長手方向に延びる板状に形成され、折り畳み状態で溝部に係合する。
なお、ズレ防止部40は、図16で示すように、ロアアーム部12の折り畳み方向内側に設けられた溝部43と、撮像部10の折り畳み方向内側に設けられ、折り畳んだ状態で溝部に係合する突起部44とを有する構成としてもよい。本変形例においては、溝部43は、カメラ部10aの折り曲げられた内側壁部(折り曲げ方向)に沿って設けられ、突起部44は、溝部に対応する位置に設けられ、折り畳み時に溝部に嵌め込まれる。
また、ズレ防止部は、図17で示すように、アッパアーム部11の折り畳み方向内側に突出し、ロアアーム部12を挟み込むように収容する突出部45を有する構成としてもよい。本変形例においては、突出部は、ロアアーム部12の折り畳み状態において、両側方から挟み込むように設けられた壁部である。
これにより、画像読取装置の折畳み時での撮像部10、アッパアーム部11、ロアアーム12の長手方向に直交する方向へのズレを防止することができる。よって、エリアイメージセンサを用いて書類の読取を行う折畳み可能な画像読取装置において、ユーザが本発明に係る画像読取装置を折り畳んで、例えばバッグ等に入れて持ち歩いても横ずれしない安定した画像読取装置を提供することが可能となる。
[案内部50の構成]
本実施形態に係る画像読取装置は、図18で示すように、撮像部10に設けられた撮像素子を保護するように、折り畳んだ状態で撮像部10をロアアーム部12に沿って案内する案内部50を更に備える。案内部50は、ロアアーム部12の折り畳み方向内側に突出する突状体51と、撮像部10の折り畳み方向内側に設けられ、突状体を長手方向に案内するガイドレール52とを有する。
突状体51は、ヒンジ部7が設けられた一方側端部の逆側の端部近傍において、長手方向に延びて設けられる。ガイドレール52は、図19で示すように、カメラ部10aの撮像素子を長手方向に挟んで2つ設けられる。
撮像部10が折り畳まれていくと、図18(a)で示すように、突状体51が一方側のガイドレール52aに係合して、撮像素子と干渉することなく折り畳み方向に案内される。そして、図18(b)で示すように、撮像部10が折り畳み状態に進行していくと、突状体51が一方側のガイドレール52aから離れ、他方側のガイドレール52bに係合して折り畳み方向に案内される。折り畳まれた最終状態は図5の状態となる。突状体51及びガイドレール52の形状は、折り畳む際に、抵抗がなく滑らかにガイドできる形状であることが好ましい。
なお、案内部50は、図20(a)で示すように、撮像部10の折り畳み方向内側に突出する突状体53と、ロアアーム部12の折り畳み方向内側に設けられ、突状体53を長手方向に案内するガイドレール54とを有する構成としてもよい。この構成とすることにより、撮像部10を長手方向(実線矢印方向)に案内するだけでなく、長手方向に直交する方向(破線矢印方向)へのブレも抑制することができる。
また、ガイドレール54は、図20(b)で示すように、接触部で二股に別れ、Y字形状に形成されたガイドレール55を用いてもよい。この場合、突状体53は、転がり摺動可能な状態で撮像部10の折り畳み方向内側に埋め込まれた球体56であることが望ましい。球体56がガイドレール55に沿って転がりながら、撮像体10を長手方向(実線矢印方向)に案内する。この構成とすることにより、球体56がガイドレール55に挟まれて長手方向に直交する方向(破線矢印方向)に挟まれるため、折り畳み時における破線矢印方向へのブレを防止することができる。
また、案内部50は、図20(c)で示すように、撮像素子を覆う保護部材57の折り畳み方向内側に突出する突状体58と、下部の折り畳み方向内側に設けられ、突状体58を長手方向に案内するガイドレール59とを有する構成としてもよい。保護部材57は、外側が球面形状をしており、その中心に長手方向に延びる突状体58が形成されている。この構成とすることにより、突状体58がガイドレール59に沿って長手方向(実線矢印方向)に案内することができると共に、長手方向に直交する方向(破線矢印方向)へのブレを抑制することができる。また、保護部材57を交換すると同時に突状体58も交換されることとなるため、メンテナンスフリーを実現することができる。
なお、図20(c)で示す変形例3に係る案内部50は、保護部材57に突状体58を設け、ロアアーム部12にガイドレール59を設けたが、保護部材57にガイドレール59を設け、ロアアーム部12に突状体58を設けた構成であっても構わない。また、実施形態1及び変形例の考え方を包含し、本目的を満たすものであれば、突状体及びガイドレールの形状はどんな形状でも構わない。
案内部50を上述の通り構成することにより、折り畳む際に撮像部10を案内することで、撮像素子を保護しながら折り畳むことができる。よって、ユーザがバッグに入れて持ち歩いても苦にならない小型の画像読取装置を提供することが可能となる。
以上述べた通り、本実施形態によれば、安定して原稿を読み取り可能であると共に、携帯可能なサイズに折り畳み可能である画像読取装置を提供することができる。
なお、本実施形態では、ロアアーム部12が、折り畳み方向内側に開口し、脚部13、14を収容する収容空間を有する構成としたが、収容空間を有しない場合であっても、本発明を適用することが可能である。
また、本実施形態では、ヒンジ部7(連結ヒンジ部)を、収容空間に収容された双方の脚部13、14をワンタッチで展開可能なように構成したが、一対の脚部13、14をそれぞれ引き出すように構成しても構わない。
<実施形態2>
次に、図21及び図22を参照して、実施形態2の画像読取装置について説明する。なお、以下では、前述した実施形態1と略同じ機能及び構成を有する部材については同一の符号を付して説明を省略する。本実施形態の画像読取装置は、ロアアーム部22の外面側(背面)に脚部23,24を収容するための収容部22aが設けられている。そして、1対の脚部23,24が使用状態(起立時のロアアーム部22との角度)からロアアーム部22の収容部22aまでの角度範囲として略360°まで反転可能に連結されている。その他の機能は、実施形態1と同様である。
装置を収容状態にする場合には、先ず開脚した脚部23,24を閉じて平行な状態とし、ロアアーム部12の外側に向けて矢印S1方向に反転させると共に、撮像部10をアッパアーム部11と一直線になるように回動させる(図22(a))。これにより、脚部23,24をロアアーム部22の背面の収容部22a内に収容することができる(図22(b))。
更に、図22(b)に示すように、アッパアーム部11とロアアーム部22とをヒンジ部7により矢印S2方向に略180°回動させる。これにより、図22(c)に示すように、画像読取装置をコンパクトに折り畳むことができる。ここで、レンズ5は、ロアアーム部22に形成された嵌合穴22bと、閉脚した状態の脚部23,24によって形成される嵌合穴25に嵌合して保護される。
<実施形態3>
次に、図23を参照して、実施形態3の画像読取装置について説明する。なお、以下では、前述した実施形態2と略同じ機能及び構成を有する部材については同一の符号を付して説明を省略する。本実施形態の画像読取装置は、アッパアーム部31をロアアーム部32に対して伸縮自在に構成したものである。アッパアーム部31は、ロアアーム部12からの引き出しや押し込みが可能になっており、アッパアーム部31は任意の位置まで引き出した状態で固定され、撮像部10の原稿Gに対する高さを調整できる。
以上述べた各実施形態によれば、原稿Gとの相対的な位置を変更しないで原稿Gから画像情報を一括して読み取り可能となるので、原稿Gを撮像部10に対して相対的に走査するための搬送手段が不要となり、装置を大幅に小型化することができる。また、読み取り開始指示や読み取り後の画像処理はPC3で行うので、装置に搭載する電気回路部品の点数を低減し軽量化することができる。更に、装置を折り畳んで収容できると共に、開脚した1対の脚部によって撮像部10と原稿Gとが常に同じ位置に位置決めされるので、作業が非常に簡単になる。
1 画像読取装置
4 インジケータ
5 レンズ
10 撮像部
11,12 アーム部
13,14,23,24 脚部
15,16a,16b 凸部
17,18 リンク部
G 原稿

Claims (13)

  1. 撮像素子が設けられた支柱部と、
    前記支柱部を起立状態で支持する脚部と、
    を備えた画像読取装置において、
    前記支柱部が、
    前記撮像素子が設けられた上部と、
    前記脚部が設けられた下部と、
    前記上部と前記下部とを2つ折りに折り畳み自在に接続するヒンジ部と、
    を備え、
    前記下部が、
    折り畳み方向内側に開口し、前記脚部を収容する収容空間と、
    前記脚部を、前記収容空間に収容する収容状態と、前記収容空間から展開して前記支柱部を起立状態で支持する展開状態と、に移行可能に連結した連結部と、
    を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記連結部は、
    前記脚部の一方端部と前記下部の下方側端部とを回動自在に連結する連結ヒンジ部と、
    前記下部と前記脚部との間に架け渡され、前記支柱部を起立状態で支持する支持手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記支持手段は、
    一方端部が前記脚部に回動可能に連結された支持部材と、
    前記下部に設けられ、前記支持部材の他方端部を長手方向に案内するガイド部と、
    前記支柱部が予め定めた角度となるように、前記ガイド部による前記支持部材の他方端部の移動を規制する規制手段と、
    を有することを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記上部は、
    一方端部が前記ヒンジ部に接続された第1部材と、
    前記第1部材の他方端部に回動可能に連結され、前記撮像素子が設けられた第2部材と、
    を有し、
    前記第2部材の回動角度は、前記脚部が前記収容状態から前記展開状態に移行する際の回動角度と同じであることを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。
  5. 前記上部と前記下部とが折り畳まれた状態で長手方向と直交する方向にずれることを防止するためのズレ防止手段を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  6. 前記ズレ防止手段は、
    前記上部の折り畳み方向内側に設けられた溝部と、
    前記下部の折り畳み方向内側に設けられ、折り畳んだ状態で前記溝部に係合する突起部と、
    を有することを特徴とする請求項5に記載の画像読取装置。
  7. 前記ズレ防止手段は、
    前記下部の折り畳み方向内側に設けられた溝部と、
    前記上部の折り畳み方向内側に設けられ、折り畳んだ状態で前記溝部に係合する突起部と、
    を有することを特徴とする請求項5に記載の画像読取装置。
  8. 前記ズレ防止手段は、
    前記上部の折り畳み方向内側に突出し、前記下部を挟み込むように収容する突出部を有することを特徴とする請求項5に記載の画像読取装置。
  9. 前記上部に設けられた撮像素子を保護するように、折り畳んだ状態で前記上部を前記下部に沿って案内する案内手段を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  10. 前記案内手段は、
    前記上部の折り畳み方向内側に突出する突状体と、
    前記下部の折り畳み方向内側に設けられ、前記突状体を長手方向に案内するガイドレールと、
    を有することを特徴とする請求項9に記載の画像読取装置。
  11. 前記案内手段は、
    前記下部の折り畳み方向内側に突出する突状体と、
    前記上部の折り畳み方向内側に設けられ、前記突状体を長手方向に案内するガイドレールと、
    を有することを特徴とする請求項9に記載の画像読取装置。
  12. 前記案内手段は、
    前記撮像素子を覆う保護部材の折り畳み方向内側に突出する突状体と、
    前記下部の折り畳み方向内側に設けられ、前記突状体を長手方向に案内するガイドレールと、
    を有することを特徴とする請求項9に記載の画像読取装置。
  13. 撮像素子が設けられた支柱部と、
    前記支柱部を起立状態で支持する脚部と、
    を備えた画像読取装置において、
    前記支柱部が、
    前記撮像素子が設けられた上部と、
    前記脚部が設けられた下部と、
    前記上部と前記下部とを2つ折りに折り畳み自在に接続するヒンジ部と、
    を備え、
    前記下部が、
    前記脚部を、折り畳み状態と、前記折り畳み状態から展開して前記支柱部を起立状態で支持する展開状態と、に移行可能である連結部を備え、
    前記連結部は、
    前記脚部の一方端部と前記下部の下方側端部とを回動自在に連結する連結ヒンジ部と、
    前記下部と前記脚部との間に架け渡され、前記支柱部を起立状態で支持する支持手段と、
    を有することを特徴とする画像読取装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104092916A (zh) * 2014-07-25 2014-10-08 滁州华尊电气科技有限公司 改进型可拍照文件架
CN104202498A (zh) * 2014-09-15 2014-12-10 王子政 简易扫描装置

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