JP2011060961A - 発光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】枠部材内に設けられた封止部材の保持力を向上できるとともに、封止部材が剥離した場合にその封止部材の枠部材からの脱落を抑制できる発光装置を提供する。
【解決手段】モジュール基板32に発光素子51を実装するとともに、環形をなして形成された枠部材56をその内側に発光素子51を納めてモジュール基板32に接着する。この枠部材56の内側に発光素子51を埋めて透光性の封止部材58を設ける。枠部材56の内周面56aの少なくとも一部を受面部位56bで形成する。この受面部位56bは、枠部材56とモジュール基板32との接着箇所Fを起点にモジュール基板32から枠部材56の高さ方向に離れるに従いモジュール基板32に対する離間距離を次第に増加する面である。封止部材58は先細り状部位58aを有し、この部位がモジュール基板32と受面部位56bとの間に充填されていることを特徴としている。
【選択図】図5

Description

本発明は、ベアチップからなるLED(発光ダイオード)等の発光素子を備えて、例えば照明装置の光源部等に使用される発光装置に関する。
鉛フリー半田の高温リフロー処理で、熱応力による透明封止樹脂とパッケージ成形体の界面での剥離を抑制するために、底面と側面とからなる凹部が形成されたパッケージ本体と、底面に載置された発光素子と、この素子を覆って凹部に充填された透光性の封止樹脂を含み、凹部の側面が底面と接する部分と水平面との角度を45°以下とした表面実装型の光半導体装置が、従来技術として知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2009−135484号公報
特許文献1の技術では、前記角度を45°に形成するために凹部の側面は、凹部の底面に近づく程凹部の中心に向けて迫り出しており、それに伴い、凹部内面の面積、つまり、封止部材と接する面積が減少している。このため、凹部内面に対する封止部材の接着保持力が低い。更に、前記迫り出しに伴い、凹部の高さ方向の各位置での凹部底面と平行な断面は、凹部の底面から凹部の開放端に行くほど次第に小さくなっている。そのため、硬化された封止樹脂が凹部内面から剥離した場合、剥離された封止樹脂が脱落し易い。
以上のように特許文献1に記載の従来技術は、発光素子を封止した封止樹脂のパッケージ成形体に対する保持力が低いとともに、封止樹脂が剥離した場合にこの封止樹脂がパッケージ成形体から脱落し易い、という課題がある。
前記課題を解決するために、請求項1の発明は、基板と;この基板に実装された発光素子と;環形をなして形成されるとともに内側に前記発光素子を納めて前記基板に接着された枠部材であって、この枠部材の内周面の少なくとも一部が、前記枠部材と前記基板との接着箇所を起点に前記基板から前記枠部材の高さ方向に離れるに従い前記基板に対する離間距離を次第に増加する受面部位で形成されている前記枠部材と;前記発光素子を埋めて前記枠部材の内側に設けられ、かつ、前記基板と前記受面部位との間に充填された先細り状部位を有した透光性の封止部材と;を具備することを特徴としている。
この発明で、基板には、単層の絶縁板からなる基板、又は複数枚の絶縁板を積層してなる基板、或いは鉄やアルミニウム等の金属製ベース板に絶縁材製の層を積層してなる金属ベース型の基板等を用いることができる。
この発明で、発光素子は、ベアチップからなるLED(発光ダイオード)、又はEL(エレクトロルミネッセンス)素子等の半導体発光素子を指しており、片面電極型と通称されている発光素子等を好適に使用できる。この種の発光素子は、その片面に正極側と負極側の素子電極を有している。LEDを発光素子として用いる場合、青色の光を発するLEDを用いることが好ましい。この発明で、基板に対する発光素子の実装数は少なくとも一個であればよく、更に、この発明は、パッケージ成形体を備えるSMD(表面実装型)の発光装置、及び複数の発光素子が基板上に実装されたCOB((chip on board))型の発光装置等に適用できる。
この発明で、封止部材をなす透光性材料として、例えば透明なシリコーン樹脂を挙げることができる。封止部材には所望とする光色を得るための蛍光体が混ぜられていてもいなくても差し支えないが、封止部材がそれに混ぜられた蛍光体を有する場合、その蛍光体には、例えば白色の出射光を得る上で、例えば発光素子が青色の光を発する条件では黄色の蛍光体を好適に用いることができる。
この発明で、枠部材が環形であるとは、略四角形又は略円形の枠形状であることを含んでいる。この発明で、枠部材は、合成樹脂等の成形体であってもよく、或いは、未硬化の合成樹脂材料を環形に塗布して、それを熱硬化させたものであってもよい。この発明で、枠部材の受面部位は円弧面又は斜面等で形成できる。これとともに、この発明で、封止部材が有する先細り状部位とは、基板と受面部位とで挟まれる楔状領域に充填されて、この領域の形状に合致して形成された張り出し状の部位を指している。
請求項1の発明では、枠部材の受面部位が枠部材の中心から遠ざかるに従い基板に次第に接近しており、これら基板と受面部位との間に封止部材の一部が充填されて先細り状部位を形成している。そのため、先細り状部位を挟んだ基板と受面部位の面積に応じて、基板及び枠部材に対する封止部材の接着面積が増えて、この封止部材の保持力が向上される。更に、封止部材の先細り状部位が基板の受面部位に引っ掛かっているので、発光素子を封止した封止部材が枠部材の内周面及び基板から剥離した場合、この封止樹脂が脱落することを前記引っ掛かりにより抑制できる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記受面部位が円弧面であることを特徴としている。
この発明では、封止部材の先細り状部位が接着される受面部位が円弧面であるので、封止部材の枠部材に対する接着面積がより多く確保されて、封止部材の保持力を更に向上できる。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記枠部材の内周面が半円形に形成されているとともに、前記基板から前記半円形の頂点までの高さより前記封止部材が厚く設けられていることを特徴としている。
この発明では、封止部材の周部が枠部材の円弧面からなる受面部位に接着される他に、枠部材の半円形をなした内周面の頂点を境に受面部位と反対側の出射側円弧面にも封止部材の周部が接着されるので、封止部材の枠部材に対する接着面積がより多く確保されて、封止部材の保持力を更に向上できる。
請求項1の発明の発光装置によれば、枠部材内に設けられた封止部材の保持力を向上できるとともに、封止部材が剥離した場合にその封止部材の枠部材からの脱落を抑制できる、という効果がある。
請求項2,3の発明によれば、枠部材内に設けられた封止部材の保持力を更に向上できる、という効果がある。
本発明の第1の実施の形態に係る発光モジュールを光源部として備えた電球型LEDランプを示す側面図である。 図1の電球型LEDランプを示す縦断面図である。 図1の電球型LEDランプが備えた本発明の第1の実施の形態に係る発光モジュールを一部切欠いた状態で示す正面図である。 図3の発光モジュールが備えたモジュール基板を示す正面図である。 図3中F5−F5線に沿って示す発光モジュールの断面図である。 電球型LEDランプが備えた本発明の第2の実施の形態に係る発光モジュールを一部切欠いた状態で示す正面図である。 図6の発光モジュールの一部を拡大して示す断面図である。
以下、図1〜図5を参照して本発明の第1の実施の形態について、詳細に説明する。
図1及び図2中符号1は照明装置例えば電球型のLEDランプを示している。このLEDランプ1は、本体2と、絶縁部材11と、口金15と、点灯装置21と、光源部として用いられる発光装置例えば発光モジュール31と、照明カバー61等を備えている。
本体2は、アルミニウム製であり、図2に示すようにLEDランプ1の使用時に下向きとなる一端部に、水平状のモジュール固定面3と、このモジュール固定面3の周りを囲む円形のカバー装着凸部4を有している。本体2は、LEDランプ1の使用時に上向きとなる他端に開放する凹部5を有しているとともに、本体2の軸方向(高さ方向)に延びて凹部5の底面とモジュール固定面3の夫々に両端が開口されて本体2を上下方向に貫通する通線孔6を有している。通線孔6は、そのモジュール固定面3側の端部にこの固定面に沿って横向きに折れ曲がるように形成された溝部6aを有している。更に、本体2はその周部に複数の放熱フィン7を一体に有している。これら放熱フィン7は図1に示すように本体2の上下方向に延びて形成されている。
図2に示すように絶縁部材11は、有底円筒状で、かつ、その高さ方向中間部に絶縁凸部12を有している。絶縁部材11は、その底壁11aを凹部5の底面に接触させるとともに、絶縁凸部12を凹部5の開口を囲んだ本体2の端面に接触させた状態で本体2に固定されている。そのため、凹部5の内面は絶縁部材11の底壁側部位で覆われている。これとともに、絶縁凸部12を境に絶縁部材11の底壁11aと反対側の開口側部位は本体2の外部に突出されている。絶縁部材11の底壁11aに、絶縁部材11の内部と通線孔6を連通させるための通孔14が設けられている。
図2に示すように口金15は、絶縁材製のベース16に、口金本体17及びアイレット端子18を装着して、E26型の構成をなしている。口金15は、そのベース16で絶縁部材11の開口を塞いで、この絶縁部材11に固定されている。口金本体17の周部は、絶縁部材11の前記開口側部位の外周を覆っており、この周部に図示しない電源側の受金に螺合される螺旋溝が形成されている。
図2に示すように発光モジュール31に直流を給電するための点灯装置21が絶縁部材11の内部に収容されている。点灯装置21は、回路基板22に、トランス、コンデンサ、及びトランジスタ、その他各種の回路部品23を実装して形成されている。この点灯装置21は口金15に電気的に接続されている。そのための接続部材24を図2に例示する。この接続部材24はアイレット端子18と回路基板22とを接続して設けられている。点灯装置21は、前記通線孔6を通る図示しない絶縁被覆電線を介して次に説明する発光モジュール31に接続されている。
発光モジュール31は、COB(chip on board)型のものであり、図3等に示すように発光装置の基板例えばモジュール基板32と、金属製の反射層41と、正極側給電導体43及び負極側給電導体45と、複数の発光素子51と、直列接続用のボンディングワイヤ53と、給電用のボンディングワイヤ(以下、識別のために端部ボンディングワイヤと称する。)54と、枠部材56と、封止部材58を具備している。
モジュール基板32は所定形状例えば図3及び図4に示すように略四角形である。このモジュール基板32には、各発光素子51の放熱性を高める上で例えば金属ベース基板を用いることが好ましい。こうしたモジュール基板32として、金属製のベース板33の一面にこのベース板33より薄い絶縁材製の層からなる絶縁層34が積層された金属ベース基板が、図5に例示されている。ベース板33は例えばアルミニウム製である。絶縁層34は、電気絶縁性の有機材料である合成樹脂例えばエポキシ樹脂製で、好ましい例として白色顔料例えば酸化チタン製のフィラーが例えば50wt%混ぜられており、それにより、絶縁層34は白色を呈している。
モジュール基板32は前記本体2に固定されている。つまり、図3及び図4中符号32aは、モジュール基板32の周部に複数設けられた取付け用の溝を示しており、これらの溝32aを通って本体2にねじ込まれる図示しないねじにより、モジュール基板32がそのベース板33を前記モジュール固定面3(図2参照)に密接させて本体2に固定されるようになっている。LEDランプ1の点灯中に本体2のモジュール固定面3に放出されたモジュール基板32の熱は、本体2の放熱フィン7から大気中に放出されるようになっている。
反射層41、正極側給電導体43、及び負極側給電導体45は、いずれも絶縁層34に積層されている。実装パッドとも称することができる反射層41は、図4に示すようにモジュール基板32の中央部を占めて略四角形に設けられている。電極パッドとも称することができる正極側給電導体43と負極側給電導体45は、対をなしていて、互いに平行にかつ、反射層41に対して必要な絶縁距離を離してこの反射層41の両側に夫々配設されている。
図3及び図4中符号47,48はいずれも給電端子を示している。図4に示すように給電端子47は正極側給電導体43に一体に連続され、給電端子48は負極側給電導体45に一体に連続されている。更に、図3及び図4中符号49は図示しない電線コネクタが固定される半田付け部を示している。電線コネクタは半田付け部49とは別の位置で給電端子47,48に半田付け接続される。なお、電線コネクタには前記図示しない絶縁被覆電線が接続され、この電線は、通線孔6の溝部6aを経由して発光モジュール31の裏側に回り込んで通線孔6に通されている。
反射層41、正極側給電導体43、負極側給電導体45、及び給電端子47,48の表層部位は、いずれもAg(銀)からなり、その光反射率は絶縁層34の光反射率より高く、例えばAgからなる表層部位の全光線反射率は90.0%である。これら反射層41、正極側給電導体43、負極側給電導体45、及び給電端子47,48は、図5に示した反射層41、正極側給電導体43、及び負極側給電導体45で代表して示すようにベース層部位Aと、中間層部位Bと、表層部位Cの三層構造である。ベース層部位Aは、Cu(銅)製で、モジュール基板32の絶縁層34上にエッチングにより設けられている。中間層部位Bは、Ni(ニッケル)製で、ベース層部位A上にめっきされている。Ag製の表層部位Cは、中間層部位B上に無電解めっきされている。
各発光素子51はLED(発光ダイオード)のベアチップからなる。このベアチップには、素子基板である半導体基板例えばサファイア等の上に窒化物系化合物半導体例えば窒化ガリウム系化合物半導体を形成してなる半導体ウエハーを、例えばダイシングカッター等によりカットして、図6に示すように略直方体に形成されていて、その片面に正極側及び負極側の素子電極を有した片面電極型のものである。各発光素子51には、例えば白色系の光を発光部で発光させるために、青色の光を発するチップ状のLEDが用いられている。
図5に示すように各発光素子51は、その直下でも反射ができるように好ましくは透光性のダイボンド材52を用いて、前記半導体基板の一面(前記片面に対して反対側に位置した他の片面)をモジュール基板32の実装面である反射層41上に接着して、モジュール基板32に装着されている。これらの発光素子51は図3に示すように縦横に整列されている。複数列例えば9列の発光素子列は夫々複数の発光素子51を含んでいる。
個々の発光素子列において、その列が延びる方向に隣接された発光素子51の異極の素子電極同士、つまり、隣接された発光素子51の内で一方の発光素子51の正極側の素子電極と、隣接された発光素子51の内で他方の発光素子51の負極側の素子電極は、金属細線例えばAuの細線からなるボンディングワイヤ53で接続されている。それにより、個々の発光素子列が有した複数の発光素子51は電気的に直列に接続されていて、これら発光素子51は通電状態で一斉に発光されるようになっている。
更に、個々の発光素子列において、その列の端に配置された発光素子51の素子電極は、正極側給電導体43又は負極側給電導体45に、金属細線例えばAuの細線からなる端部ボンディングワイヤ54で接続されている。したがって、前記各発光素子列は電気的には並列に設けられていて、正極側給電導体43及び負極側給電導体45を通じて給電されるようになっている。そのため、各発光素子列の内のいずれか一列がボンディング不良などを原因として発光できなくなることがあっても、発光モジュール31全体の発光が停止することはない。
枠部材56は、図示しないディスペンサを用いて未硬化の合成樹脂をモジュール基板32上に四角い枠状に塗布し、この後に熱硬化させることにより、モジュール基板32上に接着されている。枠部材56の成形材料である合成樹脂には白色顔料が適量含まれていて、それにより、枠部材56は白色を呈している。
この枠部材56は例えば略長四角形状に連続する内周面56aを有している。この内周面56aで囲まれた枠部材56の内側に、反射層41の全体、及び正極側給電導体43と負極側給電導体45の全体が収められている。
図5に示すように枠部材56の半径方向の断面は楕円形状をなしている。そのため、枠部材56の内周面56aは半円形に形成されていて、この半円形の頂点Pとモジュール基板32とにわたる円弧面が受面部位56bを担っている。頂点Pは枠部材56の高さ(厚み)Hの略1/2の高さに位置されている。この頂点Pを境に受面部位56bとは反対側に位置する出射側円弧面56cと受面部位56bとで、既述のように内周面56aが半円形となっている。
枠部材56の内周面56aの一部をなした受面部位56bは、枠部材56の中心から遠ざかるに従いモジュール基板32に接近し、かつ、接着箇所Fに達している。それにより、モジュール基板32と受面部位56bとの間にこれらで挟まれる楔状領域が形成されるようになっている。この楔状領域は枠部材56の周方向に連続して四角環状をなしている。受面部位56bは、枠部材56とモジュール基板32との接着箇所Fを起点にモジュール基板32から枠部材56の高さ(厚み)方向に離れるに従いモジュール基板32に対する離間距離を次第に増加するように形成されている。なお、前記楔状領域の角度、つまり、モジュール基板32と受面部位56bとがなす角度θは、後述の引っ掛かりの長さを長く確保する上では、60°以下であることが好ましい。
第3図中符号57はモジュール基板32に積層されたレジストを示している。このレジスト57はモジュール基板32の所定部位を露出させるための露出孔等を有している。
封止部材58は、枠部材56の内側に充填されてモジュール基板32上に設けられていて、反射層41、正極側給電導体43、負極側給電導体45、各発光素子51、ボンディングワイヤ53,54を埋めている。この封止部材58は、未硬化の透光性合成樹脂を枠部材56内に注入し、この後に熱硬化させることにより、モジュール基板32及び枠部材56の内周面56aに接着して設けられている。
この封止部材58の厚み(充填深さ)は、少なくともモジュール基板32から前記頂点Pまでの高さより厚く形成されており、本実施形態の場合、枠部材56の高さHと略同じとなっているが、これよりも低くても差し支えない。封止部材58の周部基板側部位は先細り状部位58aをなしている。この先細り状部位58aは、モジュール基板32と受面部位56bとで挟まれた前記楔状領域に充填されて、この領域の形状に合致して形成された張り出し状の部位で形成されている。
封止部材58の周部出射側部位58bは出射側円弧面56cに接着されている。そのため、封止部材58の周部は、半円状の凹部をなしている。この凹部は、枠部材56の内周面56aに嵌合された状態でこの内周面56aに接着されている。
封止部材58は透光性合成樹脂例えばガス透過性を有する透明シリコーン樹脂製である。この封止部材58には図示しない蛍光体が適量混ぜられている。蛍光体は、発光素子51が発する光で励起されて、発光素子51が発する光の色とは異なる色の光を放射する。発光素子51が青色光を発する本実施形態では、白色光を出射できるようにするために、蛍光体には青色の光とは補色の関係にある黄色系の光を放射する黄色蛍光体が使用されている。このように蛍光体が混ぜられた封止部材58は、その蛍光体が発光するので、発光モジュール31の発光部をなす。
図1及び図2中符号61中は透光性合成樹脂製により例えば略半球形状に形成された照明カバーを示している。この照明カバー61は、カバー装着凸部4に嵌合して本体2に取付けられていて、発光モジュール31を覆い隠している。この照明カバー61の取付けのために、カバー装着凸部4の複数箇所にこの凸部の端面に開放するL字状の取付け溝(図示しない)が形成されているとともに、照明カバー61の嵌合部外周に複数の係止凸部(図示しない)が設けられている。これら係止凸部を取付け溝に引掛けることによって、照明カバー61が本体2に取付けられている。なお、図1及び図2中符号62は前記取付け溝及び係止凸部を隠すための目隠しリングを示している。
前記構成の発光モジュール31が点灯装置21により通電されると、封止部材58で覆われた各発光素子51が一斉に発光されて、発光モジュール31は白色の光を出射する面状光源として使用される。この発光中において、反射層41は各発光素子51が発した熱を拡散するヒートスプレッダとして機能する。更に、発光モジュール31の発光中、発光素子51が放射した光のうちでモジュール基板32側に向かった光は、反射層41で主として光の利用方向に反射される。
即ち、モジュール基板32に設けたAg製の表層部位Cを有した単一の反射層41に複数の発光素子51を搭載したので、発光素子51がこれと同数の反射層41に一個ずつ搭載された構成に比較して、反射層41で覆われずにその周りに露出するように位置されてかつ封止部材58で覆われた絶縁層34の部位の面積が小さく、この逆に、絶縁層34の前記部位の面積に対し反射層41の面積ははるかに大きい。ちなみに、反射層41等を埋めて設けられた封止部材58の封止面積に対する反射層41の占有面積は80%以上である。そのため、発光素子51からモジュール基板32側に放射された光は、絶縁層34で吸収され難く、Ag製の表層部位Cを有した反射層41で効率よく光の利用方向に反射させることができる。
又、前記構成の発光モジュール31の発光素子51を封止した封止部材58は、その周部の周部基板側部位からなる先細り状部位58aを一体に有していて、この部位はモジュール基板32と枠部材56との間に形成された楔状部位に充填されている。楔状領域は、枠部材56の中心から遠ざかるに従いモジュール基板32に次第に接近してモジュール基板32に接着された受面部位56bとモジュール基板32との間に形成されている。
この構成により、先細り状部位58aを挟んだモジュール基板32と受面部位56bの面積に応じて、封止部材58の接着面積を増やすことができる。しかも、受面部位56bは円弧面であり、枠部材56に対する封止部材58の接着面積をより多く確保できる。更に、封止部材58の周部は、枠部材56に対して円弧面からなる受面部位56b以外にも、枠部材の内周面56aの頂点Pを境に受面部位56bと反対側の出射側円弧面56cにも接着されている。それにより、封止部材58の枠部材56に対する接着面積を更に多く確保できる。
したがって、前記構成の発光モジュール31は、その発光素子51を封止した封止部材58の保持力を向上できる。
その上、封止部材58の先細り状部位58aがモジュール基板32の受面部位56bに引っ掛かっているので、封止部材58が枠部材56の内周面56a及びモジュール基板32から剥離した場合、この封止部材58が脱落することを前記引っ掛かりにより抑制できる。
図6及び図7は本発明の第2の実施の形態を示している。以下の説明で第1実施形態と同一ないしは同様な構成については第1実施形態と同じ符号を付してその説明を省略する。
第2実施形態では、枠部材56が合成樹脂で成形された板材からなる。図6に示すように枠部材56は、レジスト57を二分し、かつ、これらニ分されたレジスト57間に配置されてモジュール基板32に接着されている。枠部材56はその中央部に四角い封止領域を区画する内周面56aを有している。この内周面56aに受面部位56bが形成されている。図7に示すように受面部位56bは斜面からなり、この斜面によって、枠部材56とモジュール基板32との接着箇所Fを起点にモジュール基板32から枠部材56の高さ(厚み)方向に離れるに従いモジュール基板32に対する離間距離が、次第に増加されている。この受面部位56bとモジュール基板32との間に枠部材56の中心から遠ざかるに従いモジュール基板32に次第に接近する楔状領域が形成され、この楔状部位に、封止部材58がその周部に有する先細り状部位58aが充填されているとともに、それにより、先細り状部位58aが受面部位56bに引っ掛かった状態に接着されている。
なお、第2実施形態において、斜面からなる受面部位56bのモジュール基板32に対する角度θが略60°であるので、枠部材56の正面(モジュール基板32に接着された裏面と反対側の面)の近くにまで達しているが、これに代えて前記正面に達して形成することができる。言い換えれば、枠部材56の高さ(厚み)方向について内周面56a全体にわたって受面部位56bを設けることができる。或いは、斜面からなる受面部位56bは接着箇所Fから枠部材56の高さ(厚み)Hの略1/2の高さにわたって設けてもよい。なお、角度θを略60°とした第2実施形態では、受面部位56aに対する入射光を発光モジュール31の中央部側に反射させ易いので、発光モジュール31の直下の照度を高める上で好ましい。
以上説明した以外の構成は、図6及び図7に示されない構成を含めて第1実施形態と同じである。そのため、第2実施形態においても第1実施形態で既に説明した理由により本発明の課題を解決できる。
1…LEDランプ(照明装置)、31…発光モジュール、32…モジュール基板(基板)、51…発光素子、56…枠部材、56a…内周面、56b…内周面の受面部位、56c…内周面の出射側円弧面、58…封止部材、58a…先細り状部位、F…接着箇所、H…枠部材の高さ、P…枠部材の内周面の頂点

Claims (3)

  1. 基板と;
    この基板に実装された発光素子と;
    環形をなして形成されるとともに内側に前記発光素子を納めて前記基板に接着された枠部材であって、この枠部材の内周面の少なくとも一部が、前記枠部材と前記基板との接着箇所を起点に前記基板から前記枠部材の高さ方向に離れるに従い前記基板に対する離間距離を次第に増加する受面部位で形成されている前記枠部材と;
    前記発光素子を埋めて前記枠部材の内側に設けられ、かつ、前記基板と前記受面部位との間に充填された先細り状部位を有した透光性の封止部材と;
    を具備することを特徴とする発光装置。
  2. 前記受面部位が円弧面であることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記枠部材の内周面が半円形に形成されているとともに、前記基板から前記半円形の頂点までの高さより前記封止部材が厚く設けられていることを特徴とする請求項2に記載の発光装置。
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