JP2011060594A - イルミネーションユニット、機器及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】機器内光源の光の表出又はその光によるシルエットの表出によりイルミネーションを実現する。
【解決手段】光源と、導光拡散部と、選択透光部と、選択遮光部とを備える。光源は、単一又は複数の何れでもよく、導光拡散部は、前記光源の光を導光し拡散させる。また、選択透光部は、外光を反射し又は外光の通過を抑制し、前記導光拡散部から導かれる光を透過させる。選択遮光部は、光を選択的に遮光し、光を選択的に透過させる。これにより、前記拡散導光部から導かれた光の表出又は光によるシルエットを表出させ、イルミネーションを実現する。
【選択図】図2

Description

本発明は、携帯電話機等の各種機器のイルミネーションに関し、例えば、内部光源の光を用いたイルミネーションユニット、機器及びその製造方法に関する。
携帯電話機等の携帯機器では外装パネル等の外装部材に装飾が施され、その装飾に光源が利用されている。また、装飾パネルを交換して装飾を変更する場合もある。このような装飾は、製品のデザイン性や商品価値(商品力)の向上に寄与するものである。
このような装飾に関し、筐体に着脱自在に取り付けられた外装パネルに、筐体側の発光手段から光を入射させ、外装パネルにある透光表示パターンを表示するものが知られている(例えば、特許文献1)。
また、携帯機器の本体部にイルミネーションケースが着脱自在に取り付けられ、筐体側にある光源の光によりイルミネーションケースを発光させるものや、本体部に形成された透孔から発光させるものが知られている(例えば、特許文献2)。
特開2002−125016号公報 USP6435690
ところで、携帯機器における光源を用いた装飾では、部分的に輝度むらが生じ、光源中心が輝点として現出する等の現象が装飾品質を低下させるという課題がある。また、機器の本体部に導光デバイスによるイルミネーション機能の付加(特許文献2)やケース穴より光を放射させるものでは、機器とは別の導光デバイスの装着が必要であったり、また、装置に設けた導孔や光源の配置が必要であり、部品点数が多くなるという課題がある。
そこで、本開示のイルミネーションユニット、機器又はその製造方法の目的は、機器内光源の光を導いて光の表出やシルエットにより、イルミネーションを実現することにある。
上記課題を解決するため、本開示のイルミネーションユニット、機器又はその製造方法は、光源の光を導光、拡散させ、その光を表出させ、又はその選択透過よってシルエットを表出させることにより、イルミネーションを生成させる。
上記課題を解決するため、本開示のイルミネーションユニットは、光源と、導光拡散部と、選択透光部とを備える。光源は、単一又は複数の何れでもよく、導光拡散部は、前記光源の光を導光し拡散させる。また、選択透光部は、外光を反射し又は外光の通過を抑制し、前記導光拡散部から導かれる光を透過させる。これにより、前記導光拡散部から導かれた光を前記選択透光部に表出させる。
上記課題を解決するため、本開示の機器は、既述のイルミネーションユニットを備えている。即ち、光源と、導光拡散部と、選択透光部とを備える。
上記課題を解決するため、本開示の機器の製造方法は、導光拡散部の形成工程と、選択透光部の形成工程とを含んでいる。前記導光拡散部の形成工程では、光源の光を導光し拡散させる導光拡散部を形成する。選択透光部の形成工程では、外光を反射し又は外光の通過を抑制し、前記導光拡散部から導かれた光を透過させる選択透光部を形成する。
本開示のイルミネーションユニット又は機器によれば、次のような効果が得られる。
(1) 光源の光を導光拡散して導き、その光又はその光のシルエットを表出させてイルミネーションを生成することができる。
(2) 光源の光を導光拡散して導くので、光源数を抑制でき、イルミネーション効率を高めることができる。
(3) 光源の光を導光拡散して導くので、機器から均等な光を表出させることができ、イルミネーションの質を高めることができる。
また、本開示の機器の製造方法によれば、イルミネーションを構成する部品点数や部品構成を簡素化でき、製造コストを低減できる。
そして、本発明の他の目的、特徴及び利点は、添付図面及び各実施の形態を参照することにより、一層明確になるであろう。
第1の実施の形態に係るイルミネーションユニットの一例を示す図である。 第2の実施の形態に係るイルミネーションユニットの一例を示す図である。 シルエットを示す図である。 第3の実施の形態に係るイルミネーションユニットの一例を示す図である。 第4の実施の形態に係る携帯電話機の一例を示す図である。 シルエットを表出させた携帯電話機を示す図である。 表示側筐体部を分解した携帯電話機を示す分解斜視図である。 回路基板を示す図である。 透視して表示側筐体部を示した図である。 ケース部を示す図である。 背面側から見たケース部を示す図である。 LEDと透光部とを重ねて示した図である。 図10のXIII−XIII線断面図である。 図10のXIV −XIV 線断面図である。 図10のXV−XV線断面図である。 図5のXVI − XVI線断面図である。 発光形態を示す斜視図である。 イルミネーションを示す図である。 シルエットを示す図である。 携帯電話機のハードウェアを示す図である。 第5の実施の形態に係る、携帯電話機の製造方法の一例を示すフローチャートである。 各工程の処理の一例を示す図である。 第6の実施の形態に係る携帯電話機を示す断面図である。 発光形態を示す斜視図である。 第7の実施の形態に係る、携帯電話機の製造方法の一例を示すフローチャートである。 各工程の処理の一例を示す図である。 第8の実施の形態に係る携帯電話機を示す分解斜視図である。 図27のXXVIII−XXVIII線断面図である。 図27のXXIX−XXIX線断面図である。 前面側から見た外装パネル部を示す図である。 背面側から見た外装パネル部を示す図である。 図30のXXXII −XXXII 線断面図である。 携帯電話機の断面図である。 発光形態を示す斜視図である。 イルミネーションの生成を示す図である。 第9の実施の形態に係る、携帯電話機の製造方法の一例を示すフローチャートである。 各工程の処理の一例を示す図である。 他の実施の形態に係るイルミネーションユニットを示す図である。 他の実施の形態に係る、LEDと透光部の位置関係の変形例を示す図である。 他の実施の形態に係る携帯電話機を示す図である。 パーソナルコンピュータを示す図である。 一部を切り欠いたケース部を示す図である。 携帯情報端末機を示す図である。
〔第1の実施の形態〕
第1の実施の形態は、外光を反射し又は外光の通過を抑制する選択透光部と、光を導光し拡散させる導光拡散部とを備え、光源の光を導光拡散部の導光拡散を経て選択透光部より表出させる構成である。光源の光を受けて導光拡散する導光拡散部から均等な光を発する状態(発光状態)を呈し、この発光状態が選択透光部から表出される。
この第1の実施の形態について、図1を参照する。図1は、第1の実施の形態に係るイルミネーションユニットの一例を示す図である。図1に示す構成は一例であって、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。
このイルミネーションユニット2Aは、発光状態のイルミネーションを表出させる構造であって、図1に示すように、光源4と、導光拡散部6Aと、選択透光部8Aとを備える。
光源4は、発光手段の一例であって、この実施の形態では、単一であるが、複数であってもよい。この光源4は、発光手段であればよく、例えば、LED(Light Emitting Diode)で構成すればよい。この光源4を点灯させると、光源4から発せられた光10は導光拡散部6Aに照射され、導光拡散部6Aに入射する。
導光拡散部6Aは、光10を導き、その光10を屈折、反射により拡散させる導光手段及び光拡散手段であるとともに、光拡散によって光10を発する発光手段の一例であって、例えば、平板部材で構成され、導光材料として例えば、アクリルが用いられる。導光材料としては、アクリル以外の合成樹脂や硝子を用いてもよい。
選択透光部8Aは、外光12を反射し又は外光12の通過を遮断するとともに、導光拡散部6Aに導かれた光10を通過させる選択透光手段である。この選択透光部8Aには例えば、ハーフミラーを用いればよいが、ミラーである必要はなく、光10を透過することが可能な着色塗料等で構成してもよい。外光12を反射させる場合には金属膜等のミラーで構成すればよい。
斯かる構成とすれば、次のようなイルミネーションが実現される。
(1) 光源4を点灯させた場合
光源4を発した光10は導光拡散部6Aに入射する。導光拡散部6Aに入射した光10は、導光拡散部6A内で屈折、反射等を繰り返して拡散し、その拡散により導光拡散部6Aが発光する。この場合、導光拡散部6Aでは光10が十分に拡散されるので、均等な発光状態となる。このような発光状態を呈する導光拡散部6Aから光10を受けた選択透光部8Aは、均等な光10を表出し、これにより、イルミネーションが生成される。即ち、外部から選択透光部8Aを見ると、導光拡散部6Aの発光状態が視認でき、輝いて見える。
この場合、光10の屈折、反射等によって拡散し、発光状態を呈する導光拡散部6Aとともに、選択透光部8Aの選択透光性により、導光拡散部6Aの背面側にある光源4等の部材が隠蔽状態となる。即ち、選択透光部8Aの外部から光源4の存在や位置を確認することができない状態となる。この結果、光源4の発光点が隠蔽されることになり、その発光点が視認されるいわゆる目玉状態を防止できる。
また、導光拡散部6Aに拡散剤を混入させた透明樹脂を用いれば、樹脂内の拡散剤が光10の拡散を促進させ、導光拡散部6Aをより均等に発光させることができる。導光拡散部6Aを着色をすれば、光の色や輝度をコントロールすることも可能である。
(2) 光源4を消灯させた場合
光源4を消灯させると、導光拡散部6Aへの光10の入射が解除され、選択透光部8Aから光10の表出が停止される。この場合、導光拡散部6Aの内側が暗くなるが、外光12が選択透光部8Aで反射し、又はその透過が抑制される。これにより、選択透光部8Aは不透明化し、外部から選択透光部8Aの裏面側を視認することができない。従って、消灯時にも、外部から導光拡散部6Aや光源4の存在又はその位置を確認することができない。
このような第1の実施の形態によれば、導光拡散部6Aの光拡散により、導光拡散部6Aや選択透光部8Aを均等に発光させることができる。また、導光拡散部6Aで光拡散が得られるので、発光むらや発色むらの発生を防止できるとともに、光源4を最小限の個数や光量に抑制することができる。
〔第2の実施の形態〕
第2の実施の形態は、第1の実施の形態の導光拡散部と選択透光部との間に選択遮光部を備えることにより、導光拡散部で導光と光拡散とを行わせ、選択遮光部を通過した光により、選択透光部に選択遮光部のシルエットを表出させる構成である。
この第2の実施の形態について、図2及び図3を参照する。図2は、第2の実施の形態に係るイルミネーションユニットの一例を示す図、図3は、シルエットを示す図である。図2及び図3に示す構成は一例であって、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。図2及び図3において、図1と同一部分には同一符号を付してある。
このイルミネーションユニット2Bでは、外面部にシルエットのイルミネーションを表出させる構造であって、図2に示すように、光源4と、導光拡散部6Bと、選択透光部8Bと、選択遮光部14Aとを備える。光源4は第1の実施の形態と同一であるので、その説明を省略する。
導光拡散部6Bは第1の実施の形態の導光拡散部6Aに対応し、選択透光部8Bは第1の実施の形態の選択透光部8Aに対応し、同様の機能を備える。
選択透光部8Bは、外光12を反射し又は外光12の通過を遮断するとともに、導光拡散部6Bに導かれた光10を通過させる選択透光手段である。この選択透光部8Bは、既述の選択透光部8Aと同様に例えば、ハーフミラーを用いればよいが、ミラーである必要はなく、光を透過することが可能な着色塗料等で構成してもよい。外光12を反射させる場合には金属膜等のミラーで構成すればよい。
選択遮光部14Aは、光を選択的に透過させ又は遮光する選択遮光手段(又は選択透光手段)であって、遮光部16と、透光部18とを備える。遮光部16は、光を遮断する部分であり、透光部18は光を透過する部分である。このような遮光部16と透光部18とにより、特定のシルエットを表出させるための表示パターンが形成されている。
この実施の形態では、透光部18に既述の選択透光部8Bを備えているが、透光部18を単に空洞部としてもよい。
斯かる構成とすれば、次のようなイルミネーションが実現される。
(1) 光源4を点灯させた場合
光源4を発した光10は導光拡散部6Bに入射する。導光拡散部6Bに入射した光10は、導光拡散部6B内で屈折、反射を繰り返して拡散し、その拡散により導光拡散部6Bを発光させる。この場合、導光拡散部6Bでは光10が十分に拡散されるので、均等な発光状態となることは第1の実施の形態と同様である。
このような発光状態を呈する導光拡散部6Bから均等な光10が選択遮光部14Aの透光部18から選択透光部8Bに入射するが、選択遮光部14Aの遮光部16では、光10の通過が阻止され、イルミネーションが生成される。この場合、導光拡散部6B及び選択遮光部14Aの透光部18から光10が選択透光部8Bに入り、図3に示すように、選択遮光部14Aのシルエット20が表出する。このシルエット20には、選択遮光部14Aの透光部18に対応して明部22、遮光部16に対応して暗部24が生じる。
この場合、導光拡散部6Bでは、光の屈折、反射等を経て光の拡散が行われているので、シルエット20の明部22から選択透光部8Bの裏面側の部材を透視できない。即ち、光源4は発光時、選択透光部8Bの外部から光源4の存在や位置を確認することはできない隠蔽状態となる。
また、この実施の形態においても、導光拡散部6Bに拡散剤を混入させた透明樹脂を用いれば、樹脂内の拡散剤によって光10の拡散を促し、導光拡散部6Bを均等に発光させることができる。また、導光拡散部6Bを着色をすれば、光の色や輝度をコントロールすることも可能である。
(2) 光源4を消灯させた場合
光源4を消灯させると、導光拡散部6Bへの光10の入射が解除され、選択透光部8Bから光10の表出が停止される。これにより、導光拡散部6Bの内側が暗くなるが、外光12は選択透光部8Bで反射し、又はその透過が阻止されるので、選択透光部8Bが不透明化する。従って、消灯時にも、外部から選択透光部8Bの裏面側を視認することができない。即ち、導光拡散部6B又は光源4の存在やその位置を確認することができない。
〔第3の実施の形態〕
第3の実施の形態は、第1の実施の形態の選択透光部の背面側に光を透過させる導光部材を設置し、この導光部材の背面側に光を透過させ又は遮光する選択遮光部を備え、この選択遮光部の背面側に導光拡散部を備える。斯かる構成により、選択透光部に遮光又は透過によって選択遮光部のシルエットを表出させる。
この第3の実施の形態について、図4を参照する。図4は、第3の実施の形態に係るイルミネーションユニットの一例を示す図である。図4に示す構成は一例であって、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。図4において、図1と同一部分には同一符号を付してある。
このイルミネーションユニット2Cでは、外面部にシルエットのイルミネーションを表出させる構造であって、図4に示すように、光源4と、導光拡散部6Cと、選択透光部8Cと、選択遮光部14Bと、導光部材15とを備える。光源4は第1の実施の形態と同一であるので、その説明を省略する。
また、導光拡散部6Cは、光源4からの光10を受け、その光10を屈折、反射により拡散させる導光手段及び光拡散手段であるとともに、光拡散によって光10を発する発光手段の一例であって例えば、平板部材で構成され、導光材料として例えば、アクリルが用いられる。導光材料としては、アクリル以外の合成樹脂や硝子を用いてもよい。
選択透光部8Cは、外光12を反射し又は外光12の通過を遮断するとともに、導光拡散部6Cに導かれた光10を通過させる選択透光手段である。この選択透光部8Cは、既述の選択透光部8Aと同様である。
選択遮光部14Bは、光を選択的に遮光又は光透過をさせる手段であって、既述の遮光部16と、透光部18とを備える。遮光部16は光を遮断する部分であり、透光部18は光を透過する部分である。このような遮光部16と透光部18とにより、特定のシルエットを表出させる表示パターンが形成されている。
また、導光部材15は、導光手段の一例であって、選択遮光部14Bの透光部18から透光させた光10を拡散させることなく、選択透光部8C側に導く手段である。この場合、この導光部材15は、選択遮光部14Bや選択透光部8Cを支持する支持手段として機能する部分であってもよい。
斯かる構成とすれば、次のようなイルミネーションが実現される。
(1) 光源4を点灯させた場合
光源4を発した光10は導光拡散部6Cに入射する。導光拡散部6Cに入射した光10は、導光拡散部6C内で屈折、反射を繰り返して拡散する。これにより、導光拡散部6Cは発光状態を呈する。この導光拡散部6Cから均等な光10が選択遮光部14Bの光透過部18から導光部材15に入射する。また、選択遮光部14Bの遮光部16は光の通過を阻止する。
発光状態にある導光拡散部6Cの光10を選択遮光部14Bの透光部18から受けた導光部材15は、その光10を導光する。この結果、選択透光部8Cには選択遮光部14Bによってシルエット20(図3)が表出する。このシルエット20は、図3に示すように、選択遮光部14Bの透光部18に対応して明部22、遮光部16に対応して暗部24が生じる。
この場合も同様に、導光拡散部6Cでは、光の屈折、反射等を経て光の拡散が行われているので、シルエット20の明部22から選択透光部8Cの裏面側の部材を透視できない。即ち、光源4は隠蔽状態となり、発光時、選択透光部8Cの外部から光源4の存在や位置を確認することはできない点は既述の通りである。
また、この実施の形態においても、導光拡散部6Cに拡散剤を混入させた透明樹脂を用いれば、樹脂内の拡散剤によって光10の拡散を促し、導光拡散部6Cを均等に発光させることができる。また、導光拡散部6Cや、導光部材15を着色すれば、光の色や輝度をコントロールすることも可能である。
(2) 光源4を消灯させた場合
光源4を消灯させると、導光拡散部6Cへの光10の入射が解除され、選択透光部8Cから光10の表出が停止される。この場合、導光拡散部6Cの内側が暗くなるが、外光12は選択透光部8Cで反射し、又はその透過が阻止される。これにより、選択透光部8Cは不透明化し、外部から選択透光部8Cの裏面側を視認することができない。従って、消灯時にも、選択透光部8Cの外部から導光拡散部6C又は光源4の存在やその位置を確認することができない。
このように第3の実施の形態においても、第2の実施の形態と同様に、イルミネーションが得られる。また、導光拡散部6Cの光拡散により、導光拡散部6C、選択透光部8Cを均等な発光状態にすることができる。また、導光拡散部6Cで光拡散が得られるので、均一な発光状態が得られ、明部22(図3)での発光むらや発色むらの発生を防止できるとともに、光源4を最小限の個数や光量に抑制することができる。
〔第4の実施の形態〕
第4の実施の形態は、携帯電話機の外装部材にイルミネーションユニット2B(第2の実施の形態)を備えた構成である。
この第4の実施の形態について、図5、図6及び図7を参照する。図5は、背面側から見た携帯電話機の一例を示す図、図6は、シルエットを表出させた携帯電話機の一例を示す図、図7は、表示側筐体部からケース部を分離した分解斜視図である。図5ないし図7に示す構成は一例であって、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。
この携帯電話機40は本開示のイルミネーションユニット、機器及びその製造方法の一例であって、外装ケース部にイルミネーションを生成する。この携帯電話機40は、図5に示すように、第1の筐体部としてキーボード側筐体部42と、第2の筐体部として表示側筐体部44とを備え、ヒンジ部46によって開閉可能である。表示側筐体部44の背面部には背面側外装部材としてケース部48Aが備えられている。
ケース部48Aは、第1のエリア部50と、第2のエリア部52と、第3のエリア部54と、第4のエリア部56とに区分され、各エリア部50、52、54、56の境界を表す境界部58、60が形成されている。エリア部54には、表示窓部としてサブディスプレイ部62が形成され、このサブディスプレイ部62は例えば、透明又は半透明の窓部である。
このケース部48Aの背面側には、既述の光源4として複数のLED64a、64b、64c・・・64l(図7)が配置されている。そこで、これらLED64a、64b、64c・・・64lが点灯すると、ケース部48Aのエリア部50には、図6に示すように、複数のシルエット20a、20b、20c・・・20oを表出させることができる。この場合、エリア部52、54も有色発光し、例えば、紫色で発光する。従って、シルエット20a、20b、20c・・・20oの表出及び発光により、イルミネーションが生成される。
各LED64a、64b、64c・・・64lは、図7に示すように、表示側筐体部44に設置された回路基板68に配設されている。各LED64a、64b、64c・・・64lには例えば、同一発光量の素子が用いられ、回路基板68の平坦部に配置されている。また、LED64a、64b、64c・・・64lのそれぞれの発光点とケース部48Aの内面との距離が同一又はほぼ同一に設定される。このようにすれば、シルエット20a、20b、20c・・・20oの発光量を一定にすることができ、また、制御によって所望の発光量を設定することもできる。
また、回路基板68には、LCD(Liquid Crystal Display)表示器70が設置されている。LCD表示器70は、表示素子の一例であって、その表示面72がサブディスプレイ部62の位置に対応している。
これらLED64a、64b、64c・・・64lの駆動や、LCD表示器70の表示制御は、キーボード側筐体部42に設置された制御部によって行われる。そこで、回路基板68から引き出されたフレキシブルケーブル74はヒンジ部46を介してキーボード側筐体部42に導かれ、このフレキシブルケーブル74の端部にあるコネクタ76(図8)、キーボード側筐体部42側の制御部に接続される。
〔LED64a、64b、64c・・・64lの配置〕
LED64a、64b、64c・・・64lの配置と、透光部18a、18b、18c・・・18oの位置関係について、図8及び図9を参照する。図8は、回路基板の一例を示す図、図9は、ケース部を透視した表示側筐体部を示す図である。
LED64a、64b、64c・・・64lは、図8に示すように、例えば、12素子が7行5列のマトリックス状に配置されている。この場合一例として、第1行にLED64a、第2行にLED64b、64c、64d、第3行にLED64e、64f、第4行にLED64g、64h、64i、第5行にLED64j、第6行にLED64k、最終行の第7行にLED64lが配置されている。各行の配置位置は互いに千鳥状に規則的に配置されている。また、回路基板68の縁部側に設置されている各LED64d、64i、64kは他のLEDに対して直交配置となっている。
このように配置したLED64a、64b、64c・・・64lは、図9に示すように、これらの発光によってシルエット20a、20b、20c・・・20oを表出させる透光部18a、18b、18c・・・18oと位置関係が異なっている。即ち、遮光部16側にLED64a、64b、64c・・・64lが配置されている。隣接する各行のLED64a、64b、64c・・・64lのそれぞれの間隔は一致してもよいし、異なってもよい。従って、各LED64a、64b、64c・・・64lにより、均等に発光するシルエット20a、20b、20c・・・20oが表出される。即ち、LED64a、64b、64c・・・64lの設置数は、シルエット20a、20b、20c・・・20oを表出させる透光部18a、18b、18c・・・18oの数(この場合、15)より少ない。
〔ケース部48A〕
次に、ケース部48Aについて、図10、図11、図12、図13、図14及び図15を参照する。図10は、ケース部を示す図、図11は、背面側から見たケース部を示す図、図12は、LEDの配置及び透光部を示す図、図13は、図10のXIII−XIII線断面図、図14は、図10のXIV −XIV 線断面図、図15は、図10のXV−XV線断面図である。
ケース部48Aは、図10に示すように、長方形状であって、エリア部50、52、54、56に区分され、各エリア部50、52、54、56間を区分するため、その境界を表す境界部58、60が形成されている。各エリア部50〜56は、面積及び形状を異ならせているが、同一形状でもよいし、各面積も同一でもよいし、その区分数や面積設定は任意である。また、境界部58、60は直線線状、屈曲線又は帯状でもよいし、溝や突部であってもよいし、エリア部50、52、54、56を区分する段差であってもよい。
エリア部50は、既述の選択透光部8B及び選択遮光部14Aの透光部18(図2)に相当し、例えば、ハーフミラー構成であって、その表面色は黒色である。エリア部52、54は、既述の選択遮光部14A(図2)の遮光部16に相当し、半透明の着色部であって、特定色として例えば、紫色に着色されている。また、エリア部56は光を透過させない遮光部であって、特定色として例えば、金色である。このエリア部56には光を透過させない金属箔を貼着してもよい。
ケース部48Aには図11に示すように、ケース本体部78Aが備えられており、このケース本体部78Aは既述の導光拡散部6B(図2)を構成し、例えば、透明な合成樹脂の成形体である。このケース本体部78Aには周回する段部80が形成され、この段部80の内側には、境界部58、60(図10)に対応する立壁部82、84が形成されている。これら段部80及び立壁部82、84はケース本体部78Aに一体に形成されている。段部80には、接着手段を介して表示側筐体部44が接合される。また、ケース本体部78Aは段部80及び立壁部82、84を備えたことにより、その強度が高められ、ケース部48Aの強化に寄与する。また、ケース本体部78Aの角隅部にはケース本体部78Aを表示側筐体部44に固定するための固定部86が形成されている。ケース本体部78Aの固定部86に表示側筐体部44の固定部79(図7)がねじ等を用いて固定される。
エリア部50には、既述のシルエット20a、20b、20c・・・20oを生成するための複数の透光部18a、18b、18c・・・18oとともに遮光部16が形成されている。これら透光部18a、18b、18c・・・18oに対し、LED64a、64b、64c・・・64lが図12に示すように、異なる位置に配置されている。また、エリア部54には、サブディスプレイ部62に対応する透光窓部92が形成されている。
また、エリア部50、54について、図13及び図14を参照すると、エリア部50にはケース本体部78Aの表面部に選択遮光部14Aが形成され、この選択遮光部14Aには、既述の透光部18a、18b、18c・・・18oと、既述の遮光部16とが形成されている。これら透光部18a、18b、18c・・・18o及び遮光部16は、抜き印刷、塗装又は蒸着によって形成すればよい。この選択遮光部14Aの外面には、ハーフミラー部96が形成され、このハーフミラー部96は既述の選択透光部8Bに対応する。このハーフミラー部96は、外光12(図2)を遮断するとともに、ケース本体部78Aの発光状態を表出させる手段の一例である。このハーフミラー部96は、例えば、ハーフミラー蒸着によって形成され、外見上黒色を成している。
エリア部54には、ケース本体部78Aの上面部に半透明部98が形成されている。半透明部98は、蒸着や印刷等による着色層である。また、このエリア部54には、図14に示すように、ケース本体部78Aの上面部に既述の透光窓部92が形成されている。この透光窓部92は、塗装や印刷等により透明な樹脂層で形成されている。
また、エリア部52、56について、図15を参照すると、エリア部52にはケース本体部78Aの上面部に半透明部100が形成され、エリア部56には遮光部102が形成されている。半透明部100は、半透明部98と同様に蒸着や印刷等による着色層である。
〔イルミネーションユニット2B及びイルミネーションの生成〕
次に、携帯電話機40のイルミネーションユニット及びイルミネーションの生成について、図16、図17、図18及び図19を参照する。図16は、図5のXVI −XVI 線断面図、図17は、発光形態を示す斜視図、図18は、イルミネーションを示す図、図19は、生成されたシルエットを示す図である。
携帯電話機40は、既述のケース部48Aを備え、図16に示すように、既述のイルミネーションユニット2Bが実現される。このようなイルミネーションユニット2Bを備えた携帯電話機40では、図17に示すように、LED64が発光すると、その光10がケース本体部78Aに入射する。LED64は、既述のLED64a、64b、64c・・・64lに対応する。
このケース本体部78Aは既述の通り、導光拡散部6B(図2)を構成しているから、図18に示すように、光10が屈折、反射を繰り返しながら導光され、拡散してケース本体部78Aを発光させる。この発光状態により、光10が選択遮光部14Aの透光部18を通過し、遮光部16で遮断される。透光部18を通過した光10は、ハーフミラー部96から携帯電話機40の外部に放出される。透光部18は、既述の透光部18a、18b、18c・・・18oに対応する。
この結果、エリア部50には、選択遮光部14Aの透光部18と遮光部16とにより、図19に示すように、シルエット20a、20b、20c・・・20oが表出し、イルミネーションが生成される。この場合、シルエット20a、20b、20c・・・20oは、その中心部には明部108、その周辺部に放射状に明部110とともに暗部112が形成されている。
各明部108、110はLED64a、64b、64c・・・64lの発光中心から異なる位置にある。このような位置関係に対し、光10が屈折、反射を繰り返しながら導光され、拡散してケース本体部78Aが均一な発光状態となるので、明部108及び明部110は均一な明るさで発光し、各シルエット20a、20b、20c・・・20oは均一な明るさで表出し、イルミネーションが生成される。
〔携帯電話機40のハードウェア〕
携帯電話機40のハードウェアについて、図20を参照する。図20は、携帯電話機のハードウェアを示す図である。図20に示す構成は一例であって、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。図20において、図8と同一部分には同一符号を付してある。
この携帯電話機40では、既述のLED64a、64b、64c・・・64lがLEDドライバ113に接続されて駆動される。このLEDドライバ113はCPU(Central Processing Unit )114に接続され、このCPU114によって駆動制御が行われる。CPU114は、OS(Operating System)やアプリケーションプログラムを実行するとともに、LED64a、64b、64c・・・64lの発光制御や、通信制御等、各種機能部の制御手段の一例である。
この携帯電話機40には、既述のLCD表示器70、メイン表示器116、無線通信部118、操作入力部120、メモリ122、音声入出力部124が備えられている。メイン表示器116は、表示側筐体部44の前面側に設置される表示手段の一例であって、CPU114により制御され、画像や文字が表示される。無線通信部118は、CPU114によって制御され、基地局との無線通信等に用いられる無線通信手段であって、アンテナ126を備え、無線信号の送受、呼制御に基づく通話やデータ通信を行う。操作入力部120は、操作による文字入力や、各種制御入力に用いられ、文字キーやカーソルキー、決定キー等を備える。
メモリ122は、プログラムやデータの記憶手段の一例であって、プログラム記憶部{ROM(Read-Only Memory)}128、データ記憶部130、RAM(Random-Access Memory)132を備え、記録媒体によって構成する。プログラム記憶部128は、OSや各種プログラムを格納する手段である。データ記憶部130にはデータが記憶され、RAM132は、ワークエリアとして用いられる。
音声入出力部124は音声信号の入出力手段であって、マイクロフォン134及びレシーバ136を備え、マイクロフォン134からの音声信号が入力され、レシーバ136から音声を再生する。
そこで、この携帯電話機40では、音声着信やメール着信の場合、その着信を契機にLED制御出力がCPU114から発せられる。これを受けたLEDドライバ113から駆動出力が各LED64a、64b、64c・・・64lに加えられ、各LED64a、64b、64c・・・64lが発光する。この発光により、既述のイルミネーションユニット2Bを以てシルエット20a、20b、20c・・・20oが表出し、イルミネーションが生成される。
上記した第4の実施の形態について、特徴事項、利点又は変形例等を列挙する。
(1) 携帯電話機40等の携帯機器の外装部材に光10によるイルミネーションを生成させ、着信表示や携帯電話機40の外観装飾が高められ、商品性の向上を図ることができる。光源としてのLED64a、64b、64c・・・64lの光10を導光拡散して導き、その光10又はその光10のシルエットを表出させてイルミネーションを生成することができ、イルミネーション効率や、その質を高めることができる。
(2) イルミネーションユニットが既存の外装ケース部材である透明樹脂を用い、その表面部又は裏面部にハーフミラー仕様(又は遮光)の塗装又は印刷を行って実現できる。光源にはLED等の内部発光の光を用いることができ、ケース内部からケース外面側の透明樹脂部に入射させ、その光を導光させ、ケース部の一部又は全部を発光させることができる。
(3) ケース部48Aに導光手段又は拡散手段の機能を持つ導光拡散部6Bの機能を付加すればよく、イルミネーションのために別デバイスを付加することなく、ケース部材を均等な光で発光させ、イルミネーションを生成できる。導光拡散部6Bを設置して光10を導光拡散させているので、LED等の発光モジュールの発光光量を効率的に利用できる。従って、シルエットの発光箇所毎にLEDを配置する必要がない。
(4) 導光拡散部6Bにはケース用樹脂等、透明樹脂を用いることができ、その樹脂内に拡散剤を混入させれば均等な発光が得られる。また、着色をすれば、光の色や輝度をコントロールも可能である。
(5) ケース部48に均等に発光するシルエットを表出させることができ、外観デザインに優れた携帯電話機40等の携帯機器を提供できる。
(6) この実施の形態では、ケース本体部78Aの導光、拡散機能により均等にケース本体部78Aを発光させることができ、シルエットを表出させる透光部18a、18b、18c・・・18oの数に対し、発光モジュールを構成するLEDの設置数を抑制できる。この結果、LED等の部品点数を抑制でき、構成の簡素化により携帯電話機等の各種機器の組立性を高めることができる。
(7) ケース本体部78Aの導光、拡散機能により均等にケース本体部78Aを発光させることができ、外観部を均等に光らせることができ、輝度むら、特に光源の中心が輝点となる現象を防止でき、イルミネーションの品質を高めることができる。
(8) この実施の形態では、ケース部48Aが単一構成であり、別パネルを用いていないので、部品点数を抑制できる。しかも、防水構造や取付構造を簡素化でき、隙間部分を抑制できるので、静電気の侵入を防止できる。
(9) ケース部48Aに透明樹脂を使用し、その表面又は裏面にハーフミラー部96を塗装等によって形成できる。このような構成では、光源として表示側筐体部44にLED64a、64b、64c・・・64lを内蔵させ、その光10をケース部48A内に入射させてくまなく導光、拡散させ(導光・拡散機能)、ケース部48Aを光らせることができる。
〔第5の実施の形態〕
第5の実施の形態は、携帯電話機40(図5〜図20)の製造方法である。
この第5の実施の形態について、図21及び図22を参照する。図21は、携帯電話機の製造方法を示すフローチャート、図22は、製造工程の処理の一例を示す図である。
この製造工程には、図21に示すように、ケース本体部78Aの形成工程(ステップS11)、選択遮光部14Aの形成工程(ステップS12)、ハーフミラー部96の形成工程(ステップS13)、組立工程(ステップS14)が含まれる。
A)ケース本体部78Aの成形工程(ステップS11)
このケース本体部78Aの形成工程では、図22の(A)に示すように、導光性材料として透明な例えば、アクリル等の合成樹脂を成形し、ケース本体部78Aを形成する。このケース本体部78Aは一体成形加工により形成し、その形状は図11に示した通りである。導光性材料である樹脂内には、光を拡散させる拡散剤を混入させれば、光拡散性を高めることができ、均等に発光させることができる。また、ケース本体部78Aは、樹脂に着色材料を混入させ、有色化すれば、発光色や発光輝度を調整できる。
B)選択遮光部14Aの形成工程(ステップS12)
この選択遮光部14Aの形成工程では、図22の(B)に示すように、遮光材料を用いてケース本体部78Aの外表面部に選択遮光部14Aを形成する。遮光材料は、遮光インク、遮光塗料、金属等の遮光性を備えたものであればよい。遮光インクであれば印刷により、遮光塗料であれば塗装により、金属であれば蒸着等の処理を行えばよい。このように、選択遮光部14Aを形成することにより、ケース本体部78Aの表面部には複数の透光部18と、遮光部16とが形成される。透光部18は、透光部18a、18b、18c・・・18oに対応する。即ち、透光部18により光を透過し、遮光部16で光を遮光する。即ち、選択遮光部14Aの形成はケース本体部78Aに光選択性を付与する処理である。
C)ハーフミラー部96の形成工程(ステップS13)
このハーフミラー部96の形成工程は、図22の(C)に示すように、透明材料を用いてケース本体部78Aの外表面部にある選択遮光部14Aの表面層にハーフミラー部96(8B)を形成する。このハーフミラー部96は、外光を反射し又は外光の通過を抑制し、ケース本体部78Aから導かれた光を透過させる機能層であるとともに、表面保護層を構成する。外光を反射するとともに、ケース本体部78Aからの光を透過させる場合には、ハーフミラー部96はハーフミラー材料の塗装又は印刷を行えばよい。この場合、ハーフミラー部96に対応する表面層は、光を抑制する機能で十分であるから、着色塗料の印刷し又は塗装した有色層であってもよい。
以上述べた工程A)、B)及びC)によりケース部48Aが形成される。
D)組立工程(ステップS14)
この組立工程では、表示側筐体部44の背面部にケース部48Aを取り付け、携帯電話機40を組み立てる。表示側筐体部44には予め回路基板68が設置され、この回路基板68には既述のLED64が設置されている。各LED64は透光部18に対応しない位置として遮光部16側に配置されている。LED64は、既述のLED64a、64b、64c・・・64lに対応する。
このような組立を経て携帯電話機40が製造される。この携帯電話機40には、LED64の発光と、ケース部48Aに選択遮光部14Aの透光部18と遮光部16の光選択性とにより、既述のシルエット20a、20b、20c・・・20oを表出させてイルミネーションを生成させることができる。また、この製造方法によれば、イルミネーションを構成する部品点数や部品構成を簡素化でき、製造コストを低コスト化できる。
〔第6の実施の形態〕
第6の実施の形態は、携帯電話機の外装部材にイルミネーションユニット2A(第1の実施の形態)を備えた構成である。
この第6の実施の形態について、図23及び図24を参照する。図23は、第6の実施の形態に係る携帯電話機を示す断面図、図24は、発光形態を示す斜視図である。図23及び図24において、図1、図5ないし図18と同一部分には同一符号を付してある。
この第6の実施の形態の携帯電話機40にはケース部48Bが用いられている。このケース部48Bは、既述の第1の実施の形態(図1)のイルミネーションユニット2Aを構成したものである。このケース本体部78Bは既述の導光拡散部6A(図1)に相当する。このケース本体部78Bの表面部には、一様にハーフミラー部138が形成されている。このハーフミラー部138は、例えば、透明樹脂で形成されたケース本体部78Bの外面側表面層にハーフミラー材料を塗装又は印刷により形成する。この実施の形態では、光源であるLED64及びケース部48Bによってイルミネーションユニット2Aが構成される。その他の構成は、第4の実施の形態と同様であるので、図23に同一符号を付し、その説明を省略する。
斯かる構成とすれば、LED64を発光させると、図24に示すように、その光10がケース本体部78Bに入り、屈折、反射を繰り返して拡散し、ケース本体部78Bが発光状態となる。この発光状態がハーフミラー部138を通してケース部48Bの表面に表出し、イルミネーションを生成させる。
このようなケース部48Bによれば、ケース本体部78Bが光10を導光して拡散し、発光状態となるので、LED64の設置数を最小限にして効率的なイルミネーションを実現することができる。また、光むらやLED64の発光点が輝点として表出することを防止できる。また、ハーフミラー部138によって外光12の通過を防止でき、内部構造の透視を防止できる。
〔第7の実施の形態〕
第7の実施の形態は、第6の実施の形態に示す携帯電話機40(図23、図24)の製造方法である。
この第7の実施の形態について、図25及び図26を参照する。図25は、製造工程を示すフローチャート、図26は、製造工程の処理の一例を示す図である。図25及び図26に示す構成は一例であって、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。
この製造工程には、図25に示すように、ケース本体部78Bの形成工程(ステップS21)、ハーフミラー部138の形成工程(ステップS22)及び組立工程(ステップS23)が含まれる。
A)ケース本体部78Bの成形工程(ステップS21)
このケース本体部78Bの形成工程では、図26の(A)に示すように、導光性材料として透明な例えば、アクリル等の合成樹脂を成形し、ケース本体部78Bを形成する。この形成工程は、第5の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
B)ハーフミラー部138の形成工程(ステップS22)
このハーフミラー部138の形成工程では、図26の(B)に示すように、ハーフミラー材料を用いてケース本体部78Bの外表面部に塗装又は印刷によりハーフミラー部138を形成する。ハーフミラー材料には、光反射膜に光透過性を持たせる材料であればよく、例えば、金属を用いればよい。このハーフミラー材料を塗布、印刷又は蒸着等の処理によりケース本体部78Bの表面層にハーフミラー部138を形成する。これにより、ケース部48Bが得られる。
C)組立工程(ステップS23)
この組立工程では、図26の(C)に示すように、表示側筐体部44の背面部にケース部48Bを取り付け、携帯電話機40を組み立てる。表示側筐体部44には予め回路基板68が設置され、この回路基板68には既述のLED64が設置されている。これによりイルミネーションユニット2Aが構成される。
このような組立を経て携帯電話機40が製造される。この携帯電話機40では、LED64の発光と、ケース本体部78Bの導光拡散による発光状態と、ハーフミラー部138の光透過性により、その発光状態がハーフミラー部138から表出される。即ち、この発光状態の表出により、イルミネーションが実現される。また、この製造方法によっても、イルミネーションを構成する部品点数や部品構成を簡素化でき、製造コストを低コスト化できる。
〔第8の実施の形態〕
第8の実施の形態は、携帯電話機の外装部材にイルミネーションユニット2C(第3の実施の形態)を備えた構成である。
この第8の実施の形態について、図27を参照する。図27は、携帯電話機を示す分解斜視図である。図27に示す構成は一例であって、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。図27において、図7と同一部分には同一符号を付してある。
この実施の形態の携帯電話機40には図27に示すように、ケース部48Cが用いられる。このケース部48Cは、ケース本体部78Cと、外装パネル部146とが用いられる。外装パネル部146は、既述のエリア部50に対応し、ケース本体部78Cの外装パネル固定部148に固定され、ケース部48Cを構成する。このケース部48Cを用いた場合にも、図5に示すように、携帯電話機40を構成することができ、図6に示すように、同様にイルミネーションを生成させることができる。なお、外装パネル部146は、ケース本体部78Cに着脱可能に固定し、必要に応じて交換可能としてもよい。
また、この実施の形態において、回路基板68(図8)の構成、LED64a、64b、64c・・・64lの配置やサブディスプレイ部62の配置等は、第4の実施の形態と同様である。
〔ケース本体部78C〕
ケース本体部78Cについて、図28及び図29を参照する。図28は、図27のXXVIII−XXVIII線断面図、図29は、図27のXXIX−XXIX線断面図である。
ケース本体部78Cのエリア部50は、既述の導光拡散部6C(図4)を構成し、例えば、透明な合成樹脂の成形体である。図28に示すように、エリア部50には外装パネル部146を固定するための外装パネル固定部148が形成されている。また、エリア部54にはケース本体部78Cの上面部に半透明部98が形成されている。
また、エリア部52、56について、図29を参照すると、エリア部52にはケース本体部78Cの上面部に半透明部100が形成され、エリア部56には遮光部102が形成されている。半透明部100は、半透明部98と同様に蒸着や印刷等による着色層である。
その他、このケース本体部78Cを含むケース部48Cの構成は、第4の実施の形態と同様であるので、同一符号を付し、その説明を省略する。
〔外装パネル部146〕
外装パネル部146について、図30、図31及び図32を参照する。図30は、外装パネル部を示す図、図31は、背面側から見た外装パネル部を示す図、図32は、図30のXXXII −XXXII 線断面図である。
この外装パネル部146は、例えば、透明な合成樹脂の成形体であって、第4の実施の形態におけるエリア部50に対応する。即ち、外装パネル部146は、ケース本体部78Cと独立した部品であって、既述の選択透光部8C(図4)、導光部材15(図4)及び選択遮光部14B(図4)に相当する。
この外装パネル部146は図32に示すように、心材としてパネル本体部150を備える。このパネル本体部150は導光部材15(図4)に対応する。このパネル本体部150の外面部にはハーフミラー部152が形成され、このハーフミラー部152は、光を選択的に透過する手段(選択透光部8C)の一例であり、例えば、ハーフミラー材料の蒸着によって形成され、外見上黒色を成している。
また、この外装パネル部146の背面部には図31及び図32に示すように、選択遮光部14Bが形成されている。この選択遮光部14Bは既述の透光部18a、18b、18c・・・18oと、既述の遮光部16とが形成されている。これら透光部18a、18b、18c・・・18o及び遮光部16は、抜き印刷、塗装又は蒸着によって形成すればよい。
〔イルミネーションユニット2C及びイルミネーションの生成〕
イルミネーションユニット及びイルミネーションの生成について、図33、図34及び図35を参照する。図33は、携帯電話機の断面図、図34は、携帯電話機の発光形態を示す図、図35は、イルミネーションの生成を示す図である。
この実施の形態の携帯電話機40は、ケース本体部78Cと外装パネル部146とを合体させた既述のケース部48Cを備え、図33に示すように、イルミネーションユニット2Cが構成される。このようなイルミネーションユニット2Cを備えれば、図34に示すように、LED64が発光すると、その光10がケース本体部78Cに入射する。
このケース本体部78Cは導光拡散部6C(図4)を構成しているから、図35に示すように、光10を屈折、反射を繰り返しながら導光し、その光10を拡散して発光させる。この発光状態により、光10が外装パネル部146の選択遮光部14Bの透光部18a、18b、18c・・・18oを通過し、遮光部16で遮断される。外装パネル部146では、透光部18a、18b、18c・・・18oを通過した光10をパネル本体部150で導光し、その光10をハーフミラー部152(8C)から表出させている。
この結果、ハーフミラー部152の表面部(エリア部50)には、選択遮光部14Bにより、シルエット20a、20b、20c・・・20o(図19)が表出し、イルミネーションが生成される。
この実施の形態においても、光10が屈折、反射を繰り返しながら導光され、拡散してケース本体部78Cが均一な発光状態となり、外装パネル部146も同様に均一な発光状態となるので、各シルエット20a、20b、20c・・・20oは均一な明るさで表出される。
なお、この実施の形態の携帯電話機40のハードウェア構成は、第4の実施の形態(図20)と同様であるので、その説明を省略する。
〔第9の実施の形態〕
第9の実施の形態は、第8の実施の形態に示す携帯電話機40(図27〜図35)の製造方法である。
この第9の実施の形態について、図36及び図37を参照する。図36は、製造工程を示すフローチャート、図37は、製造工程の処理の一例を示す図である。図36及び図37に示す構成は一例であって、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。
この製造工程には、図36に示すように、ケース本体部78Cの形成工程(ステップS31)、外装パネル部146のパネル本体部150及び選択遮光部14Bの形成工程(ステップS32)、ハーフミラー部152の形成工程(ステップS33)、ケース部48Cの形成工程(ステップS34)、組立工程(ステップS35)が含まれる。
A)ケース本体部78Cの形成工程(ステップS31)
このケース本体部78Cの形成工程では、図37の(A)に示すように、導光性材料として透明な例えば、アクリル等の合成樹脂を成形し、ケース本体部78Cを形成する。このケース本体部78Cは一体成形加工により形成し、その形状は図28に示した通りである。導光性材料である樹脂内には、光を拡散させる拡散剤を混入させれば、光拡散性を高めることができ、均等に発光させることができる。また、ケース本体部78Cは、樹脂に着色材料を混入させ、有色化すれば、発光色や発光輝度を調整できる。
B)外装パネル部146のパネル本体部150及び選択遮光部14Bの形成工程(ステップS32)
この外装パネル部146の形成工程では、図37の(B)に示すように、導光性材料として透明な例えば、アクリル等の合成樹脂を成形し、外装パネル部146のパネル本体部150を形成する。このパネル本体部150は一体成形加工により形成し、その形状は図30、図32に示した通りである。この場合、導光性材料である樹脂内には、光を拡散させる拡散剤を混入させれば、光拡散性を高めることができ、均等に発光させることができる。また、外装パネル部146のパネル本体部150は、樹脂に着色材料を混入させ、有色化すれば、発光色や発光輝度を調整できる。
また、パネル本体部150の裏面部に選択遮光部14Bを形成する。遮光材料は、遮光インク、遮光塗料、金属等の遮光性を備えたものであればよい。遮光インクであれば印刷により、遮光塗料であれば塗装により、金属であれば蒸着等の処理を行えばよい。このように、選択遮光部14Bを形成することにより、外装パネル部146の裏面部には遮光部16と、複数の透光部18とが形成される。透光部18は、透光部18a、18b、18c・・・18oに対応する。即ち、透光部18により光を透過し、遮光部16で光を遮光する。よって、選択遮光部14Bの形成は、外装パネル部146に光選択性を付与する処理である。
C)ハーフミラー部152の形成工程(ステップS33)
このハーフミラー部152の形成工程は、図37の(C)に示すように、透明材料を用いて外装パネル部146の表面部にハーフミラー部152を形成する。このハーフミラー部152は、外光を反射し又は外光の通過を抑制し、外装パネル部146から導かれた光を透過させる機能層であるとともに、表面保護層を構成する。外光を反射するとともに、外装パネル部146からの光を透過させる場合には、ハーフミラー部152は、ハーフミラー材料の塗装又は印刷を行えばよい。ハーフミラー部152に代え、光の抑制機能のみであれば、着色塗料の印刷又は塗装による有色層で構成してもよい。
D)ケース部48Cの形成工程(ステップS34)
ケース部48Cの形成工程では、図37の(D)に示すように、ケース本体部78Cと外装パネル部146とを結合させ、ケース部48Cを形成する。ケース本体部78Cには、成形によって外装パネル固定部148(図28)が形成されているので、この外装パネル固定部148に外装パネル部146を固定することにより、ケース部48Cが得られる。
E)組立工程(ステップS35)
この組立工程では、図37の(E)に示すように、表示側筐体部44の背面部にケース部48Cを取り付け、携帯電話機40を組み立てる。表示側筐体部44には予め回路基板68が設置され、この回路基板68には既述のLED64が設置されており、各LED64が遮光部16側に設置される。LED64は、既述のLED64a、64b、64c・・・64lに対応する。
このような組立を経て携帯電話機40が製造され、この携帯電話機40には、LED64の発光と、ケース部48Cに選択遮光部14Bの透光部18と遮光部16の光選択性とにより、既述のシルエット20a、20b、20c・・・20oの表出により、イルミネーションを生成することができる。また、この製造方法によっても、イルミネーションを構成する部品点数や部品構成を簡素化でき、製造コストを低コスト化できる。
〔他の実施の形態〕
(1) 上記実施の形態(図4)では、選択透光部8Cと選択遮光部14Bとの間に導光部材15を設置したが、この導光部材15に代え、図38に示すように、導光拡散部6Dを設置してもよい。この場合、選択遮光部14Bを通過させた光を導光拡散部6Dで導光拡散させて選択透光部8Cに表出させることができる。
(2) 上記実施の形態では、LED64a、64b、64c・・・64lと透光部18a、18b、18c・・・18oとを異なる位置に設定したが、異なる位置に限定されない。例えば、図39に示すように、LED64a、64b、64c・・・64oと透光部18a、18b、18c・・・18oとを同一位置即ち、透光部側に設定してもよい。このように構成しても、導光拡散部6A、6B、6Cが設置されているので、光の拡散及び発光により、各透光部18a、18b、18c・・・18oを通過する光を均一化できる。このため、均一な発光状態となるシルエット20a、20b、20c・・・20oを表出させることができる。
(3) 上記実施の形態では、ケース部48A、48B、48C又はケース部48Cの一部である外装パネル部146の外面部をフラット面としているが、このようなフラット面に限定されない。例えば、ケース部48Bでは、図40に示すように、規則的な凹凸面154を形成し、光の屈折や反射によって光の拡散を生じる構成としてもよく、また、このような凹凸面154を持つ導光拡散パネル部を設置してもよい。このような構成とすれば、イルミネーションの装飾性を高め、イルミネーションのバリエーションを拡大できる。
(4) 上記実施の形態では、イルミネーションユニットを備えた機器として携帯電話機40を例示したが、本開示のイルミネーションユニット、機器及びその製造方法は、このような携帯機器に限定されない。本開示のイルミネーションユニット、機器及びその製造方法は、パーソナルコンピュータ(PC)200(図41、図42)、携帯情報端末機(PDA:Personal Digital Assistant)300(図43)等、各種の機器に適用できる。
(5) PC200は、図41に示すように、キーボード側筐体部202と、表示側筐体部204とをヒンジ部206で連結し、開閉可能である。表示側筐体部204には、既述のシルエット20x、20y、20zが表出され、イルミネーションが生成される。この場合、PC200には、図42に示すように、ケース部208には既述の導光拡散部6Bを基材とし、その表面に選択遮光部14Aが設置され、この選択遮光部14Aの表面にハーフミラー部210(選択透光部8B)が形成されている。選択遮光部14Aには、遮光部16と透光部18とが形成され、表示側筐体部204の回路基板68にはLED64x、64yが配置されている。このように、PC200においても同様のイルミネーションユニット2Bを構成することができる。また、既述のイルミネーションユニット2A、2Cを構成してもよい。従って、LED64x、64yを発光させれば、導光拡散部6Bの導光及び拡散により、選択遮光部14Aの通過及び遮断により光のシルエット20x、20y、20zを表出させ、イルミネーションを実現できる。
(6) また、PDA300においても既述のイルミネーションユニット2A、2B、2Cを構成してもよい。例えば、イルミネーションユニット2B又は2Cによれば、図43に示すように、前面パネル部302のハーフミラー部にシルエット20x、20y、20zを表出させ、イルミネーションを実現させることができる。
次に、以上述べた実施の形態に関し、更に以下の付記を開示する。以下の付記に本発明が限定されるものではない。
(付記1) 単一又は複数の光源と、
前記光源の光を導光し拡散させる導光拡散部と、
外光を反射し又は外光の通過を抑制し、前記導光拡散部から導かれる光を透過させる選択透光部と、
を備え、前記導光拡散部から導かれた光を前記選択透光部に表出させることを特徴とする、イルミネーションユニット。
(付記2) 更に、光を選択的に透過し又は遮光する選択遮光部と、
を備え、前記選択遮光部の光透過又は遮光により前記選択透光部にシルエットを表出させることを特徴とする、付記1に記載のイルミネーションユニット。
(付記3) 更に、前記導光拡散部と前記選択透光部との間に、
前記導光拡散部から導かれた光を選択的に透過させ又は遮光する選択遮光部と、
この選択遮光部を通過した光を前記導光拡散部に導く導光部材と、
を備えたことを特徴とする、付記1に記載のイルミネーションユニット。
(付記4) 前記選択透光部は、外光を反射し又は前記導光拡散部から導かれた光を透過するハーフミラーであることを特徴とする、付記1に記載のイルミネーションユニット。
(付記5) 前記選択遮光部は、光を透過させる透光部と、遮光する遮光部とを備えることを特徴とする、付記2又は付記3に記載のイルミネーションユニット。
(付記6) 前記光源は、前記選択遮光部の遮光側に設置されたことを特徴とする、付記1に記載のイルミネーションユニット。
(付記7) 単一又は複数の光源と、
筐体の表面部に設置され、前記光源の光を導光し拡散する導光拡散部と、
外光を反射し又は外光の通過を抑制し、前記導光拡散部から導かれた光を透過させる選択透光部と、
を備え、前記導光拡散部から導かれる光を前記筐体の表面部に表出させることを特徴とする、機器。
(付記8) 光源の光を導光し拡散させる導光拡散部を形成する工程と、
外光を反射し又は外光の通過を抑制し、前記導光拡散部から導かれた光を透過させる選択透光部を形成する工程と、
を含むことを特徴とする、機器の製造方法。
以上説明したように、イルミネーションユニット、機器及びその製造方法の実施の形態について説明したが、本発明は、上記記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載され、又は発明を実施するための形態に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能であることは勿論であり、斯かる変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
本開示のイルミネーションユニット、機器又はその製造方法によれば、機器内光源の光を導光拡散部で導光、拡散し、その光をケース部に表出させ、又は選択的な光透過によりケース部にシルエットを表出させることにより、機器の表面部にイルミネーションを生成できる。これにより、携帯電話機等の各種機器の光による豊かな外面装飾が得られ、機器の商品性や利便性を高め、有用である。
2A、2B、2C イルミネーションユニット
4 光源
6A、6B、6C、6D 導光拡散部
8A、8B、8C 選択透光部
10 光
12 外光
14A、14B 選択遮光部
15 導光部材
16 遮光部
18、18a、18b、18c・・・18o 透光部
20、20a、20b、20c・・・20o シルエット
40 携帯電話機
64、64a、64b、64c・・・64l LED
78A、78B、78C ケース本体部
96、138 ハーフミラー部

Claims (5)

  1. 単一又は複数の光源と、
    前記光源の光を導光し拡散させる導光拡散部と、
    外光を反射し又は外光の通過を抑制し、前記導光拡散部から導かれる光を透過させる選択透光部と、
    を備え、前記導光拡散部から導かれた光を前記選択透光部に表出させることを特徴とする、イルミネーションユニット。
  2. 更に、光を選択的に透過し又は遮光する選択遮光部と、
    を備え、前記選択遮光部の光透過又は遮光により前記選択透光部にシルエットを表出させることを特徴とする、請求項1に記載のイルミネーションユニット。
  3. 前記光源は、前記選択遮光部の遮光側に設置されたことを特徴とする、請求項2に記載のイルミネーションユニット。
  4. 単一又は複数の光源と、
    筐体の表面部に設置され、前記光源の光を導光し拡散する導光拡散部と、
    外光を反射し又は外光の通過を抑制し、前記導光拡散部から導かれた光を透過させる選択透光部と、
    を備え、前記導光拡散部から導かれる光を前記筐体の表面部に表出させることを特徴とする、機器。
  5. 光源の光を導光し拡散させる導光拡散部を形成する工程と、
    外光を反射し又は外光の通過を抑制し、前記導光拡散部から導かれた光を透過させる選択透光部を形成する工程と、
    を含むことを特徴とする、機器の製造方法。
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