JP2011059994A - 情報処理装置とプログラムとコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

情報処理装置とプログラムとコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 複数の印刷ジョブを印刷する場合にジョブ待ち時間をなくして印刷の完了までの時間を短縮できるようにする。
【解決手段】 PC1のプリンタモニタ17,ポートモニタ18,あるいは画像形成装置2の印刷コントローラ38において、複数の印刷ジョブにそれぞれ含まれる各印刷データから1つの印刷ジョブに統合するか否かを判断する判断情報を収集し、その収集した判断情報の内容が一致する複数の印刷ジョブに含まれる各印刷データを1つの印刷ジョブに統合する。そして、印刷時には、その1つに統合された印刷ジョブで印刷する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、プリンタ,複写機,複合機,パーソナルコンピュータを含む情報処理装置とプログラムとコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
文書作成のためのアプリケーションソフトウェア(「アプリ」と略称する)では、印刷装置へ印刷ジョブを送って文書の印刷データを用紙に印刷させることのできるものが多い。
この印刷ジョブの印刷では、PCにおいて、ユーザがアプリを操作して印刷を実行すると、アプリがOSおよびプリンタドライバに印刷を依頼し、プリンタドライバは、印刷装置が解釈可能な印刷データを構成して印刷ジョブを生成し、印刷スプーラに登録する。
その後、印刷スプーラでは複数の印刷ジョブの登録が可能であり、その登録された複数の印刷ジョブを順次最終段階のプリンタモニタ,ポートモニタを経由して印刷装置に送信する。
そして、印刷装置では、複数の印刷ジョブを順次印刷し、複数の印刷ジョブが終了することによりユーザの所望する印刷が完了する。
また、従来、印刷ジョブ毎あるいは一括で印刷する印刷ジョブの全てに対して印刷データの中間データを作成し、その中間データに対して印刷の設定を行えるようにして、印刷データに対する印刷設定のし直しをできるようにした情報処理装置(例えば、特許文献1参照)があった。
ところで、複数ページの文書を印刷する場合、1つの印刷ジョブではなく、複数の印刷ジョブに分割して印刷装置へ印刷を依頼する場合も多くある。
しかしながら、このように印刷ジョブが分かれるということについては、印刷時の制御上において、印刷性能に少なからず問題をもたらすことになっていた。
一般的に、印刷の際には、一つの印刷ジョブの印刷データが複数のページの場合については最大のパフォーマンスを発揮可能なわけであるが、上述のように複数の印刷ジョブを順次実行するのでは、例えば、印刷ジョブが1ページ単位で分かれて依頼された場合、各印刷ジョブ間におけるジョブ待ち時間が発生し、その結果、印刷を完了させるのが遅くなるという問題があった。
また、印刷ジョブ毎あるいは一括で印刷する印刷ジョブの全てに対して印刷設定のし直しはできても、印刷時の待ち時間をなくして最大のパフォーマンスを発揮することは到底できなかった。
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、複数の印刷ジョブを印刷する場合にジョブ待ち時間をなくして印刷の完了までの時間を短縮できるようにすることを目的とする。
この発明は上記の目的を達成するため、複数の印刷ジョブにそれぞれ含まれる各印刷データから1つの印刷ジョブに統合するか否かを判断する判断情報を収集する収集手段と、上記収集手段によって収集した判断情報の内容が一致する複数の印刷ジョブに含まれる各印刷データを1つの印刷ジョブに統合する印刷ジョブ統合手段を備えた情報処理装置を提供する。
また、上記判断情報は、印刷設定情報、文書名、又はユーザ名を含むとよい。
さらに、上記印刷ジョブ統合手段を、予め設定された時間内に受信した複数の印刷ジョブを統合する対象にするとよい。
また、コンピュータに、上記のような情報処理装置を構成する各手段としての機能を実現させるためのプログラムと、そのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も提供する。
この発明による情報処理装置は、複数の印刷ジョブを印刷する場合にジョブ待ち時間をなくして印刷の完了までの時間を短縮することができる。
また、この発明によるプログラムは、コンピュータに、複数の印刷ジョブを印刷する場合にジョブ待ち時間をなくして印刷の完了までの時間を短縮できるようにするための機能を実現させることができる。
さらに、この発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、コンピュータに上記プログラムを容易に導入することができる。
この発明の一実施例であるPCと画像形成装置の機能構成を示すブロック図である。 印刷ジョブの流れの一例を示す説明図である。 統合印刷設定画面の一例を示す説明図である。
統合印刷設定画面で指定されたデータ内容の保管時のフォーマット例の説明図である。 印刷ジョブの印刷データから収集した判断情報の収集結果の一覧である印刷ジョブ管理情報の一例を示す説明図である。 複数の印刷ジョブを1つの印刷ジョブに統合する機能の統合処理を示すフローチャート図である。
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。
〔実施例〕
図1は、この発明の一実施例であるPCと画像形成装置の機能構成を示すブロック図である。
このシステムは、パーソナルコンピュータ(PC)1と画像形成装置2とが、インターネット,ローカルエリアネットワークを含むネットワーク3で通信可能に接続されている。なお、図1には、PC1と画像形成装置2をそれぞれ1つずつ図示し、その他のPCと画像形成装置の図示を省略しているが、ネットワーク3上のいずれのPC又は画像形成装置でも後述の統合印刷(まとめ印刷)の機能を実現することができる。
PC1は、情報処理装置であり、CPU,ROM及びRAMからなるマイクロコンピュータによって実現される制御部10と、キーボード,マウスを含む入力装置に相当する入力部11と、LCDを含む表示装置に相当する表示部12とを有する。
制御部10は、読み書き可能なRAMを作業領域として、書き替え可能なROM又は図示を省略した記憶装置に記憶された各種のプログラムを実行することにより、PC1上の各種の機能を実現する。
文書編集アプリケーション13は、文書を作成、編集、保存および印刷などが可能なOS14上で動作するアプリケーションソフトウェア(図示を省略した記憶装置に記憶されている)の実行によって実現される。
OS14は、PC1上で動作する基本ソフトウェアの実行によって実現され、印刷スプーラ16,ポートモニタ18を含む様々なサービスを提供する。また、文書編集アプリケーションソフトウェアとプリンタドライバソフトウェアはOS14上で動作する。
プリンタドライバ15は、OS14上で動作する印刷を実行するためのプリンタドライバソフトウェアの実行によって実現される。
印刷スプーラ16は、OS14の一部として、プリンタドライバ15の出力する印刷データを印刷ジョブという単位で管理する部位である。この印刷スプーラ16に溜められた印刷ジョブは、画像形成装置2のステータスに応じて順次画像形成装置2へ送出される。
プリンタモニタ17は、OS14の一部として、画像形成装置2のステータス入手や(「ランゲージモニタ」とも称する)、印刷ジョブの監視を履行する。
ポートモニタ18は、OS14の一部として、画像形成装置2への印刷ジョブの転送を制御する部位である。
一方、画像形成装置2は、プリンタ,複写機,複合機を含む情報処理装置であり、CPU,ROM及びRAMからなるマイクロコンピュータによって実現される制御部20と、操作パネル21と表示部22と記憶部23と印刷部24を有する。
制御部20は、読み書き可能なRAMを作業領域として、書き替え可能なROM又は図示を省略した記憶装置に記憶された各種のプログラムを実行することにより、画像形成装置2上の各種の機能を実現する。
操作パネル制御部30は、操作パネル21を制御する。
表示制御部31は、表示部22を制御する
入力制御部32は、操作パネル21からの操作情報の入力とPC1からの印刷ジョブの入力を制御する。
ジョブマネジメント部(JOB Management)33は、複写ジョブの複写処理,ファクシミリ送受信ジョブのファクシミリ送受信処理,印刷ジョブの印刷処理を制御する。
エンジン制御部34は、スキャナ,印刷部24等のエンジンを制御する。
スキャナドライバ(Scanner DRV)35は、スキャナユニットの動作を制御する。
FAXドライバ(DRV)36は、ファクシミリユニットの動作を制御する。
コピー(Copy)ドライバ37は、複写ユニットの動作を制御する。
印刷コントローラ38は、印刷部24の印刷処理を制御するセンターコントローラであり、PC1の印刷スプーラ16からの印刷ジョブの受信と、その受信した印刷ジョブの解析、印刷部24のエンジンが受け取れる形式へのデータ変換、印刷部24のエンジンへの印刷データの受け渡し等々を履行する部位である。
操作パネル21は、ユーザに対して各種の操作画面を表示すると共に、ユーザが各種の操作情報を入力可能な入力表示装置である。
表示部22は、画像形成装置2上の各種の動作情報を表示する。
記憶部23は、印刷ジョブを含む各種のデータを記憶するハードディスク装置等の記憶装置である。
印刷部24は、印刷データに基づく画像を用紙へ印刷する。
また、上記プログラムを、CD,DVDを含む記録媒体に記録し、図示を省略した読取装置によってPC1又は画像形成装置2内にインストールしたり、同じく図示を省略したネットワーク上の他のPCからこの発明に係るプログラムをダウンロードしてインストールしたりすることも可能である。
この実施例のPC1と画像形成装置2では、複数の印刷ジョブを1つの印刷ジョブに統合して印刷するために、複数の印刷ジョブを1つの印刷ジョブに統合する機能を、PC1のプリンタモニタ17,ポートモニタ18,あるいは画像形成装置の印刷コントローラ38のいずれかで果たすようにする。
まず、PC1のプリンタモニタ17で、複数の印刷ジョブを1つの印刷ジョブに統合する機能を実現した場合の印刷ジョブの流れを説明する。
図2は、印刷ジョブの流れの一例を示す説明図である。
文書編集アプリケーション13が複数ページの文書データ40を、図中に文書データ41と42で示す複数部数で印刷する場合で説明する。ここでは2ページの文書データ40を2部で印刷を実行した例である。
OS14は、文書編集アプリケーション13から文書データ41を2部印刷する指示を受けると、文書データ41の2頁のデータ43と44を、2頁のデータ43を先に、2頁のデータ44をその次にしてそれぞれプリンタドライバ15へ渡す。
同図中に示す2頁のデータ43と44は、文書編集アプリケーション13によって印刷ジョブが分けられていることを示している。
プリンタドライバ15は、OS14から2頁のデータ43と44を順次受け取ると、それぞれ画像形成装置2内の印刷コントローラ38で解釈可能な印刷データを生成し、次の印刷スプーラ16に書き出し(登録)する。
すなわち、2頁のデータ43を1番目の印刷ジョブとし、2頁のデータ44を2番目の印刷ジョブとして順次処理し、印刷スプーラ16に、1番目の印刷ジョブデータ45と2番目の印刷ジョブデータ46を登録する。
プリンタモニタ17では、印刷スプーラ16に登録された1番目の印刷ジョブデータ45と2番目の印刷ジョブデータ46を1つの印刷ジョブ47に統合し、ポートモニタ18を介して画像形成装置2へ送信する。
そして、画像形成装置2において印刷ジョブ47の印刷データを画像形成装置2で解釈可能なデータへさらに変換を履行し、用紙へ印刷し、印刷済みの用紙48を排出する。
次に、PC1のポートモニタ18で、複数の印刷ジョブを1つの印刷ジョブに統合する機能を実現した場合、印刷スプーラ16に登録された1番目の印刷ジョブデータ45と2番目の印刷ジョブデータ46は、プリンタモニタ17を介してポートモニタ18に送られ、ポートモニタ18が、1番目の印刷ジョブデータ45と2番目の印刷ジョブデータ46を1つの印刷ジョブ47に統合し、画像形成装置2へ送信するという流れになる。
次に、画像形成装置2の印刷コントローラ38で、複数の印刷ジョブを1つの印刷ジョブに統合する機能を実現した場合、印刷スプーラ16に登録された1番目の印刷ジョブデータ45と2番目の印刷ジョブデータ46は、プリンタモニタ17とポートモニタ18を介して画像形成装置2へ送られ、画像形成装置2の印刷コントローラ38が1番目の印刷ジョブデータ45と2番目の印刷ジョブデータ46を1つの印刷ジョブに統合し、印刷部24で印刷するという流れになる。
また、PC1では、印刷ジョブを蓄積する部位として印刷スプーラがあるが、印刷コントローラ38で統合処理をする場合、この印刷コントローラ38においても、メモリ又はHDDなどの十分な容量のストレージデバイスを用いたスプーラ機能が必要である。
そこで、記憶部23にその役割を与えることにより、スプーラ機能を有した印刷コントローラ38は、一定の時間内に蓄積された印刷ジョブを条件に照らして統合し、単一の印刷ジョブとして処理を行うことが可能となる。
次に、複数の印刷ジョブを1つの印刷ジョブに統合する機能を実施する際、1つに統合するための判断情報を定義する必要がある。この判断情報については、予めあるいは印刷時に判断情報の内容を指定するようにすると良い。
そこで、複数の印刷ジョブの印刷時に適用する判断情報の内容を指定する処理について説明する。
この判断情報の指定処理は、PC1のプリンタモニタ17あるいはポートモニタ18で、複数の印刷ジョブを1つの印刷ジョブに統合する機能を実現した場合は、表示部12に「統合印刷設定画面」を表示し、入力部11からユーザに指定させると良い。その指定された判断情報の内容は、プリンタモニタ17あるいはポートモニタ18に送られ、その判断情報の内容に基づいて複数の印刷ジョブを1つの印刷ジョブに統合処理が行われる。
また、画像形成装置2の印刷コントローラ38で、複数の印刷ジョブを1つの印刷ジョブに統合する機能を実現した場合は、上述のようにしてユーザによって指定された判断情報の内容を、複数の印刷ジョブと共に画像形成装置2へ送り、印刷コントローラ38が、その判断情報の内容に基づいて複数の印刷ジョブを1つの印刷ジョブに統合処理を行う。
さらに、画像形成装置2上で印刷前に上記判断情報の内容を指定して保持し、その保持された内容に基づいて印刷コントローラ38が、その判断情報の内容に基づいて複数の印刷ジョブを1つの印刷ジョブに統合処理を行うようにしてもよい。
次に、「統合印刷設定画面」について説明する。
図3は、統合印刷設定画面の一例を示す説明図である。
この統合印刷設定画面は、例えば、文書編集アプリケーション13から印刷する際に、プリンタドライバ15が印刷設定として「統合印刷設定画面」を用意し、表示部12に表示する。
この統合印刷設定画面では、複数の印刷ジョブにそれぞれ含まれる各印刷データから1つの印刷ジョブに統合するか否かを判断する判断情報の内容を指定することができる。
まず、複数の印刷ジョブを1つに統合して印刷する機能を有効にするか、無効にするかを指定する欄では、「する」が指定されれば、複数の印刷ジョブを1つに統合印刷する機能を有効にし、「しない」が指定されれば、複数の印刷ジョブを1つに統合印刷する機能を無効にする。なお、「しない」を指定して無効にした場合、初めの印刷ジョブの印刷設定に統合する他の印刷ジョブの印刷設定を強制的に変更して統合するようにしてもよい。
また、統合印刷のオプション的設定として、上述した判断情報の内容を指定する欄を有する。
まず、印刷データの文書名が一致するものを1つの印刷ジョブに統合する指定欄では、この欄の項目をチェックして有効を指定すると、複数の印刷ジョブの各印刷データについて、文書名が一致するものについては1つの印刷ジョブに統合する。
また、印刷データの印刷設定が一致するものを1つの印刷ジョブに統合する指定欄では、この欄の項目をチェックして有効を指定すると、複数の印刷ジョブの各印刷データについて、印刷設定の内容が一致するものについては1つの印刷ジョブに統合する。
さらに、印刷データのユーザ名が一致するものを1つの印刷ジョブに統合する指定欄では、この欄の項目をチェックして有効を指定すると、複数の印刷ジョブの各印刷データについて、ユーザ名が一致するものについては1つの印刷ジョブに統合する。このユーザ名については、ユーザがログイン時に入力したユーザ名を印刷データ内に付加する場合、印刷データ内から自動収集するが、統合印刷の処理の際に、ユーザに手動設定で入力させるようにして収集することもできる。
なお、図中に示すように、文書名,印刷設定,ユーザ名のうちのいずれかの設定が有効な場合、その有効な項目の条件に合わなければ統合印刷は実行しないようにしても良いが、その他の項目が有効の場合、その有効の条件に合致するものについて統合印刷をするようにしても良い。また、複数の項目を指定して、いずれかの項目の条件、あるいは全ての項目の条件に合致したときに統合印刷をするようにしても良い。
次に、「印刷ジョブを統合する時間範囲」の指定欄では、統合する対象にする複数の印刷ジョブの時間範囲を指定するものであり、この時間範囲内に受信した印刷ジョブを統合印刷の対象とする。
これは、次の印刷ジョブの情報を読み込もうとした(実際に印刷データを取り去るわけではない)場合、読み込める印刷ジョブが存在しなければ統合処理として判断してしまうようにすると、実際に統合される印刷ジョブの頻度に問題を生じることが考えられる。印刷ジョブを処理する時間はまちまちであり、後続の印刷ジョブが即時に続いてくるとは限らない。そのため、後続の印刷ジョブを待つ時間として本設定を設けている。
この時間範囲は、例えば、予め既定値(デフォルト値)の時間を表示し、ユーザが印刷設定内にて変更可能にするとよい。
また、統合印刷の初めの印刷ジョブから上記時間範囲内に印刷スプーラに登録された印刷ジョブを統合印刷の候補とし、「時間:」で指示された時間分、最初の印刷ジョブは、印刷装置から印刷出力されるまで、この時間分印刷が保留される。
この時間は、最初の印刷ジョブから後続の印刷ジョブを待つ時間の時間だけではなく、統合印刷の対象になりえた最新の印刷ジョブから、後続の印刷ジョブを待つ時間としてもよい。もちろん、この場合最初の印刷ジョブが保留される時間は増加することになる。
上述した統合印刷設定画面で指定された内容は、次のように保管される。
例えば、統合印刷をする/しないは、印刷データ中に「JOBYTYPE=“MergePrint”」として格納する。
また、文書名,印刷設定,ユーザ名の各項目については、図4に示すようなフォーマットで保管する。
例えば、文書名の一致した印刷ジョブを統合するの項目を有効にした場合、印刷データ中に「MergePrintOption=“00000001”」として格納する。
例えば、印刷設定の一致した印刷ジョブを統合するの項目を有効にした場合、印刷データ中に「MergePrintOption=“00000010”」として格納する。
例えば、ユーザ名の一致した印刷ジョブを統合するの項目を有効にした場合、印刷データ中に「MergePrintOption=“00000100”」として格納する。
さらに、「MergePrintOption=“00000111”」は、全ての条件に一致した場合に統合することである。
また、「MergePrintOption=“00000000”」(ALL)は、一致条件なしに、全てを統合することである。
この印刷ジョブ管理情報は、統合印刷処理を実施する部位(モジュール)、すなわち、プリンタモニタ17,ポートモニタ18,印刷コントローラ38にて保持して管理し、統合印刷実施後は自動的に破棄するとよい。
次に、複数の印刷ジョブを1つの印刷ジョブに統合する機能の統合処理について説明する。
図5は、印刷ジョブの印刷データから収集した判断情報の収集結果の一覧である印刷ジョブ管理情報の一例を示す説明図である。
図6は、複数の印刷ジョブを1つの印刷ジョブに統合する機能の統合処理を示すフローチャート図である。
この印刷ジョブの統合処理は、プリンタモニタ17,ポートモニタ18,印刷コントローラ38のいずれかで実施する。
図6に示すように、この処理は、ステップ(図中「S」で示す)1で、印刷ジョブを調査する。この調査では、複数の印刷ジョブにそれぞれ含まれる各印刷データから1つの印刷ジョブに統合するか否かを判断する判断情報を収集する収集処理を行い、ステップ2へ進む。
上記判断情報の収集結果の一覧である印刷ジョブ管理情報の一例を示す。
図5に示すように、印刷ジョブ管理情報は、(印刷)ジョブID,文書名,印刷要求時間,ページ数,ユーザ名,印刷設定1〜8からなる。印刷設定については、通常の印刷では複数の項目が設定されているものであり、それらの全ての設定内容を収集するようにしても良いが、上記統合印刷設定画面において、収集する項目を指定するようにすれば、統合印刷に必要な情報のみを収集して処理効率を高めることができる。
図5の例では、印刷設定内容として、印刷用紙方向,印刷用紙サイズ,集約印刷,両面印刷,機密印刷,スタンプ印刷,表紙・裏表紙印刷,印刷部数の各項目について収集した場合の例を示している。
ジョブIDは、印刷の際にOS14より付与されるユニークなIDである。プリンタドライバ15が入手したそのIDを印刷データ中に付与する。
文書名は、印刷の際にOS14より付与され、プリンタドライバ15に通知、あるいはプリンタドライバ15からの問い合わせにより通知される。その通知された情報をプリンタドライバ15は印刷データ中に付与する。
印刷要求時間は、プリンタドライバ15により、その処理時刻をOS14より入手して印刷データ中に付与される。
ページ数は、印刷ジョブ管理情報を生成する際にページ数をカウントし、決定する。
ユーザ名(UserName)は、プリンタドライバ15のユーザインタフェース(UI)で設定された情報、またはOS14に問い合わせた情報(PC1へのログインユーザ名などとなる)に基づいてプリンタドライバ15によって印刷データ中に付与される。
印刷設定は、プリンタドライバ15のUIで設定された情報に基づいて印刷データ中に付与される。上記UIで設定された情報とは、プリンタドライバ15の処理により表示部12に表示される操作画面に対して入力部11からユーザが入力した指示内容である。
なお、この印刷ジョブ管理情報は、一例として示しているものであり、収集する判断情報については、印刷環境や機能制限などにより、適切なものを取捨選択したり、新たな項目を追加したりするものであり、この実施例に示した項目の内容のみに限定されるものではない。
図6に戻り、ステップ2では、統合印刷設定画面で設定された内容を参照し、統合印刷の設定は有効か否かを判断し、有効ならステップ3へ進み、無効なら、統合処理を終了し、通常の印刷処理を行う。
ステップ3では、印刷ジョブを統合する時間範囲が設定されているか否かを判断し、設定されていればステップ7へ進み、設定されていなければステップ4へ進む。
ステップ7では、印刷ジョブを統合する時間範囲内の印刷ジョブか否かを判断し、その時間範囲内の印刷ジョブについて統合する対象として、ステップ4へ進み、時間範囲外の印刷ジョブについては、統合印刷処理を終了し、通常の印刷処理を行う。
ステップ4では、各印刷ジョブの印刷データから収集した判断情報を比較し、ステップ5で、判断情報が一致するか否かを判断し、一致すればステップ6へ進み、一致しなければ、統合処理を終了し、通常の印刷処理を行う。
このステップ4,5の処理では、文書名が一致する各印刷データの印刷ジョブを1つの印刷ジョブに統合すると判断する。あるいは、印刷設定の複数の設定項目の全ての内容が一致する各印刷データの印刷ジョブを1つの印刷ジョブに統合すると判断する。あるいはまた、ユーザ名が一致する各印刷データの印刷ジョブを1つの印刷ジョブに統合すると判断する。あるいは、上記複数の項目について全て一致する場合や、上記複数の項目について統合印刷設定画面で有効が指定された項目の全てが一致する場合や、上記印刷設定の複数の設定項目の内の予め指定された項目について全てが一致する場合について、各印刷データの印刷ジョブを1つの印刷ジョブに統合すると判断することもできる。
なお、統合印刷設定画面で、統合印刷の設定が有効であり、文書名,印刷設定,ユーザ名の全ての項目について有効が指定されなかった場合、各印刷データの印刷ジョブを1つの印刷ジョブに統合すると判断することもできる。
ステップ6では、上記判断情報が一致する複数の印刷ジョブの印刷データを1つの印刷ジョブに統合して、この統合する処理を終了する。
上述の統合印刷処理において、複数の印刷ジョブを効率良く統合するため、例えば、印刷ジョブ1と印刷ジョブ2が全く同じ内容のデータである場合、「印刷ジョブ1×2部」のようにして、印刷ジョブ1と印刷ジョブ2の各印刷データを1つの印刷ジョブに統合するようにしてもよい。
例えば、文書名,ページ数,ユーザ名(UserName),印刷設定の全ての項目が同じ内容であり、さらに、印刷ジョブ1と2の各印刷データの同ページ番号のページの内容が同じである場合、例えば、アプリケーションの処理の都合で、同じ文書についての複数の印刷が印刷ジョブ1と印刷ジョブ2に分割されたものとして扱い、印刷ジョブ1の印刷部数を2部とするように統合する。
なお、1つに統合する印刷ジョブの数に制限はなく、例えば、印刷ジョブ1〜5の5つの印刷ジョブの印刷データが同じものと判定された場合、印刷ジョブ1の印刷部数を5部とするように、印刷ジョブの個数分だけ印刷部数を倍にしていくとよい。
さらに、上記ページの内容が同じか否かを判断するには、例えば、以下の(1)〜(3)の値を比較し、一致するか否かを判断すると良い。
(1)データの1バイトずつのバイナリデータ
(2)データの最後尾に付与されたチェックサム値
(3)データの最後尾に付与された巡回冗長検査又は巡回冗長符号(Cyclic Redundancy Check:CRC)
上記チェックサム値と2CRCは、データの誤り検出のために付加された誤り検出符号値である。これは公知なので詳細な説明を省略する。
上述の処理において、印刷ジョブを統合しないと判断したときに、ユーザに通知するようにしてもよい。
また、複数の印刷ジョブを統合できないと判断した場合には統合しないようにし、ユーザに通知するようにしてもよい。
さらに、複数の印刷ジョブを統合できないと判断した場合に、強制的に印刷設定を変更し、統合できる印刷設定に修正して印刷ジョブを統合するようにしてもよい。
さらにまた、印刷設定内容が同一でなくて互換があれば統合するようにしてもよい。
この実施例によれば、印刷ジョブが分かれるような印刷ジョブを再構成し、1つの印刷ジョブに仕立て直して印刷を履行することにより、ジョブ待ち時間を減少あるいはなくすことができ、印刷速度を飛躍的に向上させることができる。
また、印刷スプーラ以降の措置において、つまり、印刷スプーラより前段はまったく現状の印刷のいわばOSがサービスとして提供する印刷シナリオを忠実に踏襲しており、印刷スプーラ前段の処理において特別な措置を講じるものではないので、システムの大幅な変更をせずに実施することができる利点がある。
さらに、主に画像形成装置側の印刷ジョブ間における、ジョブ待ち時間をなくすことができるので、印刷速度を飛躍的に向上させることができる。
このジョブ待ち時間は、印刷ジョブ終了に伴う、完了処理(メモリへの情報書き込み時間やその他印刷以外のジョブへの対応としてコピー、FAX送信、FAX受信、新たな印刷ジョブへの待ち時間)を想定する。
この発明による情報処理装置とプログラムとコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、パーソナルコンピュータと、複写機,複合機等の画像形成装置において適用することができる。
1:PC 2:画像形成装置 3:ネットワーク 10,20:制御部 11:入力部 12,22:表示部 13:文書編集アプリケーション 14:OS 15:プリンタドライバ 16:印刷スプーラ 17:プリンタモニタ 18:ポートモニタ 21:操作パネル 23:記憶部 24:印刷部 30:操作パネル制御部 31:表示制御部 32:入力制御部 33:ジョブマネジメント部 34:エンジン制御部 35:スキャナドライバ 36:FAXドライバ 37:コピードライバ 38:印刷コントローラ
特開2006−190311号公報

Claims (7)

  1. 複数の印刷ジョブにそれぞれ含まれる各印刷データから1つの印刷ジョブに統合するか否かを判断する判断情報を収集する収集手段と、
    前記収集手段によって収集した判断情報の内容が一致する複数の印刷ジョブに含まれる各印刷データを1つの印刷ジョブに統合する印刷ジョブ統合手段とを備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記判断情報は、印刷設定情報を含むことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記判断情報は、文書名を含むことを特徴とする請求項1又は2記載の情報処理装置。
  4. 前記判断情報は、ユーザ名を含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記印刷ジョブ統合手段は、予め設定された時間内に受信した複数の印刷ジョブを統合する対象にすることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. コンピュータに、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の情報処理装置を構成する各手段としての機能を実現させるためのプログラム。
  7. 請求項6記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015171015A (ja) * 2014-03-07 2015-09-28 株式会社リコー 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム
JP2019125223A (ja) * 2018-01-18 2019-07-25 コニカミノルタ株式会社 印刷データ統合装置、画像形成装置、印刷データ統合システム及びプログラム
JP2020181457A (ja) * 2019-04-26 2020-11-05 セイコーエプソン株式会社 ジョブ送信装置、ジョブ処理装置、プログラムおよびジョブ送信装置のジョブ送信方法

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