JP2011059525A - 電気泳動表示素子及びその駆動方法 - Google Patents

電気泳動表示素子及びその駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】帯電微粒子の凝集によって発生する電気泳動表示素子の表示の質を改善する。
【解決手段】本発明の一態様において、電気泳動表示素子の駆動方法は、コモン電圧を基準として画素電極に正のパルスと負のパルスを交互に印加するプレパルス動作と、本電気泳動表示素子に色表示させるために画素電極に電圧を印加する書込み動作と、書込み動作の終了後に画素電極にコモン電圧を基準として正のパルスと負のパルスを交互に印加するポストパルス動作とを含む。プレパルス動作により、帯電微粒子に往復運動をする様に力が加えられ、凝集している帯電微粒子は解きほぐされる。また、ポストパルス動作により、コモン電極周囲の不要な弱帯電微粒子を排除できる。その結果、本電気泳動表示装置は、異なる色の帯電微粒子の存在によって起こる表示品質の低下を防ぐことができる。
【選択図】図3

Description

本発明は電気泳動表示素子及びその駆動方法に関する。
電気泳動表示素子は、電子ブック、携帯電話、電子棚札、時計等の分野で活用され始めている。電気泳動表示素子は、紙に近い反射率・コントラスト・視野角が得られ、目にやさしい表示が可能である。また、電気泳動表示素子は、メモリ性を有し、電力を消費するのは表示書換時のみである。従って、電気泳動表示素子においては、一度画像を表示させた後は電力を必要としない。このため、低消費電力な表示素子である。また、電気泳動表示素子の構造は、液晶表示素子や有機EL表示素子の構造に比べてシンプルである。このため、表示素子のフレキシブル化が期待されている。
このような特徴を有する電気泳動表示素子の一つとして、1素子で3色を表示できる電気泳動表示素子が、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1に開示されている電気泳動表示素子は、1素子につき片側の基板に2つの電極を、それと対向する基板に1つの電極を有する電気泳動槽を含む。そして、この電気泳動槽の中に3種類の微粒子を溶媒に懸濁した電気泳動液を封入している。3種類の微粒子とは、正の電荷を有する第1の微粒子と、負の電荷を有する第2の微粒子と、電荷を有さない第3の微粒子とである。これら3種類の微粒子の光学特性はそれぞれ異なる。この様な構成により、特許文献1に開示されている電気泳動表示素子は1素子で3色を表示できる。
特開2009−9092号公報
荷電微粒子を用いる電気泳動表示素子において、電荷の正負が異なる微粒子の間には引力が働く。このため電荷の正負が異なる微粒子は凝集し易い。また、電荷以外に由来する引力により微粒子が凝集することもある。異なる種類、即ち、異なる色の微粒子の凝集は、電気泳動表示素子に表示される画像の色純度とコントラストを低下させる。これらの現象は好ましくない。
そこで本発明は、異なる種類の微粒子の凝集に起因した、電気泳動表示素子の表示の質の低下を改善し、良好な表示を行う電気泳動表示素子及びその駆動方法を提供することを目的とする。
前記目的を果たすため、本発明の電気泳動表示素子の一態様は、第1の基板と、前記第1の基板と一定間隔の間隙を形成して対峙する第2の基板と、前記間隙に閉じた空間である画素空間を少なくとも1つ形成し、前記第1の基板と前記第2の基板と共に該画素空間の境界を構成する隔壁部と、前記画素空間中の前記第1の基板上に形成されている第1の電極と、前記画素空間中の前記第2の基板上に形成されている第2の電極と、前記画素空間に封入されている分散材と、前記分散材に懸濁され、正の電荷を有する正帯電微粒子と、前記分散材に懸濁され、負の電荷を有する負帯電微粒子と、前記分散材に懸濁され、前記正帯電微粒子及び前記負帯電微粒子よりも絶対値が小さい電荷を有する弱帯電微粒子と、前記第1の電極に信号電圧を印加する信号電圧印加部と、前記第2の電極にコモン電圧を印加するコモン電圧印加部とを具備し、前記信号電圧は、当該電気泳動表示素子に画像を表示させるための書込み信号電圧と、コモン電圧を基準として正電圧と負電圧とが交互に複数回繰り返される書込み後信号電圧とを含むことを特徴とする。
また、前記目的を果たすため、本発明の電気泳動表示素子の駆動方法の一態様は、閉じた空間である画素空間に封入されている分散材中の帯電粒子を電気泳動させて表示する電気泳動表示素子を駆動するための駆動方法であって、当該電気泳動表示装置に画像を表示させるための書込み信号電圧を前記電極に印加して、コモン電圧を基準として正電圧と負電圧とが交互に複数回繰り返される書込み後信号電圧を前記電極に印加することを含むことを特徴とする。
本発明によれば、異なる種類の微粒子の凝集に起因した、電気泳動表示素子の表示の質の低下を改善し、良好な表示を行う電気泳動表示素子及びその駆動方法を提供できる。
本発明の一実施形態に係る電気泳動表示素子の構造の一例の概略を示す図。 本発明の一実施形態に係る電気泳動表示素子の表示原理を説明する図。 本発明の一実施形態に係る電気泳動表示素子の入力信号の一例を示す図。 プレパルス動作による黒色のプラス帯電微粒子及び赤色のマイナス帯電微粒子の凝集の解消を説明する模式図。 画素電圧印加停止前後の微粒子の挙動を説明する図。 ポストパルス動作によるコモン電極上の白色の弱帯電微粒子の排除を説明する模式図。 ポストパルス動作によるコモン電極上の白色の弱帯電微粒子の排除を説明する模式図。 本発明の一実施形態に係る電気泳動表示素子を含む表示装置の構成の一例の概略を示す図。 本発明の一実施形態に係る電気泳動表示装置のTFTの駆動のタイミングチャート。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態に係る電気泳動表示素子の構造の一例を図1に示す。例えばガラス基板等である画素側基板110上には、例えば酸化インジウム錫(ITO)膜等で構成される1素子につき2つの画素電極120が形成されている。その上には、画素電極120を囲み、画素電極120の上面を露出する様にマイクロリブ160が形成されている。マイクロリブ160の上底にはCOM基板200が乗せられている。COM基板200は、ガラス基板等の透明性を有する透明基板210に、例えばITO膜等の透明導電膜を成膜して構成されたコモン電極220が形成されているものである。また、画素電極120は画素電位供給部410に接続している。一方、コモン電極220はコモン電位供給部420に接続している。
画素側基板110と、COM基板200と、マイクロリブ160に囲まれてなる画素区画には、溶媒310が封入されている。溶媒310には、黒色のプラス帯電微粒子320と、赤色のマイナス帯電微粒子330と、赤色のマイナス帯電微粒子330よりも絶対値が十分小さいマイナスの電荷を持たせた白色の弱帯電微粒子340とが懸濁されている。
このように、例えば画素側基板110は第1の基板として機能し、例えば画素電極120は第1の電極として機能し、例えばマイクロリブ160は隔壁部として機能し、例えば透明基板210は第2の基板として機能し、例えばコモン電極220は第2の電極として機能し、例えば溶媒310は分散材として機能し、例えば黒色のプラス帯電微粒子320は正帯電微粒子として機能し、例えば赤色のマイナス帯電微粒子330は負帯電微粒子として機能し、例えば白色の弱帯電微粒子340は弱帯電微粒子として機能し、例えば画素電位供給部410は信号電圧印加部として機能し、例えばコモン電位供給部420はコモン電圧印加部として機能する。
本実施形態に係る電気泳動表示素子の表示原理を図2を参照して説明する。画素電位供給部410は、本実施形態に係る電気泳動表示素子の2つの画素電極120の電位をそれぞれ独立に制御する。一方、コモン電位供給部420はコモン電極220の電位を一定、例えば0Vに維持する。画素電位供給部410より画素電極120に画素電圧が印加されると、それと対向するコモン電極220との間に電場が生じる。すると、発生した電場に従って、黒色のプラス帯電微粒子320はマイナスの電極の方へ、赤色のマイナス帯電微粒子330はプラスの電極の方へ、それぞれ溶媒310中を移動する。白色の弱帯電微粒子340はほぼ移動せず、溶媒310に分散した状態が維持される。その結果、COM基板200側から図2左に示す黒矢印の向きに電気泳動表示パネルを観察すると、COM基板200は透明なので、コモン電極220に黒色のプラス帯電微粒子320が集まっている場合、即ち2つの画素電極120にともにプラスの画素電圧が印加されている場合、当該電気泳動表示素子は黒く見える(図2右上)。同様に、コモン電極220に赤色のマイナス帯電微粒子330が集まっている場合、即ち2つの画素電極120にともにマイナスの画素電圧が印加されている場合、当該電気泳動表示素子は赤く見える(図2右中)。一方、コモン電極220に黒色のプラス帯電微粒子320も赤色のマイナス帯電微粒子330も集まっていない場合、即ち2つの画素電極120にそれぞれ異なる極性の画素電圧が印加されている場合、当該電気泳動表示素子は溶媒310に懸濁されている白色の弱帯電微粒子340のため白く見える(図2右下)。この様にして当該電気泳動表示素子は、黒、赤又は白を表示する。
ここで、本実施形態に係る電気泳動表示素子の駆動方法を説明する。本電気泳動表示素子の駆動動作は4つのステップに分けられる。1つ目は、微粒子の凝集を解消するためのプレパルス動作である。2つ目は、本電気泳動表示素子に希望の色を表示させるための書込み動作である。3つ目は、書込み後の表示の質を向上させるためのポストパルス動作である。4つ目は、前記書込み動作で書込んだ表示を維持するための保持動作である。ここに本電気泳動表示素子に黒表示させる場合を例に挙げ、図面を参照して説明する。画素電極120に印加する入力信号の一例を図3に示す。尚、コモン電極220は一定電位に維持されている。
微粒子の凝集は、前記の通り当該電気泳動表示素子の表示の質を低下させる。そこで書込み動作の前に、プレパルス動作を行う。プレパルス動作は、微粒子が凝集したまま画素電極120とコモン電極220との間を移動することを防ぐ。このプレパルス動作においては、2つの画素電極120に、コモン電圧を基準として電圧+Vのパルスと電圧−Vのパルスとを交互に複数回入力する。プレパルス動作により、黒色のプラス帯電微粒子320と赤色のマイナス帯電微粒子330とには、それぞれが逆方向に往復運動する様に力が加わる。この時、白色の弱帯電微粒子340にも力が加わる。しかし白色の弱帯電微粒子340は有する電荷が小さいので、それらに加わる力は、黒色のプラス帯電微粒子320及び赤色のマイナス帯電微粒子330に加わる力に比べて小さい。プレパルス動作前に図4模式図左に示す様に凝集していた黒色のプラス帯電微粒子320及び赤色のマイナス帯電微粒子330は、プレパルス動作による前記力によって、図4模式図右に示す様にバラバラに解きほぐされる。
次に、書込み動作を行う。一定電位に維持されたコモン電極220とデータ信号によって電位を制御された画素電極120との間には電場が発生する。この電場によって、黒色のプラス帯電微粒子320及び赤色のマイナス帯電微粒子330は泳動される。この時、白色の弱帯電微粒子340も泳動される。しかし、白色の弱帯電微粒子340は、有する電荷が小さいので移動量は僅かであり、白色の弱帯電微粒子340の多くは、画素電極120又はコモン電極220に付着することなく、溶媒310中に分散している。
ところで、書込み動作前にプレパルス動作を行っても、白色の弱帯電微粒子340の一部は、解きほぐれずに残ったり、書込み動作中に再凝集したりして、黒色のプラス帯電微粒子320に付着している可能性がある。この様な場合の模式図を図5に示す。観察者がコモン電極220側から図5中の黒矢印の向きに電気泳動表示素子を観察する場合を説明する。画素電極120にプラスの電位を印加している間は、図5左に示す様に電場によって白色の弱帯電微粒子340は、コモン電極220から離れた位置に存在する。しかし画素電圧をコモン電圧と同一にすると、図5右に示す様に、白色の弱帯電微粒子340はコモン電極220上の黒色のプラス帯電微粒子320を回り込み、コモン電極220上に移動する可能性がある。その結果、観察者からは黒微粒子の中に白微粒子が混ざり込んで見える。このため、観察者には黒さが減少して見える。即ち表示コントラストが低下する。
そこで本実施形態では、図3に示す様に、書込み動作の終了後、ポストパルス動作を行う。ポストパルス動作では、画素電極120にコモン電圧を基準として電圧−V’のパルスと電圧+V’のパルスとを交互に複数回印加する。なお、電圧±V’は特に白微粒子を移動させるための電圧である。したがって、電圧±V’の大きさは例えば白微粒子のゼータ電位程度でも良い。
図3に示す様なポストパルス動作により、黒色のプラス帯電微粒子320及び白色の弱帯電微粒子340は、図6の模式図の様な挙動を示す。即ち、書込み動作終了後に白色の弱帯電微粒子の回り込みが発生すると、白色の弱帯電微粒子340はコモン電極220上に位置する(図6上から1番目)。ここで、書込み動作と逆極性であるマイナスのパルスを画素電極120に入力する。すると白色の弱帯電微粒子340はコモン電極220上に残る一方で、黒色のプラス帯電微粒子320は、コモン電極220から少し離れる。尚、一部の白色の弱帯電微粒子340は、黒色のプラス帯電微粒子320に付着し続ける(図6上から2番目)。次に書込み動作と同極性であるプラスのパルスを画素電極120に入力する。すると、電極に付着した白色の弱帯電微粒子340は、画素電極120側に引き寄せられて、コモン電極220から弾き出される。そして、白色の弱帯電微粒子340の一部は黒色のプラス帯電微粒子320に付着する。しかし一部はコモン電極220の周辺から完全に離れる(図6上から3番目)。その後、画素電極120への電圧印加を停止すると、黒色のプラス帯電微粒子320に残った白色の弱帯電微粒子340は、コモン電極220上の黒色のプラス帯電微粒子320を回り込む(図6上から4番目)。しかしながら、その回り込む白色の弱帯電微粒子340の数は電圧印加前に比べて少なくなると考えられる。以上の結果、コモン電極220上に位置していた白色の弱帯電微粒子340の数は減少する。このコモン電圧を基準とした電圧−V’のパルス及び電圧+V’のパルスの印加を複数回繰り返す。以上の動作により、黒色のプラス帯電微粒子320への白色の弱帯電微粒子340の混入による本電気泳動表示素子に表示される画像のコントラストの低下を抑制することができる。
尚、ポストパルス動作では、パルスの極性の順番が重要である。何故なら、初めに書込み動作と逆極性のパルス(ここでは画素電極120にマイナス電圧)を印加することで、黒色のプラス帯電微粒子320をコモン電極220から僅かに離れさせることができる。これに引き続き、書込み動作と同極性のパルス(ここでは画素電極120にプラス電圧)を印加することで、白色の弱帯電微粒子340は、僅かにコモン電極220から離れた黒色のプラス帯電微粒子320の隙間から弾き出される。印加するパルスの極性がこれと逆順の場合、前記の効果は望めない。
最後に保持動作では、画素電極120への電圧をコモン電圧と同一にする。画素電極120とコモン電極220が、例えば共に0Vになっても、ファンデルワールス力等、微粒子と電極との間に働く引力のため、微粒子は電極上に留まり、書込んだ画像の表示は維持される。
前記ポストパルス動作の説明では、黒色のプラス帯電微粒子320が、コモン電極220上に存在する場合の例を説明した。次に赤色のマイナス帯電微粒子330がコモン電極220上に存在する場合を説明する。赤色のマイナス帯電微粒子330の電荷の符号と、白色の弱帯電微粒子340の電荷の符号は同じである。従って、赤色のマイナス帯電微粒子330の周囲には黒色のプラス帯電微粒子320の周囲ほど白色の弱帯電微粒子340は付着していない。しかし赤色表示時のコモン電極220上に少ない乍も存在する白色の弱帯電微粒子340に対しても、ポストパルス動作の効果が得られる。即ち、書込み動作終了後、白色の弱帯電微粒子340がコモン電極220上に付着する可能性がある(図7上から1番目)。これは、赤色のマイナス帯電微粒子330との反発力によってコモン電極220上に付着した白色の弱帯電微粒子に対してファンデルワールス力等の引力が作用するためである。ここに書込み動作と逆極性であるマイナスのパルスを画素電極120に入力する。すると、赤色のマイナス帯電微粒子330及び白色の弱帯電微粒子340は、コモン電極220から少し離れる(図7上から2番目)。次に書込み動作と同極性であるプラスのパルスを画素電極120に入力する。すると、コモン電極220と反発し離れていた白色の弱帯電微粒子340の一部はコモン電極220に戻るものの一部は完全に離れ、白色の弱帯電微粒子340の数は減少する(図7上から3番目)。その後に画素電極120への電圧の印加を停止すると、白色の弱帯電微粒子340は、コモン電極220上に残る(図7上から4番目)。このコモン電圧を基準とした電圧+V’のパルス及び電圧−V’のパルスの入力を複数回繰り返す。その結果、コモン電極220上の白色の弱帯電微粒子340の数は減少する。従って、赤色のマイナス帯電微粒子330への白色の弱帯電微粒子340の混入による本電気泳動表示素子の表示コントラストの低下を抑制することができる。この場合も、前記黒色のプラス帯電微粒子320がコモン電極220上に存在する場合のポストパルス動作と同様に、パルスの極性の順番が重要である。
この様に、例えばプレパルス動作は書込み前信号電圧の印加により実施され、例えば書込み動作は書込み信号電圧の印加により実施され、例えばポストパルス動作は書込み後信号電圧の印加により実施される。
本実施形態の説明では、プラスに帯電した黒色微粒子とマイナスに帯電した赤色微粒子と弱帯電している白色微粒子とを各画素区画に封入した場合を例に挙げて説明した。しかし、各画素区画に封入する微粒子の色と帯電状態はいずれの組み合わせでも良い。また、微粒子の色は他の色でも構わない。微粒子の色と帯電状態に応じて、画素電極120に入力すべき電圧の極性は異なるが、動作原理は前記本実施形態の通りである。
また、本実施形態の画素側基板は、ガラス基板、メタル基板、プラスチック基板、フィルム基板等の透明性を有さない基板でもよい。また、画素電極120は例えばITO膜等と説明した。しかし、液晶表示パネル等の場合と違い電気泳動表示パネルの場合の表示は反射方式であるため、画素電極120が透明である必要はない。従って、画素電極120は不透明の電極を用いてもよい。
本実施形態に依れば、プレパルス動作で凝集している黒色のプラス帯電微粒子320及び赤色のマイナス帯電微粒子330を解きほぐすことで、黒色と赤色の混色によって起こる当該電気泳動表示素子の表示の色純度とコントラストの低下を防ぐことができる。
また、本実施形態に依れば、書込み動作の終了後、ポストパルス動作により、コモン電極220周辺の白色の弱帯電微粒子340を振り払うことで、当該電気泳動表示素子に表示される画像の色純度とコントラストの低下を抑制できる。
尚、特許文献1に記載の電気泳動表示素子では、非帯電微粒子を用いている。これに対して本実施形態では、白色微粒子を弱帯電微粒子としている。本実施形態の様に電荷を有する微粒子を用いることで、画素電極120の電位により全ての微粒子の泳動を制御できる。このため、本実施形態ではポストパルス動作が実施可能となっている。
更に、本実施形態に係る電気泳動表示素子を格子状に並べ電気泳動表示装置を構成することもできる。その場合の構成の例を図8に示す。この場合、画素側基板110には、複数の走査線140(G(j)(j=1、2、…、n))と複数の信号線150(S(i)(i=1、2、…、m))とがそれぞれ交差するように延伸配設されている。そして、走査線140と信号線150との各交点に対応した位置に画素電極120が配置されている。各画素電極120は、スイッチング素子としての薄膜トランジスタ(TFT)130のソース電極に接続されている。各TFT130のゲート電極には走査線140が、ドレイン電極には信号線150がそれぞれ接続されている。従って、各走査線にはm個の画素電極120が接続され、各信号線にはn個の画素電極120が接続されている。なお、図8には、簡単のためn=4、m=8の範囲を模式的に表してある。また、図8には図示していないが、画素側基板110とそれぞれの画素電極120との間には補助容量電極が形成されている。そして、それぞれの補助容量電極は補助容量線に接続されている。走査線140、信号線150、補助容量線、TFT130及び画素電極120の一部の上には、1画素を構成する2つの画素電極120を囲み、画素電極120の上面を露出する様にマイクロリブ160が形成されている。
マイクロリブ160の上底にはCOM基板200が乗せられている。COM基板200は、ガラス基板等の透明性を有する透明基板210に、例えばITO膜等の透明導電膜を成膜して構成されたコモン電極220が形成されているものである。画素側基板110と、COM基板200と、マイクロリブ160とに囲まれた画素区画には、溶媒310中に懸濁された黒色のプラス帯電微粒子320と赤色のマイナス帯電微粒子330と白色の弱帯電微粒子340とが封入されている。
この様にして、図1を参照して説明した本実施形態に係る電気泳動表示素子を、格子状に複数個並べた電気泳動表示装置が構成されている。それぞれの画素電極120の電位の制御は、前記電気泳動表示素子の画素電位供給部410に代わって、制御部450の制御の下、走査ドライバ430及び信号ドライバ440によって行われる。即ち、制御部450の制御の下、図8に示す走査ドライバ430は、走査線140(G(j))に走査信号を印加する。走査線140に走査信号のON電圧が印加されると、走査線140に接続されているTFT130がON状態になる。このとき、信号ドライバ440は、制御部450の制御の下、信号線150(S(i))にデータ信号を印加する。信号線150(S(i))に印加されているデータ信号は、走査信号によりON状態になっているTFT130を介して、対応する画素電極120に印加される。一方で、コモン電極220は一定電圧に維持されている。従って、画素電極120とコモン電極220の間には、データ信号に応じた画素電圧が発生する。本電気泳動表示装置のTFT130の駆動のタイミングチャートを図9に示す。図9において、上段はj番目の走査線140G(j)の電位を、下段はi番目の信号線150S(i)の電位を示す。
まず、プレパルス動作を行う。プレパルス動作においては、全画素に一斉に同じ画素電圧を印加する。そこで、全てのTFT130をONにするため、走査ドライバ430は、全ての走査線140に印加される走査信号を、ゲートオフレベルVglからゲートオンレベルVghに切り替える。そして、走査線140に印加される走査信号がゲートオンレベルVghである間、信号ドライバ440は、全ての信号線150に、コモン電圧を基準として電圧+Vのパルスと電圧−Vのパルスとを交互に複数回印加する。このプレパルス動作により、黒色のプラス帯電微粒子320と赤色のマイナス帯電微粒子330とはバラバラに解きほぐされる。
次に、書込み動作を行う。ここでは走査ドライバ430は、走査線140(G(j))に印加される走査信号を、ゲートオフレベルVglからゲートオンレベルVghに順次切り替える。各行(各走査線140(G(j)))にVghが印加される時間は、1行分(1本の走査線分)のデータ信号を印加するための期間である1水平期間である。走査線140G(j)の電位がVghになると、該走査線140G(j)に接続されているTFT130がON状態になる。このとき、信号ドライバ440は、信号線150(S(i))にデータ信号を印加する。すると、信号線150(S(i))に印加されているデータ信号は、走査信号によりON状態となっているTFT130を介して、対応する画素電極120に印加される。この様に、各走査線140に順に走査信号を印加し、それと同時に画素電圧を印加したい信号線150にデータ信号を印加することによって、全画素電極のうち望みの画素電極120に、画素電圧を印加できる。一方、コモン電極220は一定電位に維持されている。この画素電極120とコモン電極220との電位差によって、黒色のプラス帯電微粒子320及び赤色のマイナス帯電微粒子330は泳動される。しかし、1回の画素電圧の印加では、黒色のプラス帯電微粒子320及び赤色のマイナス帯電微粒子330は十分に泳動されないことが考えられる。そこで、画素電圧の印加を、1フレーム時間ごとに複数回繰り返すことが好ましい。また、画素電極120下の補助容量電極もコモン電極220と同電位に維持されている。従って、画素電極120及び補助容量電極によって蓄積容量が形成される。この蓄積容量は、走査信号及びデータ信号が印加されていない間の画素電極120の電位を保持することを補助する。黒色のプラス帯電微粒子320及び赤色のマイナス帯電微粒子330の移動に伴い、蓄積容量に蓄積された電荷は消費されるので、補助容量電極はできるだけ大きくすることが望ましい。
次にポストパルス動作を行う。前記の通り、ポストパルス動作では、パルスの極性の順番が重要である。しかしながら本実施形態の様にTFTを用いたアクティブマトリクス駆動の場合、画素毎に異なるパルスを印加するためには、1走査線あたりの走査信号の印加時間を長くし、その間パルス状のデータ信号を印加しなければならない。そしてこの様な信号印加を、走査線数だけ繰り返さなければならない。そのため、ポストパルス動作の時間が長くなるという問題がある。そこで、ポストパルス動作の効果が高い黒色表示画素の表示画質改善を意図して、一括駆動のポストパルス動作を行う。即ち、画素電極120にマイナスのパルスを印加することから始まるポストパルス動作を全画素で行う。そのため、全てのTFT130をONにするため、走査ドライバ430は、全ての走査線140に印加される走査信号を、ゲートオフレベルVglからゲートオンレベルVghに切り替える。そして、走査線140に印加される走査信号がゲートオンレベルVghである間、信号ドライバ440は、全ての信号線150に、コモン電圧を基準とした電圧−V’のパルスと電圧+V’のパルスとを交互に複数回入力する。このポストパルス動作により、コモン電極220上に位置する白色の弱帯電微粒子340の数を減少させる。
最後に保持動作では、例えば走査信号電圧をOFF電圧にして、データ信号電圧をコモン電圧と同一にする。このようにしても、ファンデルワールス力等、微粒子と電極との間に働く引力のため、微粒子は電極上に留まり、書込んだ画像の表示は維持される。
尚、1つの電気泳動表示装置において、画素毎に封入する微粒子の色の組み合わせを複数種類用いれば、該電気泳動表示パネルは、多色で構成される画像を表示することができる。例えば、1つの走査線上に、黒、白、赤が表示可能な画素と、黒、白、緑が表示可能な画素と、黒、白、青が表示可能な画素とを配列するようにすれば、黒表示、白表示の品位を損なうことなく、任意の色の画像を表示することが可能である。また、TFTは低温p−SiTFT、μc−SiTFT、酸化物(ZnO、InGaZnO等)TFT、有機TFT等でもよい。更に、電気泳動表示素子の特徴であるメモリ性、即ち、一度該表示素子に画像を表示させた後に電力を消費せずに表示を維持することを実現するためには、TFT130の漏れ電流をできるだけ小さくする必要がある。このため、スイッチング素子としてのTFTを2つ直列接続することで抵抗値を高めたデュアルゲート構造にしても良い。
以上の様に黒、赤又は白表示する画素をマトリクス状に配置することで、各画素が表示する黒、赤又は白の組み合わせにより、3色で構成される希望の画像を表示することができる。その際、プレパルス動作及びポストパルス動作により、望まない微粒子をコモン電極220周辺から排除することで、本電気泳動表示装置に表示される画像の色純度とコントラストの低下を抑制することができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても、発明が解決しようとする課題の欄で述べられた課題が解決でき、かつ、発明の効果が得られる場合には、この構成要素が削除された構成も発明として抽出され得る。
110…画素側基板、120…画素電極、130…薄膜トランジスタ(TFT)、140…走査線、150…信号線、160…マイクロリブ、200…COM基板、210…透明基板、220…コモン電極、310…溶媒、320…黒色のプラス帯電微粒子、330…赤色のマイナス帯電微粒子、340…白色の弱帯電微粒子、410…画素電位供給部、420…コモン電位供給部、430…走査ドライバ、440…信号ドライバ、450…制御部。

Claims (7)

  1. 第1の基板と、
    前記第1の基板と一定間隔の間隙を形成して対峙する第2の基板と、
    前記間隙に閉じた空間である画素空間を少なくとも1つ形成し、前記第1の基板と前記第2の基板と共に該画素空間の境界を構成する隔壁部と、
    前記画素空間中の前記第1の基板上に形成されている第1の電極と、
    前記画素空間中の前記第2の基板上に形成されている第2の電極と、
    前記画素空間に封入されている分散材と、
    前記分散材に懸濁され、正の電荷を有する正帯電微粒子と、
    前記分散材に懸濁され、負の電荷を有する負帯電微粒子と、
    前記分散材に懸濁され、前記正帯電微粒子及び前記負帯電微粒子よりも絶対値が小さい電荷を有する弱帯電微粒子と、
    前記第1の電極に信号電圧を印加する信号電圧印加部と、
    前記第2の電極にコモン電圧を印加するコモン電圧印加部と、
    を具備し、
    前記信号電圧は、
    当該電気泳動表示素子に画像を表示させるための書込み信号電圧と、
    コモン電圧を基準として正電圧と負電圧とが交互に複数回繰り返される書込み後信号電圧と、
    を含むことを特徴とする電気泳動表示装置。
  2. 前記書込み後信号電圧の1回目の電圧の極性は、前記書込み信号電圧の極性と異なる極性であることを特徴とする請求項1に記載の電気泳動表示装置。
  3. 前記信号電圧は、
    コモン電圧を基準として正電圧と負電圧が交互に複数回繰り返される書込み前信号電圧
    を含むことを特徴とする請求項2に記載の電気泳動表示装置。
  4. 前記画素空間は複数形成され、
    前記書込み前信号電圧と前記書込み後信号電圧は、複数の前記第1の電極に一斉に印加されることを特徴とする請求項3に記載の電気泳動表示装置。
  5. 閉じた空間である画素空間に封入されている分散材中の帯電粒子を電気泳動させて表示する電気泳動表示素子を駆動するための駆動方法であって、
    当該電気泳動表示装置に画像を表示させるための書込み信号電圧を前記電極に印加して、
    コモン電圧を基準として正電圧と負電圧とが交互に複数回繰り返される書込み後信号電圧を前記電極に印加することを含む
    ことを特徴とする電気泳動表示装置の駆動方法。
  6. 前記書込み後信号電圧の1回目の電圧の極性は、前記書込み信号電圧の極性と異なる極性であることを特徴とする請求項5に記載の電気泳動表示装置の駆動方法。
  7. 前記信号電圧は、
    コモン電圧を基準として所定の正電圧と負電圧が交互に所定の回数繰り返される書込み前信号電圧を前記電極に印加することを含む
    ことを特徴とする請求項6に記載の電気泳動表示装置の駆動方法。
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