JP2011059259A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 薄い転写材が転写搬送ベルトで搬送される場合でも、転写材に対する転写抜けを抑制し、転写材を転写搬送ベルトから容易に分離できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】 感光体ドラム1と、転写搬送ベルト10と、転写搬送ベルト10を介して感光体ドラム1に対向して配置され、感光体ドラム1から静電トナー像を転写材Pに転写させる転写帯電器11と、転写搬送ベルト10が懸架され、転写帯電器11よりも転写材Pの搬送方向の下流側に配置され、転写材Pを転写搬送ベルト10から分離する分離ローラ14と、転写搬送ベルト10が懸架され、転写帯電器11及び分離ローラ14の間に配置される懸架ローラ13と、を備え、懸架ローラ13は、軸方向で中央側が端部側よりも径が小さい逆クラウン形状で形成され、分離ローラ14は、軸方向で中央側が端部側よりも径が大きいクラウン形状で形成される画像形成装置100を構成した。
【選択図】 図2

Description

本発明は、静電像を担持する像担持体と、転写材を担持しつつ搬送する転写搬送ベルトと、転写搬送ベルトが懸架された複数のローラと、を備える画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式が適用された画像形成装置が知られている。こうした画像形成装置に関する発明として特許文献1に記載の発明が開示されている。特許文献1に記載の画像形成装置は感光体ドラムを有している。感光体ドラムの外周は帯電器によって一様に帯電され、感光体ドラムの外周には露光ランプ及び露光装置によって光線が照射され、感光体ドラムの表面には静電像が形成される。この静電像に現像器からトナーが転移されて感光体ドラムの表面にはトナー像が形成される。
一方で、転写材は、給送トレイからレジストローラによって搬送経路に供給され、吸着帯電器及び吸着帯電器対向ローラによって転写ベルトに静電的に吸着されつつ搬送され、転写帯電器によって感光体ドラム上のトナー像が転写される。そして、トナー像が転写された転写材は、転写ベルトにおける転写材の搬送方向の下流側に配置された分離コロナ帯電器によって徐電されて静電吸着力が減衰されることにより、転写ベルトから分離される。前述の如く、転写材が転写ベルト上に静電吸着で搬送されることによって、画像の書き出し位置がずれるレジずれ、並びに、感光体ドラム及び転写材の速度がずれて起こる画像伸縮等の画像形成上の不具合(以下、「画像ズレ」という)が防止される。トナー像が転写された転写材は、定着器で加熱及び加圧されてトナー像が定着された後に装置本体の外に排出される。
近年、こうした画像形成装置の市場では、コスト面でニーズのある薄い転写材(60g/m未満)への対応が求められており、製造メーカー各社は記録メディアの坪量仕様を広げてきている。
特開2001−335178号公報
しかしながら、特許文献1に記載の画像形成装置では、薄い転写材にトナー像を転写した場合には、薄い転写材が一般的に剛性が弱い(腰が弱い)傾向にあることから、問題が生じる。すなわち、転写材が転写搬送ベルトから分離しようとする力(転写材の腰)が、転写材が転写搬送ベルトに静電吸着する静電吸着力に負けてしまうために、転写搬送ベルトに対する転写材の分離が困難となる。
また、薄い転写材を転写搬送ベルトから分離するためには、分離コロナ帯電器によって転写材を徐電する方法がある。但し、このような分離方法では、コロナ放電に伴うオゾン発生によって、転写搬送ベルトが劣化し、環境への弊害が懸念される。
さらに、薄い転写材を転写搬送ベルトから分離するためには、分離ローラを小径化すること、転写搬送ベルトに対する非接触式分離爪を設けること等の方法がある。但し、このような分離方法では、薄い転写材の分離効果が不十分となる。
また、薄い転写材を転写搬送ベルトから分離するためには、転写搬送ベルトに対する接触式分離爪を設ける方法がある。但し、このような分離方法では、薄い転写材に対する分離効果が十分であるが、分離爪の先端が磨耗して分離爪が短寿命化したり、分離爪が接触している転写搬送ベルトの表面が磨耗して短寿命化したりする弊害がある。
本発明は、薄い転写材が転写搬送ベルトに担持されつつ搬送される場合であっても、転写材に対する転写抜けを抑制すると共に、転写材を転写搬送ベルトから容易に分離することができる画像形成装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の画像形成装置は、静電像を担持する像担持体と、転写材を担持しつつ搬送する転写搬送ベルトと、前記転写搬送ベルトを介して前記像担持体に対向して配置され、前記像担持体から静電像を転写材に転写させる転写ローラと、前記転写搬送ベルトが懸架され、前記転写ローラよりも転写材の搬送方向の下流側に配置され、前記転写材を前記転写搬送ベルトから分離する分離ローラと、前記転写搬送ベルトが懸架され、前記転写ローラ及び前記分離ローラの間に配置される懸架ローラと、を備え、前記懸架ローラは、軸方向で中央側が端部側よりも径が小さい逆クラウン形状で形成され、前記分離ローラは、軸方向で中央側が端部側よりも径が大きいクラウン形状で形成されることを特徴とする。
本発明の他の画像形成装置は、静電トナー像を担持する像担持体と、転写材を担持しつつ搬送する転写搬送ベルトと、前記転写搬送ベルトを介して前記像担持体に対向して配置され、前記像担持体から静電トナー像を転写材に転写させる転写帯電器と、前記転写搬送ベルトが懸架され、前記転写帯電器よりも転写材の搬送方向の下流側に配置され、前記転写材を前記転写搬送ベルトから分離する分離ローラと、前記転写搬送ベルトが懸架され、前記転写帯電器及び前記分離ローラの間に配置される懸架ローラと、を備え、前記懸架ローラ及び前記分離ローラは、軸方向で中央側が端部側よりも径が小さい逆クラウン形状で形成されることを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、分離ローラがクラウン形状又は逆クラウン形状で形成されることから、転写搬送ベルトを介して転写材に剛性(転写材に腰)が付与されて、薄い転写材であっても転写材が転写搬送ベルトから容易に分離される。また、懸架ローラが逆クラウン形状で形成されることから、転写搬送ベルトを介して転写材が転写材の搬送方向と直交する転写材の幅方向に延ばされて、像担持体から転写材に静電トナー像が転写される場合に、転写抜けが抑制される。その結果、薄い転写材が転写搬送ベルトに担持されつつ搬送される場合であっても、転写材に対する転写抜けが抑制されると共に、転写材が転写搬送ベルトから容易に分離される。
本発明の実施例1に係る画像形成装置の構成を示す断面図である。 転写搬送ベルト及び分離ローラの構成を示す図1のA−A線に沿う断面図等である。 転写搬送ベルトの上で転写材の波打ちが生じた状況を示す斜視図等である。 実施例3に係る画像形成装置の構成を示す断面図である。 転写搬送ベルト、分離ローラ、懸架ローラの構成を示す概略平面図である。 転写搬送ベルトの上で転写材の波打ちが生じた状況を示す斜視図等である。 実施例1〜4及び比較例1〜2の分離ローラに基づく薄い転写材の分離性、並びに、トナーを定着した転写材のシワに関する性能評価結果を示すグラフである。 本発明の他の実施例に係る画像形成装置の構成を示す断面図である。
以下、図面を参照し、本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対位置等は、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるから、特に特定的な記載が無い限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図1は、本発明の実施例1に係る画像形成装置100の構成を示す断面図である。図1に示されるように、画像形成装置100は、画像形成装置本体(以下、単に「装置本体100A」という)を備える。画像形成装置100は、装置本体100Aの内部に、静電トナー像を担持する『像担持体』である感光体ドラム1を備え、感光体ドラム1の表面には静電トナー像が形成される。感光体ドラム1に隣接する位置には、転写材Pを担持しつつ搬送する転写搬送ベルト10が配置されている。転写材Pが転写搬送ベルト10に担持されつつ搬送されると、転写材Pには感光体ドラム1の表面に形成された静電トナー像が転写され、更に、転写材Pには定着装置9によって熱及び圧力が印加されて画像が形成される。
感光体ドラム1の外周には、一次帯電器2、露光装置3、現像器4、転写帯電器11、及びクリーナ5が対向するように配置されている。装置本体100Aの上方部には、前述の露光装置3の構成要素である図示しない光源装置やポリゴンミラーが設置されている。感光体ドラム1の外周面は、一次帯電器2によって一様に帯電される。一方で、露光装置3の内部の光源装置から発せられたレーザ光をポリゴンミラーを回転して走査し、その走査光の光束を反射ミラーによって変更し、fθレンズにより感光体ドラム1の母線上に集光して露光する。これにより、感光体ドラム1の外周面には、画像信号に応じた静電像が形成される。現像器4には、ネガ帯電極性を有する非磁性トナーとポジ帯電極性を有する磁性キャリアが所定の混合比で混合された現像剤が所定量で充填されている。感光体ドラム1上の静電像に対して、現像器4は静電的にトナーを転移させることで可視トナー像を形成する。転写帯電器11は、転写搬送ベルト10を介して感光体ドラム1に対向して配置され、感光体ドラム1から静電トナー像を転写材Pに転写させるようになっている。
転写材Pは給送カセット80から供給され、レジストローラ対6に搬送される。レジストローラ対6は転写材Pの斜行を矯正すると共に、画像形成と同期して転写材Pを『転写材担持手段』である転写搬送ベルト10に搬送し、感光体ドラム1と転写搬送ベルト10が当接して対向する転写部に順次送られる。
転写搬送ベルト10は、伸縮可能な弾性特性を有しており、ヤング率は1GPa未満のものが望ましく、実施例1においては100MPaのものを用いた。転写搬送ベルト10の材質は、導電性ウレタン系ゴムの基層に、フッ素系の表層コートが施されており、転写搬送ベルト10の総厚は0.500mm以上が望ましく、実施例1では1.00mmとした。転写搬送ベルト10の抵抗値は、表面抵抗率1012Ω・cm、体積抵抗率1010Ω・cm(JIS−K6911法準拠プローブを使用、印加電圧100V、印加時間60sec、23℃50%RH)。転写搬送ベルト10は、継ぎ目を有しない(シームレス)ベルトによって無端ベルトとし、駆動ローラ12及び従動回転する分離ローラ14に張架されている。また、転写搬送ベルト10の内部には、転写帯電器11と分離ローラ14の間、かつ、分離ローラ14の直近の上流側に従動回転する懸架ローラ13を設けている。駆動ローラは、外径φ18mmのSUS製芯金の周囲に厚み1.5mmの導電性(体積抵抗値<10Ω・cm以下)のゴムを成形したものを用いた。実施例1では、分離ローラ14及び懸架ローラ13をスムーズに従動回転させるためには、2つのローラの外径が「分離ローラ14<懸架ローラ13」となっていることが望ましい。そのために、実施例1では、外径は、分離ローラ14ではφ19mm、懸架ローラ13ではφ21mmのSUS製のローラを用いた。
図2(a)は、転写搬送ベルト10及び分離ローラ14の構成を示す図1のA−A線に沿う断面図である。図2(a)に示されるように、転写搬送ベルト10を懸架している分離ローラ14の両端部はテーパ形状(テーパ角θ=30°〜40°)で形成されている。テーパ角は分離ローラ14のクラウン面に対するテーパ角である。なお、懸架ローラ13及び駆動ローラ12の両端部は、分離ローラ14と同様にテーパ形状で形成されている。転写搬送ベルト10の長手方向(レーザ光による感光体ドラム1の表面への画像書き込み主走査方向と平行な方向)の寸法は3つのローラすなわち分離ローラ14、懸架ローラ13及び駆動ローラ12の両端部のテーパ部に架かるように設定する。こうすることで転写搬送ベルト10の寄り制御(転写搬送ベルト10を幅方向で、分離ローラ14、懸架ローラ13、駆動ローラ12の中央側に寄らせる制御)が自動でなされる構成となっている。また、ここでは、分離ローラ14、懸架ローラ13及び駆動ローラ12の『軸方向の長さ』である軸方向長さLが、例えば、テーパ部を除いた長さで、L=345±5mm程度のものを用いた。
ここで、図1に戻って、画像形成装置100の構成を更に説明していく。転写搬送ベルト10が駆動ローラ12によって回転して一定速度に達すると、転写材Pがレジストローラ対6から転写搬送ベルト10に送り出され、転写材Pがレジストローラ対6から転写搬送ベルト10に送り出され、転写材Pが転写部へ向けて搬送される。これと同時に画像書き出し信号がONとなり、それを基準としてあるタイミングで感光体ドラム1に対して画像形成を行う。その後、転写部にて転写帯電器11に定電圧又は定電流の転写バイアスが印加されることにより、感光体ドラム1上に形成されたトナー像が転写材Pに転写される。転写帯電器11にはコロナ放電のような非接触帯電器、または、帯電ローラ、帯電ブラシ、帯電ブレードのような帯電部材を用いた接触帯電器を用いることができるが、実施例1においては帯電ローラを用いた。帯電ローラは、φ7.0mmの導電性の芯金と厚さ3.5mmtの中抵抗の抵抗値を有するEPDM発泡弾性層からなる。ローラ硬度(Asker C)は30°である。また、帯電ローラの抵抗値は、4.9N(500g重)の荷重の下で接地に対して該ローラを50mm/secの周速で回転させ、芯金に1000Vの電圧を印加して測定された電流の関係から求められる。その帯電ローラの抵抗値は約10Ω(23℃/50%RH)であった。
転写材Pはレジストローラ対6から転写搬送ベルト10上に送り出されると、直ちに吸着部材である吸着帯電器7と対向ローラである吸着帯電器対向ローラ8によって転写搬送ベルト10と共に挟持される。そして、吸着帯電器7によって電界あるいは電荷付与されることによって、転写搬送ベルト10に静電的に保持搬送される。このように吸着帯電器7と吸着帯電器対向ローラ8によって転写材Pと転写搬送ベルト10を共に挟持することにより、転写材Pのコシに打ち勝つ押圧力を付与して、転写材Pと転写搬送ベルト10との密着性を向上させている。
トナー像を転写された転写材Pは、転写搬送ベルト10の搬送方向下流部にある分離ローラ14にて、転写搬送ベルト10から分離されて定着装置9へと搬送される。定着装置9は、定着ローラ92、加圧ローラ91と、その夫々をクリーニングする耐熱性クリーニング部材とを備える。また、定着装置9は、その各ローラの内部に設置された加熱ヒータと、定着ローラ92にジメチルシリコンオイルなどの離型剤オイルを塗布する塗布ローラと、そのオイル溜めと、加圧ローラ91の表面温度を検知して定着温度を制御するサーミスタとから構成される。転写材Pは、定着装置9で加熱及び加圧されることによりトナー像が定着され、装置本体100Aの外の不図示の排出トレイに排出されて積載される。
トナー像を転写した後の感光体ドラム1は、表面に残留したトナーをクリーナ5によって除去され、次の画像形成に供される。また、転写材Pを分離した後の転写搬送ベルト10は、転写材担持側に設置された導電性ファーブラシ51と、その対向として設置された駆動ローラ12とを当接する。このことにより、転写搬送ベルト10上に残留したトナー及びその他の異物を清掃すると共に、蓄積した電荷の除去(除電)を行っている。導電性ファーブラシ51としては、導電性ウェブ(不織布)を用いることもできる。
図2(b)は、転写搬送ベルト10、分離ローラ14、懸架ローラ13の構成を示す概略平面図である。この図2(b)を参照し、転写材Pを転写搬送ベルト10から分離する分離機構に関して説明する。図2(b)に示される分離ローラ14は、転写搬送ベルト10が懸架され、転写帯電器11よりも転写材Pの搬送方向(転写搬送ベルト10の回転方向)の下流側に配置され、転写材Pを転写搬送ベルト10から分離する機能を有する。また、懸架ローラ13は、転写搬送ベルト10が懸架され、転写帯電器11及び分離ローラ14の間に配置される。そして、懸架ローラ13は、軸方向で『中央側』の長手方向中央部13aが『端部側』の長手方向両端部13bよりも径が小さい逆クラウン形状で形成されている。また、分離ローラ14は、軸方向で『中央側』の長手方向中央部14aが『端部側』の長手方向両端部14bよりも径が大きいクラウン形状で形成されている。
前述した懸架ローラ13及び分離ローラ14の外径は、以下の寸法に設定された。懸架ローラ13は、前述したように逆クラウン形状で形成され、長手方向中央部13aの外径がφ21.00mm、長手方向両端部13bの外径がφ21.20mm(逆クラウン量=0.10mmと定義)に設定されている。分離ローラ14は、前述したように正クラウン形状で形成され、長手方向中央部14aの外径がφ19.60mm、長手方向両端部14bの外径がφ19.00mm(正クラウン量=0.30mmと定義)に設定されている。また、懸架ローラ13と分離ローラ14の中心間距離は60.0mmに設定した。なお、前述の懸架ローラ13の長手方向両端部13b及び分離ローラ14の長手方向両端部14bの外径の寸法を示すにあたっては、テーパ形状の部分を除いた両端部の寸法で例示した。
懸架ローラ13は逆クラウン形状で形成されることが望ましい。仮に懸架ローラ13が正クラウン形状であると、転写搬送ベルト10が懸架ローラ13を通過する際に、転写搬送ベルト10の長手方向の相対速度分布が、ベルト幅方向で、幅方向中央部10a程速く、幅方向両端部10b程遅くなる。その結果、転写搬送ベルト10は、転写帯電器11から懸架ローラ13に亘り、転写搬送ベルト10の幅方向両端部10bから幅方向中央部10aに向かって寄る動きが発生して転写搬送ベルト10の表面が波打ちを生じ易くなる。転写帯電器11と懸架ローラ13に渡る領域にて転写搬送ベルト10の表面に波打ちが発生した場合には、転写部におけるトナー像の転写性に悪影響を及ぼす可能性が有る。
しかし、懸架ローラ13が逆クラウン形状で形成されることで、転写搬送ベルト10の長手方向の相対速度分布は、幅方向中央部10a程遅く、幅方向両端部10b程速くなる。その結果、転写搬送ベルト10は幅方向中央部10aから幅方向両端部10bへと寄る動き(転写搬送ベルト10が幅方向中央部10aから幅方向両端部10bへと伸ばされる動き)となるために、前述した転写部における弊害は抑制できる。転写材として薄い転写材Pの搬送時、特に2面目などの転写材Pのシワ(転写材Pの波打ち現象)が発生している場合には、転写材Pのシワを伸ばす方向に作用するために効果的である。しかし、逆クラウン量を大きくとり過ぎると転写部において転写材Pのシワが発生しやすくなり、転写不良となる。よって、実施例1では、転写材Pのシワが発生しない程度の逆クラウン量に設定している。懸架ローラ13の逆クラウン量の設定値としては、0.05mm≦逆クラウン量≦0.15mmが望ましい。
また、分離ローラ14が正クラウン形状で形成され、前述した懸架ローラ13及び分離ローラ14の外径形状とする。そうすることで、図2(b)に示されるように、懸架ローラ13から分離ローラ14の間で、転写搬送ベルト10の長手方向の相対速度分布は、幅方向中央部10aほど早く、幅方向両端部10bほど遅くなる。この時、転写搬送ベルト10はゴムの伸縮特性により、長手方向の相対速度ムラを吸収することで、転写搬送ベルト10自体が波打つことは無い。
図3(a)は、転写搬送ベルト10の上で転写材Pの波打ちが生じた状況を示す斜視図である。図3(b)は、転写搬送ベルト10の上で転写材Pの波打ちが生じた状況を示す断面図である。例えば、転写搬送ベルト10により担持搬送されている転写材Pは、特に薄い転写材Pの場合(60g/m未満、特に50g/m未満の転写材P)には、転写材Pの剛性が低い(腰が弱い)ために、転写搬送ベルト10の長手方向の相対速度ムラの影響を受ける。そして、転写材Pは、図3(a)及び図3(b)に示す様な転写材Pの波打ちを生じる。
しかし、転写材Pの波打ちは転写材P自体の剛性を高める作用を及ぼす。その結果、転写搬送ベルト10上にて波打ちが生じた転写材P(薄い転写材P)は、分離ローラ14において、転写材Pと転写搬送ベルト10の間の静電吸着力に勝り、転写搬送ベルト10から分離搬送される。転写材Pが普通紙や厚紙(60g/m以上)といった比較的剛性の高い(転写材Pの腰が強い)場合には、転写搬送ベルト10の長手方向の相対速度ムラに影響されずらくなるために、転写材Pの波打ちは発生しなくなる傾向にある。しかし、転写材P自体(普通紙や厚紙)が持つ剛性力が、転写材Pと転写搬送ベルト10の間の静電吸着力に勝り、転写搬送ベルト10から分離搬送される。
実施例2の画像形成装置の構成のうち実施例1の画像形成装置100と同一の構成及び効果に関しては、同一の符号を用いて説明を適宜省略する。実施例2が実施例1と異なる点は、分離ローラ14の正クラウン形状において、特に、「分離ローラ14の長手方向中央部14aの外径及び長手方向両端部14bの外径の差分」すなわち正クラウン量が実施例1の正クラウン量よりも大きく設定される点である。
以下に、実施例2の懸架ローラ13及び分離ローラ14の外径寸法を示す。懸架ローラ13は、逆クラウン形状で形成され、長手方向中央部13aの外径がφ21.00mm、長手方向両端部13bの外径がφ21.20mm(逆クラウン量=0.10mmと定義)に設定される。分離ローラ14は、正クラウン形状で形成され、長手方向中央部14aの外径がφ19.90mm、長手方向両端部14bの外径がφ19.00mm(正クラウン量=0.45mmと定義)に設定される。また、懸架ローラ13及び分離ローラ14の中心間距離は60.0mmに設定された。なお、前述の懸架ローラ13の長手方向両端部13b及び分離ローラ14の長手方向両端部14bの外径の寸法を示すにあたっては、テーパ形状の部分を除いた両端部の寸法で例示した。
このことから分かるように、実施例1の分離ローラ14の正クラウン量=0.30mmに対して、実施例2の分離ローラ14の正クラウン量=0.45mmとなっている。このために、懸架ローラ13から分離ローラ14の間の転写搬送ベルト10の長手方向の相対速度差(中央部と両端部の差)はより大きくなる。よって、転写材Pが薄い転写材Pの場合、転写材Pには実施例1の構成よりも強い歪みを受けるために、より顕著な波打ちが発生する。その結果、実施例1に比べてより薄い転写材Pが転写搬送ベルト10から分離することができた。
比較例1
比較例1の画像形成装置の構成のうち実施例1の画像形成装置100と同一の構成及び効果に関しては、同一の符号を用いて説明を適宜省略する。比較例1が実施例1と異なる点は、分離ローラ14の正クラウン形状において、特に、「分離ローラ14の長手方向中央部の外径及び長手方向両端部の外径の差分」すなわち正クラウン量が実施例1及び2の正クラウン量よりも大きく設定される点である。
以下に、比較例1の懸架ローラ13及び分離ローラ14の外径寸法を示す。懸架ローラ13は、逆クラウン形状で形成され、長手方向中央部の外径がφ21.00mm、長手方向両端部の外径がφ21.20mm(逆クラウン量=0.10mmと定義)に設定される。分離ローラ14は、正クラウン形状で形成され、長手方向中央部の外径がφ20.20mm、長手方向両端部の外径がφ19.00mm(正クラウン量=0.60mmと定義)に設定される。また、懸架ローラ13及び分離ローラ14の中心間距離は60.0mmに設定された。なお、前述の懸架ローラ13の長手方向両端部13b及び分離ローラ14の長手方向両端部14bの外径の寸法を示すにあたっては、テーパ形状の部分を除いた両端部の寸法で例示した。
このことから分かるように、実施例2の分離ローラ14の正クラウン量=0.45mmに対して、比較例1の分離ローラ14の正クラウン量=0.60mmとなっている。図3(b)(c)では、実施例1や実施例2の正クラウン量が図3(b)で示す寸法Rに相当し、比較例1の正クラウン量が図3(c)で示す寸法Sに相当し、寸法S>寸法Rの関係となっている。このために、懸架ローラ13から分離ローラ14の間の転写搬送ベルト10の長手方向の相対速度差(中央部と両端部の差)はより大きくなる。
図3(c)は、転写搬送ベルト10の上で転写材Pにシワ状の波打ちが発生している状況を示す断面図である。比較例1の分離ローラ14の正クラウン量=0.60mmによって、図3(c)に示されるように、転写搬送ベルト10の波打ちが発生した。転写材Pが薄い転写材Pの場合には、シワ状に波打ちが発生した転写搬送ベルト10に沿う様に、転写材Pにはシワ状の波打ちが発生する。転写材P(薄い転写材P)の転写搬送ベルト10からの分離性は良好であるが、下流工程に存在する定着装置9を通過する際に転写材Pが折れ曲がる跡(転写材Pのシワ)がついてしまう場合があった。
図4は、実施例3に係る画像形成装置300の構成を示す断面図である。実施例3の画像形成装置300の構成のうち実施例1の画像形成装置100と同一の構成及び効果に関しては、同一の符号を用いて説明を適宜省略する。実施例3の画像形成装置300が実施例1の画像形成装置100と異なる点は、分離ローラ14に替えて分離ローラ15が用いられ、この分離ローラ15が逆クラウン形状で形成されている点である。すなわち、懸架ローラ13及び分離ローラ15は、軸方向で『中央側』である長手方向中央部が『端部側』である長手方向両端部よりも径が小さい逆クラウン形状で形成される点である。こうした構成が装置本体300Aの内部に設けられている。
以下に実施例3の懸架ローラ13及び分離ローラ15の外径寸法を示す。懸架ローラ13は、逆クラウン形状で形成され、長手方向中央部13aの外径がφ21.00mm、長手方向両端部13bの外径がφ21.20mm(逆クラウン量=0.10mmと定義)に設定される。分離ローラ15は、逆クラウン形状で形成され、長手方向中央部15aの外径がφ19.00mm、長手方向両端部15bの外径がφ19.20mm(逆クラウン量=0.10mmと定義)に設定される。また、懸架ローラ13及び分離ローラ15の中心間距離は60.0mmに設定した。なお、前述の懸架ローラ13の長手方向両端部13b及び分離ローラ15の長手方向両端部15bの外径の寸法を示すにあたっては、テーパ形状の部分を除いた両端部の寸法で例示した。また、ここでいう逆クラウン量は、図6(b)の寸法Tに相当する。
図5は、転写搬送ベルト10、分離ローラ15、懸架ローラ13の構成を示す概略平面図である。懸架ローラ13及び分離ローラ15の外径形状を前述した通りとすることで、図5に示されるように、懸架ローラ13から分離ローラ15の間で、転写搬送ベルト10の長手方向の相対速度分布は、幅方向中央部10aほど遅く、幅方向両端部10bほど速くなる。この時、転写搬送ベルト10はゴムの伸縮特性により、長手方向の相対速度ムラを吸収することで、転写搬送ベルト10自体が波打つことは無い。
図6(a)は、転写搬送ベルト10の上で転写材Pの波打ちが生じた状況を示す斜視図である。図6(b)は、転写搬送ベルト10の上で転写材Pの波打ちが生じた状況を示す断面図である。例えば、転写搬送ベルト10で担持されつつ搬送される転写材Pは、特に薄い転写材P(60g/m未満、特に50g/m未満の転写材P)の場合、転写材Pの剛性が低い(腰が弱い)ために、転写搬送ベルト10の長手方向の相対速度ムラの影響を受ける。そして、図6(a)及び図6(b)に示す様な転写材Pの波打ちを生じる。
しかし、転写材Pの波打ちは転写材P自体の剛性を高める作用を及ぼす。その結果、転写搬送ベルト10上にて波打ちが生じた転写材P(薄い転写材P)は、分離ローラ15において、転写材Pと転写搬送ベルト10の間の静電吸着力に勝り、転写搬送ベルト10から分離されて搬送される。転写材Pが普通紙や厚紙(60g/m以上)といった比較的剛性の高い(転写材Pの腰が強い)場合には、転写搬送ベルト10の長手方向の相対速度ムラに影響されずらくなるために、転写材Pの波打ちは発生しなくなる傾向にある。しかし、転写材P自体(普通紙や厚紙)が持つ剛性力が、転写材Pと転写搬送ベルト10の間の静電吸着力に勝り、転写搬送ベルト10から分離搬送される。
実施例4の画像形成装置の構成のうち実施例3の画像形成装置300と同一の構成及び効果に関しては、同一の符号を用いて説明を適宜省略する。実施例4が実施例3と異なる点は、分離ローラ14の逆クラウン形状において、特に、「分離ローラ15の長手方向中央部15aの外径及び長手方向両端部15bの外径の差分」すなわち逆クラウン量が実施例3の逆クラウン量よりも大きく設定される点である。
以下に、実施例4の懸架ローラ13及び分離ローラ15の外径形状を示す。懸架ローラ13は、逆クラウン形状で形成され、長手方向中央部13aの外径がφ21.00mm、長手方向両端部13bの外径がφ21.20mm(逆クラウン量=0.10mmと定義)に設定される。分離ローラ15は、逆クラウン形状で形成され、長手方向中央部15aの外径がφ19.00mm、長手方向両端部15bの外径がφ19.50mm(逆クラウン量=0.25mmと定義)に設定される。また、懸架ローラ13及び分離ローラ15の中心間距離は60.0mmに設定された。なお、前述の懸架ローラ13の長手方向両端部13b及び分離ローラ15の長手方向両端部15bの外径の寸法を示すにあたっては、テーパ形状の部分を除いた両端部の寸法で例示した。
このことから分かるように、実施例3の分離ローラ15の逆クラウン量=0.10mmに対して、実施例4の分離ローラ15の逆クラウン量=0.25mmとなっている。そのために、懸架ローラ13から分離ローラ15の間の転写搬送ベルト10の長手方向の相対速度差(中央部と両端部の差)はより大きくなる。よって、転写材Pが薄い転写材Pの場合、転写材Pは実施例3の構成よりも強い歪みを受けるために、より顕著な波打ちが発生する。その結果、実施例3に比べてより薄い転写材Pに対しても転写搬送ベルト10から分離することが出来た。
比較例2
比較例2の画像形成装置の構成のうち実施例3の画像形成装置300と同一の構成及び効果に関しては、同一の符号を用いて説明を適宜省略する。比較例1が実施例3と異なる点は、分離ローラ15の逆クラウン形状において、特に、「分離ローラ15の長手方向中央部15aの外径及び長手方向両端部15bの外径の差分」すなわち逆クラウン量が実施例3及び4の逆クラウン量よりも大きく設定される点である。
以下に、比較例2の懸架ローラ13及び分離ローラ15の外径形状を以下に示す。懸架ローラ13は、逆クラウン形状で形成され、長手方向中央部13aの外径がφ21.00mm、長手方向両端部の外径がφ21.20mm(逆クラウン量=0.10mmと定義)に設定される。分離ローラ15は、逆クラウン形状で形成され、長手方向中央部の外径がφ19.00mm、長手方向両端部の外径がφ19.80mm(逆クラウン量=0.40mmと定義)に設定される。また、懸架ローラ13及び分離ローラ15の中心間距離は60.0mmに設定した。なお、前述の懸架ローラ13の長手方向両端部13b及び分離ローラ15の長手方向両端部15bの外径の寸法を示すにあたっては、テーパ形状の部分を除いた両端部の寸法で例示した。
このことから分かるように、実施例4の分離ローラ15の逆クラウン量=0.25mmに対して、比較例2の分離ローラの逆クラウン量=0.40mmとなっている。このために、懸架ローラ13から分離ローラ15の間の転写搬送ベルト10の長手方向の相対速度差(中央部と両端部の差)はより大きくなる。
その結果、比較例2では、前述した比較例1の時と同様に、概略として図3(c)に示されるのと同様に、転写搬送ベルト10の波打ちが発生した。転写材Pが薄い転写材Pの場合には、シワ状に波打ちが発生した転写搬送ベルト10に沿う様に、転写材Pにはシワ状の波打ちが発生する。転写材P(薄い転写材P)の転写搬送ベルト10からの分離性は良好であるが、下流工程に存在する定着装置9を通過する際に転写材Pが折れ曲がる跡(転写材Pのシワ)がついてしまう場合があった。
図7は、実施例1〜4及び比較例1〜2の分離ローラに基づく薄い転写材Pの分離性、並びに、トナーを定着した転写材Pのシワに関する性能評価結果を示すグラフである。薄い転写材Pの分離性については、分離不良が無く転写材Pの詰まりが発生しなかった場合を○とした。また、分離不良発生により転写材Pの詰まりが発生することがあるがほとんどその現象が発生しなかった場合を△とした。さらに、分離不良発生により転写材Pの詰まりが発生した場合を×とした。トナーを定着した転写材Pのシワは、排送トレイ上に出力された転写材Pに対して、目視判断で転写材Pのシワが発生していなければ○、転写材Pのシワが発生している場合には×とした。
薄い転写材Pの分離性に対しては、懸架ローラと分離ローラのクラウン量(逆/正、又は、逆/逆)の差分が大きい程分離性は良い傾向にあった。一方、定着された転写材Pのシワについては、クラウン量の差分が大きい程悪い傾向にあった。
本比較検討の結果より、分離ローラ14(正クラウン形状)の好ましいクラウン量の設定値としては、「0.25mm≦クラウン量≦0.65mm」、より好ましくは、「0.25mm<クラウン量<0.65mm」となる。また、分離ローラ15(逆クラウン形状)の好ましい逆クラウン量の設定値としては「0.05mm≦逆クラウン量≦0.45mm」、より好ましくは、「0.05mm<クラウン量<0.45mm」となる。
[他の実施例]
図8は、本発明の他の実施例に係る画像形成装置500の構成を示す断面図である。図8に示されるように、他の実施例に係る画像形成装置500の構成は実施例1〜4の構成とほぼ同一であり、装置本体500Aの内部には、転写材Pの搬送方向に対して、転写搬送ベルト10の下流側かつ定着装置9の上流側に、定着入口ガイド93を備えている。そして、定着入口ガイド93の最上流位置に、転写材Pの転写搬送ベルト10からの分離を補助するための分離爪94を、転写搬送ベルト10に対して非接触配置したものである。特に転写材Pが薄い転写材Pの場合には、分離爪94により転写搬送ベルト10からの分離搬送性をより安定化することができる。なお、定着入口ガイド93は、実施例1〜4の画像形成装置にも設けられている。
また、本発明の分離補助機構を備えた転写搬送ベルトは、『転写搬送ベルト』である中間転写体を有する画像形成装置に適用することもできる。
以上のように、実施例1〜4及び他の実施例の構成によれば、以下の効果が得られる。すなわち、分離ローラ14がクラウン形状で形成され、分離ローラ15が逆クラウン形状で形成されるので、転写搬送ベルト10を介して転写材Pに剛性(転写材Pに腰)が付与されて、薄い転写材Pであっても転写材Pが転写搬送ベルト10から容易に分離される。また、懸架ローラ13が逆クラウン形状で形成されることから、転写搬送ベルト10を介して転写材Pが転写材Pの搬送方向と直交する転写材Pの幅方向に延ばされて、感光体ドラム1から転写材Pに静電トナー像が転写される場合に、転写抜けが抑制される。その結果、薄い転写材Pが転写搬送ベルト10に担持されつつ搬送される場合であっても、転写材Pに対する転写抜けが抑制されると共に、転写材Pが転写搬送ベルト10から容易に分離される。なお、転写搬送ベルト10に対する転写材Pの分離性能に関しては、従来技術のように、転写搬送ベルト10に対して分離爪が接触する構成ではないことから、転写搬送ベルト10の劣化及び磨耗は防止される。
1 感光体ドラム(像担持体)
10 転写搬送ベルト
11 転写帯電器
13 懸架ローラ
14 分離ローラ
100 画像形成装置

Claims (2)

  1. 静電トナー像を担持する像担持体と、
    転写材を担持しつつ搬送する転写搬送ベルトと、
    前記転写搬送ベルトを介して前記像担持体に対向して配置され、前記像担持体から静電トナー像を転写材に転写させる転写帯電器と、
    前記転写搬送ベルトが懸架され、前記転写帯電器よりも転写材の搬送方向の下流側に配置され、前記転写材を前記転写搬送ベルトから分離する分離ローラと、
    前記転写搬送ベルトが懸架され、前記転写帯電器及び前記分離ローラの間に配置される懸架ローラと、を備え、
    前記懸架ローラは、軸方向で中央側が端部側よりも径が小さい逆クラウン形状で形成され、前記分離ローラは、軸方向で中央側が端部側よりも径が大きいクラウン形状で形成されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 静電トナー像を担持する像担持体と、
    転写材を担持しつつ搬送する転写搬送ベルトと、
    前記転写搬送ベルトを介して前記像担持体に対向して配置され、前記像担持体から静電トナー像を転写材に転写させる転写帯電器と、
    前記転写搬送ベルトが懸架され、前記転写帯電器よりも転写材の搬送方向の下流側に配置され、前記転写材を前記転写搬送ベルトから分離する分離ローラと、
    前記転写搬送ベルトが懸架され、前記転写帯電器及び前記分離ローラの間に配置される懸架ローラと、を備え、
    前記懸架ローラ及び前記分離ローラは、軸方向で中央側が端部側よりも径が小さい逆クラウン形状で形成されることを特徴とする画像形成装置。
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