JP2011057291A - 電子レンジ調理用容器 - Google Patents

Abstract

【課題】電子レンジで加熱調理するとき、蒸気を一部は外部に排出しながら、さらに蒸気圧が高まっても、蓋体が外れにくい構造にして、高めの内部蒸気圧を有効に調理に利用できる、電子レンジ調理容器を提供すること。
【解決手段】電子レンジ調理用容器１０ａは、本体容器２０ａ及び蓋体３０ａからなり、容器本体２０ａの上部内側に、内向きに波形突条６０が形成され、蓋体３０ａ下部の折返し部８０に、外向きに波形突条７０が形成され、容器本体２０ａは段部２４を、蓋体３０ａは折り返し部８０に底部８２を有し、段部２４と底部８２が当て付けられたとき、２つの波形突条が上下で係合する。蓋体３０ａは僅かに上方に移動可能となっており、上方に移動したとき、容器本体２０ａの上部内側に形成された、容器の内外を連通させる蒸気排出溝５０から、蒸気が排出される。
【選択図】図１

Description

本発明は、容器本体と蓋体からなる電子レンジ調理用容器において、特に、容器本体と蓋体の嵌合力を高めた電子レンジ調理用容器に関する。

電子レンジ調理用容器においては、電子レンジでの加熱調理時に発生する蒸気を外部に排出するための構造が具えられていなければならない。

特許第３９６２３７７号は、加熱調理時の、蒸気圧を自動的に排出し、煮汁を容器外部に漏らさないようにした電子レンジ用の食品調理用容器である。この容器は容器内部の蒸気圧が高まると、キャップが自動的に上方に押し上げられ、蓋体開口部とキャップの間に設けられた蒸気排出溝により、蒸気が外部に排出されるが、加熱調理後は、キャップが自動減圧システムにより嵌着状態に戻るという特徴を有する。

また、特許第４２６３７６３号は、容器本体に圧力調整用凸部を、蓋体に圧力調整用凹部をそれぞれ具え、前記凹部の底部の蒸気排出孔から蒸気が排出されるようにした圧力調整機構を具えている。

そして、特許第３００９８６３号の発明では、容器内の蒸気圧が高まると、蓋体が上方に押し上げられることにより、容器本体の内部側壁に設けられた凹部が容器本体内部と連通して蒸気が容器内から容器外に排出されるようになっている。

しかし、容器内の蒸気の圧力を利用した電子レンジ調理を目的とした場合、以下のような問題が生じる。
（１）蓋体が上方移動する際、外部との経路となる隙間ができる構造の場合、容器内圧力がさらに高まると、蓋体は外れてしまい、容器内圧力を利用した調理はできない。
（２）蒸気排出孔を設けた容器では、製造時に孔を開ける工程が必要となり、コストが増大する。
（３）容器の嵌合力を高めるために、蓋体と容器本体の嵌合接触面積を単純に増やすと、嵌合させにくくなり、操作性が悪くなる。

特許第３９６２３７７号公報 特許第４２６３７６３号公報 特許第３００９８６３号公報

そこで、本発明は、特に、電子レンジで加熱調理するとき、容器内部で発生した蒸気圧を効率的に利用するために、容器の嵌合力を高める工夫をすることで、蓋体が上方に移動して、蒸気を一部は外部に排出しながら、さらに蒸気圧が高まっても、蓋体が外れにくい構造にして、高めの内部蒸気圧を有効に調理に利用できるようにすることを目的とする。

本発明は、第１に、容器本体と該容器本体に嵌合される蓋体とからなる電子レンジ調理用容器であって、
前記容器本体の上部内側に、内向きに波形突条が形成され、
前記蓋体下部の折返し部に、外向きに波形突条が形成され、
前記容器本体は段部を、蓋体は折り返し部に底部を有し、
前記段部と底部が当て付けられたとき、前記２つの波形突条が上下で係合し、 前記蓋体は僅かに上方に移動可能となっており、
前記蓋体が上方に移動したとき、前記容器本体の上部内側に形成された蒸気排出溝が容器の内外を連通させて蒸気を排出することを特徴とする電子レンジ調理用容器により、第２に、
容器本体と該容器本体に嵌合される蓋体とからなる電子レンジ調理用容器であって、
前記容器本体の上部内側に、２以上の環状凹溝が形成され、
前記蓋体下部の折り返し部に、２以上の外向きの環状突条が形成され、
前記容器本体は段部を、蓋体は折り返し部に底部を有し、
前記段部と底部が当て付けられたとき、前記２以上の環状凹溝と環状突条が係合し、
前記蓋体は僅かに上方に移動可能となっており、
前記蓋体が上方に移動したとき、前記容器本体の上部内側に形成された蒸気排出溝が容器の内外を連通させて蒸気を排出することを特徴とする電子レンジ調理用容器により、前記課題を解決した。

本発明の電子レンジ調理用容器によれば、蒸気の排出経路を確保しつつ、容器本体と蓋体の嵌合部分の接触面積を増やすことで、嵌合力を高めることにより、容器内の蒸気圧を高めに維持して、部品点数を増やすことなく、蒸し効果を発揮する調理ができるようになった。
また、容器本体の上部内側と蓋体下部の折返し部の波型突条を三角波の頂点を丸めた形状にすれば、波形突条のどの部分においても蓋体を押上げる蒸気の力を斜め方向に軽減することができるため、加熱調理時に蓋体が外れにくくすることができる。
さらに、容器本体の上部内側と蓋体下部の折り返し部にそれぞれ少なくとも１つの蒸気排出孔を設けておき、調理後に蓋体を回して蒸気排出孔同士を重ね合わせることにより、蓋体を開ける前に蒸気を排出できるため、その後蓋体を開ける際に熱くなった蒸気に手指が触れるのを防ぐことができる。

本発明の第１実施形態の電子レンジ調理用容器の嵌合状態の正面図。 本発明の第１実施形態の電子レンジ調理用容器の図１中Ａ部の拡大縦断面図。 本発明の第１実施形態の電子レンジ調理用容器の容器本体の斜視図。 本発明の第１実施形態の電子レンジ調理用容器の図３中Ｂ部の拡大図。 本発明の第２実施形態の電子レンジ調理用容器の嵌合状態の正面図。 本発明の第２実施形態の電子レンジ調理用容器の図５中Ｃ部の拡大縦断面図。 本発明の第２実施形態の電子レンジ調理用容器の容器本体の斜視図。 （ａ）は、本発明の第３実施形態の電子レンジ調理用容器の嵌合状態の正面図、（ｂ）は、本発明の第１実施形態と第３実施形態の波型突条嵌合部の拡大図、（ｃ）は、ｃ部の拡大図。 本発明の第４実施形態の電子レンジ調理用容器の嵌合状態の正面図。

以下、本発明の第１実施形態について、図１、図２、図３及び図４を参照して説明する。

図１は、第１実施形態における電子レンジ調理用容器１０ａの正面図であって、図中、符号２０ａは容器本体、３０ａは蓋体である。図２は図１のＡ部の拡大縦断面図、図３は容器本体２０ａの斜視図であり、図４は図３のＢ部の拡大図である。

本発明の第１実施形態の電子レンジ調理用容器１０ａは、容器本体２０ａ及び蓋体３０ａからなり、容器本体２０ａは、上部内側に、内向き波形突条６０及び蒸気排出溝５０を具え、蒸気排出溝５０の部分で、波形突条６０は途切れている。一方、蓋体３０ａは、下部に、環状折返し部８０及び外向き波形突条７０を具え、容器本体２０ａの内向き波形突条６０と蓋体３０ａの外向き波形突条７０が、上下で噛み合って係合することにより、容器本体２０ａと蓋体３０ａは外れないように嵌合させられる。

この容器１０ａでは、容器本体２０ａ上部に設けられた内向き波形突条６０と、蓋体３０ａの環状折返し部８０に設けられた外向き波形突条７０が、上下で噛み合うように係合するので、蓋体３０ａと容器本体２０ａの接触嵌合面積が、従来より著しく増加するため、高い嵌合力を発揮することができる。

容器本体２０ａ、蓋体３０ａは、例えば、延伸ポリスチレン（ＯＰＳ）、耐熱延伸ポリスチレン（耐熱ＯＰＳ）、又はポリプロピレン（ＰＰ）等の耐熱性の良好なプラスチックシートを用い、圧空成形や真空成形等のサーモフォーミング法により成形される。

容器本体２０ａは、円形をなし、底部の周囲から上方に開拡しつつ適宜の高さで容器本体の周壁２８が立ち上がるように本体開口部が形成され、周壁２８の上部内側に段部２４、内向き波形突条６０及び本体壁部２６を形成することで、蓋体２０ａの下部の環状折返し部８０が嵌合可能な本体嵌合部９０が形成されている。

一方、蓋体３０ａは、円形の頂部より周壁３６を下方に開拡しつつ、延伸させ、その周縁に、上向きに折り返し部８０が形成され、その外部周壁に、容器本体２０ａの内向き波形突条６０の下側に係合し得るように外側に張り出した外向き波形突条７０が形成され、折返し部８０は本体嵌合部９０に圧嵌可能になっている。折返し部８０の底部８２が、容器本体２０ａの段部２４に当て付けられることによって、容器本体２０ａと蓋体３０ａは密閉状態となる。

次に、図２、図３及び図４が示すとおり、容器本体２０ａ上部に環状に形成された容器本体２０ａの嵌合部９０に、蒸気排出溝５０が周方向に適宜の数で設けられている。この蒸気排出溝５０は、或る深さをもって形成されているので、蓋体３０ａの折返し部８０と係合したとき、外向き突条７０と蒸気排出溝５０は密着しておらず、その間に、隙間が形成される。なお、図２から分かるように、蓋体３０ａは、僅かに上方に移動可能になっている。

上記構造によれば、容器本体２０ａの内向き波形突条６０と蓋体３０ａの外向き波形突条７０が、上下で噛み合うように係合するため、容器本体２０ａと蓋体３０ａの嵌合接触面積は従来の嵌合接触面積よりも著しく増加しており、そのため、嵌合力が強化・増大されている。従って、調理工程に蒸し効果を必要とする調理メニューも、電子レンジを使用して作ることが可能となる。

電子レンジで加熱調理する際、容器１０ａ内で蒸気の圧力が上昇すると、まず、蓋体３０ａは上方に押し上げられる。その結果、蓋体３０ａの底部８２と、容器が本体２０ａの段部２４との間に隙間ができ、その結果、蒸気排出溝５０が容器の内外を連通させて蒸気は外部に排出される。

容器内の蒸気圧がさらに上昇した場合、容器本体２０ａの内向き波形突条６０と蓋体３０ａの外向き波形突条７０が、蓋体２０ａを開かせようとする力を分散させるため、容器１０ａ内の蒸気の圧力を従来より高く維持することができる。 容器１０ａ内の圧力を高めに保つ時間は、蒸気排出溝５０の幅や数を変えることで調整することができるから、メニューごとに、専用の電子レンジ調理用容器を製造することも可能である。

次に、本発明の第２実施形態について、図５、図６及び図７を参照して説明する。なお、第１実施形態の電子レンジ調理用容器と同一の構成については同一の符号を使用し、説明は省略する。

図５は、第２実施形態の電子レンジ調理用容器１０ｂの嵌合状態の正面図であって、図中、符号２０ｂは容器本体、３０ｂは蓋体である。図６は図５のＣ部の拡大縦断面図、図７は容器本体２０ｂの斜視図である。

容器本体２０ｂには、上部内側に、２つ以上の環状凹溝６２が形成され、蓋体の折返し部８０’の環状外向き突条７２がそこに嵌合可能になっている。図６から分かるように、蓋体３０ｂは、僅かに上方に移動可能になっている。
図６及び図７が示すとおり、第１実施形態同様、蒸気排出溝５０が適宜の間隔で設けてあり、蓋体３０ｂが蒸気圧で押し上げられたときは、ここから蒸気が排出される構造となっている。

上記構造により、容器１０ｂの蓋体３０ｂと容器本体２０ｂの嵌合接触面積は従来の２倍以上に増大させられるため、嵌合力も２倍以上に強化されることになる。その結果、蒸気を一部は排出しつつ、内部の高めの蒸気圧を維持して、蒸し効果を発揮する調理が可能となる。

次に、本発明の第３実施形態について、図８を参照して説明する。なお、第１実施形態の電子レンジ調理用容器と同一の構成については同一の符号を使用し、説明は省略する。

容器内の蒸気圧が上昇すると、蓋体３０ａを押上げようとする力がはたらく。第１実施形態の内向き波形突条６０と外向き波形突条７０により、蓋体３０ａを押上げる力を分散させることができるが、内向き波形突条６０と外向き波形突条７０の形状がほぼ台形のため、波形突条の水平部分にかかる力については、蓋体３０ａを押し上げる力が、蓋体３０ａの外向き波形突条７０から、直接、容器本体の内向き波形突条６０の外向き波形突条７０を乗り越えるようにかかることになる（図８（ｂ）左図矢印参照）。従って、蒸気が大量に発生した場合は、波形突条の水平部分にかかる力が非常に大きくなる。
そこで、本実施形態では、図８（ａ）に示すように、容器本体２０ｃの内向き波形突条６０ｃと蓋体３０ｃの外向き波形突条７０ｃの形状を、三角波の頂点を丸めた形としている。このようにすることで、内向き波形突条６０ｃに外向き波形突条７０ｃのどの部分から押上げ力がかかっても、力が斜め方向に軽減されるため（図８（ｂ）右図矢印参照）、蓋体３０ｃにかかる押上げ力を軽減することができる。従って、より確実に蓋体３０ｃが外れるのを防止できる。なお、力学の法則により、図８（ｂ）右図に、想像線と実線の対比で示すように、斜め方向の分力は、垂直方向に発生する力より小さい。
内向き波形突条６０ｃと外向き波形突条７０ｃの数は、調理メニュー等に応じて適宜自由に決めることができるが、図８（ｃ）の角度θが６０°より大きいと、三角形状の部分が多くなり過ぎて、製造工程での誤差の管理が難しくなるばかりでなく、蓋体と容器本体の噛み合わせが難しくなり、一方、角度θが３０°より小さいと、傾斜が緩やか過ぎて、内向き波形突条６０ｃと外向き波形突条７０ｃの嵌合力の増強効果が見られなくなるため、θは、３０°〜６０°にするのが好適である。

また、嵌合時に、相手の三角形の頂点を受け入れる側に位置する、内向き波型突条６０ｃと外向き波型突条７０ｃの三角形の頂点（図８（ｃ）において、６４ｃと７４ｃ’）を丸みが大きい形状にし、受け入れられる側に位置する内向き波型突条６０ｃと外向き波型突条７０ｃの三角形の頂点（図８（ｃ）において、６４ｃ’と７４ｃ）を、それぞれ、端部６４ｃと７４ｃ’より若干丸みが小さい形状にしている。嵌合する三角形の頂点の両方を丸みが小さい尖った形状にすると、容器本体と蓋体の製造工程において高い精度が要求されるが、このように、受け入れ側の三角形の頂点をより丸くすることで、蓋体と容器本体の製造誤差を吸収し、異なる型で製造した蓋体と容器本体であっても、組合せて使用することができるメリットがある。

最後に、図９を参照して、本発明の第４実施形態について、第１実施形態と異なる部分を説明する。なお、第１実施形態の電子レンジ調理用容器と同一の構成については同一の符号を使用し、説明は省略する。

図９に示すように、本実施形態では、容器本体２０ｄの上部内側と蓋体３０ｄ下部の折返し部に、それぞれ蒸気排出孔６６と７６を設けている。
加熱調理終了直後の容器１０ｄは、熱膨張により、容器本体２０ｄの方が側面方向に膨張しているので、蓋体３０ｄとの嵌合力が弱くなっている。従って、容器本体２０ｄに対して、蓋体３０ｄを回すことができる場合がある。
そこで、容器本体２０ｄに対して、蓋体３０ｄを回し、容器本体２０ｄの蒸気排出孔６６と蓋体３０ｄの蒸気排出孔７６の位置を合わせて整列させれば、そこから蒸気が抜けるため、その後、蓋体３０ｄを開ける際には、容器本体２０ｄ内の蒸気の量は少なくなっている。従って、加熱調理終了後に熱くなった大量の蒸気に手指が触れるのを未然に防ぐことができる。なお、この場合、最小限で、蓋体の波形の丁度１ピッチの回転移動で、蒸気排出孔が整列するようにしておくのが好適である。
加熱調理中に、容器本体２０ｄの内向き波形突条６０と蓋体３０ｄの外向き波形突条７０が、上下で噛み合って係合している状態では、各蒸気排出孔は重ならないようにしておけば、加熱調理時に各蒸気排出孔から蒸気や煮汁等が漏れ出すことはない。
なお、蒸気排出孔の数は、容器本体と蓋体１つずつに限定されず、必要に応じて複数設けてもよい。

なお、図示はしないが、前記蒸気排出孔を具える実施形態は、波型突条が三角波の頂点を丸めた形状のものである第３実施形態の容器でも、当然実施可能である。
また、前記蒸気排出孔を具える実施形態は、図５〜７の第２実施形態の容器でも実施可能であり、この場合の方が、蓋体を回転させ易い。但し、この場合は、１ピッチではなく、角度が単位となり、例えば、蓋体を約３０°回転させれば、蒸気排出孔が整列するようにしておくとよい。

本発明によれば、電子レンジを使用して作る、蒸し効果を必要とする調理メニューを、比較的安価に提供すること可能となる。また、蓋体と容器本体の２点のみからなる構造であるため、製造コストが増大することはない。

１０ａ，１０ｂ，１０ｃ，１０ｄ：電子レンジ調理用容器
２０ａ，２０ｂ，２０ｃ，２０ｄ：容器本体
２４： 段部
３０ａ，３０ｂ，３０ｃ，３０ｄ：蓋体
５０： 蒸気排出溝
６０，６０ｃ： 内向き波形突条
６２： 環状凹溝
６６，７６： 蒸気排出孔
７０，７０ｃ： 外向き波形突条
７２： 環状突条
８０，８０’： 折返し部
８２： 底部

Claims (5)

1. 容器本体と該容器本体に嵌合される蓋体とからなる電子レンジ調理用容器であって、
   前記容器本体の上部内側に、内向きに波形突条が形成され、
   前記蓋体下部の折返し部に、外向きに波形突条が形成され、
   前記容器本体は段部を、蓋体は折り返し部に底部を有し、
   前記段部と底部が当て付けられたとき、前記２つの波形突条が上下で係合し、 前記蓋体は僅かに上方に移動可能となっており、
   前記蓋体が上方に移動したとき、前記容器本体の上部内側に形成された蒸気排出溝が容器の内外を連通させて蒸気を排出することを特徴とする、
   電子レンジ調理用容器。
2. 容器本体と該容器本体に嵌合される蓋体とからなる電子レンジ調理用容器であって、
   前記容器本体の上部内側に、２以上の環状凹溝が形成され、
   前記蓋体下部の折り返し部に、２以上の外向きの環状突条が形成され、
   前記容器本体は段部を、蓋体は折り返し部に底部を有し、
   前記段部と底部が当て付けられたとき、前記２以上の環状凹溝と環状突条が係合し、
   前記蓋体は僅かに上方に移動可能となっており、
   前記蓋体が上方に移動したとき、前記容器本体の上部内側に形成された蒸気排出溝が容器の内外を連通させて蒸気を排出することを特徴とする、
   電子レンジ調理用容器。
3. 前記２つの波形突条が三角波の頂点を丸めた形状である、請求項１の電子レンジ調理用容器。
4. 嵌合時に、相手の三角形の頂点を受け入れる側に位置する、前記波型突条の三角形の頂点を、受け入れられる側に位置する波型突条の三角形の頂点より丸みが大きい形状にした、請求項３の電子レンジ調理用容器。
5. 前記容器本体の上部内側と蓋体下部の折り返し部に、それぞれ少なくとも１つの蒸気排出孔が設けられ、調理完了後に、前記容器本体に対して蓋体を回転させることにより双方の蒸気排出孔が整列させられるようにした、請求項１から４いずれかの電子レンジ調理用容器。

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