JP2011056073A - 遊技機及び遊技盤 - Google Patents

遊技機及び遊技盤 Download PDF

Info

Publication number
JP2011056073A
JP2011056073A JP2009209459A JP2009209459A JP2011056073A JP 2011056073 A JP2011056073 A JP 2011056073A JP 2009209459 A JP2009209459 A JP 2009209459A JP 2009209459 A JP2009209459 A JP 2009209459A JP 2011056073 A JP2011056073 A JP 2011056073A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
game
game board
decorative member
gaming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009209459A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5325056B2 (ja
Inventor
Masaki Haji
正樹 土師
Ryuhei Saito
龍平 齊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Newgin Co Ltd
Original Assignee
Newgin Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Newgin Co Ltd filed Critical Newgin Co Ltd
Priority to JP2009209459A priority Critical patent/JP5325056B2/ja
Publication of JP2011056073A publication Critical patent/JP2011056073A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5325056B2 publication Critical patent/JP5325056B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】情報表示シールなどの情報表示部を保護することにより、情報表示部に表示されている文字情報を確実に視認することができる遊技機を提供すること。
【解決手段】遊技盤は、遊技盤本体41と、遊技盤面41aの非遊技領域に装着された飾り部材51とを備える。飾り部材51は、透光性材料によって形成されるとともに、遊技盤面41aとの接触面にて開口する部材収容部81を備える。部材収容部81には、遊技盤本体41及び飾り部材51とは別体で作製された表示用部材91が収容される。表示用部材91は、遊技盤本体41と飾り部材51との間に挟み込まれるとともに、背面が遊技盤面41aに当接した状態で固定される。また、表示用部材91の前面91aには、遊技機に関する文字情報を表示するための情報表示部92が設けられる。
【選択図】図3

Description

本発明は、遊技機及び遊技盤に係り、特には、遊技機に関する文字情報を表示するための情報表示部が設けられた表示用部材の取付構造に関するものである。
一般に、パチンコ機等に代表される遊技機には、入賞口(始動入賞口、大入賞口など)や図柄表示装置などが配設された遊技盤が機内部に配置されている。そして、遊技機では、入賞口への遊技球の入賞を契機として、所定個数の遊技球(賞球)の払い出しや図柄変動ゲームなどが行われるようになっている。
ところで、遊技盤の前面(遊技盤面)には、入賞口や図柄表示装置などが配設された遊技領域を包囲する円弧状のレールが敷設されている。なお、レールの外側領域は、遊技に用いられない無駄な領域(非遊技領域)であるため、非遊技領域の有効利用を図ることが種々提案されている。例えば、非遊技領域に有色の飾り部材を装着して、遊技盤の装飾性を向上させるようにした遊技機が従来提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、飾り部材の前面に、遊技機に関する文字情報(型式名、大当り確率など)を表示し、レールに沿った形状をなす帯状の情報表示シールを貼付した遊技機も従来提案されている。
特開平9−173532号公報(図5など)
ところが、情報表示シールは遊技盤の前面に露出しているため、遊技領域を流下してきた遊技球が情報表示シールに接触する可能性がある。また、メンテナンス作業に際してホール関係者が前枠を開けた場合に、ホール関係者の手やメンテナンス作業用の器具が情報表示シールに接触する可能性もある。その結果、情報表示シールの表面が磨耗してしまうため、遊技者が遊技中に情報表示シールを見たとしても、遊技機に関する文字情報を視認できなくなるおそれがある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、情報表示シールなどの情報表示部を保護することにより、情報表示部に表示されている文字情報を確実に視認することができる遊技機及び遊技盤を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、遊技盤面を有する略矩形板状の遊技盤本体と、前記遊技盤面の非遊技領域に装着された飾り部材とを備える遊技盤が、機内部に配置された遊技機であって、前記飾り部材は、透光性材料によって形成されるとともに、前記遊技盤面との接触面にて開口する部材収容部を備え、前記遊技盤本体及び前記飾り部材とは別体で作製され、かつ、前記遊技機に関する文字情報を表示するための情報表示部が前面に設けられた表示用部材が、前記部材収容部に収容されて前記遊技盤本体と前記飾り部材との間に挟み込まれるとともに、背面が前記遊技盤面に当接した状態で固定され、前記飾り部材に、前記部材収容部の底面に突設され、前記遊技盤本体に設けられた位置決め穴に挿入することにより、前記遊技盤本体に対する前記飾り部材の位置決めを行う位置決め用ボスが設けられ、前記表示用部材に、前記位置決め用ボスが挿通するボス挿通孔が設けられることを特徴とする遊技機をその要旨とする。
従って、請求項1に記載の発明では、表示用部材が部材収容部に収容されることにより、表示用部材の前面に設けられた情報表示部が飾り部材によって覆われるようになる。このため、遊技盤面の遊技領域を流下してきた遊技球が情報表示部に接触することが防止される。また、メンテナンス作業に際して前枠を開けた場合に、ホール関係者の手やメンテナンス作業用の器具が情報表示部に接触することも防止される。その結果、情報表示部の磨耗が防止されるため、遊技者が遊技中に情報表示部を見れば、情報表示部に表示されている文字情報を確実に視認することができる。
また、飾り部材に設けられた位置決め用ボスを表示用部材に設けられたボス挿通孔に挿通させることにより、飾り部材に対して表示用部材を位置決めすることができる。しかも、位置決め用ボスを遊技盤本体に設けられた位置決め穴に挿入すれば、背面が遊技盤面に当接した状態で表示用部材が固定されるため、表示用部材を確実に位置決め固定することができる。さらに、情報表示部が、位置決め用ボスが存在する部材収容部内ではなく、飾り部材とは別体に作製された表示用部材の前面に設けられるため、情報表示部の設置が容易になる。
なお、遊技盤本体は、ベニヤ板などの木製基板の表面に樹脂製のセルを貼付することによって形成されていてもよいし、樹脂材料によって形成されていてもよいが、樹脂材料によって形成されることが好ましい。このようにすれば、遊技盤本体の形成に用いられる金型の形状を少し変えるだけで、遊技盤本体に位置決め穴を形成することができるため、位置決め穴の形成において穴あけ加工を行わなくても済む。また、遊技盤本体は、着色された樹脂材料によって形成されていてもよいし、無色透明の樹脂材料によって形成されていてもよい。遊技盤本体が着色された樹脂材料によって形成されている場合、遊技盤本体を装飾部材として用いることができる。一方、遊技盤本体が無色透明の樹脂材料によって形成されている場合、遊技盤本体の裏側に図柄表示装置を取り付けた際に、図柄表示装置の表示画面が遊技盤本体を介して視認可能となる。この場合、表示画面を、例えば遊技盤面に植設された遊技釘の裏側に位置させることも可能となるため、図柄表示装置の大型化を図りやすくなり、遊技の興趣が向上する。
また、前記表示用部材を形成する材料としては特に限定されないが、例えば樹脂材料や金属材料を挙げることができる。なお、表示用部材を樹脂材料の射出成形によって形成するようにすれば、表示用部材を容易に形成することができる。表示用部材を形成するための樹脂材料の具体例としては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)のようなフッ素系樹脂材料などが挙げられる。また、表示用部材を形成する金属材料としては、例えば、アルミニウムや鉄などが挙げられる。
前記情報表示部としては特に限定されないが、例えば、前記表示用部材の前面に貼付される情報表示シール、表示用部材の前面の一部に凹凸を付けることによって形成された刻印部、表示用部材の前面にインクを塗布することによって形成された文字などが挙げられる。なお、情報表示部が情報表示シールであれば、表示用部材に情報表示部を設けることが容易になる。
また、情報表示部に表示される前記遊技機に関する文字情報としては、例えば、遊技機の型式名、図柄変動ゲームにおいて大当りが導出される確率(大当り確率)、確率変動状態(図柄変動ゲームにおいて大当りが導出される確率が高確率に変動する状態)が付与される確率(確変突入率)、変動時間短縮状態(図柄変動ゲームでの図柄の変動時間を短縮する状態)が付与される条件(例えば、「全ての大当り終了後100回転」など)、大当り遊技において付与されるラウンド数、大当り遊技において1回のラウンドが終了する条件となる遊技球の入賞数(カウント数)、入賞装置への遊技球の入賞を契機として払い出される賞球数などが挙げられる。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記表示用部材に、前記飾り部材側の被係合部と係脱可能に係合する係合部が設けられていることをその要旨とする。
従って、請求項2に記載の発明によると、表示用部材が、部材収容部に収容されて遊技盤本体と飾り部材との間に挟み込まれた状態で固定される際に、位置決め用ボスがボス挿通孔を挿通することに加えて、表示用部材側の係合部が飾り部材側の被係合部に係合する。これにより、表示用部材と飾り部材との係合箇所が多くなるため、表示用部材のガタツキが小さくなり、表示用部材の固定強度が向上する。また、表示用部材のガタツキが小さくなることで、表示用部材から位置決め用ボスに対して大きな力が掛かりにくくなる。
なお、係合部及び被係合部は、従来公知の様々な構造を適用することが可能である。係合部及び被係合部としては、例えば凸部や凹部などを用いた構造を挙げることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2において、前記表示用部材の長手方向における一端部寄りに前記係合部が配置されるとともに、前記表示用部材の長手方向における他端部寄りに前記ボス挿通孔が配置されることをその要旨とする。
従って、請求項3に記載の発明によると、係合部とボス挿通孔とが互いに離間して配置されるため、表示用部材のガタツキがよりいっそう小さくなる。また、ボス挿通孔が表示用部材の長手方向における他端部寄りに配置されるため、表示用部材の前面に情報表示部の設置領域をより確実に確保することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項において、前記表示用部材の厚さは前記部材収容部の深さと等しく設定され、前記表示用部材の前面が前記部材収容部の底面に面接触していることをその要旨とする。
従って、請求項4に記載の発明によると、表示用部材の背面が遊技盤面に当接するだけでなく、表示用部材の前面が部材収容部の底面に面接触するため、表示用部材のガタツキがよりいっそう小さくなる。また、表示用部材の前面に設けられた情報表示部が、部材収容部内において最も遊技者側に近付くため、情報表示部に表示されている文字情報の視認性が向上する。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項において、前記遊技盤面に、遊技球が流下可能な遊技領域と前記非遊技領域とに前記遊技盤面を区画するレールが円弧状に敷設され、前記遊技領域の最下部に、入賞装置に入賞しなかった遊技球を回収するためのアウト口が配置され、前記飾り部材の下辺部における前記アウト口の側方に、前記部材収容部が設けられ、前記表示用部材は、前記部材収容部に収容した際に前記アウト口側とは反対側に位置する端部の幅が、前記部材収容部に収容した際に前記アウト口側に位置する端部の幅よりも大きくなるように設定されることをその要旨とする。
近年、遊技演出の多様化を図るために、遊技領域を可能な限り拡大することが求められている。その反面、非遊技領域が狭くなる傾向にあるため、情報表示部の設置領域の確保が困難な状況にある。このため従来では、飾り部材の前面に、レールに沿った形状をなす帯状の情報表示シール(情報表示部)を貼付(設置)することが提案されている。しかし近年では、型式名が長くなる機種も少なくないため、狭い設置領域に文字数の多い情報表示部の設置を余儀なくされている。その結果、情報表示部に表示されている文字情報を遊技者が容易に視認できないという問題がある。
そこで請求項5に記載の発明では、表示用部材においてアウト口側とは反対側に位置する端部の幅を、表示用部材においてアウト口側に位置する端部の幅よりも大きくすることにより、情報表示部の設置領域である表示用部材の前面の面積を確保している。その結果、表示用部材の前面に設けられる情報表示部に文字数の多い文字情報が表示されたとしても、文字を大きくしやすくなる。よって、遊技者は、表示用部材が部材収容部に収容された状態において、情報表示部に表示されている文字情報を、透光性材料からなる飾り部材を介して容易に視認することができる。
また、一般的な遊技機では、前枠の前面に設けられた枠用ランプが遊技盤面の上部を覆っているため、飾り部材の上部に部材収容部を設けて表示用部材を収容すると、情報表示部に表示されている文字情報を視認できない可能性が高い。そこで、請求項5に記載の発明では、飾り部材の下辺部におけるアウト口の側方に部材収容部を設けている。このようにすれば、部材収容部に表示用部材を収容することにより、情報表示部に表示されている文字情報を確実に視認することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項5において、前記飾り部材の下辺部に、入賞装置への遊技球の入賞を契機として払い出される賞球の残数を表示する残数表示器が設けられ、前記部材収容部に収容された前記表示用部材が、前記残数表示器に隣接していることをその要旨とする。
上記の残数表示器は、賞球の残数を遊技者に報知する装置であるため、残数表示器の設置領域は当然遊技者が視認可能となっている。そこで、請求項6に記載の発明のように、表示用部材を残数表示器に隣接させると、遊技者は、表示用部材の情報表示部に表示されている文字情報を確実に視認できるようになる。また請求項6に記載の発明では、例えば遊技中にトラブルが発生して賞球の払い出しが停止したとしても、正確な賞球の残数が残数表示器に表示されるため、適正な遊技球の払い出しが行われる安心感を遊技者に与えることができる。
ここで、入賞装置としては、遊技球の入賞を契機として図柄変動ゲームを開始させる始動入賞装置、図柄変動ゲームにおいて大当りが導出されたことを契機として開放される大入賞装置、遊技球の入賞を契機として賞球の払い出しのみを行う一般入賞装置などが挙げられる。
請求項7に記載の発明は、遊技盤面を有する略矩形板状の遊技盤本体と、前記遊技盤面の非遊技領域に装着された飾り部材と、前記遊技盤面に敷設され、遊技球が流下可能な遊技領域と前記非遊技領域とに前記遊技盤面を区画する円弧状のレールと、前記遊技領域の最下部に配置され、入賞装置に入賞しなかった遊技球を回収するためのアウト口とを備える遊技盤であって、前記飾り部材は、透光性材料によって形成されるとともに、前記飾り部材の下辺部に、入賞装置への遊技球の入賞を契機として払い出される賞球の残数を表示する残数表示器が設けられ、前記飾り部材の下辺部における前記アウト口の側方に、前記遊技盤面との接触面にて開口する部材収容部が設けられ、前記遊技盤本体及び前記飾り部材とは別体で作製され、かつ、前記部材収容部の深さと等しい厚さに設定され、遊技機に関する文字情報を表示するための情報表示部が前面に設けられた表示用部材が、前記部材収容部に収容されることにより、前記残数表示器に隣接した状態で前記遊技盤本体と前記飾り部材との間に挟み込まれるとともに、前面が前記部材収容部の底面に面接触し、背面が前記遊技盤面に当接した状態で固定され、前記飾り部材に、前記部材収容部の底面に突設され、前記遊技盤本体に設けられた位置決め穴に挿入することにより、前記遊技盤本体に対する前記飾り部材の位置決めを行う位置決め用ボスが設けられ、前記表示用部材は、前記部材収容部に収容した際に前記アウト口側とは反対側に位置する端部の幅が、前記部材収容部に収容した際に前記アウト口側に位置する端部の幅よりも大きくなるように設定され、前記表示用部材の長手方向における一端部寄りに配置され、前記飾り部材側の被係合部と係脱可能に係合する係合部と、前記表示用部材の長手方向における他端部寄りに配置され、前記位置決め用ボスが挿通するボス挿通孔とを備えることを特徴とする遊技盤をその要旨とする。
従って、請求項7に記載の発明によれば、上記請求項1乃至6において述べた作用効果を奏する遊技盤を提供することができる。
以上詳述したように、請求項1〜7に記載の発明によれば、情報表示シールなどの情報表示部を保護することにより、情報表示部に表示されている文字情報を確実に視認することができる。特に、請求項2によれば、表示用部材と飾り部材との係合箇所が多くなるため、表示用部材のガタツキが小さくなり、表示用部材の固定強度が向上する。
本発明におけるパチンコ機を示す概略正面図。 遊技盤を示す正面図。 透明板、飾り部材及び表示用部材を示す分解斜視図。 (a)は、表示部用部材を示す正面図、(b)は、図4(a)のB−B線断面図。 (a)は、図2のA−A線断面図、(b)は、透明板、飾り部材及び表示用部材を示す分解断面図。 主制御基板とその他の基板との接続関係を説明するためのブロック図。 他の実施形態における表示用部材を示す断面図。 他の実施形態における表示用部材を示す正面図。 他の実施形態における表示用部材を示す正面図。
以下、本発明の遊技機をパチンコ機10に具体化した一実施形態を図面に基づき説明する。
(1)パチンコ機10全体の概略構成
図1には、パチンコ機10の機表側が略示されている。このパチンコ機10は機体の外郭をなす縦長方形状の外枠11を備えている。外枠11の開口前面側には、機体を構成する縦長方形状の中枠12が、開閉及び着脱自在に組み付けられている。また、中枠12の前面側には、前枠14が横開き状態で開閉可能に組み付けられている。前枠14は、中央部に窓口14aを有するとともに、窓口14aの下方に上球皿15が一体的に組み付けられた構造を有している。前枠14の裏面側には、機内部に配置された遊技盤13を透視保護するためのガラス枠(図示略)が組み付けられている。また、前枠14の前面には、上側枠用ランプ16a、左側枠用ランプ16b及び右側枠用ランプ16cが設けられている。各枠用ランプ16a〜16cは、図示しない発光体(発光ダイオードなど)を備え、同発光体にレンズ部材を覆い被せて構成されている。これらの枠用ランプ16a〜16cでは、パチンコ機10の各種遊技の演出態様(大当り、リーチなど)に応じて点灯(点滅)・消灯などの発光装飾が行われるようになっている。
図1に示されるように、前枠14の左上部には左スピーカ17aが配設され、前枠14の右上部には右スピーカ17bが配設されている。左スピーカ17a及び右スピーカ17bは、各種音声を出力して音声演出を行うためのものである。左スピーカ17a及び右スピーカ17bは前枠14の裏面側に装着され、前枠14の前面側において左スピーカ17a及び右スピーカ17bと対応する箇所には複数の放音孔(図示略)が形成されている。
さらに、中枠12の前面側において前枠14の下方には、下球皿18が開閉可能に組み付けられている。下球皿18の右方には、遊技球を発射する際に遊技者によって回動操作される操作ハンドル19が装着されている。また、下球皿18の左方には、各種音声を出力して音声演出を行う下スピーカ17cが配設されている。なお、下スピーカ17cは中枠12に装着されている。
(2)遊技盤13の構成
(2−1)透明板41の構成
図1,図2等に示されるように、遊技盤13は、遊技盤面41aを有する『遊技盤本体』である透明板41を備えている。透明板41は、無色透明の樹脂材料(本実施形態ではアクリル樹脂)の射出成形によって略矩形板状に形成されている。透明板41の遊技盤面41aには、円弧状の外レール43aと、外レール43aの内側に配置された同じく円弧状の内レール43bとが敷設されている。これらのレール43a,43bは、遊技盤面41aを、遊技球が流下可能な遊技領域42aと、遊技領域42aの外側領域である非遊技領域42bとに区画するようになっている。また、外レール43aと内レール43bとの間に生じる発射経路には、操作ハンドル19を操作した際に発射された遊技球が通過するようになっている。そして、発射経路を通過した遊技球は、発射経路の終端部から遊技領域42aに進入し、遊技領域42a内を流下するようになっている。また、遊技領域42a内には複数の風車44が配設され、遊技領域42aのほぼ全域には複数の遊技釘45が植設されている。風車44及び遊技釘45は、遊技領域42a内を流下する遊技球の方向を変更するようになっている。
ここで、本実施形態の遊技盤13は、縦471.5mm×横446.5mmの略正方形状をなす一般的な遊技盤(いわゆる標準盤)よりも大型の遊技盤(いわゆる大型盤)であり、縦500mm×横482mmの略正方形状をなしている。なお、遊技領域42aは、標準盤の遊技領域よりも大きくなっている。
図1,図2に示されるように、遊技領域42aの略中央部にはセンター役物46が装着されており、センター役物46の内側領域は可視表示部47となっている。さらに、透明板41の裏面の略中央部には、図柄表示装置60(図1,図2に破線にて示す)が取り付けられている。なお、図柄表示装置60の表示画面は、透明板41の裏側に位置しており、透明板41を介して視認可能となっている。また、図柄表示装置60の表示画面は、可視表示部47よりも大きいため、可視表示部47からだけではなく、役物(風車44、センター役物46、ゲート49)や遊技釘45の裏側からも表示を行うことが可能となっている。この図柄表示装置60では、変動画像(または画像表示)に基づく遊技演出(表示演出)が行われるようになっている。また、図柄表示装置60では、表示演出に関連して、複数種類の演出図柄(図示略)を3列で変動させる図柄組み合わせゲームが表示されるようになっている。なお、本実施形態の図柄表示装置60は液晶式であるが、ドットマトリクス式、エレクトロルミネッセンス素子式、7セグメント式の図柄表示装置であってもよい。
図1,図2に示されるように、遊技盤13の遊技領域42aにおけるセンター役物46の下方位置には、始動入賞口61aが形成された『入賞装置』である始動入賞装置61が配設されている。また、始動入賞装置61の奥方には、始動入賞口61aに入球した遊技球を検知する始動口スイッチSE1(図6参照)が設けられている。始動口スイッチSE1は、始動入賞装置61に入賞した遊技球を検知したことを契機として、オン状態となり、入賞信号を出力するようになっている。なお、始動口スイッチSE1にて遊技球が検知された場合には、特別図柄表示装置65による図柄変動ゲームが行われるとともに、図柄表示装置60による図柄組み合わせゲームが行われ、所定数(本実施形態では3個)の賞球の払い出しが行われるようになっている。
図1,図2に示されるように、始動入賞装置61の下方には、『入賞装置』である大入賞装置62が配置されている。大入賞装置62の奥方には、入賞した遊技球を検知するカウントスイッチSE2(図6参照)が設けられている。カウントスイッチSE2は、大入賞装置62に入賞した遊技球を検知したことを契機として、オン状態となり、入賞信号を出力するようになっている。また、大入賞装置62の大入賞口扉は、大入賞口ソレノイド(図示略)の励磁作用により、打球を受け入れない閉鎖状態、及び、打球を受け入れやすい開放状態に切替可能になっている。本実施形態において、大入賞口扉の「閉鎖状態」とは、大入賞口扉が完全に閉じている状態をいい、大入賞口扉の「開放状態」とは、大入賞口扉が完全に開いた状態をいう。なお、カウントスイッチSE2にて遊技球が検知された場合には、所定数(本実施形態では15個)の賞球の払い出しが行われるようになっている。
図1,図2に示されるように、センター役物46の下部中央部における左寄りの位置には、可視表示部を備えた特別図柄表示装置65が配設されている。特別図柄表示装置65では、特別図柄(図示略)による図柄変動ゲームが実行され、該図柄変動ゲームの結果として、大当りの表示結果(特定結果)やハズレの表示結果が表示されるようになっている。例えば、図柄変動ゲームの結果が大当りとなる場合、図柄変動ゲームの終了時に、特別図柄として「0」〜「9」の10通りの数字を示す図柄が表示される。一方、図柄変動ゲームの結果がハズレとなる場合、図柄変動ゲームの終了時に、特別図柄としてハズレを示す「−」の図柄が表示される。
なお本実施形態では、特別図柄のうち、「1」、「3」、「5」、「7」、「9」を特定図柄とし、「0」、「2」、「4」、「6」、「8」を非特定図柄としている。特定図柄とは、図柄変動ゲームの結果が大当りとなる確率が高くなるように変動する確率変動状態となる図柄であり、非特定図柄とは、確率変動状態とならない通常状態となる図柄である。
図1,図2に示されるように、遊技領域42aにおいて大入賞装置62の左方には、『入賞装置』である一般入賞装置63a〜63cが配設されている。一般入賞装置63a〜63cの奥方には、入賞した遊技球を検知する入賞口スイッチSE3(図6参照)が設けられている。入賞口スイッチSE3は、一般入賞装置63a〜63cに入賞した遊技球を検知したことを契機として、オン状態となり、入賞信号を出力するようになっている。即ち、一般入賞装置63a〜63cでは、1つの入賞口スイッチSE3で遊技球の入賞を検知している。また、遊技領域42aにおいて大入賞装置62の右方には、同じく『入賞装置』である一般入賞装置63dが配設されている。一般入賞装置63dの奥方には、入賞した遊技球を検知する入賞口スイッチSE4(図6参照)が設けられている。入賞口スイッチSE4は、一般入賞装置63dに入賞した遊技球を検知したことを契機として、オン状態となり、入賞信号を出力するようになっている。なお、入賞口スイッチSE3,SE4にて遊技球が検知された場合には、所定数(本実施形態では10個)の賞球の払い出しが行われるようになっている。
図1,図2に示されるように、遊技領域42aの最下部には、いずれの入賞装置61,62,63a〜63dにも入賞しなかった遊技球を回収するためのアウト口64が配置されている。
(2−2)飾り部材51〜53の構成
図2に示されるように、遊技盤13は、遊技盤面41aの非遊技領域42bに装着された飾り部材51〜53を備えている。各飾り部材51〜53は、透光性樹脂(本実施形態ではポリカーボネート樹脂)の射出成形によって形成されている。第1飾り部材51は、遊技盤面41aの右端部全体に配設されている。また、第2飾り部材52は遊技盤面41aの左上部に配設され、第3飾り部材53は遊技盤面41aの左下部に配設されている。なお、第1飾り部材51の内側面51aは湾曲形成され、内側面51aの下端はアウト口64に接続されている。即ち、第1飾り部材51は、遊技球をアウト口64に導くレールとしての機能を有している。また、第2飾り部材52の内側面52a及び第3飾り部材53の内側面53aは、外レール43aの外面に沿うよう湾曲形成されている。
図2,図3に示されるように、第1飾り部材51の下辺部におけるアウト口64の右側方には、入賞装置61,62,63a〜63dへの遊技球の入賞を契機として払い出される賞球の残数を表示する残数表示器71が設けられている。残数表示器71は、第1飾り部材51の前面51bにて開口する表示器収容部(図示略)に収容されている。なお、賞球の残数とは、入賞装置61,62,63a〜63dへの遊技球の入賞に基づいて払い出される賞球のうち、未払出状態にある賞球の総個数(賞球総数)を示している。従って、賞球の残数は、入賞装置61,62,63a〜63dへの遊技球の入賞により増加し、賞球の払い出しにより減少する。また、本実施形態の残数表示器71は、3桁の数字(0〜999)または3桁のアルファベット(FFF)を表示可能な7セグメント式の表示器である。また、第1飾り部材51には、残数表示器71の前側を覆うカバー部材72が着脱可能に取り付けられている。カバー部材72は、無色透明の樹脂材料の射出成形によって略矩形板状に形成されている。よって、残数表示器71は、カバー部材72を介して視認可能となる。
図2,図3,図5に示されるように、第1飾り部材51の下辺部におけるアウト口64の右側方であって、第1飾り部材51の下辺部における表示器収容部の左側方には、遊技盤面41aとの接触面にて開口する部材収容部81が形成されている。部材収容部81は、アウト口64側とは反対側(右側)に位置する端部の幅が、アウト口64側(左側)に位置する端部の幅よりも大きくなるように設定されている。さらに、第1飾り部材51の下辺部における部材収容部81の左側方には、同じく遊技盤面41aとの接触面にて開口する係合部収容部86が形成されている。そして、部材収容部81と係合部収容部86との間には、部材収容部81と係合部収容部86とを貫通するとともに、遊技盤面41aとの接触面にて開口する『被係合部』である被係合凹部85(図3参照)が設けられている。
そして、図3,図5に示されるように、部材収容部81の底面81aには、位置決め用ボス82が突設されている。位置決め用ボス82は、部材収容部81の底面81aから突出する円柱状の基端部83と、基端部83の先端面から突出する断面略十字状の先端部84とを有している。基端部83の突出量は部材収容部81の深さと等しくなっており、先端部84の突出量は透明板41の厚さと等しくなっている。また、先端部84の幅は、基端部83の外径よりも小さく設定されるとともに、透明板41に設けられた円形状の位置決め穴48の内径よりもやや大きく設定されている。従って、位置決め用ボス82の先端部84を位置決め穴48に圧入すれば、透明板41に対する第1飾り部材51の位置決めが行われる。
(2−3)表示用部材91の構成
図2〜図5に示されるように、部材収容部81には、透明板41及び飾り部材51〜53とは別体で作製された表示用部材91が収容されている。表示用部材91の厚さは部材収容部81の深さと等しく設定されている。このため、表示用部材91は、部材収容部81に収容されることにより、残数表示器71に隣接した状態で透明板41と第1飾り部材51との間に挟み込まれるとともに、前面91aが部材収容部81の底面81aに面接触し、背面91bが遊技盤面41aに当接した状態で、遊技盤13に固定される(図5(a)参照)。
本実施形態の表示用部材91は、例えば青色に着色された樹脂材料(例えばポリテトラフルオロエチレン等)の射出成形によって形成されている。表示用部材91は、部材収容部81に収容した際にアウト口64側とは反対側に位置する右端部101の幅が、部材収容部81に収容した際にアウト口64側に位置する左端部102の幅よりも大きくなるように設定されている。また、表示用部材91は、部材収容部81に収容した際に遊技領域42a側に位置する面91cが、第1飾り部材51の内側面51aに沿うよう湾曲形成されている。
図3〜図5に示されるように、表示用部材91には、『係合部』である係合フック95が突設されている。係合フック95は、表示用部材91の長手方向における一端部(左端部102)に配置されている。係合フック95は、表示用部材91の左側面(部材収容部81に収容した際にアウト口64側に位置する面)から垂直方向に延びる突出部96と、同突出部96の先端から直交して下方に延びる係合片97とを備えている。なお、突出部96の幅は、被係合凹部85の深さと略等しく設定されており、突出部96の厚さは、被係合凹部85の幅と略等しく設定されている。また、係合片97の幅は、突出部96と幅と等しくなっている。よって、係合フック95は、透明板41と第1飾り部材51とで表示用部材91が挟み込まれた状態で、被係合凹部85に対して係脱可能に係合するようになっている。
図3〜図5に示されるように、表示用部材91には、背面91bにて開口する肉抜き凹部93が設けられている。肉抜き凹部93の底面93aには、円柱状のボス98が突設されている。ボス98の突出量は肉抜き凹部93の深さと等しくなっており、ボス98の先端面は背面91bと同じ高さに位置している。また、表示用部材91には、ボス98を貫通するとともに、前面91a及びボス98の先端面にて開口する円形状のボス挿通孔94が設けられている。ボス挿通孔94は、表示用部材91の長手方向における他端部(右端部101)寄りに配置されている。よって、ボス挿通孔94は、表示用部材91において係合フック95から離間して配置されている。また、ボス挿通孔94の内径は、位置決め用ボス82の基端部83の外径よりもやや大きくなっている。なお、ボス挿通孔94には、位置決め用ボス82の先端部84を位置決め穴48に圧入する際に、基端部83が挿通するようになっている。
図2〜図4に示されるように、表示用部材91の前面91aには、パチンコ機10に関する文字情報を表示するための『情報表示部』である情報表示シール92が貼付されている。情報表示シール92は、表示用部材91においてボス挿通孔94よりも左端部102寄りに配置されている。情報表示シール92は、表示用部材91の右端部101側の幅が、表示用部材91の左端部102側の幅よりも大きくなるように設定されている。なお、本実施形態の情報表示シール92には、パチンコ機10の型式名(例えば「CR…麻雀」など)が文字情報として表示されている。また、情報表示シール92には、図柄変動ゲームにおいて大当りが導出される確率(大当り確率)、確率変動状態が付与される確率(確変突入率)、入賞装置61,62,63a〜63dへの遊技球の入賞を契機として払い出される賞球数も文字情報として表示されている。
(3)パチンコ機10の電気的構成
図6に示されるように、このパチンコ機10は、主制御基板31、統括制御基板32、表示制御基板33、音声・ランプ制御基板34及び払出制御基板35を備えている。主制御基板31には統括制御基板32が電気的に接続され、統括制御基板32には、表示制御基板33及び音声・ランプ制御基板34が電気的に接続されている。また、払出制御基板35は、主制御基板31に電気的に接続されており、主制御基板31からの払い出し指示に基づいて球払出装置36による遊技球の払い出しを制御するようになっている。
(3−1)主制御基板31の電気的構成
主制御基板31は、パチンコ機10全体を制御するメインCPU31aを備えている。メインCPU31aには、始動口スイッチSE1、カウントスイッチSE2及び入賞口スイッチSE3,SE4が接続されている。また、メインCPU31aには、特別図柄表示装置65及び残数表示器71が接続されている。
図6に示されるメインCPU31aには、メインROM(図示略)及びメインRAM(図示略)が電気的に接続されている。メインCPU31aは、図柄変動ゲームに係る各種抽選に用いる大当り判定用乱数、大当り図柄用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン振分乱数などの各種乱数の値を所定の周期ごとに更新している。そして、メインCPU31aは、更新後の値をメインRAMの乱数記憶領域に設定して更新前の値を書き換えている。
また、メインROMには、図柄組み合わせゲーム用の変動パターンが振り分けられた変動パターン振分テーブルが記憶されている。各変動パターンは、図柄表示装置60に表示される各列の図柄が変動を開始(図柄組み合わせゲームを開始)してから全列の図柄が停止(図柄組み合わせゲームが終了)するまでの間の遊技演出(表示演出、発光演出、音声演出)の時間及び内容を特定するためのものである。なお、各変動パターンには、変動パターン振分乱数の値が振り分けられている。また、変動パターン振分テーブルには、大当り演出用の変動パターン、ハズレリーチ演出用の変動パターン及びハズレ演出用の変動パターンが振り分けられている。なお、大当り演出用の変動パターンは、リーチ演出を経て、中図柄が、左図柄及び右図柄と同一の図柄で停止する大当り演出のベースとなるパターンを示している。ハズレリーチ演出用の変動パターンは、リーチ演出を経て、中図柄が、左図柄及び右図柄とは異なる図柄で停止するハズレリーチ演出のベースとなるパターンを示している。ハズレ演出用の変動パターンは、ハズレの図柄組み合わせ(大当りまたはリーチとなる図柄組み合わせが導出されない図柄組み合わせ)を導出するハズレ演出のベースとなるパターンを示している。
次に、メインCPU31aが実行する図柄変動ゲームに係る各種処理(大当り判定、リーチ判定、大当り図柄、ハズレ図柄、変動パターンの決定など)を説明する。
図6に示されるメインCPU31aは、始動入賞装置61への遊技球の入賞(始動口スイッチSE1からの入賞信号の入力)を契機として、所定の周期毎に更新される大当り判定用乱数の値及び大当り図柄用乱数の値をメインRAMから取得し、それらの値をメインRAMの乱数記憶領域に格納(記憶)する。そして、メインCPU31aは、図柄変動ゲームの開始直前に、メインRAMの乱数記憶領域に格納されている大当り判定用乱数の値とメインROMに記憶されている大当り判定値とを比較して、図柄変動ゲームの当否を判定する大当り判定(大当り抽選)を行う。なお、本実施形態では、大当り判定用乱数のとりうる数値を0〜946(全947通りの整数)としている。そして、メインCPU31aは、大当り判定用乱数のとりうる数値の中からあらかじめ定めた3個の大当り判定値を用いて、大当りの抽選確率(即ち、情報表示シール92に表示される大当り確率)を947分の3(=315.7分の1)として大当り判定を行う。
大当り判定の判定結果が否定(大当り判定用乱数の値と大当り判定値とが不一致)の場合、図6に示されるメインCPU31aはハズレ遊技状態を決定する。そして、メインCPU31aは、特別図柄をハズレを示す「−」の図柄に決定する。さらに、メインCPU31aは、決定した特別図柄に対応したデータを、次回の図柄変動ゲームに係る処理を行うまでの間、メインRAMに記憶する。
そして、メインCPU31aは、メインRAMから読み出したリーチ判定用乱数の値とメインROMに記憶されているリーチ判定値とを比較してハズレリーチを実行するか否かのリーチ判定を行う。なお、リーチ判定値は、リーチ判定用乱数の採りうる数値の中からあらかじめ定めた値である。
そして、リーチ判定の判定結果が肯定(リーチ判定用乱数の値とリーチ判定値とが一致)の場合、図6に示されるメインCPU31aは、ハズレリーチを決定する。また、リーチ判定の判定結果が否定(リーチ判定用乱数の値とリーチ判定値とが不一致)の場合、メインCPU31aは、ハズレ(リーチを伴わないハズレ)を決定する。
一方、大当り判定の判定結果が肯定(大当り判定用乱数の値と大当り判定値とが一致)の場合、メインCPU31aは大当りを決定する。大当りの決定がなされると、メインCPU31aは、図柄表示装置60での図柄組み合わせゲームで導出される演出図柄に関連する図柄である特別図柄を決定する。具体的に言うと、メインCPU31aは、メインRAMの乱数記憶領域に記憶された大当り図柄用乱数の値に基づいて、「0」〜「9」のいずれか1つを示す特別図柄を決定する。そして、メインCPU31aは、決定した特別図柄に対応したデータを、次回の図柄変動ゲームに係る処理を行うまでの間、メインRAMに記憶する。
そして、図6に示されるメインCPU31aは、大当り判定及びリーチ判定の判定結果に基づいて変動パターンを決定する。具体的に言うと、大当り判定において大当りが決定された場合、メインCPU31aは、メインRAMから変動パターン振分乱数の値を読み出し、該値に基づき、変動パターン振分テーブルから大当り演出用の変動パターンを決定する。また、リーチ判定においてハズレリーチが決定された場合、メインCPU31aは、メインRAMから変動パターン振分乱数の値を読み出し、該値に基づき、変動パターン振分テーブルからハズレリーチ演出用の変動パターンを決定する。さらに、リーチ判定においてハズレが決定された場合、メインCPU31aは、メインRAMから変動パターン振分乱数の値を読み出し、該値に基づき、変動パターン振分テーブルからハズレ演出用の変動パターンを決定する。そして、特別図柄及び変動パターンが決定されると、メインCPU31aは、特別図柄表示装置65に特別図柄の変動を開始させる。
なお、図6に示されるメインCPU31aは、大当りをなした特別図柄の種類に応じて、確率変動状態を付与するようになっている。詳述すると、メインCPU31aは、メインRAMの乱数記憶領域に記憶されている特別図柄の種類を判定する。本実施形態では、メインRAMに記憶されている特別図柄が「1」、「3」、「5」、「7」、「9」であれば、特別図柄が特定図柄であると判定され、メインRAM似記憶されている特別図柄が「0」、「2」、「4」、「6」、「8」であれば、特別図柄が特定図柄ではなく非特定図柄であると判定される。
なお、特別図柄が特定図柄であると判定された場合、メインCPU31aは、大当り遊技状態の終了後に確率変動状態の付与を開始させる。そして、確率変動状態が開始された場合、メインCPU31aは、大当り判定用乱数のとりうる数値の中から15個の大当り判定値を用いて、大当りの抽選確率を947分の15(即ち、情報表示シール92に表示される確変突入率)として当否判定を行う。即ち、確率変動状態時の大当り判定値の数は、確率変動状態前の5倍となる。なお、確率変動状態は、次回の大当り遊技状態が開始されるまでの間、継続されるようになっていてもよいし、複数回(例えば10000回)の図柄の変動表示が実行されるまでの間、継続されるようになっていてもよい。
また、図6に示されるメインCPU31aは、各入賞装置61,62,63a〜63dへの遊技球の入賞(各スイッチSE1〜SE4からの入賞信号の入力)を契機として、各入賞信号に対応する賞球数(本実施形態では、3個、5個、10個のいずれか)をメインROMから取得する。そして、メインCPU31aは、各入賞信号に対応する賞球数の合計(賞球総数)をメインRAMに記憶する。また、メインCPU31aは、スイッチSE1〜SE4から入賞信号が入力される度に、入力された入賞信号に対応する賞球数をメインRAMに記憶されている賞球総数に加算し、更新後の賞球総数とする。
そして、メインCPU31aは、賞球の残数(賞球総数)を示す賞球残数信号を残数表示器71に対して出力する。残数表示器71では、賞球残数信号が残数表示器71に表示する数字(またはアルファベット)に変換処理されることにより、賞球の残数が表示される。この場合、遊技者は、残数表示器71に表示された数字(ここでは「25」)に基づいて、25個の賞球が未払出状態であることを把握することができる。
また、図6に示されるメインCPU31aは、各入賞装置61,62,63a〜63dへの遊技球の入賞(各スイッチSE1〜SE4からの入賞信号の入力)を契機として、払出制御基板35に対して賞球制御信号を出力する。そして、払出制御基板35は、賞球制御信号の入力を契機として、球払出装置36に対して駆動制御信号を出力し、球払出装置36による賞球の払い出しを開始させる。このとき、賞球の払い出しを検知した球計数センサ(図示略)からは、主制御基板31及び払出制御基板35に対して賞球払出信号が出力される。
そして、メインCPU31aは、球計数センサから賞球払出信号が入力されると、メインRAMに記憶されている賞球総数(ここでは「25」)を1減算し、減算後の賞球総数(ここでは「24」)を更新後の賞球総数としてメインRAMに記憶する。また、メインCPU31aは、減算後の賞球総数を示す賞球残数信号を残数表示器71に対して出力し、残数表示器71は、賞球残数信号に基づいて残数表示器71の表示を変更(ここでは「25」→「24」)させる。この場合、遊技者は、残数表示器71に表示されている数字が小さくなることにより、賞球の払い出しが行われている旨を把握することができる。
即ち本実施形態では、各入賞装置61,62,63a〜63dに遊技球が入賞すると、賞球総数が加算されて残数表示器71に表示されている数字が大きくなり、遊技球が1個払い出される度に、賞球総数が減算されて残数表示器71に表示されている数字が小さくなる。また本実施形態では、メインRAMに記憶されている賞球総数が1000以上になった場合に、残数表示器71にアルファベット(FFF)が表示される。この場合、遊技者は、賞球の残数が1000個以上である旨を把握することができる。
(3−2)統括制御基板32の電気的構成
図6に示される統括制御基板32は統括制御CPU32aを備えており、統括制御CPU32aには統括ROM(図示略)及び統括RAM(図示略)が接続されている。統括RAMには、遊技演出の決定のために用いる各種の情報が一時的に記憶(設定)されるようになっている。
なお、統括制御CPU32aは、メインCPU31aから入力された各種コマンドに基づいて、図柄組み合わせゲームの終了時に図柄表示装置60に停止表示される演出図柄を生成するようになっている。そして、統括制御CPU32aは、表示制御基板33及び音声・ランプ制御基板34に遊技演出の実行を指示する指示コマンドを、表示制御基板33の表示制御CPU33a、及び、音声・ランプ制御基板34の音声・ランプ制御CPU34aに出力するようになっている。これにより、表示制御基板33及び音声・ランプ制御基板34が実行する遊技演出の具体的な内容が、統括制御基板32によって統括的に制御される。
(3−3)表示制御基板33の電気的構成
図6に示されるように、表示制御基板33は表示制御CPU33aを備えており、表示制御CPU33aには表示ROM(図示略)及び表示RAM(図示略)が接続されている。表示ROMには、図柄組み合わせゲームが行われる際に用いられる表示演出データが記憶されている。表示演出データとは、表示制御CPU33aが、図柄表示装置60の表示内容(図柄変動など)を制御するための情報である。また、表示RAMには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種の情報が一時的に記憶(設定)されるようになっている。
そして、統括制御CPU32aから指示コマンドが入力されると、表示制御CPU33aは、表示ROMに記憶されている表示演出データを図柄信号に変換し、図柄表示装置60に出力する。その結果、図柄表示装置60は、図柄信号に基づき所定の表示(図柄組み合わせゲームなど)を行うことができるようになる。
(3−4)音声・ランプ制御基板34の電気的構成
図6に示されるように、音声・ランプ制御基板34は音声・ランプ制御CPU34aを備えており、音声・ランプ制御CPU34aには音声・ランプROM(図示略)及び音声・ランプRAM(図示略)が接続されている。音声・ランプROMには、図柄組み合わせゲームが行われる際に用いられる発光演出データ及び音声演出データが記憶されている。発光演出データとは、音声・ランプ制御CPU34aが、枠用ランプ16a〜16cの発光出力態様を制御するための情報である。音声演出データとは、音声・ランプ制御CPU34aが、スピーカ17a〜17cの音声出力態様(効果音の種類、言語音声の種類、音声出力時間など)を制御するための情報である。また、音声・ランプRAMには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種の情報が一時的に記憶(設定)されるようになっている。
そして、図6に示される統括制御CPU32aから指示コマンドが入力されると、音声・ランプ制御CPU34aは、音声・ランプROMに記憶されている発光演出データを発光制御信号に変換し、枠用ランプ16a〜16cに出力する。その結果、枠用ランプ16a〜16cは、発光制御信号に基づき所定の発光動作(点灯、点滅など)を行うことができるようになる。また、音声・ランプ制御CPU34aは、音声・ランプROMに記憶されている音声演出データを音声信号に変換し、スピーカ17a〜17cに出力する。その結果、スピーカ17a〜17cは、音声信号に基づき所定の出力動作(音声の出力)を行うことができるようになる。
次に、表示用部材91の取付方法を説明する。
まず、表示用部材91の前面91aに情報表示シール92を貼付する。次に、第1飾り部材51の部材収容部81に表示用部材91を収容する。このとき、表示用部材91側の係合フック95が第1飾り部材51側の被係合凹部85に係合するとともに、表示用部材91側のボス挿通孔94に第1飾り部材51側の位置決め用ボス82が挿通する。さらに、表示用部材91の前面91a(情報表示シール92)を、部材収容部81の底面81aに面接触させる。なお、底面81aは、第1飾り部材51の前面51bの裏側に位置しているため、情報表示シール92に表示されている文字情報が、透光性を有する第1飾り部材51を介して視認可能となる。
次に、位置決め用ボス82を、遊技盤13の透明板41に形成した位置決め穴48に挿入し、透明板41に対する第1飾り部材51の位置決めを行う。さらに、第1飾り部材51を透明板41側に押圧すれば、位置決め用ボス82が位置決め穴48に圧入される。その結果、部材収容部81に収容されている表示用部材91が、透明板41と第1飾り部材51との間に挟み込まれる。また、前面91aが部材収容部81の底面81aに面接触し、背面91bが遊技盤面41aに当接した状態で、表示用部材91が固定される。
従って、本実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態のパチンコ機10によれば、表示用部材91が部材収容部81に収容されることにより、表示用部材91の前面91aに貼付された情報表示シール92が第1飾り部材51によって覆われるようになる。このため、遊技盤面41aの遊技領域42aを流下してきた遊技球が情報表示シール92に接触することが防止される。また、メンテナンス作業に際して前枠14を開けた場合に、ホール関係者の手やメンテナンス作業用の器具が情報表示シール92に接触することも防止される。その結果、情報表示シール92の磨耗が防止されるため、遊技者が遊技中に情報表示シール92を見れば、情報表示シール92に表示されている文字情報を確実に視認することができる。
また、位置決め用ボス82を表示用部材91に設けられたボス挿通孔94に挿通させるだけで、第1飾り部材51に対して表示用部材91を容易に位置決めすることができる。しかも、位置決め用ボス82を透明板41に設けられた位置決め穴48に挿入すれば、背面91bが遊技盤面41aに当接した状態で表示用部材91が固定されるため、表示用部材91を確実に位置決め固定することができる。
(2)例えば、情報表示シールを、部材収容部81の底面81aに貼付することが考えられる。しかし、情報表示シールを底面81aに貼付する場合、貼付面に文字情報が記載された特殊な情報表示シールを準備しなければならないため、コストが上昇してしまう。しかも、底面81aには位置決め用ボス82が突設されているため、情報表示シールを底面81aに貼付することが困難である。そこで本実施形態では、情報表示シール92を、底面81aにではなく、表示用部材91の前面91aに貼付しているため、情報表示シール92の貼付を低コストかつ容易に行うことができる。
(3)近年、遊技演出の多様化を図るために、遊技盤の遊技領域を可能な限り拡大することが求められている。その反面、遊技領域の外側領域である非遊技領域が狭くなる傾向にあるため、情報表示シールの貼付領域の確保が困難な状況にある。このため従来では、飾り部材の前面に、レールに沿った形状をなす帯状の情報表示シールを貼付することが提案されている。しかし近年では、型式名が長くなる機種も少なくないため、狭い設置領域に文字数の多い情報表示シールの貼付を余儀なくされている。その結果、情報表示シールに表示されている文字情報を遊技者が容易に視認できないという問題がある。また近年では、型式名が同じであっても、通常よりも大当り確率が高いパチンコ機(いわゆる「甘デジ」)が存在するため、情報表示シールに表示されている文字情報を確認することが益々重要になりつつある。
そこで本実施形態では、第1飾り部材51において空きスペースとなる部分に部材収容部81を設け、部材収容部81の右側に位置する端部の幅を部材収容部81の左側に位置する端部の幅よりも大きくすることにより、表示用部材91の収容スペースを確保している。さらに本実施形態では、表示用部材91の右端部101の幅を表示用部材91の左端部102の幅よりも大きくすることにより、情報表示シール92の貼付領域(表示用部材91の前面91a)を従来よりも大きくしている。その結果、情報表示シール92の面積が従来よりも大きくなるため、情報表示シール92に文字数の多い文字情報が表示されたとしても、文字を大きくしやすくなる。従って、表示用部材91を部材収容部81に収容すれば、遊技者は、情報表示シール92に表示されている文字情報を、透光性樹脂からなる第1飾り部材51を介して容易に視認することができる。
(4)本実施形態では、第1飾り部材51に元々設けられていた肉抜き部分(部材収容部81)に、表示用部材91を収容している。このため、表示用部材91の取り付けにあたり、第1飾り部材51に特別な構成を付加しなくても済む。よって、パチンコ機10の製造コストを抑えることができる。
(5)本実施形態では、表示用部材91に、背面91bにて開口する肉抜き凹部93が設けられている。このため、表示用部材91でのヒケの発生を防止することができる。しかも、肉抜き凹部93を設けることで材料が削減されるため、表示用部材91を低コストで製造することができる。
(6)本実施形態では、遊技盤13の非遊技領域42bに、表示用部材91に加えて残数表示器71も配置されている。従って、遊技盤13におけるデッドスペースを減少させることができ、かつ、非遊技領域42bを有効に利用することができる。
(7)本実施形態の残数表示器71は、第1飾り部材51に設けられた表示器収容部に収容されるとともに、前側がカバー部材72によって覆われている。このため、遊技領域42aを流下してきた遊技球が残数表示器71に接触することが防止される。また、メンテナンス作業に際して前枠14を開けた場合に、ホール関係者の手やメンテナンス作業用の器具が残数表示器71に接触することも防止される。その結果、残数表示器71の故障や破損を防止することができる。
なお、本発明の実施形態を以下のように変更してもよい。
・図7に示されるように、表示用部材91の前面91aに、情報表示シール92を貼付するためのシール貼付用凹部191を設けてもよい。このシール貼付用凹部191の深さは、例えば情報表示シール92の厚さと等しく設定されている。このようにすれば、情報表示シール92の貼付位置を確実に認識できるため、情報表示シール92を位置ずれすることなく貼付することができる。
・情報表示シール92の面積を上記実施形態のものよりも大きくしてもよい。この場合、情報表示シール92は、ボス挿通孔94を避けるような形状をなすことが好ましい(図8参照)。
・上記実施形態では、表示用部材91の長手方向における一端部(左端部102)に係合フック95が配置されるとともに、表示用部材91の長手方向における他端部(右端部101)寄りにボス挿通孔94が配置されていた。しかし、表示用部材91の左端部102寄りにボス挿通孔94を配置するとともに、表示用部材91の右端部101に係合フック95を配置してもよい。
・上記実施形態では、表示用部材91にボス挿通孔94が1つのみ設けられていたが、ボス挿通孔94は2つ以上設けられていてもよい。
・上記実施形態では、表示用部材91に係合部(係合フック95)が1つのみ設けられていたが、係合部は2つ以上設けられていてもよい。なお、係合部の形状や形成位置は、上記実施形態のものに限定される訳ではなく、任意に変更することが可能である。また、係合部が係合する被係合部(被係合凹部85)の形状や形成位置も、上記実施形態のものに限定される訳ではなく、任意に変更することが可能である。
・上記実施形態では、第1飾り部材51の下辺部に、表示用部材91が収容される部材収容部81が設けられていたが、第1飾り部材51の上辺部に部材収容部81を設けてもよい。また、上記実施形態では、第1飾り部材51に部材収容部81が設けられていたが、第2飾り部材52や第3飾り部材53に部材収容部81を設けてもよい。
・上記実施形態では、第1飾り部材51の部材収容部81に表示用部材91を収容した後、第1飾り部材51を透明板41に装着していたが、遊技盤面41a上に表示用部材91を配置した状態で、第1飾り部材51を透明板41に装着してもよい。
次に、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技術的思想を以下に列挙する。
(1)請求項1乃至6のいずれか1項において、前記情報表示部は、前記表示用部材の前面に貼付される情報表示シールであることを特徴とする遊技機。
(2)請求項1乃至6のいずれか1項において、前記遊技盤本体は、無色透明の樹脂材料によって形成されていることを特徴とする遊技機。
(3)請求項1乃至6のいずれか1項において、前記文字情報は、少なくとも前記遊技機の型式名、図柄変動ゲームにおいて大当りが導出される確率、前記図柄変動ゲームにおいて大当りが導出される確率が高確率に変動する確率変動状態が付与される確率を含むことを特徴とする遊技機。
(4)請求項1乃至6のいずれか1項において、前記表示用部材に、前記背面にて開口する肉抜き凹部が設けられていることを特徴とする遊技機。
10…遊技機としてのパチンコ機
13…遊技盤
41…遊技盤本体としての透明板
41a…遊技盤面
42a…遊技領域
42b…非遊技領域
43a…レールとしての外レール
43b…レールとしての内レール
48…位置決め穴
51…飾り部材としての第1飾り部材
52…飾り部材としての第2飾り部材
53…飾り部材としての第3飾り部材
61…入賞装置としての始動入賞装置
62…入賞装置としての大入賞装置
63a,63b,63c,63d…入賞装置としての一般入賞装置
64…アウト口
71…残数表示器
81…部材収容部
81a…部材収容部の底面
82…位置決め用ボス
85…被係合部としての被係合凹部
91…表示用部材
91a…表示用部材の前面
91b…表示用部材の背面
92…情報表示部としての情報表示シール
94…ボス挿通孔
95…係合部としての係合フック
101…アウト口側とは反対側に位置する端部としての右端部
102…アウト口側に位置する端部としての左端部

Claims (7)

  1. 遊技盤面を有する略矩形板状の遊技盤本体と、前記遊技盤面の非遊技領域に装着された飾り部材とを備える遊技盤が、機内部に配置された遊技機であって、
    前記飾り部材は、透光性材料によって形成されるとともに、前記遊技盤面との接触面にて開口する部材収容部を備え、
    前記遊技盤本体及び前記飾り部材とは別体で作製され、かつ、前記遊技機に関する文字情報を表示するための情報表示部が前面に設けられた表示用部材が、前記部材収容部に収容されて前記遊技盤本体と前記飾り部材との間に挟み込まれるとともに、背面が前記遊技盤面に当接した状態で固定され、
    前記飾り部材に、前記部材収容部の底面に突設され、前記遊技盤本体に設けられた位置決め穴に挿入することにより、前記遊技盤本体に対する前記飾り部材の位置決めを行う位置決め用ボスが設けられ、
    前記表示用部材に、前記位置決め用ボスが挿通するボス挿通孔が設けられる
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記表示用部材に、前記飾り部材側の被係合部と係脱可能に係合する係合部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記表示用部材の長手方向における一端部寄りに前記係合部が配置されるとともに、前記表示用部材の長手方向における他端部寄りに前記ボス挿通孔が配置されることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記表示用部材の厚さは前記部材収容部の深さと等しく設定され、前記表示用部材の前面が前記部材収容部の底面に面接触していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の遊技機。
  5. 前記遊技盤面に、遊技球が流下可能な遊技領域と前記非遊技領域とに前記遊技盤面を区画するレールが円弧状に敷設され、
    前記遊技領域の最下部に、入賞装置に入賞しなかった遊技球を回収するためのアウト口が配置され、
    前記飾り部材の下辺部における前記アウト口の側方に、前記部材収容部が設けられ、
    前記表示用部材は、前記部材収容部に収容した際に前記アウト口側とは反対側に位置する端部の幅が、前記部材収容部に収容した際に前記アウト口側に位置する端部の幅よりも大きくなるように設定される
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の遊技機。
  6. 前記飾り部材の下辺部に、入賞装置への遊技球の入賞を契機として払い出される賞球の残数を表示する残数表示器が設けられ、
    前記部材収容部に収容された前記表示用部材が、前記残数表示器に隣接している
    ことを特徴とする請求項5に記載の遊技機。
  7. 遊技盤面を有する略矩形板状の遊技盤本体と、
    前記遊技盤面の非遊技領域に装着された飾り部材と、
    前記遊技盤面に敷設され、遊技球が流下可能な遊技領域と前記非遊技領域とに前記遊技盤面を区画する円弧状のレールと、
    前記遊技領域の最下部に配置され、入賞装置に入賞しなかった遊技球を回収するためのアウト口と
    を備える遊技盤であって、
    前記飾り部材は、透光性材料によって形成されるとともに、
    前記飾り部材の下辺部に、入賞装置への遊技球の入賞を契機として払い出される賞球の残数を表示する残数表示器が設けられ、
    前記飾り部材の下辺部における前記アウト口の側方に、前記遊技盤面との接触面にて開口する部材収容部が設けられ、
    前記遊技盤本体及び前記飾り部材とは別体で作製され、かつ、前記部材収容部の深さと等しい厚さに設定され、遊技機に関する文字情報を表示するための情報表示部が前面に設けられた表示用部材が、前記部材収容部に収容されることにより、前記残数表示器に隣接した状態で前記遊技盤本体と前記飾り部材との間に挟み込まれるとともに、前面が前記部材収容部の底面に面接触し、背面が前記遊技盤面に当接した状態で固定され、
    前記飾り部材に、前記部材収容部の底面に突設され、前記遊技盤本体に設けられた位置決め穴に挿入することにより、前記遊技盤本体に対する前記飾り部材の位置決めを行う位置決め用ボスが設けられ、
    前記表示用部材は、
    前記部材収容部に収容した際に前記アウト口側とは反対側に位置する端部の幅が、前記部材収容部に収容した際に前記アウト口側に位置する端部の幅よりも大きくなるように設定され、
    前記表示用部材の長手方向における一端部寄りに配置され、前記飾り部材側の被係合部と係脱可能に係合する係合部と、前記表示用部材の長手方向における他端部寄りに配置され、前記位置決め用ボスが挿通するボス挿通孔とを備える
    ことを特徴とする遊技盤。
JP2009209459A 2009-09-10 2009-09-10 遊技機及び遊技盤 Active JP5325056B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009209459A JP5325056B2 (ja) 2009-09-10 2009-09-10 遊技機及び遊技盤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009209459A JP5325056B2 (ja) 2009-09-10 2009-09-10 遊技機及び遊技盤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011056073A true JP2011056073A (ja) 2011-03-24
JP5325056B2 JP5325056B2 (ja) 2013-10-23

Family

ID=43944423

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009209459A Active JP5325056B2 (ja) 2009-09-10 2009-09-10 遊技機及び遊技盤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5325056B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014097215A (ja) * 2012-11-15 2014-05-29 Takasago Electric Ind Co Ltd 弾球遊技機

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH079377U (ja) * 1993-07-21 1995-02-10 京楽産業株式会社 パチンコ機
JP2001178881A (ja) * 1999-12-27 2001-07-03 Sanyo Product Co Ltd 弾球遊技機
JP2003010499A (ja) * 2001-06-29 2003-01-14 Heiwa Corp 遊技盤証紙取付装置
JP2004313396A (ja) * 2003-04-15 2004-11-11 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2005125074A (ja) * 2003-09-30 2005-05-19 Aruze Corp 弾球遊技機
JP2008067894A (ja) * 2006-09-14 2008-03-27 Taiyo Elec Co Ltd 遊技機

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH079377U (ja) * 1993-07-21 1995-02-10 京楽産業株式会社 パチンコ機
JP2001178881A (ja) * 1999-12-27 2001-07-03 Sanyo Product Co Ltd 弾球遊技機
JP2003010499A (ja) * 2001-06-29 2003-01-14 Heiwa Corp 遊技盤証紙取付装置
JP2004313396A (ja) * 2003-04-15 2004-11-11 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2005125074A (ja) * 2003-09-30 2005-05-19 Aruze Corp 弾球遊技機
JP2008067894A (ja) * 2006-09-14 2008-03-27 Taiyo Elec Co Ltd 遊技機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014097215A (ja) * 2012-11-15 2014-05-29 Takasago Electric Ind Co Ltd 弾球遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP5325056B2 (ja) 2013-10-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2014061029A (ja) 遊技機
JP2009153846A (ja) 遊技機
JP2009232908A (ja) 遊技機
JP2009153845A (ja) 遊技機
JP2009153844A (ja) 遊技機
JP2009072390A (ja) 遊技機
JP5077649B2 (ja) 遊技機
JP5325056B2 (ja) 遊技機及び遊技盤
JP5071779B2 (ja) 遊技機
JP4944530B2 (ja) 遊技機
JP5071778B2 (ja) 遊技機
JP5816920B2 (ja) 遊技機
JP5816922B2 (ja) 遊技機
JP2009232907A (ja) 遊技機
JP5923419B2 (ja) 遊技機
JP2008284247A (ja) 遊技機
JP6278538B2 (ja) 遊技機
JP6278537B2 (ja) 遊技機
JP6602357B2 (ja) 遊技機
JP6392729B2 (ja) 遊技機
JP2009254424A (ja) 遊技機
JP5816921B2 (ja) 遊技機
JP5299767B2 (ja) 遊技機
JP5070386B2 (ja) 遊技機
JP2008284246A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120320

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130617

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130625

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130719

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5325056

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250