JP2011055612A - Dc/dcコンバータ - Google Patents

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Abstract

【課題】中間コンデンサが開放故障した場合でもDC/DCコンバータを動作させ、また、短絡故障した場合でもDC/DCコンバータが故障していない状態と同等のエネルギを送れ、昇圧および降圧の動作が可能となるDC/DCコンバータを得ることを目的とする。
【解決手段】昇圧動作において、中間コンデンサC1の開放故障が検出された場合、
第1および第2のスイッチング素子S1、S2を互いに同時にオンオフさせるパターンに変更し、中間コンデンサC1の短絡故障が検出された場合、第2のスイッチング素子S2は常時オンさせ、第1のスイッチング素子S1をオンオフさせるパターンに変更する。
【選択図】図1

Description

この発明は、直流電圧を昇圧あるいは降圧した直流電圧に変換する、DC/DCコンバータに関するものである。
従来のDC/DCコンバータは、スイッチング素子のオンオフ動作を利用して、コイルへのエネルギの蓄勢と放勢の量をコントロールして直流から直流への電圧変換を行っている。また、このコイルは大形で重いという課題があることから、中間コンデンサの充放電を利用してコイルに印加される電圧を低減し、そのコイルに必要なインダクタンス値を低減することによりコイルを小形、軽量化する技術が示されている(例えば、特許文献1参照)。
特公平6−67181号公報
しかし、従来のDC/DCコンバータの場合、その中間コンデンサが開放故障した場合は、電流経路がなくなることによって昇圧および降圧の動作が不可能となる。また、中間コンデンサが短絡故障を起こした場合、当該中間コンデンサは抵抗体となり、コイルとの協働でエネルギを送れなくなり、結果として昇圧および降圧の動作が不可能になるという課題があった。
本発明は、上記のような課題を解消するためになされたものであり、中間コンデンサが開放故障した場合でもDC/DCコンバータを動作させ、また、短絡故障した場合でもDC/DCコンバータが故障していない状態と同等のエネルギを送れ、昇圧および降圧の動作が可能となるDC/DCコンバータを得ることを目的とする。
この発明に係るDC/DCコンバータは、低圧側電圧を保持する低圧側平滑コンデンサ、負極側端子が低圧側平滑コンデンサの負極側端子に接続され高圧側電圧を保持する高圧側平滑コンデンサ、一端が低圧側平滑コンデンサの負極側端子に接続された第1の半導体素子アーム、一端が第1の半導体素子アームの他端に接続され他端がコイルを介して低圧側平滑コンデンサの正極側端子に接続された第2の半導体素子アーム、一端が第2の半導体素子アームの他端に接続された第3の半導体素子アーム、一端が第3の半導体素子アームの他端に接続され他端が高圧側平滑コンデンサの正極側端子に接続された第4の半導体素子アーム、および一端が第1の半導体素子アームと第2の半導体素子アームとの中間接続点に接続され他端が第3の半導体素子アームと第4の半導体素子アームとの中間接続点に接続された中間コンデンサを備え、
第1および第2の半導体素子アームにいずれもスイッチング素子とこのスイッチング素子と逆並列に接続されたダイオード素子との機能を持たせ、
第3および第4の半導体素子アームにいずれもダイオード素子の機能を持たせ、
第1および第2の半導体素子アームに持たせたスイッチング素子のオンオフスイッチング機能により、入力された低圧側平滑コンデンサの電圧を昇圧した電圧に変換して高圧側平滑コンデンサに出力する昇圧動作、または、
第3および第4の半導体素子アームにいずれもスイッチング素子とこのスイッチング素子と逆並列に接続されたダイオード素子との機能を持たせ、
第1および第2の半導体素子アームにいずれもダイオード素子の機能を持たせ、
第3および第4の半導体素子アームに持たせたスイッチング素子のオンオフスイッチング機能により、入力された高圧側平滑コンデンサの電圧を降圧した電圧に変換して低圧側平滑コンデンサに出力する降圧動作が可能なDC/DCコンバータにおいて、
中間コンデンサの開放故障または短絡故障を検出する手段を備え、開放故障または短絡故障が検出された場合、第1および第2の半導体素子アームまたは第3および第4の半導体素子アームに持たせたスイッチング素子のオンオフスイッチングパターンを正常時のパターンと異なる所定のパターンに変更することにより昇圧動作または降圧動作を継続可能としたものである。
この発明は、以上のように、中間コンデンサに開放故障または短絡故障が生じた場合、第1および第2の半導体素子アームまたは第3および第4の半導体素子アームに持たせたスイッチング素子のオンオフスイッチングパターンを正常時のパターンと異なる所定のパターンに変更することにより昇圧動作または降圧動作を継続可能としたので、中間コンデンサの充電放電の機能に依拠することなく、昇圧動作または降圧動作が可能となる。
本発明の実施の形態1におけるDC/DCコンバータの回路図である。 本発明の実施の形態1におけるDC/DCコンバータの、出力電圧を入力電圧の2倍とする昇圧動作時のゲート信号と電圧波形とを示す図である。 本発明の実施の形態1におけるDC/DCコンバータの、出力電圧を入力電圧の1倍以上2倍以下とする昇圧動作時のゲート信号と電圧波形とを示す図である。 本発明の実施の形態1におけるDC/DCコンバータの、出力電圧を入力電圧の2倍以上とする昇圧動作時のゲート信号と電圧波形とを示す図である。 本発明の実施の形態1におけるDC/DCコンバータの中間コンデンサC1が開放故障した場合の等価回路である。 本発明の実施の形態1におけるDC/DCコンバータの中間コンデンサC1が開放故障した場合のゲート信号と電圧波形とを示す図である。 本発明の実施の形態1におけるDC/DCコンバータの中間コンデンサC1が短絡故障した場合の等価回路である。 本発明の実施の形態1におけるDC/DCコンバータの中間コンデンサC1が短絡故障した場合のゲート信号と電圧波形とを示す図である。 本発明の実施の形態2におけるDC/DCコンバータの回路図である。 本発明の実施の形態2におけるDC/DCコンバータの、出力電圧を入力電圧の0.5倍とする降圧動作時のゲート信号と電圧波形とを示す図である。 本発明の実施の形態2におけるDC/DCコンバータの、出力電圧を入力電圧の0.5倍以上1倍以下とする降圧動作時のゲート信号と電圧波形とを示す図である。 本発明の実施の形態2におけるDC/DCコンバータの、出力電圧を入力電圧の0.5倍以下とする降圧動作時のゲート信号と電圧波形とを示す図である。 本発明の実施の形態2におけるDC/DCコンバータの中間コンデンサC1が開放故障した場合の等価回路である。 本発明の実施の形態2におけるDC/DCコンバータの中間コンデンサC1が開放故障した場合のゲート信号と電圧波形とを示す図である。 本発明の実施の形態2におけるDC/DCコンバータの中間コンデンサC1が短絡故障した場合の等価回路である。 本発明の実施の形態2におけるDC/DCコンバータの中間コンデンサC1が短絡故障した場合のゲート信号と電圧波形とを示す図である。 本発明の実施の形態3におけるDC/DCコンバータの回路図である。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1におけるDC/DCコンバータの構成を示す回路図である。図1に示すDC/DCコンバータは、低圧側電圧である入力電圧Vinを昇圧した高圧側電圧に変換して出力電圧Voutとして出力する。
その主回路の構成要素として、入力電圧Vinを保持する低圧側平滑コンデンサである入力側平滑コンデンサCin、出力電圧Voutを保持する高圧側平滑コンデンサである出力側平滑コンデンサCout、エネルギの蓄勢放勢を行うコイルL、コイルLと協働して電荷の充電放電を行う中間コンデンサC1、および互いに直列に接続され、負極側から順次配列された第1〜第4の半導体素子アームを備えている。
そして、図に示す極性で、第1および第2の半導体素子アームは、それぞれ、例えば、IGBT等の第1および第2のスイッチング素子S1、S2とこのスイッチング素子S1、S2と逆並列に接続された第1および第2のダイオードD1、D2とから、また、第3および第4の半導体素子アームは、それぞれダ第3および第4のダイオード素子D3、D4から構成されている。
更に、これら要素の接続構成について説明する。低圧側平滑コンデンサCinは、その正極側端子(図1では上方の端子)はコイルLの一端に接続され、その負極側端子は、高圧側平滑コンデンサCoutの負極側端子と第1のスイッチング素子S1のエミッタ端子とに接続されている。コイルLの他端は、第2のスイッチング素子S2のコレクタ端子に接続されている。第4のダイオード素子D4のカソード端子は高圧側平滑コンデンサCoutの正極側端子に接続されている。中間コンデンサC1は、その一端は第4のダイオード素子D4のアノード端子に、その他端は第1のスイッチング素子S1のコレクタ端子に接続されている。
次に、図1に示すDC/DCコンバータの3つの動作についてそれぞれ図2〜図4を参照して説明する。ここでは、簡単のために各図の電圧波形において、中間コンデンサC1の電圧は一定であるとして示してある。また、電圧波形図には、図1の点A、点Bの電圧も示している。
最初に、出力電圧Voutを入力電圧Vinの2倍とするときの動作について説明する。このときの動作波形を図2に示す。このとき、スイッチング素子S1、S2はともにオンデューティ比0.5で位相は互いに180°ずれてオン/オフを繰り返す。
先ず、期間t1で、スイッチング素子S1をオン、S2をオフにし、
Cin→L→D3→C1→S1→Cin
の経路で電流が流れ、入力側平滑コンデンサCinの電圧がコイルLと中間コンデンサC1との直列回路に印加される。このとき、コイルLは入力側平滑コンデンサCinと中間コンデンサC1との電圧差を吸収し、急激に電流が流れるのを防ぐ役割をする。
そして期間t2で、スイッチング素子S1をオフ、S2をオンにし、
Cin→L→S2→C1→D4→Cout→Cin
の経路で電流が流れ、入力側平滑コンデンサCinとコイルLと中間コンデンサC1との直列回路の電圧が出力側平滑コンデンサCoutに印加される。このとき、コイルLは入力側平滑コンデンサCinと中間コンデンサC1との電圧の和と出力側平滑コンデンサCoutの電圧との電圧差を吸収し、急激に電流が流れるのを防ぐ役割をする。こうして、出力電圧Voutとして入力電圧Vinを2倍に昇圧した電圧が得られる。
次に、出力電圧Voutを入力電圧Vinの1倍から2倍の間の値とするときの動作について説明する。このときの動作波形を図3に示す。このとき、スイッチング素子S1、S2はともにオンデューティ比0.5以下で位相は互いに180°ずれてオン/オフを繰り返す。また、デューティ比を調節することで、出力電圧Voutを調節可能でオンデューティ比が大きいほど出力電圧は高くなる。
先ず、期間t3で、スイッチング素子S1、S2を両方オフにし、
Cin→L→D3→D4→Cout→Cin
の経路で電流が流れ、このとき、コイルLはエネルギを放出する。そして期間t4で、スイッチング素子S1をオン、S2をオフにし、
Cin→L→D3→C1→S1→Cin
の経路で電流が流れ、入力側平滑コンデンサCinとコイルLとの直列回路の電圧が中間コンデンサC1に印加され、コイルLはエネルギを蓄積し、中間コンデンサC1は充電される。このとき、コイルLは期間t3でエネルギを放出しているため、入力側平滑コンデンサCinの電圧と逆向きの電圧がかかり、入力側平滑コンデンサCinとコイルLとの直列回路の電圧は入力電圧Vinよりも低くなり、中間コンデンサC1は入力電圧Vinよりも低い電圧に充電される。
そして期間t5で、スイッチング素子S1、S2を両方オフにし、
Cin→L→D3→D4→Cout→Cin
の経路で電流が流れ、このとき、コイルLはエネルギを放出する。そして期間t6で、スイッチング素子S1をオフ、S2をオンにし、
Cin→L→S2→C1→D4→Cout→Cin
の経路で電流が流れ、入力側平滑コンデンサCinとコイルLと中間コンデンサC1との直列回路の電圧が出力側平滑コンデンサCoutに印加され、コイルLはエネルギを蓄積する。このとき、コイルLは期間t5でエネルギを放出しているため、入力側平滑コンデンサCinの電圧と逆向きの電圧がかかり、入力側平滑コンデンサCinとコイルLとの直列回路の電圧は入力電圧Vinよりも低くなる。また、中間コンデンサC1も期間t5で入力電圧Vinよりも低い電圧に充電されているため、入力電圧Vinの2倍より低い電圧が出力電圧Voutにかかる。このように、出力電圧が入力電圧の1倍から2倍となる動作のとき、コイルLによって入力電圧が低くなったような動作をする。
最後に、出力電圧Voutを入力電圧Vinの2倍以上とする動作について説明する。このときの動作波形を図4に示す。このとき、スイッチング素子S1、S2はともにオンデューティ比0.5以上で位相は互いに180°ずれてオン/オフを繰り返す。また、デューティ比を調節することで、出力電圧Voutを調節可能でオンデューティ比が大きいほど出力電圧は高くなる。
先ず、期間t7で、スイッチング素子S1、S2を両方オンにし、
Cin→L→S2→S1→Cin
の経路で電流が流れ、コイルLにエネルギが蓄積される。そして期間t8で、スイッチング素子S1をオン、S2をオフにし、
Cin→L→D3→C1→S1→Cin
の経路で電流が流れ、入力側平滑コンデンサCinとコイルLとの直列回路の電圧が中間コンデンサC1に印加され、コイルLはエネルギを放出する。このとき、コイルLは期間t7でエネルギが蓄積されているため、入力電圧Vinと同じ向きの電圧がかかり、入力側平滑コンデンサCinとコイルLとの直列回路の電圧は入力電圧Vinよりも高くなり、中間コンデンサC1は入力電圧Vinよりも高い電圧に充電される。
そして期間t9で、スイッチング素子S1、S2を両方オンにし、
Cin→L→S2→S1→Cin
の経路で電流が流れ、コイルLにエネルギが蓄積される。そして期間t10で、スイッチング素子S1をオフ、S2をオンにし、
Cin→L→S2→C1→D4→Cout→Cin
の経路で電流が流れ、コイルLと中間コンデンサC1と入力側平滑コンデンサCinとの直列回路の電圧が出力側平滑コンデンサCoutに印加され、コイルLはエネルギを放出する。コイルLには期間t9でエネルギが蓄積されているので、入力電圧Vinと同じ向きの電圧がかかり、入力側平滑コンデンサCinとコイルLとの直列回路の電圧は入力電圧Vinよりも高くなる。さらに、中間コンデンサC1は期間t8で入力電圧Vinより高い電圧に充電されているので、出力側平滑コンデンサCoutには入力電圧の2倍より高い電圧がかかる。このように、出力電圧Voutが入力電圧Vinの2倍以上となる動作のとき、コイルLによって入力電圧Vinが高くなったような動作をする。
図1のDC/DCコンバータは、以上のような動作をすることにより、入力電圧を昇圧して出力することができる。
しかし、ここで中間コンデンサC1が開放故障した場合は上記で説明した回路が構成されず昇圧の動作をしない。また、短絡故障した場合は、故障した中間コンデンサC1が抵抗体となり、エネルギをうまく送れなくなる。即ち、中間コンデンサC1の故障で、DC/DCコンバータはその昇圧動作を停止し運用上支障を及ぼすことになる。
そこで、本願実施の形態1におけるDC/DCコンバータは、中間コンデンサC1が開放故障または短絡故障した場合には、スイッチング素子の動作方法を正常時の方法から変更することで昇圧動作の継続を可能とし運用上の信頼性を向上させるものである。
なお、中間コンデンサC1の故障は、図1では図示を省略しているが、例えば、中間コンデンサC1および出力電圧Voutを常時検出しておき両者の出力値を基に中間コンデンサC1の開放故障または短絡故障の発生を判別する手段を設け、この判別手段の出力により判断する。
先ず、図5に、中間コンデンサC1が開放故障した場合の等価回路を示す。また、図6に、中間コンデンサC1が開放故障したときの動作波形を示す。このとき、スイッチング素子S1、S2は同時にオン/オフを繰り返す。そして、スイッチング素子S1、S2のオンデューティ比を調節することで、出力電圧Voutを調節可能でオンデューティ比が大きいほど出力電圧は高くなる。
このときの動作は、期間t11で、スイッチング素子S1、S2を同時にオンすると、 Cin→L→S2→S1→Cin
の経路で電流が流れ、コイルLにエネルギが蓄積され、期間t12で、スイッチング素子S1、S2を同時にオフすると、
Cin→D3→D4→Cout→Cin
の経路で電流が流れ、先ほどコイルLに蓄えられたエネルギによって、入力電圧Vinより高い電圧が出力電圧Voutに得られる。このような動作をすることにより、DC/DCコンバータは、中間コンデンサC1が開放故障しても電圧を昇圧することができる。
次に、図7に、中間コンデンサC1が短絡故障した場合の等価回路を示す。また、図8に、中間コンデンサC1が短絡故障したときの動作波形を示す。このとき、スイッチング素子S2は常時オンで、スイッチング素子S1はオン/オフを繰り返す。そして、スイッチング素子S1のオンデューティ比を調節することで、出力電圧Voutを調節可能でオンデューティ比が大きいほど出力電圧は高くなる。
このときの動作は、期間t13で、スイッチング素子S2は常時オンで、S1をオンすると、
Cin→L→S2→S1→Cin
の経路でコイルLにエネルギが蓄積され、期間t14で、スイッチング素子S1をオフすると、
経路1:Cin→L→S2→C1(短絡)→D4→Cout→Cin、
または、
経路2:Cin→L→D3→D4→Cout→Cin
のいずれか損失が少ない方の経路で電流が流れ、先ほどコイルLに蓄えられたエネルギによって、入力電圧より高い出力電圧が得られる。
電流が経路1で流れる場合、スイッチング素子S1とS2を同時にオン/オフするよりも、損失が少なくなる。このような動作をすることにより、DC/DCコンバータは、第1コンデンサC1が短絡故障しても電圧を昇圧することができる。
以上のように、本願実施の形態1におけるDC/DCコンバータは、中間コンデンサC1に開放故障や短絡故障が発生しても、スイッチング素子S1、S2のオンオフスイッチングパターンを正常時のパターンと異なるパターンに変更することにより昇圧動作が継続可能となる。
このように、中間コンデンサC1をその故障に備えて常備する必要が無くなり部品の減量化となり、たとえ、中間コンデンサC1が故障してもスイッチング素子の動作方法を正常時の方法から変更することで昇圧動作の継続を可能とし運用上の信頼性を向上させるものである。
例えば、この発明に係るDC/DCコンバータを搭載したEV(電気自動車)やHEV(ハイブリッドカー)が、路上でその中間コンデンサが故障して正常に動作しなくなった場合、そのスイッチングパターンを変更することでコンバータとしての動作を継続させ、EV,HEVを後続車両の邪魔にならないよう移動させることができる。
実施の形態2.
図9は本発明の実施の形態2におけるDC/DCコンバータの構成を示す回路図である。図9に示すDC/DCコンバータは、高圧側電圧である入力電圧Vinを降圧した低圧側電圧に変換して出力電圧Voutとして出力する。
その主回路の構成要素として、入力電圧Vinを保持する高圧側平滑コンデンサである入力側平滑コンデンサCin、出力電圧Voutを保持する低圧側平滑コンデンサである出力側平滑コンデンサCout、エネルギの蓄勢放勢を行うコイルL、コイルLと協働して電荷の充電放電を行う中間コンデンサC1、および互いに直列に接続され、負極側から順次配列された第1〜第4の半導体素子アームを備えている。
そして、図に示す極性で、第1および第2の半導体素子アームは、それぞれ第1および第2のダイオード素子D1、D2から、また、第3および第4の半導体素子アームは、例えば、IGBT等の第3および第4のスイッチング素子S3、S4とこのスイッチング素子S3、S4と逆並列に接続された第3および第4のダイオード素子D3、D4とから構成されている。
更に、これら要素の接続構成について説明する。低圧側平滑コンデンサCoutは、その正極側端子(図9では上方の端子)はコイルLの一端に接続され、その負極側端子は、高圧側平滑コンデンサCinの負極側端子と第1のダイオード素子D1のアノード端子とに接続されている。コイルLの他端は、第2のダイオード素子D2のカソード端子に接続されている。第4のスイッチング素子S4のコレクタ端子は高圧側平滑コンデンサCinの正極側端子に接続されている。中間コンデンサC1は、その一端は第4のスイッチング素子S4のエミッタ端子に、その他端は第1のダイオード素子D1のカソード端子に接続されている。
次に、図9に示すDC/DCコンバータの3つの動作についてそれぞれ図10〜図12を参照して説明する。ここでは、簡単のために各図の電圧波形において、中間コンデンサC1の電圧は一定であるとして示してある。また、電圧波形図には、図9の点A、点Bの電圧も示している。
最初に、出力電圧Voutを入力電圧Vinの0.5倍とするときの動作について説明する。このときの動作波形を図10に示す。このとき、スイッチング素子S3、S4はともにオンデューティ比0.5で位相は互いに180°ずれてオン/オフを繰り返す。
先ず、期間t15で、スイッチング素子S3をオフ、S4をオンにし、
Cin→S4→C1→D2→L→Cout→Cin
の経路で電流が流れ、入力側平滑コンデンサCinの電圧が中間コンデンサC1とコイルLと出力側平滑コンデンサCoutとの直列回路に印加される。このとき、コイルLは入力側平滑コンデンサCinの電圧と中間コンデンサC1および出力側平滑コンデンサCoutの電圧の和との電圧差を吸収し、急激に電流が流れるのを防ぐ役割をする。
そして期間t16で、スイッチング素子S3をオン、S4をオフにし、
C1→S3→L→Cout→D1→C1
の経路で電流が流れ、中間コンデンサC1とコイルLとの直列回路の電圧がCoutに印加され、入力電圧Vinを0.5倍に降圧した電圧が得られる。このとき、コイルLは中間コンデンサC1の電圧と出力側平滑コンデンサCoutの電圧との電圧差を吸収し、急激に電流が流れるのを防ぐ役割をする。
次に、出力電圧Voutを入力電圧Vinの0.5倍以上1倍以下の値とするときの動作について説明する。このときの動作波形を図11に示す。このとき、スイッチング素子S3、S4はともにオンデューティ比0.5以上で位相は互いに180°ずれてオン/オフを繰り返す。また、デューティ比を調節することで、出力電圧Voutを調節可能でオンデューティ比が大きいほど出力電圧は高くなる。
先ず、期間t17で、スイッチング素子S3、S4を両方オンすることにより、
Cin→S4→S3→L→Cout→Cin
の経路で電流が流れ、入力側平滑コンデンサCinの電圧が出力側平滑コンデンサCoutとコイルLとの直列回路に印加され、コイルLにエネルギが蓄積される。次に期間t18で、スイッチング素子S3をオフ、S4をオンすることにより、
Cin→S4→C1→D2→L→Cout→Cin
の経路で電流が流れ、入力側平滑コンデンサCinの電圧が中間コンデンサC1、コイルL、出力側平滑コンデンサCoutの直列回路に印加され、コイルLに蓄積されたエネルギは放出される。
次に、期間t19で、スイッチング素子S3、S4の両方がオンすることにより、
Cin→S4→S3→L→Cout→Cin
の経路で電流が流れ、入力側平滑コンデンサCinの電圧がコイルLと出力側平滑コンデンサCoutの直列回路に印加され、コイルLにエネルギが蓄積される。そして期間t20で、スイッチング素子S3がオン、S4がオフすることにより、
C1→S3→L→Cout→D1→C1
の経路で電流が流れ、中間コンデンサC1の電圧がコイルLと出力側平滑コンデンサCoutとの直列回路に印加され、コイルLに蓄えられたエネルギは放出される。このとき、コイルLには、中間コンデンサC1の電圧と同じ向きの電圧がかかり、中間コンデンサC1とコイルLとの直列回路の電圧は入力電圧の0.5倍よりも高くなる。このようにして、入力電圧を0.5倍以上1倍以下に降圧した電圧を出力する。
最後に、出力電圧Voutを入力電圧Vinの0.5倍以下とするときの動作について説明する。このときの動作波形を図12に示す。このとき、スイッチング素子S3、S4はともにオンデューティ比0.5以下で位相は互いに180°ずれてオン/オフを繰り返す。また、デューティ比を調節することで、出力電圧Voutを調節可能でオンデューティ比が大きいほど出力電圧は高くなる。
先ず、期間t21で、スイッチング素子S3、S4の両方がオフすることにより、
D1→D2→L→Cout→D1
の経路で電流が流れ、コイルLからエネルギが放出される。次に、期間t22で、スイッチング素子S3がオフ、S4がオンすることにより、
Cin→S4→C1→D2→L→Cout→Cin
の経路で電流が流れ、入力側平滑コンデンサCinの電圧が中間コンデンサC1とコイルLと出力側平滑コンデンサCoutとの直列回路に印加され、コイルLにエネルギが蓄積される。
次に、期間t23で、スイッチング素子S3、S4の両方がオフすることにより、
D1→D2→L→Cout→D1
の経路で電流が流れ、コイルLからエネルギが放出される。そして期間t24で、スイッチング素子S3がオン、S4がオフすることにより、
C1→S3→L→Cout→D1→C1
の経路で電流が流れ、中間コンデンサC1の電圧がコイルLと出力側平滑コンデンサCoutとの直列回路に印加され、コイルLに蓄えられたエネルギは放出される。このとき、コイルLには、中間コンデンサC1の電圧と逆向きの電圧がかかり、中間コンデンサC1とコイルLとの直列回路の電圧は入力電圧の0.5倍よりも低くなる。このようにして、入力電圧を0.5倍以下に降圧した電圧を出力する。
図9のDC/DCコンバータは、以上のような動作をすることにより、入力電圧を降圧して出力することができる。
しかし、ここで中間コンデンサC1が開放故障した場合は上記で説明した回路が構成されず降圧の動作をしない。また、短絡故障した場合は、故障した中間コンデンサC1が抵抗体となり、エネルギをうまく送れなくなる。即ち、中間コンデンサC1の故障で、DC/DCコンバータはその降圧動作を停止し運用上支障を及ぼすことになる。
そこで、本願実施の形態2におけるDC/DCコンバータは、中間コンデンサC1が開放故障または短絡故障した場合には、スイッチング素子の動作方法を正常時の方法から変更することで降圧動作の継続を可能とし運用上の信頼性を向上させるものである。
なお、中間コンデンサC1の故障は、図9では図示を省略しているが、例えば、中間コンデンサC1および入力電圧Vinを常時検出しておき両者の出力値を基に中間コンデンサC1の開放故障または短絡故障の発生を判別する手段を設け、この判別手段の出力により判断する。
先ず、図13に、中間コンデンサC1が開放故障した場合の等価回路を示す。また、図14に、中間コンデンサC1が開放故障したときの動作波形を示す。このとき、スイッチング素子S3、S4は同時にオン/オフを繰り返す。そして、スイッチング素子S3、S4のオンデューティ比を調節することで、出力電圧Voutを調節可能でオンデューティ比が大きいほど出力電圧は高くなる。
このときの動作は、期間t25でスイッチング素子S3、S4を同時にオンすると、
Cin→S4→S3→L→Cout→Cin
の経路で電流が流れ、入力側平滑コンデンサCinの電圧がコイルLと出力側平滑コンデンサCoutとの直列回路に印加され、コイルLにエネルギが蓄積される。期間t26でスイッチング素子S3、S4を同時にオフすると、
D1→D2→L→Cout→D1
の経路で電流が流れ、先ほどコイルLに蓄えられたエネルギが放出され、入力電圧Vinより低い電圧が出力電圧Voutに得られる。このような動作をすることにより、DC/DCコンバータは、中間コンデンサC1が開放故障しても電圧を降圧することができる。
次に、図15に、中間コンデンサC1が短絡故障した場合の等価回路を示す。また、図16に、中間コンデンサC1が短絡故障したときの動作波形を示す。このとき、スイッチング素子S3は常時オンで、スイッチング素子S4はオン/オフを繰り返す。そして、スイッチング素子S4のオンデューティ比を調節することで、出力電圧Voutを調節可能でオンデューティ比が大きいほど出力電圧は高くなる。
このときの動作は、期間t27で、スイッチング素子S3は常時オンで、スイッチング素子S4をオンすると、
Cin→S4→S3→L→Cout→Cin
の経路で電流が流れ、入力側平滑コンデンサCinの電圧がコイルLと出力側平滑コンデンサCoutとの直列回路に印加され、コイルLにエネルギが蓄積される。期間t28で、スイッチング素子S4をオフすると、
経路1:D1→C1(短絡)→S3→L→Cout→D1、
または、
経路2:D1→D2→L→Cout→D1
のいずれか損失が少ない方の経路で電流が流れ、先ほどコイルLに蓄えられたエネルギによって、入力電圧Vinより低い出力電圧が得られる。
電流が経路1に流れる場合、スイッチング素子S3とS4を同時にオン/オフするよりも、損失が少なくなる。このような動作をすることにより、DC/DCコンバータは、中間コンデンサC1が短絡故障しても電圧を降圧することができる。
以上のように、本願実施の形態2におけるDC/DCコンバータは、中間コンデンサC1に開放故障や短絡故障が発生しても、スイッチング素子S3、S4のオンオフスイッチングパターンを正常時のパターンと異なるパターンに変更することにより降圧動作が継続可能となる。
このように、中間コンデンサC1をその故障に備えて常備する必要が無くなり部品の減量化となり、たとえ、中間コンデンサC1が故障してもスイッチング素子の動作方法を正常時の方法から変更することで降圧動作の継続を可能とし運用上の信頼性を向上させるものである。
実施の形態3.
図17は本発明の実施の形態3におけるDC/DCコンバータの構成を示す回路図である。図17に示すDC/DCコンバータは、Vin側からVout側にエネルギを送る場合は昇圧動作、Vout側からVin側にエネルギを送る場合は降圧動作を行い、双方向にエネルギを送ることができる。
その主回路の構成要素として、入力電圧Vinを保持する低圧側平滑コンデンサである入力側平滑コンデンサCin、出力電圧Voutを保持する高圧側平滑コンデンサである出力側平滑コンデンサCout、エネルギの蓄勢放勢を行うコイルL、コイルLと協働して電荷の充電放電を行う中間コンデンサC1、および互いに直列に接続され、負極側から順次配列された第1〜第4の半導体素子アームを備えている。
そして、図に示す極性で、第1ないし第4の半導体素子アームは、それぞれ、例えば、IGBT等の第1ないし第4のスイッチング素子S1〜S4とこのスイッチング素子S1〜S4と逆並列に接続された第1ないし第4のダイオード素子D1〜D4とから構成されている。
更に、これら要素の接続構成について説明する。低圧側平滑コンデンサCinは、その正極側端子(図17では上方の端子)はコイルLの一端に接続され、その負極側端子は、高圧側平滑コンデンサCoutの負極側端子と第1のスイッチング素子S1のエミッタ端子とに接続されている。コイルLの他端は、第2のスイッチング素子S2のコレクタ端子に接続されている。第4のスイッチング素子S4のコレクタ端子は高圧側平滑コンデンサCoutの正極側端子に接続されている。中間コンデンサC1は、その一端は第4のスイッチング素子S4のエミッタ端子に、その他端は第1のスイッチング素子S1のコレクタ端子に接続されている。
次に、図17に示すDC/DCコンバータの昇圧動作時は、スイッチング素子S3、S4は常時オフとし、第3および第4の半導体素子アームはともにダイオード素子として機能させる。そして、第1および第2のスイッチング素子S1、S2を、先の実施の形態1と全く同様のパターンでオンオフ動作させることにより、中間コンデンサC1故障時も含めてVin側からVout側にエネルギを送るときの昇圧動作を行うことができる。
また、降圧動作時は、スイッチング素子S1、S2は常時オフとし、第1および第2の半導体素子アームはともにダイオード素子として機能させる。そして、第3および第4のスイッチング素子S3、S4を、先の実施の形態2と全く同様のパターンでオンオフ動作させることにより、中間コンデンサC1故障時も含めてVout側からVin側にエネルギを送るときの降圧動作を行うことができる。
以上のように、本願実施の形態3におけるDC/DCコンバータは、Vin側からVout側にエネルギを送る昇圧動作、Vout側からVin側にエネルギを送る降圧動作の双方向の変換動作が可能で、中間コンデンサC1に開放故障や短絡故障が発生しても、昇圧動作時には、スイッチング素子S1、S2のオンオフスイッチングパターンを正常時のパターンと異なるパターンに変更することにより昇圧動作が継続可能となり、降圧動作時には、スイッチング素子S3、S4のオンオフスイッチングパターンを正常時のパターンと異なるパターンに変更することにより降圧動作が継続可能となる。
L コイル、C1 中間コンデンサ、S1〜S4 第1〜第4スイッチング素子、
D1〜D4 第1〜第4ダイオード素子。

Claims (8)

  1. 低圧側電圧を保持する低圧側平滑コンデンサ、負極側端子が前記低圧側平滑コンデンサの負極側端子に接続され高圧側電圧を保持する高圧側平滑コンデンサ、一端が前記低圧側平滑コンデンサの負極側端子に接続された第1の半導体素子アーム、一端が前記第1の半導体素子アームの他端に接続され他端がコイルを介して前記低圧側平滑コンデンサの正極側端子に接続された第2の半導体素子アーム、一端が前記第2の半導体素子アームの他端に接続された第3の半導体素子アーム、一端が前記第3の半導体素子アームの他端に接続され他端が前記高圧側平滑コンデンサの正極側端子に接続された第4の半導体素子アーム、および一端が前記第1の半導体素子アームと前記第2の半導体素子アームとの中間接続点に接続され他端が前記第3の半導体素子アームと前記第4の半導体素子アームとの中間接続点に接続された中間コンデンサを備え、
    前記第1および第2の半導体素子アームにいずれもスイッチング素子とこのスイッチング素子と逆並列に接続されたダイオード素子との機能を持たせ、
    前記第3および第4の半導体素子アームにいずれもダイオード素子の機能を持たせ、
    前記第1および第2の半導体素子アームに持たせたスイッチング素子のオンオフスイッチング機能により、入力された前記低圧側平滑コンデンサの電圧を昇圧した電圧に変換して前記高圧側平滑コンデンサに出力する昇圧動作、または、
    前記第3および第4の半導体素子アームにいずれもスイッチング素子とこのスイッチング素子と逆並列に接続されたダイオード素子との機能を持たせ、
    前記第1および第2の半導体素子アームにいずれもダイオード素子の機能を持たせ、
    前記第3および第4の半導体素子アームに持たせたスイッチング素子のオンオフスイッチング機能により、入力された前記高圧側平滑コンデンサの電圧を降圧した電圧に変換して前記低圧側平滑コンデンサに出力する降圧動作が可能なDC/DCコンバータにおいて、
    前記中間コンデンサの開放故障または短絡故障を検出する手段を備え、前記開放故障または短絡故障が検出された場合、前記第1および第2の半導体素子アームまたは前記第3および第4の半導体素子アームに持たせたスイッチング素子のオンオフスイッチングパターンを正常時のパターンと異なる所定のパターンに変更することにより昇圧動作または降圧動作を継続可能としたことを特徴とするDC/DCコンバータ。
  2. 前記昇圧動作において前記中間コンデンサの開放故障が検出された場合、
    前記第1の半導体素子アームに持たせた第1のスイッチング素子と前記第2の半導体素子アームに持たせた第2のスイッチング素子とを互いに同時にオンオフさせるパターンに変更することを特徴とする請求項1記載のDC/DCコンバータ。
  3. 前記昇圧動作において前記中間コンデンサの短絡故障が検出された場合、
    前記第2の半導体素子アームに持たせた第2のスイッチング素子は常時オンさせ、前記第1の半導体素子アームに持たせた第1のスイッチング素子をオンオフさせるパターンに変更することを特徴とする請求項1記載のDC/DCコンバータ。
  4. 前記降圧動作において前記中間コンデンサの開放故障が検出された場合、
    前記第3の半導体素子アームに持たせた第3のスイッチング素子と前記第4の半導体素子アームに持たせた第4のスイッチング素子とを互いに同時にオンオフさせるパターンに変更することを特徴とする請求項1記載のDC/DCコンバータ。
  5. 前記降圧動作において前記中間コンデンサの短絡故障が検出された場合、
    前記第3の半導体素子アームに持たせた第3のスイッチング素子は常時オンさせ、前記第4の半導体素子アームに持たせた第4のスイッチング素子をオンオフさせるパターンに変更することを特徴とする請求項1記載のDC/DCコンバータ。
  6. 前記第1および第2の半導体素子アームはいずれもスイッチング素子とこのスイッチング素子と逆並列に接続されたダイオード素子とで構成し、前記第3および第4の半導体素子アームはいずれもダイオード素子で構成し、前記昇圧動作を行うことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のDC/DCコンバータ。
  7. 前記第3および第4の半導体素子アームはいずれもスイッチング素子とこのスイッチング素子と逆並列に接続されたダイオード素子とで構成し、前記第1および第2の半導体素子アームはいずれもダイオード素子で構成し、前記降圧動作を行うことを特徴とする請求項1、4、5のいずれか1項に記載のDC/DCコンバータ。
  8. 前記第1ないし第4の半導体素子アームはいずれもスイッチング素子とこのスイッチング素子と逆並列に接続されたダイオード素子とで構成し、
    前記昇圧動作を行うときは、前記第3および第4の半導体素子アームを構成する第3および第4のスイッチング素子を常時オフとし、
    前記降圧動作を行うときは、前記第1および第2の半導体素子アームを構成する第1および第2のスイッチング素子を常時オフとすることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のDC/DCコンバータ。
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