JP2011055157A - 光通信システム及び光通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、送信許可を与える時間が複数の波長又は芯線によって異なる場合に、帯域の無駄を回避する光通信システム及び光通信方法を提供することを目的とする。
【解決手段】上記目的を達成するために、本発明の光通信システムでは、加入者側装置の光送信機に対して、送信許可の開始時刻を所定の余裕をもって割当されることを特徴とする。具体的には、加入者側装置の光送信機は、切り替え先の波長を使用している光送信機に割当された送信許可の終了時刻以降で、且つ、切り替え元の波長を使用している光送信機に割当された送信許可の終了時刻から少なくとも波長の切り替えに要する時間が経過以降に、波長の切り替え先の送信許可の開始時刻が割当されることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の光送信機を複数のグループに振り分けて収容する光通信システム、特に波長分割多重技術又は芯線多重技術を用いた光通信システム及び光通信方法に関する。
経済的な高速アクセスネットワークを実現するための光ネットワークとしてPON(Passive Optical Network)が知られている。高速アクセスネットワークで従来用いられている安価なSiGe−BiCMOSプロセスを利用して強度変調−直接検波方式で時分割多重(TDM:Time Division Multiplexing)技術をPONに適用することを想定すると、電子デバイスの制約によってその総帯域は10Gbpsが上限と考えられている。
そこで、更なる高速化を図るため、ユーザ毎の信号を多重するために波長分割多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)や芯線多重を適用することも考えられている。しかし、WDMを適用すると、ユーザ毎に異なる波長を用いるため、光加入者側装置であるONU(Optical Network Unit)の数に応じた波長の割当と波長制御が必要となり、さらには、局側装置であるOLT(Optical Line Terminal)には光加入者側装置ONUの数に応じた光送光受信機も必要となる。これらは既存の光加入者側装置ONUや局側装置OLTの更改を要する。また、芯線多重を適用すると、芯線とそれに応じた数だけ光送受信機が必要となり、いずれもコスト上昇を避けられない。
この課題に対しては、光加入者側装置ONU全体に割当しうる総帯域を拡張する総帯域拡張方式として、光加入者側装置ONUを複数のグループにグルーピングし、グループ間でWDMとグループ内でTDMを適用するWDM/TDM−PON方式(例えば、非特許文献1を参照。)がある。これは、波長を複数の光加入者側装置ONUで共用することで、総帯域拡張に伴うコスト上昇を最小限に抑えている。また、冗長構成のための予備芯線を現用芯線としても利用する方式(例えば、非特許文献2を参照。)がある。これは、予備芯線を活用することで総帯域拡張に伴うコスト上昇を最小限に抑えている。
「総帯域拡張型WDM/TDM−PONと動的波長帯域割当の一提案」、吉野學、原一貴、中村浩崇、木村俊二、吉本直人、雲崎清美(日本電信電話株式会社、アクセスサービスシステム研究所)、2009年電子情報通信学会総合大会、通信講演論文集2、426ページ
「ATM−PONのプロテクション方式及び動的帯域割当との連携動作の検討」、吉田俊和、向井宏明、岩崎充佳、浅芝慶弘、一番ケ瀬広、横谷哲也、2001年5月CS方式研究会電子情報通信学会技術研究報告vol.101(53),CS2001−21,pp.25−30
従来、複数の波長又は複数の芯線から一つ選択して送信する光送信機に帯域を割当する場合、波長又は芯線を切り替えるに際して、光送信機自体の切り替えに要する時間しか考慮されていない。この考慮は、送信許可を与える時間が常に一定の場合は適切である。しかし、光送信機ごとにある時間では単一の波長のみで信号光を送信し、送信許可を与える時間が様々な値をとる場合は不適切になることがある。
例えば、各光送信機からの信号光が互いに衝突せずに光受信機側に到着するように、各光送信機に送信許可を割当する場合を考える。この場合、波長間で時間調整を行わないと、ある波長で送信許可が割当されている光送信機にその波長以外の波長でも送信許可が時間的に重複して割当される恐れがある。このとき、光送信機は同時に一つの波長でしか送信できないために、いずれかの波長は割当されたにも関わらず使用できずに無駄となる。即ち、送信許可の終了時刻が早い波長に、その時刻よりも送信許可の終了時刻が遅い光送信機が割当されたときに、その波長で通信すべき光送信機は切り替え前の波長で通信をしているために、その波長で通信できず、帯域が無駄となる課題があった。
さらに、送信許可の時間の中に、実際には通信できない時間があるために、送信許可を与える側で想定しないフラグメントが発生する課題もある。このような波長切り替えは、割当周期内で光送信機の波長を切り替える場合に発生する。また、割当周期内では、光送信機ごとに使用する波長は同一であっても、フラグメント発生防止や帯域の有効利用の観点から割当周期を跨ぐ割当を許可する場合に発生する。
そこで、本発明の目的は、送信許可を与える時間が複数の波長又は芯線によって異なる場合に、帯域の無駄を回避する光通信システム又は光通信方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の光通信システムでは、加入者側装置の光送信機に対して、送信許可の開始時刻を所定の余裕をもって割当することを特徴とする。
具体的には、本発明の光通信システムは、複数の加入者側装置と一つの局側装置間で時間領域及び複数の波長領域を共用し、受動光分岐回路を利用して信号光を送受信する光通信システムであって、前記加入者側装置の光送信機は、切り替え先の波長を使用している光送信機に割当された送信許可の終了時刻以降で、且つ、切り替え元の波長を使用している光送信機に割当された送信許可の終了時刻から少なくとも波長の切り替えに要する時間が経過以降に、波長の切り替え先の送信許可の開始時刻が割当されることを特徴とする。
本発明によれば、送信許可を与える時間が複数の波長によって異なる場合に、帯域の無駄を回避することができる。
また、本発明の光通信システムの前記加入者側装置の光送信機は、切り替え先の波長を使用する光送信機と切り替え元の波長を使用する光送信機とが、それぞれ異なる波長における新たな送信許可を受ける際に、前記新たな送信許可の開始時刻が前記局側装置の光受信機端で一致するように、さらに、切り替え先の波長を使用している光送信機に割当された送信許可の終了時刻から切り替え先の波長を使用している光送信機の波長の切り替えに要する時間が経過以降に、波長の切り替え先の送信許可の開始時刻が割当されることを特徴とする。
本発明によれば、複数の波長の信号光の送信開始時刻について、局側装置OLT側で揃うように送信可能の開始時刻が割当されても、送信許可を与える時間が複数の波長によって異なる場合に、帯域の無駄を回避することができる。
また、本発明の光通信システムの前記波長の切り替えに要する時間は、切り替え元の光送信機から前記局側装置の光受信機への信号光の伝達時間に対して切り替え先の光送信機から前記局側装置の光受信機への信号光の伝達時間を差し引いた差分を前記波長の切り替えに要する時間に加算したものに置き換えたことを特徴とする。
本発明によれば、信号光の伝達時間に差がある場合にも、帯域の無駄を回避しつつ、信号光が衝突することなく帯域を割当することができる。
また、本発明の光通信システムは、複数の加入者側装置と一つの局側装置間で時間領域及び複数の芯線を共用し、受動光分岐回路を利用して信号光を送受信する光通信システムであって、前記加入者側装置の光送信機は、切り替え先の芯線を使用している光送信機に割当された送信許可の終了時刻以降で、且つ、切り替え元の芯線を使用している光送信機に割当された送信許可の終了時刻から少なくとも芯線の切り替えに要する時間が経過以降に、芯線の切り替え先の送信可能の開始時刻が割当されることを特徴とする。
本発明によれば、送信許可を与える時間が複数の芯線によって異なる場合に、帯域の無駄を回避することができる。
また、本発明の光通信システムの前記加入者側装置の光送信機は、切り替え先の芯線を使用する光送信機と切り替え元の芯線を使用する光送信機とが、それぞれ異なる芯線における新たな送信許可を受ける際に、前記新たな送信許可の開始時刻が前記局側装置の光受信機端で一致するように、さらに、切り替え先の芯線を使用している光送信機に割当された送信許可の終了時刻から切り替え先の芯線を使用している光送信機の芯線の切り替えに要する時間が経過以降に、芯線の切り替え先の送信許可の開始時刻が割当されることを特徴とする。
本発明によれば、複数の芯線の信号光の送信開始時刻について、局側装置OLT側で揃うように送信許可の開始時刻が割当されても、送信許可を与える時間が複数の芯線によって異なる場合に、帯域の無駄を回避することができる。
また、本発明の光通信システムの前記芯線の切り替えに要する時間は、切り替え元の光送信機から前記局側装置の光受信機への信号光の伝達時間に対して切り替え先の光送信機から前記局側装置の光受信機への信号光の伝達時間を差し引いた差分を前記芯線の切り替えに要する時間に加算したものに置き換えたことを特徴とする。
本発明によれば、信号光の伝達時間に差がある場合にも、帯域の無駄を回避しつつ、信号光が衝突することなく帯域を割当することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の光通信方法では、加入者側装置の光送信機に対して、送信可能の開始時刻を所定の余裕をもって割当することを特徴とする。
具体的には、本発明の光通信方法は、複数の加入者側装置と一つの局側装置間で時間領域及び複数の波長領域を共用し、受動光分岐回路を利用して信号光を送受信する光通信方法であって、前記加入者側装置の光送信機は、切り替え先の波長を使用している光送信機に割当された送信可能の終了時刻以降で、且つ、切り替え元の波長を使用している光送信機に割当された送信可能の終了時刻から少なくとも波長の切り替えに要する時間が経過以降に、波長の切り替え先の送信可能の開始時刻が割当されることを特徴とする。
本発明によれば、送信許可を与える時間が複数の波長によって異なる場合に、帯域の無駄を回避することができる。
また、本発明の光通信方法の前記加入者側装置の光送信機は、切り替え先の波長を使用する光送信機と切り替え元の波長を使用する光送信機とが、それぞれ異なる波長における新たな送信許可を受ける際に、前記新たな送信許可の開始時刻が前記局側装置の光受信機端で一致するように、さらに、切り替え先の波長を使用している光送信機に割当された送信許可の終了時刻から切り替え先の波長を使用している光送信機の波長の切り替えに要する時間が経過以降に、波長の切り替え先の送信許可の開始時刻が割当されることを特徴とする。
本発明によれば、複数の波長の信号光の送信開始時刻について、局側装置OLT側で揃うように送信許可の開始時刻が割当されても、帯域の無駄を回避することができる。
また、本発明の光通信方法の前記波長の切り替えに要する時間は、切り替え元の光送信機から前記局側装置の光受信機への信号光の伝達時間に対して切り替え先の光送信機から前記局側装置の光受信機への信号光の伝達時間を差し引いた差分を前記波長の切り替えに要する時間に加算したものに置き換えたことを特徴とする。
本発明によれば、信号光の伝達時間に差がある場合にも、帯域の無駄を回避しつつ、信号光が衝突することなく帯域を割当することができる。
また、本発明の光通信方法の複数の加入者側装置と一つの局側装置間で時間領域及び複数の芯線を共用し、受動光分岐回路を利用して信号光を送受信する光通信方法であって、前記加入者側装置の光送信機は、切り替え先の芯線を使用している光送信機に割当された送信許可の終了時刻以降で、且つ、切り替え元の芯線を使用している光送信機に割当された送信許可の終了時刻から少なくとも芯線の切り替えに要する時間が経過以降に、芯線の切り替え先の送信許可の開始時刻が割当されることを特徴とする。
本発明によれば、送信許可を与える時間が複数の芯線によって異なる場合に、帯域の無駄を回避することができる。
また、本発明の光通信方法の前記加入者側装置の光送信機は、切り替え先の芯線を使用する光送信機と切り替え元の芯線を使用する光送信機とが、それぞれ異なる芯線における新たな送信許可を受ける際に、前記新たな送信許可の開始時刻が前記局側装置の光受信機端で一致するように、さらに、切り替え先の芯線を使用している光送信機に割当された送信許可の終了時刻から切り替え先の芯線を使用している光送信機の芯線の切り替えに要する時間が経過以降に、芯線の切り替え先の送信許可の開始時刻が割当されることを特徴とする。
本発明によれば、複数の芯線の信号光の送信開始時間について、局側装置OLT側で揃うように送信許可の開始時刻が割当されても、帯域の無駄を回避することができる。
また、本発明の光通信方法の前記芯線の切り替えに要する時間は、切り替え元の光送信機から前記局側装置の光受信機への信号光の伝達時間に対して切り替え先の光送信機から前記局側装置の光受信機への信号光の伝達時間を差し引いた差分を前記芯線の切り替えに要する時間に加算したものに置き換えたことを特徴とする。
本発明によれば、信号光の伝達時間に差がある場合にも、帯域の無駄を回避しつつ、信号光が衝突することなく帯域を割当することができる。
なお、上記各発明は、可能な限り組み合わせることができる。
本発明によれば、送信許可を与える時間が複数の波長又は芯線によって異なる場合に、帯域の無駄を回避する光通信システム又は光通信方法を提供することができる。
実施形態1に係るWDM/TDM−PON方式を示す構成概略図である。 光送信機の波長を切り替える送信許可の割当を説明する図である。 光送信機の波長を切り替える送信許可の割当を説明する図である。 実施形態2に係る芯線多重/TDM−PON方式を示す構成概略図である。 光送信機の芯線を切り替える送信許可の割当を説明する図である。 光送信機の芯線を切り替える送信許可の割当を説明する図である。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施形態であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
(実施形態1)
図1は、本実施形態に係るWDM/TDM−PON方式の一例を示す構成概略図である。本実施形態に係るWDM/TDM−PON方式は、光送信機A〜C(10−1−A〜C)、光加入者側装置ONU−A〜C(11−1−A〜C)、光スプリッタ(12)、光受信機(20−1)、局側装置OLT(21−1)、受光器a,b(22−1−a,b)、光合分波器(25)、制御器(不図示)を備える。
ここでは、光加入者側装置ONU−A〜C(11−1−A〜C)に搭載される光受信機、局側装置OLT(21−1)に搭載される光送信機は省略している。
加入者宅に光加入者側装置ONU−A〜C(11−1−A〜C)が設置されている。光送信機(10−1−A〜C)は割当された波長の信号光を出力する。出力された信号光は、光ファイバを伝達し、光スプリッタ(12)で結合される。光受信機(20−1)は、複数の光送信機A〜C(10−1−A〜C)からの信号光を受信する。光合分波器(25)は、波長ごとの信号光に分離し、受光器a,b(22−1−a,b)が分離された信号光を受光する。
制御器(不図示)は、光送信機(10−1−A〜C)に対して、波長ごとに時分割多重する帯域を割り振る。光送信機(10−1−A〜C)は2波長(λ,λ)の中から割当された所定の1波長で信号光を出力する。例えば、光送信機A(10―1−A)は波長λの信号光を割当時間領域で送信する。光送信機B(10−1−B)は波長λの信号光を割当時間領域で送信する。光送信機C(10−1−C)は波長λの信号光を割当時間領域で送信する。
光伝送路は、光送信機(10−1−A〜C)からの信号光を合波して光受信機に結合する。ここで、光受信機(20−1)は、異なる波長の信号光は同時に受信できるが、同一波長の信号光を同時に受信することはできない。そこで、制御器(不図示)は同一波長の信号光が同時に光受信機(20−1)に到着しないように、光送信機(10−1−A〜C)に対して通信可能時間を割当する。
光受信機(20−1)は、光伝送路からの光を波長毎に分波して分波長信号光を出力する光合分波器(25)と、光合分波器(25)からの分波信号光をそれぞれ受光する複数の受光器a,b(22−1−a,b)とを有する。光分波器は、例えば、波長フィルタである。受光器a,b(22−1−a,b)は、例えば、フォトダイオードである。光合分波器(25)は、図1のような混合信号光を波長λと波長λに分波し、それぞれ受光器a,b(22−1−a,b)に結合する。受光器(22−1−a,b)は、それぞれ受光した信号光を電気信号として出力する。
なお、図1では、3つの光送信機(10−1−A〜C)と2波長で例示しているが、光送信機(10−1−A〜C)の数は増減してもよいし、波長分割多重する波長の数も3以上であってもよい。また、図1では、1つの光受信機(20−1)側が波長分割多重した信号光を受信しているが、光受信機(20−1)は複数であってもよい。さらに、本光通信システムは双方向通信システムであってもよい。図2及び図3は、図1のX点における光送信機からの信号光のタイムチャートを表す。図2及び図3において送信割当は、縦方向が光送信機(10−1−A〜C)に与えられた送信波長領域であり、横方向が光送信機(10−1−A〜C)に与えられた送信割当時間を示す。
上述のように本光通信システム及び光通信方法は、制御器(不図示)が光送信機(10−1−A〜C)に対して信号光を送信できる波長と時間を割当されている。このように制御器(不図示)が光送信機(10−1−A〜C)に割当された波長と時間で送信可能な通信量が割当帯域である。制御器(不図示)は、切り替えに際して、送信許可の割当を行う。
(1)複数の波長で送信許可の開始時刻を、X点において揃うように割当しない場合。
加入者側装置の光送信機(10−1−A〜C)は、切り替え先の波長を使用している光送信機(10−1−A〜C)に割当された送信許可の終了時刻以降で、且つ、切り替え元の波長を使用している光送信機(10−1−A〜C)に割当された送信許可の終了時刻から少なくとも波長の切り替えに要する時間が経過以降に、波長の切り替え先の送信許可の開始時刻が割当される。
図2に示すように、制御器(不図示)は、時刻tで光送信機A(10―1−A)に波長λの信号光を出力するように指示し、光送信機B(10−1−B)に波長λの信号光を送信するように指示し、光送信機C(10−1−C)に信号光の送信を止めるように指示する。制御器(不図示)は、時刻tで光送信機B(10−1−B)に波長λの信号光を送信を止めるように指示する。制御器(不図示)は、時刻tで光送信機A(10−1−A)に波長λの信号光の送信を止めるように指示し、前回送信した時刻より切り替えに要する時間以上経過した光送信機B(10−1−B)に波長λの信号光を出力するように指示する。制御器(不図示)は、時刻tで前回送信した時刻より切り替えに要する時間以上経過した光送信機A(10−1−A)に波長λの信号光を出力するよう指示する。
(2)複数の波長で送信許可の開始時刻を、X点において揃うように割当する場合。
加入者側装置の光送信機(10−1−A〜C)は、切り替え先の波長を使用する光送信機(10−1−A〜C)と切り替え元の波長を使用する光送信機(10−1−A〜C)とが、それぞれ異なる波長における新たな送信許可を受ける際に、前記新たな送信許可の開始時刻が局側装置の光受信機(20−1)端で一致するように、さらに、切り替え先の波長を使用している光送信機(10−1−A〜C)に割当された送信許可の終了時刻から切り替え先の波長を使用している光送信機(10−1−A〜C)の波長の切り替えに要する時間が経過以降に、波長の切り替え先の送信許可の開始時刻が割当される。
図3に示すように、制御器(不図示)は、時刻tで光送信機A(10−1−A)に波長λの信号光を出力するように指示し光送信機B(10−1−B)に波長λの信号光の送信を出力するように指示し、光送信機C(10−1−C)に信号光の送信を止めるように指示する。制御器(不図示)は、時刻tで光送信機B(10−1−B)に波長λの信号光の送信を止めるように指示する。制御器(不図示)は、時刻tで光送信機A(10−1−A)に波長λの信号光の送信を止めるように指示する。制御器(不図示)は、時刻tで前回送信した時刻より切り替えに要する時間以上経過した光送信機A(10−1−A)に波長λの信号光を出力するように指示し、前回送信した時刻より切り替えに要する時間以上経過した光送信機B(10−1−B)に波長λの信号光の送信を出力するように指示する。
また、制御器(不図示)は、光送信機(10−1−A〜C)に割当された送信許可の開始時刻tが、光送信機(10−1−A〜C)毎に同一で、光送信機(10−1−A〜C)の切り替えに要する時間が、光送信機(10−1−A〜C)毎に異なる場合は、光送信機(10−1−A〜C)毎に割当された送信許可の終了時刻(t又はt)から、光送信機(10−1−A〜C)の切り替えに要する時間が経過した時点を、光送信機(10−1−A〜C)毎に比較し、遅い時刻を次の送信許可の開始時刻tとする。
さらに、光送信機(10−1−A〜C)に割当された送信許可の開始時刻tが、波長毎に同一で、光送信機(10−1−A〜C)の切り替えに要する時間が全光送信機(10−1−A〜C)で同一である場合は、光送信機(10−1−A〜C)に割当された送信許可の終了時刻のうち遅い方の時刻(図3においてはt)から、光送信機(10−1−A〜C)の切り替えに要する時間が経過した時点を、次の送信許可の開始時刻tとすることができる。なお、複数の波長で送信許可の開始時刻を、X点において揃うように割当される場合であっても、切り替え先の波長を使用する光送信機(10−1−A〜C)が、切り替え元の波長を使用する光送信機(10−1−A〜C)と同時に新たな波長で送信許可を受けない場合は、(1)と同様となる。
(1)及び(2)において、波長の切り替えに要する時間は、光送信機(10−1−A〜C)の切り替え元の波長での送信を終了してから切り替え先の波長での送信を開始するまでの時間をいう。また、切り替え元の光送信機(10−1−A〜C)から局側装置OLT(21−1)側の光受信機(20−1)への信号光の伝達時間に対して、切り替え先の光送信機(10−1−A〜C)から局側装置OLT(21−1)側の光受信機(20−1)への信号光の伝達時間を差し引いた差分を、波長の切り替えに要する時間に加算したものに置き換えてもよい。
ここで、信号光の伝達時間の差分を、波長の切り替えに要する時間に加算したものとは、以下のように算出される。まず、信号光の伝達時間が長い方から、信号光の伝達時間が短い方へ切り替える場合は、正の加算となり、波長の切り替えに要する時間に、信号光の伝達時間が長い方と信号光の伝達時間が短い方との伝達時間差を加える。波長の切り替えに要する時間をSW、信号光の伝達時間が長い方と波長の伝達時間が短い方との伝達時間差をΔTとし、波長の切り替えに要する新たな時間をSW’とすると、次の数式(1)で示される。
Figure 2011055157
また、信号光の伝達時間が短い方から、信号光の伝達時間が長い方へ切り替える場合は、負の加算となり、波長の切り替えに要する時間に、信号光の伝達時間が短い方と信号光の伝達時間が長い方との伝達時間差を加える。切り替えに要する時間をSW、信号光の伝達時間が短い方と波長の伝達時間が長い方との伝達時間差をΔTとし、波長の切り替えに要する新たな時間をSW’とすると、次の数式(2)で示される。
Figure 2011055157
このように信号光の伝達時間差を考慮することで、信号光の伝達時間が長い方から、信号光の伝達時間が短い方へ切り替える際、光送信機(10−1−A〜C)が、他の波長を使用中で新たな波長を使用できない時刻に、送信許可を割当することを防止する。つまり、他の波長を使用中である光送信機(10−1−A〜C)が使えない送信許可の分だけ割当不足が発生する問題を防止することができる。逆に、信号光の伝達時間が短い方から、信号光の伝達時間が長い方へ切り替える際、光送信機(10−1−A〜C)が送信可能であるのに送信許可しないことで発生する波長の利用効率の低下を防止することもできる。
つまり、信号光の伝達時間に差がある場合にも、帯域の無駄を回避しつつ、信号光が衝突することなく帯域を割当することができる。また、切り替えに要する時間について、制御器(不図示)が光送信機(10−1−A〜C)と離れた場所にある場合は、制御器(不図示)から、光送信機(10−1−A〜C)と光受信機(20−1)との間の波長を変更する装置への指示を伝達するまでの時間を含めてもよい。なお、本光通信システムの適用例として、PONが例示できる。また、PON以外にもパッシブツリー等にも適用できる。これは、以降に示す本発明の実施形態であっても同様である。
以上のように、本実施形態の光通信システム及び光通信方法は、波長切り替えに伴い発生する信号光同士の衝突や、切り替え後の波長で信号光を送信できない無効な割当時間を抑止しつつ、複数の光送信機に波長領域及び時間領域を割当して収容して総帯域を拡張する光通信システム及び光通信方法を提供することができる。
(実施形態2)
図4は、本実施形態に係る芯線多重/TDM−PON方式の一例を示す構成概略図である。本実施形態に係る芯線多重/TDM−PON方式は、光送信機A〜C(10−2−A〜C)、光加入者側装置ONU−A〜C(11−2−A〜C)、光スプリッタ(12)、光受信機(20−2)、局側装置OLT(21−2)、受光器a,b(22−2−a,b)、制御器(不図示)、複数の光伝送路である芯線H(23)及び芯線H(24)を備える。
ここでは、光加入者側装置ONU−A〜C(11−2−A〜C)に搭載される光受信機(20−2)、局側装置OLT(21−2)に搭載される光送信機(10−2−A〜C)は省略している。
加入者宅に光加入者側装置ONU−A〜C(11−2−A〜C)が設置されている。光送信機(10−2−A〜C)は割当された芯線から信号光を出力する。出力された信号光は、光ファイバを伝達し、光スプリッタ(12)で結合される。光受信機(20−2)は、複数の光送信機A〜C(10−2−A〜C)からの信号光を受信する。
制御器(不図示)は、光送信機(10−2−A〜C)に対して、芯線毎に時分割多重で帯域を割当する。光送信機(10−2−A〜C)は、2芯線(23,24)の中から割当された所定の1芯線で信号光を出力する。光送信機A(10―2−A)は、芯線H(23)で信号光を割当時間領域で送信する。光送信機B(10−2−A)は、芯線H(23)の信号光を割当時間領域で送信する。光送信機C(10−2−C)は、芯線H(24)の信号光を割当時間領域で送信する。
光伝送路である芯線H(23)及び芯線H(24)は、光送信機(10−2−A〜C)からの信号光を合波して光受信機(20−2)に結合する。ここで、光受信機(20−2)は、異なる複数の芯線の信号光は同時に受信できるが、同一芯線の信号光を同時に受信することはできない。そこで、制御器(不図示)は同一芯線の信号光が同時に光受信機(20−2)に到着しないように、光送信機(10−2−A〜C)に対して通信可能時間を割当する。光受信機(20−2)は、芯線H(23)又は芯線H(24)からの光を芯線毎にそれぞれ受光する複数の受光器a,b(22−2−a,b)を有する。受光器a,b(22−2−a,b)は、例えば、フォトダイオードである。受光器a,b(22−2−a,b)は、それぞれ受光した信号光を電気信号として出力する。
なお、図4では、3つの光送信機(10−2−A〜C)と芯線H(23)及び芯線H(24)で例示しているが、光送信機(10−2−A〜C)の数は増減してもよいし、芯線の数も3以上であってもよい。また、図4では、1つの光受信機(20−2)側が信号光を受信しているが、光受信機(20−2)は複数であってもよい。さらに、本光通信システム又は光通信方法は、双方向通信のシステム又は双方向通信方法であってもよい。図5及び図6は、図4のX点における光送信機(10−2−A〜C)からの信号光のタイムチャートを表す。図5及び図6において送信割当は、縦方向が光送信機(10−2−A〜C)に与えられた送信波長領域であり、横方向が光送信機(10−2−A〜C)に与えられた送信割当時間を示す。
上述のように本光通信システム又は光通信方法は、制御器(不図示)が光送信機(10−2−A〜C)に対して信号光を送信できる芯線H(23)又は芯線H(24)と時間を割当されている。このように制御器(不図示)が光送信機(10−2−A〜C)に割当されてた芯線H(23)又は芯線H(24)と時間で送信可能な通信量が割当帯域である。制御器(不図示)は、切り替えに際して、送信許可の開始時刻の割当を行う。
(1)複数の芯線で送信許可の開始時刻を、X点において揃うように割当しない場合。
加入者側装置の光送信機(10−2−A〜C)は、切り替え先の芯線を使用している光送信機(10−2−A〜C)に割当された送信許可の終了時刻以降で、且つ、切り替え元のを使用している光送信機(10−2−A〜C)に割当された送信許可の終了時刻から少なくとも芯線の切り替えに要する時間が経過以降に、芯線の切り替え先の送信許可の開始時刻が割当される。
図5に示すように、制御器(不図示)は、時刻tで光送信機A(10−2−A)に芯線H(23)の信号光を出力するように指示し、光送信機B(10−2−B)に芯線H(24)の信号光を送信するように指示し、光送信機C(10−2−C)に信号光の送信を止めるように指示する。制御器(不図示)は、時刻tで光送信機B(10−2−B)に芯線H(24)の信号光を送信を止めるように指示する。制御器(不図示)は、時刻tで光送信機A(10−2−A)に芯線H(23)の信号光を送信を止めるように指示し、前回送信した時刻より切り替えに要する時間以上経過した光送信機B(10−2−B)に芯線H(23)の信号光を出力するように指示する。制御器(不図示)は、時刻tで前回送信した時刻より切り替えに要する時間以上経過した光送信機A(10−2−A)に芯線H(24)の信号光を出力するよう指示する。
(2)複数の芯線で送信許可の開始時刻を、X点において揃うように割当される場合。
加入者側装置の光送信機(10−2−A〜C)は、切り替え先の芯線を使用する光送信機(10−2−A〜C)と切り替え元の芯線を使用する光送信機(10−2−A〜C)とが、それぞれ異なる芯線における新たな送信許可を受ける際に、前記新たな送信許可の開始時刻が局側装置の光受信機(20−2)端で一致するように、さらに、切り替え先の芯線を使用している光送信機(10−2−A〜C)に割当された送信許可の終了時刻から切り替え先の芯線を使用している光送信機(10−2−A〜C)の芯線の切り替えに要する時間が経過以降に、芯線の切り替え先の送信許可の開始時刻が割当される。
図6に示すように、制御器(不図示)は、時刻tで光送信機A(10−2−A)に芯線H(23)の信号光を出力するように指示し光送信機B(10−2−B)に芯線H(24)の信号光の送信を出力するように指示し、光送信機C(10−2−C)に信号光の送信を止めるように指示する。制御器(不図示)は、時刻tで光送信機B(10−2−B)に芯線H(24)の信号光の送信を止めるように指示する。制御器(不図示)は、時刻tで光送信機A(10−2−A)に芯線H(23)の信号光の送信を止めるように指示する。制御器(不図示)は、時刻tで前回送信した時刻より切り替えに要する時間以上経過した光送信機A(10−2−A)に芯線H(24)の信号光を出力するように指示し、前回送信した時刻より切り替えに要する時間以上経過した光送信機B(10−2−B)に芯線H(23)の信号光の送信を出力するように指示する。
また、制御器(不図示)は、光送信機(10−2−A〜C)に割当された送信許可の開始時刻tが、光送信機(10−2−A〜C)毎に同一で、光送信機(10−2−A〜C)の切り替えに要する時間が、光送信機(10−2−A〜C)毎に異なる場合は、光送信機(10−2−A〜C)毎に割当された送信許可の終了時刻(t又はt)から、光送信機(10−2−A〜C)の切り替えに要する時間が経過した時点を、光送信機(10−2−A〜C)毎に比較し、遅い時刻を次の送信許可の開始時刻tとする。
さらに、光送信機(10−2−A〜C)に割当された送信許可の開始時刻tが、光送信機(10−2−A〜C)毎に同一で、光送信機(10−2−A〜C)の切り替えに要する時間が全光送信機(10−2−A〜C)で同一である場合は、光送信機(10−2−A〜C)に割当された送信許可の終了時刻のうち遅い方の時刻(図6においてはt)から、光送信機(10−2−A〜C)の切り替えに要する時間が経過した時点を、次の送信許可の開始時刻tとすることができる。なお、複数の芯線間で送信許可の開始時刻を、X点において揃うように割当される場合であっても、切り替え先の芯線を使用する光送信機(10−2−A〜C)が、切り替え元の芯線を使用する光送信機(10−2−A〜C)と同時に新たな芯線で送信許可を受けない場合は、(1)と同様となる。
(1)及び(2)において、芯線の切り替えに要する時間は、光送信機(10−2−A〜C)の切り替え元の芯線での送信を終了してから切り替え先の芯線での送信を開始するまでの時間をいう。また、切り替え元の光送信機(10−2−A〜C)から局側装置OLT(21−2)側の光受信機(20−2)への信号光の伝達時間に対して、切り替え先の光送信機(10−2−A〜C)から局側装置OLT(21−2)側の光受信機(20−2)への信号光の伝達時間を差し引いた差分を、芯線の切り替えに要する時間に加算したものに置き換えてもよい。
ここで、信号光の伝達時間の差分を、芯線の切り替えに要する時間に加算したものとは、以下のように算出される。まず、信号光の伝達時間が長い方から、信号光の伝達時間が短い方へ切り替える場合は、正の加算となり、芯線の切り替えに要する時間に、信号光の伝達時間が長い方と信号光の伝達時間が短い方との伝達時間差を加える。芯線の切り替えに要する時間をSW、信号光の伝達時間が長い方と波長の伝達時間が短い方との伝達時間差をΔTとし、芯線の切り替えに要する新たな時間をSW’とすると、次の数式(3)で示される。
Figure 2011055157
また、信号光の伝達時間が短い方から、信号光の伝達時間が長い方へ切り替える場合は、負の加算となり、切り替えに要する時間に、信号光の伝達時間が短い方と信号光の伝達時間が長い方との伝達時間差を加える。切り替えに要する時間をSW、信号光の伝達時間が短い方と波長の伝達時間が長い方との伝達時間差をΔTとし、芯線の切り替えに要する新たな時間をSW’とすると、次の数式(4)で示される。
Figure 2011055157
このように信号光の伝達時間差を考慮することで、信号光の伝達時間が長い方から、信号光の伝達時間が短い方へ切り替える際、光送信機(10−1−A〜C)が、他の芯線を使用中で新たな芯線を使用できない時刻に、送信許可を割当することを防止する。つまり、他の芯線を使用中である光送信機(10−1−A〜C)が使えない送信許可の分だけ割当不足が発生する問題を防止することができる。逆に、信号光の伝達時間が短い方から、信号光の伝達時間が長い方へ切り替える際、光送信機(10−1−A〜C)が送信可能であるのに送信許可しないことで発生する芯線の利用効率の低下を防止することもできる。
つまり、信号光の伝達時間に差がある場合にも、帯域の無駄を回避しつつ、信号光が衝突することなく帯域を割当することができる。また、切り替えに要する時間について、制御器(不図示)が光送信機(10−2−A〜C)と離れた場所にある場合は、制御器(不図示)から、光送信機(10−2−A〜C)と光受信機(20−2)との間の波長を変更する装置への指示を伝達するまでの時間を含めてもよい。
以上のように、本実施形態の光通信システム及び光通信方法は、芯線切り替えに伴い発生する信号光同士の衝突や、切り替え後の芯線で信号光を送信できない無効な割当時間を抑止しつつ、複数の光送信機に芯線及び時間領域を割当して収容して総帯域を拡張する光通信システム又は光通信方法を提供することができる。
本発明の光通信システム又は光通信方法は、例えば、複数の光送信機を複数のグループに振り分けて収容する光通信システム、特に波長分割多重技術又は芯線多重技術を用いた光通信システム及び光通信方法に適用することができる。
10−1−A〜C,10−2−A〜C:光送信機
11−1−A〜C,11−2−A〜C:光加入者側装置ONU
12:光スプリッタ
20−1−1,20−1−2:光受信機
21−1−1,21−1−2:局側装置OLT
22−1−a,22−2−a:受光器a
22―1−b,22−2−b:受光器b
23:芯線H
24:芯線H
25:光合分波器

Claims (12)

  1. 複数の加入者側装置と一つの局側装置間で時間領域及び複数の波長領域を共用し、受動光分岐回路を利用して信号光を送受信する光通信システムであって、
    前記加入者側装置の光送信機は、切り替え先の波長を使用している光送信機に割当された送信許可の終了時刻以降で、且つ、切り替え元の波長を使用している光送信機に割当された送信許可の終了時刻から少なくとも波長の切り替えに要する時間が経過以降に、波長の切り替え先の送信許可の開始時刻が割当される光通信システム。
  2. 前記加入者側装置の光送信機は、切り替え先の波長を使用する光送信機と切り替え元の波長を使用する光送信機とが、それぞれ異なる波長における新たな送信許可を受ける際に、前記新たな送信許可の開始時刻が前記局側装置の光受信機端で一致するように、さらに、切り替え先の波長を使用している光送信機に割当された送信許可の終了時刻から切り替え先の波長を使用している光送信機の波長の切り替えに要する時間が経過以降に、波長の切り替え先の送信許可の開始時刻が割当されることを特徴とする請求項1に記載の光通信システム。
  3. 前記波長の切り替えに要する時間は、切り替え元の光送信機から前記局側装置の光受信機への信号光の伝達時間に対して切り替え先の光送信機から前記局側装置の光受信機への信号光の伝達時間を差し引いた差分を前記波長の切り替えに要する時間に加算したものに置き換えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の光通信システム。
  4. 複数の加入者側装置と一つの局側装置間で時間領域及び複数の芯線を共用し、受動光分岐回路を利用して信号光を送受信する光通信システムであって、
    前記加入者側装置の光送信機は、切り替え先の芯線を使用している光送信機に割当された送信許可の終了時刻以降で、且つ、切り替え元の芯線を使用している光送信機に割当された送信許可の終了時刻から少なくとも芯線の切り替えに要する時間が経過以降に、芯線の切り替え先の送信許可の開始時刻が割当される光通信システム。
  5. 前記加入者側装置の光送信機は、切り替え先の芯線を使用する光送信機と切り替え元の芯線を使用する光送信機とがそれぞれ異なる芯線で新たに送信許可を受ける際に、それぞれの新たな芯線での送信許可の開始時刻同士が前記局側装置の光受信機端で一致するように、さらに、切り替え先の芯線を使用している光送信機に割当された送信許可の終了時刻から切り替え先の芯線を使用している光送信機の芯線の切り替えに要する時間が経過以降に、芯線の切り替え先の送信許可の開始時刻が割当されることを特徴とする請求項4に記載の光通信システム。
  6. 前記芯線の切り替えに要する時間は、切り替え元の光送信機から前記局側装置の光受信機への信号光の伝達時間に対して切り替え先の光送信機から前記局側装置の光受信機への信号光の伝達時間を差し引いた差分を前記芯線の切り替えに要する時間に加算したものに置き換えたことを特徴とする請求項4又は5に記載の光通信システム。
  7. 複数の加入者側装置と一つの局側装置間で時間領域及び複数の波長領域を共用し、受動光分岐回路を利用して信号光を送受信する光通信方法であって、
    前記加入者側装置の光送信機は、切り替え先の波長を使用している光送信機に割当された送信許可の終了時刻以降で、且つ、切り替え元の波長を使用している光送信機に割当された送信許可の終了時刻から少なくとも波長の切り替えに要する時間が経過以降に、波長の切り替え先の送信許可の開始時刻が割当される光通信方法。
  8. 前記加入者側装置の光送信機は、切り替え先の波長を使用する光送信機と切り替え元の波長を使用する光送信機とがそれぞれ異なる波長で新たに送信許可を受ける際に、それぞれの新たな波長での送信許可の開始時刻同士が前記局側装置の光受信機端で一致するように、さらに、切り替え先の波長を使用している光送信機に割当された送信許可の終了時刻から切り替え先の波長を使用している光送信機の波長の切り替えに要する時間が経過以降に、波長の切り替え先の送信許可の開始時刻が割当されることを特徴とする請求項7に記載の光通信方法。
  9. 前記波長の切り替えに要する時間は、切り替え元の光送信機から前記局側装置の光受信機への信号光の伝達時間に対して切り替え先の光送信機から前記局側装置の光受信機への信号光の伝達時間を差し引いた差分を前記波長の切り替えに要する時間に加算したものに置き換えたことを特徴とする請求項7又は8に記載の光通信方法。
  10. 複数の加入者側装置と一つの局側装置間で時間領域及び複数の芯線を共用し、受動光分岐回路を利用して信号光を送受信する光通信方法であって、
    前記加入者側装置の光送信機は、切り替え先の芯線を使用している光送信機に割当された送信許可の終了時刻以降で、且つ、切り替え元の芯線を使用している光送信機に割当された送信許可の終了時刻から少なくとも芯線の切り替えに要する時間が経過以降に、芯線の切り替え先の送信許可の開始時刻が割当される光通信方法。
  11. 前記加入者側装置の光送信機は、切り替え先の芯線を使用する光送信機と切り替え元の芯線を使用する光送信機とがそれぞれ異なる芯線で新たに送信許可を受ける際に、それぞれ新たな芯線での送信許可の開始時刻同士が前記局側装置の光受信機端で一致するように、さらに、切り替え先の芯線を使用している光送信機に割当された送信許可の終了時刻から切り替え先の芯線を使用している光送信機の芯線の切り替えに要する時間が経過以降に、芯線の切り替え先の送信許可の開始時刻が割当されることを特徴とする請求項10に記載の光通信方法。
  12. 前記芯線の切り替えに要する時間は、切り替え元の光送信機から前記局側装置の光受信機への信号光の伝達時間に対して切り替え先の光送信機から前記局側装置の光受信機への信号光の伝達時間を差し引いた差分を前記芯線の切り替えに要する時間に加算したものに置き換えたことを特徴とする請求項10又は11に記載の光通信方法。
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