JP2011054830A - 相変化メモリ装置及び相変化メモリ装置の製造方法 - Google Patents

相変化メモリ装置及び相変化メモリ装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】相変化記録層とヒータ電極の接触面積の小さい相変化メモリ装置(PRAM)を提供する。
【解決手段】相変化メモリ装置の製造方法は、半導体基板1上に層間絶縁膜11を形成すると共に、前記層間絶縁膜12,13にヒータ電極17を埋め込み、前記ヒータ電極17上にハードマスク23を形成してから、前記層間絶縁膜の一部13をエッチングして前記ヒータ電極17の上部側面を露出させ、次いで、前記ヒータ電極17を等方性エッチングして先細り形状に加工し、次いで、前記ヒータ電極17上に、相変化記録層20と上部電極21を積層する方法。
【選択図】図2

Description

本発明は相変化メモリ装置及び相変化メモリ装置の製造方法に関する。
近年、DRAMに代わる半導体メモリとして、相変化記録層を用いて記録を行う相変化メモリ装置(PRAM)が注目されている。相変化メモリ装置(PRAM)は、相変化材料を用いて記録を行う半導体メモリである。その機能はたとえば、相変化記録層の下部に配置したヒータ電極に電流を流し、ヒータ電極と相変化記録層の接触界面におこる発熱を利用して、相変化記録層を構成する相変化材料を結晶状態から非結晶状態、または、非結晶状態から結晶状態に相変化させるものとなっている。そして、相変化材料が結晶状態にある場合と非結晶状態にある場合とで電気抵抗値が異なることを利用することで、相変化メモリ装置をメモリとして機能させる。
ここで例えば、従来の相変化メモリ装置100の一例について、図1を用いて説明する。図1は従来の相変化メモリ装置100の概略断面図である。
従来の相変化メモリ装置100は、MOSトランジスタ130と、記憶素子部131と、グランド配線105と、から概略構成されている。
MOSトランジスタ130はさらに、第一の拡散層102と、第二の拡散層103と、ゲート電極106から構成されている。
第一の拡散層102及び第二の拡散層103は半導体基板101表面に形成され、第一の拡散層102は後述するヒータ電極117に、第二の拡散層103は第二のコンタクトプラグ104を介して後述するグランド配線105に、それぞれ接続されている。また、ゲート電極106は、第一の拡散層102と第二の拡散層103の間に配置され、図示しないワード線に接続されている。また、MOSトランジスタ130は、第一の層間絶縁膜111に周囲を覆われた構成となっている。
記憶素子部131はさらに、第一のコンタクトプラグ110と、ヒータ電極117と、相変化記録層120と、上部電極121から構成されている。
第一のコンタクトプラグ110は第一の拡散層102上に設けられ、その周囲を窒化チタン膜115とチタン膜116で覆われている。また、第一のコンタクトプラグ110の上にはヒータ電極117が接続されている。
ヒータ電極117はタングステン(W)等からなり、その周囲は、窒化ケイ素(SiN)等からなる第三のサイドウォール118で覆われ、さらにその周囲は第二の層間絶縁膜112で覆われている。また、ヒータ電極117及び第二の層間絶縁膜112上には相変化記録層120、上部電極121がこの順で形成されている。また、上部電極121は図示しないビット線に接続されており、これにより、後述するグランド配線105と電気的に接続する構成となる。
第二の拡散層103上には第二のコンタクトプラグ104が形成されており、第二のコンタクトプラグ104の上にはグランド配線105が形成され、その周囲は第一の層間絶縁膜111で覆われている。
MOSトランジスタ130をオンにして、上部電極121とグランド配線105間に電流を流すことにより、ヒータ電極117は発熱する。その熱が相変化記録層120に伝熱することにより相変化記録層120は変化し、直列の電気抵抗が変化する。このとき、相変化が起こる領域を相変化領域120aとして示す。
相変化記録層120に対して、電流による加熱を効率よく行うためには、できる限り相変化記録層120に対する発熱領域(加熱スポット)を縮小させることが有効であるとされている。加熱スポットを縮小することにより、電流パスを集中することができるためである。
そこで、加熱スポットを縮小するための方法としては、ヒータ電極117の直径を小さくする方法が知られている。たとえば、ヒータ電極117と第一のコンタクトプラグ110の間に、第一のコンタクトプラグ110よりも直径が小さいバックアッププラグを挟むことで、ヒータ電極117の直径を小さくする方法が知られている。また、高抵抗の素材からなるヒート電極117を用いる方法も行われている(特許文献1)。
また、電極の表面を層間絶縁膜で覆い、電極の一部のみが相変化記録層120と接する構成としたものが知られている(特許文献2)。
また、熱の発生によるヒータ電極117及びその周囲の酸化を防ぐために、サイドウォールを、耐酸化性を有する絶縁膜で形成する方法も知られている(特許文献3)。
特開2008-066449号公報 特開2003-332529号公報 特開2008-071797号公報 特開2006-287222号公報 特開2007-80978号公報 特開2008-159612号公報 特開2008-71384号公報 特開2008-85204号公報 特開2008-08230号公報 特開2008-130804号公報 特開2008-60541号公報 特開2006-237615号公報 特開2006-196900号公報 特開2005-244235号公報 特開2005-100617号公報 特開2006-182781号公報 特開2006-179778号公報 特開2003-332529号公報 特開2008-051946号公報
このように、PRAM(相変化メモリ装置100)の更なる大容量化を図るためには、ヒータ電極117と相変化記録層120との接触面積を小さくする方法が有効である。できる限り相変化記録層120に対する発熱領域(加熱スポット)を縮小化することで、ヒータ電極117と相変化記録層120の接触部分に電流パスが集中し、より小さな電力で相変化記録層120の加熱(相変化)を行うことができるためである。
しかし、従来の方法では、ヒータ電極117と相変化記録層120との接触面積を小さくすることには限界があった。ヒータ電極117は、第二の層間絶縁膜112に第一の開口部122を形成し、その内側に第三のサイドウォール118を形成し、さらに第三のサイドウォール118の内側にヒータ電極部を充填することで形成される。しかし、第一の開口部122の側面を、第一のコンタクトプラグ110の上面に対して完全に垂直に形成することは困難であり、上に行くに従って先広がりの形状となってしまう。そのため、第一の開口部122の上端部の直径は、基端部の直径よりも大きく形成される。
また、第三のサイドウォール118は、第一の開口部122の基端部を塞がないような厚さで形成する必要がある。第三のサイドウォール118の形成により、第一の開口基端部122bが形成されるが、マイクロローディング効果の影響や、抜け不良などの生産性の悪化を防ぐため、第一の開口基端部122bは最低限の大きさの直径が必要である。
同様に、第三のサイドウォール118の形成により、第一の開口上端部122aが形成され、その開口面積が、ヒータ電極117と相変化記録層120との接触面積となる。しかし、第一の開口上端部122aは第一の開口基端部122bよりも直径が大きくなるため、所望のサイズまで縮小する事が困難となる
このように従来技術では、ヒータ電極117の上端部の直径を、ある程度の大きさ以下に縮小して形成することが困難であった。そのため、ヒータ電極117に電流を流しても、電流の流れが拡散してしまい、相変化記録層120での電流密度が十分に上がらない。そのため、ヒータ電極117の加熱効率が十分ではなく、所望の加熱温度に到達させるためには、大きな電流を流す必要があった。また、ヒータ電極117上端部と相変化記録層120が広い面積で接することで、相変化領域120aも大きく広がってしまう。そのため、相変化記録層120内の広い領域が相変化領域120aとなってしまい、相変化に要する熱量が増大し、ヒータ電極117や第三のサイドウォールに不良が生じやすくなる。また、大きな電流が必要となるため、消費電流の低減の面でも問題があった。
相変化メモリ装置の製造方法は、半導体基板上に層間絶縁膜を形成すると共に、前記層間絶縁膜にヒータ電極を埋め込み、前記ヒータ電極上にハードマスクを形成してから、前記層間絶縁膜の一部をエッチングして前記ヒータ電極の上部側面を露出させ、次いで、前記ヒータ電極を等方性エッチングして先細り形状に加工し、次いで、前記ヒータ電極上に、相変化記録層と上部電極を積層することを特徴とする
本発明により、ヒータ電極の上端部を先細り状に形成することができる。そのため、ヒータ電極と相変化記録層との接触面積を小さくすることができ、相変化領域120aを縮小することが可能となる。これにより、少ない電流量を少ない箇所に集中することができるため、相変化記録層に対する加熱(相変化)を効率良く行うことが可能となる。また、ヒータ電極を等方性エッチングにより先細り形状に加工するため、複数のヒータ電極を高い精度で同じ径で形成することができる。これらにより、相変化記録層の相変化を確実に行うことができるため、高い精度の相変化メモリ装置を得ることができる。
また、電気の消費量が抑えられるため、熱量の発生も抑えることができる。また、ヒータ電極の側面を層間絶縁膜で覆うため、ヒータ電極の熱が拡散することを防ぎ、相変化記録層を効率的に加熱することができる。そのため、ヒータ電極やサイドウォールに不良が生じにくく、耐久性のある相変化メモリ装置を得ることができる。
これらにより、相変化メモリ装置の高集積化(大容量化)と共に、省電力化と耐久性の向上を実現することができる。
従来の実施形態に係る相変化メモリ装置の断面構造を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る相変化メモリ装置の断面構造を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る相変化メモリ装置の製造方法を示す工程断面図である。 本発明の実施形態に係る相変化メモリ装置の製造方法を示す工程断面図である。 本発明の実施形態に係る相変化メモリ装置の製造方法を示す工程断面図である。 本発明の実施形態に係る相変化メモリ装置の製造方法を示す工程断面図である。 本発明の実施形態に係る相変化メモリ装置の製造方法を示す工程断面図である。 本発明の実施形態に係る相変化メモリ装置の製造方法を示す工程断面図である。 本発明の実施形態に係る相変化メモリ装置の製造方法を示す工程断面図である。 本発明の実施形態に係る相変化メモリ装置の製造方法を示す工程断面図である。 本発明の実施形態に係る相変化メモリ装置の製造方法を示す工程断面図である。 本発明の実施形態に係る相変化メモリ装置の製造方法を示す工程断面図である。 本発明の実施形態に係る相変化メモリ装置の製造方法を示す工程断面図である。 本発明の実施形態に係る相変化メモリ装置の製造方法を示す工程断面図である。 本発明の実施形態に係る相変化メモリ装置の製造方法を示す工程断面図である。 本発明の実施形態に係る相変化メモリ装置の製造方法を示す工程断面図である。
以下、本発明の実施形態である相変化メモリ装置50について、図2を参照して説明する。図2は本発明の実施形態に係る相変化メモリ装置50の断面構造を示す断面図である。なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。また、以下の説明において例示される材料、寸法等は一例であって、本発明はそれらに必ずしも限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。
本実施形態の相変化メモリ装置50を備えた相変化メモリ装置は、スイッチング素子としてのMOSトランジスタ30と、記憶素子部31と、グランド配線5と、から概略構成されている。以下、それぞれについて詳細を説明する。
<MOSトランジスタ30>
MOSトランジスタ30はさらに、第一の拡散層2と、第二の拡散層3と、ゲート電極6から構成され、また、それらの上面は第一の層間絶縁膜11に覆われている。
(第一の拡散層2及び第二の拡散層3)
シリコンからなる半導体基板1の上面には、不純物を拡散させた第一の拡散層2及び第二の拡散層3が形成されている。これにより、第一の拡散層2及び第二の拡散層3はそれぞれ、MOSトランジスタ30のソース領域あるいはドレイン領域として機能する。
(ゲート電極6)
ゲート電極6は、不純物を含有させた多結晶シリコン膜や金属膜の多層膜からなり、半導体基板1の上面の、第一の拡散層2及び第二の拡散層3の間に配置されている。また、ゲート電極6は図示しないワード線に接続されており、電流が流れる構成となっているが、図2ではその記載を省略する。
<記憶素子部31>
記憶素子部31はさらに、第一のコンタクトプラグ10と、ヒータ電極17と、相変化記録層20と、上部電極21から構成され、また、第一のコンタクトプラグ10の側面は第一の層間絶縁膜11に、ヒータ電極17の周囲は第二の層間絶縁膜12及び第四の層間絶縁膜14に覆われている。
(第一のコンタクトプラグ10)
第一のコンタクトプラグ10は、たとえば、チタン(Ti)及び窒化チタン(TiN)の積層膜からなるバリア膜(TiN/Ti)上にタングステン(W)等が積層して形成されている。また、第一のコンタクトプラグ10はその側面と底部が窒化チタン膜15及びチタン膜16で覆われ、また、底部で第一の拡散層2に接続する構成となっている。また、第一のコンタクトプラグ10の周囲には、チタン膜16の側面と半導体基板1の上面を覆うように第一の層間絶縁膜11が形成されている。
(ヒータ電極17)
ヒータ電極17は、たとえば、窒化チタン(TiN)、タングステン(W)等からなり、その基端部17cは、第一のコンタクトプラグ10の上面を覆うように形成されている。
また、ヒータ電極17は、第一のヒータ電極17aと第二のヒータ電極17bがこの順で縦積みされた構成となっている。
第一のヒータ電極17aは第一のコンタクトプラグ10上に設けられ、また、基端部17cが第一のコンタクトプラグ10の上面を覆う構成となっている。また、第一のヒータ電極17aは柱状であり、その直径は側面部17fから第一の上端部17dに向かって細くなっている。これにより第一の上端部17dの直径は、第一のコンタクトプラグ10の直径よりも小さく形成されている。
このとき、第一のヒータ電極17aの基端部17cは、少なくとも第一のコンタクトプラグ10の上端部の全面を覆う構成であればよく、窒化チタン膜15及びチタン膜16の上端部に重なっていてもかまわない。また、第一のヒータ電極17aの第一の上端部17dの中心位置は、第一のコンタクトプラグ10の上端部の中心位置とほぼ一致するように形成されている。また、第一のヒータ電極17aの周囲には、第一のヒータ電極17aの側面と半導体基板1の上面を覆うように、第二の層間絶縁膜12及び第四の層間絶縁膜14が形成されている。
第二のヒータ電極17bは略棒状であり、第一のヒータ電極17aの第一の上端部17dと接合する構成となっている。これにより、ヒータ電極17は先細り状の構成となる。
また、第二のヒータ電極17bの周囲には、第二のヒータ電極17bの側面と第二の層間絶縁膜12の上面を覆うように、第四の層間絶縁膜14が形成されている。また、第二のヒータ電極17bの第二の上端部17eは、第四の層間絶縁膜14から露出し、後述する相変化記録層20と接続する構成となっている。
(相変化記録層20)
相変化記録層20は、ゲルマニウム(Ge)、アンチモン(Sb)、テルル(Te)、セレン(Se)、ガリウム(Ga)、インジュム(In)のうち少なくともいずれか2つ以上を含む材料から構成される。たとえば、アンチモン化ガリウム(GaSb)、アンチモン化インジュム(InSb)、セレン化インジュム(InSe)、テルル化アンチモン(SbTe)、テルル化ゲルマニウム(GeTe)、GeSbTe、InSbTe、GaSeTe、SnSbTe、InSbGe等からなり、第二のヒータ電極17bの第二の上端部17eと接続する構成となっている。
(上部電極21)
上部電極21は、タングステン(W)やアルミニウム(Al)などの導体膜からなり、相変化記録層20を覆うように形成されている。
また、上部電極21は図示しないビット線に接続されており、上部電極4に電圧を印加することにより、上部電極4、相変化記録層20、ヒータ電極17、第一のコンタクトプラグ10を順に電流が通り、MOSトランジスタ30を介して後述するグランド配線5へ流れる構成となっている。これにより、ヒータ電極17に電流が流れて発熱し、第二の上端部17eと接する部分の相変化記録層20が相変化する。この相変化記録層20内の、相変化が起こる領域を相変化記録領域20aとして示す。
ヒータ電極17はタングステン(W)等からなり、その周囲を、窒化ケイ素(SiN)からなる第三のサイドウォールで覆われ、かつ、その周囲は第二の層間絶縁膜で覆われている。また、ヒータ電極17及び第二の層間絶縁膜上には相変化記録層20、上部電極21がこの順で形成されている。また、上部電極21は図示しないビット線に接続されており、後述するグランド配線5と電気的に接続する構成となっている。
<グランド配線5>
第二の拡散層3上には第二のコンタクトプラグ4が形成されており、さらに、第二のコンタクトプラグ4の上にはグランド配線5が形成され、その周囲は第一の層間絶縁膜11で覆われている。これにより、グランド配線5は、第二のコンタクトプラグ4を介して第二の拡散層3と接続する構成となっている。
本発明の実施形態の相変化メモリ装置50は、ヒータ電極17の上端部(第二の上端部17e)が先細り状に形成されるため、ヒータ電極17と相変化記録層20との接触面積を小さくすることができる。そのため、相変化領域20aを小さい領域に抑えることが可能となり、相変化記録層20に対する加熱(相変化)を効率良く行うことが可能となる。また、相変化記録層20の相変化を確実に行うことができるため、小型で高い精度の相変化メモリ装置50を得ることができる。また、相変化領域20aを小さい領域に抑えることができるため、電気の消費量を抑えることができる。そのため電流の制御が容易となり、省電力化を図ることができる。
また、ヒータ電極17の側面を第四の層間絶縁膜14で覆うため、ヒータ電極17の熱が拡散することを防ぎ、相変化記録層20を効率的に加熱することができる。そのため、ヒータ電極やサイドウォールに不良が生じにくく、耐久性のある相変化メモリ装置50を得ることができる。また、ヒータ電極17の周囲にサイドウォールが形成されないため、記憶素子部31の構造を簡素化することができる。
また、ヒータ電極17の発熱及び熱拡散が抑えられるため、ヒータ電極17及びその周辺に不良が生じにくく、相変化メモリ装置50の耐久性を高めることができる。これらの特長により、相変化メモリ装置50の高集積化(大容量化)、省電力化、耐久性の向上を図ることが可能となる。
以下、本発明の実施形態である相変化メモリ装置50の製造方法について図を参照して説明する。なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。また、以下の説明において例示される材料、寸法等は一例であって、本発明はそれらに必ずしも限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。
本実施形態の相変化メモリ装置50を備えた相変化メモリ装置の製造方法は、MOSトランジスタ30及びグランド配線5形成工程と、第一のコンタクトプラグ10形成工程と、第二の層間絶縁膜12形成工程と、第一の開口部22形成工程と、第一のヒータ電極部27a形成工程と、第三の層間絶縁膜13形成工程と、第二のヒータ電極部27b及びモニターパターン27c形成工程と、ハードマスク23形成工程と、第三の層間絶縁膜13除去工程と、ヒータ電極17形成工程と、第四の層間絶縁膜14形成工程と、相変化記録層20及び上部電極21形成工程と、から概略構成されている。以下、それぞれについて詳細を説明する。
(MOSトランジスタ30及びグランド配線5形成工程)
まず、図3に示すように、MOSトランジスタ30及びグランド配線5を形成する。
まず、シリコンからなる半導体基板1の一面に、たとえば、リン等のN型不純物を含有させた多結晶シリコン膜、タングステン、窒化タングステンまたはタングステンシリサイド等の金属膜からなるゲート電極6を形成する。
次いで、ゲート電極6で覆われていない半導体基板1の一面に、たとえばイオン注入法を用いて、第一の拡散層2及び第二の拡散層3を形成する。これにより、第一の拡散層2及び第二の拡散層3はそれぞれ、MOSトランジスタ30のソース領域あるいはドレイン領域として機能する。
次いで、第二の拡散層3上に、第二のコンタクトプラグ4及びグランド配線5を形成する。そして、MOSトランジスタ30及びグランド配線5を形成した後、半導体基板1の上面を覆うように第一の層間絶縁膜11を形成する。このとき、第一の層間絶縁膜11の厚さは、MOSトランジスタ30とグランド配線5が露出しないような厚さとする。
(第一のコンタクトプラグ10形成工程)
次いで、第一のコンタクトプラグ10を形成する。まず、第一の拡散層2表面を露出させるように、第一の層間絶縁膜11を貫通する第一の開口部10aを形成する。次に、第一の開口部10aの内壁及び、第一の拡散層2の露出した部分を覆うように、チタン膜16及び窒化チタン膜15をこの順で形成する。
次いで、第一の開口部10a内の窒化チタン膜15の内側を充填するように、たとえば、TiN/Ti等のバリア膜、タングステン(W)膜等の導電膜を堆積した後、CMP(Chemical Mechanical Polishing)法を用いて第一の層間絶縁膜11が露出するまで表面研磨を行う。以上により、第一のコンタクトプラグ10が形成される。
(第二の層間絶縁膜12形成工程)
次いで、図3に示すように、酸化シリコン等からなる第二の層間絶縁膜12を、第一の層間絶縁膜11を覆うように、たとえば60nmの厚さで形成する。
(開口部(第一の開口部22)形成工程)
次いで、図4に示すように、開口部(第一の開口部22)を形成する。
まず、第一のコンタクトプラグ10の上端を露出させるように第二の層間絶縁膜12を貫通する第一の開口部22を形成する。このとき、第一の開口部22の基端部17cは、第一のコンタクトプラグ10の上面を全て露出し、かつ、チタン膜16の上端よりも外側に重ならないように形成することが望ましい。
(第一のヒータ電極部27a形成工程)
次いで、図5に示すように、第一のヒータ電極部27aを形成する。
まず、第一の開口部22を充填し、かつ、第二の層間絶縁膜12上を覆うように、たとえば、TiN(チタンナイトライド)、TiSiN(チタンシリコンナイトライド)、TiAlN(チタンアルミニュームナイトライド)、C(カーボン)、CN(カーボンナイトライド)、MoN(モリブデンナイトライド)、TaN(タンタルナイトライド)、PtIr(イリジューム白金)、TiCN(チタンカーボンナイトライド)、TiSiC(チタンシリコンカーボン)のなどの高抵抗材料からなる導電膜を形成する。
次いで、CMP(Chemical Mechanical Polishing)法を用いて第二の層間絶縁膜12が露出するまで表面研磨を行う。これにより、第一のヒータ電極部27aが形成される。このとき、第一のヒータ電極部27aの上端部の直径は、第一のヒータ電極部27aの基端部17cの直径よりも大きく形成される。この第一のヒータ電極部27aが形成された状態を図6に示す。
(第三の層間絶縁膜13形成工程)
次いで、図7に示すように、たとえば、酸化シリコン等からなる第三の層間絶縁膜13を、第二の層間絶縁膜12を覆うように形成する。このとき、第三の層間絶縁膜13の厚みは、後述する工程において形成する第二のヒータ電極部27bの半径(rX)から第二の上端部17eの半径(rY)を引いた厚さ(rX−rY)、つまり、後述する第二のヒータ電極部27のエッチング工程においての、所望するエッチング厚さと同じ厚さで形成する。ここではたとえば40nmの厚さとする。
また、このとき、第三の層間絶縁膜13は、第二の層間絶縁膜12よりも薄く形成することが望ましい。後述するヒータ電極17形成工程において、第一のヒータ電極17aの側壁が完全にエッチングされることを防ぐためである。
(第二のヒータ電極部27b及びモニターパターン27c形成工程)
次いで、第二のヒータ電極部27b及びモニターパターン27cを形成する。
まず、図8に示すように、第一のヒータ電極部27aを露出させるように、第三の層間絶縁膜13を貫通する第二の開口部13aを形成する。このとき、第二の開口部13aは、第一のヒータ電極部27aの上面を全て露出するように形成することが望ましい。後述するヒータ電極17形成工程において、第一のヒータ電極部27a及び第二のヒータ電極部27bの等方性エッチングの終点検知を正確に行うためである。また、第二の開口部13aの中心位置は、第一のコンタクトプラグ10の中心位置とほぼ一致させるようにする。後述するヒータ電極17形成工程において、第二のヒータ電極17bの中心位置が、第一のコンタクトプラグ10の中心位置からずれて、接続が不安定になることを防ぐためである。
また、第二の開口部13aの形成と同時に、第三の層間絶縁膜13を貫通する第三の開口部13bを、第二の開口部13aから離間して形成する。このとき、第三の開口部13bの半径は、第三の開口部13bの深さ(rX−rY)よりも大きくなるように形成する。後述するヒータ電極17形成工程において、第一のヒータ電極部27a及び第二のヒータ電極部27bのプラズマエッチングの終点検知を正確に行うためである。
次いで、図9に示すように、第二の開口部13a及び第三の開口部13bを充填し、かつ、第三の層間絶縁膜13上を覆うように、たとえば、TiN(チタンナイトライド)、TiSiN(チタンシリコンナイトライド)、TiAlN(チタンアルミニュームナイトライド)、C(カーボン)、CN(カーボンナイトライド)、MoN(モリブデンナイトライド)、TaN(タンタルナイトライド)、PtIr(イリジューム白金)、TiCN(チタンカーボンナイトライド)、TiSiC(チタンシリコンカーボン)などの高抵抗材料からなる導電膜を形成する。
次いで、図10に示すように、CMP(Chemical Mechanical Polishing)法を用いて第三の層間絶縁膜13が露出するまで表面研磨を行う。これにより、半径rX、厚さrX−rYの第二のヒータ電極部27b、及び、半径rX−rY以上、厚さrX−rYのモニターパターン27cが形成される。このモニターパターン27cは、後述するヒータ電極17形成工程において、第一のヒータ電極部27a及び第二のヒータ電極部27bのプラズマエッチングの終点検知に用いる。
(ハードマスク23形成工程)
次に、図11に示すように、フォトリソグラフィ法を用いて、第二のヒータ電極部27b上に、ヒータ電極17形成用のハードマスク23を形成する。このとき、ハードマスク23は、第二のヒータ電極部27bの上面を全て覆うように形成することが望ましい。後述するヒータ電極17形成工程において、モニターパターン27cによる等方性エッチングの終点検知を正確に行うためである。
(第三の層間絶縁膜13除去工程)
次に、図12に示すように、第三の層間絶縁膜13を、たとえばドライエッチング法により除去する。これにより、第二のヒータ電極部27bの側面と、モニターパターン27cとが露出される。
(ヒータ電極17形成工程)
次に、ヒータ電極17を形成する。
まず、図13に示すように第二のヒータ電極部27bと、モニターパターン27cに対して、等方性エッチング(高選択性等方性エッチング)を行う。このとき、モニターパターン27cは側面及び上面からエッチングを受ける。モニターパターン27cの半径は、厚さより大きい値のため、厚さ分(rX−rY)のエッチングを受けることで、モニターパターン27cは完全に除去される。
このとき、第二のヒータ電極部27bの上端部はハードマスク23で覆われているため、第二のヒータ電極部27bは側面からのみエッチングされる。また、第二のヒータ電極部27bがエッチングされることにより、第一のヒータ電極部27aの上端部も外側から徐々に露出され、エッチングを受ける。これにより、第一のヒータ電極部27aは上端部17dに向かって細くなる形状となり、また、第二のヒータ電極部27bは略棒状となる。これにより、第一のヒータ電極17a及び第二のヒータ電極17bからなるヒータ電極17が形成される。
このとき、モニターパターン27cが完全にエッチングされた時点をエッチングの終了時点とすることにより、第二のヒータ電極部27bの側面を、モニターパターン27cの厚み分(rX−rY)だけエッチングすることができる。これにより、上端部(第二の上端部17e)の半径がrYの、ヒータ電極17を形成することができる。
このとき、たとえば、第二のヒータ電極部27bの半径を50nm、所望する第二の上端部17eの半径を10nmとしたい場合、第二の層間絶縁膜12を60nm、第三の層間絶縁膜13を40nmで形成すればよい。これにより、第一のヒータ電極部27aは60nmの厚さ、モニターパターン27cは40nmの厚さで形成される。
このとき、第二の層間絶縁膜12の厚さは、第二の上端部17eの半径の大きさに影響を与えないが、第二のヒータ電極部27bの半径よりも厚く形成することが望ましい。第二のヒータ電極部27bの側面をエッチングする際に、第一のヒータ電極部27aも上端部からエッチングを受け、側面部17fまで側面を除去されるためである。
そして、モニターパターン27cが完全にエッチングされた時点をエッチングの終了時点とすることにより、第二のヒータ電極部27bは外側から40nm除去されたところでエッチングが終了する。これにより、上端部(第二の上端部17e)の半径10nmの、ヒータ電極17を形成することができる。
このように、第二のヒータ電極部27bの半径(rX)に応じた厚さ(rX−rY)で、モニターパターン27cを形成することにより、第二の上端部17eの半径(rY)を所望する大きさで形成することができる。
また、モニターパターン27cによる終点検知と、エッチング時間の測定との組み合わせにより、第二の上端部17eの半径(rY)の大きさを調節しても構わない。
(第四の層間絶縁膜14形成工程)
まず、図14に示すように、ハードマスク23を除去し、第二の上端部17eを露出させる。
次いで、たとえば酸化シリコン等からなる第四の層間絶縁膜14で、第一の開口部22を充填し、かつ、第三の層間絶縁膜13上を覆うように形成する。次いで、CMP法を用いて、ヒータ電極17の上端部(第二の上端部17e)が露出するまで表面研磨を行う。
(相変化記録層20及び上部電極21形成工程)
次いで、図2に示すように第四の層間絶縁膜14上を覆うように、相変化記録層20を形成する。相変化記録層20の材料は、ゲルマニウム(Ge)、アンチモン(Sb)、テルル(Te)、セレン(Se)、ガリウム(Ga)、インジュム(In)のうち少なくともいずれか2つ以上を含む材料等を用いることが好ましい。たとえば、アンチモン化ガリウム(GaSb)、アンチモン化インジュム(InSb)、セレン化インジュム(InSe)、テルル化アンチモン(SbTe)、テルル化ゲルマニウム(GeTe)、GeSbTe、InSbTe、GaSeTe、SnSbTe、InSbGe等を用いることができる。これらの材料を用いることにより、安定して相変化をさせることができるとともに、その状態を保持することが可能となる。
次いで、相変化記録層20上に、たとえばタングステン(W)やアルミニウム(Al)などの導体膜からなる上部電極11を形成する。
以上の工程により、図2に示される相変化メモリ装置50を作成する。
本発明の実施形態の相変化メモリ装置の製造方法は、所望する第二のヒータ電極部27bの半径(rX)に応じて第二のヒータ電極部27bの半径(rX)に応じた厚さ(rX−rY)で、モニターパターン27cを形成することにより、第二の上端部17eの半径(rY)を所望する大きさで形成することが可能となる。そのため、相変化記録層20とヒータ電極17の上端部(第二の上端部17e)との接触面積を、容易に調整することができる。
また、ヒータ電極17をエッチングにより形成するため、複数のヒータ電極17の上部(第二のヒータ電極部27b)を、高い精度で同じ直径に形成することができる。そのため、相変化記録層20への加熱を各ヒータ電極17で均等に行うことが可能となる。
また、ヒータ電極17の基端部で第一のコンタクトプラグ10の上面全体を覆うことができるため、電流ロスの低減を実現することができる。これらにより、高い精度の相変化メモリ装置50を形成することができる。
また、等方性エッチングによりヒータ電極17を形成する方法であるため、ヒータ電極17の周囲にサイドウォール(第三のサイドウォール118)が不要である。そのため、ヒータ電極部を段積みする必要がなく、ヒータ電極17の高さを抑えることができる。そのため、相変化メモリ装置50の縮小が可能となり、小型で大容量の相変化メモリ装置50を製造することができる。
また、相変化記録層20とヒータ電極17の上端部(第二の上端部17e)との接触面積を小さくすることが可能となるため、少ない電力で、高密度の電力を相変化記録領域20aに加えることができる。その結果、相変化記録層20に対する加熱(相変化)を効率良く行うことができ、相変化記録層20から変化記録領域20aへの相変化を少ない電流で確実に行うことが可能となる。
また、電流が抑えられるため、熱の発生も抑えられる。そのため、熱による不良が生じにくく、耐久性のある相変化メモリ装置50を得ることができる。以上により、本発明では、相変化メモリ装置50の高集積化(大容量化)、省電力化、耐久性の向上を図ることが可能となる。
本発明は、相変化メモリ50(PRAM)に関するものであり、大容量、低電力のメモリを必要とする半導体産業において利用可能性がある。
1…半導体基板、10…第一のコンタクトプラグ、11…第一の層間絶縁膜、12…第二の層間絶縁膜、13…第三の層間絶縁膜、13a…第一のコンタクトホール、13b…第二のコンタクトホール、17…ヒータ電極、17a…第一のヒータ電極、17b…第二のヒータ電極、20…相変化記録層、21…上部電極、22…第二の開口部、27a…第一のヒータ電極部、27b…第二のヒータ電極部、27c…モニターパターン、31…記憶素子部、50…相変化メモリ装置

Claims (6)

  1. 半導体基板上に形成された第一のコンタクトプラグと、
    前記第一のコンタクトプラグの上面を基端部が覆い、上端部が先細り状であるヒータ電極と、
    前記第一のコンタクトプラグ及び前記ヒータ電極の側面を覆うように形成された層間絶縁膜と、
    前記層間絶縁膜を覆い、前記ヒータ電極の上端部に接する相変化記録層と、
    前記相変化記録層上に形成された上部電極と、を具備してなることを特徴とする相変化メモリ装置。
  2. 前記前記ヒータ電極の側面を前記層間絶縁膜で覆うことを特徴とする請求項1に記載の相変化メモリ装置。
  3. 前記相変化記録層がゲルマニウム(Ge)、アンチモン(Sb)、テルル(Te)、セレン(Se)、ガリウム(Ga)、インジュム(In)のうち少なくともいずれか2つ以上を含む材料から構成されることを特徴とする請求項1に記載の相変化メモリ装置。
  4. 半導体基板上に層間絶縁膜を形成すると共に、前記層間絶縁膜にヒータ電極を埋め込み、前記ヒータ電極上にハードマスクを形成してから、前記層間絶縁膜の一部をエッチングして前記ヒータ電極の上部側面を露出させ、次いで、前記ヒータ電極を等方性エッチングして先細り形状に加工し、次いで、前記ヒータ電極上に、相変化記録層と上部電極を積層することを特徴とする相変化メモリ装置の製造方法。
  5. 前記半導体基板上の第一のコンタクトプラグ及び前記第一のコンタクトプラグを埋める第一の層間絶縁膜を覆うように、第二の層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記第一のコンタクトプラグを露出させるように前記第二の層間絶縁膜に第一の開口部を形成する工程と、
    前記第一の開口部の内部に第一のヒータ電極部を形成する工程と、
    前記第一のヒータ電極部及び前記第二の層間絶縁膜を覆うように、第三の層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記第一のヒータ電極部を露出させるように前記第三の層間絶縁膜に第二の開口部を形成する工程と、
    前記第二の開口部の内部に第二のヒータ電極部を形成する工程と、
    前記第二のヒータ電極部を覆うハードマスクを形成してから、前記第三の層間絶縁膜を除去して前記第一のヒータ電極部の側面を露出させ、次いで、前記第一のヒータ電極部及び前記第二のヒータ電極部に等方性エッチングを行って前記ヒータ電極を形成する工程と、を具備してなることを特徴とする請求項4に記載の相変化メモリ装置の製造方法。
  6. 前記第二の開口部と同時に第三の開口部を形成する工程と、
    前記第二のヒータ電極部と同時に、前記第二のヒータ電極部と同じ材料からなるモニターパターンを前記第三の開口部の内部に形成する工程と、
    前記第二のヒータ電極部に等方性エッチングを行う工程において、前記モニターパターンが消失した時点で等方性エッチングを停止することを特徴とする請求項4に記載の相変化メモリ装置の製造方法。
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