JP2011054818A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、収納容器に半導体ウエハを長期間保管しても、パッド部にフッ化物などの汚染物質が付着することを防止できる半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】本発明に係る半導体装置の製造方法は、スクライブライン及びスクライブラインの内側に位置する製品チップ領域を有する半導体ウエハ上に絶縁膜を形成する工程(S12)と、製品チップ領域上に位置する第1のパッド部及びスクライブライン上に形成された評価用素子に接続された第2のパッド部を絶縁膜上に形成する工程8(S13)と、絶縁膜上、第1及び第2のパッド部の上にパッシベーション膜を形成する工程(S14)と、半導体ウエハを、収納容器に保管する工程(S15)と、収納容器から半導体ウエハを取り出し、パッシベーション膜をエッチングすることにより、パッシベーション膜に第1のパッド上に位置する開口部を形成する工程(S17)とを具備することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置の製造方法に係り、特に、収納容器に半導体ウエハを長期間保管しても、パッド部にフッ化物などの汚染物質が付着することを防止できる半導体装置の製造方法に関する。
図6は、従来の半導体ウエハの製造方法を示したフローチャートである。
まず、半導体回路を形成する前の半導体ウエハを用意し、半導体装置の製造工程を開始する(S1)。次いで、半導体ウエハ上に絶縁膜を形成する工程(S2)を経て、絶縁膜上に配線を形成する(S3)。その後、配線上にパッシベーション膜をCVD(Chemical Vapor Deposition)法にて成膜する(S4)。
次いで、パッシベーション膜上にフォトリソグラフィー法にてレジストパターンを形成し(S5)、フッ素を含むエッチングガスを用いたドライエッチング法によりパッシベーション膜を加工することによって、パッシベーション膜にパッド開口部が形成される(S6)。なお、パッシベーション膜は、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜の積層膜又はシリコン窒化膜の単層膜を用いてもよい。
次に、上記パッシベーション膜の加工工程まで終了した半導体ウエハを所定のウエハBOXに収納する(S7)。その後、次工程への流動指示が掛かった半導体ウエハをウエハBOXから取り出し、半導体ウエハにプローブ検査が行われる(S8)(例えば特許文献1参照)。
特開2001−7148公報(図2)
上述したように従来の半導体ウエハの製造方法では、パッシベーション膜にパッド開口部を形成する工程(S6)を終了した半導体ウエハは、次工程への流動指示が掛かるまで、所定のウエハBOXに収納して保管されている。ところが、次工程への流動指示が掛からず長期間保管されることになる半導体ウエハ(製造ロット:1ロット/25枚の半導体ウエハ)がある。このように長期間保管されている間に、パッド開口部内のAlパッド部に付着していたエッチングガスのフッ素とウエハBOX内の大気が化学反応を起こすことがある。その結果、Alパッド部においてフッ化物が生成され付着することがある。この場合、Alパッド部からフッ化物を現像液等によって除去する工程が必要となるため、余分な材料が必要とされたり、作業工程数及び作業時間等が増加することになる。
また、上述したAlパッド部からフッ化物を現像液で除去した場合、Alパッド部も一緒にエッチングされるため、後工程でのダイシング時の水分等により、Alパッド部の成分と水との電池腐食によりAlパッド部の一部にボイドが発生することがあり、その後の工程でボンディングを行う際に品質が悪化することが懸念される。
本発明の一態様は、収納容器に半導体ウエハを長期間保管しても、パッド部にフッ化物などの汚染物質が付着することを防止することを課題とする。
本発明の一態様に係る半導体装置の製造方法は、半導体ウエハ上に絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜上にパッド部を形成する工程と、前記パッド部及び前記絶縁膜の上にパッシベーション膜を形成する工程を施した半導体ウエハを、収納容器に保管する工程と、
前記収納容器から前記半導体ウエハを取り出し、前記パッシベーション膜をエッチングすることにより、前記パッシベーション膜に前記パッド部上に位置する開口部を形成する工程と、
を具備することを特徴とする。
上記半導体装置の製造方法によれば、パッシベーション膜にパッド部上に位置する開口部を形成する工程を施していない半導体ウエハを収納容器に収納して保管している。このため、収納容器に半導体ウエハを保管した後に、保管期間が長期間になった場合でも、パッド部が大気に曝されることがないため、パッド部が大気と化学反応を起こすことを防止でき、パッド部にフッ化物などの汚染物質が付着することを防止できる。
本発明の一態様に係る半導体装置の製造方法は、半導体ウエハ上に絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜上にパッド部を形成する工程と、前記パッド部及び前記絶縁膜の上にパッシベーション膜を形成する工程と、前記パッシベーション膜上にレジストパターンを形成する工程を施した半導体ウエハを、収納容器に保管する工程と、
前記収納容器から前記半導体ウエハを取り出し、前記レジストパターンをマスクとして前記パッシベーション膜をエッチングすることにより、前記パッシベーション膜に前記パッド上に位置する開口部を形成する工程と、
を具備することを特徴とする。
本発明の一態様に係る半導体装置の製造方法は、スクライブライン及び前記スクライブラインの内側に位置する製品チップ領域を有する半導体ウエハ上に絶縁膜を形成する工程と、前記製品チップ領域上に位置する第1のパッド部及び前記スクライブライン上に形成された評価用素子に接続された第2のパッド部を前記絶縁膜上に形成する工程と、前記絶縁膜上、前記第1及び第2のパッド部の上にパッシベーション膜を形成する工程と、前記パッシベーション膜に前記第2のパッド部上に位置する開口部を形成する工程と、前記第2のパッド部を介して前記評価用素子の特性検査を行うことにより前記評価用素子の良否を判定する工程を施した半導体ウエハを、収納容器に保管する工程と、
前記収納容器から前記半導体ウエハを取り出し、前記パッシベーション膜をエッチングすることにより、前記パッシベーション膜に前記第1のパッド上に位置する開口部を形成する工程と、
を具備することを特徴とする。
本発明の一態様に係る半導体装置の製造方法は、スクライブライン及び前記スクライブラインの内側に位置する製品チップ領域を有する半導体ウエハ上に絶縁膜を形成する工程と、前記製品チップ領域上に位置する第1のパッド部及び前記スクライブライン上に形成された評価用素子に接続された第2のパッド部を前記絶縁膜上に形成する工程と、前記絶縁膜上、前記第1及び第2のパッド部の上にパッシベーション膜を形成する工程と、前記パッシベーション膜に前記第2のパッド部上に位置する開口部を形成する工程と、前記第2のパッド部を介して前記評価用素子の特性検査を行うことにより前記評価用素子の良否を判定する工程と、前記パッシベーション膜上にレジストパターンを形成する工程を施した半導体ウエハを、収納容器に保管する工程と、
前記収納容器から前記半導体ウエハを取り出し、前記レジストパターンをマスクとして前記パッシベーション膜をエッチングすることにより、前記パッシベーション膜に前記第1のパッド上に位置する開口部を形成する工程と、
を具備することを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る半導体装置の製造方法において、前記半導体ウエハを収納容器に保管する期間は、一ヶ月以上の期間であることが好ましい。
また、本発明の一態様に係る半導体装置の製造方法において、前記パッド部はAl又はAl合金からなることが好ましい。
また、本発明の一態様に係る半導体装置の製造方法において、前記パッシベーション膜をエッチングする工程は、前記パッシベーション膜をフッ素を含むエッチングガスを用いてドライエッチングする工程であることが好ましい。
本発明の第1の実施形態に係る半導体ウエハの製造方法を示すフローチャート。 図1に示すウエハ投入S11からパッドデポS14までの工程を説明する断面図。 図1に示すパッドフォトS16からパッドエッチS17までの工程を説明する断面図。 本発明の第2の実施形態に係る半導体ウエハの製造方法を示すフローチャート。 図4に示すウエハ投入S11からパッドフォトS16までの工程を説明する断面図。 従来の半導体ウエハの製造方法を示したフローチャート。
以下では、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。ただし、本発明は以下の説明に限定されず、本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を様々に変更し得ることは、当業者であれば容易に理解される。従って、本発明は以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る半導体ウエハの製造方法を示すフローチャートである。図2は、図1に示すウエハ投入S11からパッドデポS14までの工程を説明する断面図である。図3は、図1に示すパッドフォトS16からパッドエッチS17までの工程を説明する断面図である。
まず、半導体素子等を形成する前の半導体ウエハを用意し、半導体装置の製造工程を開始する(図1のS11)。その後、半導体ウエハ上に半導体素子及び配線層等を形成するための工程が施される(図1のS12−S14)。詳細は、図2を参照して説明する。
図2に示すように、シリコン基板1の表面上に素子分離膜であるLOCOS酸化膜2を形成する。次いで、シリコン基板1の表面上にゲート絶縁膜4となるゲート酸化膜を熱酸化法にて形成する。その後、ゲート絶縁膜4及びLOCOS酸化膜2の上にCVD法にてポリシリコン膜を成膜し、このポリシリコン膜をフォトリソグラフィー法及びドライエッチング法にて加工する。これにより、ゲート絶縁膜4上にゲート電極5が形成される。
次いで、ゲート電極5及びLOCOS酸化膜2をマスクとしてシリコン基板1に不純物イオンをイオン注入することにより、低濃度不純物層によるLDD領域21が形成される。次いで、ゲート電極5及びLOCOS酸化膜2を含む基板の全面上に例えばシリコン窒化膜をCVD法により成膜する。その後、エッチバック法にてシリコン窒化膜をエッチングすることにより、ゲート電極5の側壁にサイドウォール6が形成される。次いで、ゲート電極5、サイドウォール6及びLOCOS酸化膜2をマスクとしてシリコン基板1に不純物イオンをイオン注入し、熱処理を施す。これにより、ソース・ドレイン領域20には、自己整合的に拡散層が形成される。
次いで、ゲート電極5、サイドウォール6及びLOCOS酸化膜2を含む基板の全面上にCVD法にて第1の層間絶縁膜3を成膜する(図1のS12)。その後、第1の層間絶縁膜3にホール形成する。次いで、このホール内及び第1の層間絶縁膜3上にスパッタリング法により金属膜を成膜し、その後、CMP法により第1の層間絶縁膜3上の金属膜を除去する。これにより、第1の層間絶縁膜3には、ソース・ドレイン領域20及びゲート電極5に電気的に接続された第1のプラグ7が形成される。その後、スパッタリング法により第1の層間絶縁膜3上及び第1のプラグ7上に配線層を成膜し、この配線層をフォトリソグラフィー法及びドライエッチング法にて加工形成することにより、配線層からなる第1の配線8が形成される(図1のS13)。
その後、第1の層間絶縁膜3及び第1の配線8上にCVD法にて第2の層間絶縁膜13を成膜する(図1のS12)。その後、第2の層間絶縁膜13にホール形成する。次いで、このホール内及び第2の層間絶縁膜13上にスパッタリング法により金属膜を成膜し、その後CMP法により第2の層間絶縁膜13上の金属膜を除去する。これによって、第2の層間絶縁膜13には第1の配線8に電気的に接続された第2のプラグ9が形成される。その後、スパッタリング法により第2の層間絶縁膜13上及び第2のプラグ9上に配線層を成膜し、この配線層をフォトリソグラフィー法及びドライエッチング法にて加工形成することにより、配線層からなる第2の配線10が形成される(図1のS13)。
その後、第2の層間絶縁膜13及び第2の配線10上にCVD法にて第3の層間絶縁膜14を成膜する(図1のS12)。その後、第3の層間絶縁膜14にホール形成する。次いで、このホール内及び第3の層間絶縁買う14上にスパッタリング法により金属膜を成膜し、その後、CMP法により第3の層間絶縁膜14上の金属膜を除去する。これによって、第3の層間絶縁膜14には第2の配線10に電気的に接続された第3のプラグ11が形成される。その後、スパッタリング法により第3の層間絶縁膜14上及び第3のプラグ上に配線層を成膜し、この配線層をフォトリソグラフィー法及びドライエッチング法にて加工形成することにより、配線層からなる第1のAlパッド部12及び図示せぬ第2のAlパッド部が形成される(図1のS13)。第1のAlパッド部12は、半導体ウエハの製品チップ領域上に位置するパッド部である。第2のAlパッド部は、製造上の問題等を見つけ出すための評価用素子であるTEGに電気的に接続されたパッド部であり、このTEGは半導体ウエハのスクライブライン上に形成されている。前記製品チップ領域は、前記スクライブラインの内側に位置している。なお、第1及び第2のAlパッド部はAl又はAl合金からなるパッド部である。また、第1及び第2のAlパッド部それぞれの上にはTiN膜又はTiN膜とTi膜の積層膜のような反射防止膜が形成されていても良い。
その後、第3の層間絶縁膜14の上にパッシベーション膜15を形成する(図1のS14)。なお、パッシベーション膜15は、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜の積層膜又はシリコン窒化膜の単層膜を用いてもよい。
次に、パッシベーション膜15を形成する工程まで終了した半導体ウエハを所定のウエハBOX(収納容器)に収納して保管する(図1のS15)。この時、この半導体ウエハ(製造ロット:1ロット/25枚の半導体ウエハ)は、次工程への流動指示が掛かっていないものである。このため、この製造ロットは、長期間保管される可能性がある。長期保管とは、半導体ウエハを納品する客先の都合による予測できない工程停止や、半導体装置の生産計画による工程停止によって1ヶ月以上の保管が必要である場合のことをいう。
上記の長期保管終了後、次工程への流動指示が掛かった半導体ウエハをウエハBOXから取り出し、その半導体ウエハにパッドフォト及びパッドエッチの工程が施される(図1のS16−S17)。詳細は、図3を参照して説明する。
図3に示すように、パッシベーション膜15上にフォトリソグラフィー法によりレジストパターン(図示せず)を形成する(図1のS16)。その後、このレジストパターンをマスクにしてフッ素を含むエッチングガスを用いたドライエッチング法によりパッシベーション膜15を加工することによって、パッシベーション膜15に第1のAlパッド部12上に位置する第1のパッド開口部15a及び第2のAlパッド部上に位置する第2のパッド開口部(図示せず)が形成され、第1及び第2のパッド開口部15aによって第1及び第2のAlパッド部12が露出される(図1のS17)。次いで、前記レジストパターンを剥離する。なお、第1及び第2のAlパッド部それぞれの上に反射防止膜が形成されている場合は、第1及び第2のパッド開口部15a内の反射防止膜もエッチング除去される。
次に、第2のAlパッド部に検査装置の端子を接続し、第2のAlパッド部を介してスクライブライン上のTEGの特性検査(e−TEST)を検査装置によって行う。これにより、TEGの良否を判定し、製造ロットの歩留り等を確認する。次に、半導体ウエハにプローブ検査を行う(図1のS18)。その後、スクライブラインに沿って半導体ウエハを切断するダイシング工程などの後工程が施される。
上記実施形態によれば、パッシベーション膜15を形成した半導体ウエハをウエハBOXに収納して保管している。つまり、パッシベーション膜15に第1のパッド開口部15aをドライエッチングによって形成する工程を施していない半導体ウエハをウエハBOXに収納して保管している。このため、ウエハBOXに半導体ウエハを保管した後に、保管期間が長期間になった場合でも、第1のAlパッド部12が大気に曝されることがないため、第1のAlパッド部12が大気と化学反応を起こすことを防止でき、第1のAlパッド部12にフッ化物などの汚染物質が付着することを防止できる。
また、本実施形態では、長期間保管された半導体ウエハをウエハBOXから取り出し、パッシベーション膜15上にレジストパターンを形成し、このレジストパターンをマスクにしてフッ素を含むエッチングガスを用いたドライエッチング法によりパッシベーション膜15を加工することによって、パッシベーション膜15に第1のAlパッド部12上に位置する第1のパッド開口部15aを形成している。このため、従来技術に比べて第1のAlパッド部12が大気に触れる期間を大幅に短縮することができ、第1のAlパッド部12にフッ化物が生成されるのを抑制できる。その結果、ダイシング時の水分等によって第1のAlパッド部12に電池腐食が発生することを抑制できる。これにより、品質が悪化する懸念が少ない半導体装置を製造することが可能となり、半導体装置の品質を向上させることができる。
また、本実施形態では、長期保管に起因する課題を解決することができるため、同一品種の製品を一緒に製造することでコストを低減するような製造計画の調整によって長期保管が必要となる場合、客先が製品の納期を急に延期した場合、客先が製品購入を急にキャンセルした場合などに柔軟に対応することができ、その結果、製造コストを低減できる。
また、本実施形態では、保管される半導体ウエハに付けられている価値を従来技術に比べて低くすることができるため、会計上の在庫金額を低く抑えることができるという点でもメリットがある。
(第1の実施形態の変形例)
第1の実施形態では、長期保管終了後に、スクライブライン上のTEGの特性検査(e−TEST)を行っているが、本変形例では、長期保管の前に、製造ロットから2枚抜き取った半導体ウエハ又は製造ロットの全部の半導体ウエハのスクライブライン上のTEGの特性検査(e−TEST)を行う。
詳細には、パッシベーション膜15を形成した後に、パッシベーション膜15に第2のAlパッド部上に位置する第2のパッド開口部を形成し、第2のAlパッド部を介してTEGの特性検査を行うことによりTEGの良否を判定し、製造ロットの歩留り等を確認した半導体ウエハをウエハBOXに保管する。ただし、パッシベーション膜15に第2のパッド開口部を形成する際に、第1のAlパッド部12上に位置する第1のパッド開口部15aは形成しない。第1のパッド開口部15aは、第1の実施形態と同様に長期保管終了後に形成する。
上記第1の実施形態の変形例においても第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第2の実施形態)
図4は、本発明の第2の実施形態に係る半導体ウエハの製造方法を示すフローチャートであり、図5は、図4に示すウエハ投入S11からパッドフォトS16までの工程を説明する断面図であり、図1及び図2と同一部分については同一符号を付し、異なる部分についてのみ説明する。
本実施形態では、図4に示すように、パッドデポS14とBOX内収納S15との間にパッドフォトS16を施し、BOX内収納S15の次にパッドエッチS17を施している。詳細は、図5を参照して説明する。
図5に示すように、第3の層間絶縁膜14の上にパッシベーション膜15を形成した後に、このパッシベーション膜15上にフォトリソグラフィー法によりレジストパターン16を形成する(図4のS16)。その後、半導体ウエハを所定のウエハBOX(収納容器)に収納して保管する(図4のS15)。
上記の長期保管終了後、次工程への流動指示が掛かった半導体ウエハをウエハBOXから取り出し、レジストパターン16をマスクにしてフッ素を含むエッチングガスを用いたドライエッチング法によりパッシベーション膜15を加工する(図4のS17)。
上記第2の実施形態においても第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第2の実施形態の変形例)
第2の実施形態では、長期保管終了後に、スクライブライン上のTEGの特性検査(e−TEST)を行っているが、本変形例では、長期保管の前に、製造ロットから2枚抜き取った半導体ウエハ又は製造ロットの全部の半導体ウエハのスクライブライン上のTEGの特性検査(e−TEST)を行う。
詳細には、パッシベーション膜15を形成した後に、パッシベーション膜15に第2のAlパッド部上に位置する第2のパッド開口部を形成し、第2のAlパッド部を介してTEGの特性検査を行うことによりTEGの良否を判定し、製造ロットの歩留り等を確認する。ただし、パッシベーション膜15に第2のパッド開口部を形成する際に、第1のAlパッド部12上に位置する第1のパッド開口部15aは形成しない。第1のパッド開口部15aは、第1の実施形態と同様に長期保管終了後に形成する。
次に、パッシベーション膜15上にフォトリソグラフィー法によりレジストパターン16を形成し(図4のS16)、半導体ウエハを所定のウエハBOX(収納容器)に収納して保管する(図4のS15)。
上記第2の実施形態の変形例においても第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。
尚、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することが可能である。
1・・・シリコン基板、2・・・LOCOS酸化膜、3・・・第1の層間絶縁膜、4・・・ゲート絶縁膜、5・・・ゲート電極、6・・・サイドウォール、7・・・第1のプラグ、8・・・第1の配線、9・・・第2のプラグ、10・・・第2の配線、11・・・第3のプラグ、12・・・第1のAlパッド部、13・・・第2の層間絶縁膜、14・・・第3の層間絶縁膜、15・・・パッシベーション膜、15a・・・第1のパッド開口部、16・・・レジストパターン、20・・・ソース・ドレイン領域、21・・・LDD領域

Claims (7)

  1. スクライブライン及び前記スクライブラインの内側に位置する製品チップ領域を有する半導体ウエハ上に絶縁膜を形成する工程と、前記製品チップ領域上に位置する第1のパッド部及び前記スクライブライン上に形成された評価用素子に接続された第2のパッド部を前記絶縁膜上に形成する工程と、前記絶縁膜上、前記第1及び第2のパッド部の上にパッシベーション膜を形成する工程と、前記パッシベーション膜に前記第2のパッド部上に位置する開口部を形成する工程と、前記第2のパッド部を介して前記評価用素子の特性検査を行うことにより前記評価用素子の良否を判定する工程を施した半導体ウエハを、収納容器に保管する工程と、
    前記収納容器から前記半導体ウエハを取り出し、前記パッシベーション膜をエッチングすることにより、前記パッシベーション膜に前記第1のパッド上に位置する開口部を形成する工程と、
    を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. スクライブライン及び前記スクライブラインの内側に位置する製品チップ領域を有する半導体ウエハ上に絶縁膜を形成する工程と、前記製品チップ領域上に位置する第1のパッド部及び前記スクライブライン上に形成された評価用素子に接続された第2のパッド部を前記絶縁膜上に形成する工程と、前記絶縁膜上、前記第1及び第2のパッド部の上にパッシベーション膜を形成する工程と、前記パッシベーション膜に前記第2のパッド部上に位置する開口部を形成する工程と、前記第2のパッド部を介して前記評価用素子の特性検査を行うことにより前記評価用素子の良否を判定する工程と、前記パッシベーション膜上にレジストパターンを形成する工程を施した半導体ウエハを、収納容器に保管する工程と、
    前記収納容器から前記半導体ウエハを取り出し、前記レジストパターンをマスクとして前記パッシベーション膜をエッチングすることにより、前記パッシベーション膜に前記第1のパッド上に位置する開口部を形成する工程と、
    を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 半導体ウエハ上に絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜上にパッド部を形成する工程と、前記パッド部及び前記絶縁膜の上にパッシベーション膜を形成する工程を施した半導体ウエハを、収納容器に保管する工程と、
    前記収納容器から前記半導体ウエハを取り出し、前記パッシベーション膜をエッチングすることにより、前記パッシベーション膜に前記パッド部上に位置する開口部を形成する工程と、
    を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 半導体ウエハ上に絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜上にパッド部を形成する工程と、前記パッド部及び前記絶縁膜の上にパッシベーション膜を形成する工程と、前記パッシベーション膜上にレジストパターンを形成する工程を施した半導体ウエハを、収納容器に保管する工程と、
    前記収納容器から前記半導体ウエハを取り出し、前記レジストパターンをマスクとして前記パッシベーション膜をエッチングすることにより、前記パッシベーション膜に前記パッド上に位置する開口部を形成する工程と、
    を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項において、前記半導体ウエハを収納容器に保管する期間は、一ヶ月以上の期間であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項において、前記パッド部はAl又はAl合金からなることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項において、前記パッシベーション膜をエッチングする工程は、前記パッシベーション膜をフッ素を含むエッチングガスを用いてドライエッチングする工程であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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JP2015133452A (ja) * 2014-01-15 2015-07-23 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置の製造方法および半導体装置
CN114628268A (zh) * 2022-05-12 2022-06-14 广东气派科技有限公司 一种防超时的芯片产品腐球检验工艺

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