JP2007059790A - 半導体集積回路および半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体集積回路および半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】半導体装置のチップ面積を増大させることなく、エッチングダメージを抑制する。
【解決手段】デバイス領域110にMOSトランジスタ111を含む集積回路を形成するとともに、グリッド領域120に放電用拡散領域121を形成する。放電用拡散領域121は、コンタクトホール134を介して、集積回路の金属配線137に接続される。このため、ドライエッチング法で金属配線137を形成する際に、この金属配線137内の電荷は放電用拡散領域121から半導体基板100に放出され、したがって、MOSトランジスタ111のエッチングダメージが低減される。また、放電用拡散領域121およびコンタクトホール134は、グリッド領域120内に形成されているので、ダイシング工程で切除され、したがって、半導体装置のチップ面積が増大することはない。
【選択図】図1

Description

この発明は、半導体集積回路と、半導体装置の製造方法とに関する。より詳細には、この発明は、ドライエッチング法を用いて配線パターンを形成する際のエッチングダメージを抑制する技術に関する。
半導体装置の製造プロセスでは、半導体基板上に電界効果トランジスタが形成された後、これらの電界効果トランジスタを配線するための配線工程が行われる。
この配線工程では、まず、半導体基板上に絶縁膜が堆積され、この絶縁膜の所定位置にコンタクトホールが形成される。続いて、かかるコンタクトホール内および絶縁膜上に、配線用の金属材料が堆積される。そして、絶縁膜上の金属材料層をパターニングすることにより、配線パターンが完成する。また、二層配線を行う場合には、この絶縁膜上に、さらに、第2絶縁膜の堆積、スルーホールの形成、金属材料の堆積および金属材料層のパターニングが行われる。
金属材料層のパターニングには、一般に、フォトリソグラフィ工程が使用される。フォトリソグラフィ工程では、金属材料層上にレジスト膜を塗布して、形成すべき配線パターンに合わせて露光した後、このレジスト膜の露光領域或いは非露光領域を除去することにより、レジストパターンを形成する。そして、このレジストパターンをマスクとして金属材料層をエッチング加工することにより、所望の配線パターンが得られる。
エッチング加工技術は、ウエットエッチングとドライエッチング(プラズマエッチング等)とに大別される。ドライエッチングは、コスト高であるという点でウエットエッチングよりも劣る反面、高精度の加工が可能であるという点でウエットエッチングよりも優れている。このため、集積度が高い半導体装置を製造する場合には、ドライエッチング技術を用いて配線パターンを形成することが多い。
しかし、ドライエッチング技術を用いて配線パターンを形成する場合、以下のような欠点が生じる。
ドライエッチングによって配線パターンを形成する場合、このドライエッチングによって発生した電荷が、コンタクトホール内や下層の配線パターンを介してゲート電極に達し、ゲート絶縁膜に蓄積される。このような電荷蓄積は、エッチングダメージの原因になる。エッチングダメージは、例えばスレッショルド電圧を変動させるなど、電界効果トランジスタの特性悪化をもたらす。
ドライエッチングによる電荷蓄積を抑制する技術としては、例えば下記特許文献1に記載されたものが知られている。この技術では、浮遊導電層を半導体基板に導通させるためのコンタクトホールを、半導体ウェハの非ショット領域(すなわち、露光工程で集積回路パターンを転写しない領域)に設けることにより、かかる導電層への電荷蓄積を抑制している(例えば特許文献1の図2参照)。
特開2003−282570号公報
上述のようなゲート絶縁膜への電荷蓄積を、特許文献1の技術を利用して防止するためには、配線パターン用の金属材料層と半導体基板とを接続するコンタクトホールを形成すればよい。
しかしながら、特許文献1の技術には、蓄積電荷を放電するためのコンタクトホールを非ショット領域に形成しているため、露光工程を追加する必要が生じ、その分だけ工程数が増加して製造コストが上昇するという欠点がある。
その一方で、このようなコンタクトホールは配線パターン毎に1個または複数個ずつ形成しなければならないので、これらのコンタクトホールをデバイス領域(ショット領域内の、半導体集積回路を形成する領域)に設けようとすると、回路規模の増大が無視できなくなり、チップ面積の縮小を図る上で障害になる。
この発明の課題は、半導体装置のチップ面積を増大させることなく、エッチングダメージを抑制することにある。
(1)第1の発明に係る半導体集積回路は、半導体基板のショット領域毎に形成される半導体集積回路に関する。
ショット領域内のデバイス領域に形成された電界効果トランジスタと、ショット領域内のグリッド領域に形成された放電用高濃度不純物領域と、半導体基板上に形成された中間絶縁膜と、中間絶縁膜上にドライエッチング法を用いて形成された配線パターンと、デバイス領域上の中間絶縁膜に形成された第1コンタクトホールを介して電界効果トランジスタのゲート電極と配線パターンとを接続する第1層間配線と、グリッド領域上の中間絶縁膜に形成された第2コンタクトホールを介して放電用高濃度不純物領域と配線パターンとを接続する第2層間配線とを備える。
(2)第2の発明に係る半導体装置の製造方法は、半導体基板表面のデバイス領域に電界効果トランジスタを形成するとともに半導体基板表面のグリッド領域に放電用高濃度不純物領域を形成する第1工程と、半導体基板上に中間絶縁膜を形成する第2工程と、デバイス領域上の中間絶縁膜に設けられた第1コンタクトホールを介して電界効果トランジスタのゲート電極に接続され且つグリッド領域上の中間絶縁膜に設けられた第2コンタクトホールを介して放電用高濃度不純物領域に接続された配線パターンをドライエッチング法を用いて形成する第3工程と、デバイス領域とグリッド領域との境界を切断する第4工程とを含む。
この発明によれば、グリッド領域(すなわち、ショット領域内の、集積回路形成後に切除される領域)に放電用高濃度不純物領域および第2コンタクトホールを形成することとしたので、最終的に製造される半導体装置のチップ面積を増大させることなく、エッチングダメージを防止することができる。
以下、この発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。なお、図中、各構成成分の大きさ、形状および配置関係は、この発明が理解できる程度に概略的に示してあるにすぎず、また、以下に説明する数値的条件は単なる例示にすぎない。
第1の実施形態
この発明の第1の実施形態について、図1〜図3を用いて説明する。
図1は、この実施形態に係る半導体集積回路の構成を示す概念図であり、(A)は平面図、(B)は(A)のA−A’断面図である。
図1に示したように、半導体基板100の表面は、デバイス領域110と、グリッド領域とに区分される。デバイス領域110およびグリッド領域120の所定領域には、素子分離領域131が形成される。そして、この素子分離領域131が形成されていない領域が、素子形成領域となる。
デバイス領域110には、複数のMOSトランジスタや、他の素子が形成される。但し、図1では、説明を簡単にするために、1個のMOSトランジスタ111のみを示している。このMOSトランジスタ111は、チャネル形成領域112を挟んで形成された不純物拡散領域(ソース領域113およびドレイン領域114)と、チャネル形成領域112上に形成されたゲート絶縁膜115およびゲート配線116とを有している。さらに、このMOSトランジスタ111は、ゲート絶縁膜115およびゲート配線116の上面および側面を覆う、保護酸化膜117を有している。
一方、グリッド領域120の素子形成領域には、放電用拡散領域121が設けられている。
また、半導体基板の全面には、中間絶縁膜132が形成されている。そして、この中間絶縁膜132には、コンタクトホール133,134が形成されている。コンタクトホール133,134には、層間配線135,136が埋設されている。さらに、中間絶縁膜132の表面には、金属配線137が形成されている。ゲート配線116と金属配線137とは、層間配線135を介して接続されている。同様に、放電用拡散領域121と金属配線137とは、層間配線136を介して接続されている。金属配線137は、他のコンタクトホール等(図示せず)を介して、他のMOSトランジスタ(図示せず)のゲート、ソース或いはドレインや他の素子(キャパシタ等)と接続されていてもよい。
なお、周知のように、半導体基板100上に図1のような半導体集積回路を形成した後、グリッド領域120は、ダイシング工程によって除去される(後述)。したがって、完成品としての半導体装置には、放電用拡散領域121やコンタクトホール134は含まれない。
次に、この実施形態に係る半導体装置の製造方法について、図2および図3の工程断面図を用いて説明する。
(1)まず、半導体基板100の表面に、例えばLOCOS(localized oxidation of silicon)法或いはSTI(Shallow Trench Isoration)法等を用いて、素子分離領域131を形成する。これにより、半導体基板100の、デバイス領域110にはMOSトランジスタ111(図1参照)を形成するための領域201が、グリッド領域120には放電用拡散領域121を形成するための領域202が、それぞれ形成されたことになる(図2(A)参照)。
(2)半導体基板100の領域201,202に、例えば酸化法あるいは拡散法等を用いてイオン注入保護膜203を形成し、その後、例えばイオン注入法等を用いて不純物を導入する。これにより、MOSトランジスタ111の閾値電圧を制御するための不純物が導入される(図2(B)参照)。その後、例えばウエットエッチング等により、イオン注入保護膜203が除去される。
(3)例えば熱酸化法等により、素子形成領域201,202に酸化膜204を形成する。これにより、ゲート絶縁膜115が形成される。さらに、半導体基板100の表面に、例えばCVD(Chemical Vapor Deposition) 法等を用いて、例えばポリシリコン等を堆積することにより、ゲート配線用の導電性材料層205を形成する。さらに、この導電性材料層205の表面に、例えばCVD法等を用いて、酸化層206を形成する(図2(C)参照)。
(4)例えばフォトリソグラフィ法およびエッチング法等を用いて、導電性材料層205および酸化層206をパターニングする。これにより、ゲート配線116および保護酸化膜117(図1参照)が得られる(図2(D)参照)。
(5)例えばイオン注入法等を用いて、半導体基板100に不純物を導入する。これにより、ゲート配線116および保護酸化膜117をマスクとして、MOSトランジスタ111のソース領域113およびドレイン領域114が自己整合的に形成される(図1(A)参照)。さらに、この不純物導入により、グリッド領域120内の素子形成領域202に、放電用拡散領域121が形成される(図2(E)参照)。
(6)例えばCVD法等を用いて、半導体基板100の表面に絶縁膜を形成する。その後、この絶縁膜を、例えばCMP(Chemical Mechanical Polising)法等を用いて平坦化することにより、中間絶縁膜132が得られる(図3(A)参照)。
(7)例えばフォトリソグラフィ法およびエッチング法等を用いて、コンタクトホール133,134を開口する(図3(B)参照)。図3(B)に示したように、コンタクトホール133は、保護酸化膜117を貫通して、ゲート配線116を露出させる。また、コンタクトホール134は、酸化膜204を貫通して、放電用拡散領域121を露出させる。
(8)例えばCVD法或いはスパッタリング法等を用いて、コンタクトホール133,134内および中間絶縁膜132上に、アルミニウム等の金属材料を堆積する。これによって、コンタクトホール133,134内には層間配線135,136が形成され、中間絶縁膜132上には金属材料層301が形成される(図3(C)参照)。
(9)次に、フォトリソグラフィ法とドライエッチング法とを用いて、中間絶縁膜132上の金属材料層301をパターニングし、金属配線137を得る。これにより、図1に示したような半導体集積回路が得られる。
ここで、金属材料層301は、ゲート配線116だけでなく、放電用拡散領域121とも接続されている(図3(C)参照)。したがって、金属材料層301をドライエッチング法でパターニングする際に、この金属材料層301に導入される電荷の大部分を、放電用拡散領域121に放出することができる。このため、かかるドライエッチング時にゲート絶縁膜115に達する電荷量は非常に少なくなる。このようにして、この実施形態の製造方法では、金属配線137を形成する際のエッチングダメージを低減することができる。
(10)表面保護膜等を形成した後、ダイシング工程により、半導体基板100から各半導体チップを切り出す。このとき、グリッド領域120は切除され、デバイス領域110のみが残る。
この実施形態では、放電用拡散領域121およびコンタクトホール134をグリッド領域120内に形成したので、ダイシング工程によって得られる半導体チップに、放電用拡散領域121およびコンタクトホール134は残らない。したがって、この実施形態によれば、放電用拡散領域121およびコンタクトホール134を形成したことによってチップ面積が増大することはない。
(11)その後、パッケージング工程等を経て、半導体装置が完成する。
以上説明したように、この実施形態では、コンタクトホール134を介して金属配線137(金属材料層301)と放電用拡散領域121とを接続したので、ドライエッチング法で金属配線137を形成する際のエッチングダメージを低減することができる。
また、この実施形態では、放電用拡散領域121およびコンタクトホール134をグリッド領域120内に形成したので、半導体装置のチップ面積が増大することはない。
加えて、この実施形態では、放電用拡散領域121やコンタクトホール134を、グリッド領域120内(すなわち、ショット領域内)に形成することとしたので、非ショット領域内に放電用の回路を形成する場合(特許文献1参照)のように露光工程数を増加させることがなく、したがって、製造コストを低く抑えることができる。
第2の実施形態
次に、この発明の第2の実施形態について、図4および図5を用いて説明する。
図4は、この実施形態に係る半導体集積回路の構成を示す概念図であり、(A)は平面図、(B)は(A)のA−A’断面図である。図4において、図1と同じ符号を付した構成要素は、それぞれ図1の場合と同じものを示している。
図4に示したように、この実施形態に係る半導体集積回路は、配線パターンを、金属配線401,402と、非金属配線403とを用いて形成する。
非金属配線403は、中間絶縁膜132上に、デバイス領域110とグリッド領域120を跨いで形成される。非金属配線403の形成材料としては、例えばポリシリコンを使用することができる。中間絶縁膜132上には、層間絶縁膜404が形成されている。そして、中間絶縁膜132および層間絶縁膜404を貫いてコンタクトホール405,406が形成されるとともに、層間絶縁膜404はコンタクトホール407,408が形成されている。これらのコンタクトホール405,406,407,408には、層間配線409,410,411,412が埋設されている。ゲート配線116と金属配線401とは層間配線409を介して接続されており、また、放電用拡散領域121と金属配線402とは層間配線410を介して接続されている。さらに、金属配線401,402と非金属配線403とは層間配線411,412を介して接続されている。
なお、金属配線401は、他のコンタクトホール等(図示せず)を介して、他のMOSトランジスタ(図示せず)のゲート、ソース或いはドレインや他の素子(キャパシタ等)と接続されていてもよい。
次に、この実施形態に係る半導体装置の製造方法について、図5の工程断面図を用いて説明する。
(1)上述の第1の実施形態と同様にして、半導体基板100の表面に、素子分離領域131を形成し、閾値電圧制御用の不純物を導入した後、ゲート絶縁膜115、ゲート配線116、保護酸化膜117、ソース領域113、ドレイン領域114、放電用拡散領域121および中間絶縁膜132を順次形成する(第1の実施形態の工程(1)〜(6)、図2(A)〜(E)および図3(A)参照)。
(2)続いて、中間絶縁膜132上に、例えばCVD法等を用いて非金属導電性材料(例えばポリシリコン)を堆積する。そして、例えばフォトリソグラフィ法およびエッチング法等を用いて、この非金属材料層をパターニングすることにより、非金属配線403を得る(図5(A)参照)。
(3)例えばCVD法等を用いて、中間絶縁膜132の表面に絶縁膜を形成する。その後、この絶縁膜を、例えばCMP法等を用いて平坦化することにより、層間絶縁膜404が得られる(図5(B)参照)。
(4)例えばフォトリソグラフィ法およびエッチング法等を用いて、コンタクトホール405〜408を開口する(図5(C)参照)。図5(C)に示したように、コンタクトホール405は、保護酸化膜117を貫通して、ゲート配線116を露出させる。コンタクトホール406は、酸化膜204を貫通して、放電用拡散領域121を露出させる。また、コンタクトホール407,408は、非金属配線403を露出させる。
(5)例えばCVD法或いはスパッタリング法等を用いて、コンタクトホール405〜408内および層間絶縁膜404上に、アルミニウム等の金属材料を堆積する。これによって、コンタクトホール405〜408内には層間配線409〜412が形成され、中間絶縁膜132上には金属材料層501が形成される(図5(D)参照)。
(6)次に、フォトリソグラフィ法とドライエッチング法とを用いて、層間絶縁膜404上の金属材料層501をパターニングし、金属配線401,402を得る。これにより、図4に示したような半導体集積回路が得られる。
上述の第1の実施形態と同様、金属材料層501は、ゲート配線116だけでなく、放電用拡散領域121とも接続されている。したがって、金属材料層501をドライエッチング法でパターニングする際、ゲート絶縁膜115に蓄積される電荷量は非常に少なくなる。したがって、この実施形態の製造方法によれば、金属配線401を形成する際のエッチングダメージを低減することができる。
(7)表面保護膜等を形成した後、ダイシング工程により、半導体基板100から各半導体チップを切り出す。このとき、グリッド領域120は切除され、デバイス領域110のみが残る。
第1の実施形態と同様、この実施形態でも、放電用拡散領域121およびコンタクトホール406,408をグリッド領域120内に形成したので、ダイシング工程によって得られる半導体チップに放電用拡散領域121およびコンタクトホール406,408は残らず、したがって、放電用拡散領域121およびコンタクトホール406,408によってチップ面積が増大することはない。
また、この実施形態では、このダイシング工程により、非金属配線403が切断されて、チップ側面から露出する。すなわち、この実施形態では、ダイシング工程後に金属配線401の切断面が露出することはない。このため、金属配線401が腐食するおそれもない。
(8)その後、パッケージング工程等を経て、半導体装置が完成する。
以上説明したように、この実施形態では、非金属配線403およびコンタクトホール406〜408を介して金属配線401(金属材料層501)と放電用拡散領域121とを接続したので、ドライエッチング法で金属配線401を形成する際のエッチングダメージを低減することができる。
また、この実施形態では、放電用拡散領域121およびコンタクトホール406,408をグリッド領域120内に形成したので、半導体装置のチップ面積が増大することはない。
加えて、放電用拡散領域121やコンタクトホール406,408を、グリッド領域120内(すなわち、ショット領域内)に形成したことにより、非ショット領域内に放電用の回路を形成する場合(特許文献1参照)のように露光工程数を増加させることがなく、したがって、製造コストを低く抑えることができる。
さらに、この実施形態では、デバイス領域110とグリッド領域120との境界部分の配線に非金属配線403を用いたので、ダイシング工程によって露出した配線から金属腐食が生じるおそれがない。
第1の実施形態に係る半導体集積回路の構成を示す概念図である。 第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。 第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。 第2の実施形態に係る半導体集積回路の構成を示す概念図である。 第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。
符号の説明
100 半導体基板
110 デバイス領域
111 MOSトランジスタ
112 チャネル形成領域
113 ソース領域
114 ドレイン領域
115 ゲート絶縁膜
116 ゲート配線
117 保護酸化膜
120 グリッド領域
121 放電用拡散領域
131 素子分離領域
132 中間絶縁膜
133,134 コンタクトホール
135,136 層間配線
137 金属配線
301 金属材料層

Claims (5)

  1. 半導体基板のショット領域毎に形成される半導体集積回路であって、
    前記ショット領域内のデバイス領域に形成された電界効果トランジスタと、
    前記ショット領域内のグリッド領域に形成された放電用高濃度不純物領域と、
    前記半導体基板上に形成された中間絶縁膜と、
    該中間絶縁膜上にドライエッチング法を用いて形成された配線パターンと、
    前記デバイス領域上の前記中間絶縁膜に形成された第1コンタクトホールを介して、前記電界効果トランジスタのゲート電極と前記配線パターンとを接続する第1層間配線と、
    前記グリッド領域上の前記中間絶縁膜に形成された第2コンタクトホールを介して、前記放電用高濃度不純物領域と前記配線パターンとを接続する第2層間配線と、
    を備えることを特徴とする半導体集積回路。
  2. 前記配線パターンの、少なくとも前記デバイス領域と前記グリッド領域との境界上の部分が、非金属導電材料で形成されたことを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路。
  3. 半導体基板表面のデバイス領域に電界効果トランジスタを形成するとともに、該半導体基板表面のグリッド領域に放電用高濃度不純物領域を形成する第1工程と、
    前記半導体基板上に中間絶縁膜を形成する第2工程と、
    前記デバイス領域上の該中間絶縁膜に設けられた第1コンタクトホールを介して前記電界効果トランジスタのゲート電極に接続され且つ前記グリッド領域上の該中間絶縁膜に設けられた第2コンタクトホールを介して前記放電用高濃度不純物領域に接続された配線パターンを、ドライエッチング法を用いて形成する第3工程と、
    前記デバイス領域と前記グリッド領域との境界を切断する第4工程と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 前記第3工程が、
    前記中間絶縁膜をエッチング加工することにより、前記電界効果トランジスタのゲート電極上に前記第1コンタクトホールを形成するとともに前記放電用高濃度不純物領域上に前記第2コンタクトホールを形成するコンタクトホール形成工程と、
    前記第1、第2コンタクトホール内および前記中間絶縁膜上に導電性材料層を堆積する堆積工程と、
    前記中間絶縁膜上の前記導電性材料層をドライエッチング法を用いて加工することにより、前記配線パターンを形成するパターニング工程と、
    を含むことを特徴とする請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記第3工程が、
    前記デバイス領域と前記グリッド領域とを跨ぐ領域間配線パターンを、非金属導電材料で形成する領域間配線工程と、
    前記中間絶縁膜上に層間絶縁膜を形成する層間絶縁膜形成工程と、
    前記中間絶縁膜および前記層間絶縁膜をエッチング加工することにより、前記電界効果トランジスタのゲート電極上に前記第1コンタクトホールを形成し、前記放電用高濃度不純物領域上に前記第2コンタクトホールを形成し、前記デバイス領域の前記領域間配線上に第3コンタクトホールを形成し、且つ、前記グリッド領域の前記領域間配線上に第4コンタクトホールを形成するコンタクトホール形成工程と、
    前記第1〜第4コンタクトホール内および前記層間絶縁膜上に導電性材料層を堆積する堆積工程と、
    前記層間絶縁膜上の前記導電性材料層をドライエッチング法を用いて加工することにより、前記第1、第3コンタクトホール間および前記第2、第4コンタクトホール間に領域内配線パターンを形成するパターニング工程と、
    を含むことを特徴とする請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
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