JP2011054771A - 半導体装置製造用冶具及び半導体装置製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】配線基板内に発生する様々な反りを効果的に抑制し、反りのない製品の製造を可能とする。
【解決手段】配線基板に搭載された複数の半導体チップを一括して封止している樹脂を加熱する際に該樹脂の上に搭載される冶具であって、枠部と、枠部に着脱可能に保持された複数の加重個片とを有し、複数の加重個片には、相対的に熱伝導率が小さな第1の加重個片と、相対的に熱伝導率が大きな第2の加重個片が1つ以上含まれている。
【選択図】図1
【解決手段】配線基板に搭載された複数の半導体チップを一括して封止している樹脂を加熱する際に該樹脂の上に搭載される冶具であって、枠部と、枠部に着脱可能に保持された複数の加重個片とを有し、複数の加重個片には、相対的に熱伝導率が小さな第1の加重個片と、相対的に熱伝導率が大きな第2の加重個片が1つ以上含まれている。
【選択図】図1
Description
本発明は、半導体装置を製造するための冶具及び方法に関する。
一般的なワイヤボンディング方式のBGA(Ball Grid Array)型半導体装置の構造を図8に示す。一般的なBGA型半導体装置90は、配線基板100に搭載された半導体チップ60と、半導体チップ60の電極パッド61と配線基板100の接続パッド101とを電気的に接続するボンディングワイヤ102を有する。従来、上記構造の半導体装置は、半導体チップ60を配線基板100上に接着固定した後にボンディングワイヤ102を配置し、その後、半導体チップ60及びボンディングワイヤ102を封止樹脂53によって封止(モールド)して製造されていた。しかし、現在は、製造効率やコスト面で有利なMAP(Mold Array Process)方式が製造方法の主流となっている。MAP方式の製造方法とは、1枚の大きな配線基板上に多数の製品形成部を格子状に配列し、複数の半導体装置を一括製造する製造方法である。
しかし、半導体装置の小型薄型化が進みパッケージの設計余裕が小さくなったために半導体装置の反りが発生し易くなった。最近は、同一の配線基板から個片化された製品であっても製造時における配線基板上の位置によって反りの発生状況が異なることが新しい問題になっている。
例えば、封止樹脂が熱膨張係数a1のエポキシ系樹脂からなり、配線基板が熱膨張係数a2のガラスエポキシ基板からなり、a1がa2より大きい場合は、樹脂封止後にキュアする際(加熱後冷却して樹脂を硬化させる際)、封止樹脂の上部が下部(配線基板側)に比べてより大きく縮む。
配線基板の面内方向で見ると、配線基板の中央よりも四隅の方が樹脂の縮みがより多く蓄積される。従って、配線基板の中央において製造される製品と比べて、配線基板の四隅で製造される製品に生じるマイナス反りの方が大きくなりやすい。また、樹脂に熱膨張率を減少させるフィラーを添加する場合は、モールド作業時に樹脂が注入されるゲート側とは反対側(エアベント側)においてフィラー含有率が多くなる。このため、エアベント側ではゲート側に比べて樹脂が縮みにくく、エアベント側で製造される製品にはプラス反りが発生しやすい傾向がある。ここで、「マイナス反り」とは、中央部が外周部に比べて凹む現象を意味し、「プラス反り」とは、中央部が外周部に比べて突出する現象を意味する。
さらに、モールド後の配線基板を図9に示すようなベーク用ラック110に複数枚搭載し、不図示のベーク装置で一括ベークする方式では、ラック110への搭載位置やラック110の形状によって、各製品とベーク用ヒータとの距離や製品の周囲の熱流が不均一になる。従って、全製品が均一な温度条件下でベークされず、ベーク作業による反りの発生傾向に差が生じる。
反りの発生傾向や反りの程度は様々な条件により複雑に変化する。よって、製品一律の対策では十分に改善できない。一方、MAP方式配線基板は原価低減のため大型化する傾向にあり、したがって、前述した問題が年々顕著になっている。結果、同一製品でも一定の割合で反りの向きや程度が異なる製品が発生し、チップ破損や特性劣化に伴う歩留り及び信頼性の低下や外部実装性の低下を招いている。
半導体パッケージの反りを改善する方法として、特許文献1には金型により加圧保持する方法、特許文献2には支持材により加熱加圧する方法、先行文献3には加圧しながら樹脂を加熱硬化する方法がそれぞれ開示されている。しかし、配線基板上の製品位置によって反りの発生傾向や程度が異なるという問題を改善する方法は開示も示唆もされていない。
本発明は、配線基板上の複数の半導体チップを一括して封止している樹脂の上に加重個片を配置することによってベーク工程における配線基板の反りを抑制する。さらに、配線基板の反りの発生傾向に応じてベーク工程における樹脂の加熱条件を意図的に異ならせるべく、種類の異なる複数の加重個片を組み合わせて配置する。配線基板の反りの発生傾向は、封止樹脂の材質やベーク時の配置などによって異なる。一般に、ベーク設定温度が高い場合や加熱時間が長い場合には樹脂の収縮量が大きくマイナス反りが発生する傾向がある。そこで、マイナス反りが発生しやすい領域には、ベーク時における該領域の温度がベーク設定温度よりも低温となり、かつ、温度変化も緩やかになるような加重個片を配置する。一方、プラス反りが発生しやすい領域には、ベーク時における該領域の温度がベーク設定温度に素早く到達し、かつ、高温が維持されるような加重個片を配置する。
本発明によれば、1つの配線基板内に発生する様々な反りを効果的に抑制し、反りのない製品を製造することができる。
(実施形態1)
次に、本発明の半導体装置製造用冶具(以下、単に「冶具」と呼ぶ。)の実施形態の一例について説明する。図1は、本実施形態に係る冶具1の平面図であり、図2は、冶具1が搭載される配線基板50の平面図であり、図3は、冶具1の使用状態を示す断面図である。図3に示すように、冶具1は、図2に示されている配線基板50の上に搭載されて使用される。
次に、本発明の半導体装置製造用冶具(以下、単に「冶具」と呼ぶ。)の実施形態の一例について説明する。図1は、本実施形態に係る冶具1の平面図であり、図2は、冶具1が搭載される配線基板50の平面図であり、図3は、冶具1の使用状態を示す断面図である。図3に示すように、冶具1は、図2に示されている配線基板50の上に搭載されて使用される。
図2に示す配線基板50はガラスエポキシ基板である。配線基板50の一面には、該基板50の長手方向に沿って2つのモールド領域51a、51bが設けられている。さらに、各モールド領域51a、51b内には、複数の製品形成部52が略格子状(3×4)に配置されている。各製品形成部52には、それぞれ半導体チップ60(図3)が搭載され、必要なボンディングワイヤ(不図示)が配線されている。また、封止樹脂53(図3)によって、それぞれのモールド領域51a、51b内の複数の製品形成部52が一括して封止(モールド)されている。もっとも、配線基板50はガラスエポキシ基板に限られない。また、本実施形態では、封止樹脂53にエポキシ系樹脂を用いたが、封止樹脂53はエポキシ系樹脂に限られない。
図1に示す冶具1は、図3に示すように、配線基板50の2つのモールド領域51a、51b(図2)の上に、それらモールド領域51a、51bに跨って搭載される。より正確には、冶具1は、各モールド領域51a、51b内の複数の製品形成部52を一括して封止している封止樹脂53の上に重ねて搭載される。以下、冶具1の構造について主に図1を参照しながら詳細に説明する。
冶具1は、枠部2と、枠部2に交換可能に保持されている複数の加重個片4とを有する。枠部1は、配線基板50と略同一の大きさの板状部材であって、2つの開口部3を有する。枠部2に設けられた2つの開口部3は、配線基板50の各モールド領域51a、51b(図2)と略同一形状である。さらに、2つの開口部3は、冶具1が配線基板50の上に重ねられた際に、該配線基板50の2つのモールド領域51a、51bとそれぞれ重複する位置に設けられている。加えて、各開口部3には、それぞれの開口部3の対向する二辺間に掛け渡された一組のストッパ5が設けられている。各開口部3に設けられている一組のストッパ5は互いに平行であり、かつ、開口部3の長辺とも平行である。
加重個片4は、枠部2の開口部3の内側に配置されており、ストッパ5によって保持されている。本実施形態では、配線基板50の各モールド領域51a、51bに設けられている製品形成部52の数に対応した数の加重個片4が用意されている。すなわち、それぞれの開口部3の内側には、12個(3行×4列)の加重個片4が配置されており、冶具全体としては24個の加重個片4が配置されている。本実施形態では、枠部2の2つの開口部3に配置されている加重個片4の種類、寸法、形状、配置などは共通である。そこで、図3の紙面右側の開口部3(図2に示すモールド領域51aに対応する開口部3)に配置されている12個の加重個片4を例にとって加重個片4の種類や配置などについて詳細に説明する。
既述のように、1つの開口部3には12個の加重個片4が配置されている。その内訳について説明する。本実施形態では、1つの開口部3に対して3種類の加重個片4が用意されている。具体的には、相対的に熱伝導率が小さい鉄素材の加重個片4(第1の加重個片4a)と、相対的に熱伝導率が大きい銅素材の加重個片4(第2の加重個片加重個片4b)と、熱伝導率が第1の加重個片4aと第2の加重個片4bの間であるアルミ素材の加重個片4(第3の加重個片4c)が用意されている。本実施形態における第1の加重個片4aの熱伝導率は約84[W/mK]、第2の加重個片4bの熱伝導率は約398[W/mK]、第3の加重個片4cの熱伝導率は約236[W/mK]である。
本発明では、上記のように熱伝導率の異なる数種類の加重個片4が配線基板50に発生する反りの状況に応じて適宜配置される。本実施形態では、配線基板50のモールド作業時にマイナス反りが発生しやすい領域には、マイナス反りを抑制すべく熱伝導率の小さな第1の加重個片4aが配置され、プラス反りが発生しやすい領域には、プラス反りを抑制すべく熱伝導率の大きな第2の加重個片4bが配置され、それら以外の領域には熱伝導率が中程度の第3の加重個片4cが配置されている。各開口部3における加重個片4のより詳細な配置状態を図1の紙面右側の開口部3を例にとって説明する。
モールド作業時に不図示の金型の注入用ゲートに近接する列(下列5a)には、熱伝導率の小さな第1の加重個片4aが4つ並んで配置されている。一方、金型のエアベントに近接する列(上列5c)には、熱伝導率の大きな第1の加重個片4aと、熱伝導率が中程度の第3の加重個片4cが2つずつ配置されている。より具体的には、上列5cの左右両端には第3の加重個片4cが1つずつ配置され、それら2つの第3の加重個片4cの間(上列5cの中央)には第1の加重個片4aが2つ並んで配置されている。さらに、下列5aと上列5cとの間の列(中央列5b)には、熱伝導率が中程度の第3の加重個片4cが4つ並んで配置されている。なお、上列5cの左右両端に熱伝導率が中程度の第3の加重個片4cを配置したのは次の理由による。すなわち、上列5cの左右両端では、ゲートから離れていることに伴うプラス反りと、モールド領域51aの四隅に位置することに伴うマイナス反りとが相殺されるからである。
既述のように、各加重個片4は独立して枠部2から取り外し可能であり、必要に応じて交換される。すなわち、加重個片4の配置や種類は本実施形態に示す例に限らず、反りの発生状況に合わせて任意に配置することができ、加重個片4が配置されていない空白部分があってもよい。さらに、本実施形態では、第1〜第3の加重個片4a〜4cは、同一形状、同一寸法である。しかし、第1〜第3の加重個片4a〜4cの形状や寸法は必ずしも同一でなくともよい。ただし、全ての加重個片4及び枠部2を含む冶具全体の重量が2.0[kg]程度であることが好ましい。
図3に示すように、冶具1の下側である封止樹脂53との接触面には、交換可能な耐熱シート6が配置されている。この耐熱シート6は、加重個片4の設置に伴う接触面の段差発生防止と封止樹脂53による冶具1の汚れ防止を目的として配置されている。
配線基板50への冶具1の搭載を容易かつ確実に行うための搭載用冶具の一例を図4に示す。図示されている搭載用冶具20は、配線基板50が載せられる搭載面21と、搭載面21の四隅から垂直に立ち上げられた保持部22とを有する。さらに、保持部22の内側には略L字形の位置合わせ部23が形成されている。よって、保持部22の位置合わせ部23に配線基板50の四隅を合わせて上方から保持部22の内側に嵌め込むことによって、配線基板50を容易かつ確実に搭載面21上に配置することができる。さらに、図4(a)に示すように、冶具1の四隅を位置合わせ部23に合わせて上方から保持部22の内側に嵌め込むことによって、先に配置されている配線基板50の上に冶具1を容易かつ確実に搭載することができる。さらに、図4(b)に示すように、搭載用冶具20は多段に重ねることが可能である。この際、各搭載用冶具20の保持部22は、上下の搭載用冶具20の間に所定の隙間を確保するスペーサとしても機能する。このように搭載用冶具20を多段に重ねることによって、ベーク作業を一度に多数個実施し生産効率を向上させることができる。
次に、本実施形態に係る冶具1を使用して半導体装置を製造する主な製造工程について、図5(a)〜図5(f)を参照して説明する。なお、ここに記載していない工程は一般的なBGA型半導体装置の製造工程と同一である。
まず、図5(a)に示すように、配線基板50の全ての製品形成部52(図2)に、不図示のチップマウント装置を用いて半導体チップ60を搭載し、接着剤により固定する。次に、不図示のワイヤボンディング装置を用いて全ての半導体チップ60の電極パッドと対応する配線基板50の接続パッドとを導電性ボンディングワイヤを介して接続する。
次に、図5(b)に示すように、例えばトランスファーモールド方式のモールド装置に配線基板50を設置し、上部金型71と下部金型72との間のキャビティ内にゲートから封止樹脂53を加圧注入する。すると、図5(c)に示すように、配線基板50上の複数の製品形成部52が封止樹脂53によって一括封止される。なお、この段階では封止樹脂53は完全に硬化してはいない。
次に、図5(d)に示すように、樹脂封止された配線基板50の上に冶具1を重ねて搭載する。より正確には、封止樹脂53の上に冶具1を重ねて搭載する。このとき、上記モールド工程において上記ゲートに近接していた製品形成部52の列に加重個片4の下列5a(図1)が重なり、エアベントに近接していた製品形成部52の列に加重個片4の上列5c(図1)が重なるように冶具1を配置する。なお、このように配置することによって、製品形成部52の中央の列に加重個片4の中央列5b(図1)が重なることは自明である。
次に、図5(e)に示すように、冶具1が搭載された配線基板50を不図示のベーク機に投入し、例えば180℃で4時間程度ベークして封止樹脂53を硬化させる。ベーク及び冷却作業の終了後、冶具1を取り除くと、図5(f)に示すように、反りが少ない状態で封止樹脂53が硬化した配線基板50が生成されている。
その後、ボールマウントや切断個片化、マーク作業などを実施することによって半導体製品が製造される。
なお、必要に応じて図4(a)(b)に示す搭載用冶具20を用いて、複数の配線基板50を多段に重ねてベーク機に投入してもよい。
(実施形態2)
次に本発明の冶具の実施形態の他例について説明する。本実施形態に係る冶具は、加重個片の構造が異なる他は実施形態1に係る冶具1と同様である。より具体的には、本実施形態に係る冶具は、加重個片に冷却素子または加熱素子を搭載して外部から温度をコントロール可能とした点において実施形態1に係る冶具1と異なる。
次に本発明の冶具の実施形態の他例について説明する。本実施形態に係る冶具は、加重個片の構造が異なる他は実施形態1に係る冶具1と同様である。より具体的には、本実施形態に係る冶具は、加重個片に冷却素子または加熱素子を搭載して外部から温度をコントロール可能とした点において実施形態1に係る冶具1と異なる。
図6は、本実施形態にかかる冶具に用いられる加重個片の構造を示す断面図である。図示されているように、加重個片40は箱状(断面略コ字形)に形成され、該加重個片40内に冷却素子(例えばペルチェ素子)41または加熱素子42が配置されている。さらに、冷却素子41または加熱素子42に温度コントローラ用配線43を介して外部温度コントローラ44(図7)が接続されている。加重個片40は、熱伝導率が良い例えば銅素材によって形成することが望ましい。また、冷却素子41や加熱素子42は、加重個片40の内底面に密着させることが望ましい。さらに、使用する冷却素子41や加熱素子42は、配線基板のベーク温度(例えば180℃)に耐え得る耐熱性を持つことが望ましい。
本実施形態では、図7に示すように、配線基板のモールド工程においてゲートに近接する下列5aに冷却素子41が搭載された加重個片40(第1の加重個片40a)を配置し、エアベントに近接する上列5cに、加熱素子42が搭載された加重個片40(第2の加重個片40b)を配置した。一方、中央列5bには、図1に示す第3の加重個片4cを配置した。もっとも、図1に示す第3の加重個片4cに代えて、図6に示す加重個片40と同一形状の加重個片であって、冷却素子や加熱素子が搭載されていない加重個片を配置してもよい。また、冷却素子41が搭載された第1の加重個片40aと加熱素子42が搭載された第2の加重個片40bのいずれか一方のみを配置してもよい。
本実施形態によれば、加重個片を多数種類準備し個別に設置する必要が無くなるため、冶具準備費用が低減し、製品毎に加重個片を設置し直す手間が省ける。また、各加重個片40の温度を外部から電気的にコントロール可能であるため、細かい温度制御が可能であり、反り発生を最小に抑制することが可能になる。なお、ベーク機による加熱は従来通り実施し、素子の冷却・加熱の動作負担を低減させることが望ましい。
本実施形態においても、加重個片の配置は任意に設定可能である。また、加重個片が配置されていない空白部分があってもよい。
1 冶具
2 枠部
3 開口部
4、40 加重個片
4a、40a 第1の加重個片
4b、40b 第2の加重個片
4c 第3の加重個片
5 ストッパ
41 冷却素子
42 加熱素子
50 配線基板
53 封止樹脂
60 半導体チップ
71 上部金型
72 下部金型
2 枠部
3 開口部
4、40 加重個片
4a、40a 第1の加重個片
4b、40b 第2の加重個片
4c 第3の加重個片
5 ストッパ
41 冷却素子
42 加熱素子
50 配線基板
53 封止樹脂
60 半導体チップ
71 上部金型
72 下部金型
Claims (18)
- 配線基板に搭載された複数の半導体チップを一括して封止している樹脂を加熱して硬化させる際に前記配線基板の上に重ねて配置される半導体装置製造用冶具であって、
枠部と、
前記枠部に着脱可能に保持され、前記樹脂の上に重ねて乗せられる複数の加重個片とを有し、
前記複数の加重個片には、相対的に熱伝導率が小さな第1の加重個片と、相対的に熱伝導率が大きな第2の加重個片が1つ以上含まれている半導体装置製造用冶具。 - 前記枠部の対向する二辺の一方である第1の辺に近接して前記第1の加重個片が配置され、前記枠部の対向する二辺の他方である第2の辺に近接して前記第2の加重個片が配置されている請求項1に記載の半導体装置製造用冶具。
- 前記第1の辺に沿って複数の前記第1の加重個片が一列に並んで配置され、前記第2の辺に沿って複数の前記第2の加重個片が一列に並んで配置されている請求項2に記載の半導体装置製造用冶具。
- 前記複数の加重個片には、前記第1の加重個片よりも熱伝導率が大きく、かつ、前記第2の加重個片よりも熱伝導率が小さい第3の加重個片が1つ以上含まれている請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の半導体装置製造用冶具。
- 複数の前記第3の加重個片が、前記第1の加重個片の列と前記第2の加重個片の列との間に一列に並んで配置されている請求項4に記載の半導体装置製造用冶具。
- 前記第3の加重個片が前記第2の加重個片の列の両端にそれぞれ配置されている請求項4又は請求項5に記載の半導体製造装置用冶具。
- 配線基板に搭載された複数の半導体チップを一括して封止している樹脂を加熱して硬化させる際に前記配線基板の上に重ねて配置される半導体装置製造用冶具であって、
枠部と、
前記枠部に着脱可能に保持され、前記樹脂の上に重ねて乗せられる複数の加重個片とを有し、
前記複数の加重個片には、冷却素子が設けられた第1の加重個片と加熱素子が設けられた第2の加重個片の双方または一方が含まれている半導体装置製造用冶具。 - 前記冷却素子及び前記加熱素子は、配線を介して接続されたコントローラによって温度が制御される請求項7に記載の半導体装置製造用冶具。
- 前記枠部の対向する二辺のそれぞれに近接して前記第1の加重個片及び前記第2の加重個片が一列に並んで配置されている請求項7又は請求項8に記載の半導体装置製造用冶具。
- 前記枠部の対向する二辺の一方である第1の辺に沿って複数の前記第1の加重個片が一列に並んで配置され、
前記枠部の対向する二辺の他方である第2の辺に沿って複数の前記第2の加重個片が一列に並んで配置されている半導体装置製造用冶具。 - 前記複数の加重個片には、冷却素子及び加熱素子のいずれも設けられていない第3の加重個片が1つ以上含まれている請求項7乃至請求項10のいずれかに記載の半導体装置製造用冶具。
- 複数の前記第3の加重個片が、前記第1の加重個片及び前記第2の加重個片の列の間に一列に並んで配置されている請求項11に記載の半導体装置製造用冶具。
- 複数の製品形成部のそれぞれに半導体チップが搭載された配線基板をゲート及びエアベントを備えた金型内に配置し、前記金型の前記ゲートから該金型内に樹脂を注入して複数の前記半導体チップを一括して封止するモールド工程と、
前記モールド工程を経た前記配線基板の上に、枠部に複数の加重個片が着脱可能に保持された冶具であって、前記複数の加重個片には、相対的に熱伝導率が小さな第1の加重個片と、相対的に熱伝導率が大きな第2の加重個片が1つ以上含まれている冶具を搭載する冶具搭載工程と、
前記樹脂を加熱して該樹脂を硬化させるベーク工程とを含み、
前記冶具搭載工程では、前記樹脂のうち、前記モールド工程において前記金型の前記ゲートに近接していた第1の領域に前記第1の加重個片が重ねて置かれ、前記エアベントに近接していた第2の領域に前記第2の加重個片が重ねて置かれるように前記冶具を搭載する半導体装置製造方法。 - 前記冶具は、前記第1の加重個片よりも熱伝導率が大きく、かつ、前記第2の加重個片よりも熱伝導率が小さい第3の加重個片を1つ以上含み、
前記冶具搭載工程では、前記樹脂のうち、前記モールド工程において前記金型の前記ゲートに近接していた第1の領域に前記第1の加重個片が重ねて置かれ、前記エアベントに近接していた第2の領域に前記第2の加重個片が重ねて置かれ、前記第1の領域及び前記第2の領域以外の第3の領域に前記第3の加重個片が重ねて置かれるように前記冶具を搭載する請求項13に記載の半導体装置製造方法。 - 前記第3の領域は、前記第1の領域と前記第2の領域の間および前記第2の領域の両隣に広がる領域である請求項14に記載の半導体装置製造方法。
- 複数の製品形成部のそれぞれに半導体チップが搭載された配線基板をゲート及びエアベントを備えた金型内に配置し、前記金型の前記ゲートから該金型内に樹脂を注入して複数の前記半導体チップを一括して封止するモールド工程と、
前記モールド工程を経た前記配線基板の上に、枠部に複数の加重個片が着脱可能に保持された冶具であって、
前記複数の加重個片には、冷却素子が設けられた第1の加重個片と加熱素子が設けられた第2の加重個片の双方または一方が含まれている冶具を搭載する冶具搭載工程と、
前記樹脂を加熱して該樹脂を硬化させるベーク工程とを含み、
前記冶具搭載工程では、前記樹脂のうち、前記モールド工程において前記金型の前記ゲートに近接していた第1の領域および前記エアベントに近接していた第2の領域に、前記第1の加重個片および前記第2の加重個片が重ねて置かれるように前記冶具を搭載する半導体装置製造方法。 - 前記冶具は、冷却素子及び加熱素子のいずれも設けられていない第3の加重個片を1つ以上含み、
前記冶具搭載工程では、前記樹脂のうち、前記モールド工程において前記金型の前記ゲートに近接していた第1の領域および前記エアベントに近接していた第2の領域に前記第1の加重個片および前記第2の加重個片が重ねて置かれ、前記第1の領域と前記第2の領域の間の第3の領域に前記第3の加重個片が重ねて置かれるように前記冶具を搭載する請求項16に記載の半導体装置製造方法。 - 前記ベーク工程において、前記冷却素子及び前記加熱素子の温度を外部からコントロールする請求項16又は請求項17に記載の半導体装置製造方法。
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009202531A Pending JP2011054771A (ja) | 2009-09-02 | 2009-09-02 | 半導体装置製造用冶具及び半導体装置製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011054771A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019121722A (ja) * | 2018-01-10 | 2019-07-22 | 株式会社ディスコ | パッケージ基板の製造方法 |
-
2009
- 2009-09-02 JP JP2009202531A patent/JP2011054771A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019121722A (ja) * | 2018-01-10 | 2019-07-22 | 株式会社ディスコ | パッケージ基板の製造方法 |
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