JP2011053519A - 撮像素子及び撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】同一の配列長を有する焦点検出画素配列を画面上において2方向に均等かつ稠密に配置することで、画面上の位置によらず2方向において同等の焦点検出性能(最大位相差検出能力)を得る。
【解決手段】焦点検出用光束を受光し、瞳分割型位相差検出方式により光学系の焦点調節状態を検出するための焦点検出信号を出力する複数の焦点検出画素は、複数の焦点検出画素列を構成し、複数の焦点検出画素列は、撮像面の略全面に渡って平織りパターン状に配列される。一実施の形態における平織りパターンとは、長さの等しい水平方向の焦点検出画素配列と垂直方向の焦点検出画素配列とを互いに高密度に配置する態様をいう。
【選択図】図4

Description

本発明は、撮像素子及び撮像装置に関する。
瞳分割型位相差検出方式を用いた焦点検出用画素を撮像素子中央の水平方向に配置し、その周辺に撮像用画素を配置した撮像素子が知られている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2008/032820号公報
上述した従来の撮像素子では、焦点検出用画素を、たとえば水平方向及び垂直方向といった複数の焦点検出方向に対応した配列を構成するように配置しているが、そのうちの一方向のみにしか長い配列として配置することができない。したがって、水平方向および垂直方向の焦点検出画素配列を長く配置して最大位相差検出能力を可能な限り向上させるとともに同一にしたいという要求条件と、水平方向および垂直方向の焦点検出画素配列を画面上に均等かつ稠密に配置したいという要求条件とを同時に満足することができなかった。
請求項1に記載の発明において撮像素子は、光学系 により射出され、光学像を形成する撮像用光束を受光して画像信号を出力する複数の撮像画素と、光学系を通る一対の焦点検出用光束を受光し、瞳分割型位相差検出方式により光学系の焦点調節状態を検出するための焦点検出信号を出力する複数の焦点検出画素と、複数の撮像画素と複数の焦点検出画素とによって形成される撮像面とを備え、複数の焦点検出画素は、複数の焦点検出画素列を構成し、複数の焦点検出画素列は、撮像面の略全面に渡って平織りパターンに従って配列され、複数の撮像画素は、複数の焦点検出画素が配置される画素位置を除き撮像面の略全面に渡って配置されることを特徴とする。
請求項15に記載の発明において撮像装置は、光学系と、請求項1〜14のいずれか1項に記載の撮像素子と、撮像素子から得られる画像信号に基づき画像データを生成する生成手段と、光学系の焦点調節状態を、撮像素子から得られる焦点検出信号に基づいて検出する焦点検出手段とを備えることを特徴とする。
請求項16に記載の発明において撮像装置は、光学系と、請求項10に記載の撮像素子と、複数の焦点検出画素が配置される画素位置における補間信号を、画素位置の近傍の複数の撮像画素の出力する画像信号に基づいて補間する補間手段と、撮像素子から得られる画像信号と、補間手段によって補間される画素位置における補間信号とに基づき画像データを生成する生成手段と、光学系の焦点調節状態を、撮像素子から得られる焦点検出信号に基づいて検出する焦点検出手段とを備え、画素位置の近傍の複数の撮像画素の出力する画像信号には、第1の焦点検出画素列と第2の焦点検出画素列とに挟まれて配置された複数の撮像画素の出力する画像信号が含まれることを特徴とする。
本発明によれば、同一の配列長を有する焦点検出画素配列を画面上において2方向に均等かつ稠密に配置することができるので、画面上の位置によらず2方向において同等の焦点検出性能(最大位相差検出能力)を得ることができる。
本発明の実施の形態のデジタルスチルカメラの構成を示す横断面図である。 瞳分割型位相差検出方式の原理について説明する図である。 交換レンズの光軸上の被写体上の点からの光線が交換レンズの射出瞳を通過して撮像面に到来する様子を示す光路図である。 撮像素子の撮像面における焦点検出画素配列の配置の一例を示した図である。 平織りパターンの高密度性について説明した図である。 撮像素子の撮像面における焦点検出画素配列の拡大図である。 撮像素子の詳細な構成を示す正面図である。 撮像画素と焦点検出画素のマイクロレンズの形状を示す図である。 撮像画素の正面図である。 緑画素、赤画素および青画素の分光特性を示す図。 焦点検出画素の正面図である。 焦点検出画素の分光特性を示す図。 撮像画素の断面図である。 焦点検出画素の断面図である。 焦点検出画素が受光する撮影光束の様子を説明するための図である。 撮像画素が受光する撮影光束の様子を説明するための図である。 デジタルスチルカメラの撮像動作を示すフローチャートである。 一対のデータのずらし量kに対する相関量C(k)の関係を示す図である。 撮像素子において、水平方向および垂直方向の焦点検出画素配列が近接する領域を拡大した図である。 撮像素子の詳細な構成を示す正面図である。 焦点検出画素の正面図である。 焦点検出画素の断面図である。 撮像素子の撮像面における焦点検出画素配列の拡大図である。 撮像素子の撮像面における焦点検出画素配列の拡大図である。 撮像素子の撮像面における焦点検出画素配列の拡大図である。 撮像素子の撮像面における焦点検出画素配列の配置の一例を示した図である。 撮像素子の詳細な構成を示す正面図である。
−−−第1の実施の形態−−−
第1の実施の形態の撮像素子を有する撮像装置として、レンズ交換式のデジタルスチルカメラを例に挙げて説明する。図1は、第1の実施の形態のデジタルスチルカメラ201の構成を示す横断面図である。第1の実施の形態のデジタルスチルカメラ201は交換レンズ202とカメラボディ203から構成され、交換レンズ202がマウント部204を介してカメラボディ203に装着される。カメラボディ203にはマウント部204を介して種々の撮影光学系を有する交換レンズ202が装着可能である。
交換レンズ202は、レンズ209、ズーミング用レンズ208、フォーカシング用レンズ210、絞り211、レンズ駆動制御装置206などを備えている。レンズ駆動制御装置206は不図示のマイクロコンピューター、メモリ、駆動制御回路などから構成され、フォーカシング用レンズ210の焦点調節と絞り211の開口径調節のための駆動制御や、ズーミング用レンズ208、フォーカシング用レンズ210および絞り211の状態検出などを行う他、後述するボディ駆動制御装置214との通信により後述するレンズ情報の送信とカメラ情報(デフォーカス量や絞り値など)の受信を行う。絞り211は、光量およびボケ量調整のために光軸中心に開口径が可変な開口を形成する。
カメラボディ203は撮像素子212、ボディ駆動制御装置214、液晶表示素子駆動回路215、液晶表示素子216、接眼レンズ217、メモリカード219などを備えている。撮像素子212には、撮像画素が二次元状に配置されるとともに、焦点検出位置(焦点検出エリア)に対応した部分に焦点検出画素が組み込まれている。この撮像素子212については詳細を後述する。
ボディ駆動制御装置214はマイクロコンピューター、メモリ、駆動制御回路などから構成され、撮像素子212の駆動制御と画像信号および焦点検出信号の読み出しと、焦点検出信号に基づく焦点検出演算と交換レンズ202の焦点調節を繰り返し行うとともに、画像信号の処理と記録、デジタルスチルカメラ201の動作制御などを行う。また、ボディ駆動制御装置214は電気接点213を介してレンズ駆動制御装置206と通信を行い、レンズ情報の受信とカメラ情報の送信を行う。
液晶表示素子216は電気的なビューファインダー(EVF:Electronic View Finder)として機能する。液晶表示素子駆動回路215は撮像素子212によるスルー画像を液晶表示素子216に表示し、撮影者は接眼レンズ217を介してスルー画像を観察することができる。メモリカード219は、撮像素子212により撮像された画像を記憶する画像ストレージである。
交換レンズ202を通過した光束により、撮像素子212の受光面上に被写体像が形成される。この被写体像は撮像素子212により光電変換され、画像信号と焦点検出信号がボディ駆動制御装置214へ送られる。
ボディ駆動制御装置214は、撮像素子212の焦点検出画素からの焦点検出信号に基づいてデフォーカス量を算出し、このデフォーカス量をレンズ駆動制御装置206へ送る。また、ボディ駆動制御装置214は、撮像素子212からの画像信号を処理して画像データを生成し、メモリカード219に格納するとともに、撮像素子212からのスルー画像信号を液晶表示素子駆動回路215へ送り、スルー画像を液晶表示素子216に表示させる。さらに、ボディ駆動制御装置214は、レンズ駆動制御装置206へ絞り制御情報を送って絞り211の開口制御を行う。
レンズ駆動制御装置206は、フォーカシング状態、ズーミング状態、絞り設定状態、絞り開放F値などに応じてレンズ情報を更新する。具体的には、ズーミング用レンズ208とフォーカシング用レンズ210の位置と絞り211の絞り値を検出し、これらのレンズ位置と絞り値に応じてレンズ情報を演算したり、あるいは予め用意されたルックアップテーブルからレンズ位置と絞り値に応じたレンズ情報を選択する。
レンズ駆動制御装置206は、受信したデフォーカス量に基づいてレンズ駆動量を算出し、レンズ駆動量に応じてフォーカシング用レンズ210を合焦位置へ駆動する。また、レンズ駆動制御装置206は受信した絞り値に応じて絞り211を駆動する。
図2は、瞳分割型位相差検出方式の原理について説明した図である。撮像面110上に焦点検出画素111が複数配列される。焦点検出画素111はマイクロレンズ112と一対の光電変換部113,114を有している。一対の光電変換部113,114はマイクロレンズ112により撮像面110から前方の距離dにある測距瞳面120に投影され、一対の測距瞳123,124が形成される。換言すると、撮像面110から前方の距離dにある測距瞳面120上を通過する光束のうち測距瞳123の光束が、焦点検出画素111の光電変換部113により受光され、測距瞳面120上を通過する光束のうち測距瞳124の光束が、焦点検出画素111の光電変換部114により受光される。焦点検出画素111の配列の光電変換部113の系列の像信号と、光電変換部114の系列の像信号との相対的なズレ量(位相差、像ズレ量)は、撮像面上に像を形成する光学系の焦点調節状態に応じて変化するので、このズレ量を焦点検出画素が生成する一対の像信号を演算処理することによって求めれば、光学系の焦点調節状態を検出することができる。
上記一対の測距瞳123,124は一対の光電変換部113,114を単純に投影した分布とはならず、マイクロレンズ111の開口径(画素サイズと略一致)に応じた光の回折効果により、ボケを生じて裾野を引いた分布となる。図3において一対の測距瞳123,124の並び方向と垂直な方向のスリットを用いて一対の測距瞳123,124を並び方向に走査すると、一対の測距瞳分布133,134が得られる。上記回折効果により一対の測距瞳分布133,134は隣接した部分で互いに重畳部135を有する。
上述したように瞳分割型位相差検出方式においては、一対の測距瞳を通過する光束が形成する一対の像の撮像面上での像ズレ量を検出し、該像ズレ量に所定の変換係数を乗じて光軸方向のデフォーカス量(焦点調節状態)に変換するわけであるが、デフォーカス量が大きくなるとそれに応じて像ズレ量も大きくなる。図3を用いて説明する。
図3は、交換レンズの光軸91上の被写体上の点からの光線83,84が交換レンズの射出瞳90を通過して撮像面110に到来する様子を示す光路図である。図3(a)、図3(b)においては、像面が予定焦点面(撮像面110)の前側、後側に各々大きくデフォーカスしている。光線83,84は、光軸91上の被写体上の点から出て一対の測距瞳の中心を通り光軸91上の点P01,P02に集光する。点Pa1,点Pa2は光線83と撮像面110との交点、点Pb1、点Pb2は光線84と撮像面110との交点である。
図3(a)において光軸91上の点P01と撮像面110との距離がデフォーカス量def1であり、撮像面110上の点Pa1と点Pb1との距離が像ズレ量shft1となる。一方図3(c)において光軸上の点P02と撮像面110との距離がデフォーカス量def2であり、撮像面110上の点Pa2と点Pb2との距離が像ズレ量shft2となる。図3(a)、図3(b)からわかるように、デフォーカス量が大きくなり実際の像面が撮像面110から離れるにつれ、像ズレ量も増大する。従って大きなデフォーカス量を検出するためには、大きな像ズレ量を検出する必要があり、大きな像ズレ量を検出するためには焦点検出画素配列の長さを出来る限り長くしておく必要がある。
しかしながら複数の方向(水平方向、垂直方向)に焦点検出画素配列を配置する場合には、配列が交差する位置においてはどちらかの配列を切断しなければならず、焦点検出画素配列の長さを無制限に長くすることはできないという制約がある。画面上の任意の位置で複数の方向(水平方向、垂直方向)において焦点検出を行うために、複数方向の焦点検出画素配列を撮像面上においてなるべく高密度に多数配置したいという要請もあり、この要請に基づいても焦点検出画素配列の長さは制約を受ける。複数方向の焦点検出能力(大デフォーカス検出能力)も大きな相違があると、撮影者がデジタルスチルカメラ201を構える向きによって焦点検出性能が相違することとなり、使い勝手が悪いので、なるべく複数方向の焦点検出画素配列の長さを揃えたいという要請もあり、この要請に基づいても焦点検出画素配列の長さは制約を受ける。
以上のような条件を満足する焦点検出画素配列の配置態様が、本実施の形態における平織りパターンである。本実施の形態における平織りパターンによると、水平方向と垂直方向の焦点検出画素配列の長さは略同一に出来るとともに、水平方向と垂直方向の焦点検出画素配列を高密度に多数配置することができる。
図4は、撮像素子212の撮像面における焦点検出画素配列の配置の一例を示した図である。図4に示す焦点検出画素配列の配置は、交換レンズ202の撮影画面上における焦点検出位置(焦点検出エリア)に対応している。図4において、焦点検出画素配列は、水平方向の棒状領域351および垂直方向の棒状領域352として、無数に示されている。すなわち、矩形の撮像面110の略全面において長さLの焦点検出画素配列が水平方向および垂直方向に平織りパターンに配置されている。焦点検出画素配列の長さおよび幅とは、焦点検出画素配列の長辺の長さおよび短辺の長さをいう。短辺の長さは、焦点検出画素の一辺の長さに略等しい。水平方向および垂直方向とは、撮像面110の外形の矩形のうちの1辺の方向およびこれと垂直な他の1辺の方向をいう。本実施の形態における平織りパターンとは、水平方向に延在した焦点検出画素配列と、その上または下のいずれかの垂直方向に延在した焦点検出画素配列とから構成される繰り返し単位を互いに接すること無く高密度に繰り返し配置する態様をいう。
図5は、平織りパターンの高密度性について説明した図である。図5では、説明の便宜上、長さがLである9列の焦点検出画素配列が、幅を無視した線分として表され、水平方向および垂直方向に互いに完全には交差せず、かつ接するように配置されている。図5において、丸印は各焦点検出画素配列の中点を表す。ここで、焦点検出画素配列が「接する」とは、1つの焦点検出画素配列に他の焦点検出画素配列の焦点検出画素が撮像画素を挟むこと無く隣に配置されることをいう。また、焦点検出画素配列が「交差する」とは、1つの焦点検出画素配列の中の1つの焦点検出画素の両側に他の焦点検出画素配列の焦点検出画素が撮像画素を挟むこと無く隣に配置されることをいう。
図5(a)においては、水平方向および垂直方向の焦点検出画素配列は互いに端点で接している。図5(b)は、接点を水平方向および垂直方向の焦点検出画素配列のうちの一方の端点からrL移動した位置とした状態を示した図である。図5(c)は、接点を水平方向および垂直方向の焦点検出画素配列のうちの一方の端点からL/2移動した位置とした状態を示した図である。なお、丸印を付した9つの焦点検出画素配列によって囲まれて形成される複数の塗りつぶし領域の面積が小さいほど、各々のパターンにおける焦点検出画素配列の密度は大きくなる。
上述した塗りつぶし領域の面積Sは、図5(a)においては、S=2L、図5(c)においては、S=4・(L/2)=Lで表される。また、図5(b)においては、0≦r≦1に対して式(1)で表され、r=0,1の場合にSは最大値2Lとなり、図5(a)に示した例と一致し、r=1/2の場合にSは最小値Lとなり、図5(c)に示した例と一致する。すなわち、図5(c)が、平織りパターンにおいて、長さLを一定としたときに、長さの等しい水平方向の焦点検出画素配列と垂直方向の焦点検出画素配列とが互いに最も高密度に配置された場合を示していることとなる。なお、本実施の形態においては、r=0,1の場合、すなわち図5(a)に示した態様は平織りパターンに含まないこととし、図5(b)および(c)に例示されるような、0<r<1の場合の態様が平織りパターンに含まれることとする。
S=2・[(rL)+{(1−r)・L}]=4L{r−(1/2)}+L (1)
図4が示す焦点検出画素配列の配置の一例は、焦点検出画素配列の長さを定数Lとした場合の平織りパターンのうち、図5(c)に示す均等かつ最も高密度な一態様に従ったものである。撮像面の大きさを水平36mm垂直24mmとした場合には焦点検出画素配列の長さを2mm〜8mm程度とするのが好ましい。
図6は、図4における部分Aを表した拡大図である。図6において、各焦点検出画素配列は、後述の画素補間処理のため、完全には接しないよう、撮像画素を挟んでやや離間している。図6において、図5(c)にて着目した丸印を付した9つの焦点検出画素配列によって囲まれて形成される複数の塗りつぶし領域の各々を、S〜Sで表した場合、それらの面積の和は、上述した式(1)にr=1/2を代入して導かれるように、S=Lとなる。また、水平方向の棒状領域351のうち、図6の一番左上に位置するものを焦点検出画素配列a1とし、焦点検出画素配列a1の側部から上下に延在する垂直方向の棒状領域352のうち、下方に延在するものを焦点検出画素配列b1とする。焦点検出画素配列a1及びb1により構成されるT字型の配列を第1配列とする。焦点検出画素配列b1の右側に近接した水平方向の棒状領域351を焦点検出画素配列a2とし、焦点検出画素配列a2の側部から上下に延在する垂直方向の棒状領域352のうち、上方に延在するものを焦点検出画素配列b2とする。焦点検出画素配列a2及びb2により構成されるT字型を倒立した形状の配列を第2配列とする。第1配列と第2配列とは、領域Sの中心を対称点とする互いに点対称な位置関係にある。このような位置関係を保って第1配列と第2配列とが繰り返して撮像素子212に配置されることにより、本実施の形態における平織りパターンが形成される。
図7は、撮像素子212の詳細な構成を示す正面図であり、図4における部分Bの近傍を拡大して画素配列の詳細を示す。撮像素子212には撮像画素310が二次元正方格子状に稠密に配列される。撮像画素310は赤画素(R)、緑画素(G)、青画素(B)からなり、ベイヤー配列の配置規則によって配置されている。焦点検出用には撮像画素と同一の画素サイズを有する垂直方向焦点検出用の焦点検出画素313a、314aおよび水平方向焦点検出用の焦点検出画素313b、314bが交互に、本来緑画素と青画素が連続的に配置されるべき垂直方向および水平方向の直線上に連続して配列される。垂直方向の焦点検出画素配列と水平方向の焦点検出画素配列が交差する近傍では一方の焦点検出画素配列(この図では水平方向の焦点検出画素配列)が切断され、間に撮像画素が配置されている。このように切断部において焦点検出画素配列の間に撮像画素を配置することにより、後述の画素補間処理の交差部における性能が向上する。
焦点検出画素313a、313b、314a、314bは、撮像画素310のBとGが配置されるべき列に配置されている。焦点検出画素313a、313b、314a、314bが、撮像画素310のBとGが配置されるべき列に配置されているのは、焦点検出画素の位置における撮像用の画像信号を求めるための補間処理において補間誤差が生じた場合に、人間の視覚特性上、赤画素の補間誤差に比較して青画素の補間誤差が目立たないためである。なお焦点検出画素313b、314bはそれぞれ焦点検出画素313a、314aを90度回転した構成になっている。
撮像画素310は、マイクロレンズ10によって最も明るい交換レンズの射出瞳径(例えばF1.0)を通過する光束をすべて受光するような形状に設計される。また、焦点検出画素313a、313b、314a、314bは、マイクロレンズ10によって交換レンズの射出瞳の一対の所定の領域を通過する光束をそれぞれ受光するような形状に設計される。
図8は、撮像画素と焦点検出画素のマイクロレンズの形状を示す図であって、元々画素サイズより大きな円形のマイクロレンズ9から画素サイズに対応した正方形の形状で切り出した形状をしており、マイクロレンズ10の光軸を通る対角線の方向の断面とマイクロレンズ10の光軸を通る水平線の方向の断面とはそれぞれ図8に示す形状になっている。
撮像画素310は、図9に示すように矩形のマイクロレンズ10、後述の遮光マスクで受光領域を制限された光電変換部11、および色フィルター(不図示)を有している。色フィルターは赤(R)、緑(G)、青(B)の3種類からなり、それぞれの分光感度は図10に示す特性になっている。撮像素子212には、各色フィルターを備えた撮像画素310がベイヤー配列されている。
焦点検出画素313は、図11(a)に示すように矩形のマイクロレンズ10と後述の遮光マスクで受光領域を制限された光電変換部13、および不図示のNDフィルター(ニュートラルデンシティフィルター)を有し、遮光マスクで受光領域を制限された光電変換部13の形状は矩形である。また、焦点検出画素314は、図11(b)に示すように矩形のマイクロレンズ10と後述の遮光マスクで受光領域を制限された光電変換部14、およびNDフィルターを有し、遮光マスクで受光領域を制限された光電変換部14の形状は矩形である。焦点検出画素313と焦点検出画素314とをマイクロレンズ10を重ね合わせて表示すると、遮光マスクで受光領域を制限された光電変換部13と14が垂直方向に並んでいる。なお、対を成す焦点検出画素(313,314)は、一対の焦点検出画素(313a,314a)および(313b,314b)を総称している。
焦点検出画素313、314には全ての色に対して焦点検出を行うために色フィルターが設けられておらずその代わりに入射光量を減ずる上述のNDフィルターが設けられており、その分光特性は図12に示す特性となる。つまり、図10に示す緑画素、赤画素および青画素の分光特性を加算したような分光特性となり、その焦点検出画素313a、314aが高い分光感度を示す光波長領域は、緑画素、赤画素および青画素が高い分光感度を示す光波長領域を包括している。
NDフィルターの濃度は、白色光に撮像素子を露光した場合に、例えば焦点検出画素の出力レベルが緑画素の出力レベルに対し3/4以下となるように定められる。これは画面上の像高が高い領域(光軸91から離間した位置にある焦点検出エリア)において焦点検出光束のケラレが発生し、一対の焦点検出画素(313,314)の出力バランスが崩れ、一方の焦点検出画素の出力レベルが上昇した場合においても撮像画素310のうちの緑画素の出力レベルを上回らないようにする。
図13は撮像画素310の断面図である。撮像画素310では撮像用の光電変換部11の上に近接して遮光マスク30が形成され、光電変換部11は、遮光マスク30の開口部30aを通過した光を受光する。遮光マスク30の上には平坦化層31が形成され、その上に色フィルター38が形成される。色フィルター38の上には平坦化層32が形成され、その上にマイクロレンズ10が形成される。マイクロレンズ10により開口部30aの形状が前方に投影される。光電変換部11は半導体回路基板29上に形成される。
図14は焦点検出画素313、314の断面図である。焦点検出画素313、314では焦点検出用の光電変換部13,14の上に近接して遮光マスク30が形成され、光電変換部13,14は、遮光マスク30の開口部30b、30cを通過した光を受光する。遮光マスク30の上には平坦化層31が形成され、その上にNDフィルター34が形成される。NDフィルター34の上には平坦化層32が形成され、その上にマイクロレンズ10が形成される。マイクロレンズ10により開口部30b、30cの形状が前方に投影される。光電変換部13,14は半導体回路基板29上に形成される。
図15は、マイクロレンズ10を用いた瞳分割型位相差検出方式の焦点検出光学系の構成を示す。なお、焦点検出画素313,314の部分は拡大して示す。図15において、射出瞳90は、交換レンズ202(図1参照)の予定結像面に配置されたマイクロレンズ10から前方へ距離dの位置に設定される。この距離dは、マイクロレンズ10の曲率、屈折率、マイクロレンズ10と光電変換部13,14との間の距離などに応じて決まる距離であって、この明細書では測距瞳距離と呼ぶ。図15には他に、交換レンズの光軸91、マイクロレンズ10、光電変換部13、14、焦点検出画素313、314、撮影光束71、焦点検出光束73、74が示されている。
測距瞳93は、開口部30bの形状がマイクロレンズ10により投影されて形成される。同様に、測距瞳94は、開口部30cの形状がマイクロレンズ10により投影されて形成される。図15では、説明を解りやすくするために測距瞳93,94の領域で示しているが、実際には開口部30b,30cの形状が拡大投影されるとともに回折によりぼやけた形状になる。
図15では、撮影光軸に隣接する5つの焦点検出画素を模式的に例示しているが、画面周辺部の焦点検出画素配列においても、各光電変換部はそれぞれ対応した測距瞳93、94から各マイクロレンズ10に到来する光束を受光するように構成されている。焦点検出画素の配列方向は一対の測距瞳(93,94)の並び方向、すなわち一対の光電変換部(13,14)の並び方向と一致させる。
マイクロレンズ10は交換レンズ202(図1参照)の予定結像面近傍に配置されており、上述したように、マイクロレンズ10により光電変換部13、14に近接する開口部30b、30cの形状がマイクロレンズ10から測距瞳距離dだけ離間した射出瞳90上に投影され、その投影形状は測距瞳93,94を形成する。
光電変換部13は測距瞳93を通過し、焦点検出画素313のマイクロレンズ10に向う光束73によりマイクロレンズ10上に形成される像の強度に対応した信号を出力する。また、光電変換部14は測距瞳94を通過し、焦点検出画素314のマイクロレンズ10に向う光束74によりマイクロレンズ10上に形成される像の強度に対応した信号を出力する。
上述した2種類の焦点検出画素を直線状に多数配置し、各画素の光電変換部の出力を測距瞳93および測距瞳94に対応した出力グループにまとめることによって、測距瞳93と測距瞳94をそれぞれ通過する焦点検出用光束が画素列上に形成する一対の像の強度分布に関する情報が得られる。この情報に対して後述する像ズレ検出演算処理(相関演算処理、位相差検出処理)を施すことによって、いわゆる瞳分割型位相差検出方式で一対の像の像ズレ量が検出される。さらに、像ズレ量に一対の測距瞳の重心間隔と測距瞳距離の比例関係に応じた変換演算を行うことによって、予定結像面(マイクロレンズアレイの位置)に対する現在の結像面(撮像画面上で定められる焦点検出位置における実際の結像面)の偏差(デフォーカス量)が算出される。
図16は、図7に示す撮像素子212の撮像画素310が受光する撮影光束の様子を図15と比較して説明するための図であって、図15と重複する部分の説明は省略する。撮像画素310はマイクロレンズ10とその背後に配置された光電変換部11等から構成され、光電変換部11に近接して配置された開口部30aの形状がマイクロレンズ10から測距瞳距離dだけ離間した射出瞳90上に投影され、その投影形状は測距瞳93、94に略外接する領域95を形成する。光電変換部11は、領域95を通過してマイクロレンズ10へ向う撮影光束71によってマイクロレンズ10上に形成される像の強度に対応した信号を出力する。
図17は、デジタルスチルカメラ201の撮像動作を示すフローチャートである。ボディ駆動制御装置214は、ステップS100でデジタルスチルカメラ201の電源がオンされると、ステップS110以降の撮像動作を開始する。ステップS110において撮像画素310のデータを間引き読み出しし、電子ビューファインダーに表示させる。続くステップS120では焦点検出画素列から一対の像に対応した一対の像データを読み出す。なお撮影者は焦点検出エリア選択部材(不図示)を用いて撮像面上における所望の焦点検出画素配列を予め選択しているものとする。
ステップS130では、読み出された一対の像データに基づいて後述する像ズレ検出演算処理(相関演算処理、位相差検出処理)を行い、像ズレ量を演算してデフォーカス量に変換する。ステップS140で合焦近傍か否か、すなわち算出されたデフォーカス量の絶対値が所定値以内であるか否かを調べる。合焦近傍でないと判定された場合はステップS150へ進み、デフォーカス量をレンズ駆動制御装置206へ送信し、交換レンズ202のフォーカシングレンズ210を合焦位置に駆動させる。その後、ステップS110へ戻って上述した動作を繰り返す。
なお、焦点検出不能な場合もこのステップに分岐し、レンズ駆動制御装置206へスキャン駆動命令を送信し、交換レンズ202のフォーカシングレンズ210を無限から至近までの間でスキャン駆動させる。その後、ステップS110へ戻って上述した動作を繰り返す。
ステップS140で合焦近傍であると判定された場合はステップS160へ進み、シャッターボタン(不図示)の操作によりシャッターレリーズがなされたか否かを判別する。シャッターレリーズがなされていないと判定された場合はステップS110へ戻り、上述した動作を繰り返す。一方、シャッターレリーズがなされたと判定された場合はステップS170へ進み、レンズ駆動制御装置206へ絞り調整命令を送信し、交換レンズ202の絞り値を制御F値(撮影者または自動により設定されたF値)にする。絞り制御が終了した時点で、撮像素子212に撮像動作を行わせ、撮像素子212の撮像画素および全ての焦点検出画素から画像データを読み出す。
ステップS180において、焦点検出画素列の各画素位置の画素データを焦点検出画素313,314の周囲の撮像画素310のデータに基づいて画素補間する。続くステップS190では、撮像画素310のデータおよび補間されたデータからなる画像データをメモリカード219に記憶し、ステップS110へ戻って上述した動作を繰り返す。
図17のステップS130における像ズレ検出演算処理(相関演算処理、位相差検出処理)の詳細について以下説明する。
焦点検出画素313,314が検出する一対の像は、測距瞳93,94がレンズの絞り開口によりけられて光量バランスが崩れている可能性があるので、光量バランスに対して像ズレ検出精度を維持できるタイプの相関演算を施す。焦点検出画素列から読み出された一対のデータ列(A1,・・・,A1、A2,・・・,A2:Mはデータ数)に対し本出願人の特許出願に基づく特開2007−333720号公報に開示された式(2)により相関演算を行い、相関量C(k)を算出する。
C(k)=Σ|A1・A2n+1+k−A2n+k・A1n+1| (2)
式(2)において、Σ演算はnについて累積される。nのとる範囲は、像シフト量kに応じてA1、A1n+1、A2n+k、A2n+1+kのデータが存在する範囲に限定される。像シフト量kは整数であり、データ列のデータ間隔を単位とした相対的シフト量である。
式(2)の演算結果は、図18(a)に示すように、一対のデータの相関が高いシフト量(図18(a)ではk=k=2)において相関量C(k)が極小(小さいほど相関度が高い)になる。式(3)〜(6)による3点内挿の手法を用いて相関量を連続値とみなした場合の極小値C(x)を与えるシフト量xを求める。
x=k+D/SLOP (3)
C(x)= C(k)−|D| (4)
D={C(k−1)−C(k+1)}/2 (5)
SLOP=MAX{C(k+1)−C(k),C(k−1)−C(k)} (6)
式(3)で算出されたシフト量xの信頼性があるかどうかは、以下のようにして判定される。図18(b)に示すように、一対のデータの相関度が低い場合は、内挿された相関量の極小値C(x)の値が大きくなる。したがって、C(x)が所定の閾値以上の場合は算出されたシフト量xの信頼性が低いと判定し、算出されたシフト量xをキャンセルする。あるいは、C(x)をデータのコントラストで規格化するために、コントラストに比例した値となるSLOPでC(x)を除した値が所定値以上の場合は、算出されたシフト量xの信頼性が低いと判定し、算出されたシフト量xをキャンセルする。
あるいはまた、コントラストに比例した値となるSLOPが所定値以下の場合は、被写体が低コントラストであり、算出されたシフト量xの信頼性が低いと判定し、算出されたシフト量xをキャンセルする。図18(c)に示すように、一対のデータの相関度が低く、シフト範囲kminからkmaxの間で相関量C(k)の落ち込みがない場合は、極小値C(x)を求めることができず、このような場合は焦点検出不能と判定する。算出されたシフト量xの信頼性があると判定された場合は、式(7)により像ズレ量shftに換算される。
shft=PY・x (7)
式(7)において、PYは焦点検出画素313,314の画素ピッチの2倍(検出ピッチ)である。式(7)で算出された像ズレ量に所定の変換係数Kdを乗じて式(8)に表されるようにデフォーカス量defへ変換する。
def=Kd・shft (8)
図19は、図7に示す撮像素子212において、水平方向および垂直方向の焦点検出画素配列が近接する領域Dを拡大した図である。図17のステップS180における焦点検出画素位置に補間される画像データの算出方法の詳細について説明する。図19において、網掛けをした位置(本来はG画素とB画素が配置されるべき配列)に焦点検出画素が配列されている。各画素の添え字は左上のB画素を基点とした行と列を示す数字であり、符号R、G、Bは撮像画素310であって、各々、赤画素(R)、緑画素(G)、青画素(B)である。
図19において、赤画素と緑画素が交互に並ぶ列に挟まれた垂直方向の焦点検出画素配列の一部が、図19の中央部分に位置しているが、これに含まれる各画素位置に補間される撮像信号は、左右の水平方向に2画素隣に位置する撮像画素、すなわち緑画素または青画素の画素データを加算平均する。したがって、垂直方向の焦点検出画素配列において、第p行第q列の位置に補間される撮像信号をVpqとすると、加算平均に用いられる撮像画素が緑画素である場合は式(9)で表され、加算平均に用いられる撮像画素が青画素である場合は式(10)で表される。
pq={Gp(q−2)+Gp(q+2)}/2 (9)
pq={Bp(q−2)+Bp(q+2)}/2 (10)
式(9)によれば、第2行第5列の位置の撮像信号V25の補間値は、G23とG27との加算平均として求められ、式(10)によれば、第3行第5列の位置の撮像信号V35との補間値は、B33とB37の加算平均として求められる。
図19において、赤画素と緑画素が交互に並ぶ行に挟まれた水平方向の焦点検出画素配列の一部が、図19の左右両端に位置しているが、これに含まれる各画素位置に補間される撮像信号は、上下の垂直方向に2画素隣に位置する撮像画素、すなわち緑画素または青画素の画素データを加算平均する。したがって、水平方向の焦点検出画素配列において、第p行第q列の位置に補間される撮像信号をHpqとすると、加算平均に用いられる撮像画素が緑画素である場合は式(11)で表され、加算平均に用いられる撮像画素が青画素である場合は式(12)で表される。
pq={G(p−2)q+G(p+2)q}/2 (11)
pq={B(p−2)q+B(p+2)q}/2 (12)
式(11)によれば、第3行第8列の位置の撮像信号H38は、G18とG58との加算平均として求められ、式(12)によれば、第3行第9列の位置の撮像信号H39は、B19とB59との加算平均として求められる。
長さの等しい水平方向および垂直方向の焦点検出画素配列を、完全には接しないよう、例えばB33およびG34のように、2つの撮像画素を挟んで離間している。したがって、第3行第5列の位置の撮像信号V35の補間値は、焦点検出画素配列に同色の撮像画素の中では最も近接した撮像画素の画素データであるB33とB37との加算平均として求められることから、画素補間処理の性能が向上する。
−−−第2の実施の形態−−−
図7に示す撮像素子212では、各画素に1つの光電変換部を有する一対の焦点検出画素313a,314aおよび一対の焦点検出画素313b,314bを備える例を示したが、ひとつの焦点検出画素内に一対の光電変換部を備えるようにしてもよい。図20は、このような撮像素子212の部分拡大図であり、焦点検出画素311a、311bには一対の光電変換部を備える。
図21に示す焦点検出画素311aは、図11(a)および(b)に示す焦点検出画素313と焦点検出画素314のペアに相当した機能を果たす。焦点検出画素311は、図21に示すようにマイクロレンズ10と一対の光電変換部13,14から構成される。焦点検出画素311には光量をかせぐために色フィルターは配置されておらず、その分光特性は光電変換を行うフォトダイオードの分光感度と、赤外カットフィルター(不図示)の分光特性とを総合した分光特性(図12参照)となる。つまり、図10に示す緑画素、赤画素および青画素の分光特性を加算したような分光特性となり、高い分光感度を示す光波長領域は、緑画素、赤画素および青画素が高い分光感度を示す光波長領域を包括している。なお、焦点検出画素311は、焦点検出画素311a,311bを総称している。
図22は、図21に示した焦点検出画素311の断面図であって、光電変換部13,14の上に近接して遮光マスク30が形成され、光線変換部13,14は、遮光マスク30の開口部30dを通過した光を受光する。遮光マスク30の上には平坦化層31が形成され、その上にNDフィルター34が形成される。NDフィルター34の上には平坦化層32が形成され、その上にマイクロレンズ10が形成される。マイクロレンズ10により開口部30dに制限された光電変換部13,14の形状が前方に投影されて、一対の測距瞳を形成する。光電変換部13,14は半導体回路基板29上に形成される。
デジタルスチルカメラ201の撮像動作、並びにそれに伴う画素補間処理、像ズレ検出演算処理、および合焦動作については第1の実施の形態と同様であるため、説明を省略する。
−−−変形例−−−
本発明の第1の実施の形態においては、焦点検出画素配列の配置の態様である平織りパターンは、図4に示すような、長辺が互いに同一長である水平方向の焦点検出画素配列と垂直方向の焦点検出画素配列とを高密度に配置する態様とした。しかし、焦点検出画素配列の長辺の方向は、水平方向と垂直方向との組合せに限られない。長辺が互いに同一長である2方向の1組の焦点検出画素配列(上述した第1配列または第2配列)が互いに交差せず、かつ垂直関係を保ち、さらに第1配列と第2配列とが互いに点対称な位置関係を保って繰り返し配置されている他の態様であっても良い。あるいは、長辺が互いに同一長である2方向の1組の焦点検出画素配列の一方の側部から他方が垂直方向に延在し、その1組の焦点検出画素配列が互いに接している他の態様であっても良い。さらには、上述した第1配列または第2配列のいずれか一方が撮像面の前面に渡って繰り返し配置される他の態様であっても良い。そのうちのいくつかの態様について、以下に説明する。
(1)図6においては、1組の焦点検出画素配列は、1列の焦点検出画素配列を単位列として水平方向および垂直方向に1列ずつ配置されている。これに対し、図23では、その単位列を平行な2列の焦点検出画素配列に置き換えて1組の焦点検出画素配列を構成することをもって、平織りパターンとしたものである。平行な2列の焦点検出画素配列の対応する焦点検出画素(上下または左右に隣接した焦点検出画素同士)を加算することにより、低輝度時の焦点検出画素出力レベルを増大させ、低輝度性能を向上させることができる。
(2)図6において、図5(c)にて着目した丸印を付した9つの焦点検出画素配列によって囲まれて形成される複数の塗りつぶし領域の各々を、S〜Sで表した場合、それらの面積の和は上述したようにS=Lとなる。図24は、S=Lの関係を保ったまま、領域SおよびSの外形が矩形となるように、かつ、領域Sの外形が小さな正方形となるように、図6における焦点検出画素配列を移動したことにより形成される平織りパターンを示す。この平織りパターンにおいては、複数の水平方向の焦点検出画素配列が、水平方向について等間隔に、かつ複数の垂直方向の焦点検出画素配列を挟んで配置される。さらに、複数の垂直方向の焦点検出画素配列が、垂直方向について等間隔に、かつ複数の水平方向の焦点検出画素配列を挟んで配置される。複数の水平方向の焦点検出画素配列に含まれる一の焦点検出画素配列とその一方の側に隣接して平行に配置された焦点検出画素配列との距離が、その焦点検出画素配列と他方の側に隣接して平行に配置された焦点検出画素配列との距離と異なる。以下において、図24について具体的に説明する。
図24において、領域SおよびSと領域SおよびSとの間に挟まれた焦点検出画素列とその上側に隣接して平行に配置された焦点検出画素列との間の距離は、領域SおよびSと領域SおよびSとの間に挟まれた焦点検出画素列とその下側に隣接して平行に配置された焦点検出画素列との間の距離よりも小さい。同様に、領域SおよびSと領域SおよびSとの間に挟まれた焦点検出画素列とその右側に隣接して平行に配置された焦点検出画素列との間の距離は、領域SおよびSと領域SおよびSとの間に挟まれた焦点検出画素列とその左側に隣接して平行に配置された焦点検出画素列との間の距離よりも小さい。これにより生ずる焦点検出画素配列が密になった領域Sを既定の独立した焦点検出エリアとして使用することにより、焦点検出エリアでの焦点検出性能(被写体捕捉性能)が向上する。
(3)図6においては、水平方向および垂直方向の焦点検出画素配列が均等かつ最も高密度に配置されているが、図5(b)に示すようにその均等性をやや緩和した態様も可能である。図25は、図5(b)に示す態様と同様の態様を示しており、高密度性は維持したまま、領域SおよびSの外形を合同な矩形、領域SおよびSの外形を大きさの異なる正方形とすることにより形成される平織りパターンを示す。これにより生ずる焦点検出画素配列が密になった領域Sを既定の独立した焦点検出エリアとして使用することにより、焦点検出エリアでの焦点検出性能(被写体捕捉性能)が向上する。
(4)焦点検出画素配列の配列方向は図4に示すような垂直方向と水平方向の組合せだけでなく斜め右上がり45度方向と斜め左上がり45度方向の組合せであってもよい。被写体のエッジは水平方向または垂直方向であることが多いため、そのエッジの撮像位置が焦点検出画素配列の位置と一致した場合、画素補間によってエッジの画素出力レベル差が低下する可能性がある。本変形例はこのような場合に有効である。
図26は、撮像素子212の撮像面において斜め右上がり45度方向と斜め左上がり45度方向の組合せで焦点検出画素配列を配置した図である。図26では、長辺の長さMの焦点検出画素配列が斜め右上がり45度方向の棒状領域353と斜め左上がり45度方向の棒状領域354として示されており、それら無数の棒上領域353、354が平織りパターンに従って矩形の撮像面に配置されている。これにより、長辺が互いに同一長の水平方向の焦点検出画素配列と垂直方向の焦点検出画素配列とを均等かつ稠密な態様であって、配列同士が互いに交差しない条件の下で、配置される焦点検出画素配列の長さを可能な限り長くすることが可能になる。
図27は撮像素子212の詳細な構成を示す正面図であり、図26における部分Cの近傍を拡大して画素配列の詳細を示す。撮像素子212には撮像画素310が二次元正方格子状に稠密に配列される。撮像画素310は赤画素(R)、緑画素(G)、青画素(B)からなり、ベイヤー配列の配置規則によって配置されている。焦点検出用には撮像画素と同一の画素サイズを有する斜め右上がり45度方向焦点検出用の焦点検出画素313c、314cが交互に、および斜め左上がり45度方向焦点検出用の焦点検出画素313d、314dが交互に、各々本来緑画素が連続的に配置されるべき斜め45度方向の直線上に連続して配列される。ベイヤー配列に従うと緑画素が多く配置されるので、赤画素および青画素のいずれかよりも緑画素が焦点検出画素に置き換わることの方が、画素補間処理への影響が少ないので好ましい。
2つの焦点検出画素配列が近接する領域では、一方の焦点検出画素配列(図27では左上がり斜め45度方向の焦点検出画素配列)の終端画素が配置され、他方の焦点検出画素配列との間に撮像画素(緑画素)が配置されている。これにより、2つの焦点検出画素配列が近接する領域における上述した画素補間処理の性能が向上する。
上述した実施形態における撮像素子212では撮像画素310がベイヤー配列の色フィルターを備えた例を示したが、色フィルターの構成や配列はこれに限定されることはなく、補色フィルター(緑:G、イエロー:Ye、マゼンタ:Mg,シアン:Cy)の配列やベイヤー配列以外の配列にも本発明を適用することができる。
また、上述した実施形態における焦点検出画素311,313,314では、遮光マスク30の開口形状を矩形にした例を示したが、遮光マスク30の開口形状はこれらに限定されず、他の形状であってもよく、例えば半円形や楕円や多角形にすることも可能である。
なお、撮像装置としては、上述したようなカメラボディに交換レンズが装着される構成のデジタルスチルカメラやフィルムスチルカメラに限定されない。例えばレンズ一体型のデジタルスチルカメラ、フィルムスチルカメラ、あるいはビデオカメラにも本発明を適用することができる。さらには、携帯電話などに内蔵される小型カメラモジュール、監視カメラやロボット用の視覚認識装置、車載カメラなどにも適用できる。
9、10 マイクロレンズ 11、13、14 光電変換部
29 半導体回路基板 30 遮光マスク
31、32 平坦化層 34 NDフィルター
38 色フィルター 71 撮影光束
73、74 焦点検出用光束 83、84 光線
90 射出瞳 91 交換レンズの光軸
93、94 測距瞳 95 測距瞳に略外接する領域
110 撮像面 111 焦点検出画素
112 マイクロレンズ 113、114 光電変換部
120 測距瞳面 123、124 測距瞳
133、134 測距瞳分布 135 重畳部
201 デジタルスチルカメラ 202 交換レンズ
203 カメラボディ 204 マウント部
206 レンズ駆動制御装置 208 ズーミング用レンズ
209 レンズ 210 フォーカシング用レンズ
211 絞り 212 撮像素子
213 電気接点 214 ボディ駆動制御装置
215 液晶表示素子駆動回路 216 液晶表示素子
217 接眼レンズ 219 メモリカード
310 撮像画素 311、313、314 焦点検出画素
351、352、353、354 焦点検出画素配列

Claims (16)

  1. 光学系により射出され、光学像を形成する撮像用光束を受光して画像信号を出力する複数の撮像画素と、
    前記光学系を通る一対の焦点検出用光束を受光し、瞳分割型位相差検出方式により前記光学系の焦点調節状態を検出するための焦点検出信号を出力する複数の焦点検出画素と、 前記複数の撮像画素と前記複数の焦点検出画素とによって形成される撮像面とを備え、
    前記複数の焦点検出画素は、複数の焦点検出画素列を構成し、
    前記複数の焦点検出画素列は、前記撮像面の略全面に渡って平織りパターンに従って配列され、
    前記複数の撮像画素は、前記複数の焦点検出画素が配置される画素位置を除き前記撮像面の略全面に渡って配置されることを特徴とする撮像素子。
  2. 請求項1に記載の撮像素子において、
    前記複数の焦点検出画素列は、一方向に延在した第1の焦点検出画素列と、前記第1の焦点検出画素列の一方の側部から垂直方向に延在した第2の焦点検出画素列とから構成される繰返し配列単位を含み、
    前記平織りパターンは、前記繰返し配列単位が接すること無く繰り返し配置されることにより形成されることを特徴とする撮像素子。
  3. 請求項1に記載の撮像素子において、
    前記複数の焦点検出画素列は、一方向に延在した第1の焦点検出画素列と、前記第1の焦点検出画素列の一方の側部から垂直方向に延在した第2の焦点検出画素列とから構成される第1配列と、前記第1及び第2の焦点検出画素列に交差しないように、前記第1及び第2の焦点検出画素列に対して点対称な位置に配置された第3及び第4の焦点検出画素列から構成される第2配列とを含み、
    前記平織りパターンは、前記第1配列と前記第2配列とにより構成される繰返し配列単位が繰り返し配置されることにより形成されることを特徴とする撮像素子。
  4. 請求項1に記載の撮像素子において、
    前記撮像面の形状は矩形であり、
    前記複数の焦点検出画素列の各々の長さは等しく、
    前記複数の焦点検出画素列は、複数の第1の焦点検出画素列と複数の第2の焦点検出画素列とを含み、
    前記複数の第1の焦点検出画素列の画素配列方向は、前記複数の第2の焦点検出画素列の画素配列方向に対して垂直であり、
    前記複数の第1の焦点検出画素列の画素配列方向は、前記矩形の1辺の方向と同一であることを特徴とする撮像素子。
  5. 請求項4に記載の撮像素子において、
    前記平織りパターンは、前記複数の第1の焦点検出画素列が、前記複数の第1の焦点検出画素列の画素配列方向について等間隔に、かつ前記複数の第2の焦点検出画素列を挟んで配置され、
    さらに前記平織りパターンは、前記複数の第2の焦点検出画素列が、前記複数の第2の焦点検出画素列の画素配列方向について等間隔に、かつ前記複数の第1の焦点検出画素列を挟んで配置されることを特徴とする撮像素子。
  6. 請求項5に記載の撮像素子において、
    前記複数の焦点検出画素列は、前記複数の第1の焦点検出画素列に含まれる互いに極隣接した平行な一対の第1の焦点検出画素列と、前記複数の第2の焦点検出画素列に含まれる互いに極隣接して平行な一対の第2の焦点検出画素列とを含むことを特徴とする撮像素子。
  7. 請求項5に記載の撮像素子において、
    前記複数の焦点検出画素列に含まれる一の焦点検出画素列と前記一の焦点検出画素列の一方の側に隣接して平行に配置された焦点検出画素列との距離が、前記一の焦点検出画素列と前記一の焦点検出画素列の他方の側に隣接して平行に配置された焦点検出画素列との距離と異なることを特徴とする撮像素子。
  8. 請求項4に記載の撮像素子において、
    前記平織りパターンは、前記複数の第1の焦点検出画素列のうちの1つの第1の焦点検出画素列と、前記複数の第2の焦点検出画素列のうち、前記1つの第1の焦点検出画素列に対して最も近接して垂直な1つの第2の焦点検出画素列とによって構成される少なくとも2つの焦点検出画素列を単位画素列として、前記単位画素列が前記撮像面上で均等に繰り返されることによって大きさの異なる2種類の正方形が形成されるように、前記複数の第1の焦点検出画素列と前記複数の第2の焦点検出画素列とが配置される態様であることを特徴とする撮像素子。
  9. 請求項1に記載の撮像素子において、
    前記撮像面の形状は矩形であり、
    前記複数の焦点検出画素列の各々の長さは等しく、
    前記複数の焦点検出画素列は、複数の第1の焦点検出画素列と複数の第2の焦点検出画素列とを含み、
    前記複数の第1の焦点検出画素列の画素配列方向は、前記複数の第2の焦点検出画素列の画素配列方向に対して垂直であり、
    前記複数の第1の焦点検出画素列の画素配列方向は、前記矩形の1辺と45度をなす方向と同一であることを特徴とする撮像素子。
  10. 請求項4〜8のいずれか1項に記載の撮像素子において、
    前記第1の焦点検出画素列と前記第2の焦点検出画素列とは、前記複数の撮像画素を挟んで配置されることを特徴とする撮像素子。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の撮像素子において、
    前記複数の撮像画素は、正方格子状に配列されることを特徴とする撮像素子。
  12. 請求項11に記載の撮像素子において、
    前記複数の撮像画素は、赤画素、緑画素、および青画素を含み、
    前記正方格子状の配列は、前記赤画素、前記緑画素、および前記青画素によって形成されるベイヤー配列であることを特徴とする撮像素子。
  13. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の撮像素子において、
    前記複数の焦点検出画素の各々は、マイクロレンズと該マイクロレンズに対応して設けられた光電変換部とを有し、
    前記複数の焦点検出画素は、前記一対の焦点検出用光束のうちの一方を受光する第1の焦点検出画素と、前記一対の焦点検出用光束のうちの他方を受光する第2の焦点検出画素とを含み、
    前記複数の焦点検出画素列の各々には、前記第1の焦点検出画素と前記第2の焦点検出画素とが交互に配列されていることを特徴とする撮像素子。
  14. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の撮像素子において、
    前記複数の焦点検出画素の各々は、マイクロレンズと該マイクロレンズに対応して設けられた第1の光電変換部および第2の光電変換部とを有し、
    前記第1の光電変換部は、前記一対の焦点検出用光束のうちの一方を受光し、前記第2の光電変換部は、前記一対の焦点検出用光束のうちの他方を受光することを特徴とする撮像素子。
  15. 光学系と、
    請求項1〜14のいずれか1項に記載の撮像素子と、
    前記撮像素子から得られる前記画像信号に基づき画像データを生成する生成手段と、
    前記光学系の焦点調節状態を、前記撮像素子から得られる前記焦点検出信号に基づいて検出する焦点検出手段とを備えることを特徴とする撮像装置。
  16. 光学系と、
    請求項10に記載の撮像素子と、
    前記複数の焦点検出画素が配置される画素位置における補間信号を、前記画素位置の近傍の前記複数の撮像画素の出力する前記画像信号に基づいて補間する補間手段と、
    前記撮像素子から得られる前記画像信号と、前記補間手段によって補間される前記画素位置における前記補間信号とに基づき画像データを生成する生成手段と、
    前記光学系の焦点調節状態を、前記撮像素子から得られる前記焦点検出信号に基づいて検出する焦点検出手段とを備え、
    前記画素位置の近傍の前記複数の撮像画素の出力する前記画像信号には、前記第1の焦点検出画素列と前記第2の焦点検出画素列とに挟まれて配置された前記複数の撮像画素の出力する前記画像信号が含まれることを特徴とする撮像装置。
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