JP2011053412A - 画像形成装置及びプロセスカートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】 1個の電子写真体に互いに交互に作用する2個の現像手段の切替を簡単に行なう。
【解決手段】 構成第1の現像手段と第2の現像手段を一体的に構成し、電子写真感光体と略平行に回転自在に支持されるフレームを有し、前記フレームが一方向に回転すると前記第1の現像ローラが前記感光ドラムに当接し、前記第1の現像手段が現像可能な状態となり、前記フレームが他方向に回転すると前記第2の現像ローラが前記感光ドラムに当接し、前記第2の現像手段が現像可能な状態となる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像形成装置及びプロセスカートリッジに関するものである。
これまで、例えばカラー画像形成装置の一例として、例えばタンデム方式の装置が開発されている。このタンデム方式では、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各画像形成手段が転写ベルトが沿ってに配設され、給送部から給紙された記録媒体が転写ベルト上に静電気的に吸着される。こうして記録媒体が、転写ベルトによって次々に各画像形成手段へ搬送され、各画像形成手段では、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー画像が、ライン単位で順次に重ね合わせて、記録媒体に転写されている。
こうしたタンデム方式の装置では、例えばブラックの画像形成手段だけを動作させてモノクロプリントを行なうことが可能である。さらに、カラープリントのプリントスピードはモノクロプリントと同程度にすることができる。しかし、カラープリントのためには、感光体や露光手段などの記録手段が各色毎に4個必要であって、比較的高価で大型な装置になる。
また、このようなタンデム方式のものとは別に、ロータリー方式のカラー画像記録装置もある。ロータリー方式では、タンデム方式とは異なり、一旦中間転写ベルトまたは中間転写ドラムに各色トナー画像を多重転写した後、一括して記録媒体に転写するものであるから、感光ドラムや露光手段の記録手段が1個で済み、装置の小型化や低コストが実現できる。しかしカラープリントの場合、モノクロプリントの4倍の時間がかかる。
このようなタンデム方式とロータリー方式の中間的な特徴を持つハイブリッド方式が特開平4-20481(特許文献1)等で開示されおり、この方式の特徴として比較的小型低コストであり、カラープリントスピードもモノクロプリントスピードの約半分まで速くできるという特徴を持つ。
つまり、中間転写体に沿って2個の記録手段(露光手段と感光体)を配置し、各々の感光ドラムに2個づつ現像手段を配置し、中間転写体には2色づつ多重転写し、一括して記録媒体に転写するものである。従って、夫々の感光体に対して1色目の現像手段が現像状態にある時、2色目の現像手段は非現像状態である必要がある。逆に2色目の現像手段が現像状態にある時、1色目の現像手段は非現像状態である必要がある。このような現像状態の切替は従来より大きく分けると2種類の切替方法が提案されてきた。
第1番目の方法として、両方の現像手段ともに所定の現像位置に維持したまま切り替える方法であり、例えば、現像バイアスのON/OFF、現像ローラに内包されているマグネットローラの回転に穂切り等である。これらの方法は主にジャンピング現像方式、2成分現像方式等の感光体と現像ローラが非接触にて行なう現像方法で採用されている。
第2番目の方法として、非現像状態の現像手段は現像ローラを現像位置から退避させておく方法である。この方法は主に、現像ローラが感光体に接触して行なう接触現像方式にて採用されている。
この第2番目の方法である現像ローラを退避する方法は、これまで様々な方法が提案されている。例えば、特開2001−075329(特許文献3)では請求項6に明記されているように、トナーカートリッジの現像ローラを、第1、第2の画像形成手段の感光体に接触させる第1の位置、及び離間させる第2の位置の間で移動する移動手段を設けたことを特徴としており、夫々の現像手段(トナーカートリッジ)に別個に離間させるための駆動手段を設けている。
また、特開平10−10865(特許文献2)では、4個現像器を2系統の接離モータで接離する方法が開示されている。この提案ではタンデム方式の場合を述べているが、ハイブリッド方式にも適用でき、1個の感光体に対向する2個の現像器を接離させるために接離モータ1個、現像器の位置検出手段1個を必要としている。
特開平4-20481号公報(図1) 特開平10−10865号公報(第0024頁) 特開2001−075329号公報(請求項6、図1)
しかしながら、これらの方式では以下のような課題がある。
(1)特開2001−075329に述べている構成では現像器1個に対して接離/当接する為の駆動手段が必要であり、コストがかかる。
(2)特開平10−10865に述べている構成はこの点を改良して2個の現像手段に対して1個の駆動手段を用いているが、現像器の位置を検出するための検出手段が必要であり、同等にコストがかかる。また、各現像器が別個に離間/当接を繰り返す為、夫々の現像器に退避スペースが必要であり、装置の大型化または、対向する感光体の大型化に繋がる。
本発明は、以上の課題を鑑みてなされた提案であり、その目的とするところは、ハイブリッド方式における現像器の切替を出来るだけ簡易な方法で達成することである。
上記目的を達成する為に、本出願に係わる代表的な発明は、電子写真感光体と、前記感光体に作用し、第1の現像ローラを含む第1の現像手段と、前記第1の現像手段とは色が異なり、第2の現像ローラを含む第2の現像手段と、前記第1の現像手段と前記第2の現像手段を一体的に構成し、前記感光体ドラムと略平行に回転自在に支持されるフレームと、を有し、前記第1の現像ローラと前記第2の現像ローラが前記感光ドラムに交互に接触することにより多色画像を形成する画像形成装置において、前記フレームが一方の方向に回転すると前記第1の現像ローラが前記感光ドラムに当接し、前記第1の現像手段が現像可能な状態となり、前記フレームが他方の方向に回転すると前記第2の現像ローラが前記感光ドラムに当接し、前記第2の現像手段が現像可能な状態となることを特徴とする。
本発明によれば以下のような効果がある。
(1)一つの駆動手段のみで2個の現像器の切替が可能となり、コストが抑えられる。
(2)2個の現像器が一体となり切替を行なう為、一方の現像器が現像現像状態の位置から退避する時、他方の現像器は一方の現像器の現像状態であった位置を一部埋めるような位置に移動する。それゆえ、各現像器を別々に接離するより装置内にスペースを無駄無く使用することができる。
(3)現像ローラを交互に押圧手段させる駆動手段を有することにより、各々の現像ローラは感光体ドラムに対して安定した軸間距離を保つことができる。
本発明の実施例の画像形成装置全体の縦断面図である。 本発明の実施例の画像形成部(プロセスカートリッジ)の縦断面図である。 本発明の実施例のひとつの現像器の拡大縦断面図である。 本発明の第1の実施例の現像接離を模式的に示した図である。 本発明の第1の実施例の現像接離時の現像フレームのモーメントを表す図である。 本発明の第2の実施例の現像接離を模式的に示した図である。 本発明の第2の実施例の画像形成装置全体の縦断面図である。
(第1の実施例)
以下に、本発明に係る多色画像形成装置の実施形態について図面により詳しく説明する。
[カラー画像形成装置の全体構成]
まず多色画像形成装置の全体構成について、図1、2を参照して概要説明する。なお、図1はカラー画像形成装置1000の全体構成を示す縦断面図である。図2は特に像胆持体周辺を取り出した状態(プロセスカートリッジ8)の縦断面図である。
同図に示すように、このカラー画像形成装置20の主要部は、現像剤として夫々色の異なるトナーを収容した4つの現像手段たる現像器5(5a、5b、5c、5d)、これらの現像器5のうちの夫々2つの現像器5と組み合わせて配置された像担持体たる感光体ドラム1(1a、1b)、感光体ドラム1に可視化され多重転写されたカラー画像を保持し給送部から給送された転写材Pに更に転写する中間転写体6、各感光ドラム1に当接するクリーニングブレードを備えたクリーニング装置7(7a、7b)、クリーニング装置7よりも感光体ドラム1の回転方向下流側に在って感光体ドラム1に当接する帯電装置2(2a、2b)、各感光ドラム1の周面をそれぞれ露光する露光装置3(3a、3b)、カラー画像を転写された転写材Pに定着する定着器10、転写材Pを装置上面の排出トレイ114上に排出する排出ローラ113a、b等で構成される。
次に上記画像形成装置の各部の構成について順次詳細に説明する。
[像担持体]
像担持体である感光ドラム1(1a、1b)はアルミシリンダの外周面に有機光導電体層を塗布して構成し、感光体ドラム1のクリーニング枠体41に回転自在に支持されている。また図示後方の一方端に図示しない駆動モーターの駆動力を伝達することにより、感光体ドラム1を画像形成動作に応じて図示反時計回りに回転させるようにしている。
[帯電装置]
帯電装置2(2a、2b)は接触帯電方式を用いたものであり、ローラ状に形成された導電性の帯電ローラ2を感光体ドラム1表面に当接させるとともに、帯電ローラに電圧印加することにより、感光体ドラム1の表面を一様に帯電させるものである
[露光装置]
上記感光体ドラム1への露光は露光装置3から行われる。画像信号が不図示のレーザーダイオードに与えられると、このレーザーダイオードは画像信号に対応する画像光L(La,Lb)をポリゴンミラー101へ照射する。このポリゴンミラー101はスキャナーモーター100によって高速回転し、ポリゴンミラー101で反射した画像光Lが結像レンズ102(102a,102b)を介して一定速度で回転する感光体ドラム1の表面を選択的に露光しその結果感光体ドラム1上に静電潜像を形成する。
[現像器]
現像器は特に図3も加えて説明する。図3は一つの現像器を拡大して示した縦断面図である。
現像器5はトナー収納部17と現像部16により構成されている。トナー収納部17には所定色のトナーTが充填されておりトナー搬送部材15が回転することによって、トナーTを現像開口部18を通って現像部16に所定量搬送する。搬送されたトナーTは現像部においてスポンジ状のトナー供給ローラ13の回転によって現像ローラ12表面に供給され、さらに薄板状の現像ブレード14と現像ローラ12との摩擦により電荷を付与され薄層化される。薄層化された現像ローラ12上のトナーは、回転により現像部Gに搬送され、所定の現像バイアスを印加することにより感光体ドラム1の静電潜像をトナー像に可視化させる。
感光体ドラム1上の潜像の可視化に寄与しなかった残トナー、すなわち、現像ローラ12表面の未現像トナーは、再度トナー供給ローラ13で剥ぎ取られ、またこれと同時に新しいトナーが現像ローラ12上に供給されて新たな現像動作が連続的に行われる。
ここで本発明では各々の感光体ドラムに作用する一対の現像器は一体的に支持されている。すなわち、現像器5aと現像器5cは現像フレーム11aに一体的に支持されている。現像フレーム11には感光体ドラム1の回転軸線と略平行な揺動中心25が配されており、現像部Gaと現像部Gcの中点と感光ドラム1a中心を結んだ線上であり、かつ現像ローラ12a、12c対して感光ドラム1中心とは反対側に位置している。また、現像部GaまたはGcと揺動中心25結ぶ線分の長さmaは、揺動中心25から感光ドラム1表面までの最短距離mbより長い(ma>mb)。また、現像ローラ中心12a、12cは、揺動中心25と感光体ドラム1中心を結んだ線lの両側に夫々配置されている。
揺動中心軸25は回転自在にクリーニング枠体41に直接支持されており、後に詳細する画像形成時には、2個の現像器5a、5cが交互に現像状態となるために、揺動軸25中心に現像フレーム11が回転する。ここでは現像器5a、5cについて述べたが他方の対の現像器5b、5dについても同様である。
[中間転写体]
中間転写体6はカラー画像形成動作時には各現像器5により可視化された感光体ドラム1上のトナー画像を多重転写するため感光体ドラム1の外周速度と同期して図示時計回りに回転する。感光体ドラム1上に形成されたトナー画像は感光体ドラム1に中間転写体6を挟んで対向位置に配置され、電圧を印加された1次転写ローラ104(104a,104b)との接点である1次転写で中間転写体6上に多重転写される。多重転写を受けた中間転写体6は二次転写部において電圧を印加された2次転写ローラ112によって転写材Pを挟み込み搬送することにより転写材Pに中間転写体6上の各色トナー像を同時多重転写する。
本実施例に係わる中間転写体(中間転写ベルト)6はシームレス樹脂ベルトで形成されていて、駆動ローラ105、テンションローラ107の2軸で張架され、テンションローラ107の両端をばねで荷重し、中間転写ベルト6の周長が本体内の温湿度や経時変化により変化しても、変化量を吸収できる構成になっている。
中間転写体6の内側の片側縁部全周には、ゴムで形成されたガイドリブ(不図示)が接着剤により貼り付けられている。そして、テンションローラ107の片側端部には勾配を持ち、樹脂で形成したフランジ(不図示)が配置されていて、ガイドリブ(不図示)とフランジ(不図示)で中間転写体6の走行方向と直行する方向の動き(以下「寄り」という。)を規制している。
中間転写体6は本体に駆動ローラ105を支点とし支持され、駆動ローラ105の図示後方の一方端に図示しない駆動モーターの駆動力を伝達することにより、中間転写体6を画像形成動作に応じて図示時計回りに回転させるようにしている。
[給紙部]
給紙部(不図示)は画像形成部へ転写材Pを給送するものであり、複数枚の転写材Pを収納した給紙カセット(不図示)と給紙ローラ(不図示)、分離パッド(不図示)、給紙ガイド(不図示)、レジストローラ110から主に構成される。画像形成時には給紙ローラ(不図示)が画像形成動作に応じて駆動回転し、カセット内の転写材Pを一枚ずつ分離給送すると共に、ガイド板(不図示)によってガイドし、搬送ローラを経由してレジストローラ110に至る。画像形成動作中にレジストローラ110は、転写材Pを静止待機させる非回転の動作と転写材Pを中間転写体6に向けて搬送する回転の動作とを所定のシーケンスで行い、次工程である転写工程時の画像と転写材Pとの位置合わせを行う。
[転写部]
転写部は揺動可能な2次転写ローラ112からなる。転写ローラ112は金属軸を中抵抗発泡弾性体で巻いてあり、図示略上下方向に移動可能で且つ駆動を有す。転写材Pにカラー画像を転写するタイミングに合わせて転写ローラ112は図示しないカム部材により上方の位置、即ち転写材Pを介して中間転写体6に所定の圧で押しつけられる。この時同時に転写ローラ112にはバイアスが印加され中間転写体6上のトナー画像は転写材Pに転写される。ここで中間転写体6と転写ローラ112とは夫々駆動されているため、両者に挟まれた状態の転写材Pは転写工程が行われると同時に、図示左方向に所定の速度で搬送され、次工程である定着器10にむけて搬送される。
[定着器]
定着器10は上記現像手段により形成されたトナー画像を中間転写体6を介して転写材P上に形成したトナー画像を定着させるものであり、転写材Pに熱を加えるためのセラミックヒータ(不図示)を内蔵しているフィルムガイド111と転写材Pをフィルムガイドユニット111に圧接させるための加圧ローラ115とから成る。即ちトナー像を保持した転写材Pはフィルムガイドユニット111と加圧ローラ115とにより搬送されると共に熱及び圧力を加えられることによりトナーが転写材Pに定着される。
[画像形成動作]
次に上記のように構成された装置によって画像形成を行う場合の動作について図1を用いて説明する。
先ず給紙ローラ(不図示)を回転して給紙カセット(不図示)内の転写材Pを一枚分離し、レジストローラ110へと搬送する。
一方感光体ドラム1と中間転写体6とが各々所定の外周速度V (以下プロセス速度と呼ぶ)で図示矢印方向へ回転する。上記のクリーニング装置7aにより感光体ドラム1aの周面に残留するトナー汚れを清掃し、帯電ローラ2aは上記清掃された感光体ドラム1の周面を一様な高電位に帯電させて初期化する。そして、この第1の現像器5aに対応する露光装置3は、画像光Laを感光体ドラム1aに照射する。
これにより、上記一様な高電位に帯電している感光体ドラム1aの周面が画像データに基づき選択的に露光され、この露光により電位の減衰した低電位部と上記初期化による高電位部とからなる静電潜像が形成される。現像ローラ12aは上記静電潜像の低電位部(又は高電位部)にトナーを転移させてトナー像を形成(現像)する。感光体ドラム1aはトナー像を回転搬送して中間転写ベルト6に転写する。
この中間転写ベルト6上の上記トナー像が感光体ドラム1bとの当接部に来るタイミングに合わせて、上記同様に第2の画像形成部が動作して、現像ローラ12cが感光体ドラム1b上の静電潜像をトナー像化(現像)し、感光体ドラム1bがそのトナー像を回転搬送して中間転写ベルト6上のトナー像に重ねて転写する。
引き続き中間転写ベルト6が循環移動し、上記の重ね転写されたトナー像が感光体ドラム1aとの当接部に来るタイミングに合わせて、再び第1の画像形成部が動作し、今度は現像ローラ12bが感光体ドラム1a上の静電潜像をトナー像化し、感光体ドラム1aがそのトナー像を回転搬送して中間転写ベルト6上の重ね転写されているトナー像に更に重ねて転写する。
最後に、この中間転写ベルト6上の上記2重に転写されたトナー像が感光体ドラム1bとの当接部に来るタイミングに合わせて、再び第2の画像形成部が動作して、現像ローラ12dが感光体ドラム1b上の静電潜像をトナー像化し、感光体ドラム1bがそのトナー像を回転搬送して中間転写ベルト6上の3重のトナー像に更に重ねて転写する。4色のトナー像を重ね転写された中間転写ベルト6は循環移動を続けて上記4重のトナー像を搬送する。
ここで、すべてのトナー像を中間転写体6への転写が終了する前に、即ち4色目の一次転写を終えてフルカラー画像を形成した中間転写体6の画像先端が第二転写部T2へ到達する前に、先述のレジストローラ110で待機させておいた転写材Pをタイミングを合わせて搬送スタートさせる。上記4色の中間転写体6上への各色の画像形成時には下方に待機し中間転写体6とは非接触状態であった転写ローラ112を同時に上方へカム(図示せず)で移動させ転写材Pを中間転写体6の第二転写部T2で圧接すると同時に転写ローラ6にトナーと逆特性のバイアスを印加することで、中間転写体6上のフルカラー画像を転写材Pに一気に4色同時に転写する。第二転写部T2を経た転写材Pは中間転写体6から剥離され定着器10へ搬送されトナー定着を行った後に排出ローラ113a、113bを介して本体上部の排出トレイ114上へ画像面を下向きにして排出され、画像形成動作を終了する。
[現像器の接離機構および現像加圧機構]
ここで先に述べた画像形成時の現像器の切替機構(接離動作)と現像器の感光体への加圧機構について、図4を用いて述べる。図4は現像器、感光ドラム及び関係する装置本体の機構を簡素化して書いた模式図である。また、2個の現像フレームは同一の構成、動作を示すので特に画像形成部を区別する符号は付与しない。
本実施例では現像切替機構及び加圧機構は従来から知られている‘トグル機構’を応用したものである。
先に述べたように現像器5a、5cは現像フレーム11に一体的に固定され、揺動中心25を中心にしてクリーニング枠体41の支点41a((a)にのみ記載)に回転自在に支持されている。
また現像ローラ12a、c(図2)の軸方向両端にはスペーサコロ19a、cが配されており、このスペーサコロ19a、cが感光体ドラム1に突き当たることにより、感光体ドラム1と現像ローラの軸間距離が決まる。
現像加圧ばね70は引っ張りばねであり、その一方を現像フレームの固定部11cに固定され、その他方を後に詳細説明するクリーニング枠体41の軸41bに回転自在に保持されたばねギア71のばね固定部71aに固定されている。固定部11cと固定部71aの距離は、現像フレーム11の揺動範囲内では現像加圧ばね70の自由長より常に長く設定されており、現像フレーム11とクリーニング枠体41は相互に揺動軸25を中心としたモーメントを受けている。例えば、図4(a)の場合では揺動軸25を中心にクリーニング枠体41に対して現像フレーム11が時計周りに回転するような方向にモーメントを受けている。従って、先に説明した現像ローラ12aと同軸のスペーサコロ19aが感光体ドラム1に突き当たる方向に加圧力が働き、スペーサコロの位置が安定し、ひいては現像ローラ12と感光体ドラム1の軸間距離が安定して、現像特性が安定する。
現像フレーム11には対の対向面11a、11bが設けられており、その間には、装置本体に設けられた接離カム130が長手方向に延びるカム駆動軸131により支持されている。接離カム軸131の端部には図示しない駆動手段が配置されカム駆動軸131に選択的に回転角が与えられると接離カム130はカム受け面11a、bに突き当たる。図(a)では、スペーサコロ19aが感光体ドラム1に突き当たっているためその位置を阻害しないよう接離カム130とカム受け面11a、bは接触していない
またカム駆動軸131には接離カム130と同軸にばね駆動ギア132が配されている。ばね駆動ギア132はばねギア71と噛み合っており、接離カム130と同様に駆動軸131に一定の回転角が与えられるとばねギアが回転し、現像加圧ばね70のばね圧作用方向が変化する。
次に接離機構と現像加圧機構の動作について説明する。
図4により(a)の状態から駆動軸131が一定角度時計回りに回転すると接離カム130が回転しカム面130aがカム受け面11bに当接する((b)の状態)。この時ばねギア71も回転するため、現像加圧ばね70はばね圧による作用方向とばね圧が変化する。これにより常に負荷モーメントを一定に保ち駆動源(例えばステッピングモータ)の許容トルクをあげてトルクアップするようなことをしないで済む。詳細は後述する。
続いて更に駆動軸131が時計回りに回転すると接離カム130により現像フレーム11が揺動回転し、現像ローラ(スペーサコロ19a)が感光体ドラム1から離間する。
更に(d)の状態から(e)の状態に至る間に現像加圧ばね70の固定部71aが、揺動中心25とばね駆動ギア132中心を結んだ線hを越える。この時、現像加圧ばね70の作用によるモーメントは揺動軸25を中心とした時計回り方向から反時計回りに変わる。これまで接離カム130により、現像フレーム11は現像加圧ばねによるモーメントに逆らって回転していたが、加圧ばね70の作用力が加わり、現像フレーム11加速的に回転する。この時、現像フレーム11の回転角があまりに大きいと衝撃力が大きくなり、トナー飛散等につながるのでカム受け面11aが接離カム130に接触するまでの距離をできるだけ小さくし衝撃を緩和した((e)の状態)。
更に(f)から(g)(更に(h))に至る状態では、現像加圧ばね70によるモーメントにより現像フレーム11が回転し、接離カム130はカム受け面11aと接触することにより、その回転角速度をコントロールする役目を果たす。つまり、駆動軸131をできるだけゆっくり回転することにより、(g)の状態で現像ローラ(スペーサコロ19c)が感光体ドラム1に当接するが、当接する際の衝撃力をできるだけ減らすことができる。それにより、衝撃力によるスキャナー、感光体ドラム、転写等の振動、位置ずれ等を防ぐことができ、他方の感光体ドラム(例えば図1で感光体ドラム1aで衝撃を受けていたとして、感光体ドラム1b)での画像形成を可能にすることができ、画像出力速度をあげることができる。
最後に(h)の状態で接離カム130はカム受け面11aから離れ、現像ローラと感光体ドラム1の軸間距離が一義的に決まり、現像器5cが現像可能な状態となる。
ここで図5を用いて本発明で使用したとぐる機構の負荷について詳細する。図5は接離カムの動きに応じて変化する各パラメータの量を定性的に表した図である。まず現像加圧ばね70の加圧力Fは図4(a)の状態から(h)の状態に至る間に一体最大値まで上昇し(d〜e間)、また小さくなる。また、現像加圧ばね70の作用方向と揺動中心25間の距離lは逆に図4(a)の状態から(h)の状態に至る間に一旦最小値まで下降し(d〜e間)、その後上がる。
ここで、現像フレームを駆動するための負荷モーメントMは
M=F・l
と表されるため、結果的に図(a)から(h)の状態に至るまでほぼ一定の負荷モーメントである。そのため、一時的な不可の増大を防ぐことができ、駆動源(例えばステッピングモータ)の許容トルクをあげてトルクアップするようなことをしないで済む。
以上述べたように、現像フレームが一方の方向に回転すると一方の現像ローラが感光体ドラムに当接し現像可能な状態となり、現像フレームが他方の方向に回転すると他方の現像ローラが感光体ドラムに当接し現像可能な状態となる。このような構成をとることにより、ひとつの駆動手段のみで現像器の切替が可能となり、コストが抑えられる。
また、2個の現像器が一体となり切替を行なう為、一方の現像器が現像状態の位置から退避する時、他方の現像器は一方の現像器の現像状態であった位置を一部埋めるような位置に移動する。それゆえ、各現像器を別々に接離するより装置内にスペースを無駄無く埋めることができる。
また、各々の現像器の現像可能となった時の現像ローラ中心を、揺動中心と感光体ドラム中心を結んだ線の両側に夫々配置することにより、現像ローラの配置を効果的に行なう事ができ、省スペース化を図ることができる。
また、現像ローラと感光体ドラムの接触部と揺動中心結ぶ線分の長さが、揺動中心から感光ドラム表面までの最短距離より長いことにより、現像位置は現像ローラが感光体ドラムに当接した時に決まる為余計な制御を必要としなくともよい。
また、各々現像ローラを交互に押圧手段を有することにより、各々の現像ローラは感光体ドラムに対して安定した軸間距離を保つことができる。
また、押圧手段の駆動手段は接離手段と同一駆動源にすることができ、駆動構成を簡略化することができる。
また、押圧手段は単独の付勢ばねを切り替えて各々の現像ローラを付勢するため、安定した加圧力が得られる。
また付勢ばねの切替時に生じるモーメントの変化をできるだけ安定的に保つことができ、押圧手段の駆動減の許容トルクを増やさなくとも済む。
また、現像ローラが感光体ドラムに当接する際、カムでゆっくり当接させることができ衝撃力を発生させないで済む。
これまで述べてきた構成については、現像フレームがクリーニング枠体に揺動中心を回転中心として回転自在に固定する事により、現像フレームとクリーニング枠体をプロセスカートリッジとしてカラー画像形成装置に着脱自在としてもよい。
(第2の実施例)
図6に発明における第2の実施例を示す。画像形成装置及びプロセスカートリッジの概略構成は第一の実施例と同様である。図5は現像器を簡素化して書いた模式図である。第一実施例と同一部は同一符号を付与する。
本実施例でも2個の現像器をひとつの現像フレーム11で一体的に支持している。そして、現像フレーム11は感光体ドラム1に対して現像フレームの要部とは反対側に揺動中心26を配置してクリーニング枠体(不図示)または装置本体に対して回転自在に支持している。この揺動中心26を中心にして現像フレーム11が時計周りに一定位相回転した時現像ローラ12aは感光体ドラム1に当接して現像可能な状態になる。また揺動中心26を中心に現像フレーム11が反時計周りに一定位相回転して説き現像ローラ12cは感光ドラム1に当接して現像可能な状態になる。
以上のような構成をとることにより第1の実施例と同様な効果を得る事ができる。
(第3の実施例)
図7に発明における第3の実施例を示す。図7は装置本体の一部を示す断面図である。これまでの実施例では二つの現像器を一体的に構成してきたが、本実施例では二つの現像カートリッジ72a、72cを別々に本体から取り出して交換することが可能である。つまりユーザはドア135を開放して、装置本体1000の揺動軸134中心に回転自在に支持されている保持部材133に夫々の現像カートリッジ72a、72cをセットする。この場合でも保持部材133が二つの現像カートリッジ72a、cを一体化して動作させることが可能であるため、第1の実施例と同様な効果を得ることができる
1 感光体ドラム(像担持体)
2 帯電装置(帯電ローラ)
3 露光装置
5 現像器
6 中間転写体
7 クリーニング装置
8 プロセスカートリッジ
10 定着器
11 現像フレーム
12 現像ローラ(現像剤担持体)
13 トナー供給ローラ
14 現像ブレード(現像剤規制部材)
15 トナー搬送部材
16 現像部
17 トナー収納部
18 現像開口部
19 スペーサコロ
25 揺動中心
26 揺動中心(第2実施例)
40 クリーニングブレード
41 クリーニング枠体
42 トナー送り機構
43 廃トナー室
70 現像加圧ばね
71 ばねギア
72 現像カートリッジ
100 スキャナーモータ
101 ポリゴンミラー
102 結像レンズ
103 静電転写ベルト
104 1次転写ローラ
105 駆動ローラ
106 従動ローラ
107 テンションローラ
108 給紙カセット
109 給紙ローラ
110 レジストローラ
111 フィルムガイド
112 2次転写ローラ
113 排紙ローラ
114 排紙トレイ
115 加圧ローラ
130 接離カム
131 接離カム駆動軸
132 ばね駆動ギア
133 保持手段
134 揺動軸
135 ドア
P 転写材
L 画像光
V プロセス速度
T2 2次転写部
T トナー
G 現像部
m 揺動中心と現像部を結んだ線分の長さ
n 揺動中心から感光ドラム表面までの最短距離

Claims (4)

  1. 電子写真感光体と、
    前記感光体に作用し、第1の現像ローラを含む第1の現像手段と、
    前記第1の現像手段とは色が異なり、第2の現像ローラを含む第2の現像手段と、
    前記第1の現像手段と前記第2の現像手段を一体的に構成し、前記感光体ドラムと平行に回転自在に支持されるフレームと、
    を有し、前記第1の現像ローラと前記第2の現像ローラが前記感光体に交互に接触することにより多色画像を形成する画像形成装置において、
    前記フレームが一方の方向に回転すると前記第1の現像ローラが前記感光ドラムに当接し、前記第1の現像手段が現像可能な状態となり、
    前記フレームが他方の方向に回転すると前記第2の現像ローラが前記感光ドラムに当接し、前記第2の現像手段が現像可能な状態となる、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1において、
    前記第1の現像ローラと前記第2の現像ローラが前記感光体に対して交互に押圧力を発生させる駆動手段を有する画像形成装置。
  3. 電子写真感光体と、
    前記感光体に作用し、第1の現像ローラを含む第1の現像手段と、
    前記第1の現像手段とは色が異なり、第2の現像ローラを含む第2の現像手段と、
    前記第1の現像手段と前記第2の現像手段を一体的に構成し、前記感光体ドラムと平行に回転自在に支持されるフレームと、
    を有し、前記第1の現像ローラと前記第2の現像ローラが前記感光体に交互に接触することにより多色画像を形成する画像形成装置に着脱自在のプロセスカートリッジにおいて、
    前記フレームが一方の方向に回転すると前記第1の現像ローラが前記感光ドラムに当接し、前記第1の現像手段が現像可能な状態となり、
    前記フレームが他方の方向に回転すると前記第2の現像ローラが前記感光ドラムに当接し、前記第2の現像手段が現像可能な状態となる、
    ことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  4. 請求項3において、
    前記第1の現像ローラと前記第2の現像ローラが前記感光体に対して交互に押圧力を発生させる単独の付勢ばねを有するプロセスカートリッジ。
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