JP2011053268A - 弦楽器 - Google Patents

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Abstract

【課題】竹張り合わせ材の反りかえりを防止するとともに、音響効果の低減を防止することができる弦楽器を提供する。
【解決手段】弦楽器は、木材製の構成部材を竹張り合わせ材で構成する。この弦楽器を構成する竹張り合わせ材は、円筒状の竹の表面に近い硬質部材を周方向に分割して短冊状に形成すると共に、短冊上下面を互いに接着して厚板状に張り合わせて作成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、弦楽器に関するものであり、特に、木材製の構成部材を竹張り合わせ材で構成した弦楽器に適用される。
従来、最も代表的な弦楽器の1つであるクラシックギターの胴と棹部とは、木材によって製作されてきた。胴は、表面板、裏面板および側面板とで内部が空洞に形成されている。この空洞は、容積が大きいほど音量が豊かで低音部までよく鳴り、小さいと音量が小さくなり高音部の発音に適する。また、表面板はギターにとって音響的に最も重要な部分を占めるもので、音響特性の優れた材質からなる木材によって製作されている。
また、棹部は、ネックと指板とを含む構成であり、弦の張力に十分耐え得る剛性が要求される。また、指板は指が直接触れる部分であるため、汚れが目立ち難く、また耐摩耗性に優れた木材で製作されている。
このような胴と棹部とを製作するための各構成部材の材質としては、ドイツ松や、アメリカ産の杉、ジャカランダ、ローズ、スプルース、マホガニーなどの木材が用いられている。
しかし、近年、クラシックギターの材料が枯渇する傾向にあり、更には、環境問題により、原産国の輸出制限等で材料費用が高騰しており、日本のギター製作家が廃業となることも稀ではなく、別の材料を用いてクラシックギターを製作することが模索されている。
そこで、例えば、特許文献1に示すように、竹材片を張り合わせた竹張り合わせ材で木材製の部位を代替させた弦楽器が開示されている。竹材片は、九州の孟宗竹等、国内産の竹で豊富に供給されるため、容易にかつ安価にクラシックギター等の弦楽器を製作することができる。
このように竹材片を用いた弦楽器の製造方法は、竹から竹材片を形成し、その竹材片を接着することによって竹張り合わせ材を形成し、クラシックギター等の表面板や裏面板に使用することとなる。
具体的には、図11(a)に示すように、円筒状の竹72があり、その竹72を分割することによって、短冊状の竹材片70を形成する。従来までは、竹72の表面に近い硬質領域74と、内面に近い軟質領域76との区別なく竹材片70を形成している。そして、図10(b)に示すように、竹材片70は、その短冊状となった側面70aをそれぞれ合わせるように接着され、所謂、竹材片70の「横使い」で竹張り合わせ材78が形成される。
また、このように形成された竹張り合わせ材78は、上述したように、硬質領域74と軟質領域76とを含む「横使い」で接着させるため、放置すると時間の経過とともに乾燥収縮によって、図12に示すように、硬質領域74を内側、軟質領域76を外側に湾曲する。このため、クラシックギターの表面板の表側に硬質領域74が使用される関係上、自然湾曲に抗うように、図13に示すように湾曲とは逆方向に外力F1を加え、抑え込んで接着剤で側面板に接着していた。
また、図14に示すように、棹部88についても同じように、外力F2を加え、抑え込んで接着剤で接着している。竹張り合わせ材78は、竹材片70の側面70aをそれぞれ合わせるように接着し(所謂、「横使い」)、竹張り合わせ材78が薄手方向に積層接着することによって、ネック90、指板92が順に形成され、フレット94が設けられる。
特開平11−316583号公報
しかしながら、上述した弦楽器では、従来の木材の弦楽器における膠やタイトボンドなどの接着材をそのまま使用していたため、音響効果の低減、振動性能の低下を招くおそれがあることがわかった。これら膠やタイトボンドは、柔らかい木材に適した接着剤であり、比較的緻密で硬い竹材片に用いると、硬化後の接着剤部分の物理的性質(弾性波速度)が竹材本体と異なるため、その部分がダンパーとなり振動が減衰することとなり、竹張り合わせ材の振動性能が低下する事が原因の一つであった。
更にまた、表面板や裏面板については、その表面に光沢があり美観を引き立てるためにも、硬質領域74を表面側に、軟質領域76を裏面側としていた。そのため、その反りと反対方向に外力F1(図13参照)で無理矢理押さえ込んで接着固定を行い、仕上げを行っていたため、その内部に残留している残留ストレスで振動が拘束されて、籠った音となり、音響効果を損ねるおそれがあった。
また、かつて故ナルシソ・イエペス氏が「ネックから音の出るギターを目指せ」といったように、胴の表面板のみならず、棹部についても改良が望まれている。これは、弦に与えられた振動エネルギーが、棹部のフレット、指板、ネック、胴の表面板の順に伝達するためであり、棹部のネックや指板に振動特性の良い緻密な材料を使用することで、音響効果を高めることができるからである。
これによると、図14に示すように、竹材片70で作成された従来のネックは、竹材片70をその厚み方向を水平に並べて、互いにその側面が接着されるので、時間の経過とともに乾燥収縮で竹張り合わせ材が反ってくることとなる。このため、竹材片70を積層させて外力F2(図14参照)を加えて接着硬化させるが、内部に残留する残留ストレスが、振動方向と同一なため、自由振動を拘束することとなり、音響効果を損ねるおそれがあった。
本発明は、上述したような課題に鑑みてなされたものであり、竹張り合わせ材の反りかえりを防止するとともに、音響効果の低減を防止することができる弦楽器を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、弦楽器を構成する木材製の構成部材を竹張り合わせ材で構成し、しかも、竹張り合わせ材は、円筒状の竹の表面に近い硬質部材を周方向に分割して短冊状に形成すると共に、短冊上下面を互いに接着して厚板状に張り合わせたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、弦楽器を構成する構成部材がギターの胴を構成する表面板であり、しかも、ギターの表面板は、竹張り合わせ材を切削して構成したことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、弦楽器を構成する構成部材がギターの胴を構成する裏面板であり、しかも、ギターの裏面板は、竹張り合わせ材を切削して構成したことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3の何れか1項に記載の弦楽器において、弦楽器を構成する構成部材がギターの棹部であり、しかも、ギターの棹部は、厚板状の竹張り合わせ材を積層接着し切削して構成したことを特徴とする。
この発明によれば、竹張り合わせ材の反りかえりを防止するとともに、音響効果の低減を防止することができる。
本発明のクラシックギターを示す平面図である。 図1のI−I’線におけるクラシックギターの胴部分を示す断面図である。 図1のII−II’線におけるクラシックギターの棹部部分を示す断面図である。 本発明の一実施形態のクラシックギターの製造方法を示す説明図である。 (a)本発明の一実施形態のクラシックギターの製造方法を示す説明図である。(b)図5(a)のIII−III’線における断面図である。 (a)本発明の一実施形態のクラシックギターの製造方法を示す説明図である。(b)図6(a)のIV−IV’線における断面図である。 (a)本発明の一実施形態のクラシックギターの製造方法を示す説明図である。(b)図7(a)のV−V’線における断面図である。 図7(b)の要部を示す拡大図である。 本発明の一実施形態のクラシックギターの製造方法を示す説明図である。 本発明の一実施形態のクラシックギターにおける棹部を示す断面図である。 従来例の弦楽器の製造方法示す説明図である。 従来例の弦楽器の製造方法示す説明図である。 従来例の弦楽器の製造方法示す説明図である。 従来例の弦楽器における棹部を示す断面図である。
以下に、本発明に好適な実施形態について図面に基づいて説明する。
[弦楽器の構成]
本実施形態における弦楽器の構成について図1から図3を用いて説明する。尚、以下において説明する実施形態においては、本発明に係る弦楽器に好適な実施形態として本発明をクラシックギターに適用した場合を示す。図1は、クラシックギターを示す平面図であり、図2は、クラシックギターにおける胴部分を示す断面図(図1のI−I’線に示す)であり、図3は、クラシックギターにおける棹部部分を示す断面図(図1のII−II’線に示す)である。
図1に示すように、クラシックギター10は、弦16の振動を拡大放射する胴12と、この胴12の上端部に接続された棹部14とから構成される。特に、このクラシックギター10は、木材製の部位を、竹を張り合わせた竹張り合わせ材で構成されたギターであり、国内産の竹を使用することができ、安価に製造することができる。更に詳しくは後述するが、その竹張り合わせ材の製造方法を工夫することによって、竹張り合わせ材の反りかえりを防止するとともに、音響効果の低減を防止することができる。
胴12は、外形状がだるま形の表面板20と、裏面板22とを側面板24を介して接合することにより内部が空洞を形成している。また、胴12は、その表面に駒26と棹部14との間に6本の弦16を張設している。表面板20は、その中央に響穴28を有しており、その響穴28上に上述した弦16が張設されている。
また、表面板20には、裏面板22と対向する裏面側に弦16の振動を駒26から表面板20全体に伝達する複数本の響棒(図示せず)と補強材32が接合されている。尚、裏面板22は、響穴を備えておらず、表面板20と対向する裏面側に表面板20と同様に響棒(図示せず)と補強材32が接合されている。
図1に示すように、棹部14は、上述した胴12との間に弦16を張設し、音程を調節するためのものであり、ネック40、指板42、複数のフレット44等で構成されている。
ネック40は、クラシックギター10の首の部分であり、その上面に指板42が張り付けられる。指板42は、指を乗せるための板であり、ネック40の上面に接合されている。また、指板42は、その上面にフレット44が打ち込まれている。フレット44は、棒状の金属であり、指板42の表面に一定の規則で植え込まれている。また、このフレット44の上には、6本の弦16が張設されており、フレット44の間を指で押さえることによって、奏でる音程を調節することができる。
この棹部14は、その製造方法については詳しく後述するが、図3に示すように、下から順に、ネック40、指板42、フレット44が積層して接合されたものである。
[各部位の製造方法]
次に、上記表面板20、裏面板22、ネック40、駒26、指板42等、構成部材の素材となる竹材片の製造方法や、それらの構成部材自体の製造方法について図4から図9を用いて以下に説明する。図4から図9は、クラシックギターの製造方法を示す説明図であり、図10は、クラシックギターにおける棹部を示す断面図である。
まず、図4(a)に示すように、円筒状の竹52があり、その竹52を分割することによって、短冊状の竹材片50を形成する。
竹52は、国内産の竹として孟宗竹属等の竹が用いられるが、アジア、アフリカ、南北アメリカ等でも産するので、輸入竹の使用も可能である。竹52には、地上茎と地下茎があるが、主として地上茎を用いる。竹52の選定に際しては、樹齢又は色目が一致し、シミや汚れ、傷等がないものを厳選し、所要の長さに切断する。
また、竹52は、表面に近い箇所が相対的に硬質の硬質領域54であり、内面に近い箇所が相対的に軟質の軟質領域56となっている。その中でも、本実施形態においては、竹52の表面に近い硬質領域54から硬質部材として短冊状の竹材片50を形成する。また、この竹材片50は、周方向に分割して短冊状に形成される。また、1本の竹52から複数の竹材片50が形成される。竹材片50の寸法は、例えば幅員W1が5mm、高さHが13mmとなる。
このように形成された複数の竹材片50は、図4(b)に示すように、それぞれ接着剤30によって接着される。この場合において、竹材片50は、その短冊上下面50aを互いに接着して厚板状に張り合わせる。これによって、短冊状に切断された複数の竹材片50がそれぞれ短冊上下面50aで張り合わせられて、竹張り合わせ材58が形成されることとなる。表面板20や裏面板22に適用する竹張り合わせ材58の寸法は、例えば横幅W2が210mmとなる。
すなわち、竹材片50は、竹52の表面層から短冊状に切り出されているので、このように短冊上下面50aで貼り合わせて一定厚みの板状の竹張り合わせ材58を形成する。板体としての竹張り合わせ材58は、板体の厚み方向が、竹52の表面層における周方向の組織で、形成されることになり、その分硬度が高くなり、強度面と反響面において有利となる。この竹張り合わせ材58を後述のように切削してギターの表面板20や裏面板22に使用すると可及的に薄板にしても強度を保持し得ると共に同時に振動性能を上げることができる。
このような竹張り合わせ材58は、クラシックギター10の各種部位に使用されることとなる。具体的には、表面板20や裏面板22、そして、ネック40や指板42、駒26等に使用される。
表面板20や裏面板22に使用する場合には、図5に示すように、2枚の竹張り合わせ材58,58を用意し、竹張り合わせ材58,58の端部同士を接着剤30で接着し合板59が形成される。その後、合板59を1カ月程度、自然乾燥させる。合板59の寸法は、例えば横幅が420mmとなる。
図6に示すように、2枚の竹張り合わせ材58の合板59をのこぎりでクラシックギターの外形状となるように切断する。
図7に示すように、合板59の表面側において、合板59の中央部分59aから周縁部分59bに向って湾曲するように切削する。
次に、合板59の裏面側において、合板59の中央部分59aから周縁部分59bに向って湾曲するように切削する。すなわち、図8に示すように、合板59の中央部分59aの厚みH1が合板59の周縁部分59bの厚みH2より厚くなるように切削している。
従って、上記2枚の竹張り合わせ材58からなる合板59が湾曲するように仕上り曲面の形状に切削され、湾曲板60が製作される。これによって、表面板20が形成される。そして、上述した湾曲板60を表面板20として用いて、図9に示すように、表面板20は、側面板24と接着剤30で接着され、胴12が形成されることとなる。
一方、ネック40や指板42など棹部14を製造する場合には、図10に示すように、厚板状の竹張り合わせ材58を、所謂「縦使い」で2段に重ねて積層接着し切削して構成する。
すなわち、図4(b)に示すように竹張り合わせ材58は、短冊状の板体の竹材片50の短冊上下面50aで貼り合わせて一定の厚みの板状に構成されており、この板状の竹張り合わせ材58を、上下に2段に積層して棹部14を形成するものである。
この竹張り合わせ材58の複数段の積層状態においては、竹52の表面層から切り出した短冊状の竹材片50が縦方向で横並びし、かつ、後方向で上下積み重ねられた状態となる。従って、棹部14の硬度も増大し、弦の振動も伝播させ易く、音響効果を向上させることができる。
このように、硬質材料を主として使用することによって、従来の硬質材料、軟質材料の特別な区別なく使用した場合と比べて、竹張り合わせ材58の平均密度が増すとともに、竹材片50の反りを抑制することができる。
また、竹材片50を張り合わせる方向を、横方向から縦方向にすること(所謂、竹材片50の「横使い」から「縦使い」にすること)によって、反りの残留ストレスの方向が、棹の振動方向と無関係となるので、振動性能が向上することとなる。
特に、湾曲する表面板20等を製造する場合には、仕上がり曲面の形状に切削加工するため、側面板24への接着時に強制外力が不要となり、残留ストレスの発生を防止することができる。
これによって、表面板20や裏面板22の改良により、竹張り合わせ材の反りかえりを防止するとともに、理想的な自由振動に近づき、音響効果を向上させることができる。
また、棹部14の改良によっても、竹張り合わせ材58の平均密度が増すとともに、竹張り合わせ材58の反りかえりを防止するとともに、表面板20や裏面板22に伝わる振動の拘束を抑制することができ、振動性能と、音響効果を向上させることにつながり、「ネックから音の出るような理想的なクラシックギター」に一歩近付けることができる。
尚、上述した接着に用いる接着剤30としては、硬化後の物理的性質(弾性波速度や振動性能に大きく影響を及ぼす物性値)が竹材片50と同じ程度となる接着材が好ましく、例えば、α−オレフィン系の接着剤等(具体的には、不揮発分61.0±2.0%、粘度17000±6000mPa・s[23℃]のコニシボンドSH−20L)が挙げられる。
従来において、竹材片の接着剤としては、他の木材と同じように膠やタイトボンドが用いられてきた。しかし、これら膠やタイトボンドは、柔らかい木材に適した接着剤であり、比較的緻密で硬い竹材片に用いると、硬化後の接着剤部分の物理的性質(弾性波速度)が竹材本体と異なるため、その部分がダンパーとなり振動が減衰することとなり、音響効果の低減、振動性能の低下を招くおそれがあることがわかった。
このため、音響効果と、振動性能の観点からも、竹材片50の接着に相応しい接着剤を用いることが好ましい。従って、上記の接着剤を用いることによって、硬化後の弾性波速度が竹材のそれに近くなり、竹張り合わせ材の振動性能が大きく向上し、竹材本来の音響効果を発揮することができる。
[その他の実施形態]
尚、本実施形態においては、上述した竹張り合わせ材58を表面板20、裏面板22、指板42、ネック40及び駒26に採用したが、これに限らず、例えば、他の部位などに採用してもよい。
また、本実施形態においては、弦楽器の一例としてクラシックギターに本発明を採用したが、これに限らず、例えば、アコースティックギターや、バイオリンやチェロ類など、他の弦楽器に採用してもよい。
また、本実施形態においては、竹張り合わせ材58を切削して湾曲した表面板20や裏面板22に使用したが、これに限らず、例えば、湾曲しない表面板や裏面板に使用してもよい。
尚、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果が、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
10 クラシックギター
12 胴
14 棹部
16 弦
20 表面板
22 裏面板
24 側面板
26 駒
40 ネック
42 指板
44 フレット
50 竹材片
52 竹
54 硬質領域
56 軟質領域

Claims (4)

  1. 弦楽器を構成する木材製の構成部材を竹張り合わせ材で構成し、
    しかも、竹張り合わせ材は、円筒状の竹の表面に近い硬質部材を周方向に分割して短冊状に形成すると共に、短冊上下面を互いに接着して厚板状に張り合わせたことを特徴とする弦楽器。
  2. 弦楽器を構成する構成部材はギターの胴を構成する表面板であり、
    しかも、ギターの表面板は、竹張り合わせ材を切削して構成したことを特徴とする請求項1に記載の弦楽器。
  3. 弦楽器を構成する構成部材はギターの胴を構成する裏面板であり、
    しかも、ギターの裏面板は、竹張り合わせ材を切削して構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の弦楽器。
  4. 弦楽器を構成する構成部材はギターの棹部であり、
    しかも、ギターの棹部は、厚板状の竹張り合わせ材を積層接着し切削して構成したことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の弦楽器。
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