JP2011052898A - 室外機用電装箱 - Google Patents

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和美 岡村
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Abstract

【課題】室外機用電装箱への延焼を防止し、室外機用電装箱の内部に配置された電装品の焼損を防止すること。
【解決手段】空気調和機の室外機ユニット内部に設けられ、板金製の筐体51,52内に室外機ユニットの運転を制御する電子部品Cが収納される室外機用電装箱50であって、前記筐体51,52の側壁部に前記電子部品Cの冷却用の空気の吸入口55を設け、前記筐体51,52の底部に前記電子部品Cの冷却用の空気の排出口を設けるとともに、排出流路53を形成して、前記吸入口55に対向する前記筐体51,52の側壁部の側に導かれた前記電子部品Cの冷却用の空気を前記排出口に導く樹脂製の誘導壁部54を、前記筐体51,52内に収容した。
【選択図】図3

Description

本発明は、空気調和機の室外機ユニットの内部に収容される室外機用電装箱に関するものである。
従来の空気調和機の室外機ユニットには、商用交流電源をコンバータ部で一旦直流に整流し、再度インバータ部で可変電圧、可変電流の交流に変換して誘導電動機や直流ブラシレスモータなどによる圧縮機モータの駆動を制御するインバータ制御回路装置が設けられている。
このインバータ制御回路装置は、ノイズフィルタ、ダイオードスタック、各種のコンデンサ等の電子部品から構成され、これら電子部品は基板に実装され、電子部品が実装された基板は室外機ユニット内の室外機用電装箱に収納されている。
インバータ制御回路に電流が流されると、各電子部品から熱が放出され室外機用電装箱内は高温となり、さまざまな不具合を起こす恐れがあった。そこで、室外機外の空気を室外機用電装箱内に導入する吸入口および室外機用電装箱外へ排出する排出口を設け、室外ファンによる吸引効果を用いて室外機外の空気を室外機用電装箱内に導入し、各電子部品を冷却する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−301477号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された室外機用電装箱50の中間筐体53は、プラスチック(樹脂)でできており、その一部(より詳しくは、室外ファン33の上方に位置する部分)は、室外機ユニット30内の室外ファン33が配置された空間内に露出するように構成されている。そのため、このような構成からなる室外機用電装箱50では、例えば、プラスチック製のフィンガード35やファンガード36等に故意に火が付けられた場合、プラスチック製の室外ファン33に引火し、その炎がプラスチック製の中間筐体53の露出部を溶かし、内部にある電装品を焼損させるおそれがあった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、室外機用電装箱への延焼を防止することができ、室外機用電装箱の内部に配置された電装品の焼損を防止することができる室外機用電装箱を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用した。
本発明に係る室外機用電装箱は、空気調和機の室外機ユニット内部に設けられ、板金製の筐体内に室外機ユニットの運転を制御する電子部品が収納される室外機用電装箱であって、前記筐体の側壁部に前記電子部品の冷却用の空気の吸入口が設けられ、前記筐体の底部に前記電子部品の冷却用の空気の排出口が設けられているとともに、排出流路を形成して、前記吸入口に対向する前記筐体の側壁部の側に導かれた前記電子部品の冷却用の空気を前記排出口に導く樹脂製の誘導壁部が、前記筐体内に収容されている。
本発明に係る室外機用電装箱によれば、樹脂製の誘導壁部が板金製の筐体内に収容されることになるので、例えば、室外機ユニットを構成する樹脂製のフィンガードやファンガード等に故意に火が付けられ、樹脂製の室外ファンに引火した場合でも、室外機用電装箱への延焼を防止することができ、室外機用電装箱の内部に配置された電装品の焼損を防止することができる。
上記室外機用電装箱において、前記誘導壁部の横方向寸法が、該誘導壁部の設けられた側壁部の横方向寸法と略一致するように形成されているとさらに好適である。
このような室外機用電装箱によれば、室外機用電装箱内の幅方向における空気の流れが、誘導壁部の入口まで一様な状態で保たれていることになるので、吸入口から室外機用電装箱内に流入した空気が、室外機用電装箱内を一様に流れ、電子部品からよりムラなく熱を奪い、電子部品をより効率よく冷却することができる。
本発明に係る室外機ユニットは、屋外の空気と冷媒との間で熱交換を行う室外熱交換器と、該室外熱交換器に屋外の空気を送風する室外ファンと、該室外熱交換器または屋内の空気と冷媒との間で熱交換を行う室内熱交換器に高温高圧の冷媒を送出する圧縮機と、前記室外熱交換器および前記圧縮機の動作制御を行う電子部品と、該電子部品を収納する室外機用電装箱とを備えた室外機ユニットであって、前記室外機用電装箱が、上記室外機用電装箱とされ、前記排出口に、前記室外機ユニットの内部に収容された室外ファンの回転方向に沿って延びるとともに、前記吸入口に対向する前記筐体の側壁部の側から、前記吸入口の設けられた側壁部の側に向かって斜め下方向に延びるルーバーが設けられており、前記室外ファンが前記室外機用電装箱の対向壁部側の斜め下方に配置されるとともに、前記室外ファンの上方に位置する羽根が前記室外機用電装箱側へ回るように回転駆動される。
本発明に係る空気調和機は、屋外の空気と冷媒との間で熱交換を行う室外熱交換器と、該室外熱交換器に屋外の空気を送風する室外ファンと、該室外熱交換器または屋内の空気と冷媒との間で熱交換を行う室内熱交換器に高温高圧の冷媒を送出する圧縮機と、前記室外熱交換器および前記圧縮機の動作制御を行う電子部品と、該電子部品を収納する室外機用電装箱とを備えた室外機ユニットと、前記室内熱交換器と、屋内の空気を循環させる室内ファンとを備えた空気調和機であって、前記室外機ユニットが、上記室外機ユニットとされている。
本発明にかかる室外機ユニットまたは空気調和機によれば、室外機用電装箱の吸入口が室外機ユニットの外部と連通し、排気口が室外ファンに面するように配置されている。そのため、室外機ユニット外部の空気は、室外ファンの吸引効果により、吸入口から室外機用電装箱内に流入して電子部品を冷却して排出口から流出することになる。
また、室外ファンに付着して室外ファンの回転により周囲に飛ばされた水滴等は、室外ファンの斜め右上方に位置する室外機用電装箱の、吸入口の設けられた側壁部に対向する筐体の側壁部および/またはルーバーに衝突し、この側壁部および/またはルーバーをつたって下方へ落下するので、排出口から室外機用電装箱内に浸入することがない。
本発明に係る室外機用電装箱によれば、室外機用電装箱への延焼を防止することができ、室外機用電装箱の内部に配置された電装品の焼損を防止することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る空気調和機の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る室外機ユニットの斜視図である。 本発明の一実施形態に係る室外機用電装箱の部分断面図である。 本発明の一実施形態に係る室外機用電装箱の斜視図である。
以下、本発明の一実施形態について、図1から図4を参照しながら説明する。
図1は本発明に係る空気調和機の一実施形態を示す斜視図、図2は本発明に係る室外機ユニットの一実施形態を示す斜視図、図3は本発明に係る室外機用電装箱の一実施形態を示す部分断面図、図4は本発明に係る室外機用電装箱の一実施形態を示す斜視図である。
なお、図4は図3を同図における右斜め上方から見た図であり、また、図面の簡略化を図るため、図4において電解コンデンサCは省略している。
空気調和機10は、図1に示すように、室内機ユニット20と、室外機ユニット30とを備えている。これら室内機ユニット20および室外機ユニット30は、冷媒が導通する冷媒配管40や、図示しない電気配線等により接続されている。冷媒配管40は2本備えられており、冷媒は、一方において室内機ユニット20から室外機ユニット30へ、また他方において室外機ユニット30から室内機ユニット20へと流れることになる。
室内機ユニット20は、背面のベース(図示せず)と前面パネル21とが一体に構成されたものになっている。ベースには、プレートフィンチューブ型の室内熱交換器22、略円筒形状のクロスフローファン(室内ファン)23、室内機ユニット20の動作制御等を行う各種電気回路素子から構成されたコントロール部24等の各種機器が備えられている。
前面パネル21には、吸込グリル部21aが前面および上面のそれぞれに形成されている。室内の空気は、これら吸込グリル部21aにより多方向から室内機ユニット20内に吸い込まれるようになっている。また、吸込グリル部21aの背後には、エアフィルタ21bが備えられており、吸い込まれた空気等の粉塵を取り除く働きをしている。さらに、前面パネル21には、その下方に吹出口21cが形成されており、ここから暖められた空気、あるいは冷やされた空気が吹き出されるようになっている。なお、この空気吸込みおよび空気吹出しは、クロスフローファン23が回転することによって行われる。
室外機ユニット30は、図1および図2に示すように、筐体31内に室外熱交換器32、プロペラファン(室外ファン)33、圧縮機34、室外機用電装箱(以下、「電装箱」という。)50等が備えられている。室外機ユニット30には、略中央に室外機ユニット30内の空間を2つに分けるバッフルプレート35が設けられている。室外機ユニット30の正面視における左側の空間にはプロペラファン33が配置され、右側の空間には圧縮機34が配置されている。圧縮機34の上方には電装箱50が配置されるとともに、電装箱50の左端はバッフルプレート35を越えてプロペラファン33が配置されている空間に突出するように配置されている。
室外熱交換器32は、周囲に多数のコルゲートフィンを備えた冷媒配管により構成されており、冷媒と室外気との熱交換を実現させるものである。プロペラファン33は、室外機ユニット30を正面から見て右回りに回転して、筐体31内に前面から背面へと抜ける風を生じさせることにより、新たな空気を常に筐体31内に取り込んで、熱交換効率の向上を図るために設けられている。
なお、筐体31の一側面には、室外機ユニット30の外部の空気を電装箱50に取り込むための開口部31aが設けられている。また、室外熱交換器32およびプロペラファン33が外部と向き合う筐体31の背面および前面には、フィンガード(図示せず)およびファンガード36がそれぞれ設けられている。フィンガードはコルゲートフィンが外部からの不意の衝撃により破損することがないように設けられているものである。ファンガード36も、これと同様にプロペラファン33を外部衝撃から保護することを一つの目的とするとともに、外気に含まれる粉塵などを筐体31内に取り込ませないことを目的として備えられているものである。
圧縮機34は、低温低圧の気体冷媒を高温高圧の気体冷媒に変換して吐出するものであり、冷媒回路を構成する部品の中では最も中心的な働きを担うものである。ここで、冷媒回路とは、この圧縮機34に加えて、室内熱交換器22、室外熱交換器32、冷媒配管25、膨張弁および冷媒の流れ方向を規定する四方弁(膨張弁および四方弁は図示せず)等から概略構成され、冷媒を室内機ユニット20と室外機ユニット30との間で循環させる回路である。
電装箱50は、図2から図4のいずれかに示すように、圧縮機34を駆動制御する電子部品(例えば、電解コンデンサC等)を実装した基板Pを納める板金製の収納箱(下部筐体)51と、同じく板金製のフタ(上部筐体)52と、収納箱51の内部に収められて、空気の排出流路(経路)53を形成するプラスチック製(樹脂製)の誘導壁部54とを備えている。また、基板Pには、圧縮機34の運転を制御するための電子部品が実装され、熱を発生する電子部品(例えば、電解コンデンサC等)の熱を電装箱50外部へ放出する放熱板を有した冷却フィンFが設けられている。
収納箱51には、その正面視において右側壁部に電装箱50内に流入する空気の吸入口55が設けられており、吸入口55に対向する左側壁部の側に位置して収納箱51の底面を構成する底部に、吸入口55から流入した空気の排出口62が設けられている。
吸入口55は、吸入口55の設けられた側壁部の略中央よりも室外機ユニット30の背面側、かつ、略中央よりも上方に設けられ、凹形状に形成されている。また、吸入口55の設けられた側壁部の外側には、吸入口55の下端から斜め下外方向に延在し、室外機ユニット30の開口部31aの下端と係合する傾斜板57が設けられている。傾斜板57は、開口部31aから電装箱50に流入する空気を吸入口55へ誘導するものである。
誘導壁部54は、断面視略L字状を呈する第1の部材58と、断面視略L字状を呈する第2の部材59とを備えている。
第1の部材58は、その横方向(図3において紙面に垂直な奥行き方向)寸法が吸入口55の設けられた側壁部の横方向寸法と略一致するようにして形成されており、基板Pの冷却フィンFと係合する係合部58aと、吸入口55の設けられた側壁部に対向するとともに、吸入口55の設けられた側壁部に対向する収納箱51の側壁部(左側壁部)に沿うようにして、係合部58aから下方へ延在する誘導壁58bと、誘導壁58bの下端に設けられた下方ツバ部(舌片部)58cとを備えている。
第2の部材59は、その横方向(図3において紙面に垂直な奥行き方向)寸法が吸入口55の設けられた側壁部の横方向寸法と略一致するようにして形成されており、その下面全体が収納箱51の底面51aと接するようにして形成された下方ツバ部(舌片部)59aと、吸入口55の設けられた側壁部および吸入口55の設けられた側壁部に対向する収納箱51の側壁部と対向するようにして、下方ツバ部59aの一端(図3において右端)から上方へ延在する誘導壁59bとを備えている。
ここで、この誘導壁59bの上端面、この上端面に対向する基板Pの下面、これら誘導壁59bの上端面および基板Pの下面の側方に位置する収納箱51の2つの側壁51b,51cの内側面により、排気流路53の入口56が形成されることになる。また、下方ツバ部58cの下面と収納箱51の底面51aとの間には、排気流路53を形成する隙間60が形成されており、誘導壁59bと対向する下方ツバ部58cの端面と、誘導壁59bとの間には、排気流路53を形成する隙間61が形成されている。
一方、下方ツバ部58cの下面と対向する収納箱51の底面51aには、板厚方向に貫通する長穴状の排出口62(本実施形態では、収納箱51の側壁51b近傍において板厚方向に貫通する2つの排出口62)が形成されている。また、各排出口62(すなわち、排気流路53の出口)には、プロペラファン33の回転方向に沿って延びるとともに、プロペラファン33から飛散した水滴や粉塵等が、貫通穴62を介して収納箱51内に進入しないよう、吸入口55の設けられた側壁に対向する収納箱51の側壁の側から、吸入口55の設けられた側壁の側に向かって斜め下方向に延びるルーバー(邪魔板)63が設けられている。
つぎに、上記の構成からなる空気調和機10の作用について、暖房運転時および冷房運転時の場合に分けながら説明する。
まず、暖房運転時には、圧縮機34で高温高圧となった気体冷媒は、図1に示すように、冷媒配管40を通り室内機ユニット20の室内熱交換器22に圧送される。室内機ユニット20内では、クロスフローファン23により吸込グリル部21aから取り込まれた室内気に対して、室内熱交換器22を流過する高温高圧の冷媒から熱が与えられる。このことにより、吹出口21cから温風が吹き出されることになる。また同時に、高温高圧の気体冷媒は、室内熱交換器22において凝縮液化して高温高圧の液冷媒となる。
この高温高圧の液冷媒は、室外機ユニット30の室外熱交換器32に送られる途中で、膨張弁により減圧され低温低圧の液冷媒となる。室外機ユニット30では、プロペラファン33により筐体31内に取り込まれた新しい室外気から、室外熱交換器32を流過する低温低圧の液冷媒が熱を奪うことになる。低温低圧の液冷媒は、熱を奪うことにより蒸発気化して低温低圧の気体冷媒となる。これが再び圧縮機34に送出され、上記過程を繰り返すことになる。
冷房運転時には、冷媒は上記とは逆方向に冷媒回路中を流れる。すなわち、圧縮機34で高温高圧とされた気体冷媒が、冷媒配管40を通過して室外熱交換器32に圧送され、ここで室外気に熱を奪われて凝縮液化し高温高圧の液冷媒となる。この高温高圧の液冷媒は、膨張弁により減圧されて低温低圧の液冷媒となり、再び冷媒配管40を通って室内熱交換器22に送られる。低温低圧の液冷媒は、ここで室内機から熱を奪って吹出口21cから冷風を吹出すとともに、冷媒自身は蒸発気化して低温低圧の気体冷媒となる。これが再び圧縮機34に送出され、上記過程を繰り返すことになる。
上記の暖房運転、冷房運転のいずれの場合においても、図2から図4のいずれかに示すように、室外機ユニット30内ではプロペラファン33が回転し、室外機ユニット30の前面から背面へ空気を流している。プロペラファン33が配置されている筐体31とバッフルプレート35で囲われた空間内には、電装箱50の放熱フィンFが露出していて、放熱フィンFの周りにもプロペラファン33により空気が流れている。放熱フィンFはこの空気の流れにより熱を奪われ、電解コンデンサCからの熱を放出する。
プロペラファン33が配置されている空間内には空気が流れているので、その空間内における空気の圧力は、室外機ユニット30外側周りの空気の圧力よりも低くなる。この圧力の差により、室外機ユニット30外側の空気は、開口部31aから吸入口55を経て電装箱50内に流入され、排気流路53の入口56、排気流路53、排出口62を通って、電装箱50外に流出される。
吸入口55から電装箱50内に流入された空気は、図3に実線矢印で示すように、電装箱50内を一様に広がりながら吸入口55に対向した排気流路53の入口56に向かって流れ、電装箱50内に収められた電解コンデンサC等の電子部品から熱を奪って冷却し、排気流路53の入口56に流入する。排気流路53の入口56から排気流路53内に流入した空気は、隙間61、隙間60、排出口62を通って電装箱50の外、すなわち、プロペラファン33が配置された空間内に排出される。
また、プロペラファン33に水滴が付着した状態(例えば、雨天時)で、空気調和機10が運転されプロペラファン33が回転すると、図3に示すように、プロペラファン33に付着した水滴は、遠心力によりプロペラファン33の半径方向外側からプロペラファン33の回転方向に傾いた方向に飛ばされる。
遠心力により飛ばされた水滴の一部は、プロペラファン33の斜め右上方に位置する電装箱50の、吸入口55の設けられた側壁に対向する収納箱51の側壁および/またはルーバー63に衝突し、この側壁および/またはルーバー63をつたって下方へ落下する。
本実施形態に係る電装箱50によれば、プラスチック製の誘導壁部54が板金製の筐体51,52内に収容されることになるので、例えば、室外機ユニット30を構成するプラスチック製のフィンガードやファンガード36等に故意に火が付けられ、プラスチック製のプロペラファン33に引火した場合でも、室外機用電装箱50への延焼を防止することができ、室外機用電装箱50の内部に配置された電装品の焼損を防止することができる。
また、本実施形態に係る室外機用電装箱50によれば、誘導壁部54の横方向寸法が、誘導壁部54の設けられた側壁部の横方向寸法と略一致するように形成され、室外機用電装箱50内の幅方向における空気の流れが、誘導壁部54の入口56(すなわち、排気流路53の入口56)まで一様な状態で保たれていることになるので、吸入口55から室外機用電装箱50内に流入した空気が、室外機用電装箱50内を一様に流れ、電子部品からよりムラなく熱を奪い、電子部品をより効率よく冷却することができる。
一方、本実施形態にかかる室外機ユニット30または空気調和機10によれば、室外機用電装箱50の吸入口55が室外機ユニット30の外部と連通し、排気口62がプロペラファン33に面するように配置されている。そのため、室外機ユニット30外部の空気は、プロペラファン33の吸引効果により、吸入口55から室外機用電装箱50内に流入して電子部品を冷却して排出口から流出することになる。
また、プロペラファン33に付着してプロペラファン33の回転により周囲に飛ばされた水滴等は、プロペラファン33の斜め右上方に位置する室外機用電装箱50の、吸入口55の設けられた側壁部に対向する下部筐体51の側壁部および/またはルーバー63に衝突し、この側壁部および/またはルーバー63をつたって下方へ落下するので、排出口62から室外機用電装箱50内に浸入することがない。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で各種変更・変形が可能である。
10 空気調和機
22 室内熱交換器
30 室外機ユニット
32 室外熱交換器
33 プロペラファン(室外ファン)
34 圧縮機
50 室外機用電装箱
51 収納箱(下部筐体)
52 フタ(上部筐体)
53 排出流路
54 誘導壁部
55 吸入口
62 排出口
63 ルーバー
C 電解コンデンサ(電子部品)

Claims (4)

  1. 空気調和機の室外機ユニット内部に設けられ、板金製の筐体内に室外機ユニットの運転を制御する電子部品が収納される室外機用電装箱であって、
    前記筐体の側壁部に前記電子部品の冷却用の空気の吸入口が設けられ、前記筐体の底部に前記電子部品の冷却用の空気の排出口が設けられているとともに、
    排出流路を形成して、前記吸入口に対向する前記筐体の側壁部の側に導かれた前記電子部品の冷却用の空気を前記排出口に導く樹脂製の誘導壁部が、前記筐体内に収容されていることを特徴とする室外機用電装箱。
  2. 前記誘導壁部の横方向寸法が、該誘導壁部の設けられた側壁部の横方向寸法と略一致するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の室外機用電装箱。
  3. 屋外の空気と冷媒との間で熱交換を行う室外熱交換器と、該室外熱交換器に屋外の空気を送風する室外ファンと、該室外熱交換器または屋内の空気と冷媒との間で熱交換を行う室内熱交換器に高温高圧の冷媒を送出する圧縮機と、前記室外熱交換器および前記圧縮機の動作制御を行う電子部品と、該電子部品を収納する室外機用電装箱とを備えた室外機ユニットであって、
    前記室外機用電装箱が、請求項1または2に記載の室外機用電装箱であり、
    前記排出口に、前記室外機ユニットの内部に収容された室外ファンの回転方向に沿って延びるとともに、前記吸入口に対向する前記筐体の側壁部の側から、前記吸入口の設けられた側壁部の側に向かって斜め下方向に延びるルーバーが設けられており、
    前記室外ファンが前記室外機用電装箱の対向壁部側の斜め下方に配置されるとともに、前記室外ファンの上方に位置する羽根が前記室外機用電装箱側へ回るように回転駆動されることを特徴とする室外機ユニット。
  4. 屋外の空気と冷媒との間で熱交換を行う室外熱交換器と、該室外熱交換器に屋外の空気を送風する室外ファンと、該室外熱交換器または屋内の空気と冷媒との間で熱交換を行う室内熱交換器に高温高圧の冷媒を送出する圧縮機と、前記室外熱交換器および前記圧縮機の動作制御を行う電子部品と、該電子部品を収納する室外機用電装箱とを備えた室外機ユニットと、
    前記室内熱交換器と、屋内の空気を循環させる室内ファンとを備えた空気調和機であって、
    前記室外機ユニットが、請求項3記載の室外機ユニットであることを特徴とする空気調和機。
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