JP2011052639A - 流体分散ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】 2つの流体、特に気体と液体とを分散させながら分散流体を搬送することができる流体分散ポンプを提供する。
【解決手段】 回転可能に支持され円板状本体部9の一面に遠心羽根10を有する流体搬送用のインペラ8と、一方の軸方向端部が前記インペラ8に接続され、前記インペラを回転させるモータ3と、前記インペラ8を収容し第1流体及び第2流体供給口15,17と第1及び第2流体の分散流体の流出口16を有する収容室12が画定された筐体6a,6bを備え、前記収容室12は、前記円板状本体部9に対して遠心羽根10が設けられた面の背面側に、前記円板状本体部9の求心方向及び遠心方向へ循環流動させて、前記第2流体供給口17から供給された第2流体を第1流体中に分散させる分散空間14を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、2つの流体を分散、例えば、液体中に微細気泡を分散させながら、これらの流体を送液するための流体分散ポンプに関する。
工業的分野において、2つの流体を分散させ、さらに分散流体を搬送する操作については広く行なわれているところである。
特に、近年、例えば、液体に気体を分散する分野において、工程の多様化に伴い、また、反応の効率化や迅速化などのため、気体を微細化して液体中に分散したいという要求が多くなってきている。
気泡を微細化するための微細気泡発生装置は、非特許文献1などに多種類のものが提案されている。例えば、(a)ベンチュリ管等を用いた流路拡大方式(非特許文献2及び特許文献1を参照)、(b)加圧溶解気体の過飽和析出方式(加圧溶解式)、(c)旋回流気泡せん断方式(旋回流式)、(d)オリフィス等を用いた高圧開放方式、(e)微細孔からの気体吐出方式、(f)超音波や機械による気泡破壊方式などである。
いずれの方法も気泡発生方式や発生気泡の破壊方法を様々に工夫している。特に、(a)〜(d)の方法は圧力変動や水流によるもの、(e)の方法は気体を吐出する孔径を小さくすることによるもの、(f)の方法は水流以外の動力(媒質の振動や機械によるせん断)によるものである。
特開2003−230824
大成博文,「マイクロバブルの基礎」,泡のエンジニアリング,2005年,pp.423−429 藤原暁子,「ベンチュリ管を用いたマイクロバブル発生手法」,エコインダストリー,2006,Vol.11,No.3,27−30
これらの各種方法には、それぞれ利点及び欠点があるが、特に問題となるのは、圧力を発生させるためのポンプを必要とすることである。例えば、(a)の方式ではベンチュリ管に気液混合流体を搬送するため、(b)(d)の方式では加圧のため、(e)の方式では流体を微細孔に通すため、などにそれぞれ流体を加圧させるためのポンプが必要となる。
さらに、上記の各種方法では、気泡を微細化して分散させた気液分散流体を使用目的に応じて反応槽などへ流動させるために別にポンプが必要となる。すなわち、微細気泡を作成するためと微細気泡を作成した気液混合流を搬送するために、それぞれポンプが必要となり、その結果、装置が全体として大型化するという問題を生じていた。
したがって、本発明が解決しようとする技術的課題は、2つの流体を分散させながら分散流体を搬送することができる流体分散ポンプを提供することである。
本発明は、上記技術的課題を解決するために、以下の構成の流体分散ポンプを提供する。
本発明の第1態様によれば、回転可能に支持され、円板状本体部の一面に遠心羽根を有する流体搬送用のインペラと、
一方の軸方向端部が前記インペラに接続され、前記インペラを回転させるモータと、
前記インペラを収容し第1流体及び第2流体供給口と第1及び第2流体の分散流体の流出口を有する収容室が画定された筐体と、を備え、
前記収容室は、前記円板状本体部に対して遠心羽根が設けられた面の背面側に、前記第2流体供給口から供給された第2流体及び第1流体を前記円板状本体部の求心方向及び遠心方向へ循環流動させて前記第2流体を第1流体中に分散させるための分散空間を備える、流体分散ポンプを提供する。
本発明の第2態様によれば、前記第2流体供給口は、前記分散空間に開口するように設けられている、第1態様の流体分散ポンプを提供する。
本発明の第3態様によれば、前記インペラの本体部に対向し、前記モータの回転軸及び筐体の内側壁から離間するように前記収容室内に設けられた環状の仕切り部を備える、第1又は第2態様の流体分散ポンプを提供する。
本発明の第4態様によれば、さらに、前記分散空間内の流体の循環流に沿うよう設けられた分散流路を形成する分散部を備え、
前記分散流路は、断面積が徐々に縮小するように構成された流路縮小部と、前記流路の断面積が徐々に拡大するように構成された流路拡大部と、前記流路縮小部と流路拡大部との接続部分に隙間最小部を備えることを特徴とする、第1から3態様のいずれか1つの分散ポンプを提供する。
本発明の第5態様によれば、前記分散部は、円板状の分散部本体の前記インペラとの対向面に、前記インペラと前記分散部本体に挟まれた空間に前記分散流路を画定する凸状部が設けられている、第4態様の流体分散ポンプを提供する。
本発明の第6態様によれば、前記分散部は、円板状の分散部本体の前記筐体内壁との対向面に、前記筐体内壁と前記分散部本体に挟まれた空間に前記分散流路を画定する凸状部が設けられている、第4態様の流体分散ポンプを提供する。
本発明の第7態様によれば、前記分散流路によって区分された分散部が前記仕切り部として機能することを特徴とする、第4から第6態様のいずれか1つの流体分散ポンプを提供する。
本発明の第8態様によれば、前記分散流路は、前記円筒形の分散部本体の側壁を厚み方向に貫通するように、前記分散部本体に設けられた環状スリットとして構成されている、第4態様の流体分散ポンプを提供する。なお、前記分散流路は、前記円筒形の分散部本体の側壁を厚み方向に貫通する管路として構成してもよい。
本発明の第9態様によれば、前記モータは、前記インペラの回転軸と同軸で回転するロータを含むキャンドモータであることを特徴とする、第1から第8態様のいずれか1つの分散ポンプを提供する。
本発明によれば、筐体の収容室内に設けられたインペラの本体部により、収容室内を区画する。収容室内では、インペラが回転し遠心羽根によって、回転軸から遠くなるにつれて高圧となるように流体に圧力分布が与えられる。この圧力分布によって、分散空間に流出した流体がインペラの本体部に対して求心方向及び遠心方向へ循環流動する。すなわち、本発明によれば、インペラの遠心羽根の回転によって生じた圧力分布によって、流体の搬送だけではなく、分散空間で2つの流体の分散を行なうように構成されているため、流体の分散及び搬送を同時に行なうことができる。
また、本発明において、第2流体供給口は、前記分散空間に開口することで、循環流中に直接第2流体を供給して分散の効率を向上させることができる。
本発明の第3態様によれば、循環流を効率よく求心方向及び遠心方向に循環させるために、分散空間に仕切り部を設けている。仕切り部を設けることにより、分散空間の流体の流れを仕切られた領域で一方向に案内することができ、流体を効率よく循環させることができる。
本発明の第4態様によれば、分散空間に設けられた分散部の分散流路がベンチュリ管と同様の効果を呈し、分散空間で循環する流体を効率よく分散する。分散流路の具体的な構成は、環状スリットでもよいし、単なる管路であってもよい。
分散部は、対向する2つの面の間に流路縮小部、流路拡大部、隙間最小部が形成されるように構成されていればよく、2つの板部材を対向して構成してもよいし、インペラや筐体の壁面を1つの面として用いてもよい。この場合、分散部を構成する部材の対向面に分散流路を画定する凸状部を構成する。
本発明の第7態様によれば、分散流路で区分された分散部本体の一部が仕切り部として機能するため、流体を分散空間において効率よく循環させることができる。
本発明の第8態様分散部の具体的構成として、前記円筒形の分散部本体の側壁に環状スリットとして分散流路を設けることで簡単な構成で分散部を構成できる。なお、分散流路は、円筒形の分散部本体の側壁を厚み方向に貫通する管路により構成することもできる。
本発明の第9態様によれば、キャンドモータの特性により液漏れのおそれがなく、どのような設置場所にも設置でき、さらに、高温、高圧、高真空の系にも使用することができる。
本発明の第1実施形態にかかる流体分散ポンプの概略構成を示す断面図である。 図1の流体分散ポンプの送液分散部の部分拡大図である。 図1の流体分散ポンプの変形例を示す図である。 本発明の第2実施形態にかかる流体分散ポンプの断面図である。 本発明の第3実施形態にかかる流体分散ポンプの断面図である。 図5の流体分散ポンプの分散部の部分拡大図である。 図5の流体分散ポンプの変形例の分散部の部分拡大図である。 本発明の第4実施形態にかかる流体分散ポンプの断面図である。 本発明の第5実施形態にかかる流体分散ポンプの断面図である。 本発明の第6実施形態にかかる流体分散ポンプの断面図である。 図9の流体分散ポンプの部分拡大図である。 図9の流体分散ポンプに用いられる分散部の変形例を示す図である。
以下、本発明の実施形態に係る流体分散ポンプについて、図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態にかかる流体分散ポンプの模式的構造を示す図である。図1において、流体分散ポンプ1aは、2つの流体、例えば、液体と気体あるいは液体と液体を分散させて送液するものである。流体分散ポンプ1aは、送液分散部2とモータ3及び両者を接続するカップリング4を備えている。
送液分散部2は、モータ3の動力により回転するインペラ8により流体を取り込み、供給された第2流体と分散させて排出する。モータ3は、送液分散部2の分散、送液機能を実現できる動力源であればその構成について問うものではなく、種々のものを利用することができる。カップリング4は、送液分散部2の回転軸7とモータ3とを接続する部材である。
送液分散部2は、回転軸7の軸受である基部5とケーシングとしての中間筐体6a及び主筐体6bを備えている。基部5には、回転軸7の軸受であるボールベアリング5aと軸受部分から液体が流出しないようにするための回転シール5bが設けられている。
基部5に回転シール5bとボールベアリング5aを取り付けた後、中間筐体6aを基部5に取り付ける。中間筐体6aは円筒状の部材であり、中央部分の開口に回転軸7を挿入する。また、中間筐体6aには第2流体供給口17が設けられている。
主筐体6bは、中間筐体6aに固定され、第1流体供給口15と液体流出口16が設けられている。中間筐体6aと主筐体6bとで収容室12が画定される。液体流出口16は、第1流体供給口15に対して口径が小さくなるように構成されており、第1流体供給口15から供給された流体が直接的に液体流出口16から流出してしまわないように構成されている。
収容室12内には、インペラ8が収納されている。インペラ8は、回転軸7の先端にボルト18により締結される。図1に示すように、インペラ8は、クローズタイプの遠心インペラで構成され、円板状のインペラ後面部9及びインペラ前面部11で構成されるインペラ本体部の内部に送液用の遠心羽根10を備えた構成となっている。
インペラ8は、中間筐体6aのインペラ本体の後面部9に対向する対向面19とインペラ8との間に隙間が生じるように収容室12内に収納される。収容室12内は、インペラ後面部9を基準として送液空間13と分散空間14とに区画される。
送液空間13は、インペラ8の遠心羽根10の回転によって収容室12内の流体を液体流出口16側に搬送するための空間であり、分散空間14は、供給された流体をインペラ8の遠心羽根10の回転によって生じた圧力によって、インペラ本体の後面部9の求心方向及び遠心方向へ循環させるための空間である。
次に、図1,図2を用いて流体分散ポンプ1aの動作を説明する。なお、以下、第1流体供給口15から供給される流体及び第2流体供給口17から供給される流体はともに液体であるとして説明する。
モータ3が回転すると、回転軸7に連結されているインペラ8も一体に回転し、第1液体が第1流体供給口15より取り込まれる。インペラ8が回転することにより、第1液体が回転軸7から遠心方向に送られ、一部が液体流出口16から流出する。
インペラの遠心羽根10の回転により送液空間13内に圧力分布が生じる。回転軸7から離れるにつれて圧力が高くなり、図2に示すように、回転軸7から遠い側の領域A2の方が、回転軸7に近い側の領域A1よりも高圧になる。
インペラ8によって遠心力が付加された流体の一部は、主筐体6bの液体流出口16から外部へ流出する。上記のように、液体流出口16の口径は、第1流体供給口15よりも小さく構成されているため、一部の流体は、送液空間13から分散空間14へ移動する。
インペラの後面も回転しているために、後面近傍では放射流が形成される。また、遠心力によって前記領域A2は回転軸7の近傍領域A3よりも高圧となる。この圧力差によって液体流出口16から流出しなかった液体は、矢印90に示すように中間筐体の表面近くを流れてインペラ8の分散空間14へ移動する。第2流体供給口17から供給された第2の流体は、矢印92に示すように、収容室12の分散空間14内へ移動し、第1流体と合流して分散流体となる。回転軸7の近傍領域A3に存在する分散流体は、インペラ後面近くに形成される放射流によってインペラ本体部(インペラ後面部9)の遠心方向へ移動する。すなわち、循環流は、インペラ後面近傍の放射流と圧力差による静止している中間筐体6aの対向面19近傍の求心流の組み合わせで発生する。なお、放射流を発生させやすくするために、インペラ後面部9の表面はある程度の粗さを有していてもよい。
図2に示すように、第2流体供給口17は回転軸7の近傍に開口するように構成されており、流体の圧力分布により第2流体の供給のための圧力を低く設定することができる。ただし、図3に示すように第2流体供給口17の開口の位置を中間筐体6aの中間部分に設けてもよい。
分散空間14内では、矢印93に示すように、インペラ後面近くで放射流が形成されるため、分散空間14内で流体が循環する。分散空間14内では、第1流体と第2流体が混合し、強い循環流によって両流体が分散される。
分散空間14内の流体は、循環中に一部が送液空間13に戻り、液体流出口16から流出する。
本実施形態によれば、インペラの遠心羽根10が設けられているインペラ本体部のインペラ後面部9を基準として収容室内を2つの空間に区画しているため、インペラの遠心力によって高い圧力を付与された流体が遠心羽根10の反対側に存在する分散空間14へ移動する。分散空間内では、インペラによって付与された高圧力及びインペラ後面近傍の放射流により、流体がインペラの本体部の求心方向及び遠心方向へ循環するため、2つの流体を分散することができる。
(第2実施形態)
図4は、本発明の第2実施形態にかかる流体分散ポンプの模式的構造を示す図である。図4に示す流体分散ポンプ1bは、第1実施形態にかかる流体分散ポンプと共通な部分を有しているため、以下の説明においては、相違点を中心に説明する。
第2実施形態にかかる流体分散ポンプ1bは、収容室12の分散空間14に仕切り部材20を備えている。仕切り部材20は、環状の板状の部材で構成されており、インペラ8のインペラ後面部9及び中間筐体6aの対向面19に略平行に両者から離間するように設けられている
仕切り部材20を設けることによって、分散空間14の流体の流れを仕切り部材20で案内し、仕切られた領域ごとに一方向にすることができ、流体を効率よく循環させることができる。
(第3実施形態)
図5は、本発明の第3実施形態にかかる流体分散ポンプの模式的構造を示す図である。第3実施形態にかかる流体分散ポンプ1cは、収容室12の分散空間14に分散部21を備えている。本実施形態にかかる流体分散ポンプは、第1流体として液体、第2流体として気体を用い、第2流体である気体を微細気泡にして第1流体である液体中に分散するポンプとして説明する。ただし、第1、第2流体ともに液体を用いることもできる。
分散部21は、図5,図6Aに示すように、対向配置された環状の2枚の板部材22,23により構成されている。2枚の板部材22,23の間に板部材22,23の全周にわたって環状に形成された隙間は、循環する流体が流れる分散流路として機能する。
第1の板部材22は、中間筐体6aの対向面19に密接して配置される。分散部21を構成する2枚の板部材22,23は、中央部分24,25が薄肉に構成され、その外側に突起26が設けられている。突起26は、2枚の板部材22,23の対向する2つの面に設けられる。突起の表面はテーパー状に構成され、分散流路の断面積が外径側から内径側に向かうに従って徐々に縮小するように構成された流路縮小部27、流路の断面積が外径側から内径側に向かうに従って徐々に拡大するように構成された流路拡大部28、流路縮小部と流路拡大部との境界部分に隙間最小部29を備える。
液体流出口16から流出しなかった液体は、インペラ8の背面の分散空間14へ移動する。分散空間14では、第2流体供給口17から取り込まれた気体と液体とが存在している。分散空間14の圧力は、回転軸7近傍の流体の領域の圧力よりも高いため流体は回転軸7に近づくように移動する。このとき、気体と液体との混合物は、矢印94に示すように、分散部21の流路に設けられた流路縮小部27および流路拡大部28を順に通過して回転軸7に近づく方向に移動する。そして、気体と液体との混合物が流路縮小部27を経て流路拡大部28を通るとき、流路間隙の変化により気体と液体との混合物は流速が変化して圧力が変化し、気体が微細化される。
この気体の微細化は、主として、液体の流速、気体の量、隙間最小部29および流路拡大部28の間隙寸法などによって決定される。例えば、液体の流速がある閾値以下であると、気泡径が小さくならず十分な微細化が行われない。この場合、微細化される気泡の径は、主として、隙間最小部29および流路拡大部28の間隙寸法によって調整することができる。一方、液体の流速が閾値以上になると、気泡径が小さくなって十分な微細化が行われる。分散流路に設けられた流路拡大部28がベンチュリ管と同様の効果を呈し、気体を伴った液体が分散部21の流路内を通過することにより、気体を微細化することができる。
分散部21の流路を通過した微細気泡分散流体は、矢印95に示すように、インペラ8と板部材23の間の隙間を通って、インペラ8の遠心方向へ移動し、分散空間内で流体が循環する。
分散部の板部材23の薄肉部25は、分散空間14内の循環流の中央近傍に位置するため、仕切り部材としても機能し、薄肉部25によって循環流を効率よく流動させることができる。
なお、第3実施形態にかかる流体分散ポンプの変形例として、図6Bに示す構成の流体分散ポンプを構成してもよい。この分散ポンプは、収容室12の分散空間14に設けられている分散部21の位置が、インペラ8に隣接するように配置され、後部筐体6aの対向面19との間に流体流路としての隙間を有している。
(第4実施形態)
図7は、本発明の第4実施形態にかかる流体分散ポンプの模式的構造を示す図である。第4実施形態にかかる流体分散ポンプ1dは、第3実施形態にかかる流体分散ポンプ1cと比較して、分散空間14に設けられた分散部21の構成が異なる。
分散部21は、円板状の板部材30を備える。板部材30はインペラ後面部9の遠心羽根10が設けられていない側の表面に隣接して平行に配置される。インペラ後面部9と板部材30の対向面の間に設けられる隙間は、分散部21の分散流路を構成する。
分散空間14に流入した流体は、矢印に示すようにインペラ後面部9の求心方向及び遠心方向へ循環する。板部材30は、分散空間14内の循環流の中央近傍に位置するため、仕切り部材としても機能し、循環流を効率よく流動させることができる。
また、板部材のインペラ後面部9との対向面には、突起32が設けられており、当該突起32によって、流路縮小部27、流路拡大部28及び隙間最小部29が形成される。循環流が分散流路を通過することにより、流路間隙の変化により気体と液体との混合物は流速が変化して圧力が変化し、気体が微細化される。
(第5実施形態)
図8は、本発明の第5実施形態にかかる流体分散ポンプの模式的構造を示す図である。第5実施形態にかかる流体分散ポンプ1eは、第3実施形態にかかる流体分散ポンプ1cと比較して、分散領域14に設けられた分散部21の構成が異なる。
分散部21は、円板状の板部材33を備える。板部材33は中間筐体6aの対向面19に隣接して平行に配置される。中間筐体6aの対向面19と板部材30の対向面の間に設けられる隙間は、分散部21の分散流路を構成する。板部材33は仕切り部材としても機能する。
また、板部材の中間筐体6aとの対向面には、突起34が設けられており、当該突起34によって、流路縮小部27、流路拡大部28及び隙間最小部29が形成される。循環流が分散流路を通過することにより、流路間隙の変化により気体と液体との混合物は流速が変化して圧力が変化し、気体が微細化される。
(第6実施形態)
図9は、本発明の第6実施形態にかかる流体分散ポンプの模式的構造を示す図である。図10は、図9の流体分散ポンプの部分拡大図である。第6実施形態にかかる流体分散ポンプ1fは、モータとしてキャンドモータ3aを用いたキャンドモータポンプである。以下、本実施形態にかかる流体分散ポンプは、第1流体として液体第2流体として気体を用い、第2流体である気体を微細気泡にして第1流体である液体中に分散するものとして説明する。ただし、第1、第2流体とも液体としてもよい。
キャンドモータ3aは、回転子40と固定子41とを備える。回転子40には回転軸7が圧入固着され、この回転軸7の前後部にそれぞれスリーブ42,43およびスラストカラー44,45が装着されている。回転軸7は、これらスリーブ42,43およびスラストカラー44,45を介して前後部の軸受46,47に回転自在に支持されている。これら軸受46,47は、各々中間筐体6a、後部軸受箱48に挿入されて固定されている。
中間筐体6aは、固定子41を挿入固着した固定子枠49の前部フランジ50面に固定され、後部軸受箱48はガスケット51を介して固定子枠49の後部端面52に液密に締結固定されている。
回転子40は非磁性で薄肉円筒状の回転子キャン53と側板54とが液密に溶着されて密封されており、固定子41は固定子枠49の端部と非磁性で薄肉円筒状の固定子キャン55とが液密に溶着されており、回転子40と固定子41とはキャン隙間56を介して対向配設されている。
後部軸受箱48には、潤滑液注入口57が設けられている。本実施形態では潤滑液は、本実施形態にかかる流体分散ポンプの吐出液であり、潤滑液流出口58から吐出され、潤滑液管路59を通って潤滑液注入口57へ供給される。
主筐体6bは、中間筐体6aに液密に締結固定されている。主筐体6bと中間筐体6aは、収容室12を画定する。
主筐体6bには、第1流体供給口15及び液体流出口16が設けられている。第1流体供給口15は、回転子40の回転軸7の延在位置に設けられ、液体流出口16は、主筐体6bの回転軸7に対し交差する方向に位置する面に設けられる。
収容室12内には、インペラ8及び回転子40が収納される。
中間筐体6aの対向面19とインペラ8との間の隙間には、分散部21が設けられる。分散部21は、中間筐体6aの対向面19に当接して配置される。分散部21は、図9に示すように、2枚の板部材22,23で構成された分散部本体を備え、これら板部材22,23間に板部材22,23の全周にわたって設けられたスリットは、分散流路を形成する。
2枚の板部材22,23がそれぞれ対向する側の対向面には、図9に示すように、突起26が形成されており、分散流路には、流路縮小部27、流路拡大部28、隙間最小部29が設けられている。
中間筐体6aを貫通する管路として設けられた第2流体供給口17は、分散部21の隙間最小部29の近傍に開口する。
次に、流体分散ポンプ1fの動作を説明する。なお、以下、第1流体供給口15から供給される流体を液体とし、第2流体供給口17から供給され液体に分散部21で分散する流体を気体として説明する。
キャンドモータ3aに対して供給される潤滑液は、潤滑液注入口57より注入され、後部の軸受47を潤滑冷却し、キャン隙間56を通って回転子40と固定子41とを冷却し、前部の軸受46を潤滑冷却し、収容室12内に戻って外部に排出される。
モータ3の回転軸7が回転すると、インペラ8も一体に回転し、液体を第1流体供給口15より取り入れる。インペラ8が回転することにより、液体が回転軸から遠心方向に送られ、一部が液体流出口16から流出する。
このインペラ8の回転により生じた収容室12内において生じた圧力分布により循環空間14において循環流が生じる。循環流が分散部21の分散流路を通過するときの圧力変化により微細気泡が発生する。
なお、気体と液体との混合物が分散部21の分散流路を通るとき、分散流路を流れる流体のために第2流体供給口17は負圧になり、空気が自吸されて収容室12内へ供給される。
なお、本実施形態では、分散空間14内の流体の循環を促進するため、分散部21のインペラに近い側に設けられている板部材23には、回転軸側へ伸びる薄肉部25が設けられている。板部材23によって、分散空間14内を仕切ることにより、薄肉部25を含む板部材23とインペラの本体部に対する対向面との空間、すなわち、分散流路では、流体は求心方向へ移動しやすくなり、また、循環羽根が位置するインペラの本体部と板部材23との空間では、流体が遠心方向へ移動しやすくなる。このような構成を採用することにより、分散空間14内の流体の循環が促進され、また、流体が分散部21をより効率よく通過することとなるため、微細気泡の発生を促進することができる。
本実施形態にかかる流体分散ポンプは、収容室12内で遠心羽根10によって加圧された流体の一部が遠心羽根10の背後で循環流を起こす機構を有している。また、循環流路に空気を自給させることができ、その自給させた空気を遠心羽根10の流れに合流させて、液体流出口16から流出させることができる。また、循環流の途中に分散部21を備え、気泡の微細化を行なうことができるため、流体の搬送と微細気泡の生成とを1つの装置で行なうことができる。また、収容室内に循環羽根を備えることで、加圧条件下での使用であっても、差圧を発生させることができ、気泡の微細化を行なうことができる。
図11は、分散部の変形例を示す図である。図11の分散部21aは、環状のスリットではなく、環状の分散部本体の側壁に放射状に伸びて貫通する管路状の分散流路を備えている。環状の分散流路はそれぞれ、外径側から内径側に向かうに従って分散流路の間隙が縮小していく流路縮小部27が設けられる。また、この流路縮小部27の内径側で分散流路の間隙が外径側から内径側に向かうに従って拡大していく流路拡大部28が形成され、これら流路縮小部27と流路拡大部28との間に分散流路の間隙が最も小さくなる隙間最小部29が設けられている。
図11に示す構成の分散部であっても、分散流路に設けられた流路拡大部28がベンチュリ管と同様の効果を呈し、気体を伴った液体が分散部21の分散流路内を通過することにより、気体を微細化することができる。
上記各実施形態にかかる流体分散ポンプは、収容室12内で遠心羽根10によって加圧された流体の一部が遠心羽根10の背後で循環流を起こす機構を有している。流体を遠心羽根10の流れに合流させて、液体流出口16から流出させることができる。また、循環流の途中に分散部を備えることで、気泡の微細化を行なうことができるため、流体の搬送と微細気泡の生成とを1つの装置で行なうことができる。
以上説明したように、本発明の各実施形態にかかる流体分散ポンプによれば、流体搬送機能を有するポンプの遠心羽根の背後に流体を循環させることができる分散空間を確保する。また、分散空間内で流体を循環させるために、流動用の遠心羽根によって生じた圧力差を用いることができる。
また、循環流の途中に分散部を備えることで、気泡の微細化を行なうことができ、発生する気泡のサイズは、気体の流速、気体の量、分散部の構成などによって決定され、マイクロバブルのレベルにまで微細化することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施可能である。
本発明にかかる流体分散ポンプは、2つの流体を分散させ、さらに流出することができるため、化学プラントなどの種々のプラントにおいて好適に利用することができる。
1a,1b,1c,1d,1e,1f 流体分散ポンプ
2 送液分散部
3 モータ
3a キャンドモータ
4 カップリング
5 基部
6a 中間筐体
6b 主筐体
7 回転軸
8 インペラ
9 インペラ後面部
10 遠心羽根
11 インペラ前面部
12 収容室
13 送液空間
14 分散空間
15 第1流体供給口
16 液体流出口
17 第2流体供給口
20 仕切り部材
21 分散部
22,23 板部材
26 突起
27 流路縮小部
28 流路拡大部
29 隙間最小部

Claims (9)

  1. 回転可能に支持され、円板状本体部の一面に遠心羽根を有する流体搬送用のインペラと、
    一方の軸方向端部が前記インペラに接続され、前記インペラを回転させるモータと、
    前記インペラを収容し第1流体及び第2流体供給口と第1及び第2流体の分散流体の流出口を有する収容室が画定された筐体と、を備え、
    前記収容室は、前記円板状本体部に対して遠心羽根が設けられた面の背面側に、前記第2流体供給口から供給された第2流体及び第1流体を前記円板状本体部の求心方向及び遠心方向へ循環流動させて、前記第2流体を第1流体中に分散させるための分散空間を備えることを特徴とする、流体分散ポンプ。
  2. 前記第2流体供給口は、前記分散空間に開口するように設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の流体分散ポンプ。
  3. 前記インペラの本体部に対向し、前記モータの回転軸及び筐体の内側壁から離間するように前記収容室内に設けられた環状の仕切り部を備えることを特徴とする、請求項1又は2に記載の流体分散ポンプ。
  4. さらに、前記分散空間内の流体の循環流に沿うよう設けられた分散流路を形成する分散部を備え、
    前記分散流路は、断面積が徐々に縮小するように構成された流路縮小部と、前記流路の断面積が徐々に拡大するように構成された流路拡大部と、前記流路縮小部と流路拡大部との接続部分に隙間最小部を備えることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1つに記載の流体分散ポンプ。
  5. 前記分散部は、円板状の分散部本体の前記インペラとの対向面に、前記インペラと前記分散部本体に挟まれた空間に前記分散流路を画定する凸状部が設けられていることを特徴とする、請求項4に記載の流体分散ポンプ。
  6. 前記分散部は、円板状の分散部本体の前記筐体内壁との対向面に、前記筐体内壁と前記分散部本体に挟まれた空間に前記分散流路を画定する凸状部が設けられていることを特徴とする、請求項4に記載の流体分散ポンプ。
  7. 前記分散流路によって区分された分散部が前記仕切り部として機能することを特徴とする、請求項4から6のいずれか1つに記載の流体分散ポンプ。
  8. 前記分散流路は、前記円筒形の分散部本体の側壁を厚み方向に貫通するように、前記分散部本体に設けられた環状スリットとして構成されている、請求項4に記載の流体分散ポンプ。
  9. 前記モータは、前記インペラの回転軸と同軸で回転するロータを含むキャンドモータであることを特徴とする請求項1から8のいずれか1つに記載の流体分散ポンプ。
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