JP2011051556A - アームレストの拡幅用アタッチメント - Google Patents

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Abstract

【課題】純正アームレストを取り外したり保管したりしなくても、純正アームレストが付いたままで幅を拡張することができ、安価に構成できる拡幅用アタッチメントを提供する。
【解決手段】 拡幅用アタッチメント20は、アタッチメント本体21と、アタッチメント本体21を純正アームレスト10に取り付けるための取付部としてのボスプレート35と、ボスプレート35を純正アームレスト10に取り付けるための取付用ボルト42と、アタッチメント本体21を覆うカバー50とからなる。アタッチメント本体21は、純正アームレスト10の上面の上方に配される該上面の幅より大きい幅を有する板状の上面部23を含む周面体22と、該周面体22の内部の幅方向中間部に設けられて、該内部を内側面側の純正アームレスト挿入空間29と外側面側の空間30とに隔てる隔壁27とからなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車等の乗物用、事務用、観覧用等の各種用途の座席に取り付けられたアームレストを拡幅する技術に関する。
自動車の座席には、メーカー純正で、背当の側部にアームレストが取り付けられたものがある。しかし、利用者によっては、そのアームレストの幅が狭いと感じ、より幅広のアームレストを望むことがある。そこで、ディーラーオプション品として、又はサードパーティー製品として、純正のアームレストを取り外して付け替えるタイプの幅広のアームレストが用意されている。
また、特許文献1には、背当に回動可能に支持された第1アームレストに対し、その上面に重ねた折り畳み状態と車幅方向に反転させた展開状態とに変更できるようにヒンジを介して第2アームレストを設け、第1アームレストと展開状態の第2アームレストとで幅広にするものが開示されているが、これをメーカー純正で用意するにしても付け替えるタイプで用意するにしても高価になり、また、2つのアームレストの折り畳み状態における上面高さが高くなりすぎて肘をおきにくくなる問題もある。
特開2004−237888号公報
上述した純正アームレストを取り外して付け替えるタイプの幅広のアームレストには、次のような問題があった。
(1)取り外した純正アームレストを保管しなくてはならない。
(2)幅広のアームレスト全体を所要の強度に構成する必要があり、高価である。
(3)純正アームレストを繰出状態と収納状態とに傾動する傾動機構(傾動機構がさらに角度調節ロック機構を備えている場合もある)が、仮に座席側ではなく純正アームレスト側に設けられていた場合には、付け替えるアームレストに回動機構が備わっていないと傾動させることができなくなる。また、付け替えるアームレストに回動機構を設けると高価になる。
(4)(例えば運転席の)背当の左側面部に取り付けられた左腕用の純正アームレストに対して付け替えるアームレストと、(例えば助手席の)背当の左側面部に取り付けられた左腕用の純正アームレストに対して付け替えるアームレストの、2種類を用意する必要がある。
そこで、本発明の目的は、純正アームレスト(メーカー純正で座席に既に取り付けられているアームレスト)を取り外したり保管したりしなくても、純正アームレストが付いたままで幅を拡張することができ、従って純正アームレストに傾動機構が設けられている場合にはそれを利用することができ、また、安価に構成することもできる拡幅用アタッチメントを提供することにある。さらに、1種類の拡幅用アタッチメントで、左腕用の純正アームレストにも右腕用の純正アームレストにも取り付けることができるようにすることにある。
[1]座席(1)に取り付けられた純正アームレスト(10)に取り付けられる取付部(35)と、取付部(35)に連結されて純正アームレスト(10)の上面の上方に配される、該上面の幅より大きい幅を有する板状の上面部(23)とを備えることを特徴とするアームレストの拡幅用アタッチメント。
[2]アタッチメント本体(21)と、アタッチメント本体(21)を純正アームレスト(10)に取り付けるための取付部としてのボスプレート(35)と、ボスプレート(35)を純正アームレスト(10)に取り付けるための取付用ボルト(42)と、アタッチメント本体(21)を覆うカバー(50)とからなる拡幅用アタッチメント(20)であって、
アタッチメント本体(21)は、それぞれ純正アームレスト(10)の上面の上方、前面の前方、下面の下方、及び後面の後方に配される、該上面の幅より大きい幅を有する板状の上面部(23)、前面部(24)、下面部(25)、及び後面部(26)が、純正アームレスト(10)の側面視より一回り大きい周状に連続してなる周面体(22)と、該周面体(22)の内部の幅方向中間部に設けられて、該内部を純正アームレスト(10)が挿入される内側面側の純正アームレスト挿入空間(29)と外側面側の空間(30)とに隔てる隔壁(27)とからなり、
ボスプレート(35)は、隔壁(27)の基部に取り付けられるプレート部(36)と、該プレート部(36)の中心部から突出する筒状のボス部(37)とからなり、
取付用ボルト(42)は、ボス部(37)に挿通して純正アームレスト(10)を取り付けるものであることを特徴とするアームレストの拡幅用アタッチメント。
純正アームレスト(10)に拡幅用アタッチメント(20)を取り付けたときに、肘を置く上面高さが高くなりすぎないようにするため、板状の上面部(23)を採用しているが、さらに次のように構成することが好ましい。
(ア)板状の上面部(23)の厚さは、2〜6mmとすることが好ましい。
(イ)板状の上面部(23)の下面と純正アームレスト(10)の上面との間の隙間距離は、0〜3mmとすることが好ましい。
(ウ)カバー(50)のうち板状の上面部(23)を覆う部分の厚さは、5〜25mmとすることが好ましく、8〜15mmがより好ましい。
ここで、左腕用にも右腕用にも対応するため、上面部(23)に対する取付部(35)の位置を上下方向に変更可能に構成することが好ましい。例えば、上記[2]においては、隔壁(27)におけるボスプレート(35)の取付位置を上下方向に変更可能に構成することが好ましい。アタッチメント本体(21)は左腕用と右腕用とで反転させて用いる。
本発明によれば、純正アームレストを座席から取り外したり保管したりしなくても、純正アームレストが付いたままで幅を拡張することができ、従って純正アームレストに傾動機構が設けられている場合にはそれを利用することができ、また、安価に構成することもできる拡幅用アタッチメントを提供することができる。さらに、上面部に対する取付部の位置を上下方向に変更可能に構成すれば、1種類の拡幅用アタッチメントを、左腕用の純正アームレストにも右腕用の純正アームレストにも取り付けることができる。
本発明に係る実施例のアームレストの拡幅用アタッチメントを示し、(a)は内側面側から見た斜視図であり、(b)は外側面側から見た斜視図である。 同アタッチメントにおけるボスプレートの取付位置を示し、(a)は左腕用のときの側面図、(b)は右腕用のときの側面図である。 純正アームレストとこれに取り付ける前の同アタッチメントの基部を切断して示す端面図である。 純正アームレストとこれに取り付けた後の同タッチメントの基部を切断して示す端面図である。 同アタッチメントの取付手順を示し、(a)は取付前の座席及び純正アームレストの斜視図、(b)は純正アームレストからキャップと取付ボルトを外したときの斜視図である。 同アタッチメントの取付手順を示し、(a)はアタッチメント本体のあてがい方を示す斜視図、(b)はアタッチメント本体を取り付けたときの斜視図である。 同アタッチメントの取付手順を示し、(a)はアタッチメント本体にカバーをかけるときの斜視図、(b)はカバーをかけて取り付けが完了したときの斜視図である。
アタッチメント本体(21)と、アタッチメント本体(21)を純正アームレスト(10)に取り付けるための取付部としてのボスプレート(35)と、ボスプレート(35)を純正アームレスト(10)に取り付けるための取付用ボルト(42)と、アタッチメント本体(21)を覆うカバー(50)とからなる拡幅用アタッチメント(20)である。
アタッチメント本体(21)は、それぞれ純正アームレスト(10)の上面の上方、前面の前方、下面の下方、及び後面の後方に配される、該上面の幅より大きい幅を有する板状の上面部(23)、前面部(24)、下面部(25)、及び後面部(26)が、純正アームレスト(10)の側面視より一回り大きい周状に連続してなる周面体(22)と、該周面体(22)の内部の幅方向中間部に設けられて、該内部を純正アームレスト(10)が挿入される内側面側の純正アームレスト挿入空間(29)と外側面側の空間(30)とに隔てる隔壁(27)とからなり、
ボスプレート(35)は、隔壁(27)の基部に取り付けられるプレート部(36)と、該プレート部(36)の中心部から突出する筒状のボス部(37)とからなり、
取付用ボルト(42)は、ボス部(37)に挿通して純正アームレスト(10)を取り付けるものである。
隔壁(27)におけるボスプレート(35)の取付位置を上下方向に変更可能に構成する。
アタッチメント本体(21)を左腕用と右腕用とで反転させて用いる。
図1〜図7は、実施例に係る拡幅用アタッチメント20を示している。この拡幅用アタッチメント20は、図5〜図7に示すように、自動車用の座席に既存の純正アームレスト10に取り付けて、純正アームレスト10の幅を拡張するためのものである。そこでまず、この純正アームレスト10とその公知の取付構造について説明する。
図3及び図5(a)に示すように、座席1の背当2の側面部3には金属製の取付用ベース4が内蔵されており、背当2の表面生地5を切り欠いた口に取付用ベース4の取付面6が現れている。取付面6には、雌ネジを切った取付穴7が形成されるとともに、該取付穴7からやや離れた位置に嵌合用の位置決め穴8が形成されている。純正アームレスト10は、所定幅(例えば上面において4〜8cm)、所定高さ(例えば基部側において8〜15cm)、所定前後長(例えば25〜45cm)を有して、基部から前方へアーム状に延びるものであり、基部において次の取付構造により前記取付用ベース4に取り付けられている。
純正アームレスト10の基部には、内側面側(背当2を向く側面側。以下同じ。)に不動部13が設けられるとともに、該不動部13に対して相対回動可能に取り付けられて外側面側に開口する筒状の可動部14が設けられており、該不動部13と可動部14とにより純正アームレスト10の傾動機構12が構成されている。不動部13には、その中心部にボルト挿通穴15が形成されるとともに、該ボルト挿通穴15からやや離れた位置に前記位置決め穴8に嵌合する位置決めピン16が設けられている。そして、位置決めピン16を位置決め穴8に嵌合して位置決めしながら、不動部13を取付面6にあてがい、取付ボルト17をボルト挿通穴15に挿通して取付穴7に螺合して締め付けることにより、純正アームレスト10は取付用ベース4に取り付けられている。可動部14の開口は、取り外し可能なキャップ11が取り付けられて塞がれている。
図3に示すように、取付用ベース4に取り付けられた後の傾動機構12は、不動部13が取付用ベース4及び取付ボルト17とともに不動となり、可動部14が不動部13に対して可動(回転可能)となるため、純正アームレスト10は可動部14とともに、上方へ傾動させて背当2の側面部に沿わせた図5(a)の2点鎖線に示す収納位置と、前方に繰り出すように傾動させた図5(a)の実線に示す繰出位置(使用時)とに、傾動することができる。また、傾動装置12は、純正アームレスト10を収納位置と繰出位置との間の任意の傾動角度で止めることができる角度調節ロック機能も備えている。取付ボルト17の頭部と不動部13との間には、薄平ワッシャ18と、ばねワッシャ19とが介装されて、取付ボルト17の緩みを防止している。
さて、本実施例の拡幅用アタッチメント20は、純正アームレスト10より一回り大きく形成された合成樹脂製のアタッチメント本体21と、アタッチメント本体21を純正アームレスト10に取り付けるための取付部としての金属製のボスプレート35と、ボスプレート35を純正アームレスト10(及び取付用ベース4)に取り付けるための取付用ボルト42と、アタッチメント本体21を覆うカバー50とからなる。
アタッチメント本体21は、それぞれ純正アームレスト10の上面の上方、前面の前方、下面の下方、及び後面の後方に配される、該上面の幅より大きい幅(例えば10〜15cm)を有し、厚さが2.5〜4mmの板状の上面部23、前面部24、下面部25、及び後面部26が、純正アームレスト10の側面視より一回り大きい周状に連続してなる周面体22と、該周面体22の内部の幅方向中間部に設けられて、該内部を純正アームレスト10が挿入される内側面側の純正アームレスト挿入空間29と外側面側の空間30とに隔てる隔壁27と、周面体22及び隔壁27を補強するリブ28とが、合成樹脂で一体成形されてなるものである。隔壁27の基部には、ボス挿通穴31と、該ボス挿通穴31の回りのボスプレート取付穴32a、32bとが形成されている。リブ28は、隔壁27の外周面側には、周面体22とも連結するようにして背が高く形成されており、隔壁27の内周面側には、純正アームレスト挿入空間29を減じないように(前記外周面側よりも)背が低く形成されている。
ボスプレート35は、隔壁27の基部に取り付けられるプレート部36と、該プレート部36の中心部から突出する筒状のボス部37とが一体化されてなるものである。ボス部37の回りのプレート部36には、プレート穴38が形成されている。
ところで、アタッチメント本体21は、種々の車種の座席の互いに寸法の異なる純正アームレスト10に取り付けられるように、純正アームレスト挿入空間29を大きい部類の純正アームレスト10に合わせて大き目に形成する必要がある。一方、純正アームレスト10に拡幅用アタッチメント20を取り付けたときに、肘を置く上面高さが高くなりすぎないようにするため、板状の上面部23の下面と純正アームレスト10の上面との間の隙間距離は0〜3mmとなるようにしたい。また、純正アームレスト10の基部において、ボルト挿通穴15から純正アームレスト10の上面までの距離と、ボルト挿通穴15から純正アームレスト10の下面までの距離とは、相違することが多く、図示例は後者の距離の方が長い例である。
これらの事情に対応するには、(例えば運転席の)背当の左側面部に取り付けられた左腕用の純正アームレストに向けてと、(例えば助手席の)背当の左側面部に取り付けられた左腕用の純正アームレストに向けてとで、前記距離の相違に対応してボス部37から上面部23までの距離とボス部37から下面部25までの距離とを相違させた、2種類の拡幅用アタッチメント20を用意する必要が生じる。
しかし、本実施例では、1種類のアタッチメント本体21を、図2(a)に示す左腕用と図2(b)に示す右腕用とで反転させて用い(純正アームレスト10の形状は単純なので、アタッチメント本体21の形状を上下対称形にしておけば1種類で済む。)、隔壁27におけるボスプレート35の取付位置を上下方向に変更可能に構成して、上記の事情に対応している。具体的には、前記ボス挿通穴31を上下に長く形成するとともに、前記ボスプレート取付穴32a、32bを上下2種類の位置に形成することにより、図2(a)に示すようにプレート穴38を一方のボスプレート取付穴32aに合わせてボルト39で止めれば左腕用となり、図2(b)に示すようにプレート穴38を他方のボスプレート取付穴32bに合わせてボルト39で止めれば右腕用となるようにしている。また、図2(a)(b)のいずれにおいても、純正アームレスト挿入空間29に純正アームレスト10が挿入されたときには、板状の上面部23の下面と純正アームレスト10の上面(外面)との間の距離が、0〜2mmになるようにしている。下面部25の上面(内面)と純正アームレスト10の下面との間の距離はより大きくてもよく、この距離で純正アームレスト10とアタッチメント本体21との寸法差を吸収している。
図4に示すように、プレート部36は隔壁27の外側面側にあてがわれる。ボス部37は隔壁27の内側面側に突出し、アタッチメント取付時には、ボス部37の先端面が純正アームレスト10の不動部13に、ベアリングワッシャ40と薄平ワッシャ41とを介して当接するようになっている。アタッチメント本体21がこれに挿入された純正アームレスト10とともに傾動するときには、ボスプレート35も回動するから、ボス部37の先端面が不動部13に対して円滑に回動できるように、ベアリングワッシャ40が用いられている。取付用ボルト42は、このボス部37に挿通して前記取付穴7に螺合することにより純正アームレスト10を取り付けるものであるため、ボス部37の長さ分だけ前記純正用の取付ボルト17より長いものが用いられている。取付用ボルト42の頭部とボスプレート35との間には、厚平ワッシャ43と薄平ワッシャ44とベアリングワッシャ45とが介装されて、取付用ボルト42の緩みを防止しているとともに、ボスプレート35が不動の取付用ボルト42に対して円滑に回動できるようにしている。
カバー50は、アタッチメント本体21の外形より僅かに大きい袋状に形成されており、後部に開口可能なチャック51が設けられている。カバー50の材料としては、本革、合成革、織布、起毛布、植毛布等を例示することができ、カバー内面部には発泡ウレタン等のクッション材を設けることが好ましい。カバー50の厚さは、板状の上面部23を覆う部分については厚いクッション材を用いて8〜15mmとしているが、その他の部分についてはこれと同じでも、より薄くてもよい。
以上にように構成された拡幅用アタッチメント20を、純正アームレスト10に取り付ける方法及び手順について説明する。
(1)図5(b)及び図3に示すように、純正アームレスト10のキャップ11を取り外して可動部14の開口を現し、取付ボルト17を取り外す。
(2)図6(a)(b)及び図4に示すように、拡幅用アタッチメント20を純正アームレスト10にあてがい、純正アームレスト挿入空間29に純正アームレスト10が挿入されるようにする。そして、取付用ボルト42をボス部37及びボルト挿通穴15に挿通して取付穴7に螺合し、ボス部37を不動部13に締め付けることにより、拡幅用アタッチメント20を純正アームレスト10に取り付ける。各ワッシャ40,41、43,44,45については、前述したとおりである。
(3)図7(a)(b)に示すように、カバー50のチャック51を開き、その開口からアタッチメント本体21にカバー50を被せれば、拡幅用アタッチメント20の取り付けが完了する。
本実施例の拡幅用アタッチメント20によれば、次の効果が得られる。
(1)純正アームレスト10を取り外したり保管したりしなくても、純正アームレスト10が付いたままで幅を拡張することができる。
(2)付いたままの純正アームレスト10が強度を発揮するので、拡幅用アタッチメント20は自身の強度を(前記リブ28などで)確保すれば済むため安価に構成できる。
(3)純正アームレスト10を繰出状態と収納状態とに傾動する傾動機構(傾動機構がさらに角度調節ロック機構を備えている場合もある)が、座席側ではなく純正アームレスト10側に設けられていた場合でも、純正アームレスト10は取り外すことなく付いたままなので、その傾動機構を利用することができる。すなわち、拡幅用アタッチメント20は純正アームレスト10とともに傾動し、角度調節もできる。
(4)前記のとおり、ボスプレート35の取り付け位置を変えるだけで、1種類の拡幅用アタッチメント20を、左腕用の純正アームレストにも左腕用の純正アームレストにも取り付けることができ、従来のように2種類用意する必要がない。
なお、本発明は上記実施例の構成に限定されるものではなく、例えば下記のように、発明の趣旨から逸脱しない範囲で変更して具体化することもできる。
(ア)アタッチメント本体21は、少なくとも前記幅の板状の上面部23を備えたものであればよく、その他の部位は変更(例えば幅を小さくしたりする等)又は省略(例えば下面部を省略する等)することができる。板状の上面部23に直接又は他部を介して取付部(実施例でポスプレート35)が連結されていればよい。
(イ)拡幅用アタッチメントは、自動車のほか電車等の各種乗物用の座席、あるいは事務用、観覧用等の各種用途の座席に取り付けられたアームレストを拡幅するためのものとして実施することもできる。
1 座席
2 背当
3 側面部
4 取付用ベース
5 表面生地
6 取付面
7 取付穴
8 位置決め穴
10 純正アームレスト
11 キャップ
12 傾動機構
13 不動部
14 可動部
15 ボルト挿通穴
16 位置決めピン
17 取付ボルト
18 薄平ワッシャ
19 ばねワッシャ
20 拡幅用アタッチメント
21 アタッチメント本体
22 周面体
23 上面部
24 前面部
25 下面部
26 後面部
27 隔壁
28 リブ
29 純正アームレスト挿入空間
30 空間
31 ボス挿通穴
32a,32b ボスプレート取付穴
35 取付部としてのボスプレート
36 プレート部
37 ボス部
38 プレート穴
39 ボルト
40 ベアリングワッシャ
41 薄平ワッシャ
42 取付用ボルト
43 厚平ワッシャ
44 薄平ワッシャ
50 カバー
51 チャック

Claims (4)

  1. 座席(1)に取り付けられた純正アームレスト(10)に取り付けられる取付部(35)と、取付部(35)に連結されて純正アームレスト(10)の上面の上方に配される、該上面の幅より大きい幅を有する板状の上面部(23)とを備えることを特徴とするアームレストの拡幅用アタッチメント。
  2. アタッチメント本体(21)と、アタッチメント本体(21)を純正アームレスト(10)に取り付けるための取付部としてのボスプレート(35)と、ボスプレート(35)を純正アームレスト(10)に取り付けるための取付用ボルト(42)と、アタッチメント本体(21)を覆うカバー(50)とからなる拡幅用アタッチメント(20)である。
    アタッチメント本体(21)は、それぞれ純正アームレスト(10)の上面の上方、前面の前方、下面の下方、及び後面の後方に配される、該上面の幅より大きい幅を有する上面部(23)、前面部(24)、下面部(25)、及び後面部(26)が、純正アームレスト(10)の側面視より一回り大きい周状に連続してなる周面体(22)と、該周面体(22)の内部の幅方向中間部に設けられて、該内部を純正アームレスト(10)が挿入される内側面側の純正アームレスト挿入空間(29)と外側面側の空間(30)とに隔てる隔壁(27)とからなり、
    ボスプレート(35)は、隔壁(27)の基部に取り付けられるプレート部(36)と、該プレート部(36)の中心部から突出する筒状のボス部(37)とからなり、
    取付用ボルト(42)は、ボス部(37)に挿通して純正アームレスト(10)を取り付けるものであることを特徴とするアームレストの拡幅用アタッチメント。
  3. 上面部(23)に対する取付部(35)の位置を上下方向に変更可能に構成した請求項1記載のアームレストの拡幅用アタッチメント。
  4. 隔壁(27)におけるボスプレート(35)の取付位置を上下方向に変更可能に構成した請求項2記載のアームレストの拡幅用アタッチメント。
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