JP2011051440A - ダンプトラック - Google Patents

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Abstract


【課題】 積載可能な重量を十分に確保することができ、荷台が摩耗してしまっても安価かつ容易にメンテナンスすることができるダンプトラックを提供する。
【解決手段】ダンプトラック(DT)の荷台(1)を、2個の同一形状のFRP製の荷台分割体(11、11)と、これを支持する鋼鉄製の枠体(12)とから構成する。荷台分割体(11)は、底板(14)と側板(15、15)の3枚のFRP製パネルから形成する。枠体(12)は、格子状に形成された鋼鉄製パイプ(20、20、…)と、鋼板からなる床板(22)とから構成する。枠体(12)内には、仕切用段部(28、29)を設ける。荷台分割体(11、11)を枠体(12)内の仕切用段部(28、29)で区分された部分に入れて、ボルト(30、30、…)によって、側板(15、15、…)を枠体(12)に固定する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ダンプトラックに関し、さらに詳しくは土砂等の積載物を積載する荷台を備え、該荷台をシャーシに対して後方に傾けて積載物を荷下ろしするようになっているダンプトラックに関するものである。
ダンプトラックは、従来周知のようにダンプカーとも呼ばれ、自走式の自動車と、そのシャーシ上に搭載されているベッセル、すなわち荷台とから構成されている。そして、主に土砂、産業廃棄物等の重量のある積載物が積載されて運搬されるようになっている。荷台は、鋼板と鋼板を補強する鋼材とから構成され、上面が開口した箱状を呈している。すなわち荷台は、長方形状の床板と、床板の前方の端部に所定の高さだけ垂直に固定されている前壁と、左右の端部に垂直に固定されている2枚の側壁と、床板の後方の端部に設けられているテールゲート、すなわちバタ板とから構成されている。バタ板には、左右の端部から所定の高さだけ上部に突き出た2本のブラケットが形成されており、これらのブラケットは、それぞれ左右の側板の後部に所定の高さだけ立ち上がるようにして設けられている軸受部に、回動自在に軸支されている。従ってバタ板は、バタ板を固定している所定の係止機構が開放されると、上端を回転の中心として扉状に開閉することができる。このような荷台は、シャーシに搭載されている油圧シリンダによって後方に傾けることができるようになっている。従って、積載物を荷下ろしするときには、荷台を所定の角度だけ後方に傾ける。そうするとバタ板が重力によって開いて、積載物が重力によって底板上を滑って後方から滑り落ちる。
特開平10−181417号公報 特開平09−202145号公報
このように従来のダンプトラックの荷台は、鋼板と補強用の鋼材とから構成されているので、色々な解決すべき問題点が見受けられる。第1の問題点として、従来のダンプトラックの荷台は鋼板と補強用の鋼材とから構成されているので、重量が大きいという問題がある。ダンプトラックも法令によって総重量が制限されているので、このように荷台の重量が大きいと積載物の積載可能な重量を十分に確保することができない。また、第2の問題点として、摩耗に対するメンテナンスの問題がある。荷台に積載された積載物は荷台の床板上を滑らせて荷下ろしされるので、床板が摩耗しやすく、特にバタ板に近い後方の部分は早期に摩耗してしまう。このように摩耗してしまったら、所定板厚の補修用の鋼板を床板に溶接して、摩耗部分を塞ぐメンテナンスを実施する必要がある。通常、このような補修用の鋼板は、床板に段部が形成されないように床板と同じ面積に形成されているので、鋼板の重量が大きく荷台全体の重量も大きくなってしまう。引き続きダンプトラックが使用されて補修用の鋼板も摩耗してしまうと、補修用の鋼板の上にさらに補修用の鋼板を当てるメンテナンスを実施する必要がある。そうすると、補修用の鋼板が層状に重ねられて荷台の重量はかなり大きくなってしまい、積載物の積載可能な重量が小さくなる。補修用の鋼板を小面積にして、床板の摩耗した部分だけを塞ぐようにしてもよいが、このようにすると、床板に段部が形成されてしまい、荷下ろしの時に荷台を後方に傾けても積載物が床板を滑り落ち難くなってしまうという問題がある。従来のダンプトラックの荷台における第3の問題点として騒音の問題も挙げることができる。つまり、床板が鋼板から形成されているので、土砂や砂利を荷台に積載するときに、これらが床板にぶつかって大きな騒音が発生してしまうし、これらを荷下ろしする際にも、土砂や砂利と床板の摩擦で大きな騒音が発生してしまう。
第1の問題、すなわち荷台の重量が大きく、積載物の積載可能な重量を十分に確保することができないという問題に対しては、例えば特許文献1、2において、軽量化された荷台が提案されている。特許文献1には、ダンプトラックに搭載される荷台であって、アルミニウム材料から床板、前壁、側壁、そしてバタ板が形成され、床板の表面に所定厚さの樹脂板が貼り合わされた荷台が記載されている。特許文献1に記載の荷台は、アルミニウム材料と樹脂板から構成されていて荷台が軽量になっているので、ダンプトラックの積載可能な重量は十分に確保することができる。また、床板の表面が樹脂板から構成されているので、第3の問題、すなわち騒音の問題についても、ある程度解決されていると考えられる。特許文献2には、ダンプトラックではないが、貨物搬送用のトラックに搭載される荷台が記載されており、この荷台はFRP板から形成されている。FRP板は軽量なので、ダンプトラックの荷台を特許文献2に記載の荷台と同様にFRP板から構成すると、荷台を軽量化することができそうである。そうすると、ダンプトラックの積載可能な重量は十分に確保することができる。また、FRP板から形成されているので、第3の問題である騒音も軽減されると考えられる。
しかしながら、特許文献1、2の荷台には解決すべき点、あるいは改良の余地が認められる。まず、特許文献1に記載の荷台に関しては、強度と耐久性の点で改良の余地が認められる。特許文献1に記載の荷台においては、樹脂板はアルミニウム材料からなる床板の表面にリベットまたはビスによって固定されている。積載物を荷下ろしするとき積載物はこの樹脂板上を滑ることになるが、リベットまたはビスはその頭が樹脂板から突き出ていると考えられるので、早期に摩耗しやすく、そうすると樹脂板がアルミニウム材料の床板から外れてしまう。また、積載物を荷下ろしするとき、荷台が所定の角度に達するまでは積載物は滑り出さない。このとき、樹脂板には積載物の重量によって板と平行な方向の力が作用するので、樹脂板とアルミニウム材料の床板との間には強いせん断力が作用する。そうすると、金属疲労等によってリベットやビスが破断する可能性がある。特許文献1には、樹脂板をアルミニウム材料からなる床板に、リベットやビスではなく接着剤によって接着することもできるように記載されている。しかしながら、接着剤は経年劣化するので耐久性に問題がある。熱膨張の問題もある。アルミニウム材料と樹脂板とでは、熱膨張率が違うので単純にこれらを固定、あるいは貼り合わせると、熱膨張によって反ってしまったり、熱応力による強いせん断力が作用してリベットやビスが破損してしまう。すなわち、特許文献1に記載の荷台については、強度と耐久性の点において改良の余地が認められる。特許文献1に記載の荷台については、摩耗に対するメンテナンスの点についても問題がある。特許文献1には、荷台の樹脂板は耐摩耗性の高い材料から形成されているように記載されているが、摩耗を完全に抑制することは出来ないと考えられるので、メンテナンスは適宜実施する必要がある。しかしながら、樹脂板はリベットやビスによって、または接着剤によってアルミニウム材料からなる床板に固定され、あるいは接着されているので、樹脂板を取り外して交換することが難しい。従って、メンテナンスに要する費用が嵩んでしまう。また、摩耗の度合いが高いのは樹脂板の一部、すなわち後方部分に限られると思われるが、樹脂板を全て交換しなければならないので無駄でもある。
特許文献2に記載の荷台は、貨物搬送用のトラック用の荷台としては適しているが、ダンプトラックの荷台に適用する場合には問題が生じてしまう。すなわち、貨物運搬用のトラックにおいては、荷下ろし時の積載物の摩擦による床板の摩耗を考慮する必要は無いので問題が無いが、ダンプトラックにおいては、既に説明したようにこの問題を無視することができない。ダンプトラックの荷台を、特許文献2に記載の荷台と同様に単純にFRP板から構成するだけでは、摩耗してしまったときに荷台の床板を全て交換しなければならなくなり無駄である。また、荷台を分解して交換しなければならず費用が嵩んでしまう。強度の問題もある。ダンプトラックの荷台には重量の大きい土砂等の積載物が積載されるし、荷下ろし時には、このような積載物が積載された状態で油圧シリンダによって荷台全体が傾けられる。従って、荷台には極めて高い強度が必要とされる。しかしながら、特許文献2に記載の荷台は、実質的にFRP板のみから構成されており、補強部材も金属ではなくFRP等から形成されているので、ダンプトラックの荷台として十分な強度を有しているとは言えない。
従って本発明は、荷台を軽量化して積載物の積載可能な重量を十分に確保することができ、荷台と積載物の間で発生する騒音も小さく、荷台が摩耗してしまっても安価かつ容易にメンテナンスすることができる荷台を備えたダンプトラックを提供することを目的としている。
本発明の上記目的は、ダンプトラックの荷台を、荷台の内側に設けられるFRP製の部材とこれを支持する鋼鉄製の枠体とから構成する。荷台は床部と前壁部と一対の側壁部とバタ板とから構成されているが、この床部と前壁部を次のように構成する。すなわち、同一の形状からなる複数個のFRP製の荷台分割体と、これらを支持する枠体とから構成する。荷台分割体は、底板と、底板の向かい合う2辺に接続されている2枚の側板とから一体的に形成する。また、枠体は、複数本の鋼鉄製パイプを格子状に結合して、荷台の床部と側壁部に対応するように格子枠を構成して、この格子枠の上の床部に対応する部分に鋼板を固着するようにする。さらに、この枠体の内側に所定の高さの仕切用段部を設ける。このような枠体の内側に、荷台分割体を入れる。このとき、個々の荷台分割体は、格子枠内の仕切用段部で区画されたそれぞれの部分に入れるようにする。そして、これらの側板をボルト等の固定手段によって枠体に固定する。また、前壁部とバタ板についても、格子状に形成された複数本の鋼鉄製パイプからなる枠と、FRP製パネルとから構成する。
すなわち、請求項1に記載の発明は前記目的を達成するために、土砂等の積載物を積載する荷台を備え、該荷台をシャーシに対して後方に傾けて積載物を荷下ろしするようになっているダンプトラックにおいて、前記荷台は、床部と、該床部の前方の端部に垂直に設けられている前壁部と、前記床部の左右の端部に垂直に設けられている一対の側壁部と、前記床部の後方の端部に設けられ前記一対の側壁部の後端上部に開閉自在に軸支されているバタ板とから構成され、前記床部と前記一対の側壁部は、FRP製パネルから形成されている同一形状の複数個の荷台分割体と、前記複数個の荷台分割体が入れられ、これらを支持する鋼鉄製の枠体とから構成され、前記荷台分割体は、長方形の底板と、該底板の長方形の向かい合う2辺に垂直に接続されている一対の側板とから側面形状がU字状を呈するように形成され、前記枠体は、互いに格子状に結合された複数本の鋼鉄製パイプから前記床部と前記一対の側壁部に対応する形状に形成されている格子枠と、前記格子枠の内側の前記床部に対応する部分に固定的に敷設された鋼板とから構成され、前記複数個の荷台分割体が、前記枠体の内側に前後方向に並べて設けられて、それらの前記側板が所定の固着手段によって前記枠体に固定されるように構成される。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のダンプトラックにおいて、前記前壁部と前記バタ板は、それぞれ複数本の鋼鉄製パイプから格子状に形成されている所定の枠と所定の板厚のFRP製パネルとから形成されるように構成される。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のダンプトラックにおいて、前記枠体の内側には、前記荷台分割体の設置位置を位置決めすると共に前後方向のずれを抑制する所定の幅の仕切用段部が設けられ、該仕切用段部の高さは実質的に前記荷台分割体の肉厚と実質的に等しく、それによって前記枠体の内側に入れられている前記荷台分割体の底板と前記仕切用段部が実質的に同一の床面を形成するように構成される。
そして、請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかの項に記載のダンプトラックにおいて、前記荷台分割体は、前記底板の中心を通る垂直な軸に対して2回の回転対称になるように構成される。
さらには、請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれかの項に記載のダンプトラックにおいて、前記枠体を構成している鋼板には、複数個のくり抜きが明けられるように構成される。
以上のように、本発明によると、荷台を構成している床部と一対の側壁部は、FRP製パネルから形成されている複数個の荷台分割体と、これらを支持する鋼鉄製の枠体とから構成されているので、必要な強度を損なうことなく荷台を軽量化することができる。従って、積載物の積載可能な重量を十分に確保することができる。また、複数個の荷台分割体は、長方形の底板と、該底板の長方形の向かい合う2辺に垂直に接続されている一対の側板とから側面形状がU字状を呈するように形成され、荷台分割体は同一形状になっているので、枠体内での取付位置を交換することが可能になっている。つまり、一部の荷台分割体が摩耗してしまっても、他の摩耗していない荷台分割体と互いに取付位置を交換するだけで、荷台分割体を使用し続けることができ、経済的である。また、枠体は、互いに格子状に結合された複数本の鋼鉄製パイプから床部と一対の側壁部に対応する形状に形成されている格子枠と、格子枠の内側の床部に対応する部分に固定的に敷設された鋼板とから構成されているので、十分な強度を有することになる。特に強度が必要な床部に鋼板が設けられているので、内部に入れられるFRP製の荷台分割体が変形して破損する恐れもない。さらには、複数個の荷台分割体は、枠体の内側に前後方向に並べて設けられて、それらの側板が所定の固着手段によって枠体に固定されるように構成されているので、すなわち荷台分割体の底板には固着手段が設けられてないので、この部分が摩耗して破損してしまうこともない。そして、荷台分割体は側板において固定されていて、底板は枠体の鋼板の上に載置しているだけであるので、FRPと鋼鉄の熱膨張率の違いによる熱膨張の差を容易に吸収でき、熱応力によって破損することがない。他の発明によると、前壁部とバタ板は、それぞれ複数本の鋼鉄製パイプから格子状に形成されている所定の枠と所定の板厚のFRP製パネルとから形成されているので、さらに荷台の軽量化が図られることになる。また他の発明によると、枠体の内側には、荷台分割体の設置位置を位置決めすると共に前後方向のずれを抑制する所定の幅の仕切用段部が設けられているので、荷台分割体は前後方向にずれることがない。つまり、荷下ろし時に荷台を傾けても、荷台分割体と枠体の間にせん断力が作用することがないので、荷台分割体が破損したり荷台分割体と枠体の固定部分が劣化することはない。そして、このような仕切用段部の高さは実質的に荷台分割体の肉厚と実質的に等しく、それによって枠体の内側に入れられている荷台分割体の底板と仕切用段部が実質的に同一の床面を形成するようになっているので、積載物に荷下ろし時に床面を滑らかに落下することが保障される。そして、荷台分割体が、底板の中心を通る垂直な軸に対して2回の回転対称になっている発明によると、荷台分割体を180度水平方向に回転しても同一の形状になっているので、荷台分割体の一部が摩耗しても、180度回転して枠体に取り付ければ長期に渡って利用が可能になる。さらには、枠体を構成している鋼板に、複数個のくり抜きが明けられている発明によると、荷台はさらに軽量化が図られることになり、より重量の大きい積載物を積載することができる。
本発明の実施の形態に係るダンプトラックを模式的に示す図で、その(ア)は上面図、その(イ)は側面図である。 本発明の実施の形態に係るダンプトラックの荷台の一部を模式的に示す図で、その(ア)は荷台の床部と一対の側壁部を一部断面で示す斜視図であり、その(イ)は本実施の形態に係る荷台分割体の側板の一部の断面図亜である。 本実施の形態に係るダンプトラックの荷台の一部を示す図で、その(ア)は前壁部の、その(イ)はバタ板の、それぞれ正面図である。 本実施の形態に係るダンプトラックの作用を説明する図で、その(ア)〜(ウ)は、ダンプトラックの色々なメンテナンス状態を模式的に示す上面図である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。本実施の形態に係るダンプトラックDTも、図1に示されているように、従来のダンプトラックと略同様に構成されている。すなわち、エンジンにより自走する自動車Aと、この自動車Aに搭載されている荷台1とから構成されている。自動車Aは、周知のように、運転席B、走行方向に所定長さのシャーシS、前輪Wf、Wfおよび複数個の後輪Wr、Wr等からなり、図1には示されていないがシャーシSの後方の所定の部分には、荷台1を回動自在に支持する支持機構と、シャーシSと荷台1の所定の部分を連結する油圧シリンダ等のピストン・シリンダ機構が設けられている。従って、ピストン・シリンダ機構を駆動すると、荷台1は前方が持ち上げられて、図1の(イ)に点線の符号1’で示されているように後方に傾くことになる。
本実施の形態に係る荷台1は、上面が開口した扁平な箱状を呈している。すなわち、上面形状が長方形の床部3と、床部3の前方の端部、すなわち運転席B側の端部に床部3と垂直に設けられている前壁部4と、床部3の左右の端部に床部3と垂直に設けられている一対の側壁部5、5と、床部3の後方の端部に設けられているテールゲート、すなわちバタ板7とから構成されている。バタ板7は、その両端の上部に、斜め前方に所定の長さだけ立ち上がった所定のブラケット8、8が設けられている。このブラケット8、8は、左右の側壁部5、5の後方の上部に設けられている軸受部9、9に軸支されている。従って、バタ板7はブラケット8、8を中心として下端が開閉するようになっており、荷台1を後方に傾けると、重力によって、図1の(イ)に点線の符号7’で示されているように開く。バタ板7には、図1には示されていないが、所定の係止機構が設けられており、荷下ろし時以外にはバタ板7が開かないように係止機構によって閉じられている。
本実施の形態に係る荷台1は、積載物が入れられる内側の部分がFRPから、荷台1に必要な強度を与える外側の部分が鋼材からそれぞれ構成されており、従来のダンプトラックの荷台に比して大幅に軽量化されている。図2の(ア)には、運転席B側から見た荷台1の一部、すなわち床部3と側壁部5、5の斜視図が示されており、それらの一部が断面で示されている。床部3と側壁部5、5は、FRP製の所定板厚のパネルから形成された同一形状の2個の荷台分割体11、11と、これらが入れられて、荷台1に必要な強度を確保している鋼鉄製の枠体12とから構成されている。
荷台分割体11は、3枚のFRP製パネルから形成されている。すなわち、上面形状が長方形の底板14と、底板14の長方形の向かい合う2辺の端部にそれぞれ垂直に接続された長方形の2枚の側板15、15とから形成されている。図2の(ア)においては、理解しやすいように荷台分割体11が実際よりも肉厚に示されているが、本実施の形態においては、荷台分割体11の肉厚、すなわちFRP製パネルの板厚は、約10mmとなっていて比較的薄い。FRP製のパネルは軽量でありながら強度と耐久性に優れており、板厚が薄くても所定の面積であれば十分な強度を有している。しかしながら、板厚に比して底板14や側板15、15の面積は大きいので、荷台分割体11には大きな曲げモーメントが作用し易く、単独では必要な強度が得られない。そこで、本実施の形態においては荷台分割体11を、枠体12によって支持するようにして、変形が抑制されている。従って、荷台分割体11の板厚が薄くても荷台1には十分な強度が得られることになる。強度に関しては、底板14と側板15、15の接続部分16、16にも考慮が払われている。作用の説明のところで説明するが、荷台1のメンテナンス時には荷台分割体11を側板15、15の部分で吊り下げることになる。そうすると、底板14と側板15、15の接続部分16、16には曲げモーメントが作用して応力が集中してしまう。そこで、本実施の形態においては、接続部分16、16は他の部分に比して肉厚に形成されて補強され、荷台分割体11が吊り下げられても接続部分16、16が破損しないようになっている。
このような荷台分割体11の側板15、15には、図2の(イ)に側板15の一部断面図が示されているように、ナット18、18、…が所定の位置に埋め込まれている。これらのナット18、18、…は、枠体12に荷台分割体11をボルトによって固定するためのものである。本実施の形態においては、1枚の側板15に、6個のボルト18、18、…が所定の配置で埋め込まれている。
本実施の形態に係る荷台分割体11は、底板14の中心Gを通る底板14に垂直な軸に対して、2回の回転対称になっている。すなわち、水平方向に180度回転しても合同な形状になっている。従って、荷台分割体11を枠体12から取り外し、180度反転させて枠体12に取り付けることが可能になっている。
枠体12は、太さや長さが異なる複数本の鋼鉄製角パイプ20、20、…から所定の形状に形成された格子枠21と、格子枠21の内側に設けられている鋼板、すわなち床板22とから構成されている。格子枠21は、荷台1の長手方向と横方向のそれぞれに設けられている鋼鉄製角パイプ20、20、…によって格子状に形成され、格子状に形成された鋼鉄製角パイプ20、20、…によって床部3に対応する水平部分24と、側壁部5、5に対応する所定の高さの垂直部分25、25が一体的に形成されている。このような垂直部分25、25を構成している鋼鉄製角パイプ20、20、…のうち所定の角パイプには、ボルト挿入孔26、26、…が明けられており、荷台分割体11、11を固定するボルトが挿入されるようになっている。このような格子枠21は、後で説明する前壁部4を構成している鋼鉄製角パイプと溶接等によって互いに固着されていてもよいし、ボルト等によって着脱可能に結合されるようになっていてもよい。格子枠21の水平部分24の上には床板22が敷設され、鋼鉄製角パイプ20、20、…に溶接によって固定されている。本実施の形態においては床板22の板厚は強度と軽量化の兼ね合いによって2.7mmになっているが、より厚い板厚の鋼板から形成して強度を確保して、くり抜きを多数明けて軽量化するようにしてもよい。
枠体12の内側の、荷台1の長手方向の略中央には、荷台1を幅方向に横切る所定幅の凸部、すなわち所定の段部28が設けられている。同様に、枠体12の後方の端部にも所定の段部29が設けられている。荷台分割体11、11のそれぞれが枠体12の内側に入れられるとき、これらの段部28、29によって区画されている部分に入れられることになるので、これらの段部28、29は枠体12内部を仕切る仕切用段部28、29になっている。そして、枠体12に入れられる荷台分割体11、11は、仕切用段部28、29によって前後方向のずれが規制されるようになっている。つまり、仕切用段部28、29はストッパとしての作用も奏している。このような仕切用段部28、29の高さは、荷台分割体11の板厚に実質的に等しい。従って、枠体12に入れられる荷台分割体11、11と仕切用段部28、29は、滑らかな床面を形成することになる。仕切用段部28、29は材質についても特徴がある。すなわち、仕切用段部28、29は、他の部分の材料に比して、特に耐摩耗性の高い鋼材から形成されている。従って、長期の使用によってもほとんど摩耗しない。なお、本実施の形態においては、仕切用段部28、29は床部3と側壁部5、5とに形成されているが、床部3の上だけに形成されていてもよい。
荷台分割体11、11は、このような枠体12の内側の仕切用段部28、29によって区画された部分に入れられて、ボルト30、30、…によって固定されている。より詳しく説明すると、荷台分割体11、11は、これらの側板15、15、…が、枠体12の垂直部分25を構成している所定の鋼鉄製角パイプ20、20、…に、ボルト30、30、…によって固定されている。従って、ボルト30、30、…の頭が底板14、14から突出することがないので、積載物の荷下ろし時に摩耗することがない。また、このように固定されているので、荷台分割体11、11の底板14、14は、枠体12の床板22上に載置されているだけになっている。従って、FRPと鋼鉄材の熱膨張率が異なっていても、これらに生じる熱膨張の差を逃がすことができ、荷台分割体11、11やボルト30、30、…に大きな熱応力が作用することはない。
本実施の形態に係る荷台1は、前壁部4とバタ板7もFRPが使用されて軽量化されている。図3の(ア)には運転席B側から見た前壁部4の正面図が、図3の(イ)にはダンプトラックDTの後側から見たバタ板の正面図が、それぞれ示されている。前壁部4は、太さと長さが異なる複数本の所定の鋼鉄製角パイプ32、32、…によって格子状に形成されている所定の枠33と、FRP製の所定板厚のフロントパネル34とから構成されている。そして、フロントパネル34が枠33にボルト35、35、…によって固定されている。また、バタ板7も、太さと長さが異なる複数本の所定の鋼鉄製角パイプ37、37、…によって格子状に形成されている所定の枠38と、FRP製の所定の板厚のリヤパネル39とから構成されている。そして、リヤパネル39は枠38にボルト41、41、…によって固定されている。このような前壁部4は、既に説明した床部3と一対の側壁部5、5に接続されている。また、バタ板7は、所定のピンによって、その左右両端の上部に設けられているブラケット8、8が側壁部5、5の軸受部9、9に回転自在に軸支されている。
本実施の形態に係るダンプトラックDTの作用を説明する。
ダンプトラックDTの荷台1には、土砂、砂利等の積載物が積載される。これらを搬送して荷下ろしするとき、バタ板7を係止している係止機構を解除して、図1の(イ)の符号1’で示されているように、荷台1を後方に傾斜させる。そうすると、バタ板7は符号7’で示されているように重力の作用で開いて、積載物が床部3上を重力によって滑って矢印Y1で示されているように排出される。このような荷下ろしを何度も繰り返すと、床部3の表面、すなわち荷台分割体11、11が摩耗する。このような摩耗は、荷台分割体11、11の表面に一様に生じるのではなく、図4の(ア)に示されているように、後方に設けられている荷台分割体11bの、符号43で示されているバタ板7に近い部分が特に摩耗する。摩耗が進むと荷台1に必要な強度が得られなくなるので、メンテナンスを実施する。
後方の荷台分割体11bを固定しているボルト30、30、…を全て外す。後方の荷台分割体11bをワイヤー等で吊り下げて枠体12から持ち上げて、180度水平方向に回転する。そして、図4の(イ)に示されているように、再び枠体12の内側に入れる。後方の荷台分割体11bの一対の側板15をボルト30、30、…によって枠体12に固定する。このようにすると、符号43で示されている摩耗した部分は、摩耗しにくい荷台1の中央に位置することになるので、引き続きダンプトラックDTを使用することができる。このとき、前方の荷台分割体11aに対しては特にメンテナンスを実施する必要はない。なお、後方の荷台分割体11bをワイヤーで吊り下げるときには、ワイヤーを引っかける吊り下げ用のボルト、またはフックを、側板15、15に埋め込まれているナット18、18、…に取り付けるとよい。そうすると、荷台分割体11bを容易に吊り下げることができる。このような吊り下げ用ボルトまたはフックは、底板14に近い下方側に位置するナット18、18、…に取り付けるようにすると、さらに好ましい。そうすると、荷台分割体11bの吊り下げ時に作用する曲げモーメントが大きくならないので、底板14と側板15、15の接続部分16、16に負担がかからない。
さらにダンプトラックDMにおいて荷下ろしを何度も繰り返すと、後方の荷台分割体11bの後方の部分が摩耗してしまう。前方と後方の荷台分割体11a、11bを固定しているボルト30、30、…を全て外す。それぞれの荷台分割体11a、11bをワイヤー等で吊り下げて、図4の(ウ)に示されているように前後の位置を交換して枠体12の内側に入れる。それぞれの荷台分割体11a、11bをボルト30、30、…によって枠体12に固定する。引き続きダンプトラックDTを使用することができる。このようにメンテナンスを実施すると、荷台分割体11a、11bのそれぞれ2箇所が摩耗してしまうまで、すなわち4箇所が摩耗してしまうまで荷台1を使用することができる。従って、実質的に荷台1は4倍の寿命を有することになる。4箇所全てが摩耗してしまったら、摩耗した荷台分割体11a、11bを廃棄して、新しい荷台分割体11a、11bに交換する。
本実施の形態に係るダンプトラックDTは、上記実施の形態に限定されることなく色々な形で実施できる。例えば、荷台分割体はFRP製パネルから構成されているように説明されているが、廃FRPから構成されていても同様に実施できる。このようにすると資源の有効利用がさらに促進される。本明細書においては、用語「FRP」は廃FRPも含む総称として使用されていると見るべきである。また、荷台分割体は、2個から構成されているように説明されているが、3個以上から構成されていてもよいし、1個から構成されていてもよい。さらには、荷台分割体は側板に埋められているナットに、ボルトを螺合させて枠体に固定されるように説明されているが、所定のピン、またはリベットによって固定されるようにしてもよいし、荷台分割体の側板に埋め込むのはボルトの方であってもよい。
本実施の形態に係るダンプトラックにおいては、前壁部とバタ板にも、その構成部材としてFRP製パネルが使用されているが、前壁部とバタ板は鋼板から形成されていてもよい。鋼板はFRP製パネルに比して重量が大きいが、強度に関して優れている面もある。前壁部とバタ板は床部と側壁部に比して比較的小さいので、これらをFRP製から形成して得られる軽量化の効果よりも、鋼板から形成して得られる強度アップの効果の方が高い場合がある。
DT ダンプトラック A 自動車
S シャーシ 1 荷台
3 床部 3 前壁部
5 側壁部 7 バタ板
11 荷台分割体 12 底板
15 側板 20 鋼鉄製角パイプ
21 格子枠 22 床板
28、29 仕切用段部
33、38 枠
34 フロントパネル 39 リヤパネル

Claims (5)

  1. 土砂等の積載物を積載する荷台を備え、該荷台をシャーシに対して後方に傾けて積載物を荷下ろしするようになっているダンプトラックにおいて、
    前記荷台は、床部と、該床部の前方の端部に垂直に設けられている前壁部と、前記床部の左右の端部に垂直に設けられている一対の側壁部と、前記床部の後方の端部に設けられ前記一対の側壁部の後端上部に開閉自在に軸支されているバタ板とから構成され、
    前記床部と前記一対の側壁部は、FRP製パネルから形成されている同一形状の複数個の荷台分割体と、前記複数個の荷台分割体が入れられ、これらを支持する鋼鉄製の枠体とから構成され、
    前記荷台分割体は、長方形の底板と、該底板の長方形の向かい合う2辺に垂直に接続されている一対の側板とから側面形状がU字状を呈するように形成され、
    前記枠体は、互いに格子状に結合された複数本の鋼鉄製パイプから前記床部と前記一対の側壁部に対応する形状に形成されている格子枠と、前記格子枠の内側の前記床部に対応する部分に固定的に敷設された鋼板とから構成され、
    前記複数個の荷台分割体が、前記枠体の内側に前後方向に並べて設けられて、それらの前記側板が所定の固着手段によって前記枠体に固定されていることを特徴とするダンプトラック。
  2. 請求項1に記載のダンプトラックにおいて、前記前壁部と前記バタ板は、それぞれ複数本の鋼鉄製パイプから格子状に形成されている所定の枠と所定の板厚のFRP製パネルとから形成されていることを特徴とするダンプトラック。
  3. 請求項1または2に記載のダンプトラックにおいて、前記枠体の内側には、前記荷台分割体の設置位置を位置決めすると共に前後方向のずれを抑制する所定の幅の仕切用段部が設けられ、該仕切用段部の高さは実質的に前記荷台分割体の肉厚と実質的に等しく、それによって前記枠体の内側に入れられている前記荷台分割体の底板と前記仕切用段部が実質的に同一の床面を形成するようになっていることを特徴とするダンプトラック。
  4. 請求項1〜3のいずれかの項に記載のダンプトラックにおいて、前記荷台分割体は、前記底板の中心を通る垂直な軸に対して2回の回転対称になっていることを特徴とするダンプトラック。
  5. 請求項1〜4のいずれかの項に記載のダンプトラックにおいて、前記枠体を構成している鋼板には、複数個のくり抜きが明けられていることを特徴とするダンプトラック。
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