JP2011050552A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】当り遊技終了後、特定のタイミングで遊技状態を報知する遊技状態報知演出を実行する遊技機において、遊技状態報知演出を確実に実行する。
【解決手段】変動開始時判定の結果がリーチ外れである場合に、リーチ外れ用変動パターンを設定し、変動開始時判定の結果が外れであり、かつ、記憶されている図柄変動情報が上限値に達している場合に、短縮変動用変動パターンを設定するとともに、特殊変動パターンが設定された場合に遊技状態報知演出を実行する遊技機において、当り遊技が終了してから特定期間経過時における変動開始時判定の結果が外れの場合には、変動開始時判定の結果がリーチ外れである場合、あるいは変動開始時判定の結果が外れであり、かつ、記憶されている図柄変動情報が上限値に達している場合であっても、図柄変動パターンとして特殊変動パターンを設定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、遊技機に関し、特に、いわゆるセブン機、羽根物、権利物といったパチンコ遊技機や組合せ式遊技機(アレンジボール遊技機)等の遊技機(弾球遊技機)に関する。
従来より、パチンコ遊技機では、特別図柄が大当り図柄の組合せのうち確変大当り図柄だった場合に、大当り遊技終了後、特別図柄が大当り図柄の組合せで停止表示する確率を向上させる確率変動機能を備えているものが多い。このような遊技機において、大当り遊技終了後に確率変動機能が作動開始した場合に、その旨を報知せず通常遊技状態であることを示す演出を行うことで、確率変動機能が作動しているか否か遊技者が識別困難な「確変非報知状態(所謂、潜伏確変状態)」を発生させることも知られている。また、確変非報知状態での遊技において、特別図柄の変動回数が所定数に達したときに、確率変動機能作動が作動しているか否かを報知する特定演出(遊技状態報知演出)を行う遊技機が知られている(特許文献1参照)。
特開2006−87898号公報
しかしながら、特別図柄の変動表示時間である変動パターンは遊技の進行状況に応じて様々に設定されるのが一般的であり、例えば、特別図柄の保留数が「上限数(例えば4個)」に達している遊技状況下では、遊技の進行を迅速化するために特別図柄の変動時間を非常に短くした「短縮変動パターン」が強制的に設定されることが知られている。このため、上記特許文献1の構成では、特別図柄の変動回数が所定数に達したときに、遊技の進行状況(例えば、保留の蓄積状況)によっては1回の遊技がごく短時間で終了する短縮変動パターンが設定されてしまい、遊技状態報知演出を実行するための時間が十分確保できない虞がある。この場合、遊技機設計者の意図する遊技性が好適な態様で実施されないという問題がある。
そこで、本発明は上記点に鑑み、当り遊技終了後、特定のタイミングで遊技状態を報知する遊技状態報知演出を実行する遊技機において、遊技状態報知演出を好適な態様で実施することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の遊技機は、
始動口への遊技球の入球に基づき取得した図柄変動情報を、所定の上限数に達するまで記憶する変動情報記憶手段と、
前記変動情報記憶手段が前記図柄変動情報を記憶している場合に、前記図柄変動情報を用いた変動開始時判定を行う判定手段と、
前記変動開始時判定が行われた後に、図柄表示部で図柄の変動表示を所定の変動パターンに従って行い、前記変動開始時判定の判定結果が当りの場合に、前記図柄を所定の当り図柄の組合せで停止表示させる図柄表示制御手段と、
前記当り図柄が停止表示されることで、遊技者に有利な当り遊技を実行する当り遊技実行手段と、
前記当り遊技の終了後に、前記変動開始時判定で前記当りが判定される当り確率を、通常確率または前記通常確率よりも高い高確率に設定する確率設定手段と、
前記当り遊技の終了後に、前記当り確率として前記高確率が設定されているか前記通常確率が設定されているか識別困難な確変非報知状態を発生させる確変非報知状態発生手段と、
前記確変非報知状態において前記変動パターンとして特殊変動パターンが設定された場合に、前記当り確率を示す特定演出を実行する特定演出実行手段と、
前記図柄表示部で前記図柄が変動表示する場合の前記変動パターンを設定する変動パターン設定手段と、を備え、
前記変動パターン設定手段は、
前記変動開始時判定の結果が外れであり、かつ、前記変動情報記憶手段により記憶されている前記図柄変動情報が前記所定の上限数に達している場合に、前記図柄の変動時間が通常の変動パターンよりも短く設定された短縮変動用変動パターンを設定する短縮変動パターン設定手段と、
前記当り遊技が終了してから予め定められた遊技期間が経過した時における前記変動開始時判定の結果が外れであり、かつ前記変動情報記憶手段により記憶されている前記図柄変動情報が前記所定の上限数に達している場合であっても、前記変動パターンとして、前記短縮用変動パターンよりも長い特殊変動パターンを優先的に設定する特殊変動パターン設定手段と、を備えて構成されていることを特徴としている。
このように、当り遊技の終了後の当り確率が分からない「確変非報知状態」における特定の遊技タイミングで、保留数にかかわらず特殊変動パターンを優先的に設定する制御を行うことで、この特定の遊技タイミングにおいて、十分な図柄変動時間を確実に確保でき、現在の当り確率を示唆する特定演出(遊技状態報知演出)を確実に実行することができる。これにより、遊技の進行状況に左右されて特定演出が実行されないという事態の発生を防止できる。この結果、遊技機設計者の意図する遊技性を好適な態様で実施することができる。なお、「図柄変動情報」とは、始動口への遊技球入球時に取得される情報であればよく、例えば、遊技の結果(当り又は外れ)を決定する際に使用される「当否判定乱数」や、当り遊技の種類(遊技者に付与される利益の大きい高利益当り遊技又は高利益当り遊技よりも利益の小さい低利益当り遊技など)を決定する際に使用される「当り図柄決定乱数」や、図柄の変動パターンを決定する「変動パターン決定乱数」等が挙げられる。
また、本発明の遊技機は、
前記当り遊技が終了してからの遊技回数を計数する遊技回数計数手段と、
前記当り遊技が終了してからの遊技回数が特定回数に達する前に前記当り遊技が再度実行された場合に、前記特定回数までの残り回数を記憶する残り回数記憶手段と、を備え、
前記特殊変動パターン設定手段は、
前記当り遊技の終了後に前記残り回数が記憶されていない場合には、前記遊技回数計数手段が計数した遊技回数が前記特定回数に達したときの前記変動開始時判定の結果が外れのときに、前記特殊変動パターンを設定し、
前記当り遊技の終了後に前記残り回数が記憶されている場合には、前記遊技回数計数手段が計数した遊技回数が前記残り回数に達したときの前記変動開始時判定の結果が外れのときに、前記特殊変動パターンを設定することを特徴としている。
このように、当り遊技の終了後からの遊技回数(遊技期間)が特定回数に達する前に当り遊技が再度実行された場合に、新たに実行された当り遊技の終了後に前回の当り遊技の終了後からの遊技回数の計数を継続させる構成としたので、最初の大当り遊技が終了してから特定演出が実行されるまでの遊技回数(特定回数)を遊技の進行状況(遊技回数の計数途中での当り遊技発生)に左右されずに一定に保つことができる。したがって、当り遊技終了毎に新たに特定回数に達するまで遊技回数を計数することによる「確変非報知状態での遊技の冗長化」を防ぐことができるとともに、当り遊技(1回目の当り遊技)の終了後から予め定められた遊技回数で確実に特定演出を実行できる。この結果、遊技機設計者の意図する遊技性を一層好適な態様で実施することができる。
以上の本発明の構成によれば、当り遊技終了後、特定のタイミングで遊技状態を報知する遊技状態報知演出を実行する遊技機において、遊技状態報知演出を好適な態様で実施することが可能となる。
本発明を適用した実施例に係る遊技機の正面図である。 遊技盤の正面図である。 電子制御装置の概略構成を示すブロック図である。 メインジョブの流れを示すフローチャートである。 特別図柄遊技処理を示すフローチャートである。 特別図柄遊技処理を示すフローチャートである。 特別図柄変動表示処理を示すフローチャートである。 外れ変動パターン設定処理を示すフローチャートである。 特殊変動パターン設定処理を示すフローチャートである。 変動パターンテーブルを示す図表である。 特定期間関連処理を示すフローチャートである。 特別電動役物遊技処理を示すフローチャートである。 大当り遊技終了時処理を示すフローチャートである。 特定期間抽選処理で用いられる抽選テーブルを示す図表である。 図柄変動演出関連処理を示すフローチャートである。 第2実施例の特別図柄遊技処理を示すフローチャートである。 第2実施例の特別図柄変動表示処理を示すフローチャートである。 第2実施例の特別電動役物遊技処理を示すフローチャートである。 第2実施例の当り遊技終了処理を示すフローチャートである。
(第1実施例)
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。なお、以下では、特別図柄の変動表示の終了に伴い大当り図柄が停止表示され、これを契機に大当り遊技が開始されるタイプ(いわゆるセブン機タイプ)のパチンコ遊技機(以下、単に遊技機という)に本発明を適用した実施例について説明する。
図1は、本実施例の遊技機1の正面図である。図1に示すように、遊技機1の前面部は、外枠2、中枠3、前面枠4、上皿部5、下皿部6、施錠装置9、遊技盤20等を備えている。なお、図1では遊技盤20の詳細な図示を省略している。また、中枠3は前面枠4等が前面側に配置されているため、図1においては明示されていない。
外枠2は木製の板状体を略長方形の枠状に組立てたものである。中枠3はプラスチック製で遊技機1の本体枠を構成するもので、外枠2の内側にはめ込まれて設置されており、外枠2に対して開閉可能に左端で軸支されている。この中枠3は、上側2/3程度を占める枠体部と下側1/3程度を占める下板部とから構成されている。枠体部の前面側には遊技盤20と前面枠4とが重なるように設けられており、下板部の前面側には上皿部5と下皿部6が設けられている。なお、遊技盤20は枠体部(中枠3)に対して着脱自在に設けられている。下板部には、遊技球を遊技盤20に発射する発射手段を構成する発射装置ユニット(図示略)、遊技球を発射装置ユニットに供給する球送り装置(図示略)が設けられている。
前面枠4は、中枠3の前面側に配置され、中枠3の左端で開閉可能に支持されている。前面枠4はプラスチック製であり、その奥側に配置される遊技盤20の盤面を視認可能にするために、円形状の開口部4aが形成されている。前面枠4の裏面には、開口部4aに対応したガラス板等の透明板を備える略長方形状の透明板枠(図示略)が装着されている。前面枠4における遊技盤20の周囲には、LED等のランプ類(図示略)が設けられている。これらのランプ類は、遊技効果を高めるために遊技の進行に応じて点灯・消灯あるいは点滅する。
上皿部5は、前面枠4の下側に設けられ、中枠3の左端に開閉可能に支持されている。上皿部5は、皿外縁部5aと、遊技機1の内部から遊技球を排出するための排出口5bと、上皿部5の遊技球を下皿部6に排出する球抜きボタン5cとを備えている。皿外縁部5aの上面には、演出ボタン5d(操作手段)や球貸ボタン5e等が設けられている。演出ボタン5dは、皿外縁部5aの上面に突出して設けられており、遊技者が押圧操作することで下方に移動するとともに、押圧を解くことで図示しない弾性手段(例えばバネ部材)により上方に移動する出没式の押しボタンとして構成されている。
下皿部6は、上皿部5の下方に設けられている。下皿部6の略中央には、遊技機1の内部から下皿部6に遊技球を排出するための排出口6aが設けられている。下皿部6の左端には灰皿7が設けられている。下皿部6の右端には、遊技者が発射装置ユニット(図示略)を操作するための発射ハンドル8が設けられている。発射ハンドル8には、遊技者が触れていることを検出する接触検知手段としてのタッチスイッチ8aが設けられている。発射ハンドル8の左側面には、遊技者が操作して遊技球の発射を一時的に停止する発射停止スイッチ8bが配置されている。
施錠装置9は、中枠3の右端中央に設けられており、前面枠4を閉じた場合にこれを施錠するためのものである。
また、遊技機1には、遊技状態に応じた効果音等を発生させるためのスピーカ10a〜10dが設けられている。スピーカ10a〜10dは、遊技機1の上部に設けられた上部スピーカ10a、10bと遊技機1の下部に設けられた下部スピーカ10c、10dとからなる。さらに、遊技機1の左側には、プリペイドカードユニット13(CRユニット)が装着されている。
次に、本実施例の遊技盤20の表面構造について説明する。図2は遊技盤20の正面図である。遊技盤20は、略長方形の木製の板状体であって中枠3に着脱可能に取り付けられているとともに、裏機構盤(図示略)によりその背面側が覆われている。
図2に示すように、遊技盤20には、遊技盤20の表面(盤面)に設けられた外レール22と内レール23とにより、略円形状の遊技領域21が形成されている。遊技領域21内には、中央装置24、普通図柄作動ゲート27、大入賞装置(特別電動役物)33、始動口28、左入賞口34,35、右入賞口36,37、第1装飾部材50、第2装飾部材60等の遊技装置が配設されている。また、遊技領域21には各遊技装置との位置バランスを考慮して多数の障害釘が配設されている。
中央装置(センター役物)24は遊技領域21の略中央部に配置され、演出表示装置25を備えている。本実施例では、演出表示装置25として大型の液晶表示装置を用いており、演出表示装置25の表示領域では各種演出表示が行われる。
大入賞装置33は遊技領域21における中央装置24の下方に配置されている。第1装飾装置50は遊技領域21における大入賞装置33の左側に配置され、第2装飾装置60は遊技領域21における大入賞装置33の右側に配置されており、装飾装置50,60はいわゆるサイド飾りを構成している。また、第1装飾装置50には左入賞口34,35が一体化されており、第2装飾装置60には右入賞口36,37が一体化されている。
普通図柄作動ゲート27は、中央装置24の左側に設けられている。普通図柄作動ゲート27の内部には、遊技球の通過を検知する普通図柄作動ゲート検知スイッチ27s(図3参照)が設けられている。遊技球が普通図柄作動ゲート27を通過することで、普通図柄が変動開始する。
始動口28は、中央装置24の中央位置の下方に設けられている。始動口28は、遊技盤20の盤面上を流下する遊技球を受け入れる遊技球受入口が形成された2つの入球口を上下方向に並べて配置したもので、上側に設けられた第1始動口28aと下側に設けられた第2始動口28bとから構成されている。
第1始動口28aは、遊技球受入口の大きさが変化せず遊技球の入球可能性が一定とされる固定式の始動口として構成されており、遊技球の入球が常時可能となっている。一方、第2始動口28bはいわゆるチューリップ式で左右に一対の翼片部を備えており、この一対の翼片部の上端間隙が遊技球受入口となっている。この一対の翼片部は、各々左右方向に傾動することで開閉動作を行うものとされており、この開閉動作により、第2始動口28bは一対の翼片部の遊技球受入口の大きさが変化する可変式の始動口として構成されている。第2始動口28bは、一対の翼片部が開動作することで入球可能性が高い開放状態となり、一対の翼片部が閉動作することで入球可能性が低い通常状態(入球不能な閉鎖状態を含む)となる。普通図柄が当り図柄の組合せで停止表示された場合には、一対の翼片部が開動作して第2始動口28bの遊技球受入口が拡大され、第2始動口28bは普通電動役物として機能する。
始動口28の内部には、遊技球の入球を検知する始動口入球検知スイッチ28s(図3参照)と、一対の翼片部を作動させるための始動口ソレノイド28c(図3参照)とが備えられている。この一対の翼片部が左右に開動作した場合には、第2始動口28bの遊技球受入口の大きさが通常時より拡大され、第2始動口28bは遊技球の入球可能性が大きくなる開放状態となる。一方、一対の翼片部が立設された場合には、第2始動口28bの遊技球受入口の大きさが遊技球の直径より僅かに大きい(遊技球1個が通過可能な)通常の大きさとされ、第2始動口28bは遊技球の入球可能性が小さくなる(または入球不能となる)通常状態(閉鎖状態)となる。遊技球が始動口28a、28bのいずれかに入球することで、後述の特別図柄が変動開始する。
大入賞装置33は、始動口28の下方に配設されている。ここで、大入賞装置33は、帯状に開口された大入賞口33aと、この大入賞口33aを開放・閉鎖する開閉板33bと、この開閉板33bを作動させるための大入賞口ソレノイド33c(図3参照)と、遊技球の入球を検知する入球検知スイッチ33s(図3参照)とから主に構成されている。
大入賞装置33の左斜め上方と右斜め上方には、左入賞口34,35と右入賞口36,37が設けられている。これら入賞口の内部には、それぞれ入賞口入球検知スイッチ(図示せず)が設けられている。
第1装飾部材50には、複数のLEDが設けられており、これらのLEDの組合せにより、普通図柄表示部51、普図保留表示部52、特別図柄保留表示部53が構成されている。同様に第2装飾部材60には、複数のLEDが設けられており、これらのLEDの組合せにより、特別図柄表示部61が構成されている。
普通図柄表示部51は、1個のLEDから構成されており、このLEDにより普通図柄の表示が行われる。普通図柄表示部51では、普通図柄の変動表示及び停止表示が行われる。普通図柄表示部51では、普通図柄作動ゲート27を遊技球が通過することにより普通図柄が変動開始し、所定時間経過後に普通図柄が当り普通図柄の表示態様あるいは外れ普通図柄の表示態様で停止表示される。そして、普通図柄が予め設定された当り普通図柄の表示態様で停止表示すると、第2始動口28bが所定時間(例えば0.1秒)だけ開放される。
本実施例では、普通図柄当否判定用乱数が用意されており、この普通図柄当否判定用乱数は、遊技球が普通図柄作動ゲート27を通過した際に、第2始動口28bを作動させるか否かの普通図柄当否判定に用いられる。普通図柄当否判定用乱数には、予め当り値が設定されており、遊技球が普通図柄作動ゲート27を通過したタイミングで取得された普通図柄当否判定用乱数が当り値と一致する場合に当りと判定される。そして、当りと判定された場合には、普通図柄表示部51で停止表示される普通図柄は、当り普通図柄の表示態様に決定される。一方、外れと判定された場合(取得された普通図柄当否判定用乱数が当り値と一致しない場合)には、普通図柄表示部51で停止表示される普通図柄は外れ普通図柄の表示態様に決定される。なお、普通図柄当否判定および普通図柄の停止図柄の決定は、後述の主制御部200によって行われる。
ここで、普通図柄の保留について説明する。普図保留表示部52には普通図柄保留数が表示され、普通図柄作動ゲート27を通過した遊技球の数を最大保留数(本実施例では4個)まで保留可能となっている。そして、次回の普通図柄当否判定が行われ普通図柄の変動表示が開始する毎に、未始動回数(保留数)が消化され、普通図柄保留数が1個ずつ減少する。普図保留表示部52は2つのLEDからなり、2個のLEDの消灯、点灯、および点滅を組み合わせることで、4個を上限として保留数を表示することができる。普通図柄の保留および保留消化は、後述の主制御部200によって行われる。普通図柄の保留に伴って、普通図柄当否判定用乱数が主制御部200のRAMの所定領域に記憶される。
次に、特別図柄について説明する。特別図柄表示部61は7個のLEDから構成されており、これらのLEDにより特別図柄が表示される。この特別図柄表示部61を構成する各LEDは、点灯および消灯が可能となっており、これら各LEDの点灯および消灯の組合せにより特別図柄の複数の表示態様を表示できる。そして、7個のLEDで表示される特別図柄の組合わせのうち、特定の組合せが当り特別図柄(大当り図柄)として設定されており、当り特別図柄以外が外れ特別図柄(外れ図柄)と設定されている。本実施例では、特別図柄の変動表示を各LEDが点灯と消灯を繰り返す点滅表示で行うものとしている。なお、本実施例では、複数の大当り図柄が設定されており、具体的には、後述のように「第1確変大当り図柄」と「第2確変大当り図柄」と「第1通常大当り図柄」と「第2通常大当り図柄」とが設定されている。
特別図柄表示部61では、始動口28に遊技球が入球することにより特別図柄が変動開始し、所定時間経過後に特別図柄が大当り図柄あるいは外れ図柄で停止表示される。本実施例では、遊技球が始動口28に入球した際に取得され、大当り遊技(特別遊技)を実行するか否かの特別図柄当否判定に用いられる特別図柄当否判定用乱数が設けられている。さらに、特別図柄の停止図柄を決定するための特別図柄決定用乱数が設けられている。
始動口28への遊技球の入球に伴って、特別図柄当否判定用乱数と特別図柄決定用乱数が取得され、この取得された特別図柄当否判定用乱数と特別図柄決定用乱数は、主制御部200のRAMの所定領域(保留記憶領域)に記憶される。
ここで、特別図柄の保留について説明する。特別図柄保留表示部53は2つのLEDからなり、2個のLEDの消灯、点灯、および点滅を組み合わせることで、4個を上限として保留数を表示することができる。
始動口28に入球した遊技球数は、特別図柄保留数として最大保留数(本実施例では4個)に達するまで保留可能となっている。特別図柄保留数は、始動口28への遊技球の入球が発生する度に取得されて主制御部200のRAMの所定領域(保留記憶領域)に記憶される特別図柄用乱数(特別図柄当否判定用乱数、特別図柄決定用乱数)の個数(記憶数)に相当する。本実施例では、始動口28への遊技球の入球に伴い、特別図柄当否判定用乱数とともに特別図柄決定用乱数も取得されるので、特別図柄保留数は、特別図柄決定用乱数の記憶個数にも相当する。そして、特別図柄保留数は、特別図柄当否判定が行われ特別図柄の変動表示が開始される毎に消化され、1個ずつ減少する。特別図柄の保留および保留消化は、後述の主制御部200によって行われる。なお、特別図柄用乱数が本発明の図柄変動情報に相当し、主制御部200が本発明の変動情報記憶手段に相当している。
特別図柄当否判定用乱数には、当否判定用の当り値が設定されており、遊技球が始動口28に入球したタイミングで取得された特別図柄当否判定用乱数が当り値と一致する場合に大当りと判定される。特別図柄当否判定は、特別図柄が変動表示を開始する際に行われる。
そして、特別図柄当否判定の結果が大当りの場合には、特別図柄表示部61で停止表示される特別図柄は前述した大当り図柄(第1確変大当り図柄、第2確変大当り図柄、第1通常大当り図柄、または第2通常大当り図柄)のいずれかに決定される。特別図柄の大当り図柄の種類は特別図柄決定用乱数に基づき決定される。一方、特別図柄当否判定が外れの場合には、特別図柄表示部61で停止表示される特別図柄が外れ図柄に決定される。
特別図柄は、所定の変動パターンにしたがって変動表示するように構成されている。この変動パターンは、特別図柄の変動時間や、その変動におけるリーチ演出の有無(演出内容)を規定するものである。特別図柄の変動パターンは、特別図柄当否判定が実行される際に、複数の変動パターンが格納された変動パターンテーブルから抽選により選択される。
特別図柄の変動パターンテーブルは、それぞれ複数用意されており、遊技状態に応じて選択されて用いられる。これらの複数の変動パターンテーブルには、当否判定結果が大当りの場合に選択される当り変動パターンテーブルと、当否判定結果が外れの場合に選択される外れ変動パターンテーブルとが含まれている。外れ変動パターンテーブルには、リーチ演出を伴う場合に選択されるリーチ外れ用変動パターンテーブル、特別図柄保留数が上限に達していて特別図柄の変動時間を短縮する場合に選択される短縮外れ用変動パターンテーブル、リーチ演出を伴わず、かつ、特別図柄保留数が上限に達していない場合に選択される通常外れ用変動パターンテーブル、後述する確変非報知状態中に確変昇格演出(遊技状態報知演出)が実行される場合に選択される特殊変動パターンテーブルが含まれている。確変昇格演出については後述する。
上述した特別図柄当否判定、特別図柄の変動態様の決定、特別図柄の停止図柄の決定は、後述の主制御部200によって行われるように構成されている。このことから、主制御部200が本発明の当否判定手段、図柄表示制御手段に相当している。
次に、大当り遊技(特別遊技)について説明する。特別図柄表示部61で停止表示された特別図柄が前述した大当り特別図柄であった場合(特別図柄当否判定の結果が大当りだった場合)に、主制御部200は遊技者に相対的に有利な大当り遊技(特別遊技)を開始させる。大当り遊技は、大当り遊技フラグをONに設定することで開始する。大当り遊技は、大入賞装置33を作動させる、換言すると大入賞口33aを複数回開閉させることで、大入賞口33aへの遊技球の入球に関して遊技者に利益(賞球)を付与するものであり、主制御部200が本発明の大当り遊技実行手段に相当している。大当り遊技は、後述の特別電動役物遊技処理が繰り返し実行されることによって実現される。
大当り遊技中(特別遊技中)は、大入賞装置33が作動し、大入賞口33aへの遊技球の入球に応じて、所定数の賞球(例えば、1個の入球に対して15個の賞球)が払い出される。具体的には、大当り遊技の開始により、大入賞装置(特別電動役物)33を連続して作動させ、大入賞口33aを開放状態と閉鎖状態とに切り替える大入賞口開閉動作が複数回連続して行われる。大入賞装置33の作動開始により、大入賞口33aが開放状態となる。この開放状態は、所定の終了条件成立により終了し、開放していた大入賞口33aが閉鎖状態となる。所定の終了条件として、大入賞口33aの開放時間が規定時間に達したとき、もしくは開放状態の大入賞口33aに入球した遊技球数が規定数(本実施例では10個)に達したときとすることができる。
この大入賞口33aの開放状態の開始から終了までを1ラウンドとした場合、大当り遊技は、所定数のラウンドが行われることで終了する。大入賞装置33では、大入賞口33aの開放が終了、すなわち大入賞口33aが閉鎖状態となってから所定時間が経過した後に、大入賞口33aは再び開放状態となり、次のラウンドが開始する。このような大入賞口33aの開放開始から終了までを1ラウンドとする大入賞口33aの開閉動作は、所定の最高継続ラウンド数が終了するまで繰り返し継続される。
本実施例の遊技機1では、大当り図柄の種類に応じて2種類の大当り遊技が設けられている。具体的には、大当り図柄が「第1通常大当り図柄」または「第1確変大当り図柄」だった場合(特別図柄当否判定の結果が通常大当りまたは確変大当りだった場合)には、「第1大当り遊技」が発生する。そして、大当り図柄が「第2確変大当り図柄」または「第2通常大当り図柄」だった場合には、「第2大当り遊技」が発生する。
これらの第1、第2大当り遊技は、1ラウンドに対しての大入賞口33aの開放時間(規定時間)が異なっており、第1大当り遊技では、大入賞口33aを第1開放時間を規定時間とし、第2大当り遊技では、大入賞口33aを第1開放時間より短い第2開放時間を規定時間としている。第1開放時間(第1大当り遊技の大入賞口開放時間)は、大入賞口33aへの規定数(10個)の入球およびこれに伴う賞球払出の実行可能性が極めて高くなる時間として設定されており、25秒〜30秒であることが望ましく、本実施例では26秒に設定されている。第2開放時間(第2大当り遊技の大入賞口開放時間)は、大入賞口33aへの規定数(10個)の入球およびこれに伴う賞球払出の実行可能性が極めて低くなる時間として設定されており、0.1秒〜6秒であることが望ましく、本実施例では0.2秒に設定されている。なお、第1大当り遊技の最大継続ラウンド数は15ラウンドに設定され、第2大当り遊技の最大継続ラウンド数は2ラウンドに設定されている。
本実施例の遊技機では、大当り遊技の終了後、変動時間短縮機能や開放時間延長機能、確率変動機能が作動する特定遊技(いわゆる時短遊技および確変遊技)が開始される。変動時間短縮機能、開放時間延長機能、確率変動機能の各機能は、それぞれ変動短縮フラグ、開放延長フラグ、確変フラグをONに設定することで作動する。
特別図柄当否判定の結果が第1通常大当り(特別図柄の停止図柄が第1通常大当り図柄)の場合には、第1大当り遊技の終了後に、時短遊技が開始され、変動時間短縮機能および第2始動口28bの開放時間を延長させる開放時間延長機能が作動して、時短遊技が開始される。変動時間短縮機能および開放時間延長機能は、主制御部200の制御により作動または停止されるものであり、変動時間短縮機能には、普通図柄変動時間を短縮させる普通図柄変動時間短縮機能と、特別図柄変動時間を短縮させる特別図柄変動時間短縮機能とが含まれている。開放時間延長機能の作動により、第2始動口28bの開放時間が、例えば、通常時「0.1秒」であったのが「4.5秒(1.5秒×3回開放あるいは4.5秒×1回開放など)」に延長される。これにより、第2始動口28bへの遊技球入球頻度が、通常時(開放延長機能未作動時)に比べて高くなる。なお、時短遊技は、特別図柄の変動回数が最大100回に達するまで実行される。
特別図柄当否判定の結果が第1確変大当りまたは第2確変大当り(特別図柄の停止図柄が第1、第2確変大当り図柄)の場合には、対応する第1、第2大当り遊技の終了後、特別図柄当否判定の確率、すなわち特別図柄が大当り図柄で停止表示する確率を変更(向上)させる確率変動機能が作動する。確変遊技には、確率変動機能に加え、上記変動時間短縮機能および開放時間延長機能の作動が伴う場合と伴わない場合とがある。確率変動機能作動中は、当否判定用の当り値が増加することで、特別図柄当否判定の結果が大当りとなる確率が向上する。この主制御部200により実行される確率変動機能が本発明の確率設定手段に相当している。
なお、確率変動機能の作動中は、上記変動時間短縮機能および開放時間延長機能の作動が伴う場合と伴わない場合とがある。具体的には、第1確変大当り図柄を契機とする第1大当り遊技の終了後は、確率変動機能の作動に加え、変動時間短縮機能と開放時間延長機能と確率変動機能が作動する「確変遊技」が開始される。確変遊技は次回の大当りまで実行される。本実施例では、確変遊技の最大実行期間を、大当り遊技終了後の特別図柄の変動回数が10,000回に到達するまでに設定し、実質的に次回の大当り遊技が開始されるまでとしている。
また、第2確変大当り図柄を契機とする第2大当り遊技の終了後は、第2大当り遊技開始時(第2大当り発生時)の変動時間短縮機能と開放時間延長機能の作動状態が維持される。つまり、第2大当り遊技の開始時に変動時間短縮機能と開放時間延長機能が作動している場合には、第2大当り遊技の終了後に変動時間短縮機能と開放時間延長機能が作動開始し、第2大当り遊技の開始時に変動時間短縮機能と開放時間延長機能が作動していない場合には、第2大当り遊技の終了後に変動時間短縮機能と開放時間延長機能を作動開始しない。
また、第2通常大当り図柄を契機とする第2大当り遊技の終了後も、その大当り遊技開始時(第2大当り発生時)の変動時間短縮機能と開放時間延長機能の作動状態が維持される。つまり、第2大当り遊技の開始時に変動時間短縮機能と開放時間延長機能が作動している場合には、第2大当り遊技の終了後に変動時間短縮機能と開放時間延長機能が作動開始し、第2大当り遊技の開始時に変動時間短縮機能と開放時間延長機能が作動していない場合には、第2大当り遊技の終了後に変動時間短縮機能と開放時間延長機能を作動開始しない。
上述のように、第2確変大当り図柄を契機とする第2大当り遊技と第2通常大当り図柄を契機とする第2大当り遊技は、大入賞口33aの作動状態(開放時間、ラウンド数)が同じである上に、第2大当り遊技終了時の開放時間延長機能の作動開始条件も同じであるため、第2確変大当り遊技の終了後は、遊技者が視認可能な第2始動口28bの作動状態が変化しないまま確率変動機能が作動開始することとなり、遊技者が確率変動機能の作動開始を認識することを困難にすることができる。このように、確率変動機能が作動していることを遊技者が認識困難とした状態を「確変非報知状態」または「潜伏確変状態(内部確変状態)」という。なお、第2確変大当り遊技または第2通常大当り遊技の終了により発生する確変非報知状態は、主制御部200の制御により実現されるものであり、主制御部200が本発明の確変非報知状態発生手段に相当している。
本実施例では、第2大当り遊技(第2確変大当り遊技または第2通常大当り遊技)が終了してから特定期間経過後に、確率変動機能が作動している旨を報知する確変昇格演出(遊技状態報知演出)を実行するように構成されている。確変昇格演出は、例えば演出表示装置25の表示領域にて行うことができる。確変昇格演出が実行されることで、遊技者はその時点での遊技状態(確率変動機能の作動の有無)を認識することが可能となる。確変昇格演出は、確率変動機能が作動している場合(第2確変大当り図柄を契機とする第2大当り遊技の終了後)のみならず、確率変動機能が作動していない場合(第2通常大当り図柄を契機とする第2大当り遊技の終了後)にも、いわゆるガセ演出として実行される。
次に、演出表示装置25で表示される演出図柄について説明する。演出表示装置25の表示領域には、演出図柄を表示する演出図柄表示部が設けられている。演出図柄表示部の演出図柄は特別図柄表示部61の特別図柄の変動表示および停止表示に連動して表示される。
演出図柄表示部は、左図柄が表示される左図柄表示領域、中図柄が表示される中図柄表示領域、右図柄が表示される右図柄表示領域からなる3つの図柄表示領域から構成されている。各図柄表示領域は、これらの表示領域の配置方向と略直交する向き、この場合、上下方向(縦方向)に図柄変動方向が設定されている。各図柄表示領域は、「1」〜「9」からなる図柄をそれぞれ表示可能となっている。
演出図柄は、特別図柄の変動表示開始により変動表示を開始し、特別図柄が何れかの図柄で停止表示されると、その演出図柄は特別図柄の停止図柄に応じた図柄で停止表示される。つまり、演出図柄は特別図柄と同期して変動表示を開始し、かつ、特別図柄と同期して変動表示を終了して停止表示するものである。演出図柄では、3桁同一の偶数図柄の組合せが特別図柄の第1通常大当り図柄(15R通常大当り図柄)に対応し、3桁同一の奇数図柄の組合せが特別図柄の第1確変大当り図柄(15R確変大当り図柄)に対応している。また、3桁同一の図柄組合せを除く特定の図柄組合せが、特別図柄の第2通常大当り図柄(2R通常大当り図柄)および第2確変大当り図柄(2R確変大当り図柄)に対応している。特定の図柄組合せとしては、例えば、「7・6・7」や「3・2・3」といった「リーチ外れ目」や、「1・2・3」や「7・6・5」といった「特定の順目」や、「1・3・5」や「2・4・6」といった「特定のバラケ目」等が例示できる。そして、以上の大当り図柄以外の組合せが、特別図柄の外れ図柄に対応している。
演出図柄の変動態様(変動パターン)および停止図柄の決定は、主制御部200から送信される変動パターン指定コマンドおよび停止情報指定コマンドに基づいてサブ制御部260によって行われるように構成されている。ここで、主制御部200から送信される変動パターン指定コマンドは、特別図柄の変動パターンを示すもので、具体的には、特別図柄の変動時間や、リーチ演出(大当りに至る可能性のある状態が継続していることを示す演出)の有無等の演出内容を示している。主制御部200は、特別図柄の当否判定結果に応じて特別図柄の変動パターンをランダムに(乱数抽選により)決定する。そして、主制御部200により決定された特別図柄の変動パターンに基づき、サブ制御部260が、演出図柄表示部25a〜25cで表示される演出図柄の演出パターンを決定する。また、主制御部200から送信される停止情報指定コマンドは、特別図柄の当否判定結果に応じて決定される特別図柄の停止図柄(第1確変大当り図柄、第1通常大当り図柄、第2確変大当り図柄、第2通常大当り図柄、外れ図柄の何れか)を示すものである。
次に、本実施例の遊技機1の電子制御装置について、図3に基づいて説明する。図3は、電子制御装置の概略構成を示すブロック図である。
図3に示すように、電子制御装置は、主制御部200と、その主制御部200に接続された副制御部230、260、280とを含んで構成されている。副制御部は、払出制御部(賞球制御部)230、サブ制御部260及び演出表示制御部280から構成される。主制御部200は主制御基板200aを備え、副制御部230、260及び280は周辺制御基板として払出制御基板230a、サブ制御基板260a及び演出表示制御基板280aをそれぞれ備えている。これらの各制御基板や、その他の基板(電源基板、中継基板、駆動基板、装飾基板、アンプ基板、演出ボタン基板など)は、遊技機1の裏面側に配置される。
各制御部200、230、260、280には、図示しない主電源から電源が供給されている。また、電源立上げ時には、システムリセット信号が各制御部200、230、260、280に送信される。なお、本実施例の遊技機1は、電源断時に主制御部200及び払出制御部230に作動電圧を供給する図示しないバックアップ電源部(図示略)を備えており、電源断時にも主制御部200及び払出制御部230のRAMデータが保持される。
主制御部200は、遊技の進行を司る主制御手段を構成するものであり、各副制御部230、260に処理内容を指示する指令信号(コマンドデータ)を送信し、各副制御部230、260、280は指令信号に基づいて各種制御を行うように構成されている。
主制御部200を構成する主制御基板200aのCPU200bは、CPUコア、内蔵RAM(以下、単にRAMともいう)、内蔵ROM(以下、単にROMともいう)等を備えており、ROMに格納された制御プログラムにより、RAMをワークエリアとして遊技機1全体の作動制御(遊技の基本進行制御)を司る。また、主制御部200は、CPU200bが主体となって、ROMに格納された当否判定プログラムにより特別図柄の当否判定を行う当否判定手段を構成している。また、主制御部200のCPU200bは、特別図柄当否判定を実行する際に、ROMに格納された特別図柄の変動パターンテーブルから特定の変動パターンを決定する。なお、本実施例の主制御部200のCPU200bの制御周期は4msに設定されている。
主制御部200には、盤面入力中継基板201と盤面出力中継基板202とが接続されている。盤面入力中継基板201には、普通図柄作動ゲート検知スイッチ27s、始動口入賞検知スイッチ28s、大入賞口入球検知スイッチ33sが接続されており、これらの信号が主制御部200に入力するように構成されている。盤面出力中継基板202には、図柄表示装置51、61、62、始動口ソレノイド28c、大入賞口ソレノイド33cが接続されており、主制御部200からの制御信号が出力される。
払出制御部230を構成する払出制御基板230aは、主制御部200のCPU200bと同様の構成を有するCPU230bを備えている。払出制御部230には、発射制御部250、CRユニット13等が接続されている。主制御部200から払出制御部230には、賞球払出を指示する賞球指示コマンド、遊技開始許可を指示する遊技開始許可信号、各種発射制御コマンド等のコマンドが送信される。各種発射制御コマンドには、球送り許可・禁止、発射許可・禁止、遊技開始許可等が含まれている。払出制御基板230aのCPU230bは、主制御部200からの賞球指示コマンドを受信すると、そのコマンドが示す賞球数に基づいて、遊技機1の裏面側に設けられた図示しない遊技球払出装置の払出モータを回転駆動することにより、指定された賞球数分の遊技球の払い出し(賞球払出)を行う。この遊技球の払い出し(賞球払出)は、遊技機1の裏面側上部に設けられた図示しない遊技球タンクに貯留された遊技球を、図示しない遊技球レールを介して遊技球払出装置に供給し、その供給された遊技球を遊技球払出装置の払出モータの回転駆動により排出することで、行われる。
サブ制御部260は、遊技の進行に伴って実行される各種演出を制御するサブ制御手段を構成しており、サブ制御基板260aにはCPU260bや図示しないROM、RAM、入出力ポート等を有する演算回路構成要素とサウンドジェネレータが設けられており、入出力ポートにおいて主制御部200に接続されている。サブ制御部260は、各種ランプ類による装飾表示、スピーカ10a〜10dから出力される効果音、演出表示装置25による図柄表示等を用いた演出制御を司るように構成されている。
主制御部200からサブ制御部260には、各種ランプ制御コマンド及び各種音声制御コマンドが送信される。主制御部200から演出表示制御部280には、サブ制御部260を介して、演出図柄の表示制御を指示する各種図柄制御制御コマンドが送信される。サブ制御部260から演出表示制御部280には、演出表示制御を指示する各種演出表示制御コマンドが同時に送信される。
サブ制御部260には、演出表示制御部280が接続されている。演出表示制御基板280aには、CPU280b、RAM、ROM、入出力ポート、VDP(ビデオディスプレイプロセッサ)等を有する演算回路構成要素(図示略)が設けられ、入出力ポートにおいてサブ制御基板260に接続されている。演出表示制御部280には演出表示装置25が接続されている。演出表示制御部280は、CPU280bがROMに格納された制御プログラムに従ってRAMをワークエリアとして演出表示装置25の表示制御を行うように構成されている。演出表示制御部280のROMには、演出表示装置25で表示される演出用図柄の画像データ(前述した変動演出に関する画像データなど)が複数格納されている。
サブ制御部260には、装飾駆動基板261を介して各種LED・ランプ262が接続されている。各種LED・ランプ262は、遊技効果を高めるためのものであり、これらのランプ類はゲームの進行に対応して点灯・消灯又は点滅し、遊技効果を高めている。また、サブ制御部260にはアンプ基板263が接続されている。アンプ基板263にはスピーカ10a〜10dが接続されている。スピーカ10a〜10dからは、遊技の進行に対応して各種サウンド、音声等が出力される。さらに、サブ制御部260には、演出ボタン基板264を介して演出ボタン5dが接続されている。サブ制御部260は、主制御部200や演出ボタン5dからの各種指令(変動パターン指定コマンドの受信、演出ボタン操作信号の入力など)に基づいて、各種LED・ランプの点灯・点滅パターンの選択・実行処理や、スピーカ10a〜10dから出力される効果音データの選択・出力処理や、演出表示装置25での演出表示のパターンの選択・実行処理等を行う。
次に、本実施例の遊技機1の作動をフローチャートに基づいて説明する。図4は、主制御部200の制御下で行われるメインジョブの一例である。図4に示すメインジョブは、主制御基板200aに実装されたCPU200bが、図示しないROM(CPU200bの内蔵ROMまたは主制御基板200aに実装されるROM)に格納されたプログラムに基づいて実行するもので、電源投入処理S100の後、遊技開始処理S200、普通図柄遊技処理S300、普通電動役物遊技処理S400、特別図柄遊技処理S500、特別電動役物遊技処理S600の各ステップが、タイマリセットされる毎に繰り返し実行される。電源断発生処理S50は、停電等によって電源断が発生した場合に、使用レジスタやスタックポインタの保存、払出モータの停止等が行われ、システムリセットが発生した場合に電源投入処理S100に移るようになっている。
電源投入処理S100は、電源投入時と電源断発生後の復電時に行われるものであり、電源投入時にはRAM初期化処理等が行われ、電源断復帰時には電源断時の遊技状態に復帰させるための復帰設定等が行われ。遊技開始処理S200では、各種スイッチ状態の検出、各種乱数の更新、賞球払出制御等が行われる。
普通図柄遊技処理S300では、まず、普通図柄の当否判定を行って、普通図柄表示部51(図2参照)にて普通図柄を当り図柄で停止表示させるか、外れ図柄で停止表示させるかを決定する。次に、普通図柄の変動表示時間を設定した後、普通図柄の変動表示を開始する。そして、変動表示時間が経過すると、決定しておいた図柄で普通図柄を停止表示させ、普通図柄の当り図柄が停止表示された場合には、普通電動役物の作動を開始させる(第2始動口28bを開放状態とする)。普通図柄遊技処理では、以上のようにして、普通図柄の変動表示および停止表示を行い、普通図柄が当り図柄で停止表示された場合には、第2始動口28bを作動させる処理を行う。第2始動口28bが作動すると、一対の翼片部が左右に開動作して、第2始動口28bが開放状態となる。
普通電動役物遊技処理S400では、第2始動口28bを開放状態に維持する開放時間が経過したか否かを判定し、開放時間が経過していない場合には、第2始動口28bに規定入賞数の入賞があったか否かを判定する。開放状態にある第2始動口28bに規定入賞数の入賞があったと判定されるか、開放状態にある第2始動口28bの開放時間が経過していると判定された場合には、一対の翼片部28cが閉動作して、第2始動口28bは通常状態(閉鎖状態)となる。
次に、特別図柄遊技処理S500を図5〜図8のフローチャートに基づいて説明する。図5(a)に示すように、まず、始動口28に入賞(遊技球が入球)したか否かを判定し(S501)、始動口28に入賞していないと判定された場合には(S501:NO)、S504の処理に移行する。一方、始動口28に入賞したと判定された場合には(S501:YES)、特別図柄保留数が4未満であるか否かを判定する(S502)。この結果、特別図柄保留数が4未満でないと判定された場合には(S502:NO)、S504の処理に移行する。一方、特別図柄保留数が4未満であると判定された場合には(S502:YES)、特別図柄用乱数を取得してRAMの所定領域(保留記憶領域)に記憶する(S503)。特別図柄用乱数は、特別図柄当否判定用乱数、特別図柄の当り図柄決定用乱数、リーチ乱数などからなる。これにより、特別図柄保留数が1増加する。
次に、大当り遊技中であるか否か(大当り遊技フラグがONであるか否か)を判定する(S504)。この結果、大当り遊技中である(大当り遊技フラグがONである)と判定された場合には(S504:YES)、特別図柄遊技処理を終了し、大当り遊技中でない(大当り遊技フラグがOFFである)と判定された場合には(S504:NO)、特別図柄が変動中であるか否かを判定する(S505)。この結果、特別図柄が変動中であると判定された場合には(S505:YES)、後述のS512の処理に移行し、特別図柄が変動中でないと判定された場合には(S505:NO)、特別図柄の停止表示時間中であるか否かを判定する(S506)。特別図柄の停止表示時間中であると判定された場合には(S506:YES)、後述のS516の処理に移行し、特別図柄の停止表示時間中でないと判定された場合には(S506:NO)、特別図柄保留数がゼロであるか否かを判定する(S507)。
この結果、特別図柄保留数がゼロであると判定された場合には(S506:YES)、特別図柄遊技処理を終了する。一方、特別図柄保留数がゼロでないと判定された場合には(S507:NO)、特別図柄変動表示処理を行う(S510)。ここで、特別図柄変動表示処理を図6のフローチャートに基づいて説明する。
まず、主制御部200のRAMの所定領域(保留記憶領域)に記憶されている特別図柄当否判定用乱数(始動口28aへの遊技球入球時に取得された当否判定用乱数)を読み出し(S510a)、特別図柄当否判定(大当り抽選)を行う(S510b)。特別図柄当否判定では、確率変動機能が作動中(確変遊技中)の場合には、確率変動時の当否判定、すなわち判定結果が大当りとなる確率を高くした状態(高確率状態)で当否判定を行い、確率変動機能が作動中でない(通常遊技中)と判定された場合には、非確率変動時の当否判定、すなわち判定結果が大当りとなる確率を低くした状態(低確率状態)で当否判定を行う。
次に、当否判定の結果が大当りであるか否かを判定する(S510c)。この結果、大当りであると判定された場合には(S510c:YES)、大当り変動パターン設定処理を行う(S510d)。大当り変動パターン設定処理では、特別図柄の変動パターンとして大当り変動パターンテーブルをセットする。そして、変動パターン決定乱数を取得し、主制御部200のRAMの所定領域に記憶されている当り図柄決定用乱数(始動口28への遊技球入球時に取得された特別図柄決定用乱数)を読み出す(S510e)。
一方、当否判定の結果が外れであると判定された場合には(S510c:NO)、特殊変動パターンフラグがONにセットされているか否かを判定する(S510f)。「特殊変動パターンフラグ」は、第2大当り遊技が終了してから特定期間が経過して確変昇格演出を実行するタイミングが到来していることを示すフラグであり、後述のS511eの処理でONにセットされる。この結果、特殊変動パターンフラグがONにセットされていないと判定された場合には(S510f:NO)、外れ変動パターンテーブル設定処理を行う(S510g)。ここで、外れ変動パターンテーブル設定処理について図7のフローチャートに基づいて説明する。
まず、リーチ演出を伴う外れであるか否かを判定する(S540)。リーチ演出を伴うか否かは、始動入賞時に取得される上述のリーチ乱数(S503参照)に基づき判断することができる。具体的には、「0〜100」の乱数値をリーチ乱数とすると、「0〜70」をリーチ演出非実行に対応させ、「71〜100」をリーチ演出実行に対応させる。この結果、リーチ演出を伴う外れである(リーチ乱数値が71〜100に該当する)と判定された場合には(S540:YES)、リーチ外れ用変動パターンテーブルを選択する(S541)。一方、リーチ演出を伴う外れでない(リーチ乱数値が0〜70に該当する)と判定された場合には(S540:NO)、特別図柄保留数が上限値(本実施例では4個)に達しているか否かを判定する(S542)。
この結果、特別図柄保留数が上限値(本実施例では4個)に達していると判定された場合には(S542:YES)、特別図柄の変動時間が比較的短い変動パターンが設定された短縮外れ用変動パターンテーブルを選択する(S543)。一方、特別図柄保留数が上限値(本実施例では4個)に達していないと判定された場合には(S542:NO)、通常外れ用変動パターンテーブルを選択する(S544)。
図6に戻り、S510fの判定処理で特殊変動パターンフラグがONにセットされていると判定された場合には(S510f:YES)、特殊変動パターンを設定するための前提となる特殊変動パターンテーブル設定処理を行う(S510h)。ここで、特殊変動パターンテーブル設定処理について図8のフローチャートに基づいて説明する。
まず、前述した通常変動パターンテーブル設定処理と同様に、リーチ演出を伴う外れであるか否かを判定する(S560)。そして、この結果、リーチ演出を伴う外れであると判定された場合には(S560:YES)、特殊変動パターンテーブルを選択する(S561)。また、リーチ演出を伴う外れでないと判定された場合には(S560:NO)、前述した通常変動パターンテーブル設定処理と同様に、特別図柄保留数が上限値(本実施例では4個)に達しているか否かを判定する(S562)。そして、特別図柄保留数が上限値(本実施例では4個)に達していると判定された場合にも(S562:YES)、特殊変動パターンテーブルを選択する(S561)。さらに、特別図柄保留数が上限値(本実施例では4個)に達していないと判定された場合にも(S562:NO)、特殊変動パターンテーブルを選択する(S561)。以上のように、特殊変動パターン設定処理では、リーチ演出を伴う外れである場合や特別図柄保留数が上限に達している場合であっても、遊技状況に関わらず、特殊変動パターンテーブルが強制的に設定される。このように、リーチ乱数の判定処理や保留数の判定処理を行うルーチン処理を外れ変動パターンテーブル設定処理と同じ流れにしておくことで、遊技機設計時に同一プログラムを流用でき、リーチ乱数の判定処理や保留数の判定処理を省略するプログラム作成をする手間を省くことができる。また、上記効果を奏さないのであれば、S510fで特殊変動パターンフラグONが判定された場合に(S510f:YES)、リーチ乱数等を破棄し、直接、特殊変動パターンテーブルを設定するようにしても良い。
次に、図6に戻り、変動パターン決定用乱数と外れ図柄決定乱数を取得する(S510i)。そして、特別図柄変動パターンと停止図柄を決定する(S510j)。特別図柄の変動パターンは、S510eまたはS510iで取得した変動パターン決定乱数を用いて、S510d、S510g、S510hの何れかの処理でセットした変動パターンテーブルから一の変動パターンを選択する。
図9には、各変動パターンテーブルの一例を示す。図9(a)には、リーチ外れ用変動パターンテーブルの一例を示し、図9(b)には、短縮外れ用変動パターンテーブルの一例を示し、図9(c)には、特殊変動パターンテーブルの一例を示す。変動パターン決定乱数は、0〜256からなる乱数値であり、各変動パターンテーブルに従って異なる変動パターンが対応付けられている。例えば、図9(a)のリーチ外れ用変動パターンテーブルでは、変動パターン決定乱数0〜10にはリーチ外れ変動パターンA(10秒)が設定され、変動パターン決定乱数11〜20にはリーチ外れ変動パターンB(20秒)が設定され、変動パターン決定乱数21〜30にはリーチ外れ変動パターンC(30秒)が設定され、変動パターン決定乱数250〜256にはリーチ外れ変動パターンZ(55秒)が設定されるといったように、全ての変動パターン決定乱数に従って複数のリーチ外れ変動パターンが対応付けられている。
また、図9(b)の短縮外れ用変動パターンテーブルでは、変動パターン決定乱数0〜200には短縮外れ変動パターンA(2秒)が設定され、変動パターン決定乱数201〜256には短縮外れ変動パターンB(4秒)が設定されるといったように、全ての変動パターン決定乱数に従って複数の短縮外れ変動パターンが対応付けられている。
そして、図9(c)の特殊変動パターンテーブルでは、変動パターン決定乱数0〜256の全てに特殊変動パターン(25秒)が設定されている。つまり、特殊変動パターンテーブルでは、変動パターン決定乱数がいずれであっても必ず同じ変動パターンが設定されることとなる。
特別図柄の停止図柄は、S510eで読み出した当り図柄決定乱数またはS510iで取得した外れ図柄決定乱数を用いて特別図柄の停止図柄を第1確変大当り図柄、第1通常大当り図柄、第2確変大当り図柄、第2通常大当り図柄、外れ図柄の何れかに決定する。
次に、S510jで決定された停止図柄および変動パターンに従って、特別図柄表示部61で特別図柄の変動表示を開始し(S510k)、図柄変動開始時コマンドをサブ制御部260に送信する(S510l)。図柄変動開始時コマンドは、S510jで設定された特別図柄の変動パターンを指定する変動パターン指定コマンドと、特別図柄の停止図柄を指定する停止情報指定コマンドとからなる。そして、特別図柄保留数を1減算する(S510m)。
次に、図5(a)に戻り、特定期間関連処理を行う(S511)。ここで、特定期間関連処理を図10のフローチャートに基づいて説明する。
まず、特別図柄当否判定の結果が大当りであるか否かを判定する(S511a)。この結果、特別図柄当否判定の結果が外れであると判定された場合には(S511a:NO)、特定期間フラグがONであるか否かを判定する(S511b)。「特定期間フラグ」は、第2大当り遊技が終了してから特定期間が経過していないこと(確変昇格演出を実行するタイミングが到来していないこと)を示すフラグであり、第2大当り遊技終了後に後述のS610dの処理でONにセットされる。この結果、特定期間フラグがONでないと判定された場合には(S511b:NO)、特別図柄変動表示処理を終了する。一方、特定期間フラグがONであると判定された場合には(S511b:YES)、特定期間カウンタを1減算する(S511c)。「特定期間カウンタ」は、第2大当り遊技が終了してから特定期間が経過するまでの特別図柄の変動回数を計数するためのカウンタであり、後述のS610fまたはS610hの処理でセットされる。
次に、特定期間カウンタがゼロであるか否かを判定する(S511d)。この結果、特定期間カウンタがゼロでないと判定された場合には(S511d:NO)、第2大当り遊技が終了してから特定期間が経過していないので、特別図柄変動表示処理を終了する。一方、特定期間カウンタがゼロであると判定された場合には(S511d:YES)、第2大当り遊技が終了してから特定期間が経過して確変昇格演出を実行するタイミングが到来したので、特殊変動パターンフラグをONにセットし(S511e)、特定期間フラグをOFFにセットする(S511f)。
上記S511aの判定処理で、特別図柄当否判定の結果が大当りであると判定された場合には(S511a:YES)、第2大当りであるか否か(特別図柄の停止図柄が第2確変大当り図柄または第2通常大当り図柄であるか否か)を判定する(S511g)。この結果、第2大当りでない(特別図柄の停止図柄が第2確変大当り図柄または第2通常大当り図柄でない)、すなわち第1大当りであると判定された場合には(S511g:NO)、特定期間フラグをOFFにセットして(S511f)、特定期間関連処理を終了する。
一方、第2大当りである(特別図柄の停止図柄が第2確変大当り図柄または第2通常大当り図柄である)と判定された場合には(S511g:YES)、特定期間フラグがONにセットされているか否かを判定する(S511h)。この結果、特定期間フラグがONにセットされていると判定された場合には(S511h:YES)、その時点における特定期間の残り期間を示す特定期間カウンタの値を主制御部200のRAMの所定領域に記憶しておく(S511i)。例えば、後述のS610fの処理(図12)でセットされた特定期間カウンタの初期値が「10」(特別図柄の変動回数10回)であり、特別図柄が3回変動した時点で第2大当りが発生した場合には、その時点における特定期間の残り期間を示す特定期間カウンタの値「7」(特別図柄の変動回数7回)が記憶される。一方、特定期間フラグがONにセットされていないと判定された場合には(S511h:NO)、特定期間関連処理を終了する。
次に、図5(a)に戻り、上記S505で特別図柄が変動中であると判定された場合には(S505:YES)、変動中の特別図柄の変動表示時間が経過しているか否かを判定する(図5(b)のS512)。この結果、特別図柄の変動表示時間が経過していないと判定された場合には(S512:NO)、特別図柄遊技処理を終了し、特別図柄の変動表示時間が経過していると判定された場合には(S512:YES)、特別図柄の変動表示を停止し(S513)、図柄停止コマンドをサブ制御部260に送信し(S514)、特別図柄の停止表示時間を設定する(S515)。
次に、特別図柄の停止図柄表示時間が経過したか否かを判定する(S516)。この結果、特別図柄の停止図柄表示時間が経過していないと判定された場合には(S516:NO)、特別図柄遊技処理を終了し、特別図柄の停止図柄表示時間が経過していると判定された場合には(S516:YES)、特別図柄の停止図柄が大当り図柄であるか否かを判定する(S517)。この結果、特別図柄の停止図柄が大当り図柄であると判定された場合には(S517:YES)、大当り遊技フラグをONにセットする(S518)。これにより、大当り遊技が開始される。大当り遊技は大当り図柄の種類によって異なっており、第1通常大当り図柄(15R通常大当り図柄)または第1確変大当り図柄(15R確変大当り図柄)の場合は第1大当り遊技が開始され、第2通常大当り図柄(2R通常大当り図柄)または第2確変大当り図柄(2R確変大当り図柄)の場合は第2大当り遊技が開始される。
次に、確変フラグがONであるか否かを判定し(S519)、確変フラグがONであると判定された場合は(S519:YES)、確変フラグをOFFにセットし(S520)、変動短縮フラグをOFFにセットし(S521)、開放延長フラグをOFFにセットする(S522)。これにより、大当り遊技の開始に伴い、確率変動機能、変動時間短縮機能、開放時間延長機能が作動を停止する。
一方、確変フラグがONでないと判定された場合には(S519:NO)、変動短縮フラグがONであるか否かを判定する(S523)。この結果、変動短縮フラグがONでないと判定された場合には(S523:NO)、そのまま特別図柄遊技処理を終了し、変動短縮フラグがONであると判定された場合には(S523:YES)、変動短縮フラグをOFFにセットし(S521)、開放延長フラグをOFFにセットする(S522)。これにより、大当り遊技の開始に伴い、変動時間短縮機能、開放時間延長機能が作動停止する。
上記S517の判定処理で、特別図柄の停止図柄が大当り図柄でないと判定された場合には(S517:NO)、変動短縮フラグがONであるか否かを判定する(S524)。この結果、変動短縮フラグがONでないと判定された場合には(S524:NO)、特別図柄遊技処理を終了し、変動短縮フラグがONであると判定された場合には(S524:YES)、特別図柄の変動回数を計数し(S525)、変動回数が予め設定された変動回数(本例では100回または10,000回)に到達したか否かを判定する(S526)。
この結果、変動回数が予め設定された変動回数(100回または10,000回)に到達していないと判定された場合には(S526:NO)、特別図柄遊技処理を終了し、変動回数が予め設定された変動回数(100回または10000回)に到達したと判定された場合には(S526:YES)、変動短縮フラグをOFFにセットし(S527)、開放延長フラグをOFFにセットする(S528)。これにより、変動時間短縮機能、開放時間延長機能が作動を停止する。
次に、特別電動役物遊技処理S600について図11のフローチャートに基づいて説明する。まず、大当り遊技中であるか否か(大当り遊技フラグがONであるか否か)を判定する(S601)。この結果、大当り遊技中でない(大当り遊技フラグがOFFである)と判定された場合には(S601:NO)、特別図柄遊技処理を終了し、大当り遊技中である(大当り遊技フラグがONである)と判定された場合には(S601:YES)、大入賞口33aが開放中であるか否かを判定する(S602)。この結果、大入賞口33aが開放中であると判定された場合には(S602:YES)、大入賞口33aの開放時間が経過したか否かを判定し(S603)、大入賞口33aの開放時間が経過していないと判定された場合には(S603:NO)、大入賞口33aに最大入賞数が入賞したか否かを判定する(S604)。
この結果、大入賞口33aに最大入賞数が入賞していないと判定された場合には(S604:NO)、特別電動役物遊技処理を終了し、大入賞口33aに最大入賞数が入賞していると判定された場合(S604:YES)または大入賞口33aの開放時間が経過していると判定された場合には(S603:YES)、大入賞口33aを閉鎖する(S605)。
上記S602で、大入賞口33aが開放中でないと判定された場合には(S602:NO)、大当り遊技の終了条件が成立したか否かを判定する(S606)。S606の判定処理は、ラウンド数が所定の最高継続ラウンド数に達したか否か、すなわち第1大当り遊技であれば大当り遊技のラウンド数が15ラウンドに達したか否か、第2大当り遊技であれば大当り遊技のラウンド数が2ラウンドに達したか否かを判定する。この結果、大当り遊技終了条件が成立していないと判定された場合には(S606:NO)、大入賞口33aの閉鎖時間(インターバル時間)が経過しているか否かを判定し(S607)、大入賞口33aの閉鎖時間が経過していないと判定された場合には(S607:NO)、特別電動役物遊技処理を終了し、大入賞口33aの閉鎖時間が経過していると判定された場合には(S607:YES)、大入賞口33aを開放させる(S608)。
上記S606で、大当り遊技終了条件が成立していると判定された場合には(S606:YES)、大当り遊技終了時処理を行う(S610)。ここで、大当り遊技終了時処理について図12のフローチャートに基づいて説明する。
まず、大当り遊技フラグをOFFにセットする(S610a)。次に、終了する大当り遊技が第2大当り遊技(第2確変大当り遊技または第2通常大当り遊技)であるか否かを判定する(S610b)。この結果、終了する大当り遊技が第2大当り遊技でない、すなわち終了する大当り遊技が第1大当り遊技であると判定された場合には(S610b:NO)、S610iの処理に移行する。一方、終了する大当り遊技が第2大当りであると判定された場合には(S610b:YES)、特定期間フラグがONにセットされているか否かを判定する(S610c)。
この結果、特定期間フラグがONにセットされていないと判定された場合には(S610c:NO)、特定期間フラグをONにセットする(S610d)。そして、特定期間を決定する抽選を行い(S610e)、この抽選結果に基づいて特定期間カウンタをセットする(S610f)。
ここで、S610eの特定期間抽選処理について説明する。S610eで決定される特定期間は、特別図柄の変動回数(例えば、10回、20回、30回、31回)として設定される。終了する第2大当り遊技の種類(第2確変大当り図柄または第2通常大当り図柄の何れかを実行契機とした第2大当り遊技か)に応じた抽選確率で特別図柄の変動回数が選択される。以下、第2確変大当り図柄の停止表示を契機として実行された第2大当り遊技を「第2確変大当り遊技」と称し、第2通常大当り図柄の停止表示を契機として実行された第2大当り遊技を「第2通常大当り遊技」と称して説明する。
図13は、本実施例のS610eの特定期間抽選処理で用いられる特定期間決定用抽選テーブルである。この特定期間決定用抽選テーブルは、特定期間抽選処理の開始時に取得される0〜100の特定期間決定用乱数に対して特定期間の長さが対応付けられたものであり、取得した特定期間決定用乱数を照合して特定期間の長さを決定するためのものである。図13に、本発明の特定期間テーブルの一具体例を示す。図13に示すように、終了する第2大当り遊技が第2通常大当り遊技である場合には、特別図柄の各変動回数が選択される確率は、10回が60%、20回が20%、30回が20%、31回が0%となっている。すなわち、0〜100の特定期間決定用乱数のうち「0〜59」には、特別図柄の変動回数に「10回」が対応付けられており、特定期間決定用乱数のうち「60〜79」には、特別図柄の変動回数に「20回」が対応付けられており、特定期間決定用乱数のうち「79〜100」には、特別図柄の変動回数に「30回」が対応付けられている。
一方、終了する第2大当り遊技が第2確変大当り遊技である場合には、特別図柄の各変動回数が選択される確率は、10回が10%、20回が30%、30回が55%、31回が5%となっている。すなわち、0〜10の特定期間決定用乱数のうち「0〜9」には、特別図柄の変動回数に「10回」が対応付けられており、特定期間決定用乱数のうち「10〜39」には、特別図柄の変動回数に「20回」が対応付けられており、特定期間決定用乱数のうち「40〜95」には、特別図柄の変動回数に「30回」が対応付けられており、特定期間決定用乱数のうち「96〜10」には、特別図柄の変動回数に「31回」が対応付けられている。
図13に示す例では、確率変動機能が作動開始する場合(第2確変大当り遊技終了時)には、確率変動機能が作動開始しない場合(第2通常大当り遊技終了時)より長い特定期間が選択される確率が高くなっている。具体的には、第2大当り遊技終了後、特別図柄の10回目の変動中に確変昇格演出が行われた場合には、確率変動機能が作動していない確率の方が高く、特別図柄の20回目の変動中に確変昇格演出が行われた場合には、確率変動機能が作動している確率と作動していない確率が同じであり、特別図柄の30回目の変動中に確変昇格演出が行われた場合には、確率変動機能が作動している確率の方が高く、特別図柄の31回目の変動中に確変昇格演出が行われた場合には、確率変動機能が作動している確率が100%となる。このように、本実施例では、第2大当り遊技が終了してから確変昇格演出が実行されるまでの特定期間(特別図柄の変動回数)が長い方が、確率変動機能が作動している確率が高くなっている。このため、遊技者は、第2大当り遊技の終了後に確変昇格演出が行われるまでの特定期間の間、期待感を持って遊技を継続することができる。
図12のフローチャートに戻り、特定期間フラグがONにセットされていると判定された場合には(S610c:YES)、S511iの処理(図10)で主制御部200のRAMの所定領域に記憶した前回の特定期間カウンタの値を読み出し(S610g)、前回の特定期間カウンタの値に基づいて特定期間カウンタをセットする(S610h)。これにより、第2大当り遊技が連続して発生した場合は、特定期間カウンタを更新することなく、前回の特定期間カウンタを続けて使用することができる。例えば、特定期間カウンタの初期値が「10」であり、特別図柄が3回変動した時点で第2大当りが発生した場合には、その時点における特定期間カウンタの値である「7」が記憶されているので、S610hの処理では特定期間カウンタに「7」がセットされる。
このように、第2大当り遊技が連続して発生した場合に、前回の特定期間カウンタを継続して使用することで、遊技を円滑に進行させることができる。つまり、第2大当り遊技の実行毎に特定期間カウンタを新規に設定する場合には、確変昇格演出が出現するまでの時間が長くなり、遊技が冗長となるおそれがある。これに対し、本実施例のように、第2大当り遊技が連続して発生した場合に、前回の特定期間カウンタを継続して使用することで、最初の第2大当り遊技が終了してから確変昇格演出が出現するまでの時間が長くなることを防ぎ、遊技が冗長となることを防ぐことができる。
次に、今回の大当り遊技の開始契機となった大当り図柄の種類が確変大当り図柄であるか否かを判定する(S610i)。この結果、確変大当り図柄でないと判定された場合は(S610i:NO)、S610kの処理に移行し、確変大当り図柄であると判定された場合は(S610i:YES)、確変フラグをONにセットする(S610j)。これにより、確率変動機能の作動が開始する。
次に、終了した大当り遊技が第2大当り遊技(第2確変大当り遊技または第2通常大当り遊技)であるか否かを判定する(S610k)。この結果、第2大当り遊技であると判定された場合には(S610k:YES)、大当り遊技開始時に開放延長フラグがONにセットされていたか否かを判定する(S610l)。この結果、大当り遊技開始時に開放延長フラグがONにセットされていなかったと判定された場合には(S610l:NO)、大当り遊技終了処理を終了する。一方、大当り遊技開始時に開放延長フラグがONにセットされていたと判定された場合には(S610l:YES)、変動短縮フラグをONにセットし(S610m)、開放延長フラグをONにセットする(S610n)。これにより、変動時間短縮機能と開放時間延長機能の作動が開始する。以上により、第2大当り遊技開始時における変動時間短縮機能と開放時間延長機能の作動状態を維持することができる。
上記S610kの判定処理で、終了した大当り遊技が第2大当り遊技でない(第1大当り遊技である)と判定された場合には(S610k:NO)、変動短縮フラグをONにセットし(S610m)、開放延長フラグをONにセットする(S610n)。これにより、変動時間短縮機能と開放時間延長機能の作動が開始する。
次に、サブ制御部260が主体となって行う図柄変動演出関連処理について説明する。図14は、図柄変動演出関連処理の流れを示すフローチャートである。この処理は、サブ制御基板260aに実装されたCPU260bが、図示しないROM(CPU260bの内蔵ROMまたはサブ制御基板260aに実装されるROM)に格納されたプログラムに基づいて実行する図示しないメインルーチンのサブルーチンとして実行される。
まず、図6のS510lの処理により主制御部200から送信される図柄変動開始時コマンド(変動パターン指定コマンド、停止情報指定コマンド)を受信したか否かを判定する(S700)。この結果、図柄変動開始時コマンドを受信していないと判定された場合には(S700:NO)、後述のS713の処理に移行する。一方、図柄変動開始時コマンドを受信したと判定された場合には(S700:YES)、今回の特別図柄当否判定の結果が大当りであるか否かを判定する(S701)。特別図柄当否判定の結果は、停止情報指定コマンドで指定される特別図柄の停止図柄の種類により判定することができる。
この結果、特別図柄当否判定の結果が大当りであると判定された場合には(S701:YES)、演出表示装置25に表示される演出図柄の演出パターンとして当り演出パターンをセットし(S702)、演出図柄の停止図柄として当り停止図柄をセットする(S703)。
一方、特別図柄当否判定の結果が外れであると判定された場合には(S701:NO)、変動パターン指定コマンドで指定される特別図柄の変動パターンが特殊変動パターンであるか否かを判定する(S704)。この結果、特殊変動パターンであると判定された場合には(S703:YES)、演出図柄の演出パターンとして特殊演出パターンをセットする(S705)。
一方、特殊変動パターンでないと判定された場合には(S703:NO)、変動パターン指定コマンドで指定される特別図柄の変動パターンがリーチ外れ用変動パターンであるか否かを判定する(S706)。この結果、リーチ外れ用変動パターンであると判定された場合には(S706:YES)、演出図柄の演出パターンとしてリーチ外れ演出パターンをセットする(S707)。
一方、リーチ外れ用変動パターンでないと判定された場合には(S706:NO)、変動パターン指定コマンドで指定される特別図柄の変動パターンが短縮外れ用変動パターンであるか否かを判定する(S708)。この結果、短縮外れ用変動パターンであると判定された場合には(S708:YES)、演出図柄の演出パターンとして短縮外れ演出パターンをセットする(S709)。
一方、短縮外れ用変動パターンでないと判定された場合には(S708:NO)、演出図柄の演出パターンとして通常外れ演出パターンをセットする(S710)。そして、演出図柄の停止図柄として外れ停止図柄をセットする(S711)。
次に、演出表示装置25の表示領域で演出図柄を用いた図柄変動演出表示を開始する(S712)。図柄変動演出では、S702、S705、S707、S709、S710のいずれかの処理でセットされた演出パターンにしたがって、演出図柄の変動表示が行われる。S705の処理で特殊演出パターンがセットされている場合には、演出図柄の変動表示に伴って、確率変動機能が作動している旨を報知する確変昇格演出を実行する。
確変昇格演出は、例えば味方キャラクタと敵キャラクタを対決させ、味方キャラクタを勝利させるバトル演出を行ったり、「確変可能性○○%」の文字を演出表示装置25の表示領域に表示したり、演出図柄の表示パターンを変えたり(例えば、確率変動機能の作動可能性が高いことを示唆する場合、演出表示装置25の表示領域に表示されるキャラクタ図柄の種類や表示順序などを通常と異ならせる)、演出表示装置25の表示領域の背景色を変えたりする(例えば、確率変動機能の作動可能性が高いことを示唆する場合、背景色として赤色等の遊技者の期待感を高める配色を選択する)こと等により、現在の遊技状態が確率変動機能が作動している状態であることを示唆することができる。
そして、図5(b)のS514の処理により主制御部200から送信される図柄停止コマンドを受信したか否か判定する(S713)。この結果、図柄停止コマンドを受信していないと判定された場合には(S713:NO)、図柄変動演出関連処理を終了する。一方、図柄停止コマンドを受信したと判定された場合には(S713:YES)、演出図柄を用いた図柄変動演出を終了する(S714)。
ここで、図5〜図14のフローチャートに示した処理と本発明の各手段との対応について説明しておくと、S503の処理(図5(a))が変動情報記憶手段に対応し、S510kの処理(図6)、S513の処理(図5(b))が図柄表示制御手段に対応し、S518の処理(図5(b))が大当り遊技実行手段に対応し、S610jの処理(図12)が確率設定手段に対応し、S510d、S510g、S510hの処理(図6、図7、図8)の処理が変動パターン設定手段に対応し、S543の処理が短縮変動パターン設定手段に対応し、S561の処理が特殊変動パターン設定手段に対応し、S511cの処理が遊技回数計数手段に対応し、S511iの処理が残り回数記憶手段に対応し、S705、S712の処理が特定演出実行手段に対応している。
以上説明した本実施例では、第2大当り遊技の終了後における特定のタイミングで、確変昇格演出を実行する特殊変動パターンを強制的に設定することで、リーチ演出を行う状況や保留数が上限に達していて短縮変動演出を行う状況においても、確実に確変昇格演出(遊技状態報知演出)を実行することができる。これにより、確変昇格演出が実行されずに遊技が進行してしまうことがなく、設計者の意図する遊技性を確実に提供することができる。また、確変昇格演出が実行されないことによる遊技者の苛立ちを防止でき、遊技性の低下を防止できる。
(第2実施例)
次に、本発明の第2実施例について説明する。本第2実施例では、上記第1実施例と異なる部分についてのみ説明する。
本第2実施例では、第1通常大当り(15R通常大当り)と、第1確変大当り(15R確変大当り)と、第2確変大当り(2R確変大当り)に加えて、小当りが設けられており、小当り遊技後および第2確変大当り遊技後がいわゆる確変非報知状態(潜伏確変状態)として構成されている。また、本第2実施例では、第2通常大当り(2R通常大当り)は設けられていない。
本第2実施例では、遊技球が始動口28に入球した際に取得され記憶される特別図柄用乱数として、特別図柄当否判定(大当り抽選)に用いられる特別図柄当否判定用乱数、特別図柄の停止図柄を決定するための特別図柄決定用乱数に加えて、小当り遊技を発生させるか否かの小当り図柄抽選に用いられる小当り抽選用乱数が設けられている。
特別図柄当否判定の結果、特別図柄当否判定用乱数が当り値と一致しない場合には、小当り遊技を発生させるか否かの小当り抽選が行われ、抽選の結果が小当りとなった場合には、特別図柄表示部61で停止表示される特別図柄が小当り図柄に決定される。一方、特別図柄当否判定の結果が大当りでなく、かつ、小当り抽選の結果が小当りでない場合には、外れであり、特別図柄表示部61で停止表示される特別図柄が外れ図柄に決定される。
ここで、小当り遊技について説明する。特別図柄表示部61で停止表示された特別図柄が小当り図柄であった場合(小当り抽選の結果が小当りだった場合)に、主制御部200は小当り遊技を開始させる。小当り遊技は、小当り遊技フラグをONにセットすることで開始する。小当り遊技は、大入賞装置33を作動させるものであり、主制御部200は本発明の小当り遊技実行手段に相当している。小当り遊技では、大入賞装置33が第2大当り遊技(2R大当り遊技)と同じ態様で作動をする。つまり、小当り遊技では、大入賞口33aが0.2秒間ずつ2回開放するように構成されており、大入賞口33aに遊技球が入球する可能性が極めて低く賞球払い出しを実質的に伴わない遊技状態となっている。また、小当り遊技終了後は、小当り遊技が開始されたとき(小当り図柄が停止表示されたとき)の開放時間延長機能の作動状態が維持される。
小当り遊技では、第2大当り遊技と大入賞装置33の作動を同一態様としているので、遊技者は大入賞口33aの短時間での2回の開閉(第2大当り遊技における大入賞口開閉パターン)を認識したとしても、第2大当り遊技が発生したのか小当り遊技が発生したのか区別することができない。このため、大入賞装置33の作動終了後(第2大当り遊技または小当り遊技の終了後)における確率変動機能の作動有無の認識をより困難なものとすることができる。このように、小当り遊技の存在により、確変非報知状態をより効果的なものにすることができる。
また、小当り遊技中には、小当り遊技演出が実行される。小当り遊技演出は、サブ制御部260の制御により実行される。
図15は、主制御部200のCPU200aが実行する本第2実施例の特別図柄遊技処理の後半部分を示すフローチャートであり、上記第1実施例の図5(b)に対応している。
図15に示すように、S517の判定処理で、特別図柄の停止図柄が大当り図柄でないと判定された場合には(S517:NO)、停止図柄が小当り図柄であるか否かを判定する(S529)。この結果、停止図柄が小当り図柄であると判定された場合には(S529:YES)、小当り遊技フラグをONにセットする(S530)。これにより、小当り遊技が開始される。一方、停止図柄が小当り図柄でないと判定された場合には(S529:NO)、小当り遊技フラグをONにセットすることなく、S524の処理に移行する。
図16は、主制御部200のCPU200aが実行する本第2実施例の特別図柄変動表示処理を示すフローチャートであり、上記第1実施例の図6に対応している。図16に示すように、特別図柄当否判定処理の結果が大当りでないと判定された場合には(S508c:NO)、特別図柄当否判定用乱数を用いて小当り抽選を行い、その結果が小当りであるか否かを判定する(S510n)。この結果、小当りであると判定された場合には(S510n:YES)、小当り変動パターン設定処理を行い(S510o)、変動パターン決定乱数と小当り図柄決定乱数を取得する(S510p)。小当り変動パターン設定処理では、特別図柄の変動パターンテーブルとして小当り変動パターンテーブルをセットする。一方、小当りでないと判定された場合には(S510n:NO)、S510fの判定処理を実行する。
図17は、主制御部200のCPU200aが実行する本第2実施例の特別電動役物遊技処理を示すフローチャートであり、上記第1実施例の図11に対応している。なお、図17では、S610、S606、S610において、大当り遊技に加えて小当り遊技を含めるために「当り遊技」と表記している。
図17に示すように、S601の判定処理では、当り遊技中であるか否か(大当り遊技フラグまたは小当り遊技フラグがONであるか否か)を判定する(S601)。この結果、当り遊技中である(大当り遊技フラグまたは小当り遊技フラグがONである)と判定された場合には(S601:YES)、S602の処理に移行し、当り遊技中でない(大当り遊技フラグと小当り遊技フラグがOFFである)と判定された場合には(S601:NO)、特別電動役物遊技処理を終了する。
また、S606の判定処理では、当り遊技の終了条件が成立したか否か、すなわち第1大当り遊技であれば15回のラウンド遊技が終了したか否か、第2大当り遊技であれば2回のラウンド遊技が終了したか否か、小当り遊技であれば大入賞口33aが2回開閉したか否かを判定する。この結果、当り遊技の終了条件が成立したと判定された場合には(S606:YES)、当り遊技終了処理を実行する(S610)。
ここで、当り遊技終了処理を図18のフローチャートに基づいて説明する。まず、当り遊技フラグ(大当り遊技フラグまたは小当り遊技フラグ)をOFFにセットする(S610a)。次に、終了する大当り遊技が第2大当り遊技(第2確変大当り遊技)または小当り遊技であるか否かを判定する(S610b)。この結果、終了する大当り遊技が第2大当り遊技または小当り遊技でない、すなわち終了する大当り遊技が第1大当り遊技であると判定された場合には(S610b:NO)、S610iの処理に移行する。一方、終了する大当り遊技が第2大当りまたは小当り遊技であると判定された場合には(S610b:YES)、S610c〜S610fの特定期間をセットする一連の処理を行う。これにより、第2大当り遊技終了後に加えて、小当り遊技終了後にも特定期間フラグおよび特定期間カウンタのセットを行うことができる。したがって、確変非報知状態の実施バリエーションを増やすことができる。
以上説明した本第2実施例の構成によれば、第2大当り遊技または小当り遊技の終了後における特定のタイミングで、確変昇格演出を実行する特殊変動パターンを強制的に設定することで、リーチ演出を行う状況や保留数が上限に達していて短縮変動演出を行う状況においても、確実に確変昇格演出(遊技状態報知演出)を実行することができる。これにより、上記第1実施例と同様、確変昇格演出が実行されずに遊技が進行してしまうことがなく、設計者の意図する遊技性を確実に提供することができるとともに、遊技者の苛立ちを防止でき、遊技性の低下を防止できる。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各請求項に記載した範囲を逸脱しない限り、各請求項の記載文言に限定されず、当業者がそれらから容易に置き換えられる範囲にも及び、かつ、当業者が通常有する知識に基づく改良を適宜付加することができる。
例えば、上記各実施例では、当り遊技が終了してから特定期間経過後における特別図柄当否判定の結果が外れであることを条件として、特別図柄の変動パターンとして特殊変動パターンをセットして確変昇格演出(遊技状態報知演出)を実行するように構成したが、これに限らず、特殊変動パターンをセットして確変昇格演出(遊技状態報知演出)を実行する条件を、当り遊技が終了してから特定期間経過後において、特別図柄当否判定の結果が外れであり、かつ、特別図柄保留数が上限に達していることとしてもよい。このように、特別図柄当否判定の結果が外れであることに加え、特別図柄保留数が上限に達していることを、確変昇格演出(遊技状態報知演出)を実行する条件とすることで、遊技者は確変昇格演出(遊技状態報知演出)を実行させるために、特別図柄保留数を増加させようとして遊技球の発射を継続することとなる。この結果、遊技者が遊技球の発射を停止する止め打ちを防止でき、遊技機の稼働率を向上させることができる。
また、上記各実施例では、確変昇格演出が実行されるタイミングを決定するために特定期間を、当り遊技が終了してからの特別図柄の変動回数として設定したが、これに限らず、特定期間を当り遊技が終了してからの経過時間として設定してもよい。
また、上記各実施例では、第2大当り遊技または小当り遊技の終了後に確変昇格演出(遊技状態報知演出)を実行するように構成したが、これに限らず、第1大当り遊技の終了後に確変昇格演出を実行するように構成してもよい。
1…遊技機、28…始動口、33a…大入賞口、61…特別図柄表示部(図柄表示部)、200…主制御部(変動情報記憶手段、判定手段、図柄表示制御手段、大当り遊技実行手段、確率設定手段、確変非報知状態発生手段、変動パターン設定手段、短縮変動パターン設定手段、特殊変動パターン設定手段、遊技回数計数手段、残り回数記憶手段)、260…サブ制御部(特定演出実行手段)。

Claims (2)

  1. 始動口への遊技球の入球に基づき取得した図柄変動情報を、所定の上限数に達するまで記憶する変動情報記憶手段と、
    前記変動情報記憶手段が前記図柄変動情報を記憶している場合に、前記図柄変動情報を用いた変動開始時判定を行う判定手段と、
    前記変動開始時判定が行われた後に、図柄表示部で図柄の変動表示を所定の変動パターンに従って行い、前記変動開始時判定の判定結果が当りの場合に、前記図柄を所定の当り図柄の組合せで停止表示させる図柄表示制御手段と、
    前記当り図柄が停止表示されることで、遊技者に有利な当り遊技を実行する当り遊技実行手段と、
    前記当り遊技の終了後に、前記変動開始時判定で前記当りが判定される当り確率を、通常確率または前記通常確率よりも高い高確率に設定する確率設定手段と、
    前記当り遊技の終了後に、前記当り確率として前記高確率が設定されているか前記通常確率が設定されているか識別困難な確変非報知状態を発生させる確変非報知状態発生手段と、
    前記確変非報知状態において前記変動パターンとして特殊変動パターンが設定された場合に、前記当り確率を示す特定演出を実行する特定演出実行手段と、
    前記図柄表示部で前記図柄が変動表示する場合の前記変動パターンを設定する変動パターン設定手段と、を備え、
    前記変動パターン設定手段は、
    前記変動開始時判定の結果が外れであり、かつ、前記変動情報記憶手段により記憶されている前記図柄変動情報が前記所定の上限数に達している場合に、前記図柄の変動時間が通常の変動パターンよりも短く設定された短縮変動用変動パターンを設定する短縮変動パターン設定手段と、
    前記当り遊技が終了してから予め定められた遊技期間が経過した時における前記変動開始時判定の結果が外れであり、かつ前記変動情報記憶手段により記憶されている前記図柄変動情報が前記所定の上限数に達している場合であっても、前記変動パターンとして、前記短縮用変動パターンよりも長い特殊変動パターンを優先的に設定する特殊変動パターン設定手段と、を備えて構成されていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記当り遊技が終了してからの遊技回数を計数する遊技回数計数手段と、
    前記当り遊技が終了してからの遊技回数が特定回数に達する前に前記当り遊技が再度実行された場合に、前記特定回数までの残り回数を記憶する残り回数記憶手段と、を備え、
    前記特殊変動パターン設定手段は、
    前記当り遊技の終了後に前記残り回数が記憶されていない場合には、前記遊技回数計数手段が計数した遊技回数が前記特定回数に達したときの前記変動開始時判定の結果が外れのときに、前記特殊変動パターンを設定し、
    前記当り遊技の終了後に前記残り回数が記憶されている場合には、前記遊技回数計数手段が計数した遊技回数が前記残り回数に達したときの前記変動開始時判定の結果が外れのときに、前記特殊変動パターンを設定することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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