JP2011050549A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】照明等による誤動作を防止しつつ非接触センサを画像表示手段の周辺部の任意の位置に配置することが可能な弾球遊技機を提供する。
【解決手段】遊技盤11の前側を覆うガラス板9の後側に配置され且つ一定方向に投射した光の反射光に基づいて一定の検出可能範囲内に存在する物体を検出可能な非接触センサ41a,41bを備え、検出可能範囲がガラス板9の前側の一定範囲を含むように非接触センサ41a,41bを配置した弾球遊技機で、非接触センサ41a,41bを前斜め下向きに配置すると共に、その非接触センサ41a,41bの検出可能範囲が画像表示手段22の前側の検出対象範囲と重なる作動位置と重ならない待避位置との間で非接触センサ41a,41bを移動可能に構成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、パチンコ機、アレンジボール機等の弾球遊技機に関するものである。
パチンコ機等の弾球遊技機においては、例えば遊技者を遊技の進行に深く関与させて興趣の向上を図るべく、例えば遊技球発射用の操作ハンドル等とは別に演出用の入力手段を設け、遊技者がこの入力手段により何らかの入力を行った場合にその入力結果に基づく演出を行うようにしたものが知られている。
このような入力手段としては、例えば特許文献1に記載されているものが知られている。この特許文献1に記載された入力手段は、多くの弾球遊技機でガラス扉の後側に配置されている液晶表示手段(画像表示手段)を用いていわゆるタッチパネル式の入力手段に近いユーザインターフェイスを実現しようとするもので、一定方向に投射した光の反射光に基づいて一定の検出可能範囲内に存在する物体を検出可能な反射型の非接触センサを、液晶表示手段の上側に前斜め下向きに配置して、例えば液晶表示手段に遊技者の選択を促す画像を表示すると共に、その表示に対応して遊技者がガラス扉の前側に手をかざしたときに、それを非接触センサが検知するように構成されている。
特開2003−225431号公報
特許文献1に記載のような非接触センサを用いた入力手段を搭載する場合、非接触センサを液晶表示手段の周辺部に配置すると共にその向きを液晶表示手段側に傾けることで、液晶表示手段の前側が検出可能範囲となるようにするのが一般的であり、特許文献1に記載の弾球遊技機でも、非接触センサを液晶表示手段の上側に配置すると共にその向きを下側に傾けている。
従って、例えば非接触センサを液晶表示手段の下側に配置する場合には、その非接触センサの向きを上側に傾ける必要がある。しかしながら、このように非接触センサの向きを上向きにすると、天井等の照明の光によって非接触センサが誤動作してしまう可能性があるため、事実上、非接触センサの配置位置は液晶表示手段の上側等に限定されてしまうという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、照明等による誤動作を防止しつつ非接触センサを画像表示手段の周辺部の任意の位置に配置することが可能な弾球遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、遊技盤11の前側を覆う透明板9の後側に配置され且つ一定方向に投射した光の反射光に基づいて一定の検出可能範囲内に存在する物体を検出可能な非接触センサ41a,41bを備え、前記検出可能範囲が前記透明板9の前側の一定範囲を含むように前記非接触センサ41a,41bを配置した弾球遊技機において、前記非接触センサ41a,41bを前斜め下向きに配置すると共に、その非接触センサ41a,41bの検出可能範囲が前記透明板9の前側の所定の検出対象範囲と重なる作動位置と重ならない待避位置との間で前記非接触センサ41a,41bを移動させるセンサ駆動手段43,43a,43bを設けたものである。
本発明によれば、非接触センサ41a,41bを前斜め下向きに配置していることにより照明等による誤動作を防止することができ、また非接触センサ41a,41bを、センサ演出の期間中だけ例えば画像表示手段22の前側の作動位置まで移動させ、それ以外は待避位置で待機させることで、例えば画像表示手段22の前側を検出可能範囲としつつ、非接触センサ41a,41bを画像表示手段22の周辺部の任意の位置、例えば下部側に配置することが可能である。
本発明の第1の実施形態におけるパチンコ機の全体斜視図である。 同じく遊技盤の正面図である。 同じく可動センサユニット近傍の側面断面図である。 同じく可動センサユニットの正面図である。 同じく可動センサユニットの分解斜視図である。 同じく可動センサユニットの側面断面図である。 同じく可動センサユニットの動作説明図である。 同じく可動センサユニットに関する制御系のブロック図である。 同じくセンサ演出制御処理のフローチャートである。 同じく遊技者に非接触センサに関する動作を促すための出力の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態における可動センサユニット近傍の正面図である。 同じく可動センサユニット近傍の側面断面図である。 本発明の第2の実施形態におけるセンサ演出制御処理のフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳述する。図1〜図10は本発明をパチンコ機に採用した第1の実施形態を例示している。図1において、遊技機本体1は、矩形状の外枠2と、この外枠2の前側に開閉自在に枢着された前枠3とを備えている。前枠3の前側には、ガラス扉4と前面板5とが上下に配置され、前枠3に開閉自在に枢支されている。
前面板5には、その前側に、発射手段(図示省略)に供給するための遊技球を貯留する貯留皿6、発射手段を作動させるための発射ハンドル7等が設けられている。
ガラス扉4に設けられた窓孔8には例えば2枚のガラス板(透明板)9が嵌め込まれ、その後側には図2に示す遊技盤11が前枠3に対して例えば前側から着脱自在に装着されている。遊技盤11の前面側には、発射手段から発射された遊技球を案内するガイドレール12が環状に装着されると共に、そのガイドレール12の内側の遊技領域13に、センターケース14、普通図柄始動手段15、特別図柄始動手段16、大入賞手段17、普通入賞手段18等の各種遊技部品が配置されている。
センターケース14は、図2,図3に示すように、遊技盤11の装着孔11aに対して前側から着脱自在に装着される前構造体21と、液晶式その他の画像表示手段22が装着され且つ前構造体21に対応して遊技盤11の裏側に着脱自在に装着される後構造体23とを備えている。前構造体21は、装着孔11aに沿って配置される装飾枠24と、この装飾枠24の下部側に沿って左右方向に配置され且つ入球口25に入球した遊技球を自由に転動させて前側に落下させるステージ26とを備え、装飾枠24上に、普通図柄表示手段27、特別図柄表示手段28、普通保留個数表示手段29等が設けられている。
また、後構造体23は、その後側に装着される画像表示手段22の表示画面22aに対応する例えば矩形状の表示窓31が形成された背壁部32と、この背壁部32の外縁側から前向きに延設された周壁部33とを一体に備え、例えば背壁部32の前側で且つ表示窓31の下側には可動センサユニット34が着脱自在に装着されており、周壁部33の前端部において遊技盤11にねじ止めされることにより前構造体21に対応して遊技盤11に着脱自在に固定されている。なお、画像表示手段22は、演出図柄表示手段35、特別保留個数表示手段36、センサ演出表示手段37(図10)等を構成している。
普通図柄表示手段27は、普通図柄を変動表示するためのもので、例えば「○」「×」の2種類の普通図柄に対応する2個の発光体(例えばLED)により構成されており、通過ゲート等よりなる普通図柄始動手段15が遊技球を検出することを条件にそれら2つの発光体が所定時間交互に点滅して、普通図柄始動手段15による遊技球検出時に取得された当たり判定乱数値が予め定められた当たり判定値と一致する場合には当たり態様に対応する「○」側の発光体が発光した状態で、それ以外の場合には外れ態様に対応する「×」側の発光体が発光した状態で、点滅が終了するようになっている。
また、普通図柄表示手段27の変動表示中、又は後述する普通利益状態中に普通図柄始動手段15が遊技球を検出した場合には、その検出時に取得された当たり判定乱数値が予め定められた上限保留個数、例えば4個を限度として記憶されると共に、例えば上限保留個数と同数の発光体よりなる普通保留個数表示手段29がその発光個数により当たり判定乱数値の記憶個数(以下、普通保留個数という)を表示して、その時点での普通保留個数を遊技者に報知するようになっている。
特別図柄始動手段16は、特別図柄表示手段28による図柄変動を開始させるためのもので、例えば上下2つの特別始動口16a,16bを備え、センターケース14の下側等に配置されている。上特別始動口16aは開閉手段等を有しない非作動式入賞口、下特別始動口16bは開閉手段38により開閉可能な作動式入賞口で、普通図柄表示手段27の変動後の停止図柄が当たり態様となって普通利益状態が発生したときに、開閉手段38が所定時間、所定回数だけ閉状態から開状態に変化するように構成されている。
特別図柄表示手段28は、1個又は複数個、例えば1個の特別図柄を変動表示可能な7セグメント式等の表示手段により構成されており、特別図柄始動手段16の特別始動口16a,16bの何れかに遊技球が入賞することを条件に特別図柄を所定時間変動表示して、特別始動口16a,16bへの入賞時に取得された大当たり判定乱数値が予め定められた大当たり判定値と一致する場合には所定の大当たり態様で、それ以外の場合には外れ態様で停止するようになっている。
特別図柄には、例えば大当たり態様及び外れ態様が夫々1又は複数種類ずつ設けられている。なお、それら各態様には夫々数字図柄等を割り当ててもよいし、遊技者がその特別図柄の種類を容易に区別できないように、任意の線や点の組み合わせのような特別な意味を持たない図柄を割り当ててもよい。
また、特別図柄の変動表示中、又は後述する特別利益状態中に特別始動口16a,16bに遊技球が入賞した場合には、その入賞時に取得された大当たり判定乱数値等が夫々所定の上限保留個数、例えば各4個を限度として記憶されると共に、特別保留個数表示手段36が大当たり判定乱数値の記憶個数(以下、特別保留個数という)を表示して、その時点での特別保留個数を遊技者に報知するようになっている。
演出図柄表示手段35は、例えば特別図柄表示手段28による特別図柄の変動表示と並行して演出図柄を変動表示するもので、1個又は複数個、例えば左右方向に3個の演出図柄を例えば各種の演出画像と共に画像表示手段22の表示画面22aに変動表示可能に構成されており、特別図柄始動手段16の特別始動口16a,16bの何れかに遊技球が入賞することを条件に特別図柄の変動開始と同時に所定の変動パターンに従って演出図柄の変動を開始すると共に、特別図柄の変動停止と同時に最終停止するように、演出図柄を左、右、中等の所定の順序で停止させるようになっている。
特別保留個数表示手段36は、特別保留個数を報知するもので、表示画面22a上の所定箇所に特別保留個数分のシンボルを表示するようになっている。
センサ演出表示手段37は、可動センサユニット34に設けられた非接触センサ41a,41bを用いたセンサ演出の際に、表示画面22a上の所定箇所に、遊技者に所定の動作を促す画像、その他の演出画像を表示するものである(図10参照)。
大入賞手段17は、遊技球が入賞可能な開状態と入賞不可能な閉状態とに切り換え可能な開閉板39を備えた作動式入賞手段で、特別図柄表示手段28の変動後の特別図柄が大当たり態様となることに基づいて特別利益状態が発生したときに、開閉板39が所定の開放パターンに従って前側に開放して、その上に落下した遊技球を内部へと入賞させるようになっている。
可動センサユニット34は、図4〜図6等に示すように、左右方向に所定間隔で配置され且つ上下方向に移動可能な状態で支持される左、右、中の3つの可動体42a〜42cと、これら可動体42a〜42cを駆動するためのステッピングモータ(センサ駆動手段)43と、このモータ43の回転動作を昇降動作に変換して各可動体42a〜42cに伝達する連動手段44と、この連動手段44を収容するギヤケース45と、このギヤケース45の前側で可動体42a〜42cを支持する前カバー46とを備えている。
中可動体42cは、例えば上下方向に長い略平板状の本体プレート47cと、この本体プレート47cの上端部に設けられた発光装飾部48cとで構成されている。発光装飾部48cは、1又は複数のLED49cを備え且つ本体プレート47cの上端部前側に装着されたLED基板50cと、このLED基板50cを覆うように本体プレート47cの前側に装着された装飾レンズ51cとを備えている。
また、左右の可動体42a,42bは、中可動体42cと略同様の本体プレート47a,47b及び発光装飾部48a,48bの他、例えば各1個の非接触センサ41a,41bを備え、例えば互いに左右対称な形状に形成されている。非接触センサ41a,41bは、投光部52aから投射した光の反射光を受光部52bで受光することにより一定の検出可能範囲内に存在する物体を検出可能な反射型のモーションセンサにより構成されており、センサケース53を介して例えば本体プレート47a,47bの上端部に固定されている。
非接触センサ41a,41bは、図6に示すように、投光部52aと受光部52bとが配置されたセンサ面52が正面前方よりも若干斜め下向きとなるようにセンサケース53により支持され、例えば各本体プレート47a,47bに対して互いに対向する側、即ち中可動体42c側に配置されている。ここで、非接触センサ41a,41bの前側には、図3に示すようにガラス扉4のガラス板9が存在するため、ガラス板9の前側一定範囲に存在する物体(遊技者の手指等)が検出可能となるように非接触センサ41a,41bの検出可能範囲が設定されている。
なお、左右の可動体42a,42bの発光装飾部48a,48bも、中可動体42cの発光装飾部48cと同様、1又は複数のLED49a,49bを備えたLED基板50a,50bと装飾レンズ51a,51bとを備えているが、例えばその形状等は発光装飾部48cとは異なっている。
また、本体プレート47a〜47cの背面側には、横長矩形状のガイド枠54が後ろ向きに突設されており、このガイド枠54の内側が左右方向のガイド溝55となっている。
ギヤケース45は、後ケース体56と前ケース体57とで前後に扁平で且つ左右方向に長い箱形に形成されており、その内部に連動手段44が、後ケース体56の背面側にモータ43が、前ケース体57の前側に可動体42a〜42cが、夫々装着されている。
後ケース体56には、例えば左右方向の一端部側に前後方向の貫通孔58が形成されており、モータ43はその駆動軸43aを貫通孔58を介してギヤケース45内に前向きに突出させた状態で後ケース体56の背面側に固定されている。
前ケース体57には、その前面側に、可動体42a〜42cを上下方向に案内するガイドリブ59a〜59cが、各可動体42a〜42cの本体プレート47a〜47cの左右両縁部に沿って前向きに突設されている。可動体42a〜42cは、本体プレート47a〜47cの下部側が、前ケース体57とその前側に装着される前カバー46とにより前後両側から、ガイドリブ59a〜59cにより左右両側から夫々挟まれることにより、上下方向摺動自在に支持されている。なお、前ケース体57には、可動体42a〜42cの裏側のガイド枠54が夫々上下方向移動可能に嵌合するガイド孔60a〜60cが形成されている。
連動手段44は、3つの可動体42a〜42cに対応してそれらの後側に配置される駆動レバー61a〜61c及びカムギヤ62a〜62cと、互いに隣り合うカムギヤ62aとカムギヤ62b、カムギヤ62bとカムギヤ62cを夫々連動させるアイドルギヤ63,64と、モータ43の駆動軸43aに固定されて例えばカムギヤ62aを駆動するモータギヤ65とを備えている。
駆動レバー61a〜61cは、夫々可動体42a〜42cの後側に対応するようにギヤケース45内に配置されており、その一端側が例えばギヤケース45上に一体に設けられた前後方向の回転軸66a〜66cにより回転自在に支持され、他端側の嵌合突起67a〜67cが各可動体42a〜42cのガイド溝55に夫々後側から摺動自在に嵌合している。即ち、駆動レバー61a〜61cの往復揺動動作と各可動体42a〜42cの昇降動作とが完全に連動するようになっている。なお、回転軸66a〜66cは、各可動体42a〜42cに対してその側方に配置されている。
カムギヤ62a〜62cは、夫々可動体42a〜42cの後側で且つ駆動レバー61a〜61cの下側に対応するようにギヤケース45内に配置されており、例えばギヤケース45上に一体に設けられた前後方向の回転軸68a〜68cにより回転自在に支持されている。なお、カムギヤ62a〜62cは全て同径に形成されており、モータ43の駆動により、モータギヤ65及びアイドルギヤ63,64を介して常に同方向に同速度で回転するようになっている。
カムギヤ62a〜62cの前面側には、その周方向の所定範囲に略扇形のカム69a〜69cが突設されており、このカム69a〜69cの外周に各駆動レバー61a〜61cが上側から摺接している。これにより、カムギヤ62a〜62cの回転に伴って、カム69a〜69cに摺接している駆動レバー61a〜61cが所定範囲で揺動し、それによって可動体42a〜42cが夫々下部位置と上部位置との間で昇降する。
また、本実施形態では、カム69a〜69cの中心角が夫々異なることにより、可動体42a〜42cの昇降タイミングが異なっており、例えばカムギヤ62a〜62cが正面視時計方向に回転する場合には、図7の(a)→(b)→(c)→(d)→(a)の順序で、下部位置にある可動体42a〜42cが左可動体42a、右可動体42b、中可動体42cの順で上部位置まで上昇した後、同時に下部位置まで降下し、逆にカムギヤ62a〜62cが正面視反時計方向に回転する場合には、図7の(a)→(d)→(c)→(b)→(a)の順序で、可動体42a〜42cが下部位置から上部位置まで同時に上昇した後、中可動体42c、右可動体42b、左可動体42aの順で下部位置まで降下するように設定されている。
また、可動体42a〜42cは、図3に示すように、上部位置では、上部側の発光装飾部48a〜48c及び非接触センサ41a,41bの略全体が画像表示手段22の下縁側及びその前側のステージ26よりも上側に露出すると共に、非接触センサ41a,41bの検出可能範囲がガラス板9の前側で且つ画像表示手段22の前側に対応する検出対象範囲の一部と重なり(以下、作動位置という)、下部位置では、発光装飾部48a〜48c及び非接触センサ41a,41bの少なくとも一部が画像表示手段22の下縁側及びその前側のステージ26よりも下側に隠れると共に、非接触センサ41a,41bの検出可能範囲が検出対象範囲から外れる(以下、待避位置という)ようになっている。
なお、例えばギヤケース45には、可動体42a〜42cが所定の原点位置にあることを検出する原点位置検出センサ70が設けられている。本実施形態では、全ての可動体42a〜42cが下部位置にある状態、即ち非接触センサ41a,41bが共に待避位置にある状態が原点位置に設定されており、この原点位置のときに、原点位置検出センサ70が例えばカムギヤ62aに固定された検出端70aを検出するようになっている(図7 (a))。
図8は可動センサユニット34に関する制御系のブロック図である。センサ演出制御手段71は、非接触センサ41a,41bによる検出結果を利用するセンサ演出を制御するもので、遊技の進行を統括的に制御する主制御基板72からのコマンドに基づいて各種演出手段を制御する演出制御基板73上に設けられている。
センサ演出制御手段71は、駆動制御手段74、音声・表示制御手段75、検出判定手段76、特定演出実行手段77等を備え、図9に示すセンサ演出制御処理を実行するように構成されている。
このセンサ演出制御処理では、まず主制御基板72からのセンサ演出開始コマンドの受信状態の監視が行われる(S1)。なお、主制御基板72からのセンサ演出開始コマンドは、特別図柄表示手段28の変動表示中、特別利益状態中等の所定のタイミングで、例えばセンサ演出を行うか否かの抽選結果等に基づいて送信されるようになっている。
主制御基板72からセンサ演出開始コマンドを受信すると(S1:Yes)、センサ演出期間が開始され、まず駆動制御手段74の制御によりモータ43が所定方向に所定ステップ作動され、それによって可動体42a〜42cが上部位置まで上昇し、停止する(S2)。例えば、可動体42a〜42cが下部位置(原点位置)にある状態(図7の(a))から、モータ43を正面視反時計方向に所定ステップ作動させると、カムギヤ62a〜62cは同一速度で正面視時計方向に例えば1/2回転し、それによって左可動体42a、右可動体42b、中可動体42cの順に上部位置まで上昇し、停止する(図7の(a)→(b)→(c)→(d))。これにより、非接触センサ41a,41bは図3に二点鎖線で示す待避位置から画像表示手段22の前側まで上昇して作動位置で保持される。
非接触センサ41a,41bが作動位置まで上昇すると、音声・表示制御手段75の制御により、音声、画像等を用いて遊技者に非接触センサ41a,41bに関する所定動作を促すための出力が行われる(S3)。例えばセンサ演出の内容がゲームの場合、図10に示すように、センサ演出表示手段37に、例えば両手の旗を上げ下げするキャラクタの画像が表示されると共に、スピーカ78から「旗が上がった方に手をかざして」等の音声が出力される。もちろん、センサ演出の内容は任意であって、ゲーム以外でも例えば遊技者に任意の選択入力をさせるものなどでもよく、その演出内容に応じて遊技者に所定動作を促すべく任意の画像や音声を出力すればよい。
そして、所定時間が経過してセンサ演出期間が終了するまで(S5)、検出判定手段76により非接触センサ41a,41bの状態が監視される(S4)。所定時間が経過してセンサ演出期間が終了すると(S5:Yes)、駆動制御手段74がモータ43を所定方向に所定ステップ作動させることにより、可動体42a〜42cを降下させ、原点位置で停止させる(S6)。例えば、可動体42a〜42cが上部位置にある状態(図7の(d))から、モータ43を正面視反時計方向に所定ステップ作動させると、カムギヤ62a〜62cは同一速度で正面視時計方向に例えば1/2回転し、それによって左可動体42a、右可動体42b、中可動体42cは略同時に下部位置まで降下し、停止する(図7の(d)→(a))。これにより、非接触センサ41a,41bは画像表示手段22の前側の作動位置から図3に二点鎖線で示す待避位置まで降下してそこで保持される。
続いて、検出判定手段76により、センサ演出期間中に非接触センサ41a,41bの検出結果が所定条件を満たしたか否かが判定される(S7)。例えば、センサ演出表示手段37に表示されたキャラクタの動作パターンと非接触センサ41a,41bの検出履歴とが比較され、それらの一致度が一定以上であれば検出判定手段76により所定条件が満たされたものと判定される。
検出判定手段76により、センサ演出期間中に非接触センサ41a,41bの検出結果が所定条件を満たしていないと判定された場合には(S7:No)、そのままセンサ演出開始コマンドの監視状態(S1)に移行するが、検出判定手段76により所定条件が満たされたものと判定された場合には(S7:Yes)、特定演出実行手段77により特定演出が実行され(S8)、その後にセンサ演出開始コマンドの監視状態(S1)に移行する。
ここで、特定演出は、例えば特別保留個数が1以上の場合にその各保留記憶の内容、即ち大当たり態様に対応するものであるか否か等を報知する演出、保留記憶中に大当たり態様に対応するものが存在するか否かを複数回の特別図柄変動にわたる連続予告により報知する演出、特別なリーチ演出を出現させる演出等、どのようなものでもよい。例えば図柄変動表示中の所定のタイミングでセンサ演出を行う場合、特定演出は当該変動の停止後の図柄が大当たりとなる場合と外れとなる場合とで異なる内容としてもよい。また、特別利益状態中の所定のタイミングでセンサ演出を行う場合、特別利益状態終了後に移行する遊技状態に応じて特定演出の内容を決定するようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態のパチンコ機では、非接触センサ41a,41bを前斜め下向きに配置すると共に、その非接触センサ41a,41bの検出可能範囲がガラス板9の前側で且つ画像表示手段22の前側に対応する検出対象範囲と重なる作動位置と重ならない待避位置との間で非接触センサ41a,41bを昇降させるセンサ駆動手段43を設けているため、照明等による誤動作を防止し、且つ画像表示手段22の前側を検出対象範囲としつつ、非接触センサ41a,41bを画像表示手段22の下部側に配置することが可能である。
図11及び図12は本発明の第2の実施形態を例示し、画像表示手段22の側方に待避位置を設け、非接触センサ41a,41bを作動位置と待避位置との間で左右方向に駆動するように構成した例を示している。
本実施形態では、図11に示すように、画像表示手段22の左右両側に夫々可動体42a,42bとそれらを左右方向に駆動する電磁ソレノイド(センサ駆動手段)43a,43bとが配置されている。可動体42a,42bには、夫々非接触センサ41a,41bと、1又は複数のLED49a,49bを備えたLED基板とが設けられている。非接触センサ41a,41bは、図12に示すように、第1の実施形態と同様にセンサ面52が正面前方よりも若干斜め下向きとなるように装着されている。
以上のように構成することで、非接触センサ41a,41bを画像表示手段22の左右両側に配置する場合も、センサ面52に照明の光が入ることによる誤動作を防止することができ、また非接触センサ41a,41bを固定的に配置する場合と比べて検出可能範囲の設定自由度が高くなる利点がある。
図13は本発明の第3の実施形態を例示し、センサ演出期間中に非接触センサ41a,41bの検出状況に応じて特定演出を実行するように構成した例を示している。
図13に示すセンサ演出制御処理は、第1の実施形態におけるセンサ演出制御処理(図9)を一部変更したもので、S3からS6までのセンサ演出期間中、非接触センサ41a,41bの状態を監視しつつ(S4)、その検出状況に応じて特定演出を実行する(S4a)ように構成されている。
例えば、演出図柄表示手段35による演出図柄の変動表示中に一定時間のセンサ演出期間を設け、そのセンサ演出期間中に遊技者に手刀で演出図柄を斬る動作を要求すると共にその動作を非接触センサ41a,41bで検出し、その検出結果に応じて、演出図柄が斬られ又は斬れない画像を表示することが考えられる。
この場合、例えば右センサ41bがON→左右のセンサ41a,41bがOFF→左センサ41aがONとなった場合には、遊技者が図柄を右から左に斬る動作を行ったものと判断でき、例えば左センサ41aがON→左右のセンサ41a,41bがOFF→右センサ41bがONとなった場合には、遊技者が図柄を左から右に斬る動作を行ったものと判断できるため、その遊技者の動作方向に応じた画像を表示することができる。
また、特定演出の内容としては、大当たり判定結果に応じて、例えば大当たりの場合には遊技者の動作によって外れの図柄が斬られて大当たり図柄で停止し、外れの場合には、遊技者の動作によっては外れ図柄が斬れずそのまま外れ図柄で停止するような図柄演出を行うことが考えられる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、第1の実施形態では、複数の可動体42a〜42cを互いに異なるタイミングで上昇又は降下させるように構成されているため、1つのモータ43により複数の可動体42a〜42cを駆動しているにも拘わらず、モータ43の駆動停止タイミングを制御することにより、非接触センサ41a,41bの両方が作動位置又は待避位置にある状態だけでなく、一方の非接触センサ41aのみが作動位置にある状態で維持することも可能である。これにより、非接触センサ41a,41bの両方を用いたセンサ演出だけでなく、一方の非接触センサ41aのみを用いたセンサ演出を行うことも可能である。もちろん、第2の実施形態のように複数の非接触センサ41a,41bを個別のセンサ駆動手段で駆動する場合にも同様の演出が可能である。
搭載する非接触センサの数は1個でも3個以上でもよい。また、1つの可動体上に複数の非接触センサを配置してもよい。
例えば遊技盤11上に固定的に配置された非接触センサと、可動体上に配置された非接触センサとを併用したセンサ演出を行うようにしてもよい。
また本発明は、アレンジボール機、雀球遊技機等の他の弾球遊技機においても同様に実施することが可能である。
9 ガラス板(透明板)
11 遊技盤
22 画像表示手段
41a 非接触センサ
41b 非接触センサ
43 モータ(センサ駆動手段)
43a センサ駆動手段
43b センサ駆動手段

Claims (6)

  1. 遊技盤(11)の前側を覆う透明板(9)の後側に配置され且つ一定方向に投射した光の反射光に基づいて一定の検出可能範囲内に存在する物体を検出可能な非接触センサ(41a,41b)を備え、前記検出可能範囲が前記透明板(9)の前側の一定範囲を含むように前記非接触センサ(41a,41b)を配置した弾球遊技機において、前記非接触センサ(41a,41b)を前斜め下向きに配置すると共に、その非接触センサ(41a,41b)の検出可能範囲が前記透明板(9)の前側の所定の検出対象範囲と重なる作動位置と重ならない待避位置との間で前記非接触センサ(41a,41b)を移動させるセンサ駆動手段(43,43a,43b)を設けたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記非接触センサ(41a,41b)を、センサ演出開始時に前記待避位置から前記作動位置に移動させ、前記センサ演出終了時に前記作動位置から前記待避位置に移動させるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記遊技盤(11)上に配置された画像表示手段(22)を備え、該画像表示手段(22)の前側を前記検出対象範囲としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の弾球遊技機。
  4. 前記検出可能範囲の下側に前記待避位置を設け、前記センサ駆動手段(43)は前記作動位置と前記待避位置との間で前記非接触センサ(41a,41b)を昇降駆動するように構成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の弾球遊技機。
  5. 前記検出可能範囲の側方に前記待避位置を設け、前記センサ駆動手段(43a,43b)は前記作動位置と前記待避位置との間で前記非接触センサ(41a,41b)を左右方向に駆動するように構成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の弾球遊技機。
  6. 前記非接触センサ(41a,41b)を複数設け、それら複数の非接触センサ(41a,41b)の全てが前記作動位置にある状態と、それら複数の非接触センサ(41a,41b)の一部のみが前記作動位置にある状態と、それら複数の非接触センサ(41a,41b)の全てが前記待避位置にある状態とに切り替え可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の弾球遊技機。
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