JP2011050348A - 刈払い機 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷却構造と防水・防塵構造とを兼ね備える刈払い機を実現する。
【解決手段】刈払い機10は、長手方向に延びる軸体形状にて形成される操作棹11と、操作棹11の一端側に設置される刈刃13と、操作棹11の他端側に設置されるとともに、内部に駆動源31を備えるハウジング20と、操作棹11の長手方向の中間部に設置される操作アーム16とを備えている。このような刈払い機10において、前記ハウジング20は、駆動源31を内部に収納する内ハウジング21と、内ハウジング21の外周の少なくとも一部を覆って設置される外ハウジング22とによって構成されており、さらに、内ハウジング21と外ハウジング22との間には、排気風路39aが形成されている。
【選択図】図7

Description

本発明は、刈払い機に係り、特に、駆動源を収納するハウジングの構造に特徴を有する刈払い機に関するものである。
従来から、芝や雑草等の草葉を刈るのに用いられる装置として刈払い機が知られている。この刈払い機には、エンジンを駆動源とするものと、モータを駆動源とするものとが存在しており、このうちモータを駆動源に採用した刈払い機では、ハウジング内に設置されたモータの冷却を行う必要性から、ハウジング内に外気を導入する構成を採用することが必須となっている。一方、刈払い機は、草葉を刈るという用途上、雨露で濡れたものを刈ることが多いため、モータ等の受電機器を収納したハウジングには、防水・防塵対策を施すことが求められていた。
そこで、刈払い機では、上述した冷却対策と防水・防塵対策という背反する要求を満足するための技術、すなわち、ハウジングに対して外気を導入するための構造と、ハウジングの防水・防塵を行うための構造とを同時に実現するための技術が必要である。このような冷却構造と防水・防塵構造とを兼ね備える刈払い機を実現するための従来技術を開示するものとして、例えば、下記特許文献1などが存在していた。この特許文献1では、刈刃の直上にモータを収納するハウジングが配置されたタイプの刈払い機(特許文献1では、「芝刈機」と記されている。)が開示されており、地上から離れた部分に吸気口を設けることで、ハウジング内に水や粉塵などが侵入することを防止した技術が提案されている。
特開2007−116956号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術は、単にハウジングの上方のなるべく地上から離れた部分に吸気口を設けただけなので、外部からハウジング内への水や粉塵などの侵入を確実に防止できるものではない。また、上記特許文献1に記載された刈払い機(芝刈機)のハウジングは、吸気口から外気を取り入れる必要性から大気圧に対して負圧になっているため、ハウジングの隙間や合わせ面等から吸い込まれる外気に伴って水滴や粉塵の侵入を許してしまうという、構造的な問題を有するものであった。
本発明は、上述した課題の存在に鑑みて成されたものであって、その目的は、ハウジングに対して外気を導入するための構造と、ハウジングの防水・防塵を行うための構造とを同時に実現することで、冷却対策と防水・防塵対策という背反する要求を同時に満足することのできる新たな刈払い機を提供することにある。
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照番号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
本発明に係る刈払い機(10)は、長手方向に延びる軸体形状にて形成される操作棹(11)と、前記操作棹(11)の一端側に設置される刈刃(13)と、前記操作棹(11)の他端側に設置されるとともに、内部に駆動源(31)を備えるハウジング(20)と、前記操作棹(11)の長手方向の中間部に設置される操作アーム(16)と、を備える刈払い機(10)であって、前記ハウジング(20)は、前記駆動源(31)を内部に収納する内ハウジング(21)と、前記内ハウジング(21)の外周の少なくとも一部を覆って設置される外ハウジング(22)と、によって構成されており、前記内ハウジング(21)と前記外ハウジング(22)との間には、排気風路(39a)が形成されていることを特徴とするものである。
また、本発明に係る刈払い機(10)において、前記駆動源(31)は冷却ファン(36)を備えるモータ(31)であり、前記冷却ファン(36)が回転したときに、前記内ハウジング(21)内における少なくとも前記モータ(31)周辺領域が大気圧に対して負圧になるとともに、前記排気風路(39a)が大気圧に対して正圧になるように構成することが好適である。
さらに、本発明に係る刈払い機(10)において、前記内ハウジング(21)には、外気を取り込むための吸気口(37)が設けられており、前記外ハウジング(22)には、前記吸気口(37)から取り込まれた外気を排気するための排気口(40)が設けられており、さらに、前記外ハウジング(22)は、少なくとも前記内ハウジング(21)に設けられた前記吸気口(37)の設置位置近傍から前記内ハウジング(21)を覆うように形成されていることとすることができる。
またさらに、本発明に係る刈払い機(10)において、前記排気口(40)は、刈払い機(10)の使用状態において反操作者側に設けられていることが好適である。
さらにまた、本発明に係る刈払い機(10)において、前記ハウジング(20)は、刈払い機(10)の使用状態において上下方向で分割できるように半割構造とすることができる。
本発明によれば、冷却構造と防水・防塵構造とを兼ね備える刈払い機を実現することができる。したがって、ハウジングに対して外気を導入するための構造と、ハウジングの防水・防塵を行うための構造とを同時に実現した新たな刈払い機を提供することが可能となる。
本実施形態に係る刈払い機の全体構成を説明するための外観上面図である。 本実施形態に係る刈払い機の内部構成を説明するための部分縦断面側面図である。 本実施形態に係るハウジングの外観上面図である。 本実施形態に係るハウジングの外観左側面図である。 本実施形態に係るハウジングの外観下面図である。 図5におけるA−A断面を示す縦断面図であり、ハウジングの中央縦断面部分を左方向から見た図である。 本実施形態に係るハウジングの内部構成を説明するための図であり、上下方向で半割構造とされるハウジングの下半分を取り外した状態における下面視を描いている。 本実施形態に係るハウジングの構造を詳細に説明するための図であり、図7におけるB−B断面を示している。 本実施形態に係るハウジングの構造を詳細に説明するための図であり、図7におけるC−C断面を示している。 本実施形態に係るハウジングの構造を詳細に説明するための図であり、図7におけるD−D断面を示している。
以下、本発明を実施するための好適な実施形態について、図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態は、各請求項に係る発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態に係る刈払い機の全体構成を説明するための外観上面図である。また、図2は、本実施形態に係る刈払い機の内部構成を説明するための部分縦断面側面図である。なお、以下の説明では、説明の便宜のために刈払い機10の使用状態に応じた方向を定義することとする。すなわち、図1および図2にて図示するように、刈刃13が設置される側を「前」、ハウジング20側を「後」、図1における紙面下側を「左」、図1における紙面上側を「右」、図2における紙面下側を「下」、図2における紙面上側を「上」と呼ぶこととする。
本実施形態に係る刈払い機10は、長手方向に延びる軸体形状にて形成される操作棹11と、操作棹11の一端側である前側に設置される刈刃13と、操作棹の他端側である後側に設置されるとともに、内部に駆動源としてのモータ31を備えるハウジング20と、操作棹11の長手方向の中間部に設置される操作アーム16とを備えている。
操作棹11は、中空棒状のパイプ部材により構成されており、その内部には、図2に示すように従動軸12が回転自在な状態にて内蔵されている。操作棹11の前側先端にはホルダ14が取り付けられており、このホルダ14には外周面に複数の鋸刃状の刃部が形成された円板状をした金属製の刈刃13が回転自在に取り付けられている。この刈刃13は、従動軸12の前側先端に対してホルダ14内に設置された傘歯車対を介して連結されており、従動軸12の回転運動に応じて回転し、草葉等の刈払いを実施できるようになっている。また、刈刃13の後方直近部には、刈刃13の一部を覆うように防護カバー15が設けられており、刈払い時に発生する飛散物の後方への飛散を防ぐことで、操作者の安全が確保されている。なお、刈刃13については、図示する円板状をした金属製のものに代えて、セラミックス製のものや、回転中心から放射状に延びる複数本の紐からなるものなど、あらゆる形式の刈刃を採用することが可能となっている。
操作棹11の長手方向の中間部には、左右一対のハンドル把持部16a,16bを備える操作アーム16が取り付けられている。操作者は、この操作アーム16が備える左右一対のハンドル把持部16a,16bを両手で把持することにより、刈払い機10の操作を行うことが可能となる。また、操作アーム16の設置位置は、操作棹11の任意の位置に設定することができるが、モータ31などの重量物が収納されたハウジング20と、比較的重量が軽い刈刃13とのバランスを考慮して、操作棹11の中間部のうちでも後方寄りに操作アーム16を設置することが望ましい。具体的には、操作者の体型などにもよるが、刈払い機10における長手方向での重心位置より若干後方に操作アーム16を設置しておくと、操作者が刈払い機10を持ったときに刈刃13が地表面に近付く状態にて装置全体のバランスが取れるので、好ましい。なお、操作アーム16が設置された箇所の後方位置には、不図示の肩掛けベルトを取付けることのできるホック部17が設置されている。操作者は、ホック部17に取付けられた肩掛けベルトを肩に掛け回すとともに、両手でハンドル把持部16a,16bを把持することにより、刈払い機10を自在に操ることが可能となる。
以上、本実施形態に係る刈払い機10全体の概略構成について説明を行った。次に、本実施形態に係る刈払い機10が有意な特徴を備えるハウジング20の構成について、図3〜図10を用いて説明を行う。ここで、図3は、本実施形態に係るハウジングの外観上面図であり、図4は、本実施形態に係るハウジングの外観左側面図であり、図5は、本実施形態に係るハウジングの外観下面図である。また、図6は、図5におけるA−A断面を示す縦断面図であり、ハウジングの中央縦断面部分を左方向から見た図である。さらに、図7は、本実施形態に係るハウジングの内部構成を説明するための図であり、上下方向で半割構造とされるハウジングの下半分を取り外した状態における下面視を描いている。またさらに、図8〜図10は、本実施形態に係るハウジングの構造を詳細に説明するための図であり、特に、図8は図7におけるB−B断面を、図9は図7におけるC−C断面を、図10は図7におけるD−D断面を示している。
本実施形態に係るハウジング20は、外郭形状が上下方向で若干つぶれた形の扁平形状にて形成されており、受電機器であるモータ31等を非常にコンパクトに収納している。また、本実施形態に係るハウジング20は、駆動源であるモータ31を内部に収納する内ハウジング21と、この内ハウジング21の外周の少なくとも一部を覆って設置される外ハウジング22とによって構成されるという、二重構造にて形成されている。内ハウジング21と外ハウジング22は、図4にて示されるように、いずれも上下方向で分割可能な半割構造とされており、さらに、図6および図8〜図10に示されるように、上下半割構造の接続部分は、凹凸形状をした部材同士を嵌め合わせる構成となっている。このような構成は、刈払い機の使用状態においてハウジング20の分割面が側面に位置するよう配慮されたものであり、上方から落下してくる雨粒などが侵入し難い構成となっている。
また、本実施形態に係るハウジング20が備える外郭形状の特徴として、このハウジング20には、モータ31に対して電力を供給するための電源コード23が導入設置されているが、かかる電源コード23の導入設置位置は、刈払い機10の左側、すなわち、刈払い機10の使用状態において操作者の位置する側となるように構成されている。ハウジング20に対する電源コード23の導入設置位置を操作者側に設定することにより、装置全体のバランスが良くなり、また、刈払い機10の使用時において電源コード23の取り扱いが好適に行えるようになる。
さらに、本実施形態に係るハウジング20は、操作棹11との接続側の側面形状が上面視において曲線形状(符号αにて指示する箇所)となるように構成されている。そして、操作者が刈払い機10を持つと、符号αにて指示する前記曲線形状の箇所が操作者の腰回りにフィットするようになっている。このように、刈払い機10の使用状態において操作者の体躯形状に沿うようにハウジング20の外郭形状が形成されているので、使用時における刈払い機10の安定度が向上し、装置の操作性が高まることとなる。
以上、本実施形態に係るハウジング20の外郭形状が有する特徴点を説明した。次に、本実施形態に係るハウジング20の内部構成についての説明を行う。
図6および図7にて示されるように、内ハウジング21の内部中央部分には、刈払い機10の駆動源となるモータ31が設置されている。このモータ31は、モータ軸32の軸心が内ハウジング21の軸心と略重畳するように配置されており、また、モータ軸32の前端部は、内ハウジング21内に導入された従動軸12(図6および図7では図示が略されている。)の後端部と接続部材33を介して接続されている。さらに、モータ軸32は、その前端部が内ハウジング21内に固定された前部ベアリング34に軸支され、後端部が内ハウジング21内の後部に固定された後部ベアリング35に軸支されている。したがって、モータ軸32は、前後部のベアリング34,35により両端部を軸支されることで高速回転できるように構成されており、回転駆動力を確実に従動軸12に対して伝達できるようになっている。
モータ軸32の後端部の側には、内ハウジング21内に収まるように冷却ファン36が設置されている。冷却ファン36は、内ハウジング21内に配置されることで、内ハウジング21の内部に対して冷却風を通す役割を果たしている。
冷却ファン36による外気の導入経路について説明すると、内ハウジング21の下方におけるモータ軸32と接続部材33との接続位置の直下には、外気を取り込むための吸気口37が設けられており(図5および図6参照)、一方、冷却ファン36の上方位置には、モータ31周辺を通過した冷却風を内ハウジング21から排出するための開口部38が設けられている(図6および図9参照)。また、開口部38の外側には、開口部38を含めた内ハウジング21の外周の一部を取り囲むように外ハウジング22が設置されている。この外ハウジング22は、内ハウジング21と外ハウジング22との間に排気風路39aとして機能する部分を含む空間39を形成しており、この排気風路39aとしての空間39は、内ハウジング21の後方端から内ハウジング21に設けられた吸気口37の設置位置近傍までを覆うように形成されている。すなわち、外ハウジング22は、少なくとも内ハウジング21に設けられた吸気口37の設置位置近傍から後方側に向けての外周領域において、内ハウジング21を覆うように形成されている。さらに、外ハウジング22の前方側には、吸気口37から導入され、モータ31周辺を通過して開口部38から空間39に排出され、空間39内に形成された排気風路39aを移動してきた冷却風をハウジング20外へと排出させるための排気口40が形成されている。
本実施形態に係るハウジング20は、上記のような構成を有していることから、モータ軸32と共に冷却ファン36が回転すると、外気が内ハウジング21の下方側に形成された吸気口37から内ハウジング21内に取り込まれ、取り込まれた外気が冷却風として内ハウジング21内に設置されたモータ31の周辺を通ってモータ31等を冷却した後、さらに開口部38を通って内ハウジング21と外ハウジング22との間に形成された空間39内に侵入し、空間39内に形成された排気風路39aを移動して外ハウジング22に形成された排気口40から機外に排出されることとなる。
なお、モータ軸32の前端部の近傍には、整流子41が取り付けられ、内ハウジング21に取り付けられたブラシ42がこの整流子41に接触している。整流子41およびブラシ42についても、上述した冷却ファン36の作用によって、吸気口37から取り入れられた冷却風により冷却が実施されることとなる。
また、上述した冷却ファン36の作用として、冷却ファン36が回転したときに、内ハウジング21内に冷却風が導入された領域、すなわち、内ハウジング21内における少なくともモータ31周辺領域は、大気圧に対して負圧になる。一方、このとき、排気風路39aを含む空間39は、大気圧に対して正圧になる。そして、外ハウジング22は、少なくとも内ハウジング21に設けられた吸気口37の設置位置近傍から後方側に向けての外周領域において、内ハウジング21を覆うように形成されているので、外ハウジング22は、内ハウジング21で負圧となる領域を、正圧となる排気風路39aを含む空間39が覆うように内ハウジング21の外周に対して設置されることとなるのである。かかる構成は、冷却ファン36の動作時に内部が大気圧に対して負圧となる内ハウジング21に対して、大気圧に対して正圧となる排気風路39aを含む空間39が覆うことになるので、ハウジング20内に対する水や粉塵などの異物の外部からの侵入を防止するという作用効果を発揮することになる。
以上説明した本実施形態に係るハウジング20の構成は、上下方向で半割構造となっている内ハウジング21の合わせ面を、大気圧に対して正圧となる排気風路39aを含む空間39が覆うことになるので、従来技術の問題点であった、ハウジングの隙間や合わせ面等から吸い込まれる外気に伴って水滴や粉塵の侵入を許してしまうという課題を解消したものでもある。
さらに、本実施形態に係るハウジング20では、吸気口37は内ハウジング21の下方側に形成され、排気口40は外ハウジング22の右側側面、すなわち、反操作者側に形成されている。この配置構成によって、吸気口37については外部からの異物の侵入がし難いという利点を得ることができ、排気口40については操作者に対する排気の吹き付けがなく、操作し易い装置を提供することができるという利点を得ることができる。
なお、ハウジング20の左側である操作者側に導入設置される電源コード23については、正圧となる排気風路39aを含む空間39の発揮する作用効果、すなわち、空間39内部が大気圧に対して正圧となることによって外部からの異物の侵入を防ぐという作用効果を阻害しないような導入形状と配置位置が設定されている。
また、本実施形態に係る刈払い機10では、操作アーム16の右側のハンドル把持部16bに対して不図示のオン・オフスイッチその他の操作手段が収納されており、操作者がハンドル把持部16bのオン・オフスイッチを切り替え操作することによって、モータ31が回転又は停止し、刈刃13の回転操作を行うことが可能となっている。これら不図示のオン・オフスイッチその他の操作手段は、図1および図7等にてその一部が描かれている配線コード43によってモータ31と接続されているが、この配線コード43のハウジング20に対する導入位置および導入構造についても、空間39内部が大気圧に対して正圧となることによって外部からの異物の侵入を防ぐという作用効果を阻害しないような構成が採用されている。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態には、多様な変更又は改良を加えることが可能である。
例えば、上述した本実施形態に係る刈払い機10は、右利きの操作者を想定して設計されたものであったが、左利きの操作者に対応した構成、すなわち、電源コード23のハウジング20に対する導入設置位置を刈払い機10の右側とし、排気口40の形成位置を反操作者側であるハウジング20の左側とし、オン・オフスイッチその他の操作手段を左側のハンドル把持部16aに設ける構成とすることができる。
また、本実施形態に係るハウジング20の外郭形状は、本発明の取り得る一例を示したものに過ぎず、上述した本発明の作用効果を発揮し得る範囲において、種々の変形形態を採用することができる。
その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10 刈払い機、11 操作棹、12 従動軸、13 刈刃、14 ホルダ、15 防護カバー、16 操作アーム、16a,16b ハンドル把持部、17 ホック部、20 ハウジング、21 内ハウジング、22 外ハウジング、23 電源コード、31 モータ、32 モータ軸、33 接続部材、34 前部ベアリング、35 後部ベアリング、36 冷却ファン、37 吸気口、38 開口部、39 空間、39a 排気風路、40 排気口、41 整流子、42 ブラシ、43 配線コード、α 曲線形状。

Claims (5)

  1. 長手方向に延びる軸体形状にて形成される操作棹と、
    前記操作棹の一端側に設置される刈刃と、
    前記操作棹の他端側に設置されるとともに、内部に駆動源を備えるハウジングと、
    前記操作棹の長手方向の中間部に設置される操作アームと、
    を備える刈払い機において、
    前記ハウジングは、
    前記駆動源を内部に収納する内ハウジングと、
    前記内ハウジングの外周の少なくとも一部を覆って設置される外ハウジングと、
    によって構成されており、
    前記内ハウジングと前記外ハウジングとの間には、排気風路が形成されていることを特徴とする刈払い機。
  2. 請求項1に記載の刈払い機において、
    前記駆動源は冷却ファンを備えるモータであり、
    前記冷却ファンが回転したときに、前記内ハウジング内における少なくとも前記モータ周辺領域が大気圧に対して負圧になるとともに、前記排気風路が大気圧に対して正圧になるように構成されていることを特徴とする刈払い機。
  3. 請求項1又は2に記載の刈払い機において、
    前記内ハウジングには、外気を取り込むための吸気口が設けられており、
    前記外ハウジングには、前記吸気口から取り込まれた外気を排気するための排気口が設けられており、さらに、
    前記外ハウジングは、少なくとも前記内ハウジングに設けられた前記吸気口の設置位置近傍から前記内ハウジングを覆うように形成されていることを特徴とする刈払い機。
  4. 請求項3に記載の刈払い機において、
    前記排気口は、刈払い機の使用状態において反操作者側に設けられていることを特徴とする刈払い機。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の刈払い機において、
    前記ハウジングは、刈払い機の使用状態において上下方向で分割できるように半割構造とされていることを特徴とする刈払い機。
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