JP2011050062A - 移動ユニット速度に基づいた通信フィルタの適応動作 - Google Patents
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Abstract
【課題】無線ネットワーク基幹施設に関して無線通信装置(WCD)の速度に基づいてパイロット・フィルタを調整するための方法と装置を提供する。
【解決手段】パイロット・フィルタは無線通信装置(WCD)の速度に基づいてパイロット・フィルタのためにパイロット係数を決定することにより適応される。パイロット・フィルタは無線通信装置(WCD)内か、またはネットワーク基幹施設内か、あるいはその両者内に配置されてもよい。
【選択図】図6
【解決手段】パイロット・フィルタは無線通信装置(WCD)の速度に基づいてパイロット・フィルタのためにパイロット係数を決定することにより適応される。パイロット・フィルタは無線通信装置(WCD)内か、またはネットワーク基幹施設内か、あるいはその両者内に配置されてもよい。
【選択図】図6
Description
この出願は、2002年9月5日に提出された、米国特許仮出願番号第60/408,807号への優先権を主張する。
この発明は一般に無線通信に関する。より詳しくは、この発明は無線通信システム内での使用のための適応性フィルタに関する。
無線通信システムは広く展開されており、そしてこれらのシステムは種々様々なタイプのトラフィックデータ、例えば、音声、パケットデータ、および他のタイプのデータの伝送をサポートする。無線チャネル上の通信は限定された周波数スペクトル内の多数のユーザを楽にする(facilitate)いろいろな技術を使用して達成されることができる。一般に多重アクセス技術と呼ばれるこれらの技術は、時分割多重アクセス(TDMA)、周波数分割多重アクセス(FDMA)、および符号分割多重アクセス(CDMA)を含む。
CDMAは、TDMAおよびFDMAのような無線通信システム内で使用される他の多重アクセス技術以上に多くの利点を提供する。例えば、周波数スペクトルに複数回再使用することを許し、それによってシステムユーザ容量における増加を可能にしている。さらに、CDMA技術の使用はまた、それの利点を活用している一方で、例えば、マルチパスの逆効果、例えばフェージング、の緩和によって、無線チャネルの特別の問題を克服することを可能にする。
無線通信システムでは、パイロット信号は時々送信器ユニットから受信器ユニットに送信され、そして受信器が多数の機能を実行するのを助けるために使用されることができる。例えば、パイロット信号は、送信器ユニットによって送信された信号のタイミングと周波数との同期、無線通信チャネルの品質の推定、データ伝送のコヒーレントな復調、どの特定の送信器ユニットが受信器ユニットへの最良の通信リンクを有しているかの決定、無線チャネルをサポートできる最高データレートの推定、および他の利用法のために、受信器ユニットで使用されることができる。
通常、パイロット信号は既知のデータパターンに基づいて、そして既知の信号処理スキームを使用して発生される。例えば、CDMAに基づいた通信システムでは、パイロット信号は典型的にオールゼロのシーケンスであり、そしてこのシーケンスは、特定のチャネル化符号で“カバーされる”かまたは変調され、そして既知のスクランブリング符号か疑似ノイズ(PN)シーケンスで“拡散される”かまたは変調される。
無線通信チャネルは通信システムに課題を与える。無線チャネル上の通信の1つの課題は一般に“マルチパス”と呼ばれる。無線通信チャネルでは、信号は送信器と受信器との間を伝播するので、送信された信号は複数の異なるパス、即ちマルチパスを伝わる可能性がある。これらのマルチパス信号は、例えば、建物、橋梁、人々、および信号が送信器から受信器に伝わるときの他の障害物のような、障害物からの反射によって引き起こされる可能性がある。これらの反射された信号、即ちマルチパス信号は、送信された信号の複数のインスタンス(instance)として、互いに時間および位相が遅れて受信される。これらのマルチパス信号はそれらが受信器で再結合するときにはもはや同相ではないので、それらは結果として、一般に“フェード”と呼ばれる、より低い信号レベルになり得る。さらに、マルチパス信号は受信器、障害物、または両者として時間を切り換え、動き回り、送信された信号のマルチパス・インスタンスによって伝えられたパスを変更させる。
マルチパス環境内で通信システムの動作を改善するために使用される技術はレーキ受信器である。レーキ受信器は複数の処理“フィンガ”を含み、そして十分な強さのマルチパス信号インスタンスを受信した各々はそれぞれのフィンガ・プロセッサに割り当てられ、そしてそれによって処理されることができる。レーキ受信器の各フィンガは、マルチパス通信チャネル上で受信された信号からパイロット信号とトラフィックデータとを再生するために、送信器ユニットで実行されたことに相補的な方法で、割り当てられたマルチパス信号インスタンスを処理する。
リカバード・パイロット信号の振幅および位相は通信チャネルのマルチパス特性、またはチャネル応答によって歪まされ、そしてそれを表示するであろう。パイロット信号およびトラフィックデータ信号は同じ通信チャネルを通して伝わるので、それらは、典型的に、チャネル応答によって同様に歪まされるであろう。パイロット信号の振幅および位相の情報(knowledge)は、送信された信号の複数のインスタンスが改善された品質を有する復調記号を得るために結合されることができるように、トラフィックデータ信号のマルチパス・インスタンスに割り当てられるレーキ受信器内のフィンガを整列するために使用されることができる。さらに、パイロット信号の振幅および位相の情報は、マルチパス無線チャネルが時間を切り換えるようにフィンガを再割当てするために使用されることができる。
リカバード・パイロット信号の品質は復調処理の性能に強い影響を与えることがあり得るし、それは通信システムの全体の性能に順番に強い影響を与える可能性がある。パイロット信号は典型的にチャネルノイズによって劣化されるので、パイロット信号の回復は典型的にパイロット・フィルタを使用することを含む。さらに、パイロット信号は典型的に通信チャネル内のフェージングによってさらに歪まされる。これらおよび他の理由のため、受信パイロット信号に基づいて通信チャネルを通して送信された信号の事変(time-varying)応答を推定することは刺激的である。即ち、チャネル応答は、送信される時刻から受信されるまでに信号が受けるいろいろな変化を参照する。
したがって、無線通信システム内の受信パイロット信号から通信チャネルの事変応答の改善された推定値を供給するための技術に関してこの分野では必要性がある。本発明はこの必要性を満足させる。
本発明は、基地局のような、無線ネットワーク基幹施設に関して無線通信装置(WCD)の速度に従って無線通信システム内のパイロット・フィルタを調整するための方法と装置とを提供する。この発明の局面はWCDの速度を決定することおよびこの速度に基づいてシステムのパイロット・フィルタのために作られるべき調整値を決定することを含む。調整されるべきパイロット・フィルタは通信システム内の種々様々な位置に配置されることができる。例えば、WCD内でパイロット・フィルタが調整されることができ、無線ネットワーク基幹施設(基幹施設)の種々様々なノードでパイロット・フィルタが調整されることができる。WCDの速度を決定すること、および受信器のパイロット・フィルタのために調整値を決定することは、基幹施設内の、WCD内の、またはそれの任意の組合わせ内の種々様々な位置で実行されることができる。
例えば、1つの実施形態では、WCDはそれの速度を決定し、そしてこの速度に基づいてパイロット・フィルタ調整値を決定する。第2の実施形態では、基幹施設はWCDの速度を決定し、そしてこのWCDの速度に基づいてパイロット・フィルタ調整値を決定する。第3の実施形態では、WCDはそれの速度を決定して、それを基幹施設に送信する。基幹施設はその後このWCDの速度に基づいてパイロット・フィルタ調整値を決定する。第4の実施形態では、基幹施設はWCDの速度を決定し、そしてそれをWCDに送信する。WCDはその後この速度に基づいてパイロット・フィルタ調整値を決定する。
調整値はWCD内か無線ネットワーク基幹施設内のどちらかのパイロット・フィルタを調整するために使用されることができる。例えば、もしも望ましいパイロット・フィルタ調整値がWCD内で決定されれば、その後WCDはそれのパイロット・フィルタを調整するためにその調整値を使用することができるか、あるいはこの調整値は基幹施設に送信されることができ、そしてこの基幹施設内のパイロット・フィルタが調整される。同様に、もしもパイロット・フィルタのために作られるべき調整値が基幹施設の装置内で決定されれば、その後この基幹施設装置はそれのパイロット・フィルタを調整するために使用されることができるか、あるいはその調整値はWCDに送信されることができ、そしてこのWCD内のパイロット・フィルタが調整される。
パイロット・フィルタのための調整値は、それを通してパイロット信号が受信される通信チャネルの応答の改善された推定値を提供するために、例えば、フィルタ係数、従ってパイロット・フィルタ帯域幅を調整することを含むことができる。
本発明の他の特徴および利点は、実例によって、この発明の原理を示す好ましい実施形態の以下の説明から明白になるであろう。
本発明の特徴、本質および長所は、この中でおよび全体を通して同一と認められる参照符号を有する図面とともに、下に述べる詳細説明からさらに明白になるであろう。
この発明に従って、通信チャネルの特性における変化が原因となるようにパイロット・フィルタを調整する1つの技術が記述される。例えば、パイロット・フィルタは、無線通信装置(WCD)の速度、または速さに基づいて受信信号のフェージングにおける変化を説明するように調整されることができる。
通信チャネルにおける変化に応じてフィルタの帯域幅を変更するような、“適応”手法でパイロット・フィルタを調整することは、通信チャネルの事変応答のため受信信号特性の推定における改善を提供することができる。典型的に、例えばWCDまたは基地局によって受信されたパイロット信号は、種々の時刻に種々のチャネル条件を経験する可能性があり、そして伝送された信号(マルチパス)の種々のインスタンスは、すぐ近くに適時に受信した時でさえ種々のチャネル条件を経験する可能性がある。種々のチャネル条件を説明するためにパイロット・フィルタを適応させることによって、チャネル応答のよりよい推定値が作られることができ、そしてそれによって、例えば、レーキ受信器内のフィンガの割当てを改善することによって、通信受信器の全体の動作における改善を提供する。
図1は本発明に従って動作する無線通信システム101の部分を図示するブロック図である。無線通信システムは複数の基地局102、および基地局と通信する複数のWCD104を有する無線ネットワーク基幹施設を含む。無線ネットワーク基幹施設はまた基地局コントローラ106、移動交換センタ108、および同様のもののような、他のコンポーネントをも含む。基地局102からWCDに送信された信号132は順方向リンクと呼ばれる。WCDから基地局に送信された信号134は逆方向リンクと呼ばれる。図1に図示されるように、順方向リンクと逆方向リンクとの両者は基地局102とWCDとの間の種々の、複数のパスを伝わることができる。図1に示されるように、順方向および逆方向リンク信号は障害物150から反射される可能性があり、受信されている信号の複数のインスタンスという結果になる。この条件は一般に、“マルチパス”信号を経験することと呼ばれる。以下でさらに検討されるように、マルチパス環境内で動作を調節するために、CDMAシステム内の基地局およびWCDの両者はレーキ“フィンガ”を使用して信号を処理する“レーキ”受信器を使用し、ここにおいてこのレーキの各フィンガは個別の受信信号インスタンスに割り当てられる。レーキ受信器のフィンガは同じ送信信号の種々のインスタンスに、あるいは種々の基地局から受信された種々の信号に割り当てられることができる。
WCD104の実例は、セルラ電話機、衛星電話機、パーソナル・コンピュータとパーソナル・ディジタル・アシスタント(PDA)とをイネーブルにする無線通信、および他の無線装置を含む。無線通信システム101は1つまたはそれ以上のCDMA標準をサポートするように設計されてもよい。例えば、この標準はTIA/EIA−95−B(IS−95)、TIA/EIA−98−C(IS−98)、第3世代パートナーシップ・プロジェクト(3GPP);第3世代パートナーシップ・プロジェクト2(3GPP2)、cdma2000、広帯域CDMA(WCDMA)、およびそれ以外のものを含んでもよい。
送信されたパイロット信号は通常通信チャネル内のノイズによって劣化され、そしてさらにWCDによる移動または通信チャネル内の障害物のためのフェージングによって乱される。より広い帯域幅に対して、狭い帯域幅を有するパイロット・フィルタは通常、より多くのチャネルノイズを取り除くことではより効果的であるが、しかしフェージングのための受信パイロット信号内の変化を追跡することではより効果的ではない。反対に、広い帯域幅を有するパイロット・フィルタは通常フェージングのための信号変化を追跡することではより効果的ではあるが、しかしより多量のチャネルノイズをこのパイロット・フィルタを通して伝播させることをも可能にする。
それの応答がチャネル条件に基づいて適応され得るパイロット・フィルタを提供することは望ましい。このチャネル条件は、他のチャネル特性と同様に、受信パイロットの信号対総雑音プラス妨害比(SNR)、チャネルノイズ・パワーレベルの推定値、WCDの速度のような、種々様々な特性によって示されることができる。パイロット・フィルタの係数はこのように、これらのおよび他のチャネル特性の関数として適応されてもよい。典型的なパイロット・フィルタの構成は有限長インパルス応答(FIR)および無限長インパルス応答(IIR)フィルタを含む。
システム101の1つの局面では、フィルタの帯域幅を定義するパイロット・フィルタの時定数は、チャネルノイズ・パワーレベルおよびWCDの速度を推定することによって適応される。これらの推定値を使用して、1組の係数が決定される。この係数は、例えば、ルックアップ・テーブル内に蓄積された1組の所定値から選択されるか、あるいはこの推定値が作られた時に決定されることができる。係数はフィルタの応答をチャネル条件に適応させるようにフィルタに適用される。もう1つの局面では、フィルタ係数はノイズパワー・レベルにかまわずにWCDの速度に基づいて決定されることができる。
図2は図1に図示された無線通信システムの実施形態のさらなる詳細を図示する簡易化ブロック図である。図2は無線通信システム101内の基地局102とWCD104とを示す。基地局102からWCD104への送信を意味する順方向リンク上で、基地局102内の送信データ・プロセッサ212はユーザ特定のデータ、音声、メッセージ等のような種々様々なタイプの“トラフィック信号”と一緒にパイロット信号を受信する。送信データ・プロセッサ212はフォーマットし、そして1つまたはそれ以上の符号化スキームに基づいてパイロット信号およびトラフィック信号を符号化する。典型的に、パイロット信号と種々のタイプのトラフィック信号とは種々の符号化スキームを使用して符号化される。
基地局102内の変調器214は符号化パイロットとトラフィック信号とを送信データ・プロセッサ212から受信し、そして変調データを発生するように受信データをさらに処理する。あるCDMAシステムに関して、変調器214による処理は、(1)符号化パイロットと種々のチャネル化符号を有するトラフィック信号とをカバーすること、およびそれによってパイロットとトラフィック信号とをそれらのそれぞれのチャネル上にチャネル化すること、および(2)チャネル化されたパイロットとトラフィック信号とを拡散することを含む。IS−95およびcdma2000ではチャネル化符号はウォルシュ符号であり、そしてW−CDMAではチャネル化符号は直交可変拡散ファクタ(OVSF)である。スクランブリング符号は、より広い帯域幅の全域で送信信号を拡散するために使用される複素疑似雑音(PN)シーケンスである。IS−92およびcdma2000では特定の基地局によって使用されるスクランブリング符号は、1受信器が1つの基地局をもう1つから識別することができるように他の基地局によって使用されるスクランブリング符号からの固定位相でのオフセットである。W−CDMAでは種々の独特な、スクランブリング符号が各基地局によって使用される。IS−95およびcdma2000内のウォルシュ符号を有する“カバリング”はW−CDMA内のOVSF符号を有する“拡散”に相当し、そしてIS−95およびcdma2000内のPNシーケンスを有する“拡散”はW−CDMA内のスクランブリング・シーケンスを有する“スクランブリング”に相当する。
変調器214の出力は送信器216に供給され、そしてアンテナ218を介して、WCD104への無線通信チャネル上の伝送に適した順方向変調信号を発生するように調節される。典型的にCDMAに基づいた通信システムでは、送信器216は変調データを1つまたはそれ以上のアナログ信号に変換し、増幅し、フィルタし、そして伝送されるべき信号を直交変調する。
WCD104で、順方向変調信号はアンテナ250によって受信され、そして受信器252に供給される。受信器252は受信信号を調節し、そしてデータサンプルを供給する。典型的に、受信器252はフィルタし、増幅し、ダウンコンバートし、そして受信信号をデータサンプルにディジタル化する。受信器252の出力はリカバード記号を供給するようにデータサンプルを処理する復調器254に接続される。あるCDMAシステムに関して、復調器254によって処理することは、(1)基地局でデータを拡散するために使用された同じスクランブリング符号を有するデータサンプルを逆拡散すること、(2)それらのそれぞれのチャネル上への受信パイロットとトラフィック信号とをチャネル化するように逆拡散サンプルをデカバーすること、および(3)受信信号から再生されたパイロット信号を有するチャネル化データをコヒーレントに復調することを含む。復調器254は、以下に記述されるように、受信信号内の複数の信号インスタンスを処理することができるレーキ受信器を実施してもよい。
受信データ・プロセッサ256は、順方向リンク上に送信されたユーザ特定のデータとメッセージとを再生するために復調器254からの記号を受信して復調する。復調器254と受信データ・プロセッサ256とによる処理は、基地局102で、復調器214と送信データ・プロセッサ212とによってそれぞれ実行されたことと相補的である。
ノートされたように、ある無線通信システムではパイロット信号は順方向リンク上の他のタイプのトラフィックデータ信号と一緒に基地局102からWCD104に送信される。さらに、ある無線通信システムはまた各アクティブWCD104から基地局102への逆方向リンク上にパイロット信号をも送信する。送信されてパイロット信号は、パイロット信号と一緒に伝送された種々様々なトラフィックデータ信号をコヒーレントに復調するために受信器によって使用されることができる。
一般に、基地局102でパイロット信号を発生するために、パイロットデータは初めにパイロットを送信するために使用された特定のチャネル化符号でカバーされ、そしてさらにスクランブリング符号で拡散される。基地局102とWCD104との両者での信号処理を単純化するために、CDMAシステムは典型的にパイロットデータについてはオールゼロのシーケンスを、そしてパイロットチャネルについてはゼロのチャネル化符号を使用する。この場合、パイロットは基地局に効果的に割り当てられたスクランブリング符号である。
W−CDMAは多数の種々のパイロットチャネルをサポートする。まず、共通パイロットチャネル(CPICH)は上述されたように発生され、そして一次基地局アンテナ上に送信されることができる。ダイバーシティCPICHもまた、パイロットデータが非ゼロであること、オールゼロのシーケンスではないことを除いて、上述されたように発生され、そして基地局102のダイバーシティ・アンテナ上に送信されることができる。さらに、1つまたはそれ以上の二次CPICHは基地局102のカバレッジエリアの限定された部分内に送信されることができ、そして各二次CPICHは非ゼロのチャネル化符号を使用して発生される。基地局102はさらに専用パイロットをユーザのデータチャネルと同じチャネル化符号を使用している特定のユーザに送信することができる。この場合、パイロット記号はそのユーザへのデータ記号で時間多重化(time-multiplexed)される。
WCD104はまた、それのトラフィックデータ信号と一緒に、パイロット信号を基地局102への逆方向リンク上に送信することもできる。記述されたこの技術は、上述されたような種々のタイプのパイロットチャネルと同様に、順方向リンク、逆方向リンク、および無線通信システム内でも送信される可能性がある他のパイロットチャネル上のパイロット信号を処理するために適用できる。
WCD104で、基地局102からのパイロット信号は、基地局102で実行したことに相補的な方法で受信信号を処理することによって再生されることができる。WCDでのこの処理は、(1)データサンプルを供給するために受信信号を調節してディジタル化すること、(2)データサンプルを特定のチップ・オフセットでの、または処理されているマルチパス・インスタンスのそれとマッチした位相でのスクランブリング符号で逆拡散すること、(3)基地局でのパイロット信号をカバーするために使用された同じチャネル化符号を有する逆拡散サンプルをデカバーすること、および(4)デカバード・サンプルを既知のパイロット信号データと掛け合わせることおよび適切な時間周期に渡って結果としてのサンプルを蓄積することを含む。
パイロットデータが一連のオールゼロであり、そしてチャネル化符号がゼロであるこの例では、その時パイロット信号を再生するための処理はデータサンプルをスクランブリング符号で逆拡散すること、およびチャネル化符号の長さの整数倍を超える逆拡散サンプルを蓄積することを含む。この相補的な信号処理は基地局から送信されたパイロット信号を再生し、そしてこの局および他の基地局からの他のトラフィックデータ・チャネル上の他の伝送を取り除く。
図3は受信信号内の強い信号インスタンス、またはマルチパスを探すために、および十分な強度の1つまたはそれ以上のマルチパスを復調するために使用されることができる復調器254の1つの実施形態のブロック図である。復調器254のこの実施形態は多数のフィンガ・プロセッサ310、または復調フィンガ、およびサーチャ312、またはサーチャ・エレメントを含むレーキ受信器を実施する。
マルチパスおよび他の現象のため、基地局102からWCD104に送信される信号は複数の、種々のパスを伝わってもよい。WCDでの受信信号はこのように1つまたはそれ以上の基地局によって送信された信号のための多数のマルチパス・インスタンスを含むことができる。典型的に、サーチャ312は受信信号内の強いマルチパスを探すために、そして1組の基準に合うことを見付け出された各マルチパスの強さおよびタイミングの表示を供給するために使用される。
レーキ受信器は興味のある各マルチパス・インスタンスを処理するために1つのフィンガ・プロセッサ310を割り当てることによって、サーチャ312により見付け出された複数の信号インスタンスを処理することができる。典型的に、フィンガ・プロセッサ310は、コントローラ260により決定されたように、サーチャ312により供給されたような特定のマルチパス・インスタンスの信号強度情報に基づいてマルチパス・インスタンスに割り当てられる。
図3に示されたように、受信器352からの同相および直交複素サンプル、IINおよびQINはそれぞれ、多数のフィンガ・プロセッサ310a乃至310zに供給される。特定のマルチパス・インスタンスを処理するために割り当てられた各フィンガ・プロセッサ310の内部で、IINおよびQINサンプルはPNデスプレッダ320に供給され、それはまた基地局でデータを拡散するために使用されたものと同じスクランブリング符号を受信する。PNデスプレッダ320に供給されるスクランブリング符号は実施されている特定のCDMA標準に従って、およびそのフィンガ・プロセッサ310によって処理されているマルチパス・インスタンスのチップ・オフセットが整列されるであろう基地局の特定のチップ・オフセット、または位相に従って発生される。
PNデスプレッダ320は複素数掛けるスクランブリング符号を有する複素IINおよびQINサンプルを実行することができ、そしてエレメント322および332をデカバーするために複素逆拡散IDESおよびQDESサンプルを供給することができる。第1のデカバー・エレメント322は、データをカバーするために使用された1つまたはそれ以上のチャネル化符号(例えば、ウォルシュ符号またはOVSF符号)を有する逆拡散サンプルをデカバーし、そして複素デカバード・データサンプルを発生する。このデカバード・データサンプルはその後記号アキュムレータ324に供給され、それはデカバード・データ記号を発生するためにチャネル化符号の長さを超えるサンプルを蓄積する。デカバード・エレメント322と記号アキュムレータ324とは、特定のトラフィックチャネル上に送信されたデータを再生する第1の“チャネライザ”を効果的に形成する。デカバード・データ記号はその後パイロット復調器326に供給される。
多くのCDMAシステムについて順方向リンクは、常に連続的に送信されるか、または送信の大部分の間、不連続的に送信されるパイロット信号を含む。送信されたパイロット信号を再生するために第2のデカバー・エレメント332は基地局102でパイロットをカバーするために使用される特定のチャネル化符号を有する逆拡散サンプルをデカバーする。チャネル化符号は、IS−95およびcdma2000に関してはウォルシュ符号ゼロであり、そしてW−CDMA内のいくつかのパイロットチャネルに関してはゼロのOVSF符号である。デカバード・パイロットサンプルはその後アキュムレータ334に供給され、それはパイロット記号、xnを供給するために数組のサンプルを蓄積する。各組はNCチップのための多数のサンプルを含み、それはパイロット蓄積時間間隔を表す。パイロット蓄積時間間隔は、例えば、パイロット信号のために使用されるチャネル化符号の長さの整数倍、もしもパイロット信号がバーストで送信されるならば全体のパイロット基準周期、あるいは何か他の時間間隔であることができる。記号アキュムレータ334はその後パイロット・フィルタ336にパイロット記号を供給する。デカバー・エレメント332および記号アキュムレータ334は特定のパイロットチャネル上に送信されたパイロット信号を再生する第2のチャネライザを効果的に形成する。
パイロット・フィルタ336は、以下に記述されるように、種々様々なフィルタ構成で実施されることができる。一般に、パイロット・フィルタ336は、それを通してマルチパス・インスタンスが伝えた通信チャネルの応答の推定値であるパイロット信号推定値、ynを供給するために、受信されたパイロット記号、xnをフィルタする。パイロット・フィルタ336はまた改善されたパイロット推定値を供給するために記号アキュムレータ324からのデカバード・データ記号を受信して使用することもできる。典型的に、パイロット・フィルタ336はコヒーレントに復調されるべき各デカバード・データ記号についての1つのパイロット推定値を供給する。パイロット推定値はパイロット復調器326に供給され、そしてデカバード・トラフィックデータ記号をコヒーレントに復調するために使用され、そしてまたリカバード・パイロットの強度を検出する信号品質推定器342にも供給される。
パイロット復調器326はパイロット・フィルタ336からのパイロット推定値と共に記号アキュムレータ324からのデカバード・トラフィックデータ記号のコヒーレントな復調を実行することができ、そして復調された記号を記号結合器340に供給する。コヒーレントな復調は、パイロット推定値を有するデカバード・データ記号の点積(dot product)および乗積(cross product)を実行することによって達成されることができる。点積および乗積はデータの位相復調を効果的に実行し、そしてまた結果として生じる出力をリカバード・パイロットの相対強度によってスケールする。受信パイロットの相対強度でスケーリングすることにより、フィンガ・プロセッサ310の各々は、効率的な結合のためのマルチパス・インスタンスの品質に従って種々のマルチパス・インスタンスからの貢献を効果的に重みづけする(weight)。このように、点および乗積は、コヒーレントなレーキ受信器の特性である位相プロジェクションと信号の重みづけとの二重の役目を実行する。
記号結合器340は、レーキ受信器によって処理されている特定のデータ伝送に関するリカバード記号を供給するために、すべての割り当てられたフィンガ・プロセッサ310から復調記号を受信してコヒーレントに結合する。リカバード記号はその後、次の処理エレメント、例えば、受信データ・プロセッサ256(図2)に供給される。
信号品質推定器342は下記を行うことによってパイロットのエネルギーを計算することができる、(1)パイロット推定値の同相および直交成分を2乗すること、PI 2およびPQ 2、ここでyn=PI+jPQ、(2)2乗の合計を発生するために各ペアの2乗結果を合計すること、PI 2+PQ 2、あるいは(3)リカバード・パイロットの強度を表示する相関値を発生するために2乗のNM合計を蓄積する。
伝統的に、特定の応答を有する単一のパイロット・フィルタはパイロット推定値を供給するようにパイロット記号をフィルタするために各フィンガ・プロセッサ内で使用される。このパイロット・フィルタは全チャネル条件に渡って強くなるように選択された特定の帯域幅を有し、そしてチャネル条件に関してある仮定に基づいて受入れできる性能を供給すべく典型的に選択される帯域幅である。しかしながら、チャネル条件は与えられたWCDのための時間に渡って変化し、そして典型的にWCDからWCDに変化することがあり得るので、すべてのWCDについて常に同じ仕様のパイロット・フィルタを使用することは、多くの場面においてサブ・オプチマルな性能を提供する。この発明に従って構成される装置の1局面は、チャネル条件によって別に動作するように“適応性の”フィルタを作ることによってパイロット・フィルタの性能を改善するための技術を提供すること、および移動WCDの速度に基づいて通信チャネルの応答の改善された推定値を供給することである。
ノートされたように、送信パイロット信号は通信チャネル内のノイズによって劣化されることがあり得るし、そしてさらにWCDの移動によるフェージングによって歪まされることがあり得る。狭い帯域幅、または長い時定数を有するフィルタは、チャネルノイズを取り除くことではより効果的であるが、しかしフェージングにより受信パイロット内の変化を追跡することではあまり効果的ではない。反対に、広い帯域幅、または短い時定数を有するフィルタは、フェージングによる信号変化を追跡することではより効果的であるが、しかしチャネルノイズを取り除くことではあまり効果的ではない。そしてそれによってより大量のチャネルノイズがフィルタを通過することを可能にする。
表1は種々様々なチャネル条件について改善された性能を供給することができるフィルタ応答の一般的関係を示している。表1内の2つのデータ列は種々のWCDの速度、低および高に対応し、そして2つのデータ行は種々の量のチャネルノイズ、低および高に対応する。WCD速度が低い時にはフェージングによる信号変化が典型的に小さいので、むしろ狭帯域幅フィルタが通常選ばれ、そして狭帯域幅フィルタはなお小さい信号変化を追跡することができる一方で、より多くのチャネルノイズを取り除くであろう。これに反して、WCD速度が高くそしてチャネルノイズが低い時には、フェージングによる信号変化が典型的に大きく、そしてたとえ広帯域幅フィルタが信号内にあるチャネルノイズを減少させるのにあまり効果的ではないとしても、むしろ広帯域幅フィルタが選ばれる。結局、WCD速度とチャネルノイズとが両者とも高い時には、よりよい性能を供給することができるフィルタ応答は、チャネルノイズ量対フェージングによる信号変化量に依存する。
受信パイロット信号に対応する記号は次のように表される:
xn=βn+nn 式(1)
ここでxn、βn、およびnnは複素値であり、そして:
xnは、WCDで受信されるような、パイロット記号を表し、
βnは、チャネルに帰すべきであるが、いかなる追加ノイズもないフェージングを経験している後にWCDで受信されたパイロット記号を表し、そして
nnは、チャネルノイズ、受信器ノイズ、および他の基地局とマルチパスからの妨害を含む、総ノイズを表す。
xn=βn+nn 式(1)
ここでxn、βn、およびnnは複素値であり、そして:
xnは、WCDで受信されるような、パイロット記号を表し、
βnは、チャネルに帰すべきであるが、いかなる追加ノイズもないフェージングを経験している後にWCDで受信されたパイロット記号を表し、そして
nnは、チャネルノイズ、受信器ノイズ、および他の基地局とマルチパスからの妨害を含む、総ノイズを表す。
送信されたパイロット信号は既知のそして一定の振幅と位相とを有するので、WCDで受信されたパイロット記号、xnは、通信チャネルの応答を効果的に表す。
それによってフィルタ性能上の上限を規定する“最適な”フィルタを実施することは望ましいであろう。最適なフィルタ構成を分析することにおいては、フェージングがレイリーで、短期間であり、マルチパスファクタに帰すべきであると仮定し、そしてノイズが加法的白色ガウス雑音(additive white Gaussian noise)(AWGN)であると仮定される。さらにフェージング手順とAWGNとは互いに無関係であると仮定される。式(1)によって表された受信パイロット信号は下記のベクトル式の表現で言い換えられることができる:
x=β+n 式(2)
ここでxはパイロット記号x(k)のサンプルを有する列ベクトルであり、βは時間β(k)、ここでkは特定の信号サンプルを指定する時間β(k)内で継続的なフェード係数を有する列ベクトルであり、そしてnはゼロ平均AWGNである。この仮定の下では、β=CN(0,Rβ)、ここでRβはフェージング自動相関性マトリクス(fading auto-correlation matrix)であり、そして互いに無関係である雑音サンプルを有するn=CN(0,σ2I)である。周知の線形観測モデル(linear observation model)を使用し、そして最小二乗平均誤差(minimum mean square error)について解いて下記の結果となる:
x=β+n 式(2)
ここでxはパイロット記号x(k)のサンプルを有する列ベクトルであり、βは時間β(k)、ここでkは特定の信号サンプルを指定する時間β(k)内で継続的なフェード係数を有する列ベクトルであり、そしてnはゼロ平均AWGNである。この仮定の下では、β=CN(0,Rβ)、ここでRβはフェージング自動相関性マトリクス(fading auto-correlation matrix)であり、そして互いに無関係である雑音サンプルを有するn=CN(0,σ2I)である。周知の線形観測モデル(linear observation model)を使用し、そして最小二乗平均誤差(minimum mean square error)について解いて下記の結果となる:
式(3)は最良の、即ち最適のチャネルフェードの推定値B(記号表示の関係で式3をBとして表示している)がいつでも将来に限らず過去の観測x(k)の重みづけされた一次結合(weighted linear combination)であることを示す。言い換えれば、無限長非原因(infinite non-causal)FIRフィルタがそのチャネルに関して最適な推定値という結果になるであろう。最適なフィルタのための重みはチャネル自動相関性Rβ、およびノイズ変動σ2次第である。再び、この仮定の下でそしてクラークの周知のモデルに基づいて、チャネルの正規化自動相関性関数は下記のように与えられることができる:
R(τ)=J0(2πfDτ) 式(4)
ここでJ0は第1種の次数0のベッセル関数であり、そしてfDは次式によって与えられるドップラー周波数シフトである。
R(τ)=J0(2πfDτ) 式(4)
ここでJ0は第1種の次数0のベッセル関数であり、そしてfDは次式によって与えられるドップラー周波数シフトである。
fD=(ν/c)fC 式(5)
ここでνは移動WCDの速度であり、cは光速であり、そしてfCは搬送波周波数である。
ここでνは移動WCDの速度であり、cは光速であり、そしてfCは搬送波周波数である。
従って、説明されたように、移動WCDの速度とフィルタ係数に基づいているフィルタ推定値との間には直接の相関性がある。典型的に、パイロット・フィルタは、有限長インパルス応答(FIR)または無限長インパルス応答(IIR)フィルタとして実施されるであろう。無限長非原因FIRフィルタの実施が実際的ではない可能性がある一方で、多くのCDMAシステムは複数のタップを有するFIRフィルタを実施する。
図4はこの発明に従って構成されたパイロット・フィルタの1実施形態のブロック図である。例えば、図4に図示されたパイロット・フィルタは図3に図示されたパイロット・フィルタ336を実施するために使用されることができ、そして制御ユニット420に連結されたFIRフィルタ410を含む。FIRフィルタ410は特定のフィルタ応答に従って、パイロット記号xnを受信してフィルタし、そしてフィルタード・パイロット記号ynを供給する。FIRフィルタ410の特定の応答、従って帯域幅は、制御ユニット420によって供給された1組の係数w0 k乃至wN-1 kによって決定される。
FIRフィルタ410の内部では、受信パイロット記号xnは1組の直列接続の遅延エレメント412b乃至412mに供給される。受信パイロット記号xnと遅延エレメント412b乃至412mの出力とはそれぞれ乗算器414a乃至414mに供給され、それはまたそれぞれ係数w0 k乃至wN-1 kを受信する。乗算器の各々はパイロット記号、またはパイロット記号の遅延された形式(version)を受信し、そしてこのパイロット記号を受信された係数と掛け合わせ、そしてそれによってスケールされた記号を合計器416に供給する。合計器416は、フィルタード・パイロット記号ynを供給するためにすべての乗算器からのスケールド記号を加算する。FIRフィルタ410からのフィルタード・パイロット記号は下記のように表されることができる:
制御ユニット420の内部では、ノイズパワー推定器424は受信信号内のノイズパワーを受信して推定する。制御ユニット420はまたWCD速度推定器426をも含む。1つの実施形態では、速度推定器426は例えば、移動WCDと統合されたグローバル・ポジショニング・システム(GPS)受信器からの移動WCDの速度を示す信号を受信する。もう1つの実施形態では、速度推定器426は既知の時刻でのWCDの位置を示している信号を受信し、そして種々の時刻でのWCDの位置を受信することによって、速度推定器426はWCDの速度の推定値を決定する。
ノイズパワー推定器424および速度推定器426の出力は係数選択ユニット428に入力される。係数選択ユニット428はノイズパワーの推定値およびWCD速度の推定値を評価し、そしてフィルタ410によって使用されることが望ましい1組の係数を決定する。係数選択ユニット420はこの望ましい組の係数w0 k乃至wN-1 kをフィルタ410におよびそれぞれの乗算器414a乃至414mに出力する。
係数の決定は多くの種々の方法でなされることができる。例えば、係数についての1組の値が予定されて、ルックアップ・テーブル内に蓄積されてもよく、そしてノイズパワーおよび速度推定値次第で、特定の組の係数がフィルタに出力される。係数の決定のもう1つの例は、フィルタによる使用のための1組の係数を計算するためにノイズパワーの値および速度推定値を使用することであるだろう。さらに、フィルタ係数値は、ノイズパワー推定値に関係なくWCDの速度の推定値に基づいて選択されてもよい。
1つの実施形態では、係数は移動WCDによって決定される。もう1つの実施形態では、ノイズパワーの推定値とWCDの速度の推定値とは、このWCDからフィルタ係数が決定される無線ネットワーク基幹施設内のもう1つの位置に転送される。なおもう1つの実施形態では、ノイズパワーの推定値はWCDから無線ネットワーク基幹施設内のもう1つの位置に転送され、そしてWCDの速度はこのネットワークで決定される。例えば、WCDの速度は、このWCDから送信され、このネットワークによって受信された信号上で作られた測定値から、このネットワークで決定されることができる。さらに、フィルタ係数はノイズパワー推定値に関係なくWCDの速度の推定値に基づいて選択されることができる。
パイロット・フィルタ係数はWCD内のパイロット・フィルタを、または無線ネットワーク内のパイロット・フィルタを、あるいはその両者を調整するために使用されることができる。例えば、WCDはパイロット係数を決定して、それ自身のパイロット・フィルタを調整することができるか、またはWCDはパイロット係数をパイロット・フィルタが調整されるネットワークに送信することができるか、あるいはその両者ができる。さらに、ネットワークはパイロット・フィルタ係数を決定して、ネットワーク内のパイロット・フィルタを調整することができるか、またはこの係数をパイロット・フィルタが調整されるWCDに送信することができるか、あるいはその両者ができる。パイロット・フィルタ係数はまたWCDおよびネットワークについて異なることもあり得る。例えば、1つの組の係数はWCDパイロット・フィルタでの使用のために決定されることができ、そして異なる組の係数はネットワーク内のパイロット・フィルタでの使用のために決定されることができる。
図5はこの発明に従って構成されたパイロット・フィルタのもう1つの実施形態のブロック図である。図5に図示されたパイロット・フィルタは図3内のパイロット・フィルタ336を実施するために使用されることができる。図5に図示されたように、パイロット・フィルタ336は一揃いのフィルタ510a乃至510nを含む。各フィルタ510はFIRまたはIIRフィルタ、あるいは何か他のフィルタ構造として実施されてもよい。フィルタ510a乃至510nは種々のタイプのフィルタであることができ、例えば、他のものが何か他のタイプのフィルタである一方で、それらのあるものはFIRフィルタであり、そして他はIIRであることができ、そして種々のタイプのフィルタは任意の望ましい組合わせ内にあることができる。さらに、フィルタ510a乃至510nの各々は種々の応答またはそれに関連する帯域幅を有することができる。
各フィルタ510a乃至510nはパイロット記号xnを受信してフィルタし、そしてフィルタード・パイロット記号yn 1乃至yn Nをセレクタ512に供給する。セレクタ512はその後フィルタード・パイロット記号を、コントローラ516によって選択されたような最良の、または望ましい性能を有する特定のフィルタから供給する。コントローラ516はノイズパワー推定器424からノイズパワーの推定値を、そして速度推定器426からWCDの速度の推定値を受信する。ノイズ推定および速度推定の値に基づいてコントローラ516は望ましいフィルタ出力を選択するであろう。もう1つの実施形態では、コントローラはノイズパワー推定値に関係なく速度推定値に基づいて望ましいフィルタ係数を選択する。
図6はこの発明に従ってパイロット・フィルタを適応させることの技術を図示するフロー図である。フローはブロック610で始まる。ブロック612でパイロット記号が受信される。フローはその後ブロック614に続き、そこでは受信信号内のノイズパワーの推定値が決定される。その後、ブロック616で、WCDの速度の推定値が作られる。上で検討されたように、WCDの速度の推定値は、WCDと統合されたGPS受信器のような装置によって供給されてもよく、またはWCDは、例えば、種々様々な時刻にそれの位置を決定し、そしてそれの速度を計算することによって、それの速度を決定してもよく、あるいはWCD速度は無線ネットワーク基幹施設内で決定されてもよい。
フローはブロック618に続き、そこではノイズパワーの推定値およびWCDの速度の推定値を使用して、1組のフィルタ係数が決定される。ブロック620では、望ましい係数の組はフィルタ応答を調整するために使用される。検討されたように、1つの実施形態では、係数は予定されて、例えばルックアップ・テーブルに蓄積される。もう1つの実施形態では、係数はノイズパワーおよび移動WCD速度の推定値に応じてWCDによって決定される。さらにもう1つの実施形態では、ノイズパワーの推定値およびWCDの推定値は、WCDからフィルタ係数が決定されてそのWCDに返送される無線ネットワーク基幹施設内のもう1つの位置へ転送される。なおもう1つの実施形態では、ノイズパワーの推定値は、WCDから無線ネットワーク内のもう1つの位置へ転送され、そしてネットワークはWCDの速度を受信するかまたは計算する。例えば、WCDの速度は、そのWCDから送信されたネットワークによって受信された信号上で作られた測定値から決定されることができる。さらに、フィルタ係数はノイズパワー推定値に関係なくWCDの速度の推定値に基づいて選択されることができる。
前の記述はこの発明のある実施形態を詳述する。しかしながら、たとえ前述のことが如何に詳述されたかが明白であるとしても、この発明がそれの精神または本質的な特徴から逸脱することなく、他の特定の形式において具体化されてもよいことは認識されるであろう。記述された実施形態はすべての点において実例としてのみそして限定的でないとして考察されるべきであり、そして、したがって、この発明の範囲は前述の説明書よりはむしろ添付されたクレームによって示される。このクレームの等価の意味および範囲を示すすべての変更はそれらの範囲内に包含されるべきである。
Claims (49)
- 無線通信ネットワークにおいて受信信号を処理するパイロット・フィルタを適応させる方法であって、前記方法は
無線ネットワーク基幹施設に関して無線通信装置の速度を決定し、
前記無線通信装置の前記決定された速度に基づいて前記パイロット・フィルタの1つまたはそれ以上の係数を決定することからなる。 - 前記無線通信装置の前記速度を決定することおよび前記1つまたはそれ以上の係数を決定することは前記無線通信装置内で行われる請求項1記載の方法。
- 前記無線通信装置の前記速度を決定することおよび前記1つまたはそれ以上の係数を決定することは前記無線ネットワーク基幹施設内で行われる請求項1記載の方法。
- 前記無線通信装置の前記速度を決定することは前記無線通信装置内で行われ、および前記1つまたはそれ以上の係数を決定することは前記無線ネットワーク基幹施設内で行われる請求項1記載の方法。
- 前記無線通信装置の前記速度を決定することは前記無線ネットワーク基幹施設内で行われ、および前記1つまたはそれ以上の係数を決定することは前記無線通信装置内で行われる請求項1記載の方法。
- 前記1つまたはそれ以上の係数をパイロット・フィルタに適用することをさらに具備する請求項1記載の方法。
- 前記係数を適用することは前記無線通信装置内で行われる請求項6記載の方法。
- 前記係数を適用することは前記無線ネットワーク基幹施設内で行われる請求項6記載の方法。
- 前記速度を決定することはグローバル・ポジショニング・システム受信器から速度情報を受信することをさらに具備する請求項1記載の方法。
- 前記速度を決定することは前記無線通信装置の少なくとも2つの位置測定値を受信することをさらに具備し、前記測定値は種々の、既知の時刻に作られ、および前記無線通信装置の前記速度を決定することは前記少なくとも2つの位置測定値およびそれぞれの測定時刻に基づいている請求項1記載の方法。
- 前記無線ネットワーク基幹施設は基地局をさらに具備する請求項1記載の方法。
- 前記1つまたはそれ以上の係数を決定することはノイズパワー推定値に基づいて前記1つまたはそれ以上の係数を決定することをさらに具備する請求項1記載の方法。
- 前記パイロット・フィルタは有限長インパルス応答フィルタである請求項1記載の方法。
- 前記パイロット・フィルタは無限長インパルス応答フィルタである請求項1記載の方法。
- 前記1つまたはそれ以上の係数を決定することは1組の所定の係数から前記1つまたはそれ以上の係数を選択することをさらに含む請求項1記載の方法。
- 通信チャネル上でパイロット信号サンプルを受信するパイロット・フィルタと、
無線通信装置速度に基づいて前記パイロット・フィルタのフィルタ係数を決定し、前記パイロット・フィルタを前記通信チャネルに適応させるコントローラとからなる通信装置。 - コントローラは前記通信チャネルにおけるノイズパワーの推定値に基づいて前記フィルタ係数を決定する請求項16記載の通信装置。
- 1組の所定の係数をさらに具備する請求項16記載の通信装置。
- 前記所定の係数はルックアップ・テーブルから検索される請求項18記載の通信装置。
- 前記通信装置の前記速度はグローバル・ポジショニング・システム受信器からの情報に従って決定される請求項16記載の通信装置。
- 前記通信装置の前記速度は前記通信装置の少なくとも2つの位置測定値に従って決定され、前記測定値は種々の、既知の時刻に作られると共に前記通信装置の前記速度は前記少なくとも2つの位置測定値およびそれらのそれぞれの測定時刻に基づいている請求項16記載の通信装置。
- 前記パイロット・フィルタは有限長インパルス応答フィルタである請求項16記載の通信装置。
- 前記パイロット・フィルタは無限長インパルス応答フィルタである請求項16記載の通信装置。
- 各々がパイロット信号を受信し、フィルタード・パイロット信号を出力するように構成される複数のパイロット・フィルタと、
無線通信装置速度に基づいて前記複数のパイロット・フィルタ出力の1つを選択するように構成されたコントローラとからなる通信装置。 - 前記コントローラはノイズパワーの推定値に基づいて前記複数のパイロット・フィルタの1つを選択する請求項24記載の通信装置。
- 前記複数のフィルタはフィルタ係数を変更することによって適応されるように構成される請求項24記載の通信装置。
- 前記コントローラは前記通信装置速度に基づいて前記複数のパイロット・フィルタについてのフィルタ係数を決定する請求項26記載の通信装置。
- 前記フィルタ係数は1組の所定のフィルタ係数から選択される請求項27記載の通信装置。
- 前記所定の係数はルックアップ・テーブルから検索される請求項28記載の通信装置。
- 前記通信装置の前記速度はグローバル・ポジショニング・システム受信器からの情報に基づいて決定される請求項24記載の通信装置。
- 前記通信装置の前記速度は前記通信装置の少なくとも2つの位置測定値に従って決定され、前記測定値は種々の、既知の時刻に作られると共に前記通信装置の前記速度は前記少なくとも2つの位置測定値およびそれらのそれぞれの測定時刻に基づいている請求項24記載の通信装置。
- 前記複数のパイロット・フィルタは有限長インパルス応答フィルタである請求項24記載の通信装置。
- 前記複数のパイロット・フィルタは無限長インパルス応答フィルタである請求項24記載の通信装置。
- 前記複数のパイロット・フィルタは有限長インパルス応答フィルタおよび無限長インパルス応答フィルタを具備する請求項24記載の通信装置。
- フィルタの動作を通信チャネル応答に適応させる係数を受け入れるように構成されるパイロット・フィルタを有する少なくとも1つの移動無線通信装置と、
少なくとも1つの移動無線通信装置と通信するように構成された基幹施設装置とを具備し、
前記基幹施設装置は前記移動無線通信装置から信号を受信し、これらの信号に基づいてパイロット・フィルタ係数を決定すると共に前記係数を前記パイロット・フィルタを構成することでの使用のための前記移動無線通信装置に送信する無線通信システム。 - 前記基幹施設は基地局を含む請求項35記載の無線通信システム。
- 前記移動無線通信装置から受信された前記信号は前記通信チャネルにおけるノイズパワー・レベルの推定値を含む請求項35記載の無線通信システム。
- 前記移動無線通信装置から受信された前記信号は前記移動無線通信装置速度の推定値を含む請求項35記載の無線通信システム。
- フィルタの動作を通信チャネル応答に適応させる係数を受け入れるように構成されるパイロット・フィルタを有する少なくとも1つの移動無線通信装置と、
前記少なくとも1つの移動無線通信装置と通信するように構成された基幹施設装置とを具備し、
前記基幹施設装置は前記移動無線通信装置から信号を受信すると共にこれらの信号と前記基幹施設内で作られた測定値とに基づいて、パイロット・フィルタ係数を決定し前記係数を前記パイロット・フィルタを構成することでの使用のための前記移動無線通信装置に送信する無線通信システム。 - 前記基幹施設は基地局を含む請求項39記載の無線通信システム。
- 前記移動無線通信装置から受信された前記信号は前記通信チャネルにおけるノイズパワー・レベルの推定値を含む請求項39記載の無線通信システム。
- 前記基幹施設内で作られた前記測定値は前記移動無線通信装置速度の推定値を含む請求項39記載の無線通信システム。
- 少なくとも1つの移動無線通信装置と、
通信チャネル上で前記移動無線通信装置から送信された信号を受信し前記フィルタの前記応答を適応させる係数を受け入れるように構成されたパイロット・フィルタを有する基幹施設装置とを具備し、
前記基幹施設装置は前記移動無線通信装置から信号を受信すると共にこれらの信号に基づいて、前記パイロット・フィルタに供給される1組の係数が決定される無線通信システム。 - 前記基幹施設は基地局を含む請求項43記載の無線通信システム。
- 前記移動無線通信装置から受信された前記信号は前記通信チャネルをレベリングするノイズパワーの推定値を含む請求項43記載の無線通信システム。
- 前記基幹施設は前記移動無線通信装置の速度を推定し、組の係数を決定することにおいて前記速度推定値を使用する請求項43記載の無線通信システム。
- 前記パイロット・フィルタは有限長インパルス応答フィルタである請求項43記載の無線通信システム。
- 前記パイロット・フィルタは無限長インパルス応答フィルタである請求項24記載の無線通信システム。
- 前記基幹施設は複数のパイロット・フィルタをさらに具備する請求項43記載の無線通信システム。
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