JP2011049874A - 送信回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】
直交変調回路のキャリアリークを抑制する。
【解決手段】
送信回路は,第1のベースバンド信号と発振信号とのいずれか一方を選択する第1のスイッチと,第2のベースバンド信号と発振信号とのいずれか一方を選択する第2のスイッチと,第1のスイッチが選択した信号と発振信号に基づく第1のローカル周波数信号とを乗算する第1の乗算器と,第2のスイッチが選択した信号と発振信号に基づく第2のローカル周波数信号とを乗算する第2の乗算器と,第1,第2の乗算器の出力を加算する加算器と,第1,第2のスイッチが発振信号を選択した場合に,加算器の出力のレベルに応じて第1,第2のベースバンド信号をそれぞれ補正する補正部とを有する。
【選択図】 図3

Description

本発明は,変調回路を有する送信回路に関する。
通信システムの送信回路は,I成分とQ成分のベースバンド信号にπ/2の位相差を有するローカル周波数信号をそれぞれ乗算しそれらの乗算出力を加算して,中間周波数IFまたは高周波数RFの高周波信号を出力する直交変調回路を有する。
直交変調回路の出力信号には,キャリアリークが発生することが知られている。キャリアリークは,送信回路内の回路デバイス間の電圧のばらつきや,温度変化による乗算器の特性変化などが主な原因で発生する。このキャリアリークは,直交変調回路の出力信号に含まれるDCオフセット成分であり,ローカル周波数信号によりアップコンバートされることで直交変調回路の出力信号の周波数帯域内のうちローカル周波数の周波数帯に発生する。ローカル周波数がキャリア周波数に対応するため,キャリアリークと称される。
キャリアリークの発生は,送信側では無駄な信号を送信することになるので電力消費を増大させ,位相誤差の原因となることから受信側ではビットエラーレート(BER)の悪化の要因となる。
したがって,このキャリアリークを最小にするために,直交変調回路の出力信号をモニタして,出力信号のDC成分に応じて直交変調回路の入力信号を補正することが提案されている。(例えば,特許文献1,2,3。)
特開2006−41631号公報 特開2006−50331号公報 特開2003−125014号公報
従来のキャリアリークを調整する直交変調回路では,入力のI,Q信号を無信号状態にして,出力信号のDC成分を検出し,そのDC成分に応じて入力のI,Q信号のDC成分を補正している。しかし,キャリアリークは,直交変調回路内の乗算器などの周波数特性にも依存しているので,I,Q信号を無信号状態で測定したキャリアリークは,通常動作時の周波数特性を反映しておらず,補正の精度が低いという課題がある。
そこで,本発明の目的は,キャリアリークを高い精度で検出して補正する送信装置を提供することにある。
送信回路の第1の側面は,第1のベースバンド信号と発振信号とのいずれか一方を選択する第1のスイッチと,第2のベースバンド信号と前記発振信号とのいずれか一方を選択する第2のスイッチと,前記第1のスイッチが選択した信号と前記発振信号に基づく第1のローカル周波数信号とを乗算する第1の乗算器と,前記第2のスイッチが選択した信号と前記発振信号に基づく第2のローカル周波数信号とを乗算する第2の乗算器と,前記第1,第2の乗算器の出力を加算する加算器と,前記第1,第2のスイッチが前記発振信号を選択した場合に,前記加算器の出力のレベルに応じて前記第1,第2のベースバンド信号をそれぞれ補正する補正部とを有する。
第1の側面によれば,キャリアリークを適切に抑制することができる。
送信回路と受信回路の構成を示す図である。 送信回路の構成を示す図である。 第1の実施の形態における送信回路の構成図である。 図3の送信回路において補正部の構成を示す図である。 第2の実施の形態における送信回路の構成図である。 第1,第2の実施の形態における送信回路内の種々の信号の波形を示す図である。 第3の実施の形態における送信回路の構成図である。
図1は,送信回路と受信回路の構成を示す図である。送信回路は,送信データTXをエンコードするエンコーダ10と,エンコードされたデータをQ成分とI成分とにマッピングするマッピング回路11と,I信号とQ信号の波形を成形するフィルタ12A,12Bと,波形成形されたI信号とQ信号をデジタルアナログ変換するDA変換器D/Aと,アナログのI信号とQ信号にローカル周波数信号を乗算し加算する直交変調回路14と,直交変調された送信信号の周波数をキャリア周波数にアップコンバートするRF/IF回路15と,その出力を増幅する高パワーアンプHPAとを有する。増幅された送信信号はデュプレクサ16を介してアンテナ17から通信媒体に送出される。
一方,受信回路は,アンテナ17で受信された受信信号がデュプレクサ16を介して入力され,受信信号を増幅するローノイズアンプLNAと,それを中間周波数までダウンコンバートするRF/IF回路25と,ダウンコンバートされた信号をローカル周波数信号により直交復調する直交復調回路24と,復調されたI成分とQ成分のベースバンド信号をそれぞれアナログデジタル変換するAD変換器A/Dと,オフセット校正回路22A,22Bと,I成分とQ成分のベースバンド信号をデマッピングする復調回路21と,復調回路の出力をデコードして受信データを抽出するデコード回路20とを有する。
図2は,送信回路の構成を示す図である。図1の送信回路の一部を詳細に示している。ベースバンドMODEM100は,デジタル信号処理回路であり,図1のエンコード10,マッピング回路11,波形成形フィルタ12A,12Bと,デコーダ20,復調回路21,オフセット校正回路22A,22Bとを有する。デジタル信号処理回路100からデジタルのI成分のベースバンド信号とQ成分のベースバンド信号とが出力される。
このI成分のベースバンド信号とQ成分のベースバンド信号はそれぞれ,デジタルアナログ変換器D/Aによりアナログ信号に変換され,ローパスフィルタLPFによりD/A変換によって生成される高周波の量子化雑音を除去する。
直交変調回路14は,発振器OSCが生成するローカル周波数を有する発振信号LOの位相を90度(π/2)シフトして第2のローカル周波数信号LO(π/2)を生成する位相シフタ140と,第1,第2の乗算器141,142と,加算器143と,増幅器144とを有する。第1の乗算器141は,I成分のベースバンド信号に発振信号LOと位相が同じ第1のローカル周波数信号LO(0)を乗算するミキサである。また,第2の乗算器142は,Q成分のベースバンド信号に発振信号LOの位相をπ/2シフトさせた第2のローカル周波数信号LO(π/2)を乗算するミキサである。そして,加算器143は,第1,第2の乗算器141,142の出力を加算し,増幅器144はその出力を増幅して高周波の変調信号IF/RFを出力する。
発振器OSCのローカル周波数が中間周波数の場合は,変調信号IF/RFは中間周波数を有し,後段の図示しない回路でキャリア周波数にアップコンバートされアンテナから送信媒体に送出される。一方,発振器OSCのローカル周波数がキャリア周波数の場合は,変調信号IF/RFはキャリア周波数を有し,アンテナから送信媒体に送出される。
一般に,乗算器141,142の出力は,図示しないハイパスフィルタにより高周波成分のみが抽出される。
図2の送信回路において,ベースバンド信号処理回路100と直交変調回路14とが,異なるLSIによって構成されている場合,それらのLSI間の基準電圧にずれがある場合,変調信号にDCオフセット成分が生成される。あるいは,送信回路が携帯端末の小さな筐体内に収納された場合は,動作中に筐体内の温度が上昇し,乗算器などのミキサの特性が大きく変動し,望ましくないDCオフセット成分が生成される。このようなDCオフセット成分は,前述のとおりキャリアリークとなり,受信回路においてビットエラー率(BER)を高めてしまうなど好ましくない。
このようなキャリアリークを抑制するために,筐体内の直交変調回路14の近傍に温度センサを設け,温度の変動分をI,Q成分のベースバンド信号に対して補正することで,キャリアリークの発生を抑制することが提案されている。しかし,温度変動に対する画一的な補正では,デバイス毎に異なるキャリアリークを正確に補正することは困難である。
さらに,直交変調器14の出力である直交変調信号IF/RFのDC成分をモニタし,検出したDC成分に対応してベースバンド信号を補正することが提案されている。たとえば,前述の特許文献1,2,3では,I成分とQ成分のベースバンド信号を無信号状態にし,その時に直交変調回路14の出力信号のDCレベルを図2のレベル検出回路18により検出し,検出したDCレベルに応じてベースバンド信号補正している。I成分とQ成分のベースバンド信号を無信号状態にすれば,直交変調回路の出力信号のDCレベルは0になるはずであるが,上記のデバイス間の基準電圧差や温度変動によりDCオフセットが発生するからである。このDCオフセットがキャリアリークに対応している。
しかし,I成分とQ成分のベースバンド信号を無信号状態にすると乗算器141,142などの高周波特性に起因するキャリアリークを検出することができず,通常動作時に発生するキャリアリークの補正には不十分である。
あるいは,図2のレベル検出回路18が,高周波の直交変調信号IF/RFをアナログデジタル変換可能なA/D変換器を有していれば,I成分とQ成分のベースバンド信号を入力しながらキャリアリークを検出できる。しかし,高周波信号をアナログデジタル変換できるA/D変換器は高速サンプリングが必要であり,現実的ではない。
図3は,第1の実施の形態における送信回路の構成図である。図3の送信回路は,図2と同様に,デジタルのI成分とQ成分のベースバンド信号を生成するベースバンド信号処理回路100と,それをアナログ信号に変換するデジタルアナログ変換器D/Aと,それにより発生する高周波成分を除去するローパスフィルタ30,31と,直交変調回路14とを有する。直交変調回路14は,発振信号LOの位相を90度(π/2)ずらして第2のローカル周波数信号LO(π/2)を生成する位相シフタ140と,第1,第2の乗算器またはミキサ141,142と,加算器143と,増幅器144とを有する。
そして,図3の送信回路は,さらに,ローパスフィルタ30,31の出力であるアナログのI成分のベースバンド信号と,ローカル発振器OSCの発振信号LOとのいずれかを選択する第1のスイッチSWiと,アナログのQ成分のベースバンド信号と発振信号LOとのいずれかを選択する第2のスイッチSWqと,Q信号側に設けられた位相シフタ145とを有する。
第1,第2のスイッチSWi,SWqは,通常動作モードではローパスフィルタ30,31の出力であるI成分とQ成分のベースバンド信号を選択し,補正動作モードでは発振信号LOを選択する。これらのスイッチSWi,SWqは,ベースバンド処理回路100からのスイッチ制御信号SW_Ctrlに応じて制御される。さらに,位相シフタ145は,通常動作モードではQ成分のベースバンド信号をその位相をシフトせずに通過させ,補正動作モードでは発振信号LOをその位相を90度シフトして出力する。位相シフタ145は,ベースバンド処理回路100からの位相シフト制御信号PS_Ctrlにより位相シフトするか位相シフトしないかが制御される。
さらに,送信回路は,直交変調回路14の出力IF/RFの高周波成分を除去するローパスフィルタ32と,その出力をアナログデジタル変換するA/D変換器33とを有する。A/D変換器33のデジタル出力S33が,ベースバンド処理回路100にフィードバックされ,DCオフセット成分の補正に使用される。
図3の送信回路の動作は次のとおりである。まず,通常動作モードでは,スイッチSWi,SWqは,スイッチ制御信号SW_Ctrlにより,いずれもローパスフィルタ30,31の出力であるI成分,Q成分のベースバンド信号を選択する。さらに,位相シフタ145は,位相シフトしないように制御される。その結果,第1,第2の乗算器141,142には,I成分,Q成分のベースバンド信号が入力される。そして,位相シフタ140は,発振信号LOの位相をシフトしないで第1のローカル周波数信号LO(0)を第1の乗算器141に出力し,発振信号LOの位相を90度シフトした第2のローカル周波数信号LO(π/2)を第2の乗算器142に出力する。そして,加算器143が2つの乗算器141,142の出力を加算し,増幅器144が増幅し,直交変調出力信号IF/RFが出力される。この通常動作モードでは,通常の直交変調が行われる。
次に,補正動作モードでは,スイッチSWi,SWqは,スイッチ制御信号SW_Ctrlにより,いずれも発振信号LOを選択する。さらに,位相シフタ145は,位相シフト制御信号PS_Ctrlにより,発振信号LOを90度位相シフトするように制御される。その結果,第1,第2の乗算器141,142には,発振信号LO(0)と,位相シフトされた発振信号LO(π/2)とが入力される。そして,位相シフタ140は通常動作モードと同じである。
その結果,発振信号LOをLO=sinXとすると,LO(0)=sinX,LO(π/2)=cosXであるので,第1の乗算器141の出力はsin2Xになり,第2の乗算器142の出力はcos2Xになり,それらを加算した直交変調回路の出力信号IF/RFは,
IF/RF=cos2X+sin2X=1
になる。
この出力信号IF/RFの「1」は,発振信号LO=sinXの振幅「1」に対応し,高周波成分が含まれていないDC成分のみの信号である。したがって,A/D変換器33は,そのDC成分をデジタル信号S33に変換してベースバンド信号処理回路100に供給することができる。しかも,直交変調回路14内の乗算器141,142などは,通常動作モードと同様の高周波信号LO(π/2)を乗算しているので,より精度の高いDC成分として出力される。
図4は,図3の送信回路において補正部の構成を示す図である。図4の送信回路は,図3の送信回路とは,ベースバンド信号処理回路100内の補正部の構成が示されていることが異なっていて,それ以外の構成は同じである。
補正動作モードにおいて,前述のとおり,直交変調回路14の出力信号IF/RFは,DC成分のみの信号になっている。そして,A/D変換器33のデジタル出力信号であるDC成分のデータS33が,補正回路101に入力される。補正回路101は,検出されたDC成分データS33を,振幅「1」に対応する規定値と比較し,その比較結果に基づいて,DC補正成分S34を加算器102,103に供給し,ベースバンド信号処理回路100が生成するデジタルのI成分,Q成分のベースバンド信号のDC成分を補正する。この加算されるDC補正成分S34は,検出されたDC成分データS33が規定値に一致するように,すなわち,検出されたDC成分データS33と振幅「1」に対応する規定値との差分がゼロになるように,補正回路101により制御される。
図5は,第2の実施の形態における送信回路の構成図である。図5の送信回路は,図3,4と異なり,直交変調回路14内の位相シフタ140が,位相シフト制御信号PS_Ctrlにより制御される。位相シフタ140は,補正動作モードでは,発振信号LOの位相のシフト動作を行わずに,発振信号LOをそのまま乗算器141,142に出力する。また,位相シフタ140は,通常動作モードでは,前述と同様に位相シフタ140が発振信号LOの位相を90度シフトしてローカル周波数信号LO(π/2)を生成する。
この送信回路では,補正動作モードでは,位相シフタ140,145はいずれも入力信号の位相シフト動作を行わない。また,第1,第2のスイッチSWi,SWqは,補正動作モードでは発振信号LOを選択する。
そこで,発振信号LOをLO=sinXとすると,この発振信号LO(0)=sinXが第1,第2の乗算器の乗算値,被乗算値となるので,第1,第2の乗算器141,142の出力はともにsin2Xになり,それらを加算した直交変調回路の出力信号IF/RFは,
IF/RF=sin2X+sin2X=1−cos2X
になる。
そして,出力信号IF/RFがローパスフィルタ32を通過すると高周波成分のcos2Xが除去され,振幅「1」に対するDC成分を抽出することができる。そして,A/D変換器33のDC成分データS33に基づいて,第1の実施の形態と同様に,デジタル信号処理回路100内の補正部がI成分,Q成分のベースバンド信号のDC成分を補正する。
図5の第2の実施の形態における送信回路において,位相シフト制御信号PS_Ctrlにより,位相シフタ140,145の位相シフトの有無を制御することにより,図3,図4と同様の補正動作モード(第1の補正動作モード)と,上記の補正動作モード(第2の補正動作モード)の両方を有することが可能になる。
すなわち,第1の補正動作モードでは,直交変調回路の出力信号IF/RFを,
IF/RF=cos2X+sin2X=1
にすることができる。さらに,第2の補正動作モードでは,直交変調回路の出力信号IF/RFを,
IF/RF=sin2X+sin2X=1−cos2X
にすることができる。
そして,第1,第2の補正動作モードで検出された出力信号IF/RFのDC成分データS33の平均値に基づいて,デジタル信号処理回路100内の補正部が出力信号IF/RFのDCオフセットをなくすように補正を行う。第1,第2の補正動作モードで検出したDC成分データの平均値を利用することで,直交変調回路14が異なる信号を変調処理したときに生成されるDC成分データを補正処理に反映することができ,通常動作モードで発生するキャリアリーク成分の除去をより適切に行うことができる。
あるいは,第1,第2の補正動作モードのいずれかで検出された出力信号IF/RFのDC成分データS33に基づいて,デジタル信号処理回路100内の補正部が出力信号IF/RFのDCオフセットをなくすように補正を行ってもよい。
図6は,第1,第2の実施の形態における送信回路内の種々の信号の波形を示す図である。横軸は時間,縦軸は電圧に対応し,縦軸の「1」が発振信号LOの振幅「1」に対応している。図6中には,発振信号LO=sinXに対して,信号cosX,cos2X,sin2X,cos2X+sin2X=1,sin2X+sin2X=1−cos2Xが示されている。補正動作モードでの出力信号cos2X+sin2X=1,sin2X+sin2X=1−cos2XがDC成分として振幅「1」を有することが理解できる。
図7は,第3の実施の形態における送信回路の構成図である。この送信回路は,図5の送信回路とは,位相シフタ146がI成分側に設けられ,位相シフタ140の補正動作モードでの動作が以下に説明するとおり異なる。それ以外は,図5の送信回路と同じである。
そして,通常動作モードでは,第1,第2のスイッチSWi,SWqがローパスフィルタ30,31が出力するI成分,Q成分のベースバンド信号を選択し,位相シフタ146は位相シフトせず,位相シフタ140は,発振信号LOを位相シフトせずに第1の乗算器141に出力し,発振信号LOを90度位相シフトして第2の乗算器141に出力する。
一方,補正動作モードでは,前述と同様に,第1,第2の補正動作モードを有する。まず,補正動作モードでは,第1,第2のスイッチSWi,SWqが発振信号LOを選択する。そして,第1の補正動作モードでは,位相シフタ146が発振信号LOの位相を90度ずらして第1の乗算器141に出力し,位相シフタ140が発振信号LOの位相を90ずらして第1の乗算器141に出力し,発振信号LOの位相をずらさずに第2の乗算器142に出力する。その結果,発振信号LOをLO=sinXとすると,第1の乗算器141の出力はcos2Xになり,第2の乗算器142の出力はsin2Xになり,それらを加算した直交変調回路の出力信号IF/RFは,
IF/RF=cos2X+sin2X=1
になる。
一方,第2の補正動作モードでは,位相シフタ146は位相をずらさずに第1の乗算器141に発振信号LOを出力し,位相シフタ140も位相をずらさずに発振信号LOを第2の乗算器142に出力する。その結果,発振信号LOをLO=sinXとすると,第1,第2の乗算器141,142の出力は共にsin2Xになり,それらを加算した直交変調回路の出力信号IF/RFは,
IF/RF=sin2X+sin2X=1−cos2X
になる。
そこで,第1,第2の補正動作モードで検出された出力信号IF/RFのDC成分データS33の平均値に基づいて,デジタル信号処理回路100内の補正部が出力信号IF/RFのDCオフセットをなくすように補正を行う。
あるいは,第1,第2の補正動作モードのいずれかで検出された出力信号IF/RFのDC成分データS33に基づいて,デジタル信号処理回路100内の補正部が出力信号IF/RFのDCオフセットをなくすように補正を行ってもよい。
図5,図7のように,位相シフタ145,146は,Q成分側に設けても良く,I成分側に設けても良い。また,直交変調回路14内の位相シフタ140は,補正動作モードで通常動作モードとは異なる位相シフト動作をすることが求められる。ただし,図3の第1の実施の形態の場合は,直交変調回路14内の位相シフタ140は,通常動作モードと補正動作モードとでは同じである。
以上の通り,本実施の形態では,少なくとも,第1,第2のスイッチSWi,SWqと,位相シフタ145,147を設けることで,それ以上の複雑な回路を設けずに,直交変調回路14を高周波動作させた状態の出力信号のDCオフセットを検出することができ,キャリアリークを抑制する補正を行うことができる。
以上の実施の形態をまとめると,次の付記のとおりである。
(付記1)
第1のベースバンド信号と発振信号とのいずれか一方を選択する第1のスイッチと,
第2のベースバンド信号と前記発振信号とのいずれか一方を選択する第2のスイッチと,
前記第1のスイッチが選択した信号と前記発振信号に基づく第1のローカル周波数信号とを乗算する第1の乗算器と,
前記第2のスイッチが選択した信号と前記発振信号に基づく第2のローカル周波数信号とを乗算する第2の乗算器と,
前記第1,第2の乗算器の出力を加算する加算器と,
前記第1,第2のスイッチが前記発振信号を選択した場合に,前記加算器の出力のレベルに応じて前記第1,第2のベースバンド信号をそれぞれ補正する補正部とを有する送信回路。
(付記2)
付記1において,
さらに,前記加算器の出力が入力されるローパスフィルタと,
前記ローパスフィルタの出力をアナログデジタル変換するADコンバータとを有し,
前記補正部は,前記第1,第2のスイッチが前記発振信号を選択した場合の前記ADコンバータの出力レベルと基準レベルとの差分に基づいて,前記第1,第2のベースバンド信号をそれぞれ補正する補正信号を出力する送信回路。
(付記3)
付記1または2において,
前記発振信号の位相を90度シフトして前記第2のローカル周波数信号を出力する第1の位相シフタと,
前記第1,第2のスイッチが前記発振信号を選択した場合に,前記第2のスイッチが選択した発振信号の位相を90度シフトして前記第2の乗算器に出力する第2の位相シフタとを有する送信回路。
(付記4)
付記1または2において,
前記第1,第2のスイッチがそれぞれ前記第1,第2のベースバンド信号を選択した場合に,前記発振信号の位相を90度シフトさせて前記第2のローカル周波数信号として出力し,前記第1,第2のスイッチが前記発振信号を選択した場合に,前記発振信号の位相をシフトせずに前記第2のローカル周波数信号として出力する第1の位相シフタを有する送信回路。
(付記5)
付記1乃至4のいずれかにおいて,
前記送信回路は,通常動作モードと補正動作モードとを有し,
前記通常動作モードでは,前記第1,第2のスイッチはそれぞれ前記第1,第2のベースバンド信号を選択し,前記補正動作モードでは,前記第1,第2のスイッチはそれぞれ前記発振信号を選択する送信回路。
(付記6)
I成分またはQ成分のいずれかを有する第1,第2のベースバンド信号を変調する送信回路において,
ローカル周波数を有する発振信号の位相を90度シフトした第1の位相シフト発振信号を生成する第1の位相シフタと,
前記第1のベースバンド信号に前記発振信号を乗算する第1の乗算器と,
前記第2のベースバンド信号に前記第1の位相シフト発振信号を乗算する第2の乗算器と,
前記第1,第2の乗算器の出力を加算して直交変調信号を出力する加算器とを有し,
第1の補正動作モードでは,前記第1のベースバンド信号に代えて前記発振信号が前記第1の乗算器に入力され,前記第2のベースバンド信号に代えて前記発振信号の位相を90度シフトした第2の位相シフト発振信号が前記第2の乗算器に供給され,前記発振信号をsinXとした場合に前記直交変調信号としてsin2X+cos2Xが生成され,
さらに,前記第1の補正動作モードで,前記直交変調信号のレベルに応じて,当該レベルを抑制するように前記第1,第2のベースバンド信号を補正する補正部を有する送信回路。
(付記7)
I成分またはQ成分のいずれかを有する第1,第2のベースバンド信号を変調する送信回路において,
ローカル周波数を有する発振信号の位相を90度シフトした第1の位相シフト発振信号を生成する第1の位相シフタと,
前記第1のベースバンド信号に前記発振信号を乗算する第1の乗算器と,
前記第2のベースバンド信号に前記第1の位相シフト発振信号を乗算する第2の乗算器と,
前記第1,第2の乗算器の出力を加算して直交変調信号を出力する加算器とを有し,
第2の補正動作モードでは,前記第1のベースバンド信号に代えて前記発振信号が前記第1の乗算器に入力され,前記第2のベースバンド信号に代えて前記発振信号が前記第1の位相シフト発振信号に代えて前記発振信号がそれぞれ前記第2の乗算器に供給され,前記発振信号をsinXとした場合に前記直交変調信号としてsin2X+sin2Xが生成され,
さらに,前記第2の補正動作モードで,前記直交変調信号の低周波成分の信号レベルに応じて,当該信号レベルを抑制するように前記第1,第2のベースバンド信号を補正する補正部を有する送信回路。
(付記8)
付記7において,
第1の補正動作モードでは,前記第1のベースバンド信号に代えて前記発振信号が前記第1の乗算器に入力され,前記第2のベースバンド信号に代えて前記発振信号の位相を90度シフトした第2の位相シフト発振信号が前記第2の乗算器に供給され,前記発振信号をsinXとした場合に前記直交変調信号としてsin2X+cos2Xが生成され,
前記補正部は,前記第1の補正動作モードで,前記直交変調信号のレベルに応じて,当該レベルを抑制するように前記第1,第2のベースバンド信号を補正する送信回路。
(付記9)
付記8において,
前記補正部は,前記第1,第2の補正動作モードでの直交変調信号の平均値に基づいて,前記第1,第2のベースバンド信号の直流成分を補正する送信回路。
(付記10)
付記6,7または8において,
電源起動時に前記第1,第2の補正動作モードのいずれかまたは両方が実行される送信回路。
(付記11)
付記6,7または8において,
電源起動後であって送信動作停止中に前記第1,第2の補正動作モードのいずれかまたは両方が実行される送信回路。
(付記12)
付記6,7または8において,
前記第1のベースバンド信号と前記発振信号とのいずれか一方を選択する第1のスイッチと,
前記第2のベースバンド信号と前記発振信号とのいずれか一方を選択する第2のスイッチとを有し,
通常動作時に,前記第1,第2のスイッチは前記第1,第2のベースバンド信号を選択し,
前記第1または第2の補正動作モードのときに,前記第1,第2のスイッチは前記発振信号を選択する送信回路。
(付記13)
付記6,7または8において,
前記補正部は,前記直交変調信号の低周波成分を抽出するローパスフィルタと,前記ローパスフィルタの出力信号レベルと規定値との差分を有する補正信号を生成する補正信号生成部と,前記補正信号を前記ベースバンド信号生成ユニットが生成する第1,第2のベースバンド信号に加算する補正加算器とを有する送信回路。
(付記14)
付記6,7または8において,
前記補正部は,前記直交変調信号の低周波成分を抽出するローパスフィルタと,前記ローパスフィルタの出力信号レベルと規定値との差分を有する補正信号を生成する補正信号生成部とを有し,
前記補正信号に基づいて前記第1,第2のベースバンド信号の直流成分が補正される送信回路。
(付記15)
I成分またはQ成分のいずれかを有する第1,第2のベースバンド信号を変調する送信回路において,
ローカル周波数を有する発振信号の位相を90度シフトした第1の位相シフト発振信号を生成する第1の位相シフタと,
前記第1のベースバンド信号に前記発振信号を乗算する第1の乗算器と,
前記第2のベースバンド信号に前記第1の位相シフト発振信号を乗算する第2の乗算器と,
前記第1,第2の乗算器の出力を加算して直交変調信号を出力する加算器とを有し,
補正動作モードでは,前記第1のベースバンド信号に代えて前記発振信号が前記第1の乗算器に供給され,前記第2のベースバンド信号に代えて前記発振信号が前記第2の乗算器に供給され,前記発振信号をsinXとした場合に前記直交変調信号としてsin2X+cos2Xまたはsin2X+sin2Xが生成され,
さらに,前記補正動作モードで,前記直交変調信号のレベルに応じて,当該レベルを抑制するように前記第1,第2のベースバンド信号を補正する補正部を有する送信回路。
I,Q:I成分,Q成分のベースバンド信号
SWi,SWq:第1,第2のスイッチ 145:位相シフタ
14:直交変調回路 141,142:第1,第2の乗算器
140:位相シフタ 143:加算器
OSC:発振器 LO:発振信号
LO(0):第1のローカル周波数信号 LO(π/2):第2のローカル周波数信号
32:ローパスフィルタ 33:A/D変換器
S33:出力信号のDC成分データ

Claims (10)

  1. 第1のベースバンド信号と発振信号とのいずれか一方を選択する第1のスイッチと,
    第2のベースバンド信号と前記発振信号とのいずれか一方を選択する第2のスイッチと,
    前記第1のスイッチが選択した信号と前記発振信号に基づく第1のローカル周波数信号とを乗算する第1の乗算器と,
    前記第2のスイッチが選択した信号と前記発振信号に基づく第2のローカル周波数信号とを乗算する第2の乗算器と,
    前記第1,第2の乗算器の出力を加算する加算器と,
    前記第1,第2のスイッチが前記発振信号を選択した場合に,前記加算器の出力のレベルに応じて前記第1,第2のベースバンド信号をそれぞれ補正する補正部とを有する送信回路。
  2. 請求項1において,
    さらに,前記加算器の出力が入力されるローパスフィルタと,
    前記ローパスフィルタの出力をアナログデジタル変換するADコンバータとを有し,
    前記補正部は,前記第1,第2のスイッチが前記発振信号を選択した場合の前記ADコンバータの出力レベルと基準レベルとの差分に基づいて,前記第1,第2のベースバンド信号をそれぞれ補正する補正信号を出力する送信回路。
  3. 請求項1または2において,
    前記発振信号の位相を90度シフトして前記第2のローカル周波数信号を出力する第1の位相シフタと,
    前記第1,第2のスイッチが前記発振信号を選択した場合に,前記第2のスイッチが選択した発振信号の位相を90度シフトして前記第2の乗算器に出力する第2の位相シフタとを有する送信回路。
  4. 請求項1または2において,
    前記第1,第2のスイッチがそれぞれ前記第1,第2のベースバンド信号を選択した場合に,前記発振信号の位相を90度シフトさせて前記第2のローカル周波数信号として出力し,前記第1,第2のスイッチが前記発振信号を選択した場合に,前記発振信号の位相をシフトせずに前記第2のローカル周波数信号として出力する第1の位相シフタを有する送信回路。
  5. 請求項1乃至4のいずれかにおいて,
    前記送信回路は,通常動作モードと補正動作モードとを有し,
    前記通常動作モードでは,前記第1,第2のスイッチはそれぞれ前記第1,第2のベースバンド信号を選択し,前記補正動作モードでは,前記第1,第2のスイッチはそれぞれ前記発振信号を選択する送信回路。
  6. I成分またはQ成分のいずれかを有する第1,第2のベースバンド信号を変調する送信回路において,
    ローカル周波数を有する発振信号の位相を90度シフトした第1の位相シフト発振信号を生成する第1の位相シフタと,
    前記第1のベースバンド信号に前記発振信号を乗算する第1の乗算器と,
    前記第2のベースバンド信号に前記第1の位相シフト発振信号を乗算する第2の乗算器と,
    前記第1,第2の乗算器の出力を加算して直交変調信号を出力する加算器とを有し,
    第1の補正動作モードでは,前記第1のベースバンド信号に代えて前記発振信号が前記第1の乗算器に入力され,前記第2のベースバンド信号に代えて前記発振信号の位相を90度シフトした第2の位相シフト発振信号が前記第2の乗算器に供給され,前記発振信号をsinXとした場合に前記直交変調信号としてsin2X+cos2Xが生成され,
    さらに,前記第1の補正動作モードで,前記直交変調信号のレベルに応じて,当該レベルを抑制するように前記第1,第2のベースバンド信号を補正する補正部を有する送信回路。
  7. I成分またはQ成分のいずれかを有する第1,第2のベースバンド信号を変調する送信回路において,
    ローカル周波数を有する発振信号の位相を90度シフトした第1の位相シフト発振信号を生成する第1の位相シフタと,
    前記第1のベースバンド信号に前記発振信号を乗算する第1の乗算器と,
    前記第2のベースバンド信号に前記第1の位相シフト発振信号を乗算する第2の乗算器と,
    前記第1,第2の乗算器の出力を加算して直交変調信号を出力する加算器とを有し,
    第2の補正動作モードでは,前記第1のベースバンド信号に代えて前記発振信号が前記第1の乗算器に入力され,前記第2のベースバンド信号に代えて前記発振信号が前記第1の位相シフト発振信号に代えて前記発振信号がそれぞれ前記第2の乗算器に供給され,前記発振信号をsinXとした場合に前記直交変調信号としてsin2X+sin2Xが生成され,
    さらに,前記第2の補正動作モードで,前記直交変調信号の低周波成分の信号レベルに応じて,当該信号レベルを抑制するように前記第1,第2のベースバンド信号を補正する補正部を有する送信回路。
  8. 請求項7において,
    第1の補正動作モードでは,前記第1のベースバンド信号に代えて前記発振信号が前記第1の乗算器に入力され,前記第2のベースバンド信号に代えて前記発振信号の位相を90度シフトした第2の位相シフト発振信号が前記第2の乗算器に供給され,前記発振信号をsinXとした場合に前記直交変調信号としてsin2X+cos2Xが生成され,
    前記補正部は,前記第1の補正動作モードで,前記直交変調信号のレベルに応じて,当該レベルを抑制するように前記第1,第2のベースバンド信号を補正する送信回路。
  9. 請求項6,7または8において,
    前記第1のベースバンド信号と前記発振信号とのいずれか一方を選択する第1のスイッチと,
    前記第2のベースバンド信号と前記発振信号とのいずれか一方を選択する第2のスイッチとを有し,
    通常動作時に,前記第1,第2のスイッチは前記第1,第2のベースバンド信号を選択し,
    前記第1または第2の補正動作モードのときに,前記第1,第2のスイッチは前記発振信号を選択する送信回路。
  10. I成分またはQ成分のいずれかを有する第1,第2のベースバンド信号を変調する送信回路において,
    ローカル周波数を有する発振信号の位相を90度シフトした第1の位相シフト発振信号を生成する第1の位相シフタと,
    前記第1のベースバンド信号に前記発振信号を乗算する第1の乗算器と,
    前記第2のベースバンド信号に前記第1の位相シフト発振信号を乗算する第2の乗算器と,
    前記第1,第2の乗算器の出力を加算して直交変調信号を出力する加算器とを有し,
    補正動作モードでは,前記第1のベースバンド信号に代えて前記発振信号が前記第1の乗算器に供給され,前記第2のベースバンド信号に代えて前記発振信号が前記第2の乗算器に供給され,前記発振信号をsinXとした場合に前記直交変調信号としてsin2X+cos2Xまたはsin2X+sin2Xが生成され,
    さらに,前記補正動作モードで,前記直交変調信号のレベルに応じて,当該レベルを抑制するように前記第1,第2のベースバンド信号を補正する補正部を有する送信回路。
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