JP2011048917A - 加熱装置 - Google Patents

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Masashi Yoshida
正四 吉田
Hironobu Ayukawa
博信 鮎川
Yutaka Hosoda
豊 細田
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Abstract

【課題】均一の赤外線強度で所定面積の被加熱エリアを加熱することができ、被加熱エリアの全域を一度に満遍なく加熱することができる加熱装置を提供する。
【解決手段】加熱装置10Aは、赤外線を放射する一方向へ長いヒーター管14と、ヒーター管14から放射された赤外線を反射する反射構造物12とを備えている。反射構造物12は、ヒーター管14の周り方向へ弧を画いてヒーター管14の外周面を覆う第1反射壁18と、ヒーター管14の径方向へ弧を画いて第1反射壁18の両端開口25を覆おう第2反射壁21とから形成されている。加熱装置10Aでは、第2反射壁21の径方向への延出寸法が第1反射壁18の周り方向への延出寸法よりも大きい。
【選択図】図1

Description

本発明は、熱源から放射された赤外線によって所定面積の被加熱エリアを加熱する加熱装置に関する。
凹状の楕円鏡面を有する半楕円反射鏡と、その半楕円反射鏡の内側に存在する第1焦点に配置された赤外線点熱源とを備え、半楕円反射鏡から所定寸法離間した位置に配置されたターゲットを点熱源から放射された赤外線によって加熱する赤外線加熱装置がある(特許文献1参照)。この赤外線加熱装置では、半楕円反射鏡の第1焦点に対向する第2焦点にターゲットが配置され、点熱源から直接照射される赤外線と半楕円反射鏡によって反射されて第2焦点に集光する赤外線とによってターゲットが加熱される。
特開2005−294243号公報
前記特許文献1に開示の赤外線加熱装置は、赤外線点熱源から放射されて半楕円反射鏡において反射した赤外線が第2焦点に集束するが、反射鏡はその断面形状が半楕円形に成形されているから、点熱源からターゲットに向かって直接放射された赤外線は第2焦点に集光せず、第2焦点の周り方向へ拡散する。したがって、赤外線点熱源から放射された赤外線の強度が第2焦点からその周り方向外方へ向かうにつれて次第に低くなり、ターゲットに照射される赤外線の強度を均一に保持することができず、ターゲットを均一の赤外線強度で加熱することができない。また、この赤外線加熱装置は、点熱源からターゲットに向かって放射された赤外線のうちの一部が反射鏡の周縁から周り方向外方へ拡散し、その赤外線がターゲット以外に照射されるから、ターゲットに対する赤外線の照射効率が低下する。さらに、赤外線点熱源から放射される赤外線のターゲットに対する照射範囲が限定され、広範囲にわたって赤外線を照射することが難しく、所定の面積を有するターゲットの全域を一度に加熱することができない場合がある。
本発明の目的は、均一の赤外線強度で所定面積の被加熱エリアを効率よく加熱することができ、被加熱エリアの全域を一度に満遍なく加熱することができる加熱装置を提供することにある。
前記課題を解決するための本発明の前提は、赤外線を放射する一方向へ長い熱源と、前記熱源から放射された赤外線を反射する反射構造物とを備え、前記熱源から放射された赤外線を所定面積の被加熱エリアに照射して該被加熱エリアを加熱する加熱装置である。
前記前提における本発明の特徴は、反射構造物が、熱源の周り方向外方に位置して一方向へ延び、熱源の周り方向へ弧を画いて熱源の外周面を覆う第1反射壁と、熱源の一方向両側に位置して一方向と交差する水平方向へ延び、熱源の径方向へ弧を画いて第1反射壁の両端開口を覆おう第2反射壁とから形成され、第2反射壁の径方向への延出寸法が第1反射壁の周り方向への延出寸法よりも大きいことにある。
本発明の一例としては、第1反射壁が、熱源の軸方向中心と被加熱エリアの第1端縁とを結ぶ第1区画線の内側に赤外線が照射され、かつ、第1区画線の内側に照射される赤外線の強度が略均一に分布する曲面形状に成形されている。
本発明の他の一例としては、第2反射壁が、熱源の径方向中心と被加熱エリアの第2端縁とを結ぶ第2区画線の内側に赤外線が照射され、かつ、第2区画線の内側に照射される赤外線の強度が略均一に分布する曲面形状に成形されている。
本発明の他の一例として、反射構造物では、複数個の第1反射壁とそれら第1反射壁に覆われた複数個の熱源とが水平方向へ並び、第2反射壁がそれら第1反射壁すべての両側開口を覆って水平方向へ延びている。
本発明の他の一例として、反射構造物では、複数個の第1反射壁に覆われたそれら熱源の高さレベルがすべて同一である。
本発明の他の一例としては、複数個の第1反射壁各々が熱源の周り方向へ旋回可能である。
本発明にかかる加熱装置によれば、それを構成する反射構造物が熱源の周り方向へ弧を画いて熱源の外周面を覆う第1反射壁と熱源の径方向へ弧を画いて第1反射壁の両端開口を覆おう第2反射壁とから形成され、熱源から第1反射壁に放射された赤外線が第1反射壁で反射して被加熱エリアに向かうとともに、熱源から第1反射壁の両端開口に向かって放射された赤外線が第2反射壁で反射して被加熱エリアに向かうから、熱源から放射される赤外線が被加熱エリア以外に照射されることはなく、被加熱エリアに対する赤外線の照射効率を向上させることができる。加熱装置は、第2反射壁の径方向への延出寸法が第1反射壁の周り方向への延出寸法よりも大きいから、第1反射壁の両端開口からの赤外線の拡散が第2反射壁によって確実に阻止され、第1反射壁の両端開口からの赤外線の漏出と一方向への赤外線の拡散とを防ぐことができる。この加熱装置は、熱源が一方向へ延びる熱ラインを形成し、その熱ラインから放射された赤外線が被加熱エリアに直接照射されるのみならず、第1および第2反射壁で反射して被加熱エリアに照射されるから、赤外線が被加熱エリアの所定の箇所に集中して照射されることはなく、所定面積を有する被加熱エリアの全域を均一かつ一度に加熱することができる。
第1反射壁が第1区画線の内側に略均一の強度分布の赤外線を照射する曲面形状に成形された加熱装置は、第1区画線の内側に画成された被加熱エリアに照射される赤外線の強度の部分的な偏りを防ぐことができ、所定面積の被加熱エリアを均一の強度分布の赤外線によって一様に加熱することができる。加熱装置は、赤外線が被加熱エリアの限定された箇所に集中して照射されることはなく、均一の強度分布を有する赤外線が被加熱エリアの全域に照射されるから、被加熱エリアの全域を一度に満遍なく加熱することができる。この加熱装置は、被加熱エリア以外への赤外線の拡散を防ぐことができるから、装置における熱損失が少なく、被加熱エリアに対する赤外線の照射効率を向上させることができる。
第2反射壁が第2区画線の内側に略均一の強度分布の赤外線を照射する曲面形状に成形された加熱装置は、第2区画線の内側に画成された被加熱エリアに照射される赤外線の強度の部分的な偏りを防ぐことができ、所定面積の被加熱エリアを均一の強度分布の赤外線によって一様に加熱することができる。加熱装置は、赤外線が被加熱エリアの限定された箇所に集中して照射されることはなく、均一の強度分布を有する赤外線が被加熱エリアの全域に照射されるから、被加熱エリアの全域を一度に満遍なく加熱することができる。この加熱装置は、被加熱エリア以外への赤外線の拡散を防ぐことができるから、装置における熱損失が少なく、被加熱エリアに対する赤外線の照射効率を向上させることができる。
複数個の第1反射壁とそれら第1反射壁に覆われた複数個の熱源とが水平方向へ並び、第2反射壁がそれら第1反射壁すべての両側開口を覆って水平方向へ延びている加熱装置は、1つの熱源から赤外線を照射する場合と比較し、複数個の熱源を利用してそれら熱源からの各赤外線を被加熱エリアに重複させて照射することができ、被加熱エリアに照射される赤外線の強度を増加させることができる。加熱装置は、複数個の熱源から放射される赤外線を利用してその被加熱エリアの全域を一度に満遍なく加熱することができるのみならず、高い強度の赤外線で被加熱エリアを加熱することができるから、被加熱エリアにおける加熱時間を短縮することができる。この加熱装置は、第2反射壁がそれら第1反射壁すべての両側開口を覆うから、それら第1反射壁の両端開口からの赤外線の拡散が第2反射壁によって確実に阻止され、第1反射壁の両端開口からの赤外線の漏出と一方向への赤外線の拡散とを確実に防ぐことができる。
複数個の第1反射壁に覆われたそれら熱源の高さレベルがすべて同一である加熱装置は、それら熱源から被加熱エリアに照射される赤外線の強度分布をそれら熱源すべてにおいて均一にすることができ、被加熱エリアへの赤外線照射を均一にすることができるから、被加熱エリアに照射される赤外線の強度分布の偏りを防ぐことができ、所定面積の被加熱エリアの全域を均一の強度分布を有する赤外線によって一度に満遍なく加熱することができる。
複数個の第1反射壁が熱源の周り方向へ旋回可能な加熱装置は、第1反射壁を所定の角度に回転傾斜させることができるから、それら熱源からの各赤外線を被加熱エリアの所定の箇所に重複させて照射することができ、被加熱エリアに照射させる赤外線の強度を部分的に強くすることができる。加熱装置は、第1反射壁を所定の角度に回転傾斜させることで、被加熱エリアの所定の箇所における赤外線の重複照射を解除することができるから、被加熱エリアに照射させる赤外線の強度を部分的に弱くすることができる。ゆえに、この加熱装置は、被加熱エリアにおける加熱対象物によって赤外線の強度分布を異ならせることができる。また、この加熱装置は、それら第1反射壁を所定の角度に傾斜させることで、赤外線の照射範囲を自由に決めることができ、赤外線が照射される被加熱エリアの面積を任意に設定することができる。
一例として示す加熱装置の斜視図。 第1反射壁を側面から示す加熱装置の側面図。 第2反射壁を側面から示す加熱装置の正面図。 図1の4−4線端面図。 図1の5−5線端面図。 他の一例として示す加熱装置の斜視図。 第2反射壁を側面から示す加熱装置の正面図。 図6の8−8線端面図。 第1反射壁をヒーター管の周り方向へ回転傾斜させた状態で示す加熱装置の正面図。
添付の図面を参照し、本発明にかかる加熱装置の詳細を説明すると、以下のとおりである。図1は、一例として示す加熱装置10Aの斜視図であり、図2は、第1反射壁18を側面から示す加熱装置10Aの側面図である。図3は、第2反射壁21を側面から示す加熱装置10Aの正面図であり、図4は、図1の4−4線端面図である。図5は、図1の5−5線端面図である。図1では、前後方向へ長い略長方形の被加熱エリア13を一点差線で示している。図4では、第1反射壁18の内周面16において反射する赤外線の状態を符号S1で示し、図5では、第2反射壁21の内周面19において反射する赤外線の状態を符号S2で示す。
なお、図4,5において図示する赤外線はその一部であり、すべての赤外線の図示は省略している。図1〜図3では、前後方向(一方向)を矢印A、水平方向を矢印Bで示し、周り方向(ヒーター管14の周り方向)を矢印C(図3のみ)、縦方向(ヒーター管14の径方向)を矢印Dで示す。
加熱装置10Aは、電気ヒーター11と反射構造物12とから構成され、所定面積の被加熱エリア13に赤外線を照射する。電気ヒーター11には、ハロゲンヒーター、カーボンヒーター、シーズヒーター、フィンヒーターのいずれかを使用することができる。電気ヒーター11は、前後方向へ直状に延びるヒーター管14(熱源)と、ヒーター管14の温度を制御するコントローラ(図示せず)とから形成されている。
ヒーター管14の一例としては、中空円筒状の耐熱鋼の内部にニクロム線を収容し、そのニクロム線を絶縁物(酸化マグネシウム等)で包被した赤外線発生管を例示することができる。しかし、ヒーター管14を例示のそれに限定するものではなく、前記電気ヒーター11の種類に応じた他のあらゆる構造のヒーター管14を使用することができる。ヒーター管14の温度は、コントローラによって設定温度に保持される。電源から所定の電流をヒーター管14に流すと、ヒーター管14が加熱され、ヒーター管14の外周面15から周り方向外方へ赤外線が放射される。
反射構造物12は、水平方向の断面形状が曲線を画く内周面16および外周面17を有する第1反射壁18と、縦方向の断面形状が曲線を画く内周面19および外周面20を有する一対の第2反射壁21とから形成されている。第1反射壁18と第2反射壁21とは、それらの当接部位において互いに接合されている。第1反射壁18と第2反射壁21とは、アルミやステンレス等の金属から作られている。被加熱エリア13は、ヒーター管14の軸方向中心から第1反射壁18の下端縁22を通る第1区画線L1(二点差線)(図4参照)によって区画されているとともに、ヒーター管14の両端における径方向中心から第2反射壁21の下端縁23を通る第2区画線L2(二点差線)(図5参照)によって区画されている。
第1反射壁18は、ヒーター管14をその上方から被覆するように、ヒーター管14の周り方向外方に位置して前後方向へ延びている。第1反射壁18の内周面16および外周面17は、ヒーター管14の周り方向へ円弧を画き、ヒーター管14の外周面15を覆っている。第1反射壁18の内周面16には、鏡面加工が施されている。第1反射壁18の前後方向両端には、反射壁18の両端縁24に囲繞された両端開口25が画成されている。
第1反射壁18の内周面16は、図4に示すように、そこにおいて反射した赤外線がヒーター管14の径方向中心と被加熱エリア13の第1端縁26とを結ぶ第1区画線L1の内側に照射される曲線形状に成形されている。さらに、第1区画線L1の内側に照射される赤外線の強度が略均一に分布する曲線形状に成形されている。第1反射壁18の下端縁22は、ヒーター管14の軸方向中心と被加熱エリア13の第1端縁26とを結ぶ第1区画線L1まで延びている。
第1反射壁18の前後方向の長さ寸法に特に限定はないが、ヒーター管14の前後方向の長さ寸法と略同一またはそれよりもわずかに長い。第1反射壁18の周り方向の延出寸法にも特に限定はないが、第1反射壁18の周り方向の延出寸法を小さくすれば、被加熱エリア13の水平方向の寸法が大きくなり、第1反射壁18の周り方向の延出寸法を大きくすれば、被加熱エリア13の水平方向の寸法が小さくなるから、被加熱エリア13の水平方向の寸法によってその延出寸法が変わる。第1反射壁18の周り方向の延出寸法とは、反射壁18の頂点27から反射壁18の下端縁22までの長さである。
第2反射壁21は、前後方向へ離間対向し、ヒーター管14の両端を包被するように、ヒーター管14の前後方向両側に位置して水平方向へ延びている。第2反射壁21の内周面19および外周面20は、ヒーター管14の前後方向外方へ向かって凸となるように縦方向へ円弧を画き、第1反射壁18の両端開口25を覆っている。第2反射壁21の内周面19には、鏡面加工が施されている。第1反射壁18と第2反射壁21との内側には、それら反射壁18,21の内周面16,19に囲繞された反射スペース28が画成されている。
第2反射壁21の内周面19は、図5に示すように、そこにおいて反射した赤外線がヒーター管14の両端における径方向中心と被加熱エリア13の第2端縁28とを結ぶ第2区画線L2の内側に照射される曲面形状に成形されている。さらに、第2区画線L2の内側に照射される赤外線の強度が略均一に分布する曲面形状に成形されている。第2反射壁21の下端縁23は、ヒーター管14の両端における径方向中心と被加熱エリア13の第2端縁29とを結ぶ第2区画線L2まで延びている。
第2反射壁21の水平方向の長さ寸法に特に限定はないが、第1反射壁18の水平方向の最大寸法よりもわずかに長い。第2反射壁21の径方向の延出寸法にも特に限定はないが、第2反射壁21の径方向への延出寸法は、第1反射壁18の周り方向への延出寸法よりも大きく、第1反射壁18の周り方向への延出寸法の2倍〜5倍である。第2反射壁21の径方向への延出寸法は、反射壁21の上端縁30から下端縁23までの長さである。
第1反射壁18や第2反射壁21の内周面16,19の曲面形状は、特開2003−148747号公報に開示された反射壁の製造方法に基づいて設計されている。その方法は、ヒーター管14から被加熱エリア13に直接放射される直接照射ゾーンを求め、その直接照射ゾーンを分割して直接照射分割角度を求める工程、ヒーター管14から反射壁18,21に放射される赤外線のうち、反射壁18,21から被加熱エリア13に均等に照射されない間接放射無指向ゾーンの間接放射無指向角度を求める工程、直接照射ゾーンと間接放射無指向ゾーンとの間の間接放射ゾーンを分割して各分割角度を求める間接放射指向分割角度計算工程、間接放射ゾーンの各間接放射指向分割角度を基に各曲率半径を求め、それら曲率半径を基に反射壁18,21の内周面の曲面形状を求める工程とから形成されている。
直接放射ゾーンの直接照射分割角度を求める工程は、所定の高さに配置されたヒーター管14から赤外線が照射される所定の被加熱エリア13を等分に分割し、ヒーター管14から放射される赤外線のうち、反射壁18,21の内周面16,19によって反射される赤外線を除いて、ヒーター管14から直接被加熱エリア13に放射される隣り合う赤外線ゾーンの角度、すなわち、ヒーター管14から直接照射ゾーンの各分割点への各赤外線間の各直接放射角度を求めて設定する。間接放射無指向角度を求める工程では、ヒーター管14と被加熱エリア13の分割中心点からヒーター管14の両側への接線で結び、接線が反射壁18,21の頂点と交わる2点に対し、ヒーター管14の中心点から各々線で結んでそれら2つの線間の角度を間接放射無指向角度とする。間接放射指向分割角度計算工程では、ヒーター管14から放射された赤外線が反射壁18,21の内周面16,19によって反射され、その反射赤外線が被加熱エリア13に照射される角度を求め、ヒーター管14の中心と被加熱エリア13の端点とを結ぶ各分割線を画き、直接放射分割角度と間接放射無指向角度とから隣り合う分割線間の角度(間接放射指向分割角度)を求める。反射壁18,21の内周面16,19の曲面形状を求める工程は、間接放射指向分割角度を基に各曲率半径を求め、その各曲率半径を連続した形状として反射壁18,21の曲面形状を求める。
前記特開2003−148747号公報に開示の方法によって製造された第1および第2反射壁18,21は、赤外線を所定面積の被加熱エリア13に照射しつつ、その被加熱エリア13全域に均一な強度分布の赤外線を照射し得るように、被加熱エリア13の単位面積当たりのヒーター管14(熱源)の負担面積を同一にする技術を適用して作られている。第1および第2反射壁18,21を利用することによって、赤外線を所定面積の被加熱エリア13内に確実に照射させることができ、赤外線のエリア13以外への拡散を防ぐことができる。さらに、加熱装置10Aにおける熱損失を少なくすることができ、被加熱エリア13に対する赤外線の照射効率を向上させることができるとともに、ヒーター管14の熱効率を向上させることができる。
この加熱装置10Aにおける加熱・乾燥過程を説明すると、以下のとおりである。加熱装置10Aを被加熱エリア13の上方に設置する。その設置高さやヒーター管14の温度は、被加熱エリア13の面積や加熱対象の種類、加熱時間等を総合的に勘案して決定する。加熱装置10Aを設置した後、電気ヒーター11を稼動させる。コントローラは、ヒーター管14の温度を設定温度にした後、その温度を保持する。
ヒーター管14が設定温度になると、ヒーター管14の外周面15から周り方向外方へ赤外線が放射される。ヒーター管14から放射された赤外線は、ヒーター管14の外周面15から周り方向外方へ放射されて直接被加熱エリア13に向かう赤外線と、ヒーター管14の外周面15から反射スペース28内に放射されて第1反射壁18の内周面16に向かう赤外線と、ヒーター管14の外周面15から反射スペース28の前後方向外方へ放射されて第2反射壁21の内周面19に向かう赤外線とに区分される。
第1反射壁18に向かった赤外線は、図4に符号S1で示すように、第1反射壁18の内周面16において反射し、被加熱エリア13に向かって照射される。第1反射壁18の内周面16において反射した赤外線は、被加熱エリア13のうちの限定された箇所に集中することはなく、エリア13の全域に均一の強度で満遍なく照射される。第2反射壁21に向かった赤外線は、図5に符号S2で示すように、第2反射壁21の内周面19において反射し、被加熱エリア13に向かって照射される。第2反射壁21の内周面19において反射した赤外線は、被加熱エリア13のうちの限定された箇所に集中することはなく、エリア13の全域に均一の強度で満遍なく照射される。
被加熱エリア13は、その表面が赤外線に晒され、ヒーター管14から放射された赤外線によってその全域が均一に加熱される。加熱時間が経過すると、コントローラは、電気ヒーター11の稼動を停止する。被加熱エリア13における加熱・乾燥の対象は積雪や水分、塗料、接着剤、板材等であり、水分や積雪の蒸発、塗料や接着剤の乾燥、板材の焼き付け加工等を行う。なお、この加熱装置10Aは、加熱・乾燥の対象となるすべてのものに利用することができる。また、加熱装置10Aは、スポット暖房機としても利用することができる。
加熱装置10Aは、被加熱エリア13に直接照射されずに第1反射壁18に放射された赤外線が反射壁18で反射して被加熱エリア13に向かうとともに、第1反射壁18の両端開口25に放射された赤外線が第2反射壁21で反射して被加熱エリア13に向かうから、ヒーター管14から放射される赤外線が被加熱エリア13以外に照射されることはなく、被加熱エリア13に対する赤外線の照射効率を向上させることができる。加熱装置10Aは、第2反射壁21の径方向への延出寸法が第1反射壁18の周り方向への延出寸法よりも大きいから、反射壁18の両端開口25からの赤外線の拡散が反射壁21によって確実に阻止され、反射壁18の両端開口25からの赤外線の漏出と前後方向への赤外線の拡散とを防ぐことができる。
加熱装置10Aは、ヒーター管14が一方向へ延びる熱ラインを形成し、その熱ラインから放射された赤外線が被加熱エリア13に直接照射されるのみならず、第1および第2反射壁18,21で反射して被加熱エリア13に照射されるから、赤外線が被加熱エリア13の限定された箇所に集中して照射されることはなく、所定面積を有する被加熱エリア13の全域を均一かつ一度に加熱することができる。
加熱装置10Aは、第1反射壁18が第1区画線L1の内側に略均一の強度分布の赤外線を照射する曲面形状に成形され、第2反射壁21が第2区画線L2の内側に略均一の強度分布の赤外線を照射する曲面形状に成形されているから、第1および第2区画線L1,L2の内側に画成された被加熱エリア13に照射される赤外線の強度の部分的な偏りを防ぐことができ、所定面積の被加熱エリア13全域を均一の強度分布の赤外線によって満遍なく加熱することができる。加熱装置10Aは、被加熱エリア13以外への赤外線の拡散を防ぐことができるから、装置10Aにおける熱損失が少なく、被加熱エリア13に対する赤外線の照射効率を向上させることができる。
図6は、他の一例として示す加熱装置10Bの斜視図であり、図7は、第2反射壁21を側面から示す加熱装置10Bの正面図である。図8は、図6の8−8線端面図であり、図9は、第1反射壁18A,18Cをヒーター管14の周り方向へ回転傾斜させた状態で示す加熱装置10Bの正面図である。図6では、被加熱エリア13を一点差線で示している。図8では、第1反射壁18の内周面16において反射する赤外線の状態を符号S1で示す。
なお、図8において図示する赤外線はその一部であり、すべての赤外線の図示は省略している。また、第2反射壁21の内周面19において反射する赤外線の状態は図5を援用し、その図示は省略する。図6,7では、前後方向(一方向)を矢印A、水平方向を矢印Bで示し、周り方向(ヒーター管14の周り方向)を矢印C(図7のみ)、縦方向(ヒーター管14の径方向)を矢印D(図7のみ)で示す。
この加熱装置10Bが図1のそれと異なるところは、反射構造物12が水平方向へ並ぶ複数個の第1反射壁18A〜18Cとそれら第1反射壁18A〜18Cの両端開口25を覆う一対の第2反射壁21とから形成され、それら第1反射壁18A〜18Cに被覆された複数個のヒーター管14A〜14Cが水平方向へ並んでいる点と、第1反射壁18A〜18Cがヒーター管14A〜14Cの周り方向へ旋回し、それら第1反射壁18A〜18Cが所定の角度で回転傾斜する点(図9参照)とにあり、その他の構成は図1の加熱装置10Aと同一であるから、図1と同一の符号を付すことで、この加熱装置10Bにおけるその他の構成の説明は省略する。
反射構造物12は、水平方向の断面形状が曲線を画く内周面16および外周面17を有する複数個の第1反射壁18A〜18Cと、縦方向の断面形状が曲線を画く内周面19および外周面20を有する一対の第2反射壁21とから形成されている。それら第1反射壁18A〜18Cと第2反射壁21とは、それらの当接部位において互いに接合されている。それら第1反射壁18A〜18Cと第2反射壁21とは、アルミやステンレス等の金属から作られている。
なお、図6では、3つの第1反射壁18A〜18Cを図示しているが、反射壁18の個数を3つに限定するものではなく、反射構造物12が2つの第1反射壁18または4つ以上の第1反射壁18を備えていてもよい。被加熱エリア13は、ヒーター管14の軸方向中心から第1反射壁18A,18Cの下端縁22を通る第1区画線L1(二点差線)(図8参照)によって区画されているとともに、ヒーター管14の両端における径方向中心から第2反射壁21の下端縁23を通る第2区画線L2(二点差線)(図5援用)によって区画されている。
それら第1反射壁18A〜18Cは、ヒーター管14A〜14Cをその上方から被覆するように、ヒーター管14A〜14Cの周り方向外方に位置して前後方向へ延びている。それら第1反射壁18A〜18Cは、水平方向へ所定寸法離間して並んでいる。なお、図示はしていないが、複数個の第1反射壁18A〜18Cが水平方向へ隣接して(それら第1反射壁18A〜18Cの下端縁22が互いに当接した状態)並んでいてもよい。第1反射壁18A〜18Cの内周面16および外周面17は、ヒーター管14の周り方向へ円弧を画き、ヒーター管14の外周面15を覆っている。第1反射壁18A〜18Cの内周面16には、鏡面加工が施されている。第1反射壁18A〜18Cの前後方向両端には、反射壁18A〜18Cの両端縁24に囲繞された両端開口25が画成されている。
第1反射壁18A〜18Cの内周面16は、そこにおいて反射した赤外線がヒーター管14の径方向中心と被加熱エリア13の第1端縁26とを結ぶ第1区画線L1の内側に照射される曲線形状に成形されている。さらに、第1区画線L1の内側に照射される赤外線の強度が略均一に分布する曲線形状に成形されている。第1反射壁18A〜18Cの下端縁22は、ヒーター管14の軸方向中心と被加熱エリア13の第1端縁26とを結ぶ第1区画線L1まで延びている。それら第1反射壁18A〜18C各々は、図9に示すように、ヒーター管14の周り方向へ旋回可能である。それら第1反射壁18A〜18Cに覆われたそれらヒーター管14の高さレベル(被加熱エリア13からヒーター管14までの高さ寸法)はすべて同一である。
図9では、3つの第1反射壁18A〜18Cのうち、水平方向両側に位置する反射壁18A,18Cが水平方向中央に位置する反射壁18Bに向かって所定の角度で傾斜している。図9は、3つのヒーター管14が1つの被加熱エリア13を共有し、1つのヒーター管14によって被加熱エリア13に赤外線を照射するよりも、高い強度の赤外線を被加熱エリア13に照射する例を示している。なお、中央に位置する第1反射壁18Bもヒーター管14の周り方向へ旋回可能である。それら第1反射壁18A〜18Cの旋回角度に特に限定はなく、360℃の範囲で自由に設定することができる。
第2反射壁21は、前後方向へ離間対向し、ヒーター管14の両端を包被するように、ヒーター管14の前後方向両側に位置して水平方向へ延びている。第2反射壁21の内周面19および外周面20は、ヒーター管14の前後方向外方へ向かって凸となるように縦方向へ円弧を画き、第1反射壁18A〜18Cの両端開口25を覆っている。第2反射壁21の内周面19には、鏡面加工が施されている。第1反射壁18A〜18Cと第2反射壁21との内側には、それら反射壁18A〜18C,21の内周面16,19に囲繞された反射スペース28が画成されている。
第2反射壁21の内周面19は、図1のそれと同様に、そこにおいて反射した赤外線がヒーター管14の両端における径方向中心と被加熱エリア13の第2端縁29とを結ぶ第2区画線L2の内側に照射される曲面形状に成形されている。さらに、第2区画線L2の内側に照射される赤外線の強度が略均一に分布する曲面形状に成形されている。第2反射壁21の下端縁23は、ヒーター管14の両端における径方向中心と被加熱エリア13の第2端縁29とを結ぶ第2区画線L2まで延びている。第2反射壁21の径方向への延出寸法は、第1反射壁18A〜18Cの周り方向への延出寸法よりも大きく、第1反射壁18A〜18Cの周り方向への延出寸法の2倍〜5倍である。
それら第1反射壁18A〜18Cや第2反射壁21の内周面16,19の曲面形状は、図1の反射壁18,21と同様に、特開2003−148747号公報に開示された反射壁の製造方法に基づいて設計されている。この加熱装置10Bにおける加熱・乾燥過程は、図1の加熱装置10Aにおけるそれと同一である。加熱装置10Bの設置高さや第1反射壁18A〜18Cの傾斜角度、ヒーター管14の温度は、被加熱エリア13の面積や加熱対象の種類、加熱時間等を総合的に勘案して決定する。
ヒーター管14から放射された赤外線は、ヒーター管14の外周面15から周り方向外方へ放射されて直接被加熱エリア13に向かう赤外線と、ヒーター管14の外周面15から反射スペース28内に放射されて第1反射壁18A〜18Cの内周面16に向かう赤外線と、ヒーター管14の外周面15から反射スペース28の前後方向外方へ放射されて第2反射壁21の内周面19に向かう赤外線とに区分される。
なお、第1反射壁18A〜18Cの傾斜角度によってそれら第1反射壁18A〜18Cで反射した赤外線を被加熱エリア13の所定の箇所に重複して照射させることができる。それら第1反射壁18A〜18Cによって反射した赤外線が被加熱エリア13の所定の箇所に重複して照射されると、その重複照射箇所における赤外線の強度が重複分だけ強くなり、重複照射箇所の加熱温度が高くなる。この加熱装置10Bでは、第1反射壁18A〜18Cの傾斜角度を調節することにより、被加熱エリア13の加熱温度を部分的に調節することができる。
また、第1反射壁18A〜18Cの傾斜角度によってそれら第1反射壁18A〜18Cで反射した赤外線を被加熱エリア13の所定の箇所に照射させないこともできる。それら第1反射壁18A〜18Cによって反射した赤外線が被加熱エリア13の所定の箇所に照射されないと、その箇所の加熱・乾燥が行われない。この加熱装置10Bでは、第1反射壁18A〜18Cの傾斜角度を調節することにより、被加熱エリア13のうちの非加熱箇所に赤外線を照射させないこともできる。
第1反射壁18A〜18Cに向かった赤外線は、図8に符号S1で示すように、反射壁18A〜18Cの内周面16において反射し、被加熱エリア13に向かって照射される。第1反射壁18A〜18Cの内周面16において反射した赤外線は、反射壁18A〜18Cを傾斜させない態様において被加熱エリア13のうちの限定された箇所に集中することはなく、エリア13の全域に満遍なく照射され、エリア13の全域を均一の赤外線強度で加熱する。第2反射壁21に向かった赤外線は、第2反射壁21の内周面19において反射し、被加熱エリア13に向かって照射される(図5援用)。第2反射壁21の内周面19において反射した赤外線は、被加熱エリア13のうちの限定された箇所に集中することはなく、エリア13の全域に満遍なく照射され、エリア13の全域を均一の赤外線強度で加熱する。被加熱エリア13は、その表面が赤外線に晒され、ヒーター管14から放射された赤外線によってその全域が均一に加熱される。
加熱装置10Bは、図1のそれが有する効果に加え、以下の効果を有する。加熱装置10Bは、1つのヒーター管14から赤外線を照射する場合と比較し、複数個のヒーター管14A〜14Cを利用してそれらヒーター管14A〜14Cから各赤外線を被加熱エリア13に重複させて照射することができ、被加熱エリアに照射される赤外線の強度を増加させることができる。加熱装置10Bは、複数個のヒーター管14A〜14Cから放射される赤外線を利用してその被加熱エリア13の全域を一度に満遍なく加熱することができるのみならず、高い強度の赤外線で被加熱エリア13を加熱することができるから、被加熱エリア13における加熱時間を短縮することができる。加熱装置10Bは、第2反射壁21がそれら第1反射壁ヒーター管18A〜18Cすべての両側開口25を覆うから、それら第1反射壁ヒーター管18A〜18Cの両端開口25からの赤外線の拡散が第2反射壁21によって確実に阻止され、第1反射壁18A〜18Cの両端開口25からの赤外線の漏出と前後方向への赤外線の拡散とを確実に防ぐことができる。
加熱装置10Bは、複数個の第1反射壁18A〜18Cに覆われたそれらヒーター管14A〜14Cの高さレベルがすべて同一であるから、それらヒーター管14A〜14Cから被加熱エリア13に照射される赤外線の強度分布をそれらヒーター管14A〜14Cすべてにおいて均一にすることができ、被加熱エリア13に照射される赤外線の強度分布の偏りを防ぐことができ、所定面積の被加熱エリア13の全域を均一の強度分布を有する赤外線によって一度に満遍なく加熱することができる。
加熱装置10Bは、それら第1反射壁18A〜18Cがヒーター管14A〜14Cの周り方向へ旋回可能であり、第1反射壁18A〜18Cを所定の角度に回転傾斜させることができるから、それらヒーター管14A〜14Cからの各赤外線を被加熱エリア13の所定の箇所に重複させて照射することができ、被加熱エリア13に照射させる赤外線の強度を部分的に強くすることができる。加熱装置10Bは、第1反射壁18A〜18Cを所定の角度に回転傾斜させることで、被加熱エリア13の所定の箇所における赤外線の重複照射を解除することができるから、被加熱エリア13に照射させる赤外線の強度を部分的に弱くすることができる。ゆえに、この加熱装置10Bは、被加熱エリア13における加熱対象物によって赤外線の強度分布を異ならせることができる。また、この加熱装置10Bは、それら第1反射壁18A〜18Cを所定の角度に回転傾斜させることで、赤外線の照射範囲を自由に決めることができ、赤外線が照射される被加熱エリア13の面積を任意に設定することができる。
それら加熱装置10A,10Bでは、電気ヒーター11に替えて、バーナー燃焼ユニットを熱源として利用することができる。バーナー燃焼ユニットは、バーナーと、前後方向へ直状に延びるヒーター管(熱源)と、燃焼ガスをバーナーからヒーター管に向かって給気する送風機と、バーナーにオイルまたはガスを供給する供給器と、燃焼をコントロールするコントローラとから形成されている。ヒーター管は、その断面形状が円形の円筒状に成形され、その外周面全域に放射物質が塗布されている。
バーナー燃焼ユニットでは、供給器からバーナーにオイルまたはガスが供給され、バーナーにおいてオイルやガスを燃焼させて所定温度の燃焼ガスを発生させる。燃焼ガスは、送風機によってバーナーからヒーター管に流入し、ヒーター管を通って排気管に排気される。ヒーター管は、燃焼ガスの流入によって加熱され、その外周面全域から周り方向外方へ赤外線を放射(発生)する。バーナー燃焼ユニットでは、バーナーへのオイルやガスの供給量や空気の給気量、送風機の出力等がコントローラによって調節され、燃焼ガスの燃焼温度が設定温度に保持される。
10A 加熱装置
10B 加熱装置
11 電気ヒーター
12 反射構造物
13 被加熱エリア
14 ヒーター管
14A ヒーター管
14B ヒーター管
14C ヒーター管
15 外周面
16 内周面
18 第1反射壁
19 内周面
21 第2反射壁
25 両端開口
26 第1端縁
29 第2端縁
L1 第1区画線
L2 第2区画線

Claims (6)

  1. 赤外線を放射する一方向へ長い熱源と、前記熱源から放射された赤外線を反射する反射構造物とを備え、前記熱源から放射された赤外線を所定面積の被加熱エリアに照射して該被加熱エリアを加熱する加熱装置において、
    前記反射構造物が、前記熱源の周り方向外方に位置して前記一方向へ延び、前記熱源の周り方向へ弧を画いて該熱源の外周面を覆う第1反射壁と、前記熱源の一方向両側に位置して前記一方向と交差する水平方向へ延び、前記熱源の径方向へ弧を画いて前記第1反射壁の両端開口を覆おう第2反射壁とから形成され、前記第2反射壁の前記径方向への延出寸法が、前記第1反射壁の前記周り方向への延出寸法よりも大きいことを特徴とする加熱装置。
  2. 前記第1反射壁が、前記熱源の軸方向中心と前記被加熱エリアの第1端縁とを結ぶ第1区画線の内側に前記赤外線が照射され、かつ、前記第1区画線の内側に照射される赤外線の強度が略均一に分布する曲面形状に成形されている請求項1記載の加熱装置。
  3. 前記第2反射壁が、前記熱源の径方向中心と前記被加熱エリアの第2端縁とを結ぶ第2区画線の内側に前記赤外線が照射され、かつ、前記第2区画線の内側に照射される赤外線の強度が略均一に分布する曲面形状に成形されている請求項1または請求項2に記載の加熱装置。
  4. 前記反射構造物では、複数個の前記第1反射壁とそれら第1反射壁に覆われた複数個の前記熱源とが前記水平方向へ並び、前記第2反射壁がそれら第1反射壁すべての両側開口を覆って前記水平方向へ延びている請求項1ないし請求項3いずれかに記載の加熱装置。
  5. 前記反射構造物では、前記複数個の第1反射壁に覆われたそれら熱源の高さレベルがすべて同一である請求項4記載の加熱装置。
  6. 前記複数個の第1反射壁各々が、前記熱源の周り方向へ旋回可能である請求項4または請求項5に記載の加熱装置。
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