JP3521803B2 - 足元暖房装置 - Google Patents

足元暖房装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭のシステムキ
ッチンや洗面台などの下端部に組み込まれる足元暖房装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】家庭のシステムキッチンや洗面台などの
前に立って炊事や洗面などを行うとき、冬季においては
足元が冷えるため、システムキッチンや洗面台などの下
端部に足元暖房装置を組み込んで足元を暖房することが
行われている。
【0003】家庭用の暖房装置としては、ヒータランプ
を熱源としたものが多く実用化されているが、例えば特
開平8−82424号公報に開示されているように、ケ
ーシング内に配置されたヒータランプを反射鏡で取り囲
んで赤外線をケーシング前面の開口部から放射させる反
射輻射型の暖房装置や、例えば特開平9−243176
号公報に開示されているように、ヒータランプの背後に
送風機を配置してケーシング前面の開口部から赤外線が
放射されるとともに温風も送り出されるようにした送風
型の暖房装置がある。そして、前記の足元暖房装置とし
ても、反射輻射型の暖房装置や送風型の暖房装置が利用
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、システムキ
ッチンや洗面台の内部には排水用やガス用の配管などが
配置されているので、足元暖房装置のケーシングをシス
テムキッチンや洗面台の下端部に組み込むときに、これ
らの配管などがケーシングと干渉し、限られた狭い範囲
にしかケーシングを組み込むことができない。従って、
赤外線が放射したり温風が送り出されるケーシング前面
の開口部の横幅も大きく取ることができない。このた
め、システムキッチンや洗面台などの前に立って炊事や
洗面などを行うとき、赤外線が放射したり温風が送り出
される開口部から離れた位置に立つことがある。ことに
システムキッチンの前で炊事する場合は、加熱調理や水
洗いなどの炊事の内容によって立つ位置が大きく異な
る。
【0005】このため、反射輻射型の足元暖房装置の場
合は、赤外線が放射されるケーシング前面の開口部の前
に立ったときは足元が良く暖房されるが、ケーシング前
面の開口部から外れた位置に立つと足元がほとんど暖房
されない不具合がある。また、送風型の足元暖房装置の
場合は、ケーシング前面の開口部から少し外れた位置に
立っても、この開口部から左右に広がって流れる温風で
足元が幾分暖房されるが、赤外線が直接足元に照射され
ず、暖房効果が小さい不具合がある。ヒータランプの出
力を大きくすると、開口部から左右に広がって流れる温
風の温度も上り、比較的広い範囲を暖房できるが、消費
電力が大きくなる問題点がある。
【0006】そこで本発明は、システムキッチンなどの
前の広い範囲にわたって足元を有効に暖房することがで
きる足元暖房装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、家庭のシステムキッチンや洗
面台などの下端部に組み込まれたケーシングの内部に、
ヒータランプとこのヒータランプを取り囲む反射鏡が配
置され、ケーシング前面に赤外線を放射する開口部が形
成された足元暖房装置において、反射鏡の背後に送風機
を配置するとともに、ヒータランプの管軸が互いに交差
するようにヒータランプを配置する。
【0008】また、請求項2の発明のように、2本のヒ
ータランプを、上から見たときに、ハの字状に配置する
のが好ましく、更には、請求項3の発明のように、反射
鏡の外表面に高輻射材料、例えばアルミナ・シリカを主
成分とするセラミック系コーティング剤を塗布するのが
好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、図面に基づいて本発明の
実施の形態を具体的に説明する。図1に示すように、足
元暖房装置のケーシング1は、例えばシステムキッチン
の下端部に組み込まれ、システムキッチンの前に立つと
足元が暖房されるようになっている。ケーシング1は、
大きさが、例えば460×240×76mmの扁平な箱
体であり、その前面に横長の開口部11が形成され、背
面に吸気用開口12が形成されている。そして、ケーシ
ング1の背面にはクロスフローファンからなる送風機4
が配置されている。
【0010】ケーシング1内には、例えば消費電力が8
0Wの管形ハロゲン白熱ランプからなるヒータランプ
2、およびヒータランプ2を取り囲む樋状の反射鏡3が
配置されており、ヒータランプ2から放射する赤外線が
直接、あるいは反射鏡3で反射されてケーシング1の開
口部11から照射される。反射鏡3の背面には、高輻射
材料35、例えばアルミナ・シリカを主成分とするセラ
ミック系コーティング剤が塗布されており、ヒータラン
プ2を点灯すると、高温になった反射鏡3から赤外線が
多く輻射する。
【0011】反射鏡3には、吸気孔31および排気孔3
2が形成されており、送風機4から送風された冷却風が
吸気孔31から反射鏡3内に入り、ヒータランプ2およ
び反射鏡3の内面を冷却して温風となり、排気孔32か
ら排出される。また、反射鏡3の背面を冷却する冷却風
も温風となり、排気孔32から排出される温風とともに
開口部11から排出され、開口部11から照射される赤
外線とともに暖房に供される。反射鏡3の前面はガラス
板33で覆われ、水などがヒータランプ2にかからない
ようになっている。また、反射鏡3の上下には、遮熱板
13が配置され、ケーシング1が高温になるのを防止す
るとともに、反射鏡3の背面を通る冷却風が反射鏡3に
接近し、反射鏡3の背面に高輻射材料35が塗布されて
いることと相俟って効率良く温風になるようになってい
る。
【0012】ここで、図2に示すように、2個の反射鏡
3の反射面が角度を持って互いに向き合う状態で、2本
のヒータランプ2がハの字状に同一平面内に配置されて
いる。つまり、ヒータランプ2の管軸は、互いの仮想線
L,Lが例えば90゜の角度で配置されている。従っ
て、ヒータランプ2から放射する赤外線は、開口部11
と直交方向ではなく、斜め方向に左右に広がって照射さ
れる。そして、送風機4から送られる温風は、開口部1
1から送り出されるとき、開口部11の左右方向にも広
がって流れるので、開口部11前方の広い領域が温風に
よって暖房されるが、赤外線も開口部11から斜め方向
に左右に広がって照射されるので、左右に広がる赤外線
と温風の暖房効果が相乗的に影響し合い、広い範囲にわ
たって足元を有効に暖房できる。ヒータランプ2の管軸
の仮想線L,Lが交わる角度は、赤外線ができるたけ開
口部11から斜め方向に大きく広がって照射されるよう
に、開口部11の横幅やヒータランプ2の長さなどに基
づいて適宜決定される。
【0013】ヒータランプ2が、図3(A)に示すよう
に、バルブの両端部分がハの字状に屈曲されたものや、
図3(B)に示すように、バルブが円弧状のものであれ
ば、1本のヒータランプであってもよい。図3(A)に
示すヒータランプ2は、屈曲した部分の管軸の仮想線
L,Lが角度をもって交差しており、図3(B)に示す
ヒータランプ2は、バルブの接線を管軸とすると、両端
近傍部分の管軸の仮想線L,Lが角度をもって交差して
いる。従ってこれらの場合も、ヒータランプ2から放射
する赤外線は、開口部11から斜め方向に左右に広がっ
て照射される。
【0014】ケーシング1の前面には、図2に示すよう
に、電源スイッチ14および異状表示灯15が取り付け
られており、開口部11の近傍に温度ヒューズ16が配
置されている。そして、万一過熱によって温度ヒューズ
16が切れると、ヒータランプ2への通電が自動的に中
止されるとともに、異状表示灯15が点灯して異状を知
らせるようになっている。
【0015】しかして、電源スイッチ14をONする
と、ヒータランプ2が点灯するとともに送風機4が作動
する。従って、前述のとおり、温風が送風機4によって
ケーシング1の開口部11から送り出されて左右にも広
がるとともに、ヒータランプ2はその管軸の仮想線L,
Lが角度をもって交差しているので赤外線が開口部11
から斜め方向に大きく広がって照射され、左右に広がる
赤外線の暖房効果と同じく左右に広がる温風の暖房効果
が相乗的に影響し合い、広い範囲にわたって有効な暖房
効果を得ることができる。このため、開口部11から離
れた位置に立っても効率良く足元が暖房される。図4
は、本発明の足元暖房装置の暖房温度の分布曲線の1例
を示すが、システムキッチンなどの前の広い範囲にわた
って高い暖房温度が得られ、開口部11から離れた位置
に立っても効率良く足元が暖房されることを示してい
る。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、家庭の
システムキッチンや洗面台などの下端部に組み込まれた
ケーシングの内部に、ヒータランプとこのヒータランプ
を取り囲む反射鏡が配置され、ケーシング前面に赤外線
を放射する開口部が形成された足元暖房装置において、
反射鏡の背後に送風機を配置するとともに、ヒータラン
プの管軸が互いに交差するようにヒータランプを配置す
るので、システムキッチンなどの前の広い範囲にわたっ
て足元を有効に暖房することが可能な足元暖房装置とす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の断面図である。
【図2】本発明実施例の平面図および正面図である。
【図3】他の実施例の説明図である。
【図4】暖房温度の分布曲線図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 11 開口部 12 吸気開口 13 遮熱板 2 ヒータランプ 3 反射鏡 31 反射鏡の吸気孔 32 反射鏡の排気孔 33 ガラス板 35 高輻射材料 4 送風機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24H 3/04 302

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング内部に、ヒータランプとこの
    ヒータランプを取り囲む反射鏡が配置され、該ケーシン
    グ前面に赤外線を放射する開口部が形成された足元暖房
    装置において、 前記ケーシング内には、該反射鏡の背後に送風機が配置
    されるとともに、該ヒータランプは、その管軸が互いに
    交差するように配置されたことを特徴とする足元暖房装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の足元暖房装置において、
    2本のヒータランプがハの字状に配置されたことを特徴
    とする足元暖房装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の足元暖房装置において、
    反射鏡の外表面に高輻射材料が塗布されたことを特徴と
    する足元暖房装置。
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