JP2011048425A5 - - Google Patents
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前記課題を解決するため、本発明のタッチパネルの一態様は、第1の抵抗膜が形成された第1の基板と、前記第1の基板と接合する枠状のシール材を介して前記第1の基板と所定の間隙を保ち、前記第1の抵抗膜と対向するよう配置され、第2の抵抗膜が形成された第2の基板と、前記第1の基板と前記第2の基板との間における前記シール材によって囲まれた領域に封入された液体または液晶と、前記液体または液晶の温度を検出する温度センサと、前記第1の抵抗膜の2点間に第1の電圧を印加し、前記第2の抵抗膜の前記2点間とは異なる方向の2点間に第2の電圧を印加し、前記第1の抵抗膜が前記第2の抵抗膜に接触した位置の前記第1の電圧及び前記第2の電圧のそれぞれの印加方向における電圧値に基づきタッチ位置を検出するタッチ位置検出手段と、前記第1の抵抗膜の2点間に前記第1の電圧よりも高い第3の電圧、或いは前記第2の抵抗膜の2点間に前記第2の電圧よりも高い第4の電圧のうちの少なくとも一方の電圧を印加し、前記第1の抵抗膜或いは前記第2の抵抗膜のうちの少なくとも一方を発熱させ、前記液体または液晶を加熱するタッチパネル加熱手段と、前記温度センサにより検出した前記液体または液晶の温度に応じて、前記タッチ位置検出手段と前記タッチパネル加熱手段とを選択的に切換え、前記液体または液晶の温度を所定温度範囲に制御するタッチパネル駆動制御手段と、を有する、ことを特徴とする。
前記課題を解決するため、本発明のタッチパネル付き表示装置の一態様は、第1の抵抗膜が形成された第1の基板と、前記第1の基板と接合する枠状のシール材を介して前記第1の基板と所定の間隙を保ち、前記第1の抵抗膜と対向するよう配置され、第2の抵抗膜が形成された第2の基板と、前記第1の基板と前記第2の基板との間における前記シール材によって囲まれた領域に封入された液体または液晶と、前記液体または液晶の温度を検出する温度センサと、前記第1の抵抗膜の2点間に第1の電圧を印加し、前記第2の抵抗膜の前記2点間とは異なる方向の2点間に第2の電圧を印加し、前記第1の抵抗膜が前記第2の抵抗膜に接触した位置の前記第1の電圧及び前記第2の電圧のそれぞれの印加方向における電圧値に基づきタッチ位置を検出するタッチ位置検出手段と、前記第1の抵抗膜の2点間に前記第1の電圧よりも高い第3の電圧、或いは前記第2の抵抗膜の2点間に前記第2の電圧よりも高い第4の電圧のうちの少なくとも一方の電圧を印加し、前記第1の抵抗膜或いは前記第2の抵抗膜のうちの少なくとも一方を発熱させ、前記液体または液晶を加熱するタッチパネル加熱手段と、前記温度センサにより検出した前記液体または液晶の温度に応じて、前記タッチ位置検出手段と前記タッチパネル加熱手段とを選択的に切換え、前記液体または液晶の温度を所定温度範囲に制御するタッチパネル駆動制御手段と、を備えるタッチパネルを、表示パネルの表示面に積層し、前記第1の抵抗膜の2点間に前記第1の電圧を印加し、前記第2の抵抗膜の前記2点間とは異なる方向の2点間に前記第2の電圧を印加し、前記第1の基板と前記第2の基板との何れかの基板に外部からタッチ圧力が作用した際の撓み変形により前記第1の抵抗膜と前記第2の抵抗膜とが接触した位置の前記第1の電圧及び前記第2の電圧のそれぞれの印加方向における電圧値に基づきタッチ位置を検出するタッチ位置検出手段と、前記第1の抵抗膜の2点間に前記第1の電圧よりも高い第3の電圧、或いは前記第2の抵抗膜の2点間に前記第2の電圧よりも高い第4の電圧のうちの少なくとも一方の電圧を印加し、前記第1の抵抗膜或いは前記第2の抵抗膜のうちの少なくとも一方を発熱させ、前記液体または液晶を加熱するタッチパネル加熱手段と、前記第1の温度センサにより検出した前記液体または液晶の温度と、前記タッチ位置検出手段による前記第1の電圧及び前記第2の電圧の印加と、前記タッチパネル加熱手段による前記第3の電圧及び/又は前記第4の電圧の印加とを選択的に切換え、前記液体または液晶の温度を適正範囲内に制御するタッチパネル駆動制御手段と、を備える、ことを特徴とする。
前記課題を解決するため、本発明のタッチパネル付き液晶表示装置の一態様は、第1の抵抗膜が形成された第1の基板と、前記第1の基板と接合する枠状のシール材を介して前記第1の基板と所定の間隙を保ち、前記第1の抵抗膜と対向するよう配置され、第2の抵抗膜が形成された第2の基板と、前記第1の基板と前記第2の基板との間における前記シール材によって囲まれた領域に封入された液体または液晶と、前記液体または液晶の温度を検出する第1の温度センサと、前記第1の抵抗膜の2点間に第1の電圧を印加し、前記第2の抵抗膜の前記2点間とは異なる方向の2点間に第2の電圧を印加し、前記第1の抵抗膜が前記第2の抵抗膜に接触した位置の前記第1の電圧及び前記第2の電圧のそれぞれの印加方向における電圧値に基づきタッチ位置を検出するタッチ位置検出手段と、前記第1の抵抗膜の2点間に前記第1の電圧よりも高い第3の電圧、或いは前記第2の抵抗膜の2点間に前記第2の電圧よりも高い第4の電圧のうちの少なくとも一方の電圧を印加し、前記第1の抵抗膜或いは前記第2の抵抗膜のうちの少なくとも一方を発熱させ、前記液体または液晶を加熱するタッチパネル加熱手段と、前記第1の温度センサにより検出した前記液体または液晶の温度に応じて、前記タッチ位置検出手段と前記タッチパネル加熱手段とを選択的に切換え、前記液体または液晶の温度を所定温度範囲に制御するタッチパネル駆動制御手段と、を備えるタッチパネルを、第3の基板と第4の基板との間に液晶層を挟持し、前記液晶層の温度を検出する第2の温度センサを備えた液晶表示パネルの表示面に積層し、前記第1の抵抗膜の2点間に第1の電圧を印加し、前記第2の抵抗膜の前記2点間とは異なる方向の2点間に第2の電圧を印加し、前記第1の基板と前記第2の基板の何れかの基板に外部からタッチ圧力が作用した際の撓み変形により前記第1の抵抗膜と前記第2の抵抗膜とが接触した位置の前記第1、第2電圧のそれぞれの印加方向における電圧値に基づきタッチ位置を検出するタッチ位置検出手段と、前記第1の抵抗膜の2点間に前記第1の電圧よりも高い第3の電圧、或いは前記第2の抵抗膜の2点間に前記第2の電圧よりも高い第4の電圧のうちの少なくとも一方の電圧を印加し、前記第1の抵抗膜或いは前記第2の抵抗膜のうちの少なくとも一方を発熱させ、前記液体または液晶を加熱するタッチパネル加熱手段と、前記第1の温度センサにより検出した前記液体または液晶の温度と、前記第2の温度センサにより検出した前記液晶表示パネルの液晶層の温度に応じて、前記タッチ位置検出手段による前記第1の電圧及び前記第2の電圧の印加と、前記タッチパネル加熱手段による前記第3の電圧及び/又は前記第4の電圧の印加とを選択的に切換え、前記タッチパネルの発熱を前記液晶パネルに熱伝導することにより、前記液体または液晶の温度と前記液晶層の温度とをそれぞれの適正範囲内に制御するタッチパネル駆動制御手段と、を備える、ことを特徴とする。
本発明によれば、環境温度変化による誤動作を確実に防止した抵抗膜方式のタッチパネルとこれを搭載した表示装置を提供することができる。
タッチパネル1は、図2〜図5に示されるように、互いに対向させて配置されたタッチ側とその反対側(以下、反タッチ側という)の一対の透明基板11,12と、これら一対の透明基板11,12の対向する各内面の周囲縁辺部を除く略全面にわたりそれぞれ被設された第1と第2の透明な抵抗膜13,14と、タッチ側透明基板11の第1の抵抗膜13表面における複数の位置にそれぞれ予め定めた高さに突設された複数の突起状接点15と、前記第1の基板と前記第2の基板との間隙を、前記複数の突起状接点の高さよりも大きい値に規定する絶縁性スペーサ16と、前記一対の透明基板を所定の間隙を保って密閉接合する枠状のシール材17と、本例では反タッチ側基板12の内面でシール材17と第2の抵抗膜14間に配設されている温度センサ18と、前記一対の透明基板11,12間の前記シール材17により囲まれた空間内に封入された絶縁性液体または絶縁性液晶19と、等で構成されている。
図4(b)において、反タッチ側透明基板12の内面で、第2の各抵抗膜14の一方(リード配線引き出し側とは反対側)の端部とシール材17の配設予定位置との間に、タッチパネル用温度センサ18が配設されている。このタッチパネル用温度センサ18は、センサリード配線181を介して、突出縁部121のもう一方の端部に配設されているセンサ用接続端子182に電気接続されている。センサ用接続端子182の両サイドには、ヒータ用接続端子145a、145bがそれぞれ平行に並設されている。これらヒータ用接続端子145a、145bと第2の電極141a、141bは、それぞれ、ヒータリード配線144a、144bにより電気接続されている。これらタッチパネル1の温度制御に関与する3個の接続端子145a、145b、182も、突出縁部121の他方の端部側(タッチ位置検出用接続端子列側とは反対側)にまとめて互いに平行に並設したから、タッチパネル1に電気接続される温度制御回路5(図5参照)の実装作業性がより向上する。
そして、本実施形態のタッチパネル付き液晶表示装置には、駆動制御装置として、図5に示すように、タッチ位置検出回路4、タッチパネル温度制御回路5、前記タッチ位置検出回路4のタッチ位置検出手段46と前記タッチパネル温度制御回路5のタッチパネル温度制御手段53とを制御するタッチパネル駆動制御手段6、液晶表示パネル駆動手段7を備えた液晶表示パネル駆動回路8、及び前記タッチパネル駆動制御手段6と液晶表示パネル駆動手段7とを制御することにより本装置全体を統括的に制御するタッチパネル―液晶表示パネル制御手段9、が装備されている。
タッチ位置検出回路4は、第1〜第3の導通切換スイッチ41、42、43、定電圧電源44、タッチ位置の電位を測定するための電圧測定器45、及びタッチ位置検出手段46からなる。第1、第2の導通切換スイッチ41、42は、定電圧電源44による電圧印加回路を第1の抵抗膜13と第2の各抵抗膜14との間で切り換えるためのスイッチであり、第3の導通切換回路43はタッチ位置における電圧値の検出回路を切り換えるためのスイッチである。タッチ位置検出手段46は、第1〜第3の導通切換スイッチ41、42、43の切換を制御し、X、Y軸各方向に交互に電圧を印加し、その都度、電圧測定器45によりタッチ位置の電圧値を読み取り、これらのデータからX、Y座標で表されるタッチ位置を算出する。
タッチパネル温度制御回路5は、ヒータ用電源51、通電路開閉スイッチ52、並びに、前記タッチパネル用温度センサ18及び液晶温度センサ26と信号線で接続され、それら両センサ17、26から出力される温度検出信号に応じて通電開閉スイッチ52を開閉制御し、タッチパネル1内に密封された絶縁性液体または絶縁性液晶19と液晶表示パネル2の基板間に封止された液晶の温度を適正範囲内に制御するタッチパネル温度制御手段53、から成る。ここで、ヒータ用電源51の出力電圧の大きさは、前記タッチ位置検出用の定電圧電源44による出力電圧(本例では5Vに設定)に比べて充分に大きい20Vに設定されている。
タッチパネル駆動制御手段6は、ヒータ・オン情報を受けたら、操作者によるタッチパネル操作を禁止するための信号を、前記タッチパネル―液晶表示パネル制御手段9に出力する。タッチパネル―液晶表示パネル制御手段9は、液晶表示パネル駆動手段7にタッチパネル操作を禁止するための信号を出力し、その旨の表示、例えば「タッチ入力不可」を液晶表示パネル2に表示させる。この状態においては、たとえ操作者がタッチ入力操作を行っても、タッチパネル駆動制御手段6はその操作によるタッチ位置検出手段46からの入力情報の受け入れを拒否する。
タッチパネル駆動制御手段6は、タッチパネル温度制御手段53から送られるヒータ電圧の印加停止情報に応じて、タッチ位置検出動作を開始する旨の信号を前記タッチパネル―液晶表示パネル制御回路9に出力し、液晶表示パネル2における「タッチ入力不可」の表示を解除させる。そして、この後は、操作者によるタッチ入力操作か行われたら、タッチ位置検出手段46がそのタッチ位置を前述した演算方法により算出し、算出した位置検出情報をタッチパネル駆動手段6に出力する。タッチパネル駆動手段6は、入力されたタッチ位置検出情報を前記タッチパネル―液晶表示パネル制御手段9に送る。
前記タッチパネル温度制御手段53は、温度T1が下限温度まで低下した時点で、再度、ヒータ電圧をオンさせると共に、そのヒータ・オン情報を駆動制御手段5に送る。ヒータ・オン情報を受けた駆動制御手段5は、再び、液晶表示パネル1に「タッチ入力不可」を表示させる信号を送る。
また、タッチパネル温度制御手段53は、温度T1だけでなく温度T2も並行して検出しており、温度T2が設定温度よりも低下した場合は、温度T1が下限温度以上であってもヒータをオンさせ、液晶表示パネル1に「タッチ入力不可」を表示させる。
Claims (16)
- 第1の抵抗膜が形成された第1の基板と、
前記第1の基板と接合する枠状のシール材を介して前記第1の基板と所定の間隙を保ち、前記第1の抵抗膜と対向するよう配置され、第2の抵抗膜が形成された第2の基板と、
前記第1の基板と前記第2の基板との間における前記シール材によって囲まれた領域に封入された液体または液晶と、
前記液体または液晶の温度を検出する温度センサと、
前記第1の抵抗膜の2点間に第1の電圧を印加し、前記第2の抵抗膜の前記2点間とは異なる方向の2点間に第2の電圧を印加し、前記第1の抵抗膜が前記第2の抵抗膜に接触した位置の前記第1の電圧及び前記第2の電圧のそれぞれの印加方向における電圧値に基づきタッチ位置を検出するタッチ位置検出手段と、
前記第1の抵抗膜の2点間に前記第1の電圧よりも高い第3の電圧、或いは前記第2の抵抗膜の2点間に前記第2の電圧よりも高い第4の電圧のうちの少なくとも一方の電圧を印加し、前記第1の抵抗膜或いは前記第2の抵抗膜のうちの少なくとも一方を発熱させ、前記液体または液晶を加熱するタッチパネル加熱手段と、
前記温度センサにより検出した前記液体または液晶の温度に応じて、前記タッチ位置検出手段と前記タッチパネル加熱手段とを選択的に切換え、前記液体または液晶の温度を所定温度範囲に制御するタッチパネル駆動制御手段と、
を有する、
ことを特徴とするタッチパネル。 - 前記第1の抵抗膜には第1の電極対が対向配置され、前記第2の抵抗膜には前記第1の電極対の対向方向とは直交する方向に第2の電極対が対向配置され、前記第1の電圧と前記第3の電圧は前記第1の電極対を介し、前記第2の電圧と前記第4の電圧は前記第2の電極対を介して印加されることを特徴とする請求項1に記載のタッチパネル。
- 前記第1の抵抗膜に第1の電極対と第3の電極対とが互いに直交する方向に対向配置され、前記第2の抵抗膜に前記第1の電極対の対向方向とは直交する方向に第2の電極対が対向配置され、前記第1の電圧は前記第1の電極対を介し、前記第3の電圧は前記第3の電極対を介し、前記第2の電圧は前記第2の電極対を介して、それぞれ印加されることを特徴とする請求項1に記載のタッチパネル。
- 前記第2の抵抗膜に第2の電極対と第4の電極対とが互いに直交する方向に対向配置され、前記第1の抵抗膜に前記第2の電極対の対向方向とは直交する方向に第1の電極対が対向配置され、前記第2の電圧は前記第2の電極対を介し、前記第4の電圧は前記第4の電極対を介し、前記第1の電圧は前記第1の電極対を介して、それぞれ印加されることを特徴とする請求項1に記載のタッチパネル。
- 前記第1の抵抗膜には第1の電極対と第3の電極対とがそれぞれ直交する方向に対向配置され、前記第2の抵抗膜には前記第1の電極対の対向方向とは直交する方向に第2の電極対が対向配置されると共に前記第3の電極対の対向方向とは直交する方向に第4の電極対が対向配置され、前記第1乃至第4の電圧はそれぞれ前記第1乃至第4の電極対を介して印加されることを特徴とする請求項2に記載のタッチパネル。
- 前記第1、第2の抵抗膜は共に矩形をなし、前記第1乃至第4の電極対はそれぞれの対応する抵抗膜の端縁に沿って配設されていることを特徴とする請求項2乃至請求項5のうちの何れかの請求項に記載のタッチパネル。
- 前記第1、第2の抵抗膜はITO(indium tin oxide)からなり、前記第1乃至第4の電極対は金属ペーストで形成されていることを特徴とする請求項6に記載のタッチパネル。
- 前記シール材によって囲まれた領域に、前記第1の基板から前記第2の基板に、または前記第2の基板から前記第1の基板に向かって突出し、且つ対向する基板との間にすきまを与えるように形成された突起状接点が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のうちの何れかの請求項に記載のタッチパネル。
- 前記突起状接点は、突起状に形成された樹脂部と、前記樹脂部を覆う前記第1または第2の抵抗膜と、からなることを特徴とする請求項8に記載のタッチパネル。
- 前記シール材によって囲まれた領域に配置され、前記第1の基板と前記第2の基板との間隙を、前記複数の突起状接点の高さよりも大きい値に規定する絶縁性スペーサが形成されていることを特徴とする請求項8に記載のタッチパネル。
- 前記絶縁性スペーサは、前記第1の抵抗膜と前記第2の抵抗膜とのうち、何れか一方の抵抗膜上に設けられ、先端が他方の抵抗膜に当接する柱状スペーサであることを特徴とする請求項10に記載のタッチパネル。
- 前記液体または液晶は、所定の抵抗値である請求項1乃至請求項11のうちの何れかの請求項に記載のタッチパネル。
- 前記タッチパネル駆動制御手段は、前記液体または液晶の温度が前記所定温度範囲の下限温度よりも低いときに前記加熱手段による加熱を実施し、前記所定範囲の上限温度に到達した時点で前記加熱手段による加熱を停止した後、前記位置検出手段によるタッチ位置検出を実施することを特徴とする請求項1乃至請求項12のうちの何れかの請求項に記載のタッチパネル。
- 第1の抵抗膜が形成された第1の基板と、
前記第1の基板と接合する枠状のシール材を介して前記第1の基板と所定の間隙を保ち、前記第1の抵抗膜と対向するよう配置され、第2の抵抗膜が形成された第2の基板と、
前記第1の基板と前記第2の基板との間における前記シール材によって囲まれた領域に封入された液体または液晶と、
前記液体または液晶の温度を検出する温度センサと、
前記第1の抵抗膜の2点間に第1の電圧を印加し、前記第2の抵抗膜の前記2点間とは異なる方向の2点間に第2の電圧を印加し、前記第1の抵抗膜が前記第2の抵抗膜に接触した位置の前記第1の電圧及び前記第2の電圧のそれぞれの印加方向における電圧値に基づきタッチ位置を検出するタッチ位置検出手段と、
前記第1の抵抗膜の2点間に前記第1の電圧よりも高い第3の電圧、或いは前記第2の抵抗膜の2点間に前記第2の電圧よりも高い第4の電圧のうちの少なくとも一方の電圧を印加し、前記第1の抵抗膜或いは前記第2の抵抗膜のうちの少なくとも一方を発熱させ、前記液体または液晶を加熱するタッチパネル加熱手段と、
前記温度センサにより検出した前記液体または液晶の温度に応じて、前記タッチ位置検出手段と前記タッチパネル加熱手段とを選択的に切換え、前記液体または液晶の温度を所定温度範囲に制御するタッチパネル駆動制御手段と、を備えるタッチパネルを、
表示パネルの表示面に積層し、
前記第1の抵抗膜の2点間に前記第1の電圧を印加し、前記第2の抵抗膜の前記2点間とは異なる方向の2点間に前記第2の電圧を印加し、前記第1の基板と前記第2の基板との何れかの基板に外部からタッチ圧力が作用した際の撓み変形により前記第1の抵抗膜と前記第2の抵抗膜とが接触した位置の前記第1の電圧及び前記第2の電圧のそれぞれの印加方向における電圧値に基づきタッチ位置を検出するタッチ位置検出手段と、
前記第1の抵抗膜の2点間に前記第1の電圧よりも高い第3の電圧、或いは前記第2の抵抗膜の2点間に前記第2の電圧よりも高い第4の電圧のうちの少なくとも一方の電圧を印加し、前記第1の抵抗膜或いは前記第2の抵抗膜のうちの少なくとも一方を発熱させ、前記液体または液晶を加熱するタッチパネル加熱手段と、
前記第1の温度センサにより検出した前記液体または液晶の温度と、前記タッチ位置検出手段による前記第1の電圧及び前記第2の電圧の印加と、前記タッチパネル加熱手段による前記第3の電圧及び/又は前記第4の電圧の印加とを選択的に切換え、前記液体または液晶の温度を適正範囲内に制御するタッチパネル駆動制御手段と、
を備える、
ことを特徴とするタッチパネル付き表示装置。 - 第1の抵抗膜が形成された第1の基板と、
前記第1の基板と接合する枠状のシール材を介して前記第1の基板と所定の間隙を保ち、前記第1の抵抗膜と対向するよう配置され、第2の抵抗膜が形成された第2の基板と、
前記第1の基板と前記第2の基板との間における前記シール材によって囲まれた領域に封入された液体または液晶と、
前記液体または液晶の温度を検出する第1の温度センサと、
前記第1の抵抗膜の2点間に第1の電圧を印加し、前記第2の抵抗膜の前記2点間とは異なる方向の2点間に第2の電圧を印加し、前記第1の抵抗膜が前記第2の抵抗膜に接触した位置の前記第1の電圧及び前記第2の電圧のそれぞれの印加方向における電圧値に基づきタッチ位置を検出するタッチ位置検出手段と、
前記第1の抵抗膜の2点間に前記第1の電圧よりも高い第3の電圧、或いは前記第2の抵抗膜の2点間に前記第2の電圧よりも高い第4の電圧のうちの少なくとも一方の電圧を印加し、前記第1の抵抗膜或いは前記第2の抵抗膜のうちの少なくとも一方を発熱させ、前記液体または液晶を加熱するタッチパネル加熱手段と、
前記第1の温度センサにより検出した前記液体または液晶の温度に応じて、前記タッチ位置検出手段と前記タッチパネル加熱手段とを選択的に切換え、前記液体または液晶の温度を所定温度範囲に制御するタッチパネル駆動制御手段と、を備えるタッチパネルを、
第3の基板と第4の基板との間に液晶層を挟持し、前記液晶層の温度を検出する第2の温度センサを備えた液晶表示パネルの表示面に積層し、
前記第1の抵抗膜の2点間に第1の電圧を印加し、前記第2の抵抗膜の前記2点間とは異なる方向の2点間に第2の電圧を印加し、前記第1の基板と前記第2の基板の何れかの基板に外部からタッチ圧力が作用した際の撓み変形により前記第1の抵抗膜と前記第2の抵抗膜とが接触した位置の前記第1、第2電圧のそれぞれの印加方向における電圧値に基づきタッチ位置を検出するタッチ位置検出手段と、
前記第1の抵抗膜の2点間に前記第1の電圧よりも高い第3の電圧、或いは前記第2の抵抗膜の2点間に前記第2の電圧よりも高い第4の電圧のうちの少なくとも一方の電圧を印加し、前記第1の抵抗膜或いは前記第2の抵抗膜のうちの少なくとも一方を発熱させ、前記液体または液晶を加熱するタッチパネル加熱手段と、
前記第1の温度センサにより検出した前記液体または液晶の温度と、前記第2の温度センサにより検出した前記液晶表示パネルの液晶層の温度に応じて、前記タッチ位置検出手段による前記第1の電圧及び前記第2の電圧の印加と、前記タッチパネル加熱手段による前記第3の電圧及び/又は前記第4の電圧の印加とを選択的に切換え、前記タッチパネルの発熱を前記液晶パネルに熱伝導することにより、前記液体または液晶の温度と前記液晶層の温度とをそれぞれの適正範囲内に制御するタッチパネル駆動制御手段と、
を備える、
ことを特徴とするタッチパネル付き液晶表示装置。 - 前記タッチパネル駆動制御手段は、前記液晶表示パネルの温度の適正範囲における下限温度を前記タッチパネルの温度の適正範囲内に設定し、前記液晶表示パネルの温度が設定された前記下限温度よりも低いときには前記タッチパネル加熱手段による加熱をヒータ・オン実施することを特徴とする請求項15に記載のタッチパネル付き液晶表示装置。
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