JP2011048033A - 照明装置及び撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型の構成で撮影方向の照明とバウンス光の発光が可能で発光準備にかかる時間が短い照明装置及び撮像装置を提供する。
【解決手段】照明装置は、光学部材15の射出面15aから照明光を被写体に向けて照射する直接光発光部と、直接光発光部とは異なる方向の照射光軸を有して、光学部材15の射出面15aとは異なる射出面15bからバウンス光を照射するバウンス発光部と、を有する。光学部材15は、異なる二つの入射面を有し、2種類の照明光の光路を分離する。
【選択図】図2

Description

本発明は、照明装置及び撮像装置に関する。
特許文献1は、バウンス撮影を可能にするため、射出方向を撮影方向に向けた姿勢と、射出方向を斜め上方に向けた姿勢との間で発光部を回転可能に支持するカメラを提案している。特許文献2は、カメラ本体に複数の発光部を設けてそれらを撮影方向に向け、交互又は順番に発光させるカメラを提案している。
特開平09−061899号公報(図1) 特開2005−134711公報(図1)
特許文献1の照明装置は、発光部を回転する機構が複雑、大型かつコスト高であり、また、回転に時間がかかってシャッターチャンスを逃す可能性もあった。特許文献2の照明装置は、射出方向が一つでバウンス機能がなく、各発光部が独立しているので大型化するという問題があった。
本発明は、小型の構成で撮影方向の照明とバウンス光の発光が可能で発光準備にかかる時間が短い照明装置及び撮像装置を提供することを例示的な目的とする。
本発明の一側面としての照明装置は、撮像装置の撮像装置本体に設けられる照明装置であって、光学部材の第1射出面から第1照明光を被写体に向けて照射する第1発光部と、前記第1発光部とは異なる方向の照射光軸を有して、前記光学部材の第1射出面とは異なる第2射出面からバウンス光としての第2照明光を照射する第2発光部と、を有することを特徴とする。
本発明は、小型の構成で撮影方向の照明とバウンス光の発光が可能で発光準備にかかる時間が短い照明装置及び撮像装置を提供することができる。
実施例1のカメラ(撮像装置)の斜視図である。 図1に示す照明装置の部分拡大断面図である。 図1に示す照明装置の部分拡大断面図である。 図2に示す照明装置の原理を説明する断面図である。 図3に示す照明装置の原理を説明する断面図である。 実施例2のカメラ(撮像装置)の正面図である。 図6に示す照明装置の部分拡大断面図である。 図6に示す照明装置の部分拡大断面図である。 図7に示す照明装置の原理を説明する断面図である。 図8に示す照明装置の原理を説明する断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の照明装置と撮像装置について説明する。
図1は実施例1のカメラ(撮像装置)の前方斜視図である。カメラは略直方体形状を有する。図1では、X軸をカメラの長さ方向、Y軸をカメラの高さ方向、Z軸をカメラの奥行き方向に設定しており、これは他の図でも同様である。
図1において、1はカメラ本体(撮像装置本体)、2はカメラ本体1の前面ほぼ中央に設けられた撮影レンズ鏡筒部、3は照明装置、4はレリーズボタン、5はカメラの各種モードを切り替えるための操作ボタンである。また、6は外光の明るさを測定する測光装置の覗き窓、7はファインダーの覗き窓である。なお、カメラは、他のカメラ(一眼レフカメラやビデオカメラ等)であってもよい。
図2及び図3は照明装置3の近傍のYZ断面図であり、図2は前側にある被写体(撮影方向)に光束を照射する場合、図3はバウンス発光する場合を示している。図2及び図3では、各発光部の光源中心から射出した代表光線の光線追跡も合わせて示している。
照明装置3は、図1に示すように、カメラ本体1の右上に横型に(X軸方向に延びるように)配置され、一部はカメラ本体1の上面に回り込んでいる。照明装置3は、図2及び図3に示すように、第1発光管11、第2発光管12、第1反射部材13、第2反射部材14及び光学部材15を有する。
第1発光管11と第1反射部材13を含む発光部(第1発光部)は、被写体に向けて(撮影方向に)照明光(第1照明光)を直接に照射するために、以下、「直接光発光部」と呼ぶ場合がある。また、第2発光管12と第2反射部材14を含む発光部(第2発光部)はバウンス光(第2照明光)を照射するために、以下、「バウンス発光部」と呼ぶ場合がある。
直接光発光部とバウンス発光部は光学部材15を共通に使用して第1照明光又は第2照明光を発光する。即ち、直接光発光部は光学部材15の射出面15a(第1射出面)から第1照明光を被写体に向けて照射する。バウンス発光部は第1発光部とは異なる方向の照射光軸を有して、光学部材15の射出面15aとは異なる射出面15b(第2射出面)からバウンス光としての第2照明光を照射する。
このように、本実施例は、複数の発光部を使用しているので、一つの発光部を回転する機構を設けるよりも、構成は小型で単純になり、コストアップを防止することができる。また、回転に時間がかかってシャッターチャンスを逃すこともない。更に、2つの発光部が光学部材を共有しているので、各発光部の構成を独立にして光学部材を各発光部に対応するよりも部品点数は削減されて構成も小型になる。
第1発光管11は、被写体(撮影方向)に閃光等の照明光を発する円筒直管形状の閃光発光管(キセノン管)又は放電発光管であり、発光管が延びる方向をX軸方向に設定している。
第2発光管12は、撮影方向とは異なる方向のバウンス発光のために閃光等の照明光を発する円筒直管形状の閃光発光管(キセノン管)又は放電発光管であり、発光管が延びる方向をX軸方向に設定している。
第1反射部材13は、第1発光管11から発せられた光束のうち前方以外の、例えば、照射光軸Lにおいて後方(被写体側と反対方向)に放射される光束を被写体側(前方)へ反射する反射傘である。
第2反射部材14は、第2発光管12から発せられた光束のうち上方以外に放射される光束を上方へ反射する反射傘である。
第1反射部材13及び第2反射部材14は、内面が高反射率面で形成された光輝アルミ等の金属材料または内面に高反射率の金属蒸着面が形成された樹脂材料等で構成されている。
光学部材15は、第1反射部材13の射出部の前方に配置される。光学部材15は、図1に示すように、前方の光射出部に発光管11からの射出光を集光させるための縦フレネルレンズを形成し、この光射出部は直接光発光部からの照明光を射出する射出面(第1射出面)15aを有する。また、光学部材15は、上方に別光路からなる光射出部が形成され、この光射出部はバウンス発光部からの照明光を射出する射出面(第2射出面)15bを有する。
更に、光学部材15は、直接光発光部からの第1照明光が入射する入射面15c(第1入射面)と、バウンス発光部からの第2照明光が入射する入射面15cとは異なる入射面(第2入射面)15dと、を有する。光学部材15は、発光部毎に異なる入射面と射出面のペアを使用しているので、第1照明光の光路と第2照明光の光路を容易に分離することができる。
光学部材15は、ポリメチルメタクリレート(PMMA)等の透過率の高い光学用有機高分子材料から構成される。
なお、図2及び図3において16は、カメラ本体1の外装部材であり、光学部材15以外から光束が射出するのを防止するため遮光部材で構成されている。
図4及び図5は、本実施例の原理を説明する断面図であり、それぞれ図2及び図3に対応し、光学系の上下左右を対称形状として簡素化している。また、それぞれ、光源中心を射出した代表光線の光線追跡図も合わせて示している。
21、22は円筒直管形状の発光管、23、24は発光管21、22の中心を通る軸L及びMに対して対称形状の反射部材(反射傘)、光学部材25は断面形状を簡素な矩形形状としている。
光学部材25は、一対の射出面25a及び25bと一対の入射面25c及び25dを有する。射出面25a及び入射面25cは直接光発光部からの照明光を射出するのに使用される。射出面25b及び入射面25dはバウンス発光部からの照明光を射出するのに使用される。
反射部材23は略楕円形状であり、発光管21の中心は楕円形状のほぼ焦点位置に配置されている。図4の代表光線の光線追跡に示すように、発光管21の中心から射出した光束は、光学部材25に向かって進む直接光成分と、反射部材23によって反射した後、光学部材25に向かって進む反射光成分に分けられる。
通常発光モードが設定されている場合、レリーズボタン4がユーザーによって押された後に、不図示の測光装置で測定された外光の明るさと、CCD等の撮像素子の感度とに応じて、照明装置3を発光させるか否かを不図示の中央演算装置(CPU)が判断する。CPUが発光すべきと判定した場合には、発光信号を出力し、不図示の発光制御回路から不図示のトリガーリード線を介して発光管21を発光させる。
直接光成分は、放電管21の位置と光学部材25の射出面25aの間口の広さによって照射角度がほぼ規定される。反射光成分は、反射部材23を略楕円形状と想定した場合には、略一点に集光した後、所定の照射角度の光束として射出する。直接光成分と反射光成分の照射角度を必要照射角度に揃えることによって効率良く照射を行うことができる。図4では、射出光軸Lに対して射出光束は対称形状であるため、上下対称の配光特性となる。
一方、図5では、反射部材24を小型化し、光学部材25の入射面25dを最小の面積としている。図5に示すように、発光管22は、反射部材24の内部に配置されている。反射部材24は射出光軸に関して左右対称形状であり、効率良く集光させるために3つの部分(楕円反射部24a、円筒反射部24b、テーパ状反射部24c)によって構成されている。反射部材24は射出光軸に沿って射出側から順にテーパ状反射部24c、円筒反射部24b、楕円反射部24aを有する。
楕円反射部24aは最も下側に位置し、射出光束を一定の照射角度範囲に狭める集光作用を有する。発光管22の中心は楕円反射部24aの焦点位置には配置しておらず、発光管22のガラス管の影響を受けにくい位置関係に配置している。
円筒反射部24bは光源中心を中心とし、光源中心から射出した光束のうち射出方向Mに対して斜め上方に向かった光束を反射して再度光源中心に戻し、楕円反射部24aで反射させることによって、反射部材24の開口が狭まることを可能にしている。
テーパ状反射部24cは、直接光、及び、楕円反射部24aで反射した光束の照射角度を狭め、必要とされる照射角度に近づける。
このように、反射部材24の各部の形状を規制することによって、狭い開口の小型のバウンス発光部を実現することができる。また、このバウンス発光部を光学部材25の下側端面である入射面25dに配置することによって反射部材24から射出した光束を上方の射出面25bに導くことができる。
バウンス発光モードに設定されている場合、不図示の共通の発光回路を使用し、モード切替に連動して発光させる発光管、及びその周辺回路のみを切り替える。これにより、カメラ全体を小型化できると共にコストを抑えることができる。
レリーズボタン4がユーザーによって押された後に、測光装置で測定された外光の明るさと撮像素子の感度とに応じて、照明装置3を発光させるか否かをCPUが判断する。CPUが発光すべきと判定した場合には、発光信号を出力し、不図示の発光制御回路から不図示のトリガーリード線を介してバウンス用発光管22を発光させる。
この時、光学部材25の厚み変化がないため、バウンス発光部から入射した配光特性を維持したまま、光学部材25の側面で全反射を繰り返して上方に導かれる。この際、各光束は全反射で導かれるため、効率低下が少なくバウンス光として十分な光量を確保することができる。
また、反射部材24は左右対称で光学部材25も左右対称であることから、射出面25bから射出した光束も前側、後ろ側の照射角度はほぼ等角度となり、カメラのほぼ真上に大きな面積の光源が位置する。
図4及び図5に示す理想的な光学系は直接光とバウンス光をそれぞれの光軸L及びMについて上下前後対称な配光特性を持った光束として照射することができるが、これを実際のカメラに適用した場合の振る舞いについて、図2及び図3を参照して説明する。
まず、バウンス発光部がカメラ本体1から外側にはみ出ないようにカメラ外装部の内側に配置する必要があるが、単純に光学部材15を厚くしてしまうと小型化に不利となる。そこで、本実施例は、バウンス発光部を上方及び前方に傾けて配置している。これにより、射出面15bを構成する上部は薄型になる。この結果、光学部材15の入射面15cと射出面15aは平行ではなく、入射面15dと射出面15bは平行ではなくなる。また、バウンス発光部の照射光軸は射出面15bに直交するY軸方向に対して傾いており、平行ではない。
また、先端が狭まる光学部材15を光束が導光すると照射角度範囲は広がってしまうため、反射部材14の形状を照射角度が狭めるように規定し、これにより、配光特性を維持する。
更に、直接光発光部も、光学部材15の厚みが変化しても配光特性を維持するために第1反射部材13の形状を照射光軸Lに関して上下非対称にしている。具体的には、照射光軸Lよりも上方の反射面13aを大きく下方の反射面13bを小さくすると共に反射面13a及び13bの形状を補正している。
なお、光学部材15の前面15aに形成されている縦フレネルレンズは図3に示すような断面形状を有し、光束を上方に導光させても配光特性に影響を殆ど与えない。
このように、照明装置3は複数の発光部を利用して小型の構成ながら直接発光部とバウンス発光部の光路を分離することができ、図2及び図3に示す配光特性は図4及び図5に示す配光特性とほぼ等価になる。
本実施例では、導光部材15の直接発光部に対応する領域を薄くし、バウンス発光部に対応する導光路を光学部材15の厚み方向に形成しているが、本発明はこれと逆の構成にも適用することができる。また、本実施例では、直接発光部に通常の反射傘を使用し、バウンス用発光部を超小型発光部を使用しているが、本発明はこれと逆の構成にも適用することができる。更に、発光部は2個に限定されず、3個以上でもよくバウンス発光部の射出方向も上方向に限定されず左右方向を付加又はこれに置換されてもよい。
図6は、実施例2のデジタルコンパクトカメラ(撮像装置)の正面図であり、照明装置3とは異なる照明装置8を有している。照明装置8以外の撮像装置の構成要素は図1と同様である。照明装置8は、その配置、バウンス方向、発光部の形状、射出面の形状において照明装置3と異なっている。
図7及び図8は照明装置8の近傍のYZ断面図であり、図7は前側にある被写体(撮影方向)に光束を照射する場合、図8はバウンス発光する場合を示している。図7及び図8では、各発光部の光源中心から射出した代表光線の光線追跡も合わせて示している。
照明装置8は、図6に示すように、カメラ本体1の右上に縦型に(Y軸方向に延びるように)配置され、一部はカメラ本体1の右側側面に回り込んでいる。照明装置8は、図8及び図9に示すように、第1発光管31、第2発光管32、第1反射部材33、第2反射部材34及び光学部材35を有する。
第1発光管31と第1反射部材33からなる発光部(第1発光部)は実施例1の直接光発光部に相当し、第2発光管32と第2反射部材34からなる発光部(第2発光部)は実施例1のバウンス発光部に相当する。
本実施例では、直接光発光部とバウンス発光部は光学部材35を共通に使用して第1照明光又は第2照明光を発光する。即ち、直接光発光部は光学部材35の射出面35a(第1射出面)から第1照明光を被写体に向けて照射する。バウンス発光部は第1発光部とは異なる方向の照射光軸Mを有して、光学部材35の射出面35aとは異なる射出面35b(第2射出面)からバウンス光としての第2照明光を照射する。
図7及び図8において、31は直接発光部用の円筒直管形状の閃光発光管(キセノン管)、32はバウンス発光部用の円筒直管形状の閃光発光管(キセノン管)である。33は、発光管31から射出した光束のうち、照射光軸L方向以外に向かった光束を射出光軸L方向に反射させる反射部材(反射傘)である。また、34は、発光管32から射出した光束のうち、図中M方向以外に向かった光束を側方に向けて反射させる反射部材(反射傘)である。反射部材33、34は、内面が高反射率面で形成された光輝アルミ等の金属材料で構成されている。
35は、反射部材33、34の射出部の前方に配置され、透明体で形成された光学部材である。光学部材35には、実施例1と同様に、光射出部35a、35bに発光管31、32からの射出光を集光させるためのフレネルレンズが形成されている。光学部材35は、ポリメチルメタクリレート(PMMA)等の透過率の高い光学用有機高分子材料から構成されている。
光学部材35は、図7及び図8に示すように、前方の光射出部に直接光発光部からの照明光を射出する射出面(第1射出面)35aを有し、側方の光射出部にバウンス発光部からの照明光を射出する射出面(第2射出面)35bを有する。更に、光学部材35は、直接光発光部からの第1照明光が入射する入射面35c(第1入射面)と、バウンス発光部からの第2照明光が入射する入射面35cとは異なる入射面(第2入射面)35dと、を有する。光学部材35は、発光部毎に異なる入射面と射出面のペアを使用しているので、第1照明光の光路と第2照明光の光路を容易に分離することができる。
36は、カメラの外装部材であり、光学部材35以外から光束が射出するのを防止するため遮光部材で構成されている。
図9及び図10は、本実施例の原理を説明する断面図であり、それぞれ図7及び図8に対応し、光学系の上下左右を対称形状として簡素化している。また、それぞれ、光源中心を射出した代表光線の光線追跡図も合わせて示している。
41、42は円筒直管形状の発光管、43、44は発光管41、42の中心を通る軸L及びMに対して対称形状の反射部材(反射傘)、光学部材45は断面形状を簡素な矩形形状としている。
光学部材45は、一対の射出面45a及び45bと一対の入射面45c及び45dを有する。射出面45a及び入射面45cは直接光発光部からの照明光を射出するのに使用される。射出面45b及び入射面45dはバウンス発光部からの照明光を射出するのに使用される。
発光管41及び42は、小型の反射部材43及び44の内部に配置されており、反射部材43及び44は中心軸L及びMに対して左右対称形状である。反射部材43及び44は同一の構成であるため、以下、反射部材43に着目して説明する。
反射部材43は、楕円反射部43a、円筒反射部43b、テーパ状反射部43cを有する。
楕円反射部43aは、発光管41の後方に配置されて、楕円面形状の反射面を有し、光束を集光する。楕円形状は、発光管41のガラス管による屈折及び全反射を考慮し、楕円の焦点位置を発光管41の後ろ側内側面付近に設定している。発光管41の中心を楕円の焦点位置から外すことにより、小型の構成で均一な配光特性を得ることができる。
円筒反射部43bは、発光管41の中心と同心の円筒面形状の反射面を有し、光源中心から斜め前方に射出した光束を反射して再度光源中心に戻し、楕円反射部43aで反射させることによって、反射部材43の開口部が狭まることを可能にしている。
テーパ状反射部43cは、直接光、及び、楕円反射部43aで反射した光束の照射角度を狭め、必要とされる照射角度に近づける。
このように、反射部材43の各部の形状を規制することによって、狭い開口の小型発光部を実現することができる。本実施例は、超小型の発光部を2つ組み合わせることにより、小型の構成で通常発光とバウンス発光を可能にしている。また、発光部を同一構成にすることによって2種類の異なる構成の発光部を製造するよりもコストが削減される。
図9は、光源中心から射出した光束が所定の角度範囲内に効率良く集光された後、一部光束は、光学部材45の左右側面で全反射して前面に設けられた射出面45aより射出することを示している。また、図10は、光源中心から射出した光束が所定の角度範囲内に効率良く集光された後、一部光束は、光学部材45の側面に設けられた射出面45bより射出することを示している。
図9及び図10に示す理想的な光学系は直接光とバウンス光をそれぞれの光軸L及びMについて上下前後対称な配光特性を持った光束として照射することができるが、これを実際のカメラに適用した場合の振る舞いについて、図7及び図8を参照して説明する。
直接発光部とバウンス発光部がカメラ本体1からはみ出ないようにカメラ外装部の内側に配置する必要があるために光学部材35は厚く非対称な形状となる。しかし、図7及び図8に示すように構成することで、配光特性を図9及び図10に示すものとほぼ等価に維持することができる。これは、入射面35cと射出面35aが平行で入射面35dと射出面35bが平行で光学部材35の光路が短いことから、カメラに搭載した状態でも配光特性の変化は生じにくいことによる。
このように、照明装置8は複数の発光部を利用して小型の構成ながら直接発光部とバウンス発光部の光路を分離して所望の配光特製を維持することができる。
なお、照明装置8は、光学部材35の前面35aと側面35bに縦フレネルレンズを形成してY軸方向の照射角度を狭めているが、この構成は、図7及び図8に示す断面形状の集光作用には殆ど影響を与えない。
照明装置は、撮像装置に適用することができる。撮像装置は、被写体の撮像に適用することができる。
1 カメラ本体(撮像装置本体)
3、8 照明装置
11、12、21、22、31、32、41、42 発光管
13、14、23、24、33、34、43、44 反射部
15、25、35、45 光学部材
15a、15b、25a、25b、35a、35b、45a、45b 射出面
15c、15d、25c、25d、35c、35d、45c、45d 入射面

Claims (5)

  1. 撮像装置の撮像装置本体に設けられる照明装置であって、
    光学部材の第1射出面から第1照明光を被写体に向けて照射する第1発光部と、
    前記第1発光部とは異なる方向の照射光軸を有して、前記光学部材の第1射出面とは異なる第2射出面からバウンス光としての第2照明光を照射する第2発光部と、
    を有することを特徴とする照明装置。
  2. 前記光学部材は、前記第1照明光が入射する第1入射面と、前記第2照明光が入射して前記第1入射面とは異なる第2入射面と、を有し、前記第1照明光の光路と前記第2照明光の光路を分離することを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記光学部材の前記第1入射面と前記第1射出面は平行ではなく、前記第2入射面と前記第2射出面は平行ではなく、前記第2発光部の照射光軸は前記第2射出面に直交する方向に対して傾いていることを特徴とする請求項2に記載の照明装置。
  4. 前記光学部材の前記第1入射面と前記第1射出面は平行であり、前記第2入射面と前記第2射出面は平行であり、前記第1発光部と前記第2発光部は同一の構成を有することを特徴とする請求項2に記載の照明装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の照明装置を有することを特徴とする撮像装置。
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