JP2011047818A - 車両用ナビゲーション装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】出発地とともに学習する目的地を精度よく決定できる車両用ナビゲーション装置を提供する。
【解決手段】車両が実際に走行した際の出発地と目的地との組み合わせを学習する(S70)、学習結果を利用して、次回以降の走行における目的地を推定する車両用ナビゲーション装置において、車両が走行を停止したと判定した地点を目的地候補地点とし(S20)、その目的地候補地点が目的地として登録される地点の条件である地点条件を満たすことに基づいて、その目的地候補地点を学習に用いる目的地として決定する(S60)。そのため、たとえば、目的地での目的が送迎であるため、目的地において停車している時間が短いとしても、送迎を行った地点が地点条件を満たせば、送迎を行った地点を学習に用いる目的地とすることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両用ナビゲーション装置に関し、特に、出発地と目的地との組み合わせを学習する機能を備えた車両用ナビゲーション装置に関する。
車両用ナビゲーション装置として、車両が停止したときの車両の状態から、車両が停止した地点を目的地として記憶すべきか否かを判断することができるものが知られている(たとえば、特許文献1)。
特開2007−10570号公報
車両の実際の走行において目的地であった地点を精度よく記憶できれば、その後の目的地推定精度が向上する。なお、出発地がどこであるかによって目的地となり得る候補は変わる。たとえば、会社帰りには商業施設に寄らない人の場合、出発地が会社であれば商業施設は目的地となり得ないが、出発地が自宅であれば商業施設が目的地となり得る。従って、目的地を推定するためには、出発地と目的地との組み合わせを学習することが望ましいと言える。
ここで、特許文献1の目的地・立寄地判定処理(図3)では、ドアが開閉され、乗員数が変化したか否かを判断するステップ(S150)が存在する。しかし、市販品やディーラーオプションのナビゲーション装置は、一般に、ドアが開閉されたことを示す信号を取得できない。また、乗員数の変化は、メーカーオプションのナビゲーション装置であっても判断できないことが多い。そのため、このステップS150が省略されることも考えられるが、ステップS150を省略してしまうと、パーキングブレーキがオンにならない限り、目的地としても、また、立ち寄り地としても記憶されない。
しかしながら、たとえば、送迎では(特に送る時)、目的地にてパーキングブレーキがオンにされないこともあるなど、目的地であってもパーキングブレーキがオンにされないこともある。従って、自宅などの出発地に戻った時に初めてパーキングブレーキがオンにされることもある。この場合、目的地として記憶される地点が出発地と同じ地点になってしまい、有効な学習を行うことができない。
そこで、停車時間が所定時間を超えた地点を目的地とすることが考えられる。しかし、送迎を目的とする場合、目的地における停車時間は短い場合も多い。そのため、停車時間が所定時間を超えた地点を目的地とする場合には、所定時間を短い時間に設定しなければならない。ところが、所定時間を短くすると、信号待ちで停車している場合にも停車地点を目的地と判断してしまう恐れが生じ、信号待ちで停車している地点を目的地としてしまっても、有効な学習を行うことはできない。
本発明は、この事情に基づいて成されたものであり、その目的とするところは、出発地とともに学習する目的地を精度よく決定できる車両用ナビゲーション装置を提供することにある。
その目的を達成するための請求項1記載の発明は、車両が実際に走行した際の出発地と目的地との組み合わせを学習する学習手段を備え、その学習手段による学習結果を利用して、次回以降の走行における目的地を推定する車両用ナビゲーション装置であって、
車両が走行を停止したか否かを判定する走行停止判定手段と、その走行停止判定手段により車両が走行を停止したと判定された地点を目的地候補地点とする目的地候補地点決定手段と、前記目的地候補地点が、目的地として登録される地点の条件である地点条件を満たすことに基づいて、前記目的地候補地点を学習に用いる目的地として決定する学習用目的地決定手段とを備え、前記学習手段は、前記学習用目的地決定手段により決定された目的地を用いて、出発地と目的地との組み合わせを学習することを特徴とする。
このように、本発明では、車両が走行を停止したと判定した地点を目的地候補地点とし、その目的地候補地点が目的地として登録される地点の条件である地点条件を満たすことに基づいて、その目的地候補地点を学習に用いる目的地として決定する。そのため、たとえば、目的地での目的が送迎であるため、目的地において停車している時間が短くても、送迎を行った地点が地点条件を満たせば、送迎を行った地点を学習に用いる目的地とすることができる。一方、信号待ちで停車している地点は地点条件を満たさないと考えられる。その結果、学習に用いるべき目的地を精度よく決定できることになる。
前記地点条件は、たとえば請求項2記載の条件であり、その請求項2は、過去に目的地として設定された過去目的地を記憶している目的地記憶装置を備え、前記地点条件は、前記目的地候補地点が、前記目的地記憶装置に記憶されている過去目的地またはその付近であるという条件であることを特徴とする。
地点条件をこのようにすれば、過去に目的地として設定したことがある地点であれば、今回の停車が送迎等であるために停車時間が短時間であったとしても目的地として判定することができる。
また、地点条件は、請求項3記載の条件としてもよい。その請求項3は、目的地として設定されることが多い地点である高頻度目的地を記憶している目的地記憶装置を備え、前記地点条件は、前記目的地候補地点が、前記目的地記憶装置に記憶されている高頻度目的地またはその付近であるという条件であることを特徴とする。このようにすれば、駅等、目的地に設定されやすい場所またはその付近における停車を目的地として停車したと判断することできる。
また、地点条件は、請求項4のようにすることがさらに好ましい。すなわち、前記目的地記憶装置には、前記過去目的地に加え、目的地として設定されることが多い地点である高頻度目的地が記憶されており、前記地点条件は、前記目的地候補地点が、前記目的地記憶装置に記憶されている過去目的地、高頻度目的地、またはその付近であるという条件であることを特徴とする。
このようにすれば、過去に目的地として設定されていなくても、駅等、目的地に設定されやすい場所またはその付近における停車を目的地として停車したと判断することできる。
請求項5は、前記走行停止判定手段により車両が走行を停止したと判定された地点における車両停止態様が、その地点を目的地として決定する目的地決定条件を満たす場合、車両が目的地に到着したと判定し、到着地点を目的地および次回の走行の出発地に決定する目的地到着判定手段をさらに備え、前記学習用目的地決定手段は、前記目的地到着判定手段によって目的地に決定された地点が、今回の走行の出発地と同じ地点になった場合に、前記目的地候補地点が前記地点条件を満たすか否かを判断することを特徴とする。
このように、本請求項では、目的地到着判定手段によって目的地に決定された地点が出発地と同じ地点になってしまった場合、目的地候補地点が地点条件を満たすか否かを判断する。この判断の結果、目的地候補地点が学習に用いる目的地として決定されれば、出発地とは異なる地点を目的地として学習を行うことができる。
請求項6は、前記走行停止判定手段により車両が走行を停止したと判定された地点における車両停止態様が、その地点を目的地として決定する目的地決定条件を満たす場合、車両が目的地に到着したと判定し、到着地点を目的地および次回の走行の出発地に決定する目的地到着判定手段をさらに備え、前記目的地候補地点決定手段は、出発地を出発してから前記目的地到着判定手段により目的地に到着したと判定されるまで、前記目的地候補地点を逐次決定し、前記学習用目的地決定手段は、出発地を出発してから目的地に到着したと判定されるまでに決定された複数の前記目的地候補地点に対して、それぞれ前記地点条件を満たすか否かの判断を行い、その判断の結果、学習に用いる複数の目的地が決定された場合、その複数の目的地を予め設定された絞り込み条件を用いて一部の目的地に絞り込み、絞り込み後の目的地を学習に用いる目的地として決定することを特徴とする。
このようにすれば、地点条件によって決定された目的地が複数ある場合に、より有用な目的地に絞って、出発地と目的地の組み合わせを学習することができる。
なお、上記請求項とは反対に、地点条件によって決定された目的地が複数ある場合に、それら全てを目的地として、出発地と目的地の組み合わせを学習してもよい。
また、上記絞込み条件は、たとえば、地点条件によって決定された複数の目的地のうちで、出発地から最も遠い地点、遠い側から順に所定数の地点、滞在時間が所定時間以上、滞在時間が長い側から順に所定数の地点、車両の駐車機構が駐車状態にある地点のみにする、などである。
また、目的地到着判定手段における車両停止態様とは、車両の駐車機構の状態(請求項7)、または、車両停止時間(請求項8)である。すなわち、請求項7は、前記目的地到着判定手段は、前記車両の駐車機構の状態が駐車状態となったことを前記目的地決定条件とすることを特徴とする。車両が目的地に到着した場合、通常、駐車機構が駐車状態とされる。従って、このようにすれば、車両が目的地に到着したことを精度よく判定できる。なお、駐車機構とは、車両が駐車状態にあるときと、一時的な停車や走行状態にあるときとで作動状態が異なる機構であり、たとえば、パーキングブレーキ、電源スイッチがある。
請求項8は、前記目的地到着判定手段は、前記車両の停車時間が、駐車したと判断できる駐車基準時間以上となったことを前記目的地決定条件として備えることを特徴とする。車両が目的地に到着した場合、通常、比較的長時間停車する。従って、このようにしても、車両が目的地に到着したことを精度よく判定できる。
本発明が適用された車両用ナビゲーション装置の全体構成を示すブロック図である。 図1の制御装置6が目的地学習のために実行する処理を示すフローチャートである。 図2のステップS60の抽出処理を詳しく示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明が適用された車両用ナビゲーション装置(以下、単にナビゲーション装置)の全体構成を示すブロック図である。
図1に示すように、ナビゲーション装置は、位置検出器1、地図データ入力器2、操作スイッチ群3、外部メモリ4、表示装置5と、これら各装置が接続された制御装置6を備えている。また、制御装置6には、アクセサリスイッチ(電源スイッチ)のオンオフ状態を示すACC信号、車速センサ(図示せず)によって検出された車速を示す車速信号、パーキングブレーキ(図示せず)の作動状態を示すパーキングブレーキ信号等の各種信号が車内LANを介して供給される。
制御装置6は、通常のコンピュータであり、内部には周知のCPU、ROM、RAM、I/Oおよびこれらの構成を接続するためのバスラインを備えている。ROMには、制御装置6が実行するためのプログラムが書き込まれており、このプログラムに従ってCPU等が所定の演算処理を実行する。
位置検出器1は、車両の絶対方位を検出するための地磁気センサ、車両の相対方位を検出するためのジャイロスコープ、車両の走行距離を検出する距離センサ、衛星からの電波に基づいて車両の位置を測定するグローバルポジショニングシステム(GPS)のためのGPS受信機など、車両の位置を検出するためのセンサ等を少なくとも一つ備え、そのセンサ等に基づいて、このナビゲーション装置が搭載された車両の現在位置を逐次検出する。そして、現在位置を示す信号を制御装置6へ供給する。
地図データ入力器2は、たとえばハードディスクなどの図示しない記憶媒体を備え、その記憶媒体には、道路データ、背景データ、文字データおよび施設データなどを含むデジタル地図データが格納されており、これらのデータを制御装置6に入力する。
操作スイッチ群3は、たとえば表示装置5と一体になったタッチスイッチもしくは表示装置5の周辺に設けられるメカニカルなスイッチ等からなり、表示装置5に表示された地図の縮尺変更、メニュー表示選択、目的地設定、経路探索、経路案内開始、現在位置修正、表示画面変更、音量調整等の各種入力に使用される。
外部メモリ4は、たとえば、EEPROMやハードディスク等、書き込み可能なメモリである。この外部メモリ4には、ユーザによって設定された自宅位置や、テキストデータ、画像データ、音声データ等の各種データが記憶される。また、外部メモリ4には、目的地リスト、および、学習データベースも記憶されている。目的地リストには、過去に目的地として登録された地点である過去目的地と、目的地として設定されることが多い地点である高頻度目的地とが含まれているリストであり、高頻度目的地は、たとえば、駅、市役所、商業施設等であり、予め設定されている。学習データベースは、この車両の実際の走行時の出発地と目的地との組み合わせを記憶しているデータベースであり、出発地と目的地のほかに、出発時刻情報、到着時刻情報、日付情報、曜日情報などが記憶されている。なお、この外部メモリ4が請求項の目的地記憶装置に相当する。
表示装置5は、たとえば液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイによって構成され、その表示装置5の所定の地図表示領域には、車両の現在位置に対応する自車位置マークが地図データによって生成された車両周辺の道路地図上に重畳表示される。また、表示装置5には、その他に、現在時刻、渋滞情報などの他の情報表示を付加的に表示することもできる。
制御装置6は、操作スイッチ群3の入力操作に対する所定の処理(たとえば、外部メモリ4への地図データの記憶処理、地図縮尺変更処理、メニュー表示選択処理、目的地設定処理、経路探索実行処理、経路案内処理、現在位置修正処理、表示画面変更処理、音量調整処理等)を実行する。
また、制御装置6は、目的地学習のために、図2に示す処理を繰り返し実行する。図6において、ステップS10は、請求項の走行停止判定手段に相当する処理であり、車両が走行を停止したか否かを判定する。ここでの走行停止とは、駆動力源の停止等、車載装置の機能が停止したか否かではなく、車両の移動が停止したか否かである。そのため、このステップS1の判断は車速信号に基づいて行い、車速信号が示す車速が0または略ゼロとみなすことができる場合に、車両が走行を停止したと判定する。なお、送迎を行った後、自宅などの出発地へUターンする場合にも、短時間ではあるが、車両は走行を停止するので、このステップS10は肯定判断となる。このステップS10は走行中に逐次実行する。
このステップS10が否定判断である場合には、ステップS10を繰り返し実行する。一方、ステップS10が肯定判断である場合にはステップS20へ進む。ステップS20は請求項の目的地候補地点決定手段に相当する処理であり、現在地点を目的地候補地点として、たとえば、この制御装置6のRAM等に一時的に記憶する。
ステップS30は、請求項の目的地到着判定手段に相当する処理であり、目的地に到着したか否かを判定する。本実施形態では、信号待ちの時間よりも十分に長い時間に設定される駐車基準時間(ここでは15分)以上同じ場所で停車していたことを目的地決定条件としており、この条件が成立した場合に目的地に到着したと判定する。なお、特許文献1では目的地と立ち寄り地とを区別していたが、本実施形態では両者を区別しない。すなわち、本実施形態の目的地には立ち寄り地も含まれる。
このステップS30が否定判定である場合には、前述のステップS10に戻り、ステップS10、S20を再度実行する。従って、本実施形態では、車両が目的地に到着するまで、車両が停止したと判定する度に、目的地候補地点を一時的に記憶していくことになる。
一方、ステップS30が肯定判定である場合にはステップS40へ進む。なお、前述のように、本実施形態では、15分以上同じ場所で停車していたことを目的地決定条件としており、この条件を満たす場合には、一旦、電源スイッチがオフにされている可能性が高い。従って、ステップS30が肯定判断となる場合、このステップS30の判断時点は、次回の走行時に電源がオンになった後となる。
ステップS40では、ステップS30で到着したと判定した地点が出発地と同じか否かを判定する。ここでの出発地とは、前回の処理において後述するステップS50で目的地として記憶された地点、すなわち、前回の目的地である。ステップS40が否定判断の場合、ステップS50へ進み、現在位置を目的地として外部メモリ4の目的地リストに登録する。
そして、請求項の学習手段に相当するステップS70へ進み、ステップS50で登録した目的地と、出発地(すなわち前回の目的地)との組み合わせを学習し、学習結果を外部メモリ4の学習データベースに格納する。なお、この学習においては、出発地および目的地に加え、出発時刻、到着時刻、日付、曜日なども記憶する。
前述のステップS40が肯定判断となった場合、すなわち、目的地が出発地と同じになってしまった場合、ステップS60に進み抽出処理を実行する。
この抽出処理は、一時的に記憶した目的地候補地点から、学習において用いる地点を抽出するものである。抽出処理の詳細は図3に示す。
図3において、まず、ステップS61では、目的地候補地点が地点条件を満たすか否かを判定する。この地点条件は、目的地として登録される地点の条件であり、本実施形態では、目的地候補地点が目的地リストに登録されている地点、または、その付近であるという条件である。地点条件をこのように設定しているのは、今回の停車は目的地条件を満たすような停車ではなかったとしても、目的地リストに登録されている地点であれば、今回の停車も、目的地としての停車である可能性が高いと考えられるからである。なお、付近か否かは、登録されている地点までの距離が所定距離以下であるか否かで判定する。
このステップS61が肯定判定である場合には、ステップS62へ進み、目的地候補地点を目的地に決定する。前述のように、目的地リストには、過去に目的地として設定されたことがある地点、すなわち過去目的地、および、目的地として設定されることが多い地点である高頻度目的地が含まれている。そのため、地点条件がこのようになっている場合、目的地候補地点における今回の停車が短時間であったとしても、今回の目的地候補地点における停車が目的地としての停車であると判定することができる。なお、ステップS61およびステップS62が学習用目的地決定手段に相当する処理である。
ステップS61が否定であった場合、または、ステップS62を実行した場合にはステップS63へ進む。ステップS63では、地点条件を満たすか否かを判断していない目的地候補地点があるか否かを判断する。この判断が否定判断である場合には図3の処理を終了して図2に戻る。一方、肯定判断である場合にはステップS61へ戻り、まだ地点条件を満たすか否かを判断していない目的地候補地点についてステップS61を実行する。
図2の説明に戻り、ステップS60を実行した場合にもステップS70を実行する。この場合には、ステップS60にて抽出した目的地を用いて、目的地と出発地(すなわち前回の目的地)との組み合わせを学習し、学習結果を外部メモリ4の学習データベースに格納する。ステップS60にて複数の目的地が抽出された場合、本実施形態では、それら複数の目的地を全て用いて学習を行う。なお、各目的地と組み合わせて学習する出発地は、直前の目的地である。また、学習においては、前述のように、出発地および目的地に加え、出発時刻、到着時刻、日付、曜日なども記憶する。
このようにして記憶した出発地と目的地との組み合わせを利用して、たとえば、次回の出発時など、所定の推定時期に自動的に目的地を推定して、その推定した目的地に関する情報をユーザに提供する。また、走行中に学習データベースを用いて目的地を推定し、その推定結果に基づいて進路を推定してもよい。
以上、説明した本実施形態によれば、車両が走行を停止したと判定した地点を目的地候補地点とし(S20)、その目的地候補地点が目的地として登録される地点の条件である地点条件を満たす場合(S61がYES)、その目的地候補地点を学習に用いる目的地として決定する(S62)。そのため、たとえば、目的地での目的が送迎であり、停車時間が極短時間で、その後、自宅などの出発地へUターンした場合など、目的地において停車している時間が短く、ステップS30では目的地に到着したと判定されない場合でも、送迎を行った地点が地点条件を満たせば、送迎を行った地点を学習に用いる目的地とすることができる。一方、信号待ちで停車している地点は地点条件を満たさないと考えられる。その結果、学習に用いるべき目的地を精度よく決定できることになる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、次の実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
たとえば、前述の実施形態では、駐車基準時間以上同じ場所で停車していたことを目的地決定条件としていたが、車両の駐車機構の状態が駐車機構条件を満たすことを目的地決定条件にしてもよい。ここで、駐車機構とは、車両が駐車状態にあるときと、一時的な停車や走行状態にあるときとで作動状態が変化する機構であり、たとえば、パーキングブレーキ、電源スイッチが含まれる。これらは、駐車状態では、パーキングブレーキはオンになり、電源スイッチはオフになる。従って、電源スイッチがオフとなったこと、および、パーキングブレーキがオンとなったことの少なくともいずれか一方を目的地決定条件としてもよい。また、駐車機構条件と駐車基準時間の条件とを両方用い、いずれか一方が成立したこと、あるいは、両方が成立したことを目的地決定条件としてもよい。
また、前述の実施形態では、ステップS40において目的地と出発地とが同じであると判断した場合に限り、目的地候補地点から学習に用いる目的地を抽出していたが、ステップS40の判断を行わずに、目的地候補地点から学習に用いる目的地を抽出してもよい。
また、前述の実施形態では、ステップS60で抽出した複数の目的地の全てを用いて出発地と目的地との組み合わせを学習していたが、それら複数の目的地の一部を用いて学習を行ってもよい。一部の目的地を用いる場合、ステップS60で抽出した目的地を予め設定された絞り込み条件を用いて一部の目的地に絞り込むことになる。
絞り込み条件は、たとえば、ステップS60で抽出した目的地の中で、出発地から最も遠い地点、遠い側から順に所定数の地点、滞在時間が所定時間以上、滞在時間が長い側から順に所定数の地点、駐車機構が駐車状態となった場所のみ、などである。
また、前述の実施形態では、車速が0または略ゼロになったことに基づいて走行停止と判定していたが、極短時間の停車や極低速で走行している状態を走行停止と判定しないようにするため、車速の条件に加えて、車速が0または略ゼロになっている時間が停車基準時間よりも長い時間であることを条件として走行停止を判定してもよい。なお、この場合の停車基準時間は、たとえば30秒であり、前述の駐車基準時間よりも十分に短い時間に設定される。
1:位置検出器、 2:地図データ入力器、 3:操作スイッチ群、 4:外部メモリ(目的地記憶装置)、 5:表示装置、 6:制御装置、 S10:走行停止判定手段、 S20:目的地候補地点決定手段、 S30:目的地到着判定手段、 S61、S62:学習用目的地決定手段、 S70:学習手段

Claims (8)

  1. 車両が実際に走行した際の出発地と目的地との組み合わせを学習する学習手段を備え、その学習手段による学習結果を利用して、次回以降の走行における目的地を推定する車両用ナビゲーション装置であって、
    車両が走行を停止したか否かを判定する走行停止判定手段と、
    その走行停止判定手段により車両が走行を停止したと判定された地点を目的地候補地点とする目的地候補地点決定手段と、
    前記目的地候補地点が、目的地として登録される地点の条件である地点条件を満たすことに基づいて、前記目的地候補地点を学習に用いる目的地として決定する学習用目的地決定手段とを備え、
    前記学習手段は、前記学習用目的地決定手段により決定された目的地を用いて、出発地と目的地との組み合わせを学習することを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
  2. 請求項1において、
    過去に目的地として設定された過去目的地を記憶している目的地記憶装置を備え、
    前記地点条件は、前記目的地候補地点が、前記目的地記憶装置に記憶されている過去目的地またはその付近であるという条件であることを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
  3. 請求項1において、
    目的地として設定されることが多い地点である高頻度目的地を記憶している目的地記憶装置を備え、
    前記地点条件は、前記目的地候補地点が、前記目的地記憶装置に記憶されている高頻度目的地またはその付近であるという条件であることを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
  4. 請求項2において、
    前記目的地記憶装置には、前記過去目的地に加え、目的地として設定されることが多い地点である高頻度目的地が記憶されており、
    前記地点条件は、前記目的地候補地点が、前記目的地記憶装置に記憶されている過去目的地、高頻度目的地、またはその付近であるという条件であることを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項において、
    前記走行停止判定手段により車両が走行を停止したと判定された地点における車両停止態様が、その地点を目的地として決定する目的地決定条件を満たす場合、車両が目的地に到着したと判定し、到着地点を目的地および次回の走行の出発地に決定する目的地到着判定手段をさらに備え、
    前記学習用目的地決定手段は、前記目的地到着判定手段によって目的地に決定された地点が、今回の走行の出発地と同じ地点になった場合に、前記目的地候補地点が前記地点条件を満たすか否かを判断することを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
  6. 請求項1乃至4のいずれか1項において、
    前記走行停止判定手段により車両が走行を停止したと判定された地点における車両停止態様が、その地点を目的地として決定する目的地決定条件を満たす場合、車両が目的地に到着したと判定し、到着地点を目的地および次回の走行の出発地に決定する目的地到着判定手段をさらに備え、
    前記目的地候補地点決定手段は、出発地を出発してから前記目的地到着判定手段により目的地に到着したと判定されるまで、前記目的地候補地点を逐次決定し、
    前記学習用目的地決定手段は、出発地を出発してから目的地に到着したと判定されるまでに決定された複数の前記目的地候補地点に対して、それぞれ前記地点条件を満たすか否かの判断を行い、その判断の結果、学習に用いる複数の目的地が決定された場合、その複数の目的地を予め設定された絞り込み条件を用いて一部の目的地に絞り込み、絞り込み後の目的地を学習に用いる目的地として決定することを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
  7. 請求項5または6において、
    前記目的地到着判定手段は、前記車両の駐車機構の状態が駐車状態となったことを前記目的地決定条件とすることを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
  8. 請求項5または6において、
    前記目的地到着判定手段は、前記車両の停車時間が、駐車したと判断できる駐車基準時間以上となったことを前記目的地決定条件として備えることを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
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