JP2011047449A - ガスケット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】主表面側から見た外観形状が同心円状で主表面に対する垂直断面が波形の金属板製のコア層2と、前記コア層2の表裏各主表面上にコア層2を挟んで対称的にそれぞれ積層されてなる同一形状を有する軟質材料製の被覆層3とにより構成され、前記被覆層3は、それぞれ、前記コア層2上に設けられる被覆層3シール部と、該被覆層3シール部の外周端よりも外側に突出する平坦面状の被覆層耳部31とを有することを特徴とするガスケット。
【選択図】図3
Description
(1)主表面側から見た外観形状が同心円状で主表面に対する垂直断面が波形の金属板製のコア層と、前記コア層の表裏各主表面上にコア層を挟んで対称的にそれぞれ積層されてなる同一形状を有する軟質材料製の被覆層とにより構成され、
前記被覆層は、それぞれ、前記コア層上に設けられる被覆層シール部と、該被覆層シール部の外周端よりも外側に突出する平坦面状の被覆層耳部とを有すること
を特徴とするガスケット、
(2)前記軟質材料製の被覆層が膨張黒鉛製またはフッ素樹脂製の被覆層である上記(1)に記載のガスケット、
(3)前記被覆層耳部は、シール対象のシール面に設けられたボルト穴の開口面の一部または該ボルト穴に設けられたボルトの突出面の一部をシール時に覆うように形成されてなるものである上記(1)または(2)に記載のガスケット、
(4)前記被覆層耳部が、前記被覆層シール部の外周端に連続するように設けられてなるリング形状を有するものである上記(3)に記載のガスケット、
(5)前記被覆層耳部が、シール対象のシール面に設けられた複数のボルト穴の間または該ボルト穴に設けられた複数のボルトの間に位置するように前記被覆層シール部の外周端の一部にのみ設けられてなる、歯車歯形状を有するものである上記(3)に記載のガスケット、
(6)前記被覆層耳部が、シール対象のシール面に設けられたボルト穴の開口面または該ボルト穴に設けられた複数のボルト突出面に位置するように前記被覆層シール部の外周端の一部にのみ設けられてなるとともに、前記ボルト穴形状に対応する形状を有するボルト挿通穴を有するものである上記(1)〜(3)のいずれかに記載のガスケット、
(7)前記被覆層耳部が、シール対象のシール面に対して粘着性を有するものである上記(1)〜(6)のいずれかに記載のガスケット、
を提供するものである。
の他に、円弧形状等を挙げることもできるが、概略円環形状であることが好ましい。
(実施例1)
図4に示す形態を有するガスケットを、以下の手順により作製した。
(コア層形成材の作製)
厚さ0.8mmのSUS316L鋼板を打ち抜き加工して円形素材を得た後、さらに該円形素材の中心部に打ち抜き加工を施して中心孔を形成してなるリング状素材を得た。次いで、得られたリング状素材をプレス加工して主表面側から見たときに外観形状が同心円状で主表面に対する垂直断面が波型形状になるようにコルゲート形成加工を行うことにより、内径1900mm、外径2000mmの円環状コア層形成材を作製した。得られたコア層形成材において、波型形状により形成される複数の山−山間または谷−谷間の距離wは、3.2mmであった。
(被覆層形成材の作製)
厚さ0.4mmの膨張黒鉛シート(SGLカーボン社製SIGRAFLEX)をカッティングすることにより、同一形状を有する円環状被覆層形成材を2つ作製した。
(コア層形成材と被覆層形成材の接合)
上記コア層形成材の主表面両面にコア層形成材を挟んで対称的に位置するように2つの被覆層形成材を配置し、接着剤で接着することにより、被覆層が、被覆層シール部の外周端よりも外側に突出する平坦面状のリング状耳部を有するガスケットを得た。
(実施例2)
実施例1において、被覆層形成材として、厚さ0.5mmのフッ素樹脂シート(ニチアス(株)製T/#9096)をカッティングすることにより、同一形状を有する円環状被覆層形成材を2つ作製し、これを用いたことを除けば、実施例1と同様にして図4に示す形態を有するガスケットを作製した。
(実施例3)
図6に示す形態を有するガスケットを、以下の手順により作製した。
(コア層形成材の作製)
厚さ0.8mmのSUS316L鋼板を打ち抜き加工して円形素材を得た後、さらに該円形素材の中心部に打ち抜き加工を施して中心孔を形成してなるリング状素材を得た。次いで、得られたリング状素材をプレス加工して主表面側から見たときに外観形状が同心円状で断面が波型形状になるようにコルゲート形成加工を行うことにより、内径1900mm、外径2000mmの円環状コア層形成材を作製した。得られたコア層形成材において、波型形状により形成される複数の山−山間または谷−谷間の距離wは、3.2mmであった。
(被覆層形成材の作製)
厚さ0.4mmの膨張黒鉛シート(SGLカーボン社製SIGRAFLEX)をカッティングすることにより、シール部形成部として円環形状を有し、被覆層耳部として4箇所の歯車歯状突起を有する同一形状を有する被覆層形成材を2つ作製した。
(コア層形成材と被覆層形成材の接合)
上記コア層形成材の主表面両面にコア層形成材を挟んで対称的に位置するように2つの被覆層形成材を配置し、接着剤で接着することにより、図6(a)右側に示すように、被覆層シール部の外周端xよりも外側に突出する4箇所の歯車歯状被覆層耳部を有するガスケットを得た。
(実施例4)
図8に示す形態を有するガスケットを、以下の手順により作製した。
(コア層形成材の作製)
厚さ0.8mmのSUS316L鋼板を打ち抜き加工して円形素材を得た後、さらに該円形素材の中心部に打ち抜き加工を施して中心孔を形成してなるリング状素材を得た。次いで、得られたリング状素材をプレス加工して主表面側から見たときに外観形状が同心円状で主表面に対する垂直断面が波型形状になるようにコルゲート形成加工を行うことにより、内径1900mm、外径2000mmの円環状コア層形成材を作製した。得られたコア層形成材において、波型形状により形成される複数の山−山間または谷−谷間の距離wは、3.2mmであった。
(被覆層形成材の作製)
厚さ0.4mmの膨張黒鉛シート(SGLカーボン社製SIGRAFLEX)カッティングすることにより、シール部形成部として円環形状を有し、耳部形成部として各々ボルト挿通穴を有する4箇所の歯車歯状突起が設けられた同一形状を有する被覆層形成材を2つ作製した。
(コア層形成材と被覆層形成材の接合)
上記コア層形成材の主表面両面にコア層形成材を挟んで対称的に位置するように2つの被覆層形成材を配置し、接着剤で接着することにより、図8(a)右側に示すように、被覆層シール部外周端xよりも外側に突出する各々直径24mmのボルト挿通穴を有する4箇所の歯車歯状被覆層耳部が設けられたガスケットを得た。
(実施例5)
図10に示す形態を有するガスケットを、以下の手順により作製した。
(コア層形成材の作製)
厚さ0.8mmのSUS316L鋼板を打ち抜き加工して円形素材を得た後、さらに該円形素材の中心部に打ち抜き加工を施して中心孔を形成してなるリング状素材を得た。次いで、得られたリング状素材をプレス加工して主表面側から見たときに外観形状が同心円状で主表面に対する垂直断面が波型形状になるようにコルゲート形成加工を行うことにより、内径1900mm、外径2000mmの円環状コア層形成材を作製した。得られたコア層形成材において、波型形状により形成される複数の山−山間または谷−谷間の距離wは、3.2mmであった。
(被覆層形成材の作製)
厚さ0.4mmの膨張黒鉛シート(SGLカーボン社製SIGRAFLEX)をカッティングすることにより、シール部形成部として円環形状を有し、耳部形成部として4箇所の歯車歯状突起が設けられた同一形状を有する被覆層形成材を2つ作製した。
(コア層形成材と被覆層形成材の接合)
上記コア層形成材の主表面両面にコア層形成材を挟んで対称的に位置するように2つの被覆層形成材を配置し、接着剤で接着することにより、図10(a)右側に示すように、被覆層シール部の外周端xよりも外側に突出する4箇所の歯車歯状被覆層耳部が設けられたガスケットを得た。
2 コア層
3 被覆層
30 シール部
31 突出部
4 シリンジ
5 ボルト穴
6 ボルト
x 被覆層シール部外周端
Claims (7)
- 主表面側から見た外観形状が同心円状で主表面に対する垂直断面が波形の金属板製のコア層と、前記コア層の表裏各主表面上にコア層を挟んで対称的にそれぞれ積層されてなる同一形状を有する軟質材料製の被覆層とにより構成され、
前記被覆層は、それぞれ、前記コア層上に設けられる被覆層シール部と、該被覆層シール部の外周端よりも外側に突出する平坦面状の被覆層耳部とを有すること
を特徴とするガスケット。 - 前記軟質材料製の被覆層が膨張黒鉛製またはフッ素樹脂製の被覆層である請求項1に記載のガスケット。
- 前記被覆層耳部は、シール対象のシール面に設けられたボルト穴の開口面の一部または該ボルト穴に設けられたボルトの突出面の一部をシール時に覆うように形成されてなるものである請求項1または請求項2に記載のガスケット。
- 前記被覆層耳部が、前記被覆層シール部の外周端に連続するように設けられてなるリング形状を有するものである請求項3に記載のガスケット。
- 前記被覆層耳部が、シール対象のシール面に設けられた複数のボルト穴の間または該ボルト穴に設けられた複数のボルトの間に位置するように前記被覆層シール部の外周端の一部にのみ設けられてなる、歯車歯形状を有するものである請求項3に記載のガスケット。
- 前記被覆層耳部が、シール対象のシール面に設けられたボルト穴の開口面または該ボルト穴に設けられた複数のボルト突出面に位置するように前記被覆層シール部の外周端の一部にのみ設けられてなるとともに、前記ボルト穴形状に対応する形状を有するボルト挿通穴を有するものである請求項1〜請求項3のいずれかに記載のガスケット。
- 前記被覆層耳部が、シール対象のシール面に対して粘着性を有するものである請求項1〜請求項6のいずれかに記載のガスケット。
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