JP2011046481A - エレベータ巻上機の支持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】機械台の共振による音もしくは振動の増幅を抑制するための実用的な構成を備えたエレベータ巻上機の支持装置を得る。
【解決手段】エレベータ巻上機から発生した振動が機械台(5)に伝達されることで機械台(5)が共振することを抑制するエレベータ巻上機の支持装置であって、圧縮量が調整可能な弾性体(11)を有し、機械台(5)の共振要部(5a)間を接続することで機械台(5)が共振することを抑制する振動抑制手段(10)を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、機械台の共振による音もしくは振動の増幅を抑制するエレベータ巻上機の支持装置に関する。
通常、機械室を有するエレベータの巻上機の機械台には、H鋼等の簡素な構造物が使用されることが多い。このようなH鋼は、中央リブ部側面のように、大きな面を有しており、巻上機から発生する振動が機械台に伝達し、H鋼の中央リブ部側面において共振し、音もしくは振動が増幅する可能性がある。そのため、機械室周辺に居室がある場合は、増幅した音もしくは振動が居室に伝播し、クレームになる可能性がある。
巻上機と機械台は、防振ゴムを介して固定されているが、機械台の共振に対しては、この防振ゴムの効果は、あまり期待できない。そのため、音もしくは振動が増幅しないようにするためには、機械台の共振している箇所(面)に対し、機械台に補強を溶接し、剛性を高めることにより振動を抑制することが主な手段として用いられている(例えば、特許文献1参照)。
また、その他の手段として、機械台の共振している箇所(面)に錘を取り付け、共振点をずらすことも考えられている。
特開昭57−131684号公報
しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。
前者の機械台の剛性を高める為に補強を溶接する対策は、巻上機据付後の対応となった場合には、据付現場で溶接を実施することが困難と考えられ、実用上難しいという問題がある。また、後者の錘を取り付ける対策は、非常に多くの錘(重量)が必要となり、実装することが困難であるという問題がある。
本発明は、前記のような課題を解決するためになされたものであり、機械台の共振による音もしくは振動の増幅を抑制するための実用的な構成を備えたエレベータ巻上機の支持装置を得ることを目的とする。
本発明に係るエレベータ巻上機の支持装置は、エレベータ巻上機から発生した振動が機械台に伝達されることで機械台が共振することを抑制するエレベータ巻上機の支持装置であって、圧縮量が調整可能な弾性体を有し、機械台の共振要部間を接続することで機械台が共振することを抑制する振動抑制手段を備えるものである。
本発明に係るエレベータ巻上機の支持装置によれば、機械台が巻上機から発生する振動により共振した場合において、弾性体を介して機械台の共振要部間を結合することで、機械台同士からなる振動モード系を変更する手段を備えることにより、機械台の共振による音もしくは振動の増幅を抑制するための実用的な構成を備えたエレベータ巻上機の支持装置を得ることができる。
本発明の実施の形態1におけるエレベータ巻上機の支持装置の全体構成を示す図である。 本発明の実施の形態1におけるエレベータ巻上機の支持装置の要部拡大図である。 本発明の実施の形態2におけるエレベータ巻上機の支持装置の要部拡大図である。 本発明の実施の形態2における別の構成を有するエレベータ巻上機の支持装置の要部拡大図である。
以下、本発明のエレベータ巻上機の支持装置の好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1におけるエレベータ巻上機の支持装置の全体構成を示す図である。巻上機1には、ロープ2が巻き掛けられ、ロープ2の一端には、図示しないかごが懸架されている。一方、ロープの他端には、そらせ車3を介して図示しない吊り合い錘が懸架されている。そして、巻上機1が駆動することで、かごと吊り合い錘がつるべ式に昇降する。
巻上機1は、防振ゴム4を介して機械台5に固定されている。機械台5には、通常、H鋼のような簡素な構造物が使用される。巻上機1が駆動することで振動が発生し、この振動が防振ゴム4を介して機械台5に伝播する。このとき、機械台5の共振周波数と、巻上機1から発生する振動の周波数とが近接すると、機械台5が共振する可能性がある。機械台5がH鋼で構成される場合、共振する箇所としては、中央リブ部側面5aなど大きな平面を構成する部分が共振要部として挙げられる。
そこで、本実施の形態1では、相対するように配置された機械台5同士の中央リブ部側面5a間(すなわち、共振要部間)に、振動抑制手段10を設けている(図1のA部参照)。図2は、本発明の実施の形態1におけるエレベータ巻上機の支持装置の要部拡大図であり、図1中のA部の拡大図に相当する。図2における振動抑制手段10は、弾性体11、バネ座12、ネジ棒13、ネジ座14、および止めナット15を含んで構成されている。
機械台5の中央リブ部側面5a間は、ばねなどの弾性体11を介して連結されている。そして、バネ座12が、ネジ棒13の一方の先端に固定されている。また、ネジ棒13の他端は、ネジ座14にネジ結合されて、止めナット15で固定されている。
ネジ棒13を回転してネジ棒13の出っ張り長さを調整することで、弾性体11の圧縮量を調整することが可能となる。そして、弾性体11の圧縮量を調整することで、振動の打ち消し度合いを調整することができる。これにより、H鋼の中央リブ部側面5aが共振して振動の振幅が大きくなった場合でも、弾性体11により、互いの振動を打ち消す効果がある。
なお、ネジ棒13を回転するともに、バネ座12も回転する。ここで、バネ座12には、図2に示すように、弾性体11の端部を収納する溝部12aがあり、弾性体11がこの溝部12aに保持された状態で、バネ座12が回転する。従って、溝部12aの働きにより、弾性体11のラジアル方向の移動を規制することができ、ネジ棒13を回転させて調整する際、弾性体11がラジアル方向に揺動することなく、安定した調整作業ができることとなる。
以上のように、実施の形態1によれば、圧縮量が調整可能な弾性体を有する振動抑制手段を介して、機械台の共振要部(相対するように配置された機械台同士の中央リブ部側面)の間を接続している。この結果、据付現場において、共振による振動(あるいは音)の打ち消し度合いを容易に調整することができ、実用的な構成を備えたエレベータ巻上機の支持装置を得ることができる。
実施の形態2.
本実施の形態2では、先の実施の形態1における振動抑制手段10に対して、さらに減衰体16を設け、機械台の共振による音もしくは振動の増幅の抑制効果を増す構成について説明する。
図3は、本発明の実施の形態2におけるエレベータ巻上機の支持装置の要部拡大図である。本実施の形態2における図2の振動抑制手段10は、先の実施の形態1における図1の振動抑制手段10と比較すると、弾性体11を備えた端部に減衰体16がさらに設けられている点が異なっている。
このような減衰体16は、例えば、ゴムなどで構成される。これにより、ばねによる弾性体11の効果だけでなく、減衰体16によっても振動を減衰させる効果を得ることができる。この結果、振動に対する感度を下げることが可能となる。
図4は、本発明の実施の形態2における別の構成を有するエレベータ巻上機の支持装置の要部拡大図である。先の図3の構成では、減衰体16が、弾性体11と直列の位置関係で配置されていた。これに対して、図4の構成では、減衰体16が、弾性体11と並列の位置関係で配置されている。このような図4の構成でも、先の図3の構成と同様に、振動に対する感度を下げることが可能となる。
以上のように、実施の形態2によれば、圧縮量が調整可能な弾性体、および振動を減衰させる効果を持つ減衰体を有する振動抑制手段を介して、機械台の共振要部(相対するように配置された機械台同士の中央リブ部側面)の間を接続している。この結果、据付現場において、共振による振動(あるいは音)の打ち消し度合いを容易に調整することができ、実用的な構成を備えたエレベータ巻上機の支持装置を得ることができる。さらに、弾性体と減衰体を併用することで、先の実施の形態1よりも、振動に対する感度を下げることが可能となる。
なお、上述した実施の形態2における減衰体は、ゴムに限定することなく、油圧ダンパなど、減衰特性のあるものであれば、適用することが可能であり、同様の効果を得ることができる。
また、上述した実施の形態1、2では、機械台が相対するH鋼で構成され、相対するように配置された機械台同士の中央リブ部側面を共振要部として、その間に振動抑制手段を接続する場合について説明した。しかしながら、本発明は、機械台がH鋼で構成される場合に限定されるものではなく、他の構成の機械台においても、その機械台の共振要部間に振動抑制手段を接続することで、同様の効果を得ることができる。
1 巻上機、5 機械台、5a 中央リブ部側面(共振要部)、10 振動抑制手段、11 弾性体、12 バネ座、12a 溝部、13 ネジ棒、14 ネジ座、15 ナット、16 減衰体。

Claims (3)

  1. エレベータ巻上機から発生した振動が機械台に伝達されることで前記機械台が共振することを抑制するエレベータ巻上機の支持装置であって、
    圧縮量が調整可能な弾性体を有し、前記機械台の共振要部間を接続することで前記機械台が共振することを抑制する振動抑制手段を備える
    ことを特徴とするエレベータ巻上機の支持装置。
  2. 請求項1に記載のエレベータ巻上機の支持装置において、
    前記機械台は、相対するH鋼で構成され、前記共振要部間として、相対するように配置された前記機械台同士の中央リブ部側面間を有し、
    前記振動抑制手段は、前記中央リブ部側面間を接続することで前記機械台が共振することを抑制する
    ことを特徴とするエレベータ巻上機の支持装置。
  3. 請求項1または2に記載のエレベータ巻上機の支持装置において、
    前記振動抑制手段は、前記機械台が共振することを抑制する減衰体をさらに備えることを特徴とするエレベータ巻上機の支持装置。
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