JP2011045953A - 電動工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】
作業時に安易にスピンドルロックに手を触れないように改良した電動工具を提供する。
【解決手段】
回転軸2Aを有するモータ2と、ハウジング4と、先端工具を回転させるスピンドル8と、スピンドル8の回転を制限するためのロック手段9を有する電動工具において、ロック手段9をモータ2の後方に配置したので、スピンドルのロック手段9の位置を本体把握部から遠ざけることができる。ロック手段9は、回転軸2Aに取り付けられ半径方向に延びる穴部7Aを有するロックシャフト7と、穴部7Aに嵌挿されるロックピン23を有して構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、モータにスピンドルなどの先端工具の駆動軸を直接取り付けた電動工具に関し、特にストレートグラインダのように、先端工具の取り付けのためのスピンドルロック手段を有する電動工具に関する。
充電池によりモータを駆動し、モータの出力軸に取り付けた小型の軸付砥石を回転させるストレートグラインダが知られている。特許文献1にて開示されるように、従来のコードレス方式のストレートグラインダは、円筒形の細長いハウジングの内部であって、長手方向の中央付近に電気モータを収容し、モータの後方側には直流電力を供給する充電式の二次電池と、モータの回転を調整するスイッチが設けられる。モータの前方側には、スピンドルが設けられ、スピンドルの先端には先端工具固定部材としてコレットが設けられる。先端工具の取り付けは、コレットのナットを締付けることにより行われる。特許文献1に示すようなストレートグラインダにおいては、トイシやドリルビット等の先端工具は、スピンドルに対して回転不能に取付けられ、研磨作業や穴空け作業を行うことができる。ストレートグラインダは片手で握って作業をすることを想定しているため、握り部は細く構成されるのが通常である。
ストレートグラインダにおいて先端工具を固定するためには、コレットナットを回す必要があるが、コレットナットを締め付ける際にスピンドルがコレットナットと同期して回転するとコレットナットを締め付けることができない。そこで、ストレートグラインダにおいては、コレットナットを締め付ける又はゆるめる際に、スピンドルの回転を制限するスピンドルロックが設けられる。ストレートグラインダにスピンドルロックを設けたことにより、先端工具を交換する際に、スピンドルの回転を制限するためのスパナなど工具を必要とすることなく、先端工具を容易に交換でき、作業性を大きく向上させることが可能である。
米国特許第D491031S号明細書
特許文献1に記載された電動工具では、スピンドルロックのボタンが、把持した作業者の指先部付近にあるため、作業時に指先が触れてしまう可能性がある。作業時にスピンドルロックが効いてしまうとスピンドルの回転を急に回転を止めてしまう恐れがあり、作業者の作業を阻害する恐れがある。
また、特許文献1のストレートグラインダでは、モータの回転速度調整用のダイヤルスイッチがモータ後部に設けられる。ストレートグラインダを用いて彫刻などの微細な作業をする際には、回転速度の微調整が必要となるが、把握部から遠い位置にスイッチが配置されているため、片手で握りながら回転の微調整をすることは困難である。そのため回転速度の調整をする際は、必ず両手を使う必要があり作業効率が低減してしまう。
本発明は上記背景に鑑みてなされたもので、その目的は、作業時に安易にスピンドルロックに手を触れないように構成した電動工具を提供することにある。
本発明の他の目的は、作業中に片手で回転速度の微調整を可能とし、作業効率を向上させた電動工具を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、本体の回転軸部の保持能力を強固なものにし、スピンドルの回転精度を向上させ、作業効率を向上させた電動工具を提供することにある。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの特徴を説明すれば、次の通りである。
本発明の一つの特徴によれば、回転軸を有するモータと、モータを収容するハウジングと、モータの回転軸の前方に連結され、接続される先端工具を回転させるスピンドルと、スピンドルの回転を止めるためのロック手段を有する電動工具において、ロック手段をモータの後方に配置した。ロック手段は、半径方向に延びる穴を有し前記回転軸に取り付けられるロック用軸と、穴に嵌挿されるロックピンを有して構成される。回転軸は、モータの前方及び後方においてベアリングによって直接的に又は間接的に回転可能に支持され、ロック手段は、後方のベアリングよりも後ろ側に配置される。ハウジングとモータの間には弾性体を介在させると良い。
本発明の他の特徴によれば、回転軸を有するモータと、モータを収容する左右分割式の2つのハウジングと、モータの回転軸に連結され、接続される先端工具を回転させるスピンドルと、を有する電動工具であって、ハウジングの内部に電気配線を収容し、左右分割式の2つのハウジングのうち、一方から回転軸又はハウジングの分割面を超えて他方へと伸びるように形成された突起を有するようにした。突起は、第1の突起と第2の突起を有し、第1の突起及び第2の突起で、回転軸をはさむように構成される。
請求項1の発明によれば、ロック手段をモータの後方に配置したので、スピンドルロックの位置を本体把握部から遠ざけることができ、モータ前部のスピンドル上部にスイッチを配置することができる。スピンドルロックを本体把握部から遠い位置に配置することで作業時に安易にスピンドルロックに手を触れてしまうことがなく、作業性を向上させることができる。
請求項2の発明によれば、半径方向に延びる穴を有し前記回転軸に取り付けられるロック用軸と、穴に嵌挿されるロックピンを有するので、簡単な構成で確実にモータの回転軸をロックすることができる。
請求項3の発明によれば、モータ後部の回転軸後端部にベアリングを設ける。このようにベアリング二つで回転軸を受けることで、軸の振れの精度も向上させることが微細な作業をする場合でも効率良く作業を進めることが可能になる。
請求項4の発明によれば、モータ後部の回転軸後端部にベアリングを設け、ロック手段は、前記後方のベアリングよりも後ろ側に配置した。このようにロック手段の位置をベアリングの後方にすることで、2つのベアリング間の距離を短くすることができ、軸の振れの精度も向上させることが可能になる。
請求項5の発明によれば、前記ハウジングの把持部分に、前記モータの回転速度を調整するスイッチ手段を設けたので、作業中に作業者が把持している手でスイッチ手段を操作することが可能となり作業効率を向上させることが可能になる。
請求項6の発明によれば、モータとハウジングとの間に弾性体を介在させるので、高回転時における本体の振動低減にも繋げることが可能になる。
請求項7の発明によれば、ハウジングの内部に電気配線を収容し、左右分割式の2つのハウジングのうち、一方から回転軸又はハウジングの分割面を超えて他方へと伸びるように形成された突起を有するので、スイッチに接続される電気配線を突起によってハウジングの内壁に沿うように保持することができ、電気配線が回転するスピンドルに接触する恐れが無くなり、電動工具の耐久性を大きく向上させることができる。
請求項8の発明によれば、突起は、第1の突起と第2の突起を有し、第1の突起及び第2の突起で、回転軸をはさむように構成されるので、電気配線が回転軸に接触する恐れをほぼなくすことができる。
本発明の上記及び他の目的ならびに新規な特徴は、以下の明細書の記載及び図面から明らかになるであろう。
本発明の実施例に係るストレートグラインダ1の全体を示す側面図であり、左右分割式のハウジングの片側(右側)を外した状態を示す図である。 本発明の実施例に係るストレートグラインダ1の上面図である。 図1のロック機構9付近の拡大断面図であり、ロック機構9が非作動時の状態を示す。 図1のロック機構9付近の拡大断面図であり、ロック機構9が作動時の状態を示す。 本発明の第2の実施例に係るストレートグラインダ51の全体を示す側面図であり、左右分割式のハウジングの片側(右側)を外した状態を示す図である。 図5のロックシャフト57の(1)上面図、及び、(2)側面図である。 本発明の第3の実施例に係るストレートグラインダ81の全体を示す側面図であり、左右分割式のハウジングの片側(74A)を外した状態を示す図である。 図7のA−A部の断面図である。 図7のロック機構9付近の拡大断面図である。 図9のロックシャフト97の(1)上面図、及び、(2)側面図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。本実施例においては電動工具の例としてストレートグラインダを用いて説明する。なお、以下の図において、同一の部分には同一の符号を付し、繰り返しの説明は省略する。また、本明細書においては、前後、上下、左右の方向は図1及び図2に示す方向であるとして説明する。
図1は本発明の実施例に係るストレートグラインダ1の全体を示す側面図であり、左右分割式のハウジングの片側(右側)を外した状態を示す図である。ストレートグラインダ1は、前後方向に延びる円筒状のハウジング4を有し、ハウジング4の内側であって中央よりやや前方側にモータ2を収容し、モータ2から前方側に、先端工具を取り付けるためのスピンドル8が設けられる。スピンドル8の前端側には先端工具を固定するためのコレット12が形成され、コレットナット13を締付けることにより、先端工具はスピンドル8に対して回転不能に取付けられる。スピンドル8は、軸方向(前後方向)の中央部付近をベアリング11で回転可能に固定され、スピンドル8の後端には回転軸2Aの先端部分を嵌め込むための嵌合穴8Aが形成される。スピンドル8と回転軸2Aは、同軸となるように配置される。スピンドル3の上方のハウジング4の部分には、モータ2の回転速度を設定するダイヤルスイッチ3が設けられる。
先端工具固定部材であるコレット12には、図示しない先端工具が取り付けられ、固定のためのコレットナット13を締付けることにより、先端工具はスピンドル8に対して回転不能に固定される。先端工具としては、軸付トイシやドリルビットなどを装着可能であり、研磨作業や穴空け作業が可能である。
ハウジング4の後端側には直流電力を供給する電池パック5が着脱可能に設けられる。電池パック5は複数のセルを含むニッカド電池またはリチウムイオン電池等の2次電池であり、セルの一部を収容する突出部分5Aがハウジング4の後端側の内部空洞に収容される。モータ2の後方側であって、電池パック5との間には、回転軸2Aの回転をロックするためのロック機構9が設けられる。回転軸2Aの後端側には、ロック機構9のロックピン23が嵌合する二つの対称な穴部7Aが形成されたロックシャフト7が固定される。ロック機構9とロックシャフト7により、本実施例によるロック手段が実現される。ロックシャフト7に形成された穴部7Aは、ロックシャフト7の半径方向に延びて所定の深さを有する略円柱形の穴である。穴部7Aの底部(最内周側)はすり鉢状に形成されているが、これは穴空け加工するドリル刃の先端形状によるものであり、必ずしもすり鉢状でなくても良い。
モータ2は、例えば直流モータであり、回転軸2Aを保持する軸受け部分がハウジング4の内周側に形成されたリブ10A及び10Bにより保持される。ハウジング4の内側には、モータ2の外周部を保持するための複数のリブ14A〜14Cが形成され、これらのリブ10A、10B、14A、14B及び14Cによってモータ2はハウジング4の内部に固定される。
図2は本発明の実施例に係るストレートグラインダ1の上面図である。本実施例によるストレートグラインダ1は、前後長さが約20〜35cm程度の小型の工具であり、例えば作業者が片手で鉛筆を握るように把持しながら作業をすることが可能である。そのため、ストレートグラインダ1の軸方向略中央より前方側の部分が作業者によって把持される把持部となる。本実施例では、この把持部付近にモータ2のON/OFFをすると共に回転速度の調節を行うダイヤル3が設けた。一方、把持部の後方側にはロック機構9が設けられる。ロック機構9はモータ2の停止時に先端工具を着脱するために設けたもので、ロック機構9の上面のプッシュボタン21を押し下げることによりスピンドル8の回転がロックされ、押し下げられたプッシュボタン21を再度押し下げることによりスピンドル8の回転ロック状態が解除される構造であり、押すたびにオンとオフがトグルするものである。
ロック機構9は把持部に対して後方側にあるため、作業中(把持している状態)に作業者が誤ってロック機構9に触れてしまう恐れが少なくなり、安全性を大きく向上させることができる。一方、モータ2の回転速度を調節するダイヤル3は把持部内に位置するため、作業者が作業中に指先にて容易にモータ2の回転速度を変更したり、あるいはモータ2の回転を停止させることができる。
また、図2に示すようにスピンドルロックをモータ2後部に配置することで、モータ2の前側にダイヤルスイッチ3を配置することができる。ダイヤルスイッチ3の位置を本体把握部に配置することで、片手で回転速度の微調整を可能とし作業効率を向上させることが可能になる。本実施例では、ダイヤルスイッチ3のように回転ダイヤル式のスイッチを採用しているが、スライドスイッチ、タッチセンサのスイッチを用いることでさらに操作性の向上を図ることも可能である。
図3は、図1のロック機構9付近の拡大断面図であり、ロック機構9が非作動時の状態を示す。ロック機構9は、プッシュボタン21を押下することによってロックピン23を突出又は復帰させるシリンダ部22が移動する機構である。シリンダ22とプッシュボタン21の境界付近には、径が大きくなったフランジ22Aが形成され、フランジ22Aとハウジング4の取り付け段差4Aの間にはスプリング24が配置され、シリンダ22はスプリング24によって外周側に付勢される。また、図示していないがプッシュするたびにシリンダ22の位置をロックする構造を有する。ロックピン23は、スプリング24により付勢された状態で固定されるため、通常使用時には、スピンドルロックが働かない構造になっていて、モータ2の回転には何ら影響しない。
図4は、図1のロック機構9付近の拡大断面図であり、ロック機構9が作動時の状態を示す。プッシュボタン21が押されるとその上面がハウジング4と同一面になるまで移動し、ロックピン23が穴部7Aの内部に入り込む。シリンダ部22が下方に移動すると穴部7Aにロックピン23が嵌合され、ロックシャフト7の回転を制限することができる。
以上説明したように本実施例においては、モータ2の後部回転軸にロックシャフト7を取り付け、このロックシャフト7に穴部7Aを形成し、この穴部7Aに嵌合するロックピン23を用いてロックシャフト7の回転を制限する。ロックシャフト7はモータ2の回転軸2Aに接続され、スピンドル8も回転軸2Aに接続されるため、ロックシャフト7の回転を制限することによってスピンドル8の回転をロックすることができる
次に図5及び図6を用いて本願発明の第2の実施例を説明する。図5は本発明の第2の実施例に係るストレートグラインダ51の全体を示す側面図であり、左右分割式のハウジングの片側(右側)を外した状態を示す図である。図1と同じ構成の部分には同じ符号をつけている。図5において、モータ2後部のロックシャフト57は、その後端部をベアリング60によって保持される。このようにロックシャフト57をベアリング60で回転可能に保持することで、モータ2の回転軸は前後方向に設けられた2つのベアリング11、60によって保持されることになるので剛性アップにつながり、本体の耐久性の向上を図ることができる。また、2つのベアリング11、60によってモータ2を受けることにより、モータ2の回転軸(回転軸2A)の振れの精度も向上させることができるので、微細な作業をする場合でも効率良く作業を進めることが可能になる。
図6は図5のロックシャフト57の(1)上面図、及び、(2)側面図である。ロックシャフト57には、円周方向に2箇所の穴部57Aが形成される。この穴部57Aの位置や形状は図1で示した第1の実施例と同じである。しかしながら第2の実施例においてはベアリング60にて固定するために取付部57Cが形成され、取付部57Cの前方にはフランジ57Bが形成され、ベアリング60の内輪に良好に保持できるようにロックシャフト57が構成される。尚、取付部57Cとフランジ57Bの間には直径が細くなるように直径方向に連続した溝57Dが形成される。この溝57Dを設けたのはロックシャフト57が傾いた際に、ベアリング60の前方側の端面が摩耗することを防ぐためである。
次に図7及び図8を用いて本願発明の第3の実施例を説明する。図7は本発明の第3の実施例に係るストレートグラインダ71の全体を示す側面図であり、左右分割式のハウジングの片側(右側ハウジング74A)を外した状態を示す図である。図1と同じ構成の部分には同じ符号をつけている。図7においては図5に示した構成と同様にモータ2後部のロックシャフト57は、その後端部をベアリング60によって保持される。このようにロックシャフト57をベアリング60で回転可能に保持することで、モータ2の回転軸は前後方向に設けられた2つのベアリング11、60によって保持されることになるので剛性アップにつながり、本体の耐久性の向上を図ることができる。
一方、第3の実施例においては、回転軸2Aの後部と前部の二つのベアリング11、60で軸受けをするため、モータ2の本体部の前方後方、あるいは外周部において、複数のリブにおいて保持する必要が無く、モータ2に回り止め部を取り付けるのみで良い。そこで、ハウジング4との間に弾性体73を介在させることで、モータ2の回り止めをすると共に、高回転時における本体の振動低減にも繋げることも可能になる。
図8は、図7のA−A部の断面図である。ダイヤルスイッチ3をスピンドル8上部に配置するためには、配線がスピンドル8の外周部を通るように配置する必要がある。この際、スピンドル8にリード線17が接触すると、断線してしまう可能性がある。そこで、図8に示すように、二つ割りのハウジング74A(右側のハウジング)側にリード線17を押さえるリブ76を設け、そのリブ76により、リード線17を保持することにより、リード線17をハウジング74B側に押しつけるようにし、リード線17のふらつきを防止し、断線を防止することができる。リブ76は、スピンドル8を上下から挟むように延在するように形成されるが、リブ76は合成樹脂の成型によりハウジング74Aと一体に製造されると好ましい。尚、本実施例では、スピンドル8付近のリード線17をリブ76で保持するような構成としたが、ロックシャフト57付近のリード線をも保持するようなリブを同様に設けるように構成しても良い。
次に図9及び図10を用いて本発明の第4の実施例を説明する。第1及び第2の実施例のおいては、ロックシャフト97には、ロックピン23に嵌合するような貫通穴97Aが設けられる。図9のように貫通穴97bにした場合には、ロックピン23を押した場合の付き当て位置はロックシャフト7の中心付近ではなく、ロックシャフト97を貫通した位置になる。この実施例によれば、ロックシャフト97の穴部を貫通穴にすることで穴空け作業が1回で済むため、加工工程の削減ができ、原価を安く提供することが可能になる。
図10は、図9のロックシャフト97の(1)上面図、及び、(2)側面図である。ロックシャフト97には、円周方向に貫通穴97Aが形成される。尚、取付部97Cとフランジ97Bの間には直径が細くなるように直径方向に連続した溝97Dが形成される。
以上、本実施例によれば。モータ後部に回転軸にロックシャフトを取り付け、このロックシャフトに穴部又は貫通穴を設け、この穴部又は貫通穴に嵌合するような、ロックピンを用いてスピンドルのロックをするように構成したので、本体把握部から遠い位置にロック機構を配置することができ、作業中に作業者が把持している手でスイッチ手段を操作することが可能となり作業効率を向上させることが可能になる。
以上、本発明を示す実施例に基づき説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。例えば、本実施例では電動工具の例としてストレートグラインダを用いて説明したが、ストレートグラインダだけでなくその他の工具、例えばドライバ、丸鋸、グラインダであっても良い。
1 ストレートグラインダ 2 モータ 2A 回転軸
3 ダイヤルスイッチ 4 ハウジング 5 電池パック
5A (電池パックの)突出部 6 制御基板
7 ロックシャフト 7A 穴部 8 スピンドル
9 ロック機構 10A、10B リブ 11 ベアリング
12 コレット 13 コレットナット
13A (コレットナットの)貫通穴
14A〜14C (ハウジングの)リブ 15 ネジボス
17 リード線 21 プッシュボタン 22 ケース
23 ロックピン 24 スプリング
51 ストレートグラインダ 57 ロックシャフト
57A 穴部 57B フランジ 57C 取付部
57D 溝 60 ベアリング 71 ストレートグラインダ
73 弾性体 74A、74B ハウジング 76 リブ
91 ストレートグラインダ 97 ロックシャフト
97A 貫通穴 97B フランジ 97C 取付部
97D 溝

Claims (8)

  1. 回転軸を有するモータと、
    前記モータを収容するハウジングと、
    前記モータの回転軸の前方に連結され、接続される先端工具を回転させるスピンドルと、
    前記スピンドルの回転を止めるためのロック手段を有する電動工具において、
    前記ロック手段を、前記モータの後方に配置したことを特徴とする電動工具。
  2. 前記ロック手段は、半径方向に延びる穴を有し前記回転軸に取り付けられるロック用軸と、前記穴に嵌挿されるロックピンを有することを特徴とする請求項1に記載の電動工具。
  3. 前記回転軸は、前記モータの前方及び後方においてベアリングによって回転可能に支持され、
    前記ロック手段は、前記モータと前記後方のベアリングの間に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の電動工具。
  4. 前記回転軸は、前記モータの前方及び後方においてベアリングによって回転可能に支持され、
    前記ロック手段は、前記後方のベアリングよりも後ろ側に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の電動工具。
  5. 前記モータと前記スピンドルの先端の間であって、前記ハウジングの把持部分に、前記モータの回転速度を調整するスイッチ手段を設けたことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の電動工具。
  6. 前記ハウジングと前記モータの間に弾性体を介在させることを特徴とする請求項4に記載の電動工具。
  7. 回転軸を有するモータと、
    前記モータを収容する左右分割式の2つのハウジングと、
    前記モータの回転軸に連結され、接続される先端工具を回転させるスピンドルと、を有する電動工具であって、
    前記ハウジングの内部に電気配線を収容し、
    前記左右分割式の2つのハウジングのうち、一方から回転軸又は前記ハウジングの分割面を超えて他方へと伸びるように形成された突起を有することを特徴とする電動工具。
  8. 前記突起は、第1の突起と第2の突起を有し、
    前記第1の突起及び第2の突起で、前記回転軸をはさむように構成されることを特徴とする請求項7に記載の電動工具。
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