JP2023005977A - 作業機 - Google Patents

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【課題】作業性を向上する。【解決手段】トリマ10では、モータ40がハウジング20に収容され、モータ40の出力軸40Aの一端部が、ハウジング20から先端側へ突出しており、先端工具Tが出力軸40Aの一端部に取付けられている。ハウジング20の外周部には、第1トリガ50及び第2トリガ60が設けられている。そして、ハウジング20の中間ハウジング部24が、把持部として構成されている。ここで、第1トリガ50が、ハウジング20の先端側外周部に設けられており、第2トリガ60がハウジング20の基端側に配置されている。このため、中間ハウジング部24を順手で握って切削加工を行う場合には、親指や人差し指で第1トリガ50を操作することができ、中間ハウジング部24を逆手で握って切削加工を行う場合には、親指や人差し指で第2トリガ60を操作することができる。【選択図】図3

Description

本発明は、作業機に関するものである。
下記特許文献1に記載のストレートグラインダ(作業機)では、ストレートグラインダの外郭を構成する略長尺筒状のハウジング内にモータが収容されており、ハウジングの先端側分が把持部として構成されている。また、ハウジングの先端側には、先端工具が取付けられる。さらに、ハウジングの基端側部分には、ダイヤルスイッチが操作可能に露出している。そして、ダイヤルスイッチを回転操作することで、モータがオン又はオフされて、先端工具の回転が開始又は停止される。
特開2011-136405号公報
ここで、ストレートグラインダのような作業機では、加工材に対する加工形態に応じて、作業者が把持部の持ち方を変更する。このため、把持部の持ち方によって、ダイヤルスイッチを操作することが困難になる場合がある。この場合には、例えば、ダイヤルスイッチの操作時と加工材に対する加工時とにおいて、作業者が持ち方を変更する必要があり、作業が煩雑になる。これにより、作業性が低下する可能性がある。
本発明は、上記事実を考慮して、作業性を向上することができる作業機を提供することを目的とする。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、出力軸を含んで構成された原動機と、前記原動機を収容すると共に、柱状の把持部を有するハウジングと、前記把持部の外周部に設けられると共に、操作されることで前記原動機を駆動又は停止させる第1操作部と、前記把持部の外周部に設けられると共に、操作されることで前記原動機を駆動又は停止させる第2操作部と、を備え、前記第1操作部及び前記第2操作部が、前記把持部の周方向において、ずれた位置に配置されている作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、一端部に先端工具が連結された出力軸を含んで構成された原動機と、前記出力軸の軸方向に延在され、前記先端工具が長手方向一方側に配置された状態に前記原動機を収容すると共に、長手方向中間部が把持部として構成されたハウジングと、前記ハウジングの一端側の外周部に設けられると共に、操作されることで前記原動機を駆動又は停止させる第1操作部と、前記ハウジングの他端側の外周部に設けられると共に、操作されることで前記原動機を駆動又は停止させる第2操作部と、を備えた作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記第1操作部及び前記第2操作部が、前記把持部の周方向において、反対側に配置されている作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記第1操作部の少なくとも一部が、前記把持部の一端部に配置され、前記第2操作部の少なくとも一部が、前記把持部の他端部に配置されている作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記ハウジングは、第1張出部を有しており、前記第1張出部は、前記把持部の長手方向一方側に隣接して配置されると共に、前記把持部の径方向外側へ張出されている作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記ハウジングには、前記第1操作部を設置するための操作設置部が形成されており、前記操作設置部は、前記第1張出部と前記把持部とに跨って配置されると共に、前記第1張出部及び前記把持部に対して前記把持部の径方向外側へ突出している作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記操作設置部における前記把持部側の側面は、前記把持部の長手方向他方側へ向かうに従い前記把持部の径方向内側へ傾斜する傾斜面として構成されている作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記ハウジングは、第2張出部を有しており、前記第2張出部は、前記把持部の長手方向他方側に隣接して配置されると共に、前記把持部の径方向外側に張出されている作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記把持部の長手方向中間部には段部が形成されており、前記把持部の長手方向一方側の断面積が前記把持部の長手方向他方側の断面積と比べて大きく設定されている作業機である。
上記構成の作業機によれば、作業性を向上することができる。
本実施の形態に係るトリマの第1方向一方側から見た側面図である。 図1に示されるトリマの第1方向他方側から見た側面図である。 図1に示されるトリマの第2方向一方側から見た縦断面図である。 図1に示されるトリマを用いた第1加工形態を説明するための側面図である。 図1に示されるトリマを用いた第2加工形態を説明するための側面図である。 図4及び図5に示される第1加工形態及び第2加工形態が混在する作業を説明するための説明図である。
以下、図面を用いて、本実施形態に係る作業機としてのトリマ10について説明する。図1~図3に示されるように、トリマ10は、全体として、所定の方向に沿って延在された略段付き円柱状に形成されている。そして、以下の説明では、トリマ10の長手方向一方側(図1~図3の矢印A方向側)をトリマ10の先端側としており、トリマ10の長手方向他方側(図1~図3の矢印B方向側)をトリマ10の基端側としている。また、トリマ10の長手方向に対して直交する方向を第1方向(図3の矢印C及び矢印Dを参照)とし、トリマ10の長手方向及び第1方向に対して直交する方向を第2方向(図2及び図3の矢印E及び矢印Fを参照)としている。さらに、図3の矢印C方向側を第1方向一方側とし、図2及び図3の矢印E方向側を第2方向一方側としている。
トリマ10は、トリマ10の先端側に配置された被切削材に切削加工を施す電動工具として構成されている。トリマ10は、ハウジング20と、原動機としてのモータ40と、第1操作部としての第1トリガ50と、第2操作部としての第2トリガ60と、を含んで構成されている。
(ハウジング20について)
ハウジング20は、トリマ10の外郭を構成している。すなわち、ハウジング20は、全体としてトリマ10の長手方向に延在された中空柱状に形成されており、ハウジング20の先端部が開放されている。ハウジング20は、第2方向に2分割されたハウジング部材20A、20Bによって構成されており、ハウジング部材20A、20Bを互いに締結することで、ハウジング20が形成されている。ハウジング20は、ハウジング20の先端部(長手方向一端部)を構成する先端ハウジング部22と、ハウジング20の長手方向中間部を構成する中間ハウジング部24と、ハウジング20の基端部(長手方向他端部)を構成する第2張出部としての基端ハウジング部26と、を含んで構成されている。
先端ハウジング部22は、略段付円筒状に形成されている。具体的には、先端ハウジング部22の基端部は、第1張出部としての先端側張出部22Aとして構成され、先端ハウジング部22の先端部は、ハウジング開口部22Bとして構成されており、ハウジング開口部22Bの直径が先端側張出部22Aの直径よりも小さく設定されている。そして、ハウジング開口部22Bと先端側張出部22Aとの間の部分が、先端側へ向かうに従い径方向内側へ傾斜している。
先端ハウジング部22には、ベースプレート30が設けられている。ベースプレート30は、第1方向一方側から見て、略L字形板状に形成されている。具体的には、ベースプレート30は、先端ハウジング部22の第2方向他方側外周部から、ハウジング20の先端側へ延出された第1プレート部30Aと、第1プレート部30Aの先端部において第2方向一方側へ屈曲された第2プレート部30Bと、を含んで構成されている。第2プレート部30Bには、先端工具Tを挿通させるための挿通孔30Cが貫通形成されている。
中間ハウジング部24は、作業者が把持する把持部として構成されると共に、前後方向に延在された略中空段付円柱状に形成されている。そして、中間ハウジング部24の先端側部分が第1把持部24Aとして構成されており、中間ハウジング部24の基端側部分が第2把持部24Bとして構成されている。第1把持部24Aの直径は、先端ハウジング部22における先端側張出部22Aの直径よりも小さく設定されている。このため、先端側張出部22Aと第1把持部24Aとの間には、段差状の先端側段差部24Cが形成されている。
第2把持部24Bは、第1把持部24Aよりも小径の略円筒状に形成されている。すなわち、第1把持部24Aの外周部の断面積が、第2把持部24Bの外周部の断面積よりも大きく設定されている。そして、第1把持部24A及び第2把持部24Bの第1方向一方側端部の外周部を一致させた状態で、第2把持部24Bが第1把持部24Aに滑らかに接続されている。また、第1把持部24Aと第2把持部24Bとの間には、段部としての中間段差部24Dが形成されている。中間段差部24Dは、中間ハウジング部24の第1方向一方側部分を除いて、中間ハウジング部24の周方向に延在されており、中間ハウジング部24の周方向から見て、ハウジング20の先端側へ向かうに従い中間ハウジング部24の径方向外側へ傾斜している。
基端ハウジング部26は、ハウジング20の長手方向から見て、第1方向を長手方向とする略矩形状に形成されると共に、先端ハウジング部22及び中間ハウジング部24よりも第1方向両側へ張出されている。具体的には、第2把持部24Bに対する基端ハウジング部26の第1方向他方側への突出量が、第2把持部24Bに対する基端ハウジング部26の第1方向一方側への突出量よりも大幅に大きくなっている。また、基端ハウジング部26は、第2把持部24Bよりも第2方向両側に張出されている。このため、第2把持部24Bと基端ハウジング部26との間には、段差状の基端側段差部24Eが形成されている。
基端ハウジング部26の内部には、制御部32が収容されている。制御部32は、トリマ10の長手方向を厚み方向とする略矩形偏平状に形成されて、ハウジング20に保持されている。基端ハウジング部26の基端部には、バッテリ34を装着するための電池装着部26Aが設けられている。電池装着部26Aは、ハウジング20の長手方向他方側及び第1方向一方側へ開放された凹状に形成されている。電池装着部26Aには、バッテリターミナル36が設けられており、バッテリターミナル36は、制御部32に電気的に接続されている。そして、電池装着部26Aには、電池としてのバッテリ34が第1方向一方側から着脱可能に装着されて、バッテリ34によって、後述するモータ40に電力が供給される構成になっている。
また、ハウジング20の先端側部分における第1方向一方側端部には、後述する第1トリガ50を配置するための操作設置部としてのトリガ設置部28が形成されている。トリガ設置部28は、先端ハウジング部22と中間ハウジング部24とに跨って配置されており、ハウジング20の径方向(第1方向一方側)から見て、ハウジング20の長手方向に延在された略矩形状に形成されている。また、トリガ設置部28は、先端側張出部22Aよりも径方向外側(第1方向一方側)へ突出している。トリガ設置部28における中間ハウジング部24側の側面は、傾斜面28Aとして構成されており、傾斜面28Aは、第2方向から見て、ハウジング20の長手方向他方側へ向かうに従い径方向内側へ傾斜しており、傾斜面28Aの端部が中間ハウジング部24の外周部に接続されている。トリガ設置部28の頂部には、略矩形状のトリガ孔28Bが貫通形成されている。
また、中間ハウジング部24の基端部における第1方向他方側端部には、後述する第2トリガ60を配置するためのトリガ孔24Fが貫通形成されており、トリガ孔24Fが、第1方向他方側から見て、略矩形状に形成されている。
(モータ40について)
モータ40は、ハウジング20における第1把持部24A内において第1把持部24Aと同軸上に配置されて、ハウジング20に固定されている。モータ40の出力軸40Aは、第1把持部24A及び先端ハウジング部22に亘って配置されており、出力軸40Aの一端側部分が、先端ハウジング部22に設けられた第1軸受42によって回転可能に支持されている。一方、出力軸40Aの他端部は、第1把持部24Aに設けられた第2軸受44によって回転可能に支持されている。出力軸40Aの一端部は、ハウジング20よりも軸方向一方側へ突出しており、当該一端部には、コレクトチャック46が設けられている。そして、コレクトチャック46によって先端工具Tが出力軸40Aの一端部に着脱可能に固定されている。さらに、モータ40は、制御部32に電気的に接続されており、制御部32の制御によってモータ40が駆動する構成になっている。これにより、出力軸40Aと共に回転する先端工具Tによって被切削材に切削加工を施すようになっている。
(第1トリガ50について)
第1トリガ50は、モータ40を駆動又は停止させるための操作部として構成されている。第1トリガ50は、第1方向を厚み方向とする略矩形板状に形成されている。第1トリガ50は、トリガ設置部28のトリガ孔28B内において第1方向他方側へ押圧操作可能に設けられると共に、トリガ孔28Bから第1方向一方側へ操作可能に露出している。トリガ設置部28の内部には、第1トリガ50の第1方向他方側において、タクトスイッチ52が設けられており、タクトスイッチ52は、制御部32に電気的に接続されている。そして、第1トリガ50が押圧操作されることで、第1トリガ50がタクトスイッチ52を押圧して、タクトスイッチ52が制御部32へ検出信号を出力する構成になっている。
(第2トリガ60について)
第2トリガ60は、第1トリガ50と同様に、モータ40を駆動又は停止させるための操作部として構成されている。すなわち、本実施の形態では、第1トリガ50又は第2トリガ60が操作されることで、モータ40が駆動又は停止するように構成されている。第2トリガ60は、トリガ孔24F内に配置されて、トリガ孔24Fから第1方向他方側へ操作可能に露出している。すなわち、第1トリガ50と第2トリガ60とは、ハウジング20の周方向において180度ずれた位置に配置されると共に、ハウジング20の長手方向に離間して配置されている。より詳しくは、第1トリガ50の一部が中間ハウジング部24の先端部に配置され、第2トリガ60の全体が中間ハウジング部24の基端部に配置されている。
第2トリガ60は、第1方向を厚み方向とする略矩形板状に形成されており、第2トリガ60の基端部が、第2方向を軸方向としてハウジング20に回転可能に支持されている。これにより、第2トリガ60が、図6に示される初期位置から第1方向一方側へ押圧操作されることで、第2方向一方側から見て、反時計回りに回転されるように構成されている。なお、第2トリガ60は、図示しない付勢バネによって初期位置側へ付勢されており、第2トリガ60の非操作状態では、第2トリガ60が初期位置に保持されている。
第2トリガ60の先端部には、押圧部60Aが、形成されている。押圧部60Aは、第2トリガ60から第1方向他方側へ延出している。第2トリガ60の第1方向他方側には、マイクロスイッチ62が設けられており、マイクロスイッチ62は、制御部32に電気的に接続されている。そして、第2トリガ60が初期位置から操作位置へ操作されることで、第2トリガ60の押圧部60Aがマイクロスイッチ62を押圧して、マイクロスイッチ62が制御部32へ検出信号を出力する構成になっている。
また、制御部32は、タクトスイッチ52又はマイクロスイッチ62からの出力信号に応じて、モータ40を駆動状態(オン状態)又は停止状態(オフ状態)に切替える。具体的には、制御部32は、タクトスイッチ52又はマイクロスイッチ62からの出力信号を検出すると、モータ40をオン状態にすると共に、当該オン状態を保持する。また、オン状態において、制御部32がタクトスイッチ52又はマイクロスイッチ62からの出力信号を検出すると、制御部32は、モータ40をオン状態からオフ状態に切替える。つまり、第1トリガ50及び第2トリガ60が、所謂オルタネイトスイッチとして機能するように構成されている。
(作用効果)
次に、本実施の形態のトリマ10の作用効果について説明する。
上記のように構成されたトリマ10の切削加工時には、被切削材の形態に応じて、トリマ10の姿勢を変更する。具体的には、被切削材に対する加工形態として、トリマ10の長手方向を水平方向に略一致させた状態して、トリマ10に対して先端側(前側)に配置された被切削材に対して切削加工を施す加工形態(以下、この形態を第1加工形態という)と、トリマ10の長手方向を鉛直方向に略一致させた状態して、トリマ10に対して鉛直方向下側に配置された被切削材に対して切削加工を施す加工形態(以下、この形態を第2加工形態という)と、の2つの加工形態がある。
図4に示されるように、第1加工形態では、作業者が、主として中間ハウジング部24の第1把持部24Aを把持する。具体的には、作業者が、親指及び人差し指を中間ハウジング部24の先端側部分に配置し、小指を中間ハウジング部24の基端側部分に配置して、主として第1把持部24Aを把持する(以下、作業者のこの握り方を順手という)。そして、第1加工形態における加工開始時には、作業者が、親指や人差し指で第1トリガ50を押圧操作することで、制御部32の制御によってモータ40が駆動する。これにより、先端工具Tが出力軸40Aと共に回転して、被切削材に対する切削加工を施す。一方、第1加工形態における加工終了時には、作業者が、親指や人差し指で第1トリガ50を押圧操作することで、制御部32の制御によってモータ40の駆動が停止する。なお、図4では、親指による第1トリガ50の押圧操作を、点線にて図示している。
図5に示されるように、第2加工形態では、作業者が、主として中間ハウジング部24の第2把持部24Bを把持する。具体的には、作業者が、親指及び人差し指を中間ハウジング部24の基端側部分に配置し、小指を中間ハウジング部24の先端側部分に配置して、主として第2把持部24Bを把持する(以下、作業者のこの握り方を逆手という)。そして、第2加工形態における加工開始時には、作業者が、親指や人差指で第2トリガ60を押圧操作することで、制御部32の制御によってモータ40が駆動する。これにより、先端工具Tが出力軸40Aと共に回転して、被切削材に対する切削加工を施す。一方、第2加工形態における加工終了時には、作業者が、親指や人差指で第2トリガ60を押圧操作することで、制御部32の制御によってモータ40の駆動が停止する。なお、図5では、親指による第1トリガ50の押圧操作を、点線にて図示している。
以上説明したように、本実施の形態のトリマ10では、トリマ10の外郭を構成するハウジング20が、所定の方向に延在している。ハウジング20には、モータ40が収容され、モータ40の出力軸40Aの一端部が、ハウジング20から先端側へ突出しており、先端工具Tが出力軸40Aの一端部に取付けられている。ハウジング20の外周部には、第1トリガ50及び第2トリガ60が設けられており、第1トリガ50又は第2トリガ60を操作することで、モータ40が駆動又は停止される。そして、ハウジング20の長手方向中間部である中間ハウジング部24が、作業者の把持する把持部として構成されている。このため、上述したように、トリマ10における第1加工形態では、作業者が順手で中間ハウジング部24を握る傾向になり、トリマ10における第2加工形態では、作業者が逆手で中間ハウジング部24を握る傾向になる。
ここで、第1トリガ50が、ハウジング20の先端側外周部に設けられており、第2トリガ60がハウジング20の基端側外周部に配置されている。このため、中間ハウジング部24を順手で握って切削加工を行う場合には、親指や人差し指で第1トリガ50を操作することができ、中間ハウジング部24を逆手で握って切削加工を行う場合には、親指や人差し指で第2トリガ60を操作することができる。これにより、加工形態に応じて順手又は逆手に持ち方を変更しても、作業者が持ち方を変更することなく、トリマ10(モータ40)のオンオフ操作時を行うことができる。
以下、この点について、図6を用いて説明する。図6に示される(1)の作業は、被切削材を床とした場合の作業であり、(1)の加工形態が第2加工形態である旨を示している。(2)に示される作業は、被切削材を側壁の下部とした場合の作業であり、(2)の加工形態が第1加工形態である旨を示している。(3)に示される作業は、被切削材を側壁の上部とした場合の作業であり、(3)の加工形態が第2加工形態である旨を示している。(4)及び(5)に示される作業は、被切削材を天井とした場合の作業であり、(4)及び(5)の加工形態が第1加工形態である旨を示している。
そして、(1)~(5)の作業を順に連続して行う場合には、作業者は、床に対する作業時において、中間ハウジング部24を逆手で握る。また、側壁に対する作業時には、作業者は、中間ハウジング部24の持ち方を順手に変更すると共に、側壁に対する作業途中で中間ハウジング部24の持ち方を順手から逆手に変更する。また、天井に対する作業時には、作業者は、中間ハウジング部24の持ち方を順手に変更する。このように、(1)~(5)の作業を順に連続して行う場合には、作業者が中間ハウジング部24の握り方を変更するが、(1)~(5)の作業の任意の時点において、作業者が握り方を変更することなく、トリマ10に対するオンオフ操作を行うことができる。つまり、順手及び逆手が混在する作業においても、当該作業を連続して行うことができると共に、トリマ10に対するオンオフ操作を行うことができる。したがって、トリマ10の作業性を向上することができる。
また、第1トリガ50及び第2トリガ60が、中間ハウジング部24の周方向において180度にずれて配置されている。これにより、例えば、第1加工形態において作業者が中間ハウジング部24を順手で握った場合でも、比較的掌の大きい作業者では、小指によって第2トリガ60を操作することができる。また、例えば、第2加工形態において作業者が中間ハウジング部24を逆手で握った場合でも、比較的掌の大きい作業者では、小指によって第1トリガ50を操作することができる。すなわち、作業者が、第1トリガ50又は第2トリガ60を選択して、モータ40に対するオンオフ操作を行うことができる。
したがって、トリマ10の作業性を一層向上することができる。
また、ハウジング20の先端部には、先端側張出部22Aが設けられており、先端側張出部22Aは、中間ハウジング部24の先端側に隣接して配置されると共に、中間ハウジング部24の径方向外側へ張出されている。このため、中間ハウジング部24の先端部には、径方向外側に張出された先端側段差部24Cが形成される。これにより、中間ハウジング部24を順手又は逆手にて把持したときに、作業者の掌がハウジング20の先端側へずれることを先端側段差部24Cによって抑制できる。したがって、トリマ10の作業性をより一層向上することができる。
また、ハウジング20の先端部には、トリガ設置部28が形成されており、トリガ設置部28は、先端側張出部22Aと中間ハウジング部24とに跨って配置されると共に、先端側張出部22A及び中間ハウジング部24に対して中間ハウジング部24の径方向外側へ突出している。そして、第1トリガ50がトリガ設置部28に設置されて、第1方向一方側に操作可能に露出している。よって、作業者が中間ハウジング部24を順手で握るときに、親指又は人差し指が不用意に第1トリガ50に触れることを抑制できる。また、作業者が中間ハウジング部24を逆手で握るときに、小指が不用意に第1トリガ50に触れることを抑制できる。したがって、第1トリガ50に対する誤操作を抑制できる。
また、トリガ設置部28における中間ハウジング部24側の側面は、傾斜面28Aとして構成されており、傾斜面28Aは、第2方向から見て、中間ハウジング部24の長手方向他方側へ向かうに従い中間ハウジング部24の径方向内側へ傾斜している。これにより、例えば、中間ハウジング部24を順手で握るときに、親指を傾斜面28A上に配置することができる。これにより、第1トリガ50を押圧操作するときに、親指がトリガ設置部28に引っかかることを傾斜面28Aによって抑制することができる。また、例えば、親指を傾斜面28A上に配置することで、切削加工時において親指によって先端側への押付力を傾斜面28Aに付与することができる。したがって、トリマ10の作業性を効果的に向上することができる。
また、ハウジング20は、基端ハウジング部26を有しており、基端ハウジング部26は、中間ハウジング部24の長手方向他方側に隣接して配置されると共に、基端ハウジング部26に張出されている。このため、中間ハウジング部24の基端部には、径方向外側に張出された基端側段差部24Eが形成される。これにより、中間ハウジング部24を順手又は逆手にて把持したときに、作業者の掌がハウジング20の基端側へずれることを抑制できる。したがって、トリマ10の作業性をより一層向上することができる。
また、中間ハウジング部24の長手方向中間部には、段部が形成されており、中間段差部24Dが形成されており、第1把持部24Aの断面積が第2把持部24Bの断面積と比べて大きく設定されている。これにより、中間ハウジング部24を順手又は逆手で把持したときに、中間ハウジング部24を把持した掌が、中間ハウジング部24の長手方向にずれることを、中間段差部24Dによって抑制することができる。したがって、トリマ10の作業性をより一層向上することができる。
なお、本実施の形態では、第1トリガ50と第2トリガ60とが中間ハウジング部24の長手方向において離間した位置に配置されているが、第1トリガ50と第2トリガ60とを中間ハウジング部24の長手方向において一致する位置に配置してもよい。
また、本実施の形態では、第1トリガ50と第2トリガ60とが中間ハウジング部24の周方向において180度離間して配置されているが、中間ハウジング部24の周方向における第1トリガ50と第2トリガ60とのずれ角度は、任意に設定可能である。
また、本実施に形態では、第1トリガ50が、先端ハウジング部22と中間ハウジング部24とに跨って配置されている。すなわち、第1トリガ50の一部が、中間ハウジング部24の先端部に配置されている。これに代えて、第1トリガ50の全体を、中間ハウジング部24の先端部に配置するように構成してもよい。
また、本実施に形態では、第1トリガ50及び第2トリガ60が、所謂オルタネイトスイッチとして機能するように、制御部32が、モータ40をオン状態又はオフ状態に切替える。これに代えて、第1トリガ50及び第2トリガ60が、所謂モーメンタリスイッチとして機能するように、制御部32が、モータ40をオン状態又はオフ状態に切替えてもよい。すなわち、第1トリガ50又は第2トリガ60が押圧操作されている間では、モータ40をオン状態にし、第1トリガ50又は第2トリガ60の押圧操作が解除されたときには、モータ40をオフ状態にするように、制御部32がモータ40の駆動を制御してもよい。
10 トリマ(作業機)
20 ハウジング
22A 先端側張出部(第1張出部)
24 中間ハウジング部(把持部)
24D 中間段差部(段部)
26 基端ハウジング部(第2張出部)
28 トリガ設置部(操作設置部)
28A 傾斜面
40 モータ(原動機)
40A 出力軸
50 第1トリガ(第1操作部)
60 第2トリガ(第2操作部)
T 先端工具

Claims (9)

  1. 出力軸を含んで構成された原動機と、
    前記原動機を収容すると共に、柱状の把持部を有するハウジングと、
    前記把持部の外周部に設けられると共に、操作されることで前記原動機を駆動又は停止させる第1操作部と、
    前記把持部の外周部に設けられると共に、操作されることで前記原動機を駆動又は停止させる第2操作部と、
    を備え、
    前記第1操作部及び前記第2操作部が、前記把持部の周方向において、ずれた位置に配置されている作業機。
  2. 一端部に先端工具が連結された出力軸を含んで構成された原動機と、
    前記出力軸の軸方向に延在され、前記先端工具が長手方向一方側に配置された状態に前記原動機を収容すると共に、長手方向中間部が把持部として構成されたハウジングと、
    前記ハウジングの一端側の外周部に設けられると共に、操作されることで前記原動機を駆動又は停止させる第1操作部と、
    前記ハウジングの他端側の外周部に設けられると共に、操作されることで前記原動機を駆動又は停止させる第2操作部と、
    を備えた作業機。
  3. 前記第1操作部及び前記第2操作部が、前記把持部の周方向において、反対側に配置されている請求項2に記載の作業機。
  4. 前記第1操作部の少なくとも一部が、前記把持部の一端部に配置され、
    前記第2操作部の少なくとも一部が、前記把持部の他端部に配置されている請求項1~請求項3の何れか1項に記載の作業機。
  5. 前記ハウジングは、第1張出部を有しており、前記第1張出部は、前記把持部の長手方向一方側に隣接して配置されると共に、前記把持部の径方向外側へ張出されている請求項1~請求項4の何れか一方に記載の作業機。
  6. 前記ハウジングには、前記第1操作部を設置するための操作設置部が形成されており、
    前記操作設置部は、前記第1張出部と前記把持部とに跨って配置されると共に、前記第1張出部及び前記把持部に対して前記把持部の径方向外側へ突出している請求項5に記載の作業機。
  7. 前記操作設置部における前記把持部側の側面は、前記把持部の長手方向他方側へ向かうに従い前記把持部の径方向内側へ傾斜する傾斜面として構成されている請求項6に記載の作業機。
  8. 前記ハウジングは、第2張出部を有しており、前記第2張出部は、前記把持部の長手方向他方側に隣接して配置されると共に、前記把持部の径方向外側に張出されている請求項1~請求項7の何れか1項に記載の作業機。
  9. 前記把持部の長手方向中間部には段部が形成されており、前記把持部の長手方向一方側の断面積が前記把持部の長手方向他方側の断面積と比べて大きく設定されている請求項1~請求項8の何れか1項に記載の作業機。
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