JP2011045640A - モータ及びそのモータを備える遊技機 - Google Patents

モータ及びそのモータを備える遊技機 Download PDF

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Abstract

【課題】モータの回転に起因する電子部品の動作不良を防止することができ且つ駆動伝達機構が不要なモータ及びそのモータを備える遊技機を提供すること。
【解決手段】役物モータ71の回転軸73の一端側には、LED164が実装された回転基板60が固定されている。この役物モータ71の回転軸73は、軸方向51に延出され且つ絶縁層76,78を挟んで径方向に積層された信号層75、電源層77、及びグランド層79を備えている。回転基板60の導体パターン66,67は、回転軸73の第1接続部81において信号層75及び電源層77とそれぞれ電気的に接続されている。また、回転軸73の第2接続部82において、制御信号を伝送するための信号線86及び電源供給用の電源線87が、信号層75及び電源層77にそれぞれ電気的に接続されている。
【選択図】図8

Description

本発明は、遊技機の可動役物等を駆動させるモータ、及びそのモータを備える遊技機に関する。
パチンコ遊技機等の遊技機には、遊技機本体に対して可動に構成され、ゲームの進行に応じて所定の動作を行うことによって各種の演出を行う可動役物が設けられている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に記載の遊技機は、遊技盤に対して回転可能に構成された可動役物、及び可動役物を回転駆動するモータを備えている。可動役物は、カラーの液晶画面を有するLCD(Liquid Crystal Display)本体と、表示制御部からの画像信号をLCD本体へ伝送する中継端子基板と、LCD本体及び中継端子基板を収容するLCDケースと、軸心が可動役物の回転中心を通るようにLCDケースの背面側に固定された大径歯車とを備えている。モータの軸には大径歯車と噛み合う小径歯車が固定されており、モータのトルクは、小径歯車及び大径歯車を介してLCDケースに伝達されて可動役物が回転する。
大径歯車の中心には、中継端子基板と表示制御部とを電気的に接続する信号線を挿通させる挿通孔が形成されている。信号線は、映像信号が伝送される信号線、クロック信号が伝送される同期信号線、及び電源線がフラットケーブルとして構成されたものであって、可動役物が回転した際の捻じれを吸収すべく、半周から数回分螺旋的に巻かれた状態でその一端側が中継端子基板に接続されている。
特開2008−100120号公報
ところで、特許文献1に記載の遊技機では、表示制御部からの信号線が可動役物の回転中心軸付近(大径歯車の挿通孔)を通って中継端子基板に接続されるので、多少の捻じれであれば信号線が断線することはない。しかしながら、可動役物が一方向に回転し続けるようにモータを駆動させた場合には信号線が大きく捻じれ、その結果、信号線が断線して可動役物の動作不良が生じるおそれがあった。
また、特許文献1に記載の遊技機では、モータの回転力を可動役物へ伝達するために、モータの回転軸と近接する位置に小径歯車や大径歯車等の駆動伝達機構が必要である。このことが、可動役物の周辺構成の小型化を妨げる一因となっていた。
それ故に、本発明の目的は、モータの回転に起因する電子部品の動作不良を防止することができ且つ駆動伝達機構が不要なモータ及びそのモータを備える遊技機を提供することである。
本発明は、上記の課題を解決するために、以下の構成を採用した。なお、本欄における括弧内の参照符号や補足説明等は、本発明の理解を助けるために後述する実施形態との対応関係を示したものであって、本発明を何ら限定するものではない。
本発明に係るモータ(71)は、実装された電子部品(164)を制御する回転基板(60)が回転軸(73)の一端側に固定されている。このモータ(71)の回転軸(73)は、複数の電気伝導層(75,77,79)、第1接続部(81)、及び第2接続部(82)を備えている。複数の電気伝導層(75,77,79)は、絶縁層(76,78)を挟んで回転軸(73)の径方向に積層され、且つ回転軸(73)の軸方向(51)に延出されている。回転軸(73)の一端側には、第1接続部(81)が設けられている。第1接続部(81)は、複数の電気伝導層(75,77,79)のうちの少なくとも1つの電気伝導層(75,77)を回転基板(60)に形成された導体パターン(66,67)と電気的に接続する。回転軸(73)の他端側には、第2接続部(82)が設けられている。第2接続部(82)は、複数の電気伝導層(75,77,79)のそれぞれを対応する電線(86,87,88)と電気的に接続する。
モータの回転軸の一端側には、回転基板が直接固定され、或いは回転基板を支持する支持部材が固定されている。このため、回転基板が回転軸と一体的に回転するので、モータの駆動力を回転基板へ伝達するためのギヤ等の駆動伝達機構が不要となり、モータ周辺の構成を容易に小型化することが可能となる。
また、モータの回転軸には、回転軸の径方向に絶縁層を挟んで積層されると共に回転軸の軸方向に延出された複数の電気伝導層が設けられている。例えば、回転軸の第2接続部では、回転基板へ制御信号を伝送するための信号線と、回転基板へ電源を供給するための電源線とがそれぞれ電気伝導層に電気的に接続される。そして、回転軸の第1接続部では、信号線が接続された電気伝導層及び電源線が接続された電気伝導層が、それぞれ対応する回転基板の導体パターンと電気的に接続される。これにより、モータの回転軸を介して回転基板への制御信号の伝送や電源供給等を行うことが可能となり、その結果、モータの回転に伴って捻れるような配線を回転基板に引き回す必要がなくなる。したがって、モータの回転に起因する電子部品の動作不良を防止することが可能となる。なお、複数の電気伝導層は、回転基板へクロック信号を電送するためのクロック信号層等を含んでいてもよい。
回転基板(60)は、発光素子(164)又は表示装置が実装された、発光素子(164)又は表示装置を制御するものであり、複数の電気伝導層は、回転基板(60)への制御信号を伝送する信号層(75)と、発光素子(164)又は表示装置へ電源を供給する電源層(77)とを含んでいてもよい。
本発明の回転基板には、LED等の発光素子又は液晶表示装置等の表示装置が実装されている。この場合、少なくとも、回転基板に対して制御信号を伝送する経路と、発光素子又は表示装置へ電源を供給する経路とが必要となる。上記構成は、このような場合に適用されると好適である。
信号層(75)は、電源層(77)に対して回転軸(73)の径方向の内側に配置されることが好ましい。
モータの駆動中は、モータ本体の内部において、回転軸を回転させるための磁界が形成されている。信号層を電源層に対して回転軸の径方向の外側に配置した場合、制御信号が磁界の影響を受けて劣化することが考えられる。上記構成によれば、信号層が電源層の内側に配置されているので、磁界の影響によって制御信号が劣化し、その結果、電子部品が誤動作することが効果的に防止される。
複数の電気伝導層は、第2接続部(82)に接続された電線の1つ(88)を介して接地されるグランド層(79)を更に含み、グランド層(79)は、信号層(75)及び電源層(77)に対して回転軸(73)の径方向の外側に配置されることが好ましい。
信号層の配置位置が回転軸の径方向の外側になるほど、制御信号が磁界の影響をより強く受けて劣化する可能性が高まるものと考えられる。上記構成によれば、信号層及び電源層がグランド層で覆われるので、磁界の影響によって制御信号が劣化することが効果的に防止される。
第1接続部(81)は、回転軸(73)の内側の電気伝導層(75)が外側の電気伝導層(77)よりも回転軸(73)の一端側(50)に突出した階段状に形成されていることが好ましい。
この構成により、各電気伝導層の一端側の先端面がモータの軸方向の異なる位置となる。このため、内側の電気伝導層を回転基板の表面の導体パターンと電気的に接続させ、外側の電気伝導層を回転基板の裏面の導体パターンと電気的に接続させるというように、各電気伝導層と回転基板の導体パターンとの電気的接続を容易に行うことが可能となる。
第2接続部(82)は、回転軸(73)の内側の電気伝導層(75)が外側の電気伝導層(77)よりも回転軸(73)の他端側(49)に突出した階段状に形成されていることが好ましい。
この構成により、各電気伝導層の他端側の先端面がモータの軸方向の異なる位置となる。このため、各電気伝導層と電線との電気的接続を容易に行うことが可能となる。
第2接続部(82)における各電気伝導層(75,77,79)は、スリップリング(192)を介して対応する電線(86,87,88)と電気的に接続されてもよい。
この構成により、第2接続部における各電気伝導層と電線との電気的接続を容易に行うことが可能となる。
第2接続部(82)は、モータ本体(90)の外側まで延出されていることが好ましい。
この構成により、モータ本体の外側において各電気伝導層と電線との電気的接続を行うことができる。このため、本発明のモータを製造するためにモータ本体の内部構造を変更する必要がないので、本発明のモータの製造が容易になる。
また、本発明に係る遊技機(1)は、発光素子(164)又は表示装置が実装された、発光素子(164)又は表示装置を制御する回転基板(60)と、回転軸(73)の一端側に回転基板(60)が固定されたモータ(71)と、回転基板(60)へ伝送される制御信号を生成する制御基板(15)とを備えている。モータ(71)の回転軸(73)は、信号層(75)、電源層(77)、第1接続部(81)、及び第2接続部(82)を備えている。信号層(75)は、回転軸(73)の軸方向(51)に延出されており、制御基板(15)から回転基板(60)へ制御信号を伝送する。電源層(77)は、回転軸(73)の軸方向(51)に延出されると共に絶縁層(76)を挟んで信号層(75)と回転軸(73)の径方向に積層されており、発光素子(164)又は表示装置への電源を供給する。回転軸(73)の一端側には、第1接続部(81)が設けられている。第1接続部(81)は、信号層(75)及び電源層(77)のそれぞれを回転基板(60)に形成された対応する導体パターン(66,67)と電気的に接続する。回転軸(73)の他端側には、第2接続部(82)が設けられている。第2接続部(82)は、信号層(75)及び電源層(77)を制御基板(15)及び電源の供給元とそれぞれ電線(86,87)を介して電気的に接続する。
モータの回転軸の一端側には、回転基板が直接固定され、或いは回転基板を支持する支持部材が固定されている。このため、回転基板が回転軸と一体的に回転するので、モータの駆動力を回転基板へ伝達するためのギヤ等の駆動伝達機構が不要となり、モータ周辺の構成を容易に小型化することが可能となる。
上記構成により、制御基板からの制御信号、及び電源の供給元からの電源を、モータの回転軸を介して回転基板側へ伝送することが可能となり、その結果、モータの回転に伴って捻れるような配線を回転基板に引き回す必要がなくなる。したがって、モータの回転に起因する電子部品の動作不良を防止することが可能となる。なお、複数の電気伝導層は、回転基板へクロック信号を電送するためのクロック信号層等を含んでいてもよい。
制御基板(15)は、第1送信手段(155)、第1判定手段(156)、及び第2送信手段(157)を備え、回転基板(60)は、検出手段(165)、第2判定手段(166)、生成手段(167)、及び受信手段(168)を備えていてもよい。第1送信手段(155)は、回転基板(60)への制御信号の送信に先立って、制御信号のダミーであるダミー信号を信号層(75)を介して回転基板(60)へ送信する。第1判定手段(156)は、ダミー信号の送信完了から第1時間が経過したか否かを判定する。第2送信手段(157)は、第1判定手段(156)によって第1時間が経過したと判定されたことを条件として、制御信号を信号層(75)を介して回転基板(60)へ送信する処理を開始する。検出手段(165)は、第1送信手段(155)によるダミー信号の送信完了を検出する。第2判定手段(166)は、検出手段(165)によってダミー信号の送信完了が検出されてから第1時間以上の第2時間を経過したか否かを判定する。生成手段(167)は、第2判定手段(166)によって第2時間が経過したと判定されたことを条件として、回転基板(60)の内部クロックの生成を開始する。受信手段(168)は、生成手段(167)によって生成された内部クロックに同期して、第2送信手段(157)によって送信された制御信号を受信する。
上記構成により、回転基板において、ダミー信号の送信完了からの経過時間に基づいて同期の基準点(内部クロックの生成タイミング)を検出することができる。このため、モータの回転軸にクロック信号を伝送するためのクロック信号層が設けられていない構成において、ビットずれを生じることなく制御信号を伝送することが可能となる。
信号層(75)は、電源層(77)に対して回転軸(73)の径方向の内側に配置されていることが好ましい。
モータの駆動中は、モータ本体の内部において、回転軸を回転させるための磁界が形成されている。信号層を電源層に対して回転軸の径方向の外側に配置した場合、制御信号が磁界の影響を受けて劣化することが考えられる。上記構成によれば、信号層が電源層の内側に配置されているので、磁界の影響によって制御信号が劣化し、その結果、電子部品が誤動作することが効果的に防止される。
回転軸(73)は、第2接続部(82)に接続された電線の1つ(88)を介して接地されるグランド層(79)を更に備え、グランド層(79)は、信号層(75)及び電源層(77)に対して回転軸(73)の径方向の外側に配置されていることが好ましい。
信号層の配置位置が回転軸の径方向の外側になるほど、制御信号が磁界の影響をより強く受けて劣化する可能性が高まるものと考えられる。上記構成によれば、信号層及び電源層がグランド層で覆われるので、磁界の影響によって制御信号が劣化することが効果的に防止される。
本発明によれば、モータの回転軸に回転基板が固定されているので、モータの回転力を回転基板に伝達するための駆動伝達機構が不要である。このため、モータ周辺の構成を容易に小型化することができる。また、モータの回転軸を制御信号や電源の伝送路として使用することができるため、回転基板に配線を引き回す必要がない。このため、モータの回転に起因する電子部品の動作不良を防止することができる。
本実施形態に係る遊技機1の概略正面図 遊技機1の一部を示す概略平面図 図1における表示器4の拡大図 役物ユニット70の概略斜視図 回転基板60の縦断面図 役物モータ71の回転軸73の概略斜視図 回転軸73の第1接続部81側の断面図 役物ユニット70の概略断面図 遊技機1の制御装置の構成の一例を示すブロック図 本実施形態に係る遊技機1の機能構成の一例を示す機能構成図 本実施形態に係る遊技機1で行われる処理の一例を示すフローチャート ランプ制御部150から役物制御部160へシリアル送信される制御信号、及び役物制御部160の内部クロックを示すタイミングチャート
以下、適宜図面を参照しつつ、本発明の一実施形態に係るモータ及びそのモータを備える遊技機について説明する。
[遊技機1の概略構成]
まず、遊技機1の概略構成及び動作について説明する。図1は、本実施形態に係る遊技機1の概略正面図である。遊技機1は、例えば遊技者の所定操作によって打ち出された遊技球が入賞すると賞球を払い出すように構成されたパチンコ遊技機である。図1に示されるように、遊技機1は、遊技球が打ち出される遊技盤2と、遊技盤2を囲む枠部材5とを備えている。枠部材5は、遊技盤2に対して蝶番(不図示)を介して開閉可能に構成されると共に、遊技盤2に対して着脱可能に構成されている。
遊技盤2の前面側に、遊技球により遊技を行うための遊技領域20が設けられている。遊技者がハンドル31を握ってレバー32を時計方向へ回転させると、ハンドル31の回転角度に応じた打球力で発射装置(不図示)から遊技球が発射される。遊技盤2には、遊技球を案内するガイド部材(不図示)が設けられており、発射装置から発射された遊技球は、このガイド部材によって遊技領域20の上部位置へ案内される。遊技球は、遊技領域20に配置された不図示の遊技クギや風車等に接触することでその移動方向を変化させながら、遊技盤2の前面に沿って下方へと落下する。
遊技領域20における遊技盤2の前面には、入賞や抽選に関する役物として、第1始動口21、第2始動口22、大入賞口23、普通入賞口24、及びゲート25が設けられている。また、遊技領域20における遊技盤2の前面には、入賞口21〜24に入らなかった遊技球を遊技領域20の外へ排出する排出口26が設けられている。
第1始動口21及び第2始動口22は、第1始動口21を第2始動口22の上側として所定の間隔を隔てて上下二段に配置されている。第1始動口21に遊技球が入ると入賞して第1特別図柄抽選(大当たり抽選)が始動する。すなわち、第1始動口21は、予め定められた特別電動役物(大入賞口23)及び/又は予め定められた特別図柄表示器(例えば、後述する第1特別図柄表示器41)を作動させることとなる、遊技球の入賞に係る入賞口である。第2始動口22に遊技球が入ると入賞して第2特別図柄抽選(大当たり抽選)が始動する。すなわち、第2始動口22は、予め定められた特別電動役物(大入賞口23)及び/又は予め定められた特別図柄表示器(例えば、後述する第2特別図柄表示器42)を作動させることとなる、遊技球の入賞に係る入賞口である。
第1始動口21と第2始動口22との間には、普通電動役物としての電動チューリップ27が配置されている。電動チューリップ27は、チューリップの花を模した一対の羽根部材を有しており、一対の羽根部材が閉じた姿勢(図1参照)と、一対の羽根部材が開いた姿勢との間で姿勢変化可能に構成されている。一対の羽根部材は、電動ソレノイドの駆動によって姿勢変化すると共に、姿勢変化に伴って点灯又は点滅する。
電動チューリップ27が閉じた状態では、電動チューリップ27及び第1始動口21によって第2始動口22への進入路が閉じられており、遊技球が第2始動口22へ入ることはない。遊技球がゲート25を通過すると、普通図柄抽選(電動チューリップ27の開閉抽選)が始動する。この普通図柄抽選に当選すると、電動チューリップ27の一対の羽根部材が規定時間(例えば6秒間)開いた状態を維持した後に閉じる動作が規定回数(例えば3回)繰り返される。このように、普通図柄抽選に当選することで、第2始動口22が開放されて、遊技球が第2始動口22に進入可能となる。
第2始動口22の下方に大入賞口23が設けられている。大入賞口23は、特別図柄抽選(第1特別図柄抽選又は第2特別図柄抽選)の結果に応じて開放される。大入賞口23の開口部には、大入賞口23を開閉するプレートが設けられている。大入賞口23は、通常はこのプレートが遊技盤2と同一平面を形成する姿勢となっているために遊技球が入らない状態となっている。そして、特別図柄抽選に当選するとプレートの上端側が遊技盤2の前面側へ傾倒して遊技球が進入可能な状態となる。特別図柄抽選に当選すると、例えば所定条件(大入賞口23が開いてから30秒を経過、大入賞口23への10個の遊技球の入賞、開放累積時間が1.8秒以内等)を満たすまで上記プレートが大入賞口23を開放した状態を維持した後に大入賞口23を閉塞する動作が、所定回数(例えば15回又は2回)繰り返される。なお、普通入賞口24に遊技球が入賞しても抽選は始動しない。
また、遊技機1は、所定の条件下で、特別図柄抽選時に大当たりが抽選される大当たり確率が変動することがある。例えば、遊技機1は、大当たり確率が相対的に低い状態(低確状態;例えば大当たり確率が300分の1)から大当たり確率が相対的に高い状態(高確状態;例えば大当たり確率が30分の1)へ移行することがある。また、遊技機1は、所定の条件下で、特別図柄抽選時の特別図柄変動時間が短縮されたり、普通図柄抽選時の当選確率が高まったり、普通図柄抽選時の普通図柄変動時間が短縮される場合がある。また、電動チューリップ27の羽根部材の開時間が延長されたり、電動チューリップ27の羽根部材が開閉する回数が増えたりする場合がある。これは、一般に、電チューサポートと呼ばれている。
ここで、賞球の払い出しについて説明する。第1始動口21、第2始動口22、大入賞口23、及び普通入賞口24に遊技球が入って入賞すると、入賞した場所に応じた個数の賞球が払い出される。例えば、第1始動口21又は第2始動口22に遊技球が入賞すると4個の賞球が払い出され、大入賞口23に遊技球が入賞すると13個の賞球が払い出され、普通入賞口24に遊技球が入賞すると10個の賞球が払い出される。なお、遊技球がゲート25を通過しても遊技球が払い出されることはない。
なお、本実施形態における遊技機1には、遊技球が入ると入賞して特別図柄抽選を開始させる始動口として2つの始動口(第1始動口21及び第2始動口22)が設けられているが、始動口の数は2つに限定されるものではない。すなわち、遊技球が入ると入賞して特別図柄抽選を開始させる1つ又は3つ以上の始動口を遊技領域20に配置してもよい。また、大入賞口23と同様の機能を有する複数の大入賞口を遊技領域20に配置してもよい。
図2は、遊技機1の一部を示す概略平面図である。図1及び図2に示されるように、枠部材5には、上記ハンドル31及びレバー32の他に、停止ボタン33、取り出しボタン34、スピーカ35、枠ランプ36、演出ボタン37、演出キー38、及び皿39が設けられている。
皿39は、枠部材5から遊技機1の正面側へ突出するように設けられており、上述の発射装置へ供給される遊技球を一時的に溜めるものである。この皿39には、上述のように払い出された遊技球(賞球)が排出される。遊技者がハンドル31を握ってレバー32を時計方向へ回転させると、皿39に溜められた遊技球が所定の時間間隔で発射装置へ供給されて、遊技領域20へ発射される。取り出しボタン34は、皿39が設けられた位置近傍の前面に設けられている。遊技者が取り出しボタン34を押下することによって皿39の下面の一部が開口され、皿39の下方に配置された箱(不図示)へ皿39に溜まった遊技球を落下させることができる。なお、この皿59は、1つの皿によって構成されてもよいし、発射装置へ供給される遊技球及び賞球を溜める上皿と、賞球のみを溜める下皿との2つの皿によって構成されてもよい。この場合、取り出しボタン34は、下皿に設けられる。
停止ボタン33は、ハンドル31の下部側面に設けられている。遊技者がレバー32を時計方向に回転させた状態で停止ボタン33を押下することにより、遊技球の発射が一時的に停止される。
スピーカ35及び枠ランプ36は、遊技機1の遊技状態や状況を報知するための各種演出を行う。具体的には、スピーカ35は、楽曲や音声、効果音等を出力して音による演出を行い、枠ランプ36は、点灯又は点滅のパターンの変更、発光色の変更、光の照射方向の変更等の光による演出を行う。
演出ボタン37及び演出キー38は、それぞれ遊技者が演出に対する入力を行うために設けられている。演出ボタン37は、皿39の上面脇部に設けられる。演出キー38は、中央キーと中央キーの周辺に配列された複数(ここでは4つ)の周辺キーとを有し、演出ボタン37に隣接して皿39の上面脇部に設けられる。遊技機1では、演出ボタン37又は演出キー38が押下されることによって所定の演出が行われる。例えば、遊技者は、演出キー38の周辺キーを操作することにより、画像表示器6(図1参照)に表示されている複数の画像のいずれかを選択することが可能である。また、遊技者は、演出キー38の中央キーを操作することにより、選んだ画像を情報として入力することが可能である。
図1に示されるように、遊技盤2の前面における遊技者により視認され易い位置に、各種演出のための画像を表示する画像表示器6が設けられている。画像表示器6は、遊技者によるゲームの進行に応じて、例えば、装飾図柄を表示することによって図柄抽選結果(図柄変動結果)を遊技者に報知したり、キャラクタの登場やアイテムの出現による予告演出を表示したりする。なお、画像表示器6は、液晶表示装置、EL(Electro Luminescence:電界発光)表示装置、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)ドット表示装置、7セグメントディスプレイ(以下、7セグ表示装置と記載する)等によって構成されるが、他の任意の表示装置を利用してもよい。
遊技盤2の前面には、各種の演出に用いられる盤ランプ8及び可動役物7が配置されている。盤ランプ7は、遊技者によるゲームの進行に応じて発光することによって光による各種の演出を行う。可動役物7は、発光しながら遊技盤2に対して回転することにより、各種の演出を行う。この可動役物7及び可動役物7を回転させる役物モータ71(本発明のモータの一例)の構成については後に詳述する。
図3は、図1における表示器4の拡大図である。表示器4は、上述した特別図柄抽選や普通図柄抽選の結果や保留数に関する情報を表示するものである。図3に示されるように、表示器4は、第1特別図柄表示器41、第2特別図柄表示器42、第1特別図柄保留表示器43、第2特別図柄保留表示器44、普通図柄表示器45、普通図柄保留表示器46、及び遊技状態表示器47を備えている。
第1特別図柄表示器41には、第1始動口21に遊技球が入賞することに対応して変動する図柄を表示するものであり、例えば7セグ表示装置で構成される。第1特別図柄表示器41は、例えば、第1始動口21に遊技球が入賞した場合、特別図柄(第1特別図柄)を変動表示してその抽選結果を表示する。第2特別図柄表示器42は、第2始動口22に遊技球が入賞することに対応して変動する図柄を表示するものであり、例えば7セグ表示装置で構成される。第2特別図柄表示器42は、例えば、第2始動口22に遊技球が入賞した場合、特別図柄(第2特別図柄)を変動表示してその抽選結果を表示する。普通図柄表示器45は、ゲート25を遊技球が通過することに対応して変動する図柄を表示するものであり、例えばLED表示装置で構成される。普通図柄表示器45は、例えば、遊技球がゲート25を通過した場合、普通図柄を変動表示してその抽選結果を表示する。
第1特別図柄保留表示器43は、第1特別図柄抽選を保留している回数を表示する。第2特別図柄保留表示器44は、第2特別図柄抽選を保留している回数を表示する。普通図柄保留表示器46は、普通図柄抽選を保留している回数を表示する。例えば、第1特別図柄表示器41、第2特別図柄表示器42、又は普通図柄表示器45によって表示図柄が変動表示されている期間(入賞1回分の変動表示が行われている間)に、遊技球が新たに入賞した場合、その入賞した遊技球に対する表示図柄の変動表示は、先に入賞した遊技球に対する変動表示が終了するまで、規定回数(例えば、4回)を限度に保留される。このような保留がなされていること及びその保留の数(未抽選回数)が、第1特別図柄保留表示器43、第2特別図柄保留表示器44、及び普通図柄保留表示器46に表示される。例えば、第1特別図柄保留表示器43、第2特別図柄保留表示器44、及び普通図柄保留表示器46は、それぞれ列設されたLED表示装置で構成され、その点灯態様によって保留回数を表示する。
遊技状態表示器47は、遊技機1の電源投入時点における遊技状態を表示する。遊技機1には複数の遊技状態(例えば、通常遊技状態、確変遊技状態、時短遊技状態、潜伏遊技状態)が設定されている。そして、遊技機1の電源投入時点においては、遊技状態表示器47によってその遊技状態が報知される。例えば、遊技状態表示器47は、複数のLED表示装置で構成され、その点灯態様によって遊技状態を表示する。
[役物ユニット70の構成]
次に、図4〜図8を参照して、役物ユニット70の構成について説明する。ここで、図4は、役物ユニット70の概略斜視図である。図5は、回転基板60の縦断面図である。図6は、役物モータ71の回転軸73の概略斜視図である。図7は、回転軸73の第1接続部81側の断面図である。図8は、役物ユニット70の概略断面図である。
図4に示されるように、役物ユニット70は、遊技盤2の前面側に配置される可動役物7が役物モータ71の回転軸72の一端側に固定されることにより、可動役物7及び役物モータ71が一体的に構成されたものである。
可動役物7は、複数のLED164(本発明の電子部品の一例、本発明の発光素子の一例)を点灯/点滅させながら回転することによって各種の演出を行うものである。図4に示されるように、可動役物7は、LED164が実装された回転基板60と、回転基板60を役物モータ71の回転軸73に固定する支持部材59とを備えている。なお、図4以外の図面においては、説明の便宜上、支持部材59が省略されている。
回転基板60には、複数のLED164の他に、後述する役物制御部160(図9参照)を構成するCPU(Central Processing Unit)161、ROM(Read Only Memory)162、及びRAM(Random Access Memory)163が実装されている。この役物制御部160によって各LED164の点灯/点滅が制御される。回転基板60は、本実施形態では平面視が円形のものであるが、回転基板60の形状はこれに限定されるものではない。すなわち、回転基板60の平面視の形状は、実装されるLED164の配列等に応じて、楕円形、星形、菱形、その他の多角形、動植物の一部を模した形等であってもよい。なお、図4では、CPU161、ROM162、RAM163等は省略されている。
図5には、LED164が実装される前の回転基板60の断面形状が示されている。図5に示されるように、回転基板60の中心部には、貫通孔61が形成されている。この貫通孔61は、回転基板60の厚み方向(図5における上下方向)に貫通する互いに径が異なる2つの円筒状空間を有して構成されている。具体的には、貫通孔61は、回転基板60の表面64側に設けられ、直径がAであり且つ高さがCである円筒状空間を有する小径部62と、回転基板60の裏面65側に設けられ、直径がAよりも大きいBであり且つ高さが小径部62と同じCである大径部63とを有している。後述するが、小径部62の内部空間には役物モータ71の回転軸73の信号層75の先端部が配置され、大径部63の内部空間には回転軸73の電源層77の先端部が配置される(図8参照)。このため、直径A、直径B、及び高さCは、信号層75及び電源層77の先端部の寸法に応じて適切な値に設定される。なお、本実施形態では、円筒形状の内部空間を有するように小径部62及び大径部63が形成されているが、小径部62及び大径部63の形状はこれに限定されるものではない。例えば、信号層75の先端部が三角柱形状に形成されている場合には、その信号層75が内側に嵌り込むように、三角柱形状の内部空間を有する小径部62を回転基板60に形成してもよい。
回転基板60の表面64には、複数のLED164が実装されると共に、役物制御部160(図9参照)のCPU161が電気的に接続される導体パターン66が形成されている。この導体パターン66は、役物制御部160へ制御信号を伝送するためのものである。図5に示されるように、この導体パターン66の一部は、回転基板60の表面64における小径部62と近接する位置にも配置されている。
回転基板60の裏面65には、各LED164に対して電源電圧を供給するための導体パターン67が形成されている。この導体パターン67は、各LED164のアノードとカソードとを繋ぐように形成されており、各LED164への電源電圧の供給に利用される。図5に示されるように、この導体パターン67の一部は、回転基板60の裏面65における大径部63と近接する位置にも配置されている。
役物モータ71は、可動役物7を回転させると共に、回転基板60への制御信号及び電源電圧の電送路として機能するものである。図4に示されるように、この役物モータ71は、モータ本体90、第1配線部91、第2配線部92、及び回転軸73を備えている。
役物モータ71は、本実施形態では2相励磁式のステッピングモータである。回転軸73は、モータ本体90に設けられた軸受け72,74(図4及び図8参照)によって回転可能に支持されている。図には示されていないが、回転軸73の外周面には絶縁層を挟んでマグネットロータが固定され、マグネットロータの周辺にマグネットロータと所定の間隔を隔ててステータが固定されている。なお、マグネットロータやステータが配置されるモータ本体90の内部構造は、従来のステッピングモータと同様である。このため、本実施形態では、モータ本体90の内部構造の図示を一部省略すると共に、モータ本体90の内部構造に関する詳細な説明を省略する。
モータ本体90の外周面に、第1配線部91が設けられている。この第1配線部91には、モータ本体90に対して励磁信号を入力するための4本の信号線96〜99が設けられている。これら4本の信号線96〜99は、不図示の駆動回路に接続されている。この駆動回路は、ランプ制御部150のCPU151(図9参照)から出力されるパルス信号に応じた励磁信号を信号線96〜99を介してモータ本体90へ出力する。これにより、役物モータ71の回転が制御される。
回転軸73は、軸方向51(図6参照)の一端側(図4における左側)がモータ本体90の外側まで延出されると共に、他端側(図4における右側)もモータ本体90の外側まで延出されている(図8参照)。この回転軸73の他端側には後述する第2接続部82(図6参照)が設けられており、第2接続部82を覆うように第2配線部92がモータ本体90の外側に設けられている。第2配線部部92は、信号線86、電源線87、及びグランド線88の3本の電線を備えている。後述するが、信号線86、電源線87、及びグランド線88の一端は、第2配線部92の内部において、後述する回転軸73の各電気伝導層75,77,79とそれぞれ電気的に接続される。また、信号線86、電源線87、及びグランド線88の他端は、後述するランプ制御部150を構成するランプ制御基板15(本発明の制御基板の一例)と電気的に接続されている(図4参照)。
回転軸73は、可動役物7に対して駆動力を伝達すると共に、可動役物7に対する制御信号や電源電圧の伝送路として機能するものである。図6に示されるように、回転軸73は、それぞれ回転軸73の軸方向51に延出された信号層75、絶縁層76、電源層77、絶縁層78、及びグランド層79が、回転軸73の径方向の内側から外側へ向けて順に同心円状に積層されたものである。信号層75、電源層77、及びグランド層79の各電気伝導層は、回転軸73の径方向に隣接する他の電気伝導層と絶縁層76,78を挟んで積層されているため、互いに絶縁されている。ここで、信号層75は、ランプ制御基板15から回転基板60への制御信号を伝送する電気伝導層である。電源層77は、回転基板60に実装されたLED164へ電源電圧を供給する電気伝導層である。グランド層79は、接地される電気伝導層であり、信号層75及び電源層77を覆うように、回転軸73の最外周に配置されている。
回転軸73の周面において、回転基板60が接続される回転軸73の第1接続部81側の所定位置に、回転軸73の径方向の外側へ向けて突出する2つの突起53,54が形成されている。図には示されていないが、支持部材59の基端部(回転基板60の裏面65側を支持する支持部材59の底)は、これら2つの突起53,54と嵌り合うように構成されている。このため、基端部に突起53,54が嵌め込まれた支持部材59に対して回転基板60をネジ止め等によって固定することにより、回転基板60が回転軸73の一端側に固定されている。したがって、回転軸73が回転した場合には、回転基板60も一緒に回転する。
回転軸73の一端側に、第1接続部81が設けられている。第1接続部81は、図6に示されるように、電源層77の先端がグランド層79の先端よりも回転軸73の一端側(矢印50の方向)に突出し、信号層75の先端が電源層77の先端よりも回転軸73の一端側に突出している。また、絶縁層78の先端がグランド層79の先端よりも回転軸73の一端側(矢印50の方向)に突出し、絶縁層76の先端が電源層77の先端よりも回転軸73の一端側に突出している。このように、第1接続部81は、各電気伝導層75,77,79及び絶縁層76,78が階段状に形成されている。このため、信号層75及び電源層77の先端面と先端部における外周面とが外側に露出されている。この構成により、信号層75と回転基板60の導体パターン66との電気的接続、及び電源層77と回転基板60の導体パターン67との電気的接続を容易に行うことができる。
図7に示されるように、第1接続部81における信号層75の直径Wは、回転基板60の小径部62の内径寸法A(図5参照)よりも若干小さく設定されている。また、第1接続部81における絶縁層76の外形寸法Xは、回転基板60の大径部63の内径寸法B(図5参照)よりも若干小さく設定されている。また、第1接続部81における絶縁層76の先端から信号層75の先端までの距離Yは、小径部62の高さC(図5参照)よりも若干大きく設定されている。また、第1接続部81における電源層77の先端から絶縁層76の先端までの距離Zは、大径部63の高さC(図5参照)と略等しく設定されている。このため、回転軸73の第1接続部81が回転基板60の貫通孔61に対して回転基板60の裏面65側から挿し込まれることにより、回転基板60の小径部62及び大径部63と、回転軸73の第1接続部81における信号層75及び絶縁層76とが嵌り合う。そして、電源層77の先端面が回転基板73の裏面65における貫通孔61の周縁部(導体パターン67)に当接した状態で、信号層75の先端が回転基板73の表面64側から突出する(図8参照)。
回転基板73の表面64から突出した信号層75の先端は、ハンダ55によって表面64の導体パターン66と電気的に接続される。また、回転基板73の裏面65に当接した電源層77は、ハンダ56によって裏面65の導体パターン67と電気的に接続される。このように、第1接続部81は、信号層75を回転基板60の表面64の導体パターン66と電気的に接続し、電源層77を回転基板60の裏面65の導体パターン67と電気的に接続する。なお、信号層75と導体パターン66との電気的接続、及び電源層77と導体パターン67との電気的接続は、ハンダ55,56に代えて、例えば導電ゴムにより行われてもよい。
回転軸73の他端側に、第2接続部82が設けられている。第2接続部82は、図6に示されるように、電源層77の先端がグランド層79の先端よりも回転軸73の他端側(矢印49の方向)に突出し、信号層75の先端が電源層77の先端よりも回転軸73の他端側(矢印49の方向)に突出している。また、絶縁層78の先端がグランド層79の先端よりも回転軸73の他端側(矢印49の方向)に若干突出し、絶縁層76の先端が電源層77の先端よりも回転軸73の他端側に若干突出している。このように、第2接続部82は、各電気伝導層75,77,79及び絶縁層76,78が階段状に形成されている。このため、信号層75、電源層77、グランド層79の先端面と先端部における外周面とが外側に露出されている。この構成により、信号層75と信号線86との電気的接続、電源層77と電源線87との電気的接続、及びグランド層79とグランド線88との電気的接続を容易に行うことができる。この第2接続部82は、上述した第2配線部92の内側に配置されている(図8参照)。
図8に示されるように、第2配線部92の内部には、3対の端子ピン193,194,195を有するスリップリング192が設けられている。これら3対の端子ピン193,194,195のうち、端子ピン193にはグランド線88が電気的に接続され、端子ピン194には電源線87が電気的に接続され、端子ピン195には信号線86が電気的に接続されている。このスリップリング192は、一対の端子ピン193が回転軸73のグランド層79の外周面に圧接され、一対の端子ピン194が回転軸73の電源層77の外周面に圧接され、一対の端子ピン195が回転軸73の信号層75の外周面に圧接されるように第2配線部92内に配置されている。
このように、第2接続部82は、端子ピン195を介して信号層75を信号線86と電気的に接続し、端子ピン194を介して電源層77を電源線87と電気的に接続し、端子ピン193を介してグランド層79をグランド線88と接続する。
このため、回転軸73のグランド層79は、第2接続部82に接続されたグランド線88及びランプ制御基板15を介して接地される。また、電源層77は、第1接続部81に接続された回転基板60の裏面65の導体パターン67を介して役物制御部160及び各LED164と電気的に接続されると共に、第2接続部82に接続された電源線87及びランプ制御基板15を介してランプ制御部150と電気的に接続される。また、信号層75は、第1接続部81に接続された回転基板60の表面64の導体パターン66を介して役物制御部160と電気的に接続されると共に、第2接続部82に接続された信号線86及びランプ制御基板15を介してランプ制御部150と電気的に接続される。これにより、回転軸73の信号層75を介してランプ制御部150から役物制御部160へ制御信号を送信することが可能であると共に、電源層77を介してランプ制御部150から役物制御部160へLED164用の電源電圧を供給するすることができる。
[遊技機1の制御装置の構成]
遊技盤2の裏面側には、払い出し用の遊技球を溜めておく球タンクの他、遊技機1の動作を制御する制御装置が設けられている。この制御装置は、メイン基板及びサブ基板を有している。メイン基板は、内部抽選や当選の判定等を行う遊技制御部100を構成するメイン制御基板、賞球の払い出しを制御する払出制御部120を構成する払出制御基板等から構成されている。このメイン基板は、メイン基板が改変された場合にその痕跡が残るように、透明部材で構成されたケース内に密閉状態で配置されている。一方のサブ基板は、演出を統括的に制御する演出制御部130を構成する演出制御基板、画像や音による演出を制御する画像音響制御部140を構成する画像音響制御基板、及び各種のランプ(枠ランプ36や盤ランプ8)や可動役物7による演出を制御するランプ制御部150を構成するランプ制御基板15等から構成されている。また、遊技盤2の裏面側には、これらメイン基板及びサブ基板の他、遊技機1に供給された100VのAC電源をDC電源に変換してメイン基板、サブ基板等に出力するスイッチング電源が設けられている。
以下、図9を参照して、遊技機1の制御装置の構成について説明する。ここで、図9は、遊技機1の制御装置の構成の一例を示すブロック図である。図9に示されるように、遊技機1の制御装置は、遊技制御部100、払出制御部120、演出制御部130、画像音響制御部140、ランプ制御部150、及び役物制御部160を備えている。
遊技制御部100は、CPU101、ROM102、及びRAM103を備えている。CPU101は、ROM102に記憶されたプログラムに基づいて、内部抽選や当選の判定等の払い出し賞球数に関連する各種の演算処理を行う。RAM103は、CPU101が上記プログラムを実行する際に用いる各種データを一時的に記憶する記憶領域又はデータ処理などの作業領域として使用される。以下、遊技制御部100の主な機能について説明する。
遊技制御部100は、第1始動口21又は第2始動口22に遊技球が入賞すると特別図柄抽選(第1特別図柄抽選又は第2特別図柄抽選)を行い、特別図柄抽選での当選か否かを示す判定結果データを演出制御部130へ送信する。また、遊技制御部100は、特別図柄抽選に応じて決定した当選確率の変動設定(例えば300分の1から30分の1への変動設定)、特別図柄変動時間の短縮設定を示すデータ、普通図柄抽選に応じて決定した普通図柄変動時間の短縮設定を示すデータ等を演出制御部130へ送信する。
遊技制御部100は、電動チューリップ27の羽根部材が開状態となる開時間、羽根部材が開閉する回数、及び羽根部材が閉じてから次に開くまでの開閉時間間隔を制御する。また、遊技制御部100は、遊技球が第1始動口21又は第2始動口22へ入賞したことによる特別図柄抽選の保留数、及び遊技球がゲート25を通過したことによる普通図柄抽選の保留数を管理する。
遊技制御部100は、特別図柄抽選の結果に応じて、大入賞口23の開閉動作を制御する。例えば、遊技制御部100は、所定条件(例えば、大入賞口23が開いてから30秒が経過、大入賞口23への10個の遊技球の入賞、又は大入賞口23の開放累積時間が1.8秒以内)を満たすまで、大入賞口23のプレートが突出傾倒して大入賞口23の開状態を維持するラウンドを所定回数(例えば15回又は2回)繰り返すように制御する。また、遊技制御部100は、大入賞口23が閉じてから次のラウンドで開くまでの開閉時間間隔を制御する。
遊技制御部100は、第1始動口21、第2始動口22、大入賞口23、及び普通入賞口24に遊技球が入賞すると、遊技球が入賞した場所に応じて1つの遊技球当たり所定数の賞球を払い出すように、払出制御部120に遊技球の払出しを指示する。例えば、遊技制御部100は、第1始動口21又は第2始動口22に遊技球が入賞すると4個の賞球、大入賞口23に遊技球が入賞すると13個の賞球、普通入賞口24に遊技球が入賞すると10個の賞球をそれぞれ払い出すように、払出制御部120へコマンドを送信する。なお、遊技制御部100は、ゲート25を遊技球が通過したことを検出しても、それに連動した賞球の払い出しを払出制御部120に指示しない。払出制御部120が遊技制御部100の指示に応じて賞球の払い出しを行った場合、払出制御部120から払い出した賞球の個数に関する情報が遊技制御部100へ送られる。そして、遊技制御部100は、払出制御部120から取得した情報に基づいて、払い出す賞球の個数を管理する。
これらの機能を実現するために、遊技制御部100には、第1始動口スイッチ111、第2始動口スイッチ112、電動チューリップ開閉部113、ゲートスイッチ114、大入賞口スイッチ115、大入賞口開閉部116、及び普通入賞口スイッチ117が接続されている。また、遊技制御部100には、上述した第1特別図柄表示器41、第2特別図柄表示器42、第1特別図柄保留表示器43、第2特別図柄保留表示器44、普通図柄表示器45、普通図柄保留表示器46、及び遊技状態表示器47が接続されている。
第1始動口スイッチ111は、第1始動口21に遊技球が入賞したことを検出して、その検出信号を遊技制御部100へ送る。第2始動口スイッチ112は、第2始動口22に遊技球が入賞したことを検出して、その検出信号を遊技制御部100へ送る。電動チューリップ開閉部113は、遊技制御部100から送られる制御信号に応じて電動ソレノイドを作動させて、電動チューリップ27の一対の羽根部材を開閉する。ゲートスイッチ114は、ゲート27を遊技球が通過したことを検出して、その検出信号を遊技制御部100へ送る。大入賞口スイッチ115は、大入賞口23に遊技球が入賞したことを検出して、その検出信号を遊技制御部100へ送る。大入賞口開閉部116は、遊技制御部100から送られる制御信号に応じて、大入賞口23を開閉する。普通入賞口スイッチ117は、普通入賞口24に遊技球が入賞したことを検出して、その検出信号を遊技制御部100へ送る。
また、遊技制御部100は、第1始動口21への遊技球の入賞によって始動した第1特別図柄抽選の結果を第1特別図柄表示器41に表示させる。遊技制御部100は、第1始動口21への遊技球の入賞に応じて行われる特別図柄抽選を保留している保留数を第1特別図柄保留表示器43に表示させる。遊技制御部100は、第2始動口22への遊技球の入賞によって始動した第2特別図柄抽選の結果を第2特別図柄表示器42に表示させる。遊技制御部100は、第2始動口22への遊技球の入賞に応じて行われる特別図柄抽選の保留数を第2特別図柄保留表示器44に表示させる。遊技制御部100は、ゲート25への遊技球の通過により始動した普通図柄抽選の結果を、普通図柄表示器45に表示させる。遊技制御部100は、ゲート25への遊技球の通過に応じて行われる普通図柄抽選の保留数を普通図柄保留表示器46に表示させる。遊技制御部100は、遊技状態表示器47に遊技機1の遊技状態を表示させる。
さらに、遊技制御部100には、ホールに設置された不図示のホストコンピュータに対して各種の情報を送信する盤用外部情報端子基板180が接続されている。遊技制御部100は、払出制御部120から取得した払い出した賞球数に関する情報や遊技制御部100の状態を示す情報等を、盤用外部情報端子基板180を介してホストコンピュータへ送信する。
払出制御部120は、CPU121、ROM122、及びRAM123を備えている。CPU121は、ROM122に記憶されたプログラムに基づいて、払出球の払い出しを制御する際の演算処理を行う。RAM123は、CPU121が上記プログラムを実行する際に用いる各種データを一時的に記憶する記憶領域又はデータ処理などの作業領域として使用される。
払出制御部120は、遊技制御部100から送られたコマンドに基づいて、払出球の払い出しを制御する。具体的には、払出制御部120は、遊技球が入賞した場所に応じた所定数の賞球の払い出しを指示するコマンドを遊技制御部100から受信する。そして、払出制御部120は、コマンドによって指定された数だけ賞球を払い出すように払出モータ125を制御する。ここで、払出モータ125は、球タンクから遊技球を送り出す駆動モータである。
払出制御部120には、払出しモータ125の他に、払出検出部126、球あり検出部127、及び満タン検出部128が接続されている。払出検出部126は、払出モータ125により球タンクから皿39へ払い出された賞球の数を検出する。球あり検出部127は、球タンクにおける遊技球の有無を検出する。満タン検出部128は、発射装置へ供給される遊技球や球タンクから払い出された遊技球で皿39が満タンになったことを検出する。払出制御部120は、払出検出部126、球あり検出部127、及び満タン検出部128の検出結果に応じて所定の処理を実行する。
さらに、払出制御部120には、上記ホストコンピュータに対して各種の情報を送信する枠用外部情報端子基板190が接続されている。払出制御部120は、払出モータ125に対して払い出すように指示した賞球数に関する情報、払出球検出部126にて検出された実際に払い出された賞球数に関する情報等を枠用外部情報端子基板190を介してホストコンピュータへ送信する。また、払出制御部120は、遊技制御部100に対しても同様の情報を送信する。
演出制御部130は、CPU131、ROM132、RAM133、及びRTC(リアルタイムクロック)134を備えている。CPU131は、ROM132に記憶されたプログラムに基づいて、演出を制御する際の演算処理を行う。RAM133は、CPU131が上記プログラムを実行する際に用いる各種データを一時的に記憶する記憶領域又はデータ処理などの作業領域として使用される。RTC134は、現時点の日時を計測する。この演出制御部130には、演出ボタン37及び演出キー38が接続されている。
演出制御部130は、遊技制御部100から送られる特別図柄抽選結果等を示すデータに基づいて、演出内容を設定する。その際、演出制御部130は、遊技者によって演出ボタン37又は演出キー38が押下された場合、その操作入力に応じて演出内容を設定する場合もある。また、演出制御部130は、遊技機1に対する遊技が所定期間以上中断された場合、演出の1つとして客待ち用の演出を設定する。さらに、遊技制御部100が特別図柄抽選時の当選確率を変動させたことを示すデータを出力した場合、特別図柄抽選時の特別図柄変動時間を短縮させたことを示すデータを出力した場合、及び普通図柄抽選時の普通図柄変動時間を短縮させたことを示すデータを出力した場合、演出制御部130は、それぞれ出力されたデータが示す内容に対応させて、演出内容を設定する。そして、演出制御部130は、設定した演出内容の実行を指示するコマンドを画像音響制御部140又はランプ制御部150へ送信する。
画像音響制御部140は、CPU141、ROM142、及びRAM143を備えている。CPU141は、ROM142に記憶されたプログラムに基づいて、演出内容を表現する画像を制御する際の演算処理を行う。ROM142には、上記プログラムの他に、画像表示器6において遊技中に表示する図柄画像や背景画像、遊技者に抽選結果を報知するための装飾図柄、遊技者に予告演出を表示するためのキャラクタやアイテム等の画像データが記憶されている。また、ROM142には、画像表示器6に表示される画像と同期させて、又は表示される画像とは独立に、スピーカ35から出力させる楽曲や音声、さらにはジングル等の効果音等の各種音響データが記憶されている。RAM143は、CPU141が上記プログラムを実行する際に用いる各種データを一時的に記憶する記憶領域又はデータ処理などの作業領域として使用される。
画像音響制御部140は、演出制御部130から送られたコマンドに基づいて、画像表示器6に表示する画像及びスピーカ35から出力する音を制御する。具体的には、CPU141は、ROM142に記憶された画像データや音響データの中から、演出制御部130から送られたコマンドに対応したものを選択して読み出す。そして、CPU141は、読み出した画像データを用いて、背景画像表示、図柄画像表示、図柄画像変動、キャラクタ/アイテム表示等のための画像処理を行い、画像処理後の画像データを画像表示器6に表示させる。また、CPU141は、読み出した音響データを用いて音声処理を行い、音声処理後の音響データをスピーカ35から出力させる。
ランプ制御部150は、CPU151、ROM152、及びRAM153を備えている。CPU151は、ROM152に記憶されたプログラムに基づいて、盤ランプ8や枠ランプ36の発光、及び可動役物7の動作を制御する際の演算処理を行う。ROM152には、上記プログラムの他に、演出制御部130にて設定される演出内容に応じた盤ランプ8や枠ランプ36での点灯/点滅パターンデータおよび発光色パターンデータ(発光パターンデータ)が記憶されている。また、ROM152には、可動役物7を回転させる役物モータ71の動作パターンデータが記憶されている。また、ROM152には、後述する第1時間が記憶されている。RAM153は、CPU151が上記プログラムを実行する際に用いる各種データを一時的に記憶する記憶領域又はデータ処理などの作業領域として使用される。
ランプ制御部150は、演出制御部130から送られたコマンドに基づいて、盤ランプ8や枠ランプ36の点灯/点滅や発光色等を制御する。具体的には、ランプ制御部150のCPU151は、ROM152に記憶された発光パターンデータの中から、演出制御部130から送られたコマンドに対応したものを選択して読み出す。そして、CPU151は、読み出した発光パターンデータに基づいて、盤ランプ8や枠ランプ36の発光を制御する。
このランプ制御部150を構成するランプ制御基板15は、信号線86、電源線87、及びグランド線88を介して、回転軸73の各電気伝導層と電気的に接続されている。具体的には、ランプ制御基板15は、信号線86を介して回転軸73の信号層75と電気的に接続され、電源線87を介して回転軸73の電源層77と電気的に接続され、グランド線88を介して回転軸73のグランド層79と電気的に接続されている。グランド線88は、所定のゼロ電位点に接続されている。
ランプ制御部150は、演出制御部130から送られたコマンドに基づいて、可動役物7を回転させる役物モータ71の動作を制御する。具体的には、CPU151は、ROM152に記憶された動作パターンデータの中から、演出制御部130から送られたコマンドに対応したものを選択して読み出す。そして、CPU151は、読み出した動作パターンデータに応じたパルス信号を、信号線96〜99に接続された駆動回路へ出力する。これにより、駆動回路からパルス信号に応じた励磁信号が信号線96〜99を介してモータ本体90へ出力され、これにより、役物モータ71の回転が制御される。
また、ランプ制御部150は、演出制御部130から送られたコマンドに応じた発光動作を役物制御部160に実行させるための制御信号を生成する。そして、ランプ制御部150は、生成した制御信号を役物モータ71の回転軸73の信号層75を介して役物制御部160へシリアル送信(シリアル転送)すると共に、回転軸73の電源層77を介して役物制御部160へLED164用の電源電圧を供給する。
役物制御部160は、CPU161、ROM162、及びRAM163を備えている。CPU161は、ROM162に記憶されたプログラムに基づいて、LEDの点灯/点滅を制御する。ROM162には、演出制御部130にて設定される演出内容に応じたLEDの発光パターンデータが記憶されている。また、ROM162には、後述する第2時間が記憶されている。この第2時間は、第1時間以上の時間である。RAM163は、CPU161が上記プログラムを実行する際に用いる各種データを一時的に記憶する記憶領域又はデータ処理などの作業領域として使用される。
役物制御部160は、ランプ制御部150から送られた制御信号に基づいて、LED164の点灯/点滅や発光色等を制御する。具体的には、役物制御部160のCPU161は、ROM162に記憶された発光パターンデータの中から、ランプ制御部150から送られた制御信号に対応したものを選択して読み出す。そして、CPU161は、読み出した発光パターンデータ、及びランプ制御部150から供給された電源電圧に基づいて各LED164の動作を制御する。
[ランプ制御部150及び役物制御部160の機能構成]
続いて、図10を参照して、ランプ制御部150のCPU151及び役物制御部160のCPU161の機能構成について説明する。ここで、図10は、本実施形態に係る遊技機1の機能構成の一例を示す機能構成図である。ランプ制御部150のCPU151は、機能的に、第1送信部155、第1判定部156、及び第2送信部157を備えている。役物制御部160のCPU161は、機能的に、検出部165、第2判定部166、生成部167、及び受信部168を備えている。
ランプ制御部150のCPU151は、ROM152に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、第1送信部155、第1判定部156、及び第2送信部157として機能する。役物制御部160のCPU161は、ROM162に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、検出部165、第2判定部166、生成部167、及び受信部168として機能する。
ランプ制御部150の第2送信部157(本発明の第2送信手段の一例)は、信号線86及び回転軸73の信号層75を介して役物制御部160を構成する回転基板60へ制御信号(実データ)をシリアル送信する。ここで、制御信号は、役物制御部160に対して各LED164の制御を指示するコマンドである。第1送信部155(本発明の第1送信手段の一例)は、信号線86及び回転軸73の信号層75を介して回転基板60へダミー信号(ダミーデータ)をシリアル送信する。ここで、ダミー信号は、制御信号のダミーである。このため、役物制御部160において、第1送信部155から送信されたダミー信号に基づいてLED164が点灯/点滅されることはない。第1判定部156(本発明の第1判定手段の一例)は、ダミー信号の送信完了から第1時間が経過したか否かを判定する。具体的には、第1判定部156は、第1送信部155によるダミー信号の送信完了時からの経過時間をカウントし、カウントした経過時間がROM152から読み出した第1時間以上になったか否かを判定する。
役物制御部160の検出部165(本発明の検出手段の一例)は、第1送信部155によるダミー信号の送信完了を検出する。第2判定部166(本発明の第2判定手段の一例)は、検出部165によってダミー信号の送信完了が検出されてから第2時間を経過したか否かを判定する。具体的には、第2判定部166は、検出部165によってダミー信号の送信完了が検出された時からの経過時間をカウントし、カウントした経過時間がROM162から読み出した第2時間以上になったか否かを判定する。生成部167(本発明の生成手段の一例)は、第2判定部166によって第2時間が経過したと判定されたことを条件として、役物制御部160の内部クロックの生成を開始する。受信部168(本発明の受信手段の一例)は、生成部167によって生成された内部クロックに同期して、第2送信手段157によって送信された制御信号を受信する。
[ランプ制御部150及び役物制御部160の動作]
以下、図11及び図12を参照して、ランプ制御部150及び役物制御部160で行われる処理の手順について説明する。図11は、本実施形態に係る遊技機1で行われる処理の一例を示すフローチャートである。図12は、ランプ制御部150から役物制御部160へシリアル送信される制御信号、及び役物制御部160の内部クロックを示すタイミングチャートである。なお、図11のフローチャートに基づいて説明するランプ制御部150及び役物制御部160の処理は、ROM152,162に記憶されているプログラムに基づいてCPU151,161が発行する命令に従って行われる。
ランプ制御部150の第1送信部155は、LED164の制御に関するコマンドが演出制御部130から入力されたか否かを判断する(ステップS1)。演出制御部130からのコマンド入力がないと第1送信部155が判断した場合(ステップS1:NO)、待機状態となる。
第1送信部155は、演出制御部130からのコマンド入力があったと判断した場合(ステップS1:YES)、役物制御部160への制御信号の送信に先立って、ダミー信号のシリアル送信を開始する(ステップS2)。具体的には、第1送信部155は、信号線86及び回転軸73の信号層75を介して回転基板60へ送信する信号の信号レベルをLOWからHIGHに変化させる(図12参照)。
ダミー信号の送信が開始されると、第1判定部156は、ダミー信号の送信が完了したか否かを判定する(ステップS3)。具体的には、第1判定部156は、第1送信部155によって送信されている信号の信号レベルがHIGHからLOWへ変化したか否かを判定する。ダミー信号の送信が完了していないと第1判定部156が判定した場合(ステップS3:NO)、すなわち信号レベルがHIGHのままである場合、処理がステップS3へ戻される。第1判定部156は、ダミー信号の送信が完了したと判定した場合(ステップS3:YES)、ダミー信号の送信完了時からの経過時間のカウントを開始する(ステップS4)。言い換えれば、第1判定部156は、第1送信部155から出力される信号の信号レベルがHIGHからLOWへ変化してからの経過時間のカウントを開始する。
第1判定部156は、ROM152から第1時間を読み出し、この経過時間が第1時間以上になったか否かを判定する(ステップS5)。すなわち、第1判定部156は、第1送信部155からLOW信号が送信されている期間が第1時間以上になったか否かを判定する。経過時間が第1時間未満であると第1判定部156が判定した場合(ステップS5:NO)、処理がステップS5へ戻される。
一方、役物制御部160の検出部165は、第1送信部155によるダミー信号の送信が完了したか否かを判定する(ステップS11)。具体的には、検出部165は、回転軸73の信号層75を介して第1送信部155から送信された信号の信号レベルがHIGHからLOWに変化したか否かを判定する。信号レベルがHIGHのままであればダミー信号の送信が完了していないと判定することができ、信号レベルがHIGHからLOWに変化した場合にはダミー信号の送信が完了したと判定することができる。検出部165によってダミー信号の送信完了が検出されていない場合(ステップS11:NO)、待機状態となる。
検出部165によってダミー信号の送信完了が検出された場合(ステップS11:YES)、第2判定部166は、ダミー信号の送信完了時からの経過時間のカウントを開始する(ステップS12)。言い換えれば、第2判定部166は、第1送信部155からの信号の信号レベルがHIGHからLOWに変化したことが検出部165によって検出されてからの経過時間のカウントを開始する。
第2判定部166は、ROM162から第2時間を読み出し、この経過時間が第2時間以上になったか否かを判定する(ステップS13)。すなわち、第2判定部166は、検出部165によってLOW信号が検出されている期間が第2時間以上になったか否かを判定する。経過時間が第2時間未満であると第2判定部166が判定した場合(ステップS13:NO)、処理がステップS13へ戻される。
ランプ制御部150の第2送信部157は、経過時間が第1時間以上であると第1判定部156が判定した場合(ステップS5:YES)、回転基板60への制御信号のシリアル送信を開始する(ステップS6)(図12参照)。その際、第2送信部157は、ダミー信号と同じく、回転軸73の信号層75を介して回転基板60へ制御信号をシリアル送信する。第2送信部157は、演出制御部130からのコマンド入力の有無に基づいて、全ての制御信号の送信が完了したか否かを判定する(ステップS7)。第2送信部157は、制御信号の送信が完了していないと判定した場合には制御信号のシリアル送信を継続する(ステップS7:NO)。そして、制御信号のシリアル送信が完了したと第2送信部157が判定した場合(ステップS7:YES)、ランプ制御部150における一連の処理が終了する。
一方、経過時間が第2時間以上であると第2判定部166が判定した場合(ステップS13:YES)、役物制御部160の生成部167は、役物制御部160の内部クロックの生成を開始する(ステップS14)(図12参照)。そして、受信部168は、この生成部167によって生成された内部クロックに同期して、ランプ制御部150の第2送信部157から信号層75を介してシリアル送信される制御信号を受信する(ステップ:S15)。受信部168は、例えば第2送信部157から送信される信号の信号レベルがLOWのまま所定時間を経過したか否かに基づいて、第2送信部157からの制御信号の有無を判定する(ステップS16)。第2送信部157からの制御信号の送信が完了していないと受信部168が判定した場合(ステップS16:YES)、処理がステップS15へ戻される。そして、制御信号の送信が完了したと受信部168が判定した場合(ステップS16:NO)、役物制御部160における一連の処理が終了する。
[本実施形態の作用効果]
以上説明したように、本実施形態によれば、回転基板60が支持部材59を介して回転軸73に固定されており、回転基板60が回転軸73と一緒に回転する。このため、役物モータ71の駆動力を回転基板60へ伝達するための駆動伝達機構が不要であり、その結果、役物モータ71周辺の構成を容易に小型化することができる。また、ランプ制御部150を構成するランプ制御基板15、及び役物制御部160を構成する回転基板60が、回転軸73の信号層75及び電源層77を介して電気的に接続されている。このため、役物モータ71の回転軸73を制御信号や電源電圧を回転基板60へ伝送するための伝送路として使用することができる。その結果、役物モータ71の駆動に伴って捻れるような配線を回転基板60に引き回す必要がなくなり、役物モータ71の駆動に起因する可動役物7(LED164)の動作不良を確実に防止することができる。
ところで、信号層75を電源層77に対して回転軸73の径方向の外側に配置した場合、制御信号及びダミー信号がモータ本体90内部の磁界の影響を受けて劣化することが考えられる。本実施形態では、信号層75が電源層77に対して回転軸73の径方向の内側に配置されている。このため、モータ本体90内部の磁界の影響によって、信号層75を介して伝送される制御信号やダミー信号が劣化するのを効果的に防止することができる。更に、信号層75及び電源層77がグランド層79で覆われているので、モータ本体90内部の磁界の影響による制御信号やダミー信号の劣化をより効果的に防止することができ、その結果、LED164の誤動作を防止することができる。
また、本実施形態では、モータ本体90の外側まで回転軸73の第2接続部82が延出されている。このため、モータ本体90の外側において各電気伝導層75,77,79と電線86,87,88との電気的接続を行うことができるので、役物モータ71を製造するためにモータ本体90の内部構造を変更する必要がない。したがって、役物モータ71の製造は容易である。
また、本実施形態では、検出部165及び第2判定部166の処理によって、制御信号と同じく信号層75を介して伝送されるダミー信号から、役物制御部160がランプ制御部150と同期をとるための基準点を検出することができるので、ビットずれを生じることなく制御信号を伝送することができる。このため、役物モータ71の回転軸73にクロック信号を伝送するためのクロック信号層を更に追加する必要がなく、回転軸73の構造を極力簡単なものとすることができる。
なお、本実施形態では、本発明の電子部品がLED164である場合について説明したが、本発明の電子部品は、例えばLCD(液晶表示装置)や有機ELディスプレイ等の表示装置であってもよい。
また、本実施形態では、信号層75が電源層77に対して回転軸73の径方向の内側に配置された場合について説明したが、信号層75は、電源層77に対して回転軸73の径方向の外側に配置されてもよい。ただし、この場合、信号層75を介して伝送される制御信号がモータ本体90内部の磁界の影響を受け易くなって劣化することが考えられる。このため、本実施形態で説明したように、信号層75は、電源層77に対して回転軸73の径方向の内側に配置されることが好ましい。
また、回転基板60が接地用の導体パターンを有している場合、その導体パターンと回転軸60のグランド層79とを電気的に接続するようにしてもよい。この場合、例えば回転基板60の内層に電源層77と電気的に接続される導体パターンを形成し、回転基板60の裏面65にグランド層79と電気的に接続される導体パターンを形成するように、回転基板60の構成を変更すればよい。
また、本実施形態では、本発明の複数の電気伝導層が信号層75、電源層77、及びグランド層79を含んでいる場合について説明したが、本発明の複数の電気伝導層は、例えばクロック信号を伝送するためのクロック信号層を更に含んでいてもよい。この場合、ダミー信号の送信が不要となるものの、回転軸73の構造が複雑になって役物モータ71の製造コストが上昇すると考えられる。したがって、本実施形態で説明した方法でシリアル送信を行うことによって、回転軸73にクロック信号層を設けない構成とすることが好ましい。
また、本実施形態で説明した回転軸73を、絶縁層78及びグランド層79を有しない構成としてもよい。ただし、この場合、信号層75を介して伝送される制御信号がモータ本体90内部の磁界の影響を受け易くなるものと考えられる。このため、本実施形態で説明したように、グランド層79を設けることが好ましい。
また、役物モータ71を介した電源供給が不要な場合(例えば可動役物7が電池等の電源を有している場合)、本発明の複数の電気伝導層を信号層75及びグランド層79の2層としてもよい。
また、本実施形態では、本発明のモータが可動役物7を駆動させる役物モータ71に適用された場合について説明したが、本発明のモータは、遊技機が有する他のモータに適用されてもよい。例えば、本発明のモータは、パチスロ機や一部のパチンコ遊技機等に設けられている円筒状のリールを回転させるモータに適用されてもよい。これにより、リール内部又はリールの外周面に配置されたLED等の発光素子を、モータの回転軸を通じて制御することができる。
1 遊技機
7 可動役物
15 ランプ制御基板(本発明の制御基板の一例)
51 軸方向
60 回転基板
66,67 導体パターン
71 役物モータ
73 回転軸
75 信号層
76,78 絶縁層
77 電源層
79 グランド層
81 第1接続部
82 第2接続部
86 信号線(本発明の電線の一例)
87 電源線(本発明の電線の一例)
88 グランド線(本発明の電線の一例)
150 ランプ制御部
155 第1送信部(本発明の第1送信手段の一例)
156 第1判定部(本発明の第1判定手段の一例)
157 第2送信部(本発明の第2送信手段の一例)
160 役物制御部
164 LED(本発明の電子部品の一例、本発明の発光素子の一例)
165 検出部(本発明の検出手段の一例)
166 第2判定部(本発明の第2判定手段の一例)
167 生成部(本発明の生成手段の一例)
168 受信部(本発明の受信手段の一例)
192 スリップリング

Claims (12)

  1. 実装された電子部品を制御する回転基板が回転軸の一端側に固定されたモータであって、
    前記回転軸は、
    絶縁層を挟んで前記回転軸の径方向に積層され、且つ前記回転軸の軸方向に延出された複数の電気伝導層と、
    前記回転軸の一端側に設けられ、前記複数の電気伝導層のうちの少なくとも1つの電気伝導層を前記回転基板に形成された導体パターンと電気的に接続する第1接続部と、
    前記回転軸の他端側に設けられ、前記複数の電気伝導層のそれぞれを対応する電線と電気的に接続する第2接続部とを備える、モータ。
  2. 前記回転基板は、発光素子又は表示装置が実装された、前記発光素子又は前記表示装置を制御するものであり、
    前記複数の電気伝導層は、前記回転基板への制御信号を伝送する信号層と、前記発光素子又は前記表示装置へ電源を供給する電源層とを含む、請求項1に記載のモータ。
  3. 前記信号層は、前記電源層に対して前記回転軸の径方向の内側に配置されている、請求項2に記載のモータ。
  4. 前記複数の電気伝導層は、前記第2接続部に接続された電線の1つを介して接地されるグランド層を更に含み、
    前記グランド層は、前記信号層及び前記電源層に対して前記回転軸の径方向の外側に配置されている、請求項2又は3に記載のモータ。
  5. 前記第1接続部は、前記回転軸の内側の電気伝導層が外側の電気伝導層よりも前記回転軸の一端側に突出した階段状に形成されている、請求項1に記載のモータ。
  6. 前記第2接続部は、前記回転軸の内側の電気伝導層が外側の電気伝導層よりも前記回転軸の他端側に突出した階段状に形成されている、請求項1に記載のモータ。
  7. 前記第2接続部における各電気伝導層は、スリップリングを介して対応する前記電線と電気的に接続される、請求項6に記載のモータ。
  8. 前記第2接続部は、モータ本体の外側まで延出されている、請求項1に記載のモータ。
  9. 発光素子又は表示装置が実装された、前記発光素子又は前記表示装置を制御する回転基板と、回転軸の一端側に前記回転基板が固定されたモータと、前記回転基板へ伝送される制御信号を生成する制御基板とを備える遊技機であって、
    前記回転軸は、
    前記回転軸の軸方向に延出され、前記制御基板から前記回転基板へ前記制御信号を伝送する信号層と、
    前記回転軸の軸方向に延出されると共に絶縁層を挟んで前記信号層と前記回転軸の径方向に積層され、前記発光素子又は前記表示装置へ電源を供給する電源層と、
    前記回転軸の一端側に設けられ、前記信号層及び前記電源層のそれぞれを前記回転基板に形成された対応する導体パターンと電気的に接続する第1接続部と、
    前記回転軸の他端側に設けられ、前記信号層及び前記電源層を前記制御基板及び前記電源の供給元とそれぞれ電線を介して電気的に接続する第2接続部とを備える、遊技機。
  10. 前記制御基板は、
    前記回転基板への制御信号の送信に先立って、当該制御信号のダミーであるダミー信号を前記信号層を介して前記回転基板へ送信する第1送信手段と、
    前記ダミー信号の送信完了から第1時間が経過したか否かを判定する第1判定手段と、
    前記第1判定手段によって前記第1時間が経過したと判定されたことを条件として、前記制御信号を前記信号層を介して前記回転基板へ送信する処理を開始する第2送信手段とを備え、
    前記回転基板は、
    前記第1送信手段による前記ダミー信号の送信完了を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって前記ダミー信号の送信完了が検出されてから前記第1時間以上の第2時間を経過したか否かを判定する第2判定手段と、
    前記第2判定手段によって前記第2時間が経過したと判定されたことを条件として、前記回転基板の内部クロックの生成を開始する生成手段と、
    前記生成手段によって生成された内部クロックに同期して、前記第2送信手段によって送信された前記制御信号を受信する受信手段とを備える、請求項9に記載の遊技機。
  11. 前記信号層は、前記電源層に対して前記回転軸の径方向の内側に配置されている、請求項9又は10に記載の遊技機。
  12. 前記回転軸は、前記第2接続部に接続された電線の1つを介して接地されるグランド層を更に備え、
    前記グランド層は、前記信号層及び前記電源層に対して前記回転軸の径方向の外側に配置されている、請求項9から11のいずれかに記載の遊技機。
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